JPH0621093Y2 - デイスクカ−トリツジ - Google Patents

デイスクカ−トリツジ

Info

Publication number
JPH0621093Y2
JPH0621093Y2 JP1986091452U JP9145286U JPH0621093Y2 JP H0621093 Y2 JPH0621093 Y2 JP H0621093Y2 JP 1986091452 U JP1986091452 U JP 1986091452U JP 9145286 U JP9145286 U JP 9145286U JP H0621093 Y2 JPH0621093 Y2 JP H0621093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
magnet
slide shutter
slide
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986091452U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62202670U (ja
Inventor
輝男 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1986091452U priority Critical patent/JPH0621093Y2/ja
Publication of JPS62202670U publication Critical patent/JPS62202670U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621093Y2 publication Critical patent/JPH0621093Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は光学ディスク等の記録、再生ディスクを収納
し、ディスク露出窓部に防塵等の保護用のスライドシャ
ッタを備えたディスクカートリッジに関する。
〔考案の概要〕
本考案は記録、再生ディスクを収納し、ディスク露出窓
部に保護用のスライドシャッタを備えたディスクカート
リッジであって、スライドシャッタは常時窓部に対し、
閉塞方向に偏倚され、マグネットの吸着力により閉塞状
態とする所定位置に案内されるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、ディスク露出窓部に防塵用のスライドシャッタを
備えたディスクカートリッジは第5図及び第6図に示す
ように構成されたものが提案されている(特開昭58-169
379号公報)。
このディスクカートリッジはカートリッジハーフ(1)の
平面部に、ディスク(2)の一部が外部に露出する窓部(3)
を形成すると共に、カートリッジハーフ(1)の一側縁部
に窓部(3)の外端縁部に沿うレール部(4)を形成し、この
レール部(4)に沿って平行移動し窓部(3)を開閉する防塵
シャッタ(5)を備え、この防塵シャッタ(5)の一側部(5a)
とカートリッジハーフ(1)の隅部(1a)との間にトーショ
ンバネ(6)を介装してこのトーションバネ(6)の偏倚力に
より防塵シャッタ(5)を常時窓部(3)に対する閉塞方向に
偏倚させて防塵シャッタ(5)は他側部(5b)がレール部(4)
の端部に対応して突設されたストッパー(7)に突当るこ
とにより窓部(3)に対して閉塞状態に保持されるように
構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように構成される従来のディスクカートリッジにお
いては窓部(3)に対する防塵シャッタ(5)の開閉が円滑に
行われるためには防塵シャッタ(5)を窓部(3)側へ偏倚さ
せるリターンスプリング(6)の力量は防塵シャッタ(5)を
閉じる際は大きく、また開く際は小さいことが望ましい
が、これを一本のリターンスプリング(6)で満足するこ
とは不可能で防塵シャッタ(5)の開放を円滑に行なわせ
るためには閉じる方向の力量を小さく、即ちリターンス
プリング(6)の偏倚力を小さくすることになる。
このようにリターンスプリング(6)の偏倚力を小さくす
ると防塵シャッタ(5)が完全には、閉じられないことに
なり、このため防塵部に機械的ロック機構を備えること
になるが、このロック機構の構造上のクリアランスによ
り、防塵シャッタ(5)の閉塞端部に遊びが生じがたつく
不具合がある。
本考案はかかる点に鑑み、窓部に対してスライドシャッ
タを密閉状態で確実に保持できるようにしたディスクカ
ートリッジを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題を解決するために本考案は、上下ハーフから
なるディスクカートリッジに設けられ、収納ディスクの
一部を露出させるための窓部を開状態にする位置と、閉
状態にする位置とにカートリッジの一端面に平行に摺動
自在に設けられたスライドシャッタと、スライドシャッ
タを窓部に対し、閉塞方向に偏倚させる付勢手段とを有
するディスクカートリッジにおいて、付勢手段は、スラ
