JP3128598B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP3128598B2
JP3128598B2 JP04044729A JP4472992A JP3128598B2 JP 3128598 B2 JP3128598 B2 JP 3128598B2 JP 04044729 A JP04044729 A JP 04044729A JP 4472992 A JP4472992 A JP 4472992A JP 3128598 B2 JP3128598 B2 JP 3128598B2
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喜明 青田
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ式の磁気
ディスクドライブ装置,光ディスクドライブ装置又は光
磁気ディスクドライブ装置等のディスクドライブ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカートリッジ式の光ディスクドラ
イブ装置においては、装置内部に外気が流入することを
防止するため密閉構造体を備えたものがあり、密閉構造
体は、シャーシ、又はシャーシ及びシャーシに取付けら
れるフロントパネルなどから構成されている。また、シ
ャーシ内には、レンズ等の光学部品,スピンドルモータ
及びローディング機構等が配置されている。
【0003】密閉構造体は、装置内部への外気の流入を
防止することにより、外気中の塵埃が光学部品やディス
クカートリッジ内の光ディスクに付着することを防止
し、塵埃によって記録再生エラーが発生することを防止
している。
【0004】図16は、ローディング機構の概略を示す分
解斜視図である。
【0005】ローディング機構は、図示を省略したロー
ディングベースに固定されているローディングモータ5
2、矢線A1又はA2方向に移動可能なキャリア53、外
部から挿入されたディスクカートリッジ60を保持するホ
ルダー54,ローディングモータ52の運動をキャリア53に
伝達するギヤ列55等から構成されている。
【0006】ギヤ列55は、ローディングモータ52の駆動
軸52aに軸着されたウォームギヤ55a,ウォームギヤ55a
と噛合っているウォームホイール55b,ウォームホイー
ル55bと同軸に固定されているピニオンギヤ55c及びキャ
リア53の側板53aにビス56によって固定されているラッ
クギヤ55dから構成されている。
【0007】キャリア53の側板53a,53bにはガイド孔53
cが穿設されており、ガイド孔53cにはホルダー54の外側
面に植設されているガイドピン54aが遊嵌している。
【0008】ローディングモータ52の駆動軸52aを矢線
B1方向に回転させることにより、ウォームホイール55
b及びピニオンギヤ55cが矢線C1方向に回転し、ラック
ギヤ55d及びキャリア53を矢線A1方向に移動する。
【0009】ディスクカートリッジ60を保持してアンロ
ーディング位置にあるホルダー54は、キャリア53が矢線
A1方向に移動することにより、移動方向に対して傾斜
した長孔であるガイド孔53cとガイドピン54aとが摺接し
て矢線D1方向に移動させられる。キャリア53が所定の
位置にまで移動したとき、ホルダー54は、カートリッジ
60をローディング状態とするローディング位置に移動す
る。
【0010】ローディングベースには、それぞれ図示を
省略したスピンドルモータ及び光ピックアップ等が配置
されている。
【0011】ローディング状態のディスクカートリッジ
60は、内部の光ディスクがスピンドルモータと連結さ
れ、また光ピックアップによって記録再生可能な状態と
される。
【0012】また、ホルダー54がローディング位置にあ
るとき、ローディングモータ52の駆動軸52aを矢線B2
方向に回転させることにより、ウォームホイール55b及
びピニオンギヤ55cが矢線C2方向に回転し、ラックギ
ヤ55d及びキャリア53が矢線A2方向に移動する。
【0013】キャリア53の矢線A2方向の移動に連動し
て、ホルダー54は、矢線D2方向に移動させられ、キャ
リア53が所定の位置にまで到達したとき、カートリッジ
60をアンローディング状態とするアンローディング位置
に到達する。
【0014】上記の光ディスクドライブ装置において故
障時又は停電時等の場合、ローディング状態にあるカー
トリッジ60を外部に取出すためのマニュアルローディン
グスクリュー51が配置されている。
【0015】マニュアルローディングスクリュー51は、
一方の端部にウォームギヤ55aを軸着する駆動軸52aの他
方の端部に軸着されている。ドライバー等の工具によっ
てマニュアルローディングスクリュー51を矢線B2方向
に回転させることにより、駆動軸52aの一方の端部に軸
着されているウォームギヤ55aを矢線B2方向に回転さ
