JP3131475B2 - プレート部材を管にろう付け固定する方法 - Google Patents

プレート部材を管にろう付け固定する方法

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JP3131475B2
JP3131475B2 JP03310983A JP31098391A JP3131475B2 JP 3131475 B2 JP3131475 B2 JP 3131475B2 JP 03310983 A JP03310983 A JP 03310983A JP 31098391 A JP31098391 A JP 31098391A JP 3131475 B2 JP3131475 B2 JP 3131475B2
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Inventor
秋夫 中野
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マルヤス工業株式会社
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  • Safety Valves (AREA)
  • Valve Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレート部材に設けた
円形孔に管部材を貫通させて同管部材の外周上にプレー
ト部材をろう付け固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば図4に示すように、カ
ップ状に形成した第1及び第2シェル11,12の間に
中央部に弁体13を組み付けたダイヤフラム14を介装
させて第1及び第2シェル11,12内に第1及び第2
室R1,R2を形成するとともに、第1シェル11の側
部および底部に第1室R1にそれぞれ連通する流入管1
5および流出管16を組み付けるとともに、第2室R2
内にスプリング17を設け、弁体13と流出管16の上
部に組み付けた弁座18との弁作用によって第1室R1
内の圧力をほぼ一定に維持するようにした圧力調整弁は
よく知られている。そして、流出管16を第1シェル1
1の底部に固定する場合、図5に示すように、前記底部
に孔を形成するとともに同孔の内周端部をバーリング加
工によって内側に垂直に折り曲げ、同折り曲げ部分11
aを流出管16の径方向に押しつぶして第1シェル11
を流出管16の外周上に仮固定しておき、同折り曲げ部
分11aと流出管16の外周との間をろう付け固着する
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
第1シェル11の底部を流出管16に固定する方法で
は、バーリング加工による折り曲げ部分11aの形成時
に同部分11aの肉厚が薄くなったり、ろう付け前の仮
固定行程によって第1シェル11の折り曲げ部分11a
および流出管16が変形したり、折り曲げ部分11aに
きずがついたりする。そのため、このろう付け接続部分
の気密性が悪くなったり、耐久性が悪化したりする場合
がある。
【0004】上記問題に対処するためになされたもの
で、その目的は簡単な方法で前記気密性および耐久性を
良好にしたプレート部材を管部材にろう付け固定する方
法を提供しようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の特徴は、プレート部材に設けた円形孔に
中空の管部材を貫通させて同管部材の外周上に前記プレ
ート部材をろう付け固定する方法において、前記円形孔
としてその内径を前記管部材の外径より大きく定めた円
形孔を前記プレート部材に形成し、前記管部材の外径と
その内径ほぼ等しくその外径前記円形孔の内径にほ
ぼ等しく形された円筒体からなりその一端部の外周上
に環状の突出部を形成したカラーを前記管部材の外周と
前記円形孔の内周の間に介在させカラーを軸方向に
押しつぶすことによって同カラーの他端部をかしめてプ
レート部材を前記管部材の外周上に仮固定し、その後
前記管部材と前記カラーの間および同カラーと前記プレ
ート部材の間をそれぞれろう付け固着したことにある。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、カラーを軸方向に押しつぶすことによってカラ
ーの他端部をかしめてプレート部材を管部材の外周上に
仮固定し、その後、管部材とカラーとの間およびカラー
とプレート部材との間をろう付け固着するようにしたの
で、管部材およびプレート部材が変形したり、管部材
よびプレート部材にきずがついたり、プレート部材の接
続部分の肉厚が薄くなったりすることがなくなる。その
結果、管部材とプレート部材との接続部分の気密性およ
び耐久性を向上させることができる。また、この場合、
カラー部材はプレスによる一体成形品を用いることがで
きるので、本発明による固定方法は簡単に実施できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1〜3は本発明を上記従来例のように図4に
示す圧力調整弁に適用した例を示している。
【0008】図1に示すように、圧力調整弁の上記第1
シェル11に相当するプレート部材21には円形孔21
aが形成されている。この円形孔21aには、圧力調整
弁の流出管16に相当する管部材22を貫通させる。こ
の場合、円形孔21aの内径は管部材22の外径より余
裕をもって大きく形成されている。
【0009】この状態で、管部材22の外周上と円形孔
21aの内周上との間には、図2に示すようなカラー2
3が挿入される。カラー23は鉄をプレス加工すること
により一体成形して製造されるもので、その内径が管部
22の外径にほぼ等しくかつその外径が円形孔21a
の内径にほぼ等しく円筒状に形成されているとともに、
上端部の外周上に環状の突出部23aが形成されてい
る。
【0010】次に、図3に示すように、一対の型24,
25の間にカラー23部分を挟み込み、図示しないプレ
ス機によりカラー23を軸方向に押しつぶす。その結
果、カラー23の下端部が変形して環状の突出部23b
が形成され、プレート部材21は管部材22の外周上に
仮固定される。この状態でプレス機からプレート部材2
1の組み付けられた管部材22を外し、管部材22とカ
ラー23との間の接触部分Aにろう剤を塗布するととも
に、カラー23とプレート部材21との間の接触部分B
にもろう剤を塗布する。その後、プレート部材21の組
み付けられた管部材22を炉中にて加熱するとともに冷
却してろう付けを完了する。
【0011】このようにして、プレート部材21を管部
22の外周上にろう付け固着することにより、プレー
ト部材21の管部材22との接続部が薄くなったり、プ
レート部材21および管部材22が変形したり、同プレ
ート部材21および管部材22にきずがついたりするこ
とがなくなるので、上記実施例による方法によれば、
部材22とプレート部材21との接続部分の気密性およ
び耐久性を向上させることができる。また、この場合、
カラー23はプレスによる一体成形品を用いることがで
きるので、カラー23も簡単に製造できる。
【0012】なお、上記実施例によれば、プレート部材
21はカップ上に形成した第1シェル11の底部に相当
するものであったが、同プレート部材21は単に環状に
形成した板状のものであってもよい。また、上記実施例
の場合よりもさらに複雑な形状を有する部品の一部であ
ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す方法の前半部分を説
明するための断面図である。
【図2】 図1のカラーの単品斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す方法の後半部分を説
明するための断面図である。
【図4】 本発明の一適用対象例としての圧力調整弁の
断面図である。
【図5】 従来の方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
21…プレート部材、21a…円形孔、22…管部材
23…カラー、23a,23b…突出部、24,25…
型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−108435(JP,A) 特開 昭50−60659(JP,A) 実開 平3−83968(JP,U) 実開 平1−113612(JP,U) 特公 昭52−22747(JP,B2) 実公 昭46−35481(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート部材に設けた円形孔に中空の管
    部材を貫通させて同管部材の外周上に前記プレート部材
    をろう付け固定する方法において、 前記円形孔としてその内径を前記管部材の外径より大き
    定めた円形孔を前記プレート部材に形成し、前記管部材の外径とその 内径ほぼ等しくその外径
    記円形孔の内径にほぼ等しく形された円筒体からなり
    その一端部の外周上に環状の突出部を形成したカラーを
    前記管部材の外周と前記円形孔の内周の間に介在させ カラーを軸方向に押しつぶすことによって同カラーの
    他端部をかしめて前記プレート部材を前記管部材の外周
    上に仮固定し、 その後に前記管部材と前記カラーの間および同カラーと
    前記プレート部材の間をそれぞれろう付け固着したこと
    を特徴とするプレート部材を管部材にろう付け固定する
    方法。
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