イドシャッタの摺動方向と平行な方向に偏倚力を有する
コイルバネから成り、カートリッジハーフとスライドシ
ャッタの何れか一方にマグネットを固定すると共に、他
方に磁性金属体を固定し、スライドシャッタが付勢手段
によって閉塞方向に偏倚状態にある時、マグネットと磁
性金属体との吸着力によって、スライドシャッタが窓を
閉塞状態とする所定位置に案内されるように構成したも
のである。
〔作用〕
本考案はこのように構成することにより、ディスクカー
トリッジは不使用時においてスライドシャッタがばね部
材により偏倚されてディスク露出窓部に対し閉塞状態と
なり、この状態でマグネットとこれと対応する磁性金属
体とが吸着し、スライドシャッタは確実に閉塞した状態
で保持される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図を参照して
説明する。
図において、(11)はディスクカートリッジで上下一対の
カートリッジハーフ(12)と(13)を、ディスク(14)を収納
した状態でネジ止めにより合体して形成される。
この上下のカートリッジハーフ(12),(13)の中央部に
は、前縁部から中心部よりやや後方にかけて窓部(12a),
(13a)が形成されてディスク(14)の一部及び中心部のチ
ャッキング用ハーブ(14a)が露出され、また両カートリ
ッジハーフ(12),(13)の表面側には窓部(12a),(13a)を開
閉するスライドシャッタ(15)の案内面部(12b),(13b)が
窓部(12a),(13a)から一側部にかけて形成されてこの案
内面部(12b),(13b)の内面前縁側に横方向に、スライド
シャッタ(15)をディスクカートリッジ(11)に対して支持
するスライドベース(16)の係合案内部(12c),(13c)が形
成されている。
スライドベース(16)の先端面にはガイドシャフト(17)が
延長突設されて、スライドベース(16)の先端面と対向す
る係合案内部(12c),(13c)の内側端面(12d),(13d)間に跨
って形成された通孔(18)に挿通され、またスライドベー
ス(16)の先端部にはフック(19)が突設されて、このフッ
ク(19)と一方のカートリッジハーフ(13)の一側壁部との
間にばね部材としての引張りコイルスプリング(20)を架
張してスライドベース(16)を常時スライドシャッタ(15)
が窓部(12a),(13a)を閉塞する方向に偏倚させている。
そしてスライドベース(16)の先端面とカートリッジハー
フ(12),(13)の係合案内部(12c),(13c)の内側端面(12d),
(13d)の何れか一方にマグネット(21)を、他方に磁性金
属板(22)を固着し、スライドシャッタ(15)の閉塞時はス
ライドベース(16)がカートリッジハーフ(12),(13)側に
このマグネット(21)と磁性金属板(22)との吸着力により
密着されてこの閉塞状態を保持するように成されてい
る。即ち本例においてはスライドベース(16)の先端面に
プラスチックマグネット(21)を、カートリッジハーフ(1
2),(13)の係合案内部(12c),(13c)の内側端面(12d),(13
d)に磁性金属板(例えばSUS430プレート)(22)を夫
々固着してある。
このスライドベース(16)に対するプラスチックマグネッ
ト(21)の固着は接着剤による接着の他に第4図A,Bに
示す如き嵌合により固着することができる。例えば第4
図Aの場合はスライドベース(16)の先端部に上面から所
要の深さで先端面側に導通する略T字状の係合凹部(23)
を形成し、一方、プラスチックマグネット(21)は、ブロ
ック状に形成され、その後部に、係合凹部(23)と対応す
る平断面略T字状の係合突部(21a)を突設してこの係合
突部(21a)を係合凹部(23)に圧入嵌合することによりプ
ラスチックマグネット(21)をスライドベース(16)に対し
て固着する。また同図Bの場合はスライドベース(16)の
先面略中央部から軸方向に嵌合孔部(24)を形成し、一方
プラスチックマグネット(21)は円盤状に形成され、その
後面側に係合孔部(24)よりやや太径の係合部(21b)を突
設してこの係合部(21b)を係合孔部(24)に圧入嵌合して
プラスチックマグネット(21)をスライドベース(16)に対
して固着する。
なお、プラスチックマグネット(21)の中心部にはガイド
シャット(17)の挿通孔(21c)が突設されている。
このようにスライドシャッタ(15)が固定保持されるスラ
イドベース(16)にプラスチックマグネット(21)を固着す
る手段は各種考えられ、また、プラスチックマグネット
(21)をカートリッジハーフ側に固着する場合も同様に行
えるものである。
また、このプラスチックマグネットは例えばナイロンを
ベーストして希土類磁石鋼粉末を混入して成形されたも
のを用いるが、これに代えて金属マグネット(永久磁
石)を用いることもできる。
以上のように構成することにより、ディスクカートリッ
ジ(11)の不便用時において前述した如く、カートリッジ
ハーフ(12),(13)の窓部(12a),(13a)をスライドシャッタ
(15)により閉塞した状態ではスライドシャッタ(15)を支
