JP2848753B2 - 作業機昇降制御装置 - Google Patents
作業機昇降制御装置Info
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- JP2848753B2 JP2848753B2 JP5004232A JP423293A JP2848753B2 JP 2848753 B2 JP2848753 B2 JP 2848753B2 JP 5004232 A JP5004232 A JP 5004232A JP 423293 A JP423293 A JP 423293A JP 2848753 B2 JP2848753 B2 JP 2848753B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機昇降制御装置に
係り、トラクタにロータリ等の作業機を昇降自在に装着
して耕耘作業等を実施するのに利用される。
係り、トラクタにロータリ等の作業機を昇降自在に装着
して耕耘作業等を実施するのに利用される。
【0002】
【従来の技術】ロータリ等の作業機を昇降させるリフト
アームを有する油圧装置を備えたトラクタ(走行動力
車)において、前記油圧装置を昇降自在に切換える制御
弁を、電気的信号により操作するスイッチを設けたもの
である。例えば、特公平4−74965号公報で開示さ
れているように、作業機を昇降させるリフト機構にリフ
トセンサーを付設し、エンジン始動後リフト機構の上昇
で前記リフトセンサーが検出した上昇限界検出値をマイ
コンに記憶させ、この記憶値をそれに続く作業機上昇の
上限とする技術である。
アームを有する油圧装置を備えたトラクタ(走行動力
車)において、前記油圧装置を昇降自在に切換える制御
弁を、電気的信号により操作するスイッチを設けたもの
である。例えば、特公平4−74965号公報で開示さ
れているように、作業機を昇降させるリフト機構にリフ
トセンサーを付設し、エンジン始動後リフト機構の上昇
で前記リフトセンサーが検出した上昇限界検出値をマイ
コンに記憶させ、この記憶値をそれに続く作業機上昇の
上限とする技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の技術で
は、リフトアームで持上げていた作業機を降下すると
き、PTO系を駆動するか否かについては言及してない
ものであった。また、作業機を降下するとき、該作業機
の作業部が土中に侵入したときPTO系を駆動すると、
その駆動初期の抵抗が過大になるとともに、未作業部が
大きくなるという課題があった。
は、リフトアームで持上げていた作業機を降下すると
き、PTO系を駆動するか否かについては言及してない
ものであった。また、作業機を降下するとき、該作業機
の作業部が土中に侵入したときPTO系を駆動すると、
その駆動初期の抵抗が過大になるとともに、未作業部が
大きくなるという課題があった。
【0004】そこで、本発明は、作業機を降下する過程
でPTO系を駆動するとともに、土中に侵入したときは
目標回転にすることにより、駆動初期の抵抗を抑えかつ
未作業部を少なくしたことを目的とする。
でPTO系を駆動するとともに、土中に侵入したときは
目標回転にすることにより、駆動初期の抵抗を抑えかつ
未作業部を少なくしたことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、人為的なスイ
ッチ13操作の信号で昇降切換される制御弁14を介し
て昇降されるリフトアーム4を有する油圧装置5と、人
為操作でオン・オフされるPTO系クラッチ8に連動す
るPTO軸10とを備えている走行動力車1に、前記P
TO軸10に連動連結されている作業部3Aを有する作
業機3がリンク装着装置2を介して昇降自在に装着され
ているものにおいて、前述の目的を達成するために、次
の技術的手段を講じている。
ッチ13操作の信号で昇降切換される制御弁14を介し
て昇降されるリフトアーム4を有する油圧装置5と、人
為操作でオン・オフされるPTO系クラッチ8に連動す
るPTO軸10とを備えている走行動力車1に、前記P
TO軸10に連動連結されている作業部3Aを有する作
業機3がリンク装着装置2を介して昇降自在に装着され
ているものにおいて、前述の目的を達成するために、次
の技術的手段を講じている。
【0006】すなわち、本発明は、前記リフトアーム
(4)にて持上げている作業機(3)を降下する過程で
