JP3220224B2 - 対地作業機 - Google Patents

対地作業機

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JP3220224B2
JP3220224B2 JP11449792A JP11449792A JP3220224B2 JP 3220224 B2 JP3220224 B2 JP 3220224B2 JP 11449792 A JP11449792 A JP 11449792A JP 11449792 A JP11449792 A JP 11449792A JP 3220224 B2 JP3220224 B2 JP 3220224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機等の対地作業機
に関し、詳しくは、走行機体に搭載したエンジンと対地
作業装置との動力伝達系に介装した作業クラッチを、ア
クチュエータにより入り切り操作するよう構成するとと
もに、前記対地作業装置を昇降操作させるための昇降用
揺動レバーを備えてある対地作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記したような対地作業機は、圃場での
作業走行中に畦際で旋回して方向転換するような場合、
対地作業装置の駆動をいったん停止させた後、畦等への
衝突を回避するために大きく上昇させて旋回走行して、
機体が次回作業走行態勢に設定されると、作業装置を下
降させて、再度、駆動を開始させるような作業形態を採
ることが多く、このとき、機体の走行速度を減速操作す
る必要もあり、作業が煩わしいものとなるので、例え
ば、他の操作に連動して作業クラッチの入り切りをアク
チュエータにより自動で行わせるようにして、操縦操作
性を向上させるようにしたものであるが、従来では、前
記作業クラッチはアクチュエータによる操作だけで行う
ようにしたものが考えられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記アクチ
ュエータが正常な作動を続行している間は、何ら問題は
生じないけれども、作業中に何らかの要因でアクチュエ
ータが故障してしまい、作業クラッチが切り状態である
ような場合には、その後の作業が行えず、作業を中断し
て他の場所で故障箇所を修理した後、再度、その場所か
ら作業を再開しなければならず、作業能率が低下する弊
害があった。本発明は上記不具合点を解消することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した対地作業機において、前記アクチュエータ
と前記作業クラッチの入切操作具との間の連係機構にお
ける前記アクチュエータ側連結点を、前記揺動レバーの
作業用下降位置への揺動操作に伴って前記作業クラッチ
が入り操作される連係状態で前記揺動レバーに繋ぎ代え
可能に構成してある点にある。
【0005】
【作用】圃場での作業走行中に、作業クラッチがいずれ
かの操作位置のままで何らかの要因でアクチュエータが
故障した場合には、連係機構のアクチュエータ側連結点
を揺動レバーに繋ぎ代えることで、揺動レバーの操作に
伴って作業クラッチを人為的に入り切り操作でき、対地
作業装置を作業用下降位置に設定するための揺動レバー
の操作に基づいて、作業クラッチの入切操作具が機械的
に入り操作位置に操作されることとなり、対地作業装置
を作業可能な状態に設定できる。
【0006】
【発明の効果】従って、圃場での作業中にアクチュエー
タの故障により作業を中断しても、上記したように連係
機構を繋ぎ換えることで、対地作業装置の昇降作動に連
動して作業クラッチを人為的に入り操作することが可能
で、当該圃場での残りの作業面での作業を続行すること
が可能となり、当該圃場での作業終了後にアクチュエー
タの修理作業を行うことができて、作業能率が向上でき
るものとなる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に対地作業機としての乗用型田植機を示している。この
田植機は、乗用型走行機体の後部に平行四連リンク機構
1を介して苗植付装置2〔対地作業装置の1例〕を昇降
自在に連結して構成してある。走行機体は、機体前部に
エンジン3を搭載し、このエンジン3の動力がベルト無
段変速式の副変速装置4を介してミッションケース5に
入力され、ミッションケース5内のギア式主変速装置を
介して前後車輪6,7に伝えられて機体を走行駆動する
よう伝動系を構成するとともに、ミッションケース5の
変速後の動力が伝動軸8及び植付クラッチ9〔作業クラ
ッチの一例〕を介して断続操作自在に苗植付装置2に供
給されるよう構成し、機体を走行させながら苗植付け作
業を行えるよう構成してある。苗植付装置2は、左右一
定ストロークで往復横移動する苗のせ台10、苗のせ台
10の下端部から苗を一株づつ取り出して圃場に植付け
る植付機構11、後支点周りで上下揺動自在に支持され
る複数の接地フロート12等を備えて構成してあり、油
圧シリンダ13により駆動昇降自在に構成してある。そ
して、苗植付装置2が接地下降した状態で植付け作業を
行う場合には、苗植付装置2の対泥面高さを所定レベル
に維持する自動昇降制御手段を備えてある。つまり、図
2に示すように、前記油圧シリンダ13に対する油圧制
御弁Vを電磁駆動式に構成し、この電磁制御弁Vをマイ
クロコンピュータを備えた制御装置14により電気的に
駆動制御するよう構成し、中央の接地フロート12の接
