JP3005148B2 - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに対向して伝動ベ
ルトに接触する一対のプーリー部分を近接及び離間自在
に支持した割プーリー構造のベルト式無段変速装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】前述のような割プーリー構造のベルト式
無段変速装置の一例を、図4に示している。この図4の
ベルト式無段変速装置において上手側の伝動軸41に着
目すると、一方のプーリー部分42を伝動軸41に固定
し、他方のプーリー部分43を伝動軸41に沿って移動
自在に外嵌して、一対のプーリー部分42,43に亘り
伝動ベルト44を巻回している。移動側のプーリー部分
43の外側にリング状の押圧部材45をベアリング46
を介して外嵌し、押圧部材45をプーリー部分43側に
押圧する傾斜面47aを持つリング状の変速部材47
を、ベアリング48を介して伝動軸41に外嵌してい
る。
【0003】そして、伝動軸41の軸芯と平行な接触面
を持ち、図4の紙面左右方向に横長に形成される凹部4
9aを一方のケース49に形成して、押圧部材45のピ
ン45aを凹部49aに挿入しており、ピン45aと凹
部49aとの接当により押圧部材45における伝動軸4
1に沿っての移動を許しながら、押圧部材45の回転を
止めるように構成している。これにより、変速部材47
を伝動軸41の軸芯周りに回転操作することによって、
押圧部材45及び移動側のプーリー部分43を、固定側
のプーリー部分42に対して近接及び離間操作すること
により、伝動ベルト44の巻回半径を変更して変速操作
するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す構成では、
操縦者が変速部材47を伝動軸41の軸芯周りに回転操
作した場合の操作力のうち、変速部材47の傾斜面47
aに生じる伝動軸41の軸芯方向の分力のみによって、
押圧部材45及び移動側のプーリー部分43を、固定側
のプーリー部分42側に押し操作している。このように
操縦者による変速部材の操作力の全てが、押圧部材及び
移動側のプーリー部分の固定側のプーリー部分側への押
し操作に使用されるわけではないので、変速部材の回転
操作が重くなっており改善の余地がある。本発明は割プ
ーリー構造のベルト式無段変速装置において、変速部材
の回転操作による変速操作が軽く行えるように構成する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなベルト式無段変速装置において、次のように構成す
ることにある。つまり、互いに対向して伝動ベルトに接
触する一対のプーリー部分を、上手側の伝動軸又は下手
側の伝動軸に取り付けて、前記一対のプーリー部分にお
ける一方を前記伝動軸に固定し、他方を前記伝動軸に沿
って移動自在に構成して、前記上手側の伝動軸及び下手
側の伝動軸に亘り伝動ベルトを巻回し、前記移動側のプ
ーリー部分における固定側のプーリー部分とは反対側の
背面に、ベアリングを介して相対回転自在に押圧部材を
外嵌し、前記移動側のプーリー部分を支承する固定部及
び前記押圧部材のうちの一方にピンを設け、他方に前記
伝動軸の軸芯方向に沿う接当面を設けて、前記ピンと接
当面との接当により前記押圧部材における前記伝動軸の
軸芯に沿っての移動を許しながら、前記押圧部材の回転
を止めるように構成し、前記伝動軸の軸芯周りに回転操
作されることによって、前記押圧部材のピン又は接当面
を固定部の接当面又はピンに押圧しながら、前記押圧部
材を固定側のプーリー部分側に押し操作する傾斜カムを
備えた変速部材を備えて、前記変速部材により移動側の
プーリー部分を固定側のプーリー部分に近接及び離間操
作することによって、前記伝動ベルトの巻回半径を変更
して変速操作するように構成すると共に、前記接当面
を、前記変速部材による前記押圧部材の固定側のプーリ