前記PTO系クラッチ(8)をオンにするとともに作業
機(3)の作業部(3A)が土中に侵入する前において
該作業部(3A)を回転しているPTO軸(10)を目
標回転にすべく降下速度制御回路(31)を備えている
ことを特徴とするものである。
(4)にて持上げている作業機(3)を降下する過程で
前記PTO系クラッチ(8)をオンにするとともに作業
機(3)の作業部(3A)が土中に侵入する前において
該作業部(3A)を回転しているPTO軸(10)を目
標回転にすべく降下速度制御回路(31)を備えている
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】リフトアーム4でリンク装着装置2を介して作
業機3を降下するとき、PTO系クラッチ8をオンにす
るとともに、作業機3の降下速度を制御してPTO軸1
0を目標回転に回路31にて制御する。
業機3を降下するとき、PTO系クラッチ8をオンにす
るとともに、作業機3の降下速度を制御してPTO軸1
0を目標回転に回路31にて制御する。
【0008】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、図1(B)において、2軸4車輪形のトラクタで
例示する走行動力車1には、3点リンクで例示するリン
ク装着装置2を介してロータリで例示する作業機3が昇
降自在に装着されている。走行動力車1には、左右一対
のリフトアーム4を有する油圧装置5が備えられてい
て、リフトアーム4と左右ロワーリンクとをリフトロッ
ド6で連結することにより、作業機3を昇降可能である
とともに、エンジン7の動力を、PTO系クラッチ8、
PTO系変速機9を介して連動するPTO軸10を備
え、該PTO軸10とPIC軸とをジョイント軸11で
連動連結することで作業機3の作業部(耕耘爪部)3A
が駆動回転可能である。
ると、図1(B)において、2軸4車輪形のトラクタで
例示する走行動力車1には、3点リンクで例示するリン
ク装着装置2を介してロータリで例示する作業機3が昇
降自在に装着されている。走行動力車1には、左右一対
のリフトアーム4を有する油圧装置5が備えられてい
て、リフトアーム4と左右ロワーリンクとをリフトロッ
ド6で連結することにより、作業機3を昇降可能である
とともに、エンジン7の動力を、PTO系クラッチ8、
PTO系変速機9を介して連動するPTO軸10を備
え、該PTO軸10とPIC軸とをジョイント軸11で
連動連結することで作業機3の作業部(耕耘爪部)3A
が駆動回転可能である。
【0009】油圧装置5は図2に示す如く、油圧シリン
ダ5Aにピストン5Bを摺動自在に嵌合し、ピストンロ
ッド5Cと連動アーム4Aを介してリフトアーム4に連
結してある。油圧装置5の制御弁回路12はスイッチ1
3の人為操作による信号で昇降自在に切換えられる電磁
比例形の制御弁14を備え、エンジンにて駆動されるポ
ンプ15からの圧油を、チエック弁16、落下速度調整
弁17等を介して油圧シリンダ5Aに送液可能である。
ダ5Aにピストン5Bを摺動自在に嵌合し、ピストンロ
ッド5Cと連動アーム4Aを介してリフトアーム4に連
結してある。油圧装置5の制御弁回路12はスイッチ1
3の人為操作による信号で昇降自在に切換えられる電磁
比例形の制御弁14を備え、エンジンにて駆動されるポ
ンプ15からの圧油を、チエック弁16、落下速度調整
弁17等を介して油圧シリンダ5Aに送液可能である。
【0010】図2において、18はリリーフ弁、19は
アンロード弁であり、これら弁を含む制御弁回路12は
ポジション制御可能であるとともに、スイッチ13のオ
ン・オフによる電気信号で操作されるとともに、図3で
示す如くリフトアーム上限センサー20、上限設定ダイ
ヤル21等を備え、スイッチ13、ダイヤル21は走行
動力車の操縦ハンドル近傍に備えられている。
アンロード弁であり、これら弁を含む制御弁回路12は
ポジション制御可能であるとともに、スイッチ13のオ
ン・オフによる電気信号で操作されるとともに、図3で
示す如くリフトアーム上限センサー20、上限設定ダイ
ヤル21等を備え、スイッチ13、ダイヤル21は走行
動力車の操縦ハンドル近傍に備えられている。
【0011】PTO系クラッチ8は、スイッチ22の操
作でオン・オフされる電磁制御弁を介して断接される油
圧クラッチであって、その人力側はエンジンに直結さ
れ、出力側はPTO変速装置9に連結され、PTO軸1
0に連動されている。PTO用スイッチを含むPTO制