せ、ホルダー54をアンローディング位置に移動させるこ
とができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の光ディスク
ドライブ装置においては、故障時又は停電時に密閉構造
体内に配置されたマニュアルローディングスクリュー51
を回転させるため、密閉構造体にドライバー等の工具を
挿入するための孔部を形成したり、あるいは密閉構造体
を構成するフロントパネルを取外したりすることによ
り、密閉構造体内にドライバー等の工具を挿入して前記
マニュアルローディングスクリュー51を回転させる。
【0017】しかしながら、密閉構造体に孔部を形成し
たときには、孔部から外気が流入し密閉構造体の気密性
を低下させ、またパネルを密閉構造体から取外すこと
は、取外し作業が煩雑であり、取外し時に多量の外気が
密閉構造体内に流入する。
【0018】本発明の目的は、駆動力伝達部材を操作す
るための孔部を密閉できる密閉構造体を備えたディスク
ドライブ装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、フロントパネルと、着脱自在なディスクカ
ートリッジと、このディスクカートリッジを装置外部に
取出すためのマニュアルローディングスクリューとを備
えたディスクドライブ装置において、前記フロントパネ
ルにマニュアルローディングスクリューを回すための孔
部を設け、フロントパネルに前記孔部を塞ぐシール部材
を取付けたことを特徴とする。
【0020】さらに、前記シール部材を、前記フロント
パネルに固定されるシートから構成したことを特徴とす
る。さらに、前記孔部の内周面に、前記シートを固定す
るための溝を形成したことを特徴とする。また、前記シ
ール部材を、シートと、このシートが張設され、かつ前
記孔部に固定されるフレームとから構成したことを特徴
とする。さらに、前記フレームの外周面に嵌合突起を形
成し、かつ前記孔部に前記嵌合突起が嵌合して固定され
る嵌合溝を形成したことを特徴とする。
【0021】さらに、前記シートを、前記フロントパネ
ルの外観色と同色に構成したことを特徴とする。
【0022】また、防塵のための密閉構造体と、着脱自
在なディスクカートリッジと、このディスクカートリッ
ジを外部に取出すためのマニュアルローディングスクリ
ューとを備えたディスクドライブ装置において、前記密
閉構造体に前記マニュアルローディングスクリューを回
すための孔部を設け、密閉構造体に前記孔部を塞ぐシー
ル部材を取付けたことを特徴とする。
【0023】さらに、前記シール部材を、外力によって
弾性変形させた状態で前記マニュアルローディングスク
リューを操作可能な弾性体シートから構成したことを特
徴とする。また前記シール部材を、押圧時に開口し、又
は非押圧時に閉鎖するスリットを備えた弾性体シートか
ら構成したことを特徴とする。また前記シール部材を、
前記密閉構造体に一部が固定され、しかも押圧時に弾性
変形によって前記孔部を開放し、又は非押圧時に密閉構
造体に弾接して孔部を塞ぐ弾性体シートから構成したこ
とを特徴とする。また前記シール部材を、前記孔部に対
して着脱自在な蓋から構成したことを特徴とする。
【0024】
【作用】上記の手段によれば、フロントパネルに形成さ
れたマニュアルローディングスクリューを回すための孔
部と、フロントパネルに取付けられたシール部材とによ
って、フロントパネルの孔部から外気が装置内部に流入
することを防止できる。
【0025】さらに、前記シール部材を、前記フロント
パネルに固定されるシートから構成したことにより、シ
ートによって孔部を塞ぐことができる。さらに前記孔部
の内周面に、溝を形成したことにより、前記シートを孔
部に確実に固定できる。また、前記シール部材を、シー
トと、このシートが張設され、かつ前記孔部に固定され
るフレームとから構成したことにより、シート及びフレ
ームによって孔部を塞ぐことができる。さらに前記フレ
ームの外周面に嵌合突起を形成し、かつ前記孔部に前記
嵌合突起が嵌合して固定される嵌合溝を形成したことに
より、嵌合状態でフレームを孔部に固定できる。
【0026】さらに、前記の各シートを、前記フロント
パネルの外観色と同色に構成したことにより、前記孔部
を目立たなくすることができる。
【0027】また、密閉構造体において設けたマニュア
ルローディングスクリューを回すための孔部と、密閉構
造体に取付られたシール部材とによって、密閉構造体の
孔部から外気が流入することを防止できる。
【0028】さらに、前記シール部材を、外力によって
変形させた状態で前記マニュアルローディングスクリュ
ーを操作可能な弾性体シートから構成したことにより、
前記孔部を常に塞ぐことができる。また、前記シール部
材を、押圧時に開口し、又は非押圧時に閉鎖するスリッ
トを備えた弾性体シートから構成したことにより、前記
マニュアルローディングスクリューに対する操作時にだ
けスリットを開口させることができる。また、前記シー