ー部分側への押し操作に伴って、前記ピンとの接当部分
で、前記押圧部材を固定側のプーリ ー部分側に押し操作
する分力を発生させる開き角を有するように、前記伝動
軸の軸芯に対して傾斜させてある
【0006】
【作用】本発明によると、例えば、図1(イ)(ロ)及
び図2に示すように、押圧部材8にピン8aを設け、固
定部3に接当面3aを設ける構成のものにおいては、変
速部材9を伝動軸1の軸芯周りに回転操作〔図1(ロ)
では変速部材9を紙面上方に向けて回転操作した状態を
例示する〕すると、変速部材9における傾斜カム9aの
作用によって、この傾斜カム9aと直交する方向の操作
力Fがピン8a(ローラー8b)を介して押圧部材
(8)に作用するようになる。しかしながら、この操作
力Fの分力である、伝動軸1の軸芯に沿う方向の分力F
1と、伝動軸1の軸芯と直交する方向の分力F2のう
ち、後者の分力F2は、押圧部材8のピン8aと固定部
3の接当面3aとの接当により押圧部材(8)の回転が
止められることで、変速部材9と押圧部材(8)との間
では機能しないようになる。つまり、変速部材9と押圧
部材(8)との間では分力F1のみが有効となり、この
分力F1によって、押圧部材8が固定側のプーリー部分
5側(紙面右側)に押し操作され、それに伴って、移動
側のプーリー部分6が固定側のプーリー部分5に接近
し、もって、高速側に変速操作されるようになる。
【0007】一方、押圧部材8のピン8aと固定部3の
接当面3aとの間では、分力F2が機能してピン8aを
接当面3aに押圧するようになる。 この点に着目して、
上述のように押圧部材8にピン8aを設け、固定部3に
接当面3aを設ける構成のものにおいては、図1(イ)
に示すように、接当面3aを伝動軸1の軸芯に対して傾
斜させるための開き角Aを、移動側のプーリー部分6側
ほど開くように設定すれば、図1(ロ)に示すように、
分力F2により押圧部材8のピン8aが接当面3aに押
圧されるのに伴って、接当面3aに沿う方向の分力F3
が分力F2から発生するようになる。
【0008】ちなみに、図示は省略するが、例えば押圧
部材8に接当面を設け、固定部3に ピンを設ける構成の
ものにおいては、接当面を伝動軸1の軸芯に対して傾斜
させるための開き角Aを、移動側のプーリー部分6とは
押圧部材8を挟んで反対側に位置する変速部材9側ほど
開くように設定すれば、分力F2により押圧部材8の接
当面がピンに押圧されるのに伴って、接当面3aに沿う
方向の分力F3が分力F2から発生するようになる。
【0009】従って、本発明の構成では、図1(ロ)に
示すように、操作力Fにおける伝動軸1の軸芯に沿う方
向の分力F1と、操作力Fにおける伝動軸1の軸芯と直
交する方向の分力F2からの接当面3aに沿う方向の分
力F3との2つの分力F1,F3によって、押圧部材8
及び移動側のプーリー部分6が固定側のプーリー部分5
側に押し操作されていくのである。
【0010】これに対し〔従来の技術〕に記載の構成で
は、例えば図1(イ)(ロ)において接当面3aが伝動
軸1の軸芯と平行なものとなる。従って、前述のように
操作力Fにおける伝動軸1の軸芯と直交する方向の分力
F2により、押圧部材8が回転させられようとして、押
圧部材8のピン8aが固定部3の接当面3aに押圧され
たとしても、〔従来の技術〕に記載の構成ではピン8a
が接当面3aに直角に押圧されるだけで、接当面3aに
沿って押圧部材8を固定側のプーリー部分5側に押し操
作しようとする分力F3は発生しない。これにより、
〔従来の技術〕に記載の構成では、操作力Fにおける伝
動軸1の軸芯方向の分力F1のみによって、押圧部材8
及び移動側のプーリー部分6が固定側のプーリー部分5
側に押し操作されていくことになる。
【0011】
【発明の効果】以上のように割プーリー式のベルト式無
段変速装置において、接当面に沿って押圧部材を固定側
のプーリー部分側に押し操作しようとする分力が発生す
る分だけ、変速部材の操作力のうち押圧部材及び移動側