御は、図1(A)に示す如く制御スタートからPTO用
スイッチ22のオン・オフのうちオンのときは前記油圧
制御弁14と自動制御すべく連動され、これらは図3で
示すマイコンユニット23に記憶させて自動制御する。
作でオン・オフされる電磁制御弁を介して断接される油
圧クラッチであって、その人力側はエンジンに直結さ
れ、出力側はPTO変速装置9に連結され、PTO軸1
0に連動されている。PTO用スイッチを含むPTO制
御は、図1(A)に示す如く制御スタートからPTO用
スイッチ22のオン・オフのうちオンのときは前記油圧
制御弁14と自動制御すべく連動され、これらは図3で
示すマイコンユニット23に記憶させて自動制御する。
【0012】図3で示すマイコンユニット23は油圧−
オートPTO制御部24を備え、該制御部24に、制御
弁用スイッチ13の信号、PTO用スイッチ22の信
号、リフトアーム上限設定ダイヤル21の信号を入力し
て記憶させるとともに、エンジン回転信号25、PTO
変速位置信号26、PTO回転信号27がそれぞれ目標
PTO回転制御部28、PTOつながり状態の算出部2
9に入力され、制御部24に記憶されるようになってい
る。
オートPTO制御部24を備え、該制御部24に、制御
弁用スイッチ13の信号、PTO用スイッチ22の信
号、リフトアーム上限設定ダイヤル21の信号を入力し
て記憶させるとともに、エンジン回転信号25、PTO
変速位置信号26、PTO回転信号27がそれぞれ目標
PTO回転制御部28、PTOつながり状態の算出部2
9に入力され、制御部24に記憶されるようになってい
る。
【0013】油圧−オートPTO制御部24の制御スタ
ートから終了までの各ステップが図1(A)に示されて
おり、以下の如く制御される。図1(A)において、P
TO制御スタートから第1ステップS1ではPTOスイ
ッチ22のオン(自動を含む)とオフを検出し、オフの
ときは、後述するオートPTO制御安全回路30をオフ
にしてPTO系クラッチをオフにして終了する。
ートから終了までの各ステップが図1(A)に示されて
おり、以下の如く制御される。図1(A)において、P
TO制御スタートから第1ステップS1ではPTOスイ
ッチ22のオン(自動を含む)とオフを検出し、オフの
ときは、後述するオートPTO制御安全回路30をオフ
にしてPTO系クラッチをオフにして終了する。
【0014】一方、PTOスイッチ22がオンのときは
安全回路30がオンかオフを第2ステップS2で検出
し、オンのときはPTOクラッチをオフにして終了し、
オフのときは第3ステップS3でPTOスイッチ22が
オンか自動かを検出する。第3ステップS3でPTOス
イッチ22がオンであればPTOクラッチオンとなり終
了する。
安全回路30がオンかオフを第2ステップS2で検出
し、オンのときはPTOクラッチをオフにして終了し、
オフのときは第3ステップS3でPTOスイッチ22が
オンか自動かを検出する。第3ステップS3でPTOス
イッチ22がオンであればPTOクラッチオンとなり終
了する。
【0015】一方、第3ステップS3で自動(AUT
O)のときは制御弁用スイッチ13がオンかオフを第4
ステップS4で検出する。ここで、第4ステップS4に
おいてオンとは、制御弁14を上昇に切換えたことを意
味し、逆にオフとは制御弁14をリフトアーム上限位置
から降下に切換えたことを意味する。
O)のときは制御弁用スイッチ13がオンかオフを第4
ステップS4で検出する。ここで、第4ステップS4に
おいてオンとは、制御弁14を上昇に切換えたことを意
味し、逆にオフとは制御弁14をリフトアーム上限位置
から降下に切換えたことを意味する。
【0016】第4ステップS4においてオン信号のとき
は、第5ステップS5においてリフトアーム上限条件を
判断検出する。ここで、リフトアーム上限条件は、ダイ
ヤル21で設定した上限位置より例えば10゜程度低い
位置であり、これはリフトアームセンサー20で検出さ
れる。従って、第5ステップS5においてNOの信号の
ときは油圧装置5によるリフト量が不足していることか
らPTOクラッチはオンのままであり、ここに、作業部
3Aは回転を続行し、YESの信号のときは油圧装置5
によるリフト量は十分であり、作業部3Aを非作業姿勢
(図2の高さ3AHの位置)にしたことを意味し、従っ
て、PTOクラッチをオフにすべく制御回路が働く一
方、制御弁14は上昇回路を維持してリフトアーム4を
介して図1(B)の最上昇位置Hまで作業機を持上げ