ル部材を、前記密閉構造体に一部が固定され、しかも押
圧時に弾性変形によって前記孔部を開放し、又は非押圧
時に密閉構造体に弾接して孔部を塞ぐ弾性体シートから
構成したことにより、前記マニュアルローディングスク
リューに対する操作時にだけ前記孔部を開放できる。ま
た、前記シール部材を、前記孔部に対して着脱自在な蓋
から構成したことにより、再使用が可能な蓋によって孔
部を塞ぐことができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0030】以下の各図面において図16に基づいて説明
した部材については、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0031】図2は、本発明の一実施例である光ディス
クドライブ装置を示す斜視図である。
【0032】図3は、本実施例における要部の一例を示
す側面断面図である。
【0033】1は前述したローディング機構等を内部に
配置されたシャーシ、2はシャーシ1に取付けられてい
るフロントパネルである。
【0034】シャーシ1には、開口部1a及び孔部1bが
形成されており、フロントパネル2には、開口部1aの
対向位置に開口部2aが、孔部1bの対向位置に孔部2b
がそれぞれ形成されている。
【0035】図3に示すようにフロントパネル2には、
開口部2aを塞ぐための防塵ドア3が配置されており、
防塵ドア3は、ディスクカートリッジ60の挿入排出時に
開放するように構成されている。また、シャーシ1内に
おいて孔部1bに対向する位置に、マニュアルローディ
ングスクリュー51が配置されている。
【0036】ここで、フロントパネル2は、シャーシ1
に取付けられて、シャーシ1と共に装置内部に外気が流
入することを防止するための密閉構造体を構成してい
る。
【0037】フロントパネル2は、背面にシール部材と
して孔部2bを塞ぐためゴムの薄膜から構成されて容易
に破くことが可能なシート11が貼着されている。
【0038】例えば装置の故障時又は停電時には、孔部
2bからドライバー(図示省略)の先端を挿入しシート11
を破き、ドライバーによってマニュアルローディングス
クリュー51を矢線B2方向に回転させることにより、ロ
ーディング位置にあるホルダー54をアンローディング位
置に移動させることができるため、ディスクカートリッ
ジ60を装置外部に取出すことが可能なアンローディング
状態とすることができる。
【0039】図4,図5及び図6は、本実施例における
フロントパネルに固定されたシール部材の他の例を示す
側面断面図である。
【0040】図4に示す例において、フロントパネル2
の孔部2b内には、円周方向に溝2cが形成されている。
さらにシール部材であるシール11は、溝2c内に外周部
が嵌合して接着されて、孔部2bに固定されている。
【0041】シート11の外周部を溝2cに嵌合させ、か
つ接着することにより、フロントパネル2に対してシー
ト11を確実に固定できる。
【0042】図5に示す例において、シール部材はシー
ト11及びフレーム12から構成されており、シート11は、
フレーム12の溝12c内に外周部が嵌合し、かつ接着され
てフレーム12に固定されている。また、フロントパネル
2の孔部2dは、フレーム12の挿入方向に向って孔径が
縮小するようにテーパーをつけられている。フレーム12
は、前面から孔部2dに挿入され、外周縁部が孔部2dの
テーパー面に圧接させられることにより、かしめられた
状態となり孔部2d内に固定される。
【0043】シート11をフロントパネル2の孔部2bに
直接固定することに比べ、孔部2dに固定されたフレー
ム11を交換することは容易であるため、シート11を破い
た場合でも、短時間に、かつ容易にシート11及びフレー
ム12によって孔部2dを密閉することができる。
【0044】図6,図7,図8及び図9に基づいて本実
施例におけるフロントパネルに固定されたシート部材の
他の例を説明する。
【0045】図7は、図6に示したシート及びフレーム
の斜視図である。
【0046】図8は、図6に示したシール部材及びフロ
ントパネルの正面図である。
【0047】図9は、図8に示したフレームの嵌合板と
フロントパネルのガイド溝とを示す断面図である。
【0048】シール部材はシート11及びフレーム12から
構成されており、シート11は、フレーム12によって張設
されており、フレーム12は外周面に2枚の嵌合板12aを
備えている。また、フロントパネル2の孔部2bには、
フロントパネル2の前面において開口し、かつパネル面
の垂直方向及び孔部2bの外周方向に連続するガイド溝
2eが形成されている。
【0049】図9は、図8に示すE−E切断線における
断面図である。
【0050】フレーム12の嵌合板12aには、フレーム12
の回転方向に向って板厚が薄くなるようにスロープ面12
bが形成されている。
【0051】フレーム12は、嵌合板12aをガイド溝2eに
