JPH05338474A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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Publication number
JPH05338474A
JPH05338474A JP17753892A JP17753892A JPH05338474A JP H05338474 A JPH05338474 A JP H05338474A JP 17753892 A JP17753892 A JP 17753892A JP 17753892 A JP17753892 A JP 17753892A JP H05338474 A JPH05338474 A JP H05338474A
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JP
Japan
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speed
engine
travel
rotation
predetermined
Prior art date
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Pending
Application number
JP17753892A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamada
田 隆 史 山
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 無段変速機構(43)を作動させる変速アクチュエータ
(61)を設け、該アクチュエータ(61)制御により
走行速度を無段階に変更する移動農機において、エンジ
ン(2)回転の検出及び調節を行う回転センサ(65)
並びにアクセルアクチュエータ(67)を設け、所定の
走行速度になるように前記各アクチュエータ(61)
(67)を作動させて無段変速機構(43)の変速比並
びにエンジン(2)回転を相関的に制御するように構成
したもので、軽負荷走行時にはエンジン(2)を燃料消
費率が低い回転にして経済的に走行させることができる
と共に、高負荷走行時にはエンジン(2)を高出力にし
て所定速度を保って走行させることができ、極めて経済
的で機能的な走行変速制御を容易に得ることができるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪
を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−56760号公報に示
す如く、アクチュエータによって無段変速機構を作動さ
せてベルトの伝達速度を変更すると共に、エンジン回転
数が設定範囲内であるとき、前記アクチュエータ自動制
御によって所定走行速度に保つ技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、エン
ジンのアクセルを全開にしてエンジンを最大出力状態に
して走行変速制御を行っていたから、走行抵抗が小さい
軽負荷時にも高負荷時と同様に高出力となり、エンジン
の燃料消費及び騒音などを容易に低減し得ず、極めて不
経済である等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、無段
変速機構を作動させる変速アクチュエータを設け、該ア
クチュエータ制御により走行速度を無段階に変更する移
動農機において、エンジン回転の検出及び調節を行う回
転センサ並びにアクセルアクチュエータを設け、所定の
走行速度になるように前記各アクチュエータを作動させ
て無段変速機構の変速比並びにエンジン回転を相関的に
制御するように構成したもので、軽負荷走行時にはエン
ジンを燃料消費率が低い回転にして経済的に走行させ得
ると共に、高負荷走行時にはエンジンを高出力にして所
定速度を保って走行させ得、極めて経済的で機能的な走
行変速制御を容易に得られるものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は走行変速制御回路図、図2は乗用田植機の
側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者が
搭乗する走行車であり、エンジン(2)を搭載する車体
フレーム(3)後端をミッションケース(4)に連設さ
せ、前記ミッションケース(4)前方にアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後部両側に伝動ケー
ス(7)を連設し、前記伝動ケース(7)後端部に水田
走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン
(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(1
0)を取付けると共に、ステップ(11)を形成する車
体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)
等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(1
3)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネ
ット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0006】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の植付ア
ームである爪ケース(22)(22)を配設し、その爪
ケース(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支
点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、ト
ップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む三
点リンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持
フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)
を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(2
8)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪
(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に
往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪
(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うよ
うに構成する。
【0007】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は側条施肥機、(3
7)は薬剤散布機である。
【0008】さらに、図4、図5、図6に示す如く、操
向ハンドル(14)のステアリング軸(38)を貫挿さ
せるギヤケース(39)をエンジン(2)の後側に設
け、出入力プーリ(40)(41)及びベルト(42)
を有する無段変速機構(43)を備え、エンジン(2)
の出力軸(44)にギヤケース(39)の入力軸(4
5)を前記無段変速機構(43)を介して連結させると
共に、前記ギヤケース(39)に出力軸(46)を介し
てミッションケース(4)を連結させ、前後走行駆動軸
(47)(48)を介してミッションケース(4)に前
記各ケース(5)(7)を連結させ、植付駆動軸(4
9)を介してミッションケース(4)に植付ケース(2
0)を連結させるもので、主クラッチペダル(32)に
よって断続操作する主クラッチ(50)並びに減速ギヤ
(51)を介して入力プーリ(41)及び入力軸(4
5)及び出力軸(46)を連結させ、無段変速機構(4
3)及びギヤケース(39)を介してエンジン(2)出
力をミッションケース(4)に減速伝達させると共に、
ミッションケース(4)の主変速レバー(29)による
多段変速出力を前後輪(6)(8)及び植付部(15)
に伝達させるように構成している。
【0009】また、テンションローラ(52)と、ロッ
ド(53)によって連結する出入力用カム(54)(5
5)と、各カム(54)(55)に当接させる出入力用
ローラ(56)(57)とを備え、出力用ローラ(5
6)を設ける取付板(58)をエンジン(2)側面に固
定させると共に、入力用ローラ(57)を設ける取付板
(59)を車体フレーム(3)の支持フレーム(60)
に固定させ、変速アクチュエータである変速モータ(6
1)のネジ軸(62)に入力用カム(55)を連結さ
せ、車体フレーム(3)に取付ける前記モータ(61)
の正逆転制御によってロッド(53)を介して出入力用
カム(54)(55)を回転させ、出入力プーリ(4
0)(41)幅を変えてベルト(42)の巻付け径を変
化させ、前記プーリ(40)(41)及びベルト(4
2)の変速比を無段階に変更するように構成している。
【0010】さらに、図1、図7に示す如く、所定走行
速度を設定する副変速レバー(30)の設定速度を検出
する速度ポテンショメータ(63)と、変速モータ(6
1)によって変更する無段変速機構(43)の変速比を
検出する変速ポテンショメータ(64)と、エンジン
(2)の回転数を検出するピックアップなどの回転セン
サ(65)と、エンジン(2)のアクセルレバー(6
6)を操作して回転調節するアクセルアクチュエータで
あるアクセルモータ(67)と、変速後の出力軸(4
6)の回転により速度を検出するピックアップなどの速
度センサ(68)を設けると共に、マイクロコンピュー
タで構成するコントローラ(69)を備え、前記各ポテ
ンショメータ(63)(64)、各モータ(61)(6
7)、各センサ(65)(68)を、前記コントローラ
(69)に接続させる。また、図8に示す如く、エンジ
ン(2)出力と燃料消費率はエンジン(2)の回転数
(N=N1〜N2)によって決定されると共に、図9に
示す如く、走行速度(V)はエンジン回転数(N)と変
速比(T=T1〜T2)を乗算して求められるから、可
能速度は(A)(B)(C)(D)点を結ぶ平面上に存
在し、求める速度(V1)を実現するには(E)(F)
点を結ぶ線上(G)(H)での回転数(N3)(N4)
と変速比(T3)(T4)の組合せがあり、例えば所定
の走行速度(V1)において、燃料消費率が最小のエン
ジン回転数(N4)とこのときの変速比(T4)の選定
によって経済的な作業を行える一方、エンジン(2)出
力が最大のエンジン回転数(N3)とこのときの変速比
(T3)の選定によってエンジン(2)能力を最大にし
た作業を行えるもので、無段変速機構(43)を作動さ
せる変速モータ(61)を設け、該モータ(61)制御
により走行速度を無段階に変更する移動農機において、
エンジン(2)回転の検出及び調節を行う回転センサ
(65)並びにアクセルモータ(67)を設け、所定の
走行速度になるように前記各モータ(61)(67)を
作動させて無段変速機構(43)の変速比並びにエンジ
ン(2)回転を相関的に制御し、軽負荷走行時における
経済的な作業並びに高負荷走行時における高出力作業を
行えるように構成している。
【0011】本実施例は上記の如く構成しており、路上
走行(高速前進)、作業走行である植付走行(低速前
進)、苗継(一時停止)、後進の切換を主変速レバー
(29)操作によって行うと共に、図7に示す如く、植
付部(15)の上昇及び下降(植付クラッチ切)、左右
マーカの作用位置移動並びに植付クラッチ入動作、低速
乃至高速(前進)の無段変速副変速を、副変速レバー
(30)操作によって行う。
【0012】また、図10のフローチャートに示す如
く、副変速レバー(30)操作によって変速ポテンショ
メータ(63)を作動させて設定速度(V1)を入力さ
せることにより、エンジン(2)出力が最大になるエン
ジン回転数(N3)と変速比(T3)になるように前記
各モータ(61)(67)を作動させて調節し、この調
節によってエンジン(2)の回転が低下したとき、変速