る。
は、第5ステップS5においてリフトアーム上限条件を
判断検出する。ここで、リフトアーム上限条件は、ダイ
ヤル21で設定した上限位置より例えば10゜程度低い
位置であり、これはリフトアームセンサー20で検出さ
れる。従って、第5ステップS5においてNOの信号の
ときは油圧装置5によるリフト量が不足していることか
らPTOクラッチはオンのままであり、ここに、作業部
3Aは回転を続行し、YESの信号のときは油圧装置5
によるリフト量は十分であり、作業部3Aを非作業姿勢
(図2の高さ3AHの位置)にしたことを意味し、従っ
て、PTOクラッチをオフにすべく制御回路が働く一
方、制御弁14は上昇回路を維持してリフトアーム4を
介して図1(B)の最上昇位置Hまで作業機を持上げ
る。
【0017】第5ステップS5においてYESの信号が
でて所定時間経過をステップS6で判断し、該時間まで
至らない。すなわち、NOのときはPTOクラッチをオ
フにするが、所定時間経過後、例えば30秒以上経過し
たときは、安全回路30が作動するようにされている。
すなわち、第6ステップS6で例えば30秒以上経って
も下げの信号がでない場合、安全のため30秒以後にス
イッチ13を下げにしてもPTOクラッチ8がオンにな
らず、再復帰させるにはPTOスイッチ22を一度オフ
にして再度PTOスイッチ22をオンさせなければPT
O軸10が駆動しない安全回路30が設けられている。
でて所定時間経過をステップS6で判断し、該時間まで
至らない。すなわち、NOのときはPTOクラッチをオ
フにするが、所定時間経過後、例えば30秒以上経過し
たときは、安全回路30が作動するようにされている。
すなわち、第6ステップS6で例えば30秒以上経って
も下げの信号がでない場合、安全のため30秒以後にス
イッチ13を下げにしてもPTOクラッチ8がオンにな
らず、再復帰させるにはPTOスイッチ22を一度オフ
にして再度PTOスイッチ22をオンさせなければPT
O軸10が駆動しない安全回路30が設けられている。
【0018】これにより、例えばロータリ作業が終わっ
て、制御弁用スイッチ13を上げに操作し、その信号で
制御弁14を上げに切換えてロータリ(作業機)を持上
げたときPTO軸10は既述の如く一旦止まるがスイッ
チ13を下げにした場合後述するように再びPTO軸1
0は回転開始する状態にある。この状態を作業者が忘れ
て、例えば作業機3を持上げた状態で道路走行して納屋
に走行動力車1を格納するため作業機3を下げたとき予
期せずに作業部3Aが回転するのを防止できるのであ
る。
て、制御弁用スイッチ13を上げに操作し、その信号で
制御弁14を上げに切換えてロータリ(作業機)を持上
げたときPTO軸10は既述の如く一旦止まるがスイッ
チ13を下げにした場合後述するように再びPTO軸1
0は回転開始する状態にある。この状態を作業者が忘れ
て、例えば作業機3を持上げた状態で道路走行して納屋
に走行動力車1を格納するため作業機3を下げたとき予
期せずに作業部3Aが回転するのを防止できるのであ
る。
【0019】次に、第4ステップS4でオフ、すなわ
ち、作業機3を所定の位置に持上げた状態から作業開始
のためリフトアーム4を降下するときは、制御弁用スイ
ッチ13を下げに操作してその信号で制御弁14を中立
から下げに切換えることにより、作業機3はポジション
位置まで降下する。このとき、第7ステップS7によ
り、リフトアーム上限条件(リフトアーム上限位置から
マイナス10゜、つまり、10゜降下したこと)をリフ
トアームセンサー20で検出し、PTOオンの時PTO
軸が作業機の下降と同時にモジュレートを開始し作業機
3が上限位置の例えばマイナス10゜下でPTO軸10
の目標回転となるようにオートPTO作業機3P落下速
度を制御部31でコントロールするようになっている。
ち、作業機3を所定の位置に持上げた状態から作業開始
のためリフトアーム4を降下するときは、制御弁用スイ
ッチ13を下げに操作してその信号で制御弁14を中立
から下げに切換えることにより、作業機3はポジション
位置まで降下する。このとき、第7ステップS7によ
り、リフトアーム上限条件(リフトアーム上限位置から
マイナス10゜、つまり、10゜降下したこと)をリフ
トアームセンサー20で検出し、PTOオンの時PTO
軸が作業機の下降と同時にモジュレートを開始し作業機
3が上限位置の例えばマイナス10゜下でPTO軸10
の目標回転となるようにオートPTO作業機3P落下速