挿入され、さらに矢線F方向に回転されることにより、
スロープ面12bがガイド溝2e内においてエッジ部2fに
圧接してかしめられた状態となり、孔部2bに固定され
る。
【0052】嵌合板12aのスロープ面12bがエッジ部2f
に圧接することにより、嵌合板12aはガイド溝2e内にお
いて掛止された状態となるため、フレーム12を孔部2b
に確実に固定でき、例えば震動や衝撃等によってフレー
ム12の固定が不安定になったり、フレーム12が孔部2b
から脱落したりすることを防止できる。
【0053】また、本実施例におけるフロントパネル2
の孔部2b,2dを塞ぐためのシート11は、フロントパネ
ル2の外観色と同色に着色されている。
【0054】シート11をフロントパネル2の外観色と同
色にすることにより、フロントパネル2の孔部2b,2d
を目立たなくすることができ、装置の美観を損うことを
防止できる。
【0055】また、フロントパネルの孔部2b,2dをシ
ート11、又はシート11及びフレーム12によって塞ぐこと
により、シャーシ1内に外気が流入することを防止でき
るため、外気中の塵埃が装置内の光学部品等に付着し記
録再生エラーを発生させることを防止できる。
【0056】図1は、本実施例における要部の他の例を
示す側面断面図である。
【0057】フロントパネル2の孔部2bには、外蓋14
が嵌脱自在に挿嵌され、さらにシャーシ1の孔部1bに
は、孔部1bを密閉するため内蓋15が嵌脱自在に挿嵌さ
れている。外蓋14及び内蓋15は、弾性を有したゴム等で
形成されており、内蓋15の外周部にはU字型の把持部15
aが設けられている。
【0058】例えば故障時又は停電時にユーザーは、フ
ロントパネル2の孔部2bから外蓋14を取外し、さらに
指等によって把持部15aを把持して引張ることにより、
シャーシ1の孔部1bから内蓋15を取外した後、ドライ
バー等によってマニュアルローディングスクリュー51を
回転させてカートリッジ60をアンローディング状態とす
ることができる。
【0059】マニュアルローディングスクリュー51に対
する操作完了後、内蓋15を孔部1bに挿嵌することによ
り、孔部1bを塞ぐことができ、さらに外蓋14を孔部2b
に挿嵌することにより、孔部2bを塞ぐことができる。
【0060】また、外蓋14及び内蓋15は、繰り返し再使
用が可能であるため、孔部1b,2bを塞ぐため消耗部材
を必要とせずコストを低減できる。
【0061】図11は、本実施例における要部の他の例を
示す側面断面図である。
【0062】シャーシ1の孔部1bの形成面には、孔部
1bを塞ぐため十分な弾性を有したゴム等から形成され
たシート16が貼着されている。
【0063】シート16は十分な弾性を有しているため、
図12に示すようにドライバー30の先端で押圧し弾性変形
させることにより、シート16を介在させた状態でマニュ
アルローディングスクリュー51を矢線B2方向に回転さ
せることができる。
【0064】シート16をシャーシ1に貼着して孔部1b
を塞いだことにより、マニュアルローディングスクリュ
ー51に対する操作時においても孔部1bを塞いでおくこ
とができ、孔部1bから外気が流入することを防止でき
る。また、シート16は長期的に使用することが可能であ
るため、孔部1bを塞ぐためのコストを低減できる。
【0065】図13は、本実施例における要部の他の例を
示す側面断面図である。
【0066】図14は、図13に示したシートの斜視図であ
る。
【0067】シャーシ1における孔部1bの形成面に
は、孔部1bを塞ぐためシート17が貼着されている。
【0068】シート17は、十分な弾性を有したゴム等か
ら形成されており、厚さ方向に貫通する十字型のスリッ
ト17aが形成されている。
【0069】シート17は外力の非印加時にスリット17a
が切断面間で弾接した状態となっており、非通気状態に
閉鎖している。
【0070】図13に示すようにドライバー30の先端で、
シート17のスリット17aを押圧することにより、シート1
7を弾性変形させてスリット17aを開口させることができ
るため、ドライバー30を孔部1bからシャーシ1内に挿
入してマニュアルローディングスクリュー51を回転させ
ることができ、操作完了後にドライバー30を引抜けば、
スリット17aは再び閉鎖して非通気状態となる。
【0071】シート17によってマニュアルローディング
スクリュー51に対する操作時にスリット17aを開口で
き、操作完了後にスリット17aを非通気状態することが
できるため、孔部1bからシャーシ1内に外気が流入す
る時間を短縮でき、さらにシート17は交換する必要がな
いため、孔部1bを密閉するためのコストを低減でき
る。
【0072】図15は、本実施例における要部の他の例を
示す側面断面図である。
【0073】シャーシ1における孔部1bの形成面に
は、シャーシ1内において孔部1bを塞ぐため上端部で
止着されたシート18が配置されている。