のプーリー部分の押し操作に使用される力の比率を高く
することができた。これにより、変速部材の操作力をで
きるだけ無駄なく押圧部材及び移動側のプーリー部分の
押し操作に使用できるようになり、変速部材の回転操作
による変速操作が軽く行えるようになって、ベルト式無
段変速装置の変速操作性を向上させることができた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3は農用のコンバインにおける走行用のベルト
式無段変速装置2、及びミッションケース22付近を示
しており、エンジン(図示せず)の出力プーリー23か
らの動力が伝動ベルト27を介して、ベルト式無段変速
装置2の入力プーリー4(図2参照)に伝達される。そ
して、ベルト式無段変速装置2で変速操作された動力
が、出力軸11(図2参照)からミッションケース22
内のギヤ変速装置(図示せず)に伝達され、変速操作さ
れてクローラ走行装置(図示せず)に伝達される。
【0013】図3に示すように、ベルト式無段変速装置
2のケース3に側面視逆L字状の支持部材20がボルト
連結されており、伝動ベルト27用のテンションプーリ
ー25を支持するテンションアーム26が、支持部材2
0の横軸芯P1周りに揺動自在に支持されて、バネ31
によりテンションアーム26が紙面時計方向に付勢され
ている。ミッショケース22の上部においてベルト式無
段変速装置2が連結されている側とは反対側に、刈取部
(図示せず)への出力プーリー24が配置されており、
刈取部の入力プーリー29と出力プーリー24とに亘っ
て伝動ベルト30が巻回されている。
【0014】次に、ベルト式無段変速装置2について説
明する。図2に示すように、上手側の伝動軸1にエンジ
ンの動力が伝達されてくる入力プーリー4が固定され、
伝動軸1にプーリー部分5が固定されており、この固定
側のプーリー部分5に対向して、プーリー部分6がボー
ル及び溝の構造により一体回転、且つ軸芯方向に移動自
在に伝動軸1に外嵌されている。
【0015】移動側のプーリー部分6のボス部にリング
状の押圧部材8がベアリング7を介して回転自在に外嵌
され、押圧部材8に固定された一対のピン8aにローラ
ー8bが取り付けられている。図2及び図1(イ)に示
すように、ベルト式無段変速装置2のケース3(固定部
に相当)内に、伝動軸1の軸芯方向に沿って互いに対向
する一対の接当面3aを、上下に2組設けている。そし
て、押圧部材8の一対のピン8aを上下の接当面3aの
間に入り込ませており、押圧部材8の伝動軸1の軸芯に
沿っての移動を許しながら、押圧部材8の回転を止める
ように構成している。
【0016】この場合に、図1(イ)に示すように上下
の一対の接当面3aが、移動側のプーリー部分6側(図
2及び図1(イ)の紙面右方)ほど開くように、上下の
2組の接当面3aを伝動軸1の軸芯に対し傾斜させてい
る。図1(イ)に示す接当面3aでは開き角Aを3°〜
5°程度に設定しており、この開き角Aはケース3を鋳
物で製作する場合の型からの通常の抜け勾配よりも、少
し大きい程度である。
【0017】図2に示すように、円筒状の変速部材9が
一対のベアリング10を介して伝動軸1に外嵌されてお
り、図2及び図1(イ)に示すように左右対象な一対の
傾斜面9a(傾斜カムに相当)で構成された凹部が変速
部材9に上下に2組形成されて、押圧部材8の一対のロ
ーラー8bが変速部材9の一対の凹部に入り込んでい
る。出力側である下手側の伝動軸11にプーリー部分1
2が固定され、このプーリー部分12に対向してプーリ
ー部分13が伝動軸11に、一体回転且つ軸芯方向に移
動自在に外嵌されている。移動側のプーリー部分13は
バネ14で固定側のプーリー部分12側に付勢されてお
り、伝動軸11側の負荷が大きくなるのに比例して移動
側のプーリー部分13を固定側のプーリー部分12側に
押すカム機構15が設けられている。そして、伝動軸1
のプーリー部分5,6及び伝動軸11のプーリー部分1