度を制御部31でコントロールするようになっている。
【0020】具体的には、PTO軸10の回転数が54
0rpm 、又は1000rpm となるように絞り弁17を制
御するのである。なお、制御弁用スイッチ13は作業機
の上げ位置、下げ位置およびニュートラル位置の3位置
に切換可能であり、上げ下げはモーメンタリスイッチと
なる。また、走行動力車1の操縦ハンドル部近くのパネ
ルには、各種モニターが備えられていて、道路走行注意
モニターのなかに、リフトアームの上下モニターが備え
られ、スイッチ13の上げの状態でのみ点滅するように
なっている。
0rpm 、又は1000rpm となるように絞り弁17を制
御するのである。なお、制御弁用スイッチ13は作業機
の上げ位置、下げ位置およびニュートラル位置の3位置
に切換可能であり、上げ下げはモーメンタリスイッチと
なる。また、走行動力車1の操縦ハンドル部近くのパネ
ルには、各種モニターが備えられていて、道路走行注意
モニターのなかに、リフトアームの上下モニターが備え
られ、スイッチ13の上げの状態でのみ点滅するように
なっている。
【0021】この状態でポジションダイヤルをリフトア
ームの指定位置まで上げるとモニターランプは消灯する
ようになっている。このとき、制御弁14の電気信号に
よる制御は解除され、この後、ポジションダイヤルを下
げても上げても電気制御に復帰せず、作業機はポジショ
ンダイヤルで設定した位置にポジション制御される。更
に、PTOモニターはPTO回転中でも制御弁用スイッ
チ13の上げ信号で一時停止中でも点灯しスイッチ13
の解除あるいはPTO用スイッチ22のオフにより消灯
するようにして、道路走行モニターのなかに備えられて
いる。
ームの指定位置まで上げるとモニターランプは消灯する
ようになっている。このとき、制御弁14の電気信号に
よる制御は解除され、この後、ポジションダイヤルを下
げても上げても電気制御に復帰せず、作業機はポジショ
ンダイヤルで設定した位置にポジション制御される。更
に、PTOモニターはPTO回転中でも制御弁用スイッ
チ13の上げ信号で一時停止中でも点灯しスイッチ13
の解除あるいはPTO用スイッチ22のオフにより消灯
するようにして、道路走行モニターのなかに備えられて
いる。
【0022】更に、作業機の上昇等の調整は、次のよう
にしてなされる。作業機3の上昇指定位置(上限位置)
はリフトアーム上限ダイヤル21で調整される。このダ
イヤル21は油圧操作パネルの中にあるスイッチ13の
オンの状態で動かすと作業機3はその目標位置にポジシ
ョン制御して追随するので、調整可能となる。
にしてなされる。作業機3の上昇指定位置(上限位置)
はリフトアーム上限ダイヤル21で調整される。このダ
イヤル21は油圧操作パネルの中にあるスイッチ13の
オンの状態で動かすと作業機3はその目標位置にポジシ
ョン制御して追随するので、調整可能となる。
【0023】また、ポジションダイヤルの位置よりリフ
トアーム上限ダイヤル21の位置が下がった場合、実際
のリフトアーム4の位置がポジションダイヤルの位置以
下に下がれば、油圧制御弁の自動操作は解除されるが、
それ以前にリフトアーム上限ダイヤルを素早く動かして
実際のリフトアームの位置がポジションダイヤルの位置
より下がらなければ有効である。
トアーム上限ダイヤル21の位置が下がった場合、実際
のリフトアーム4の位置がポジションダイヤルの位置以
下に下がれば、油圧制御弁の自動操作は解除されるが、
それ以前にリフトアーム上限ダイヤルを素早く動かして
実際のリフトアームの位置がポジションダイヤルの位置
より下がらなければ有効である。
【0024】また、エンジンが停止すると、油圧制御弁
の自動操作(スイッチ13による信号による操作)は解
除される。その後、エンジンを始動したときは、リフト
アームがどのような動きをするかについての基本的な考
え方は「上昇するが下降しない」である。従って、スイ
ッチ13が上げの状態で直ちにエンジン停止(電源オ
フ)した場合、PTO用スイッチがオンのままではエン
ジンを始動できないし、エンジンを再始動してスイッチ
13を下げにしても作業機は下がらず、ポジションダイ
ヤルを停止位置まで連れて来ないと動かないようになっ
ている。
の自動操作(スイッチ13による信号による操作)は解
除される。その後、エンジンを始動したときは、リフト
アームがどのような動きをするかについての基本的な考
え方は「上昇するが下降しない」である。従って、スイ
