JP3302478B2 - 作業機 - Google Patents

作業機

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JP3302478B2
JP3302478B2 JP00554194A JP554194A JP3302478B2 JP 3302478 B2 JP3302478 B2 JP 3302478B2 JP 00554194 A JP00554194 A JP 00554194A JP 554194 A JP554194 A JP 554194A JP 3302478 B2 JP3302478 B2 JP 3302478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、田植機等の作
業機に関し、詳しくは、走行機体に駆動機構により駆動
昇降自在に作業装置を連結し、走行機体に搭載されたエ
ンジンの動力が、主クラッチを介して走行用変速装置に
伝えられ、変速後の動力が機体走行装置並びにアクチュ
エータにより入切操作される作業クラッチを介して作業
装置に分岐伝達されるよう構成してある作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記作業機において、従来では、例えば
先に本出願人による特願平5‐194378号において
示されるように、作業クラッチとしての植付クラッチを
アクチュエータの一例である電動モータによって入り切
り操作するよう構成するとともに、変速装置が後進位置
に操作されたことをリミットスイッチにより検出する
と、電動モータを駆動して植付クラッチが切り操作され
た後に、作業装置を強制上昇操作させるよう順次的に制
御するように構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、作業
クラッチの入り切り操作をアクチュエータにより制御す
ることで、作業装置の昇降操作と作業クラッチの入り切
り操作タイミングを合理的に制御し、操作性の向上を図
るとともに、機体後進時に誤って作業装置が畦等に接触
するのを未然に防止するようにしたものである。ところ
が、上記従来構造によるときは、例えば、変速装置を後
進位置に操作した後、直ちに機体の後進走行を開始させ
たような場合において、電動モータによる作業クラッチ
の切り操作が終了した後に作業装置が上昇操作されるか
ら、電動モータによるクラッチ切り操作時間が無駄時間
となって、機体の後進走行が開始された後、作業装置が
上昇するまで少し時間遅れが生じて、作業装置を外物に
接触させるおそれがあり、この点で改善の余地があっ
た。本発明は上記不具合点を解消することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した作業機において、前記走行用変速装置が後
進位置に操作されたことを検出する後進検出手段と、前
記主クラッチの入切操作状態を検出する主クラッチ状態
検出手段とを備え、主クラッチ状態検出手段が主クラッ
チの切り状態を検出している状態で前記後進検出手段が
検出作動すると、前記作業クラッチを切り状態に切り換
えるよう前記アクチュエータを駆動操作すると同時に前
記駆動機構を強制上昇操作させるように制御する制御手
段を備えてある点にある。
【0005】
【作用】変速装置を前進走行状態から後進走行状態に切
り換える際に、主クラッチの切り操作が行われるので、
この主クラッチの切り操作状態を検出して、その後、変
速装置が後進位置に切り換え操作されると、作業クラッ
チの切り操作と作業装置の上昇操作とを同タイミングで
駆動制御するので、その後、主クラッチの入り操作によ
り機体が後進走行を開始しても、そのときには、既に、
作業装置が上昇しているので、外物に接触するおそれが
少ない。尚、このとき、アクチュエータによる作業クラ
ッチの切り操作所要時間が経過する前に作業装置が強制
上昇しても、このとき、主クラッチが切り状態であるか
ら、作業装置に動力が供給されることは無い。
【0006】
【発明の効果】従って、作業クラッチの入り切り操作と
作業装置の昇降操作を、合理的なタイミングで制御が可
能で、操作性の向上を図ることができるとともに、機体
後進時に作業装置が外物に接触するおそれを回避できる
ものでありながら、主クラッチの切り操作に伴う後進位
置への切り換え操作に基づいて、作業クラッチの切り操
作と作業装置の強制上昇操作とを同時に行うことで、ア
クチュエータの作動時間による遅れ時間が生じることな
く、更に、作業能率の向上を図ることができた。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
に示すように、乗用型走行機体1の後部に平行四連リン
ク機構2を介して苗植付装置3〔作業装置の一例〕をリ
フトシリンダ4〔駆動機構の一例〕により駆動昇降自在
に連結して作業機の一例としての乗用型田植機を構成し
てある。
【0008】前記苗植付装置3は、一定ストロークで往
復横移動する苗のせ台5、苗のせ台5の下端部から苗を
一株づつ取り出して植付ける植付機構6、後部支点周り
で上下揺動自在に支持される複数の接地フロート7等を
備えて構成され、植付け作業中においては、接地フロー
ト7の接地圧変動に基づく上下揺動量が設定値に維持さ
れるよう前記リフトシリンダ4の電磁制御弁Vが切り換
え制御され、自動昇降制御が実行されるよう構成してあ
る。
【0009】走行機体1は、機体前部に搭載したエンジ
ン8の動力が主クラッチ9、ベルト式無段変速装置10
及びミッションケース11内のギアシフト式の主変速装
置12〔走行用変速装置の一例〕を介して前後車輪1
3,14〔車体走行装置の一例〕に伝えられ、機体を走