【0074】シート18は、十分な弾性を有したゴム等か
ら形成されており、外力の非印加時には曲りのない平板
の状態を維持し、かつ矢線G方向の付勢力によって貼着
面に弾接している。
【0075】図15に示すように、マニュアルローディン
グスクリュー51に対する操作時にはドライバー30の先端
によってシート18を押圧することにより、シート18は、
上端部を支点として湾曲して孔部1bを開放するため、
シャーシ1内にドライバー30を挿入してマニュアルロー
ディングスクリュー51を回転させることができ、また操
作完了後にドライバー30を引抜くことにより、シート18
は平板の状態に復元し、貼着面に弾接して、孔部1bを
塞ぐ。
【0076】シート18によってマニュアルローディング
スクリュー51に対する操作時にシート18を開放でき、操
作完了後にシート18を貼着面に弾接させて孔部1bを塞
ぐことができるため、孔部1bから外気が流入する時間
を短縮でき、さらにシート18は交換する必要がないた
め、孔部1bを塞ぐためのコストを低減できる。
【0077】本実施例におけるシャーシ1の孔部1bを
塞ぐためのシート16,17,18によって、孔部1bからシ
ャーシ1内に外気が流入することを防止できるため、外
気中の塵埃が光学部品等に付着し記録再生エラーを発生
させることを防止できる。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
フロントパネルの孔部と、フロントパネルに取付けられ
たシール部材とによって、フロントパネルの孔部から外
気が装置内部に流入することを防止できるため、外気中
の塵埃によって記録再生エラーが発生することを防止で
きる。
【0079】さらに、前記シール部材を、前記フロント
パネルに固定されるシートから構成したことにより、シ
ートによって孔部を塞ぐことができるため、シール部材
の構成を簡素化でき、さらに前記孔部の内周面に溝を形
成したことにより、前記シートを孔部に確実に固定でき
るため、孔部からの外気の流入を確実に防止でき、また
前記シール部材を、シートと、このシートが張設され、
かつ前記孔部に固定されるフレームとから構成したこと
により、シートを張設したフレームによって孔部を塞ぐ
ことができるため、例えばシート破損後にシートを張設
したフレームを交換することにより、容易に孔部を塞ぐ
ことができ、さらに前記フレームの外周面に嵌合突起を
形成し、かつ前記孔部に前記嵌合突起が嵌合して固定さ
れる嵌合溝を形成したことにより、嵌合状態でフレーム
を孔部に固定できるため、例えば震動や衝撃等によって
フレームが脱落したり、固定状態が不安定になったりす
ることを防止でき、さらに前記の各シートを、前記フロ
ントパネルの外観色と同色に構成したことにより、前記
孔部を目立たなくすることができるため、装置の美観が
損われることを防止できる。
【0080】また、密閉構造体において設けたマニュア
ルローディングスクリューを回すための孔部と、密閉構
造体に取付けられたシート部材とによって、密閉構造体
の孔部から外気が流入することを防止できるため、外気
中の塵埃によって記録再生エラーが発生することを防止
できる。
【0081】さらに、前記シール部材を、外力によって
変形させた状態で前記マニュアルローディングスクリュ
ーを操作可能な弾性体シートから構成したことにより、
前記孔部を常に塞ぐことができるため、マニュアルロー
ディングスクリューに対する操作時にも孔部から外気が
流入することを防止でき、また、前記シール部材を押圧
時に開口し、又は非押圧時に閉鎖するスリットを備えた
弾性体シートから構成したことにより、前記マニュアル
ローディングスクリューに対する操作時にだけスリット
を開口させることができるため、孔部から外気が流入す
る時間を短縮でき、また、前記シール部材を、前記密閉
構造体に一部が固定され、しかも押圧時に前記孔部を開
放し、又は非押圧時に孔部を塞ぐ弾性体シートから構成
したことにより、前記マニュアルローディングスクリュ
ーに対する操作時にだけ孔部を開放させることができる
ため、孔部から外気が流入する時間を短縮でき、また、
前記シール部材を、前記孔部に対して着脱自在な蓋から
構成したことにより、再使用が可能な蓋によって孔部を
塞ぐことができるため、孔部を塞ぐためのコストを低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスクドライブ装
置における要部の一例を示す側面断面図である。
【図2】本実施例を示す斜視図である。
【図3】本実施例における要部の他の例を示す側面断面
図である。
【図4】本実施例におけるフロントパネルに固定された
シール部材の他の例を示す側面断面図である。
【図5】本実施例におけるフロントパネルに固定された
シール部材の他の例を示す側面断面図である。
【図6】本実施例におけるフロントパネルに固定された
シール部材の他の例を示す側面断面図である。