2,13に亘り、伝動ベルト16が巻回されている。
【0018】図2及び図1(イ)に示す状態は、伝動軸
1の移動側のプーリー部分6が固定側のプーリー部分5
から紙面左方に最も離れ、伝動軸11の移動側のプーリ
ー部分13が固定側のプーリー部分12に最も接近した
最低速位置の状態である。そして、この状態から後述す
る変速レバー18及びモータ28により、例えば変速部
材9を図1(イ)の紙面上方(後述の前進側)に回転操
作した場合、変速部材9の傾斜面9aの作用によって、
図1(ロ)に示すように変速部材9の傾斜面9aと直交
する方向の操作力Fが押圧部材8のローラー8bに作用
し、その操作力Fにおける伝動軸1の軸芯に沿う方向の
分力F1によって、押圧部材8が紙面右方に押し操作さ
れ、移動側のプーリー部分6が固定側のプーリー部分5
側に接近していく。これにより、図2に示すプーリー部
分5,6での伝動ベルト16の巻回半径が大きくなって
いき、これに伴って伝動軸11の移動側のプーリー部分
13が、固定側のプーリー部分12から紙面右方に離れ
ていくのであり、ベルト式無段変速装置2が高速側に変
速操作されていく。
【0019】そして、これと同時に図1(ロ)に示すよ
うに、操作力Fにおける伝動軸1の軸芯と直交する方向
の分力F2により、押圧部材8が回転させられようとし
て、押圧部材8のピン8aがケース3の一方の接当面3
aに押圧される。この場合、接当面3aが移動側のプー
リー部分6側(図2及び図1(ロ)の紙面右方)ほど開
くように伝動軸1の軸芯に対し傾斜しているので、前述
の分力F2によって押圧部材8のピン8aが接当面3a
に押圧されると、分力F2から接当面3aに沿った分力
F3が発生する。従って、操作力Fにおける伝動軸1の
軸芯方向の分力F1、並びに、操作力Fにおける伝動軸
1の軸芯と直交する方向の分力F2からの分力F3の2
つの分力F1,F3によって、押圧部材8及び移動側の
プーリー部分6が固定側のプーリー部分5側に押し操作
されていくのである。
【0020】次に、ベルト式無段変速装置2の変速操作
構造について説明する。図2及び図3に示すように、ベ
ルト式無段変速装置2のケース3の外側において変速部
材9のボス部にボス部材17が固定され、ボス部材17
に外嵌されたリング部材32に変速レバー18が支持さ
れており、ボス部材17に扇型ギヤ19が固定されて、
扇型ギヤ19を回転駆動するモータ28が支持部材20
に連結されている。リング部材32のアーム32aのピ
ン32bが、扇型ギヤ19の開孔19aに入り込んでお
り、ゴム状の一対の感圧センサー21がアーム32aの
ピン32bを挟み込むように扇型ギヤ19に固定されて
いる。
【0021】図2及び図3に示す状態は変速レバー18
を中立停止位置に操作している状態であり、ミッション
ケース22内に備えられている前後進切換装置(図示せ
ず)と、変速レバー18とがワイヤ(図示せず)により
機械的に連係されている。これにより、図3の中立停止
位置から変速レバー18を紙面左方に操作して、図2及
び図1(イ)の変速部材9を回転させようとすると、こ
の操作によりアーム32aのピン32bが感圧センサー
21に押圧され感圧センサー21からの信号により、変
速レバー18の操作方向にボス部材17及び扇型ギヤ1
9が回転するようにモータ28が作動して、ベルト式無
段変速装置2が高速側に変速操作され始めるのであり、
これと同時に前後進切換装置が前進側に切換操作されて
機体が前進し始めていく。そして、変速レバー18を所
望の操作位置で止めるとモータ28も停止して、変速レ
バー18及びベルト式無段変速装置2がモータ28によ
りこの操作位置に保持される。
【0022】逆に、図3の中立停止位置から変速レバー
18を紙面右方に操作し始めると、感圧センサー21か
らの信号により変速レバー18の操作方向にボス部材1
7及び扇型ギヤ19が回転するようにモータ28が逆に
作動して、ベルト式無段変速装置2が高速側に変速操作