比(T)を徐々に下げるように変速モータ(61)を動
作させ、エンジン(2)の回転が低下しなくなって最大
出力回転数(N3)が維持されているとき、アクセルモ
ータ(67)によるエンジン(2)回転数(N)下げ動
作並びに変速モータ(61)による変速比(T)上げ動
作を所定幅だけ行わせ、このときにエンジン(2)の回
転が低下した場合、エンジン(2)回転上げ動作並びに
変速比下げ動作を行わせる一方、エンジン(2)の回転
が低下しないとき、最小の燃料消費率になるエンジン回
転数(N4)になるように、エンジン(2)回転下げ動
作並びに変速比(T)上げ動作を徐々に段階的に行わ
せ、最も経済的なエンジン(2)出力状態で設定速度
(V1)に保って走行させるもので、作業中に走行負荷
が大きくなったとき、エンジン(2)回転低下の検出に
よってエンジン(2)回転上げ動作並びに変速比下げ動
作を行い、設定速度(V1)を保ち乍らエンジン(2)
出力を大きくするものである。
【0013】さらに、図11、図12は他の実施例を示
すもので、変速モータ(61)のネジ軸(62)を連結
させる入力用カム(55)にロッド(70)を介して副
変速レバー(30)を連結させ、変速モータ(61)を
手動操作で正逆転させる増減速スイッチ(71)(7
2)を前記レバー(30)に設けると共に、前記モータ
(61)の高低速限度位置を検出する高低速リミットス
イッチ(73)(74)を設けるもので、各スイッチ
(71)(72)(73)(74)及び増減速回路(7
5)(76)を介して前記モータ(61)にこの電源
(77)を接続させている。そして、各スイッチ(7
1)(72)操作によってモータ(61)を正逆転さ
せ、出入力用カム(54)(55)を作動させて無段変
速機構(43)の変速比を変更すると共に、カム(5
5)の変速動作をロッド(70)によってレバー(3
0)にフィードバックするもので、モータ(61)の変
速位置がレバー(30)位置から明らかになる一方、上
記図1のポテンショメータ(64)及びコントローラ
(69)などが不要になる。
【0014】さらに、図13は上記図11の変形例であ
り、軸(78)を中心に揺動する基板(79)を設け、
基板(79)にロッド(70)を連結させ、基板(7
9)に軸(80)を介して副変速レバー(30)を揺動
自在に取付けると共に、基板(79)に増減速スイッチ
(71)(72)を取付け、バネ(81)によって中立
支持する前記レバー(30)の傾倒により各スイッチ
(71)(72)を択一操作し、図11と同様に変速動
作させるものである。
【0015】さらに、図14は上記図11の変形例であ
り、入力用カム(55)に対してロッド(70)をスラ
イド自在に配設させ、増減速スイッチ(71)(72)
をロッド(70)に設け、副変速レバー(30)操作で
ロッド(70)を押引し、各スイッチ(71)(72)
をカム(55)に当てて択一的にオンにし、図11と同
様に変速動作させるものである。
【0016】さらに、図15は上記図11の変形例であ
り、副変速レバー(30)に対してロッド(70)を長
溝(82)及びピン(83)を介して互にスライド自在
に連結させ、増減速スイッチ(71)(72)をロッド
(70)に設け、レバー(30)の傾倒によりピン(8
3)を各スイッチ(71)(72)に当てて択一的にオ
ンにし、図11と同様に変速動作させるものである。
【0017】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、無段変速機構(43)を作動させる変速アクチュエ
ータ(61)を設け、該アクチュエータ(61)制御に
より走行速度を無段階に変更する移動農機において、エ
ンジン(2)回転の検出及び調節を行う回転センサ(6
5)並びにアクセルアクチュエータ(67)を設け、所
定の走行速度になるように前記各アクチュエータ(6
1)(67)を作動させて無段変速機構(43)の変速
比並びにエンジン(2)回転を相関的に制御するように
構成したもので、軽負荷走行時にはエンジン(2)を燃
料消費率が低い回転にして経済的に走行させることがで
きると共に、高負荷走行時にはエンジン(2)を高出力
にして所定速度を保って走行させることができ、極めて
経済的で機能的な走行変速制御を容易に得ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行変速制御回路図。
【図2】乗用田植機の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】走行駆動部の平面図。
【図5】無段変速機構部の側面図。
【図6】同平面図。
【図7】副変速レバー部の平面図。
【図8】エンジン出力線図。
【図9】走行速度を求める線図。
【図10】図1のフローチャート。
【図11】他の実施例を示す側面図。
【図12】図11の電気回路図。
【図13】図11の変形例を示す側面図。
【図14】図11の変形例を示す側面図。
【図15】図11の変形例を示す側面図。
【符号の説明】
(2) エンジン (43) 無段変速機構 (61) 変速モータ(変速アクチュエータ) (65) 回転センサ (67) アクセルモータ(アクセルアクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:18 8009−3J 59:36 8009−3J 63:06 9138−3J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無段変速機構を作動させる変速アクチュ
    エータを設け、該アクチュエータ制御により走行速度を
    無段階に変更する移動農機において、エンジン回転の検
    出及び調節を行う回転センサ並びにアクセルアクチュエ
    ータを設け、所定の走行速度になるように前記各アクチ
    ュエータを作動させて無段変速機構の変速比並びにエン
    ジン回転を相関的に制御するように構成したことを特徴
    とする移動農機。
JP17753892A 1992-06-10 1992-06-10 移動農機 Pending JPH05338474A (ja)

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