ッチ13が上げの状態で直ちにエンジン停止(電源オ
フ)した場合、PTO用スイッチがオンのままではエン
ジンを始動できないし、エンジンを再始動してスイッチ
13を下げにしても作業機は下がらず、ポジションダイ
ヤルを停止位置まで連れて来ないと動かないようになっ
ている。
【0025】また、スイッチ13が上げの状態でエンジ
ン停止後リフトアーム上限ダイヤルで作業機を下げよう
としても下がらず、下げるためにはエンジン再始動後ポ
ジションダイヤルを連れて来なければならない。なお、
作業機としては、ロータリの他、溝掘機等であってもよ
い。
ン停止後リフトアーム上限ダイヤルで作業機を下げよう
としても下がらず、下げるためにはエンジン再始動後ポ
ジションダイヤルを連れて来なければならない。なお、
作業機としては、ロータリの他、溝掘機等であってもよ
い。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、持上げた作
業機を降下するとき、PTO系クラッチを駆動するとと
もに作業部が土中に侵入する前でPTO軸を目標回転と
すべく降下速度を調節することで、駆動初期の衝撃抵抗
を少なくできるとともに、未作業部を少なくできる。
業機を降下するとき、PTO系クラッチを駆動するとと
もに作業部が土中に侵入する前でPTO軸を目標回転と
すべく降下速度を調節することで、駆動初期の衝撃抵抗
を少なくできるとともに、未作業部を少なくできる。
【図1】(A)は本発明のフローチャートを示し、
(B)は全体の作動側面図である。
(B)は全体の作動側面図である。
【図2】油圧制御系の構成図である。
【図3】油圧制御とPTO制御のブロックダイヤルグラ
ムである。
ムである。
1 走行動力車 2 リンク装着装置 3 作業機 3A 作業部 4 リフトアーム 5 油圧装置 8 PTO系クラッチ 10 PTO軸 13 制御弁用スイッチ 14 制御弁 22 PTO系スイッチ 30 安全回路 31 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−191113(JP,U) 実開 昭62−70710(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01B 63/10 A01B 71/00 - 71/02 B62D 49/00
Claims (1)
- 【請求項1】 人為的なスイッチ(13)操作の信号で
昇降切換される制御弁(14)を介して昇降されるリフ
トアーム(4)を有する油圧装置(5)と、人為操作で
オン・オフされるPTO系クラッチ(8)に連動するP
TO軸(10)とを備えている走行動力車(1)に、前
記PTO軸(10)に連動連結されている作業部(3
A)を有する作業機(3)がリンク装着装置(2)を介
して昇降自在に装着されているものにおいて、 前記リフトアーム(4)にて持上げている作業機(3)
を降下する過程で前記PTO系クラッチ(8)をオンに
するとともに作業機(3)の作業部(3A)が土中に侵
入する前において該作業部(3A)を回転しているPT
O軸(10)を目標回転にすべく降下速度制御回路(3
1)を備えていることを特徴とする作業機昇降制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5004232A JP2848753B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 作業機昇降制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5004232A JP2848753B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 作業機昇降制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06209604A JPH06209604A (ja) | 1994-08-02 |
JP2848753B2 true JP2848753B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=11578824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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