【図7】図6に示したシート及びフレームの斜視図であ
る。
【図8】図6に示したシール部材及びフロントパネルの
正面図である。
【図9】図8に示したフレームの嵌合板とフロントパネ
ルのガイド溝とを示す断面図である。
【図10】図1に示した内蓋の正面図である。
【図11】本実施例における要部の他の例を示す側面断
面図である。
【図12】図11に示した本実施例における要部に対する
操作の説明図である。
【図13】本実施例における要部の他の例を示す側面断
面図である。
【図14】図13に示したシートの斜視図である。
【図15】本実施例における要部の他の例を示す側面断
面図である。
【図16】ローディング機構の概略を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…シャーシ、 2…フロントパネル、 1b,2b,2
d…孔部、 2c…溝、2e…ガイド溝、 12…フレー
ム、 12a…嵌合板、 14…外蓋、 15…内蓋、11,1
6,17,18…シート、 17a…スリット、 51…マニュア
ルローディングスクリュー、 60…ディスクカートリッ
ジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/02 301 G11B 17/04 313 G11B 33/14

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルと、着脱自在なディスク
    カートリッジと、このディスクカートリッジを装置外部
    に取出すためのマニュアルローディングスクリューとを
    備えたディスクドライブ装置において、前記フロントパ
    ネルにマニュアルローディングスクリューを回すための
    孔部を設け、フロントパネルに前記孔部を塞ぐシール部
    材を取付けたことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材を、前記フロントパネル
    に固定されるシートから構成したことを特徴とする請求
    項1のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記孔部の内周面に、前記シートを固定
    するための溝を形成したことを特徴とする請求項2のデ
    ィスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材を、シートと、このシー
    トが張設され、かつ前記孔部に固定されるフレームとか
    ら構成したことを特徴とする請求項1のディスクドライ
    ブ装置。
  5. 【請求項5】 前記フレームの外周面に嵌合突起を形成
    し、かつ前記孔部に前記嵌合突起が嵌合して固定される
    嵌合溝を形成したことを特徴とする請求項4のディスク
    ドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記シートを、前記フロントパネルの外
    観色と同色に構成したことを特徴とする請求項2乃至請
    求項5のいずれかに記載されたディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 防塵のための密閉構造体と、着脱自在な
    ディスクカートリッジと、このディスクカートリッジを
    外部に取出すためのマニュアルローディングスクリュー
    とを備えたディスクドライブ装置において、前記密閉構
    造体に前記マニュアルローディングスクリューを回
    めの孔部を設け、密閉構造体に前記孔部を塞ぐシール部
    材を取付けたことを特徴とするディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 前記シール部材を、外力によって弾性変
    形させた状態で前記マニュアルローディングスクリュー
    を操作可能な弾性体シートから構成したことを特徴とす
    る請求項7のディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】 前記シール部材を、押圧時に開口し、又
    は非押圧時に閉鎖するスリットを備えた弾性体シートか
    ら構成したことを特徴とする請求項7のディスクドライ
    ブ装置。
  10. 【請求項10】 前記シール部材を、前記密閉構造体に
    一部が固定され、しかも押圧時に弾性変形によって前記
    孔部を開放し、又は非押圧時に密閉構造体に弾接して孔
    部を塞ぐ弾性体シートから構成したことを特徴とする請
    求項7のディスクドライブ装置。
  11. 【請求項11】 前記シール部材を、前記孔部に対して
    着脱自在な蓋から構成したことを特徴とする請求項7の
    ディスクドライブ装置。
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