地圧変動に伴う上下揺動量を第1ポテンショメータPM
1により検出して、この検出値が機体操縦部に設けた感
度調節器15による設定値と合致するよう制御装置14
が電磁制御弁Vを自動制御するよう構成してある。又、
路上走行や圃場での枕地旋回等の際に苗植付装置2を、
最大上昇位置と接地下降位置とに亘って、人為昇降操作
可能に構成してある。つまり、機体操縦部の運転座席1
6の横側に揺動操作レバー17を配備し、この揺動揺動
レバー17の操作量を第2ポテンショメータPM2によ
り検出し、前記制御装置14がこの第2ポテンショメー
タPM2の検出値を所定レベル毎にゾーン判別して、上
昇位置、中立位置、下降位置、植付作業位置の各操作状
態に切り換え制御するよう構成し、上昇位置に操作され
ると、油圧シリンダ13を駆動して苗植付装置2を最大
上昇位置まで上昇させ、中立位置に操作されると苗植付
装置2をその位置で保持し、揺動操作レバー17が下降
位置及び植付作業位置のいずれかの操作位置にあると
き、上記したような自動昇降制御作動を実行するよう制
御プログラムが構成されている。又、前記揺動操作レバ
ー17を植付作業位置に設定している状態で、苗植付装
置2を最大上昇位置と接地下降位置とに亘り強制的に昇
降させるための昇降操作スイッチSWを備え、枕地旋回
の際に指操作等の煩わしいさの少ない昇降操作を行える
よう構成してある。前記植付クラッチ9は電動モータ1
8〔アクチュエータの一例〕により入り切り操作するよ
う連係機構19を介して連動連係するよう構成し、この
電動モータ18も制御装置14により駆動制御するよう
構成してある。図3に示すように、電動モータ18は揺
動操作レバー17の下方側箇所に配備してあり、電動モ
ータ18により回転する小径ギア20に咬合う大径ギア
21を形成した揺動部材22に連設した作動アーム23
と、中継揺動アーム24とを連結ロッド25及びストロ
ーク吸収用バネ26を介して連動連結し、中継揺動アー
ム24と植付クラッチ9の入切操作具9aとをリンク2
7を介して連動連係させてある。植付クラッチ9は咬合
式に構成され、図示しないバネによりクラッチ入り側に
バネ付勢してあり、電動モータ18の駆動により操作具
9aを引き操作してクラッチ切り側に操作するよう構成
してある。前記制御装置14は、前記揺動操作レバー1
7が植付作業位置に操作されると、植付クラッチ9を入
り操作させるよう制御し、前記昇降操作スイッチSWに
より苗植付装置2が昇降する場合には、上昇用操作に伴
ってほぼ同時に植付クラッチ9を切り操作し、下降用操
作においては、スイッチ操作され苗植付装置2が接地下
降してから所定時間経過した後、植付クラッチ9が入り
操作されるよう制御タイミングを設定してある。そし
て、圃場での植付け作業中に電動モータ18が故障して
植付クラッチ9の入り切り操作が不能になった場合に
は、図3に仮想線で示すように、前記作動アーム23に
対する連結ロッド25の連結を解除し、揺動操作レバー
17の揺動ボス部に一体揺動自在に形成した作動アーム
28に繋ぎ代え連結する。そして、揺動操作レバー17
を上昇位置あるいは中立位置に操作すると、連結ロッド
25が引き操作され植付クラッチ9が切り操作されると
ともに、植付作業位置に揺動操作すると、連結ロッド2
5の引き操作が解除され植付クラッチ9がバネ付勢力で
入り状態に設定され、人為的に入り切り操作できること
となる。尚、クラッチ切り操作時に、揺動操作レバー1
7はストローク吸収用バネ26により引っ張り力を受け
るが、揺動操作レバー17がガイド板30により係止保
持できるようにしてある。
【0008】〔別実施例〕前記連係機構は、図4に示す
ように、円弧状の連結ロッド31とストローク吸収用バ
ネ26を介して連動連係する構成としてもよい。このよ
うに構成すると、連係機構19の揺動操作レバー17側
への繋ぎ換え時に、揺動操作レバー17のクラッチ切り
操作の際デッドポイント乗り越え作用により位置保持で
きることとなり、レバーの位置保持型のガイド板を設け
る必要が無い。
【0009】又、本発明は田植機に限らず、乗用型耕耘
機等の他の対地作業機にも適用できる。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】制御ブロック図
【図3】植付クラッチ操作系を示す側面図
【図4】別実施例の植付クラッチ操作系を示す側面図
【符号の説明】
2 対地作業装置 3 エンジン 9 作業クラッチ 9a 入切操作具 17 揺動レバー 18 アクチュエータ 19 連係機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に搭載したエンジン(3)と対
    地作業装置(2)との動力伝達系に介装した作業クラッ
    チ(9)を、アクチュエータ(18)により入り切り操
    作するよう構成するとともに、前記対地作業装置(2)
    を昇降操作させるための昇降用揺動レバー(17)を備
    えてある対地作業機であって、前記アクチュエータ(1
    8)と前記作業クラッチ(9)の入切操作具(9a)と
    の間の連係機構(19)における前記アクチュエータ
    (18)側連結点を、前記揺動レバー(17)の作業用
    下降位置への揺動操作に伴って前記作業クラッチ(9)
    が入り操作される連係状態で前記揺動レバー(17)に
    繋ぎ代え可能に構成してある対地作業機。
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