行駆動するよう構成するとともに、変速後の動力が植付
クラッチ15〔作業クラッチの一例〕を介して断続操作
自在に苗植付装置3に伝えられるよう伝動系を構成して
ある。主変速装置12は、主変速レバー16によって植
付作業用前進第1速F1、路上走行用前進第2速F2、
中立位置N、及び後進位置Rの夫々に切り換え操作自在
に構成してある。前記植付クラッチ15は、図1に示す
ように、正逆転電動モータ17によりギア減速式作動部
材18を介して入り切り操作するよう構成するととも
に、電動モータ17はマイクロコンピュータを備えた制
御装置19〔制御手段の一例〕により駆動制御される。
つまり、人為操作される植付入切スイッチ20の入り操
作に基づいて、制御装置19が電動モータ17を駆動し
て、クラッチ入り状態に操作する。そして、作動部材1
8に接当作用する植付オンスイッチ21が検出作動する
と、電動モータ17の駆動を停止させ、クラッチ入り状
態に維持される。又、植付入切スイッチ20の切り操作
により、植付オフスイッチ22が検出作動するまで電動
モータ17を逆転駆動するのである。
【0010】機体操縦部には、揺動操作式の昇降操作ス
イッチ23が備えられ、この昇降操作スイッチ23の操
作に基づいて、苗植付装置3を最大上昇位置まで上昇さ
せる状態と、接地下降させる状態とに切り換え操作でき
るよう構成してある。このように構成することで、枕地
での旋回走行時における苗植付装置3の昇降操作を煩わ
しさなく行えるようにしてある。尚、この昇降操作スイ
ッチ23に基づく上昇操作の際には、予め電動モータ1
7を駆動させて植付クラッチ15を切り操作してからリ
フトシリンダ4を上昇操作させるよう制御装置19によ
って順次制御されるようにして、苗を空中に放り投げる
ことがないようにしてある。
【0011】前記制御装置19は、主クラッチ9が切り
状態になっている状態で主変速装置12が後進位置に操
作されると、植付クラッチ15を切り状態に切り換える
よう電動モータ17を駆動操作すると同時にリフトシリ
ンダ4を強制上昇操作させるように制御するよう構成し
てある。つまり、踏み込み操作することでクラッチ入り
付勢状態の主クラッチ9を切り操作させるクラッチペダ
ル24の近傍にクラッチ切り操作されたことを検出する
クラッチスイッチ25〔クラッチ状態検出手段の一例〕
を設けるとともに、主変速レバー16が後進位置Rに検
出されたことを検出する後進検出スイッチ26〔後進検
出手段の一例〕を設け、クラッチスイッチ25が検出作
動している状態で後進検出スイッチ26が検出作動状態
になれば、制御装置19は苗植付装置3を強制的に最大
上昇位置まで上昇させるよう制御する。苗植付装置3が
最大上昇位置まで上昇したことの検出は、運転座席27
の後部側に配備したリンクスイッチ28にリンク機構2
の途中部が接当作用することで検出されるよう構成して
ある。
【0012】制御装置19は、図2に示すように、クラ
ッチスイッチ25が検出作動して主クラッチ9が切り状
態であることが判断され、主変速レバー16が後進位置
Rに操作されると、電動モータ17に対して植付クラッ
チ15切り側に回動操作させる駆動信号を出力すると同
時に、電磁制御弁Vに対して上昇側操作信号を出力する
〔ステップ1〜3〕。そして、植付オフスイッチ22が
検出作動すると電動モータ17を停止させ、リンクスイ
ッチ28が検出作動すると電磁制御弁Vに対する上昇操
作信号を停止させる〔ステップ4〜7〕。尚、後進検出
スイッチ26がオン状態のままで故障したような場合等
においては、主クラッチ9が入り操作されているのもか
かわらず後進状態であると判断されるから、このような
ときは、植付クラッチ15を予め切り操作した後に、苗
植付装置3を上昇操作させるように順次的に制御するよ
うにして安全対策を採っている〔ステップ8〜14〕。
【0013】植付クラッチ15の操作用アクチュエータ
としては、電動モータに限らず、油圧シリンダを電磁制
御弁により駆動制御してもよい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】田植機の側面図
【符号の説明】
1 走行機体 3 作業装置 4 駆動機構 8 エンジン 12 変速装置 13,14 走行装置 15 作業クラッチ 17 アクチュエータ 19 制御手段 25 主クラッチ状態検出手段 26 後進検出手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)に駆動機構(4)により
    駆動昇降自在に作業装置(3)を連結し、走行機体
    (1)に搭載されたエンジン(8)の動力が、主クラッ
    チ(9)を介して走行用変速装置(12)に伝えられ、
    変速後の動力が機体走行装置(13),(14)並びに
    アクチュエータ(17)により入切操作される作業クラ
    ッチ(15)を介して作業装置(3)に分岐伝達される
    よう構成してある作業機であって、 前記走行用変速装置(12)が後進位置に操作されたこ
    とを検出する後進検出手段(26)と、前記主クラッチ
    (9)の入切操作状態を検出する主クラッチ状態検出手
    段(25)とを備え、 主クラッチ状態検出手段(25)が主クラッチ(9)の
    切り状態を検出している状態で前記後進検出手段(2
    6)が検出作動すると、前記作業クラッチ(15)を切
    り状態に切り換えるよう前記アクチュエータ(17)を
    駆動操作すると同時に前記駆動機構(4)を強制上昇操
    作させるように制御する制御手段(19)を備えてある
    作業機。
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