され始めるのであり、これと同時に前後進切換装置が後
進側に切換操作されて機体が後進し始めていく。
【0023】〔別実施例〕 前述の実施例では接当面3aをケース3に設け、ピン8
aを押圧部材8に設けているが、この関係を逆に設定し
て接当面3aを押圧部材8に設け、ピン8aをケース3
に設けてもよい。このように構成すると押圧部材8の接
当面3aが図1(イ)(ロ)の向きとは逆に、図1
(イ)(ロ)の紙面左方に開いていくように傾斜するこ
とになる。前述の実施例では本発明の構成を上手側の伝
動軸1に設けているが、本発明の構成を下手側の伝動軸
11に設けたり、上手側の伝動軸1及び下手側の伝動軸
11の両方に設けるように構成してもよい。又、変速部
材9の傾斜面9aで押圧部材8のピン8a(ローラー8
b)を押すのではなく、変速部材9の傾斜面9aで押圧
部材8の別の部分を押し操作するように構成してもよ
い。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速部材と押圧部材のローラーとの状態及び押
圧部材のピンとケースの接当面との状態を示す展開説明
【図2】ベルト式無段変速装置の縦断正面図
【図3】ベルト式無段変速装置付近の分解側面図
【図4】従来の構造におけるベルト式無段変速装置の縦
断正面図
【符号の説明】 1,11 伝動軸 3 固定部 3a 接当面 5,6 プーリー部分 7 ベアリング 8 押圧部材 8a ピン 9 変速部材 9a 傾斜カム 16 伝動ベルト 開き角 F3 分力

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して伝動ベルト(16)に接
    触する一対のプーリー部分(5),(6)を、上手側の
    伝動軸(1)又は下手側の伝動軸(11)に取り付け
    て、前記一対のプーリー部分(5),(6)における一
    方を前記伝動軸(1)に固定し、他方を前記伝動軸
    (1)に沿って移動自在に構成して、前記上手側の伝動
    軸(1)及び下手側の伝動軸(11)に亘り伝動ベルト
    (16)を巻回し、 前記移動側のプーリー部分(6)における固定側のプー
    リー部分(5)とは反対側の背面に、ベアリング(7)
    を介して相対回転自在に押圧部材(8)を外嵌し、前記
    移動側のプーリー部分(6)を支承する固定部(3)及
    び前記押圧部材(8)のうちの一方にピン(8a)を設
    け、他方に前記伝動軸(1)の軸芯方向に沿う接当面
    (3a)を設けて、前記ピン(8a)と接当面(3a)
    との接当により前記押圧部材(8)における前記伝動軸
    (1)の軸芯に沿っての移動を許しながら、前記押圧部
    材(8)の回転を止めるように構成し、 前記伝動軸(1)の軸芯周りに回転操作されることによ
    って、前記押圧部材(8)のピン(8a)又は接当面を
    固定部(3)の接当面(3a)又はピンに押圧しなが
    ら、前記押圧部材(8)を固定側のプーリー部分(5)
    側に押し操作する傾斜カム(9a)を備えた変速部材
    (9)を備えて、前記変速部材(9)により移動側のプ
    ーリー部分(6)を固定側のプーリー部分(5)に近接
    及び離間操作することによって、前記伝動ベルト(1
    6)の巻回半径を変更して変速操作するように構成する
    と共に、前記接当面(3a)を、前記変速部材(9)による前記
    押圧部材(8)の固定側のプーリー部分(5)側への押
    し操作に伴って、前記ピン(8a)との接当部分で、前
    記押圧部材(8)を固定側のプーリー部分(5)側に押
    し操作する分力(F3)を発生させる開き角(A)を有
    するように、前記伝動軸(1)の軸芯に対して傾斜させ
    てある ベルト式無段変速装置。
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