持するスライドベース(16)がカートリッジハーフ(12),
(13)に対してマグネット(21)と金属板(22)との吸着によ
り固定状態となってスライドシャッタ(15)はがたつくこ
となく閉塞状態で保持さている。
このディスクカートリッジ(11)を記録再生装置に装填し
てローディング駆動すると、シャッタローディング用ピ
ン(図示せず)がスライドシャッタ(15)を開放方向に押
圧する。この押圧力は前述したマグネット(21)と金属板
(22)との吸着力より充分大きいため、スライドベース(1
6)はカートリッジハーフ(12),(13)に対してマグネット
(21)が金属板(22)から容易に離脱されて引張りコイルス
プリング(20)の偏倚力に抗してスライドシャッタ(15)と
一体に摺動されて窓部(12a),(13a)が開放される。
そしてディスクカートリッジ(11)を記録再生終了後、装
置から取出すとスライドシャッタ(15)は、ローディング
用ピンによる押圧が解除されるためスライドベース(16)
が引張りコイルスプリング(20)の偏倚力により復帰方向
へ摺動されることにより窓部(12a),(13a)を閉塞するこ
とになるが、閉塞位置の近傍においてスライドベース(1
6)はマグネット(21)と金属板(22)による吸引力の作用に
より摺動が付勢されて、係合案内部(12c),(13c)に沿っ
て強制的に案内摺動される状態となり、マグネット(21)
と金属板(22)の吸着より係合案内部(12c),(13c)の内側
端面(12d),(13d)に密着され、スライドシャッタ(15)は
窓部(12a),(13a)を完全に閉塞することになり、この状
態で保持される。
このようにスライドシャッタ(15)のカートリッジハーフ
(12),(13)の窓部(12a),(13a)に対する開放状態から引張
りコイルスプリング(20)の偏倚力による閉塞方向の摺動
及び閉塞保持においてマグネット(21)と金属板(22)との
吸引力と吸着力が軸助手段として作用するのでリターン
スプリングとしての引張りコイルスプリング(20)の終段
での偏倚力が小さい場合でもスライドシャッタ(15)は確
実に閉塞動作されると共に閉塞状態で保持されてディス
クカートリッジ(11)の不使用時におけるディスク(14)の
ほぼ完全な保護が可能となる。
以上の構成においてスライドシャッタ(15)のリターンス
プリングとして引張りコイルスプリング(20)を用いてい
るが、トーションスプリングを用い、これをスライドベ
ース(16)の後端部とカートリッジハーフ(13)の他側壁部
との間に介装し、スライドベース(16)をスライドシャッ
タ(15)の閉塞方向に偏倚させるようにしてもよい。な
お、ディスクカートリッジ(11)の形態、例えばカートリ
ッジハーフ(12),(13)、窓部(12a),(13a)及びスライドシ
ャッタ(15)の形状等は図示のものに限るものではなく、
またディスクカートリッジ(11)の内部には不使用時にお
いて収納ディスク(14)を固定保持する保持機構を配設
し、この保持機構をスライドシャッタ(15)の開放動作に
連動して保持解除動作させるように構成することもでき
る等各部材の構成も実施例のものに限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更できるもの
である。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によればディスクカートリッジの
窓部を開閉するスライドシャッタの閉塞時にマグネット
の吸着力を利用して閉塞状態を保持するように構成した
のでスライドシャッタに閉塞方向の偏倚力を附与するば
ね部材の力量が閉塞終段で小さくなる場合であってもス
ライドシャッタは、マグネットと磁性金属体による吸引
力の作用により摺動が付勢さて強制的に案内摺動されて
窓部を確実に閉塞でき、また、この閉塞状態でもマグネ
ットの吸着力により保持できてディスクカートリッジの
不使用時におけるディスク保存効果が向上され、またこ
のようにマグネットの吸着力はスライドシャッタの閉塞
時のばね偏倚力に対する補助手段として作用するのでば
ね部材の設計が容易となりコスト的にも極めて有利とな
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるディスクカートリッジの一例の分
解斜視図、第2図は同ディスクカートリッジのスライド
シャッタ閉塞状態の斜視図、第3図は同ディスクカート
リッジの要部の斜視図、第4図A及びBははスライドベ
ースに対するマグネットの取付例の説明図、第5図は従
来のディスクカートリッジの平断面図、第6図は同ディ
スクカートリッジのスライドシャッタの開放状態におけ
る要部の平断面図である。 図中(12),(13)はカートリッジハーフ、(12a),(13a)は窓
部、(12c),(13c)は係合案内部、(14)はディスク、(15)
はスライドシャッタ、(16)はスライドベース、(20)はば
ね部材としての引張りコイルスプリング、(21)はマグネ
ット、(22)は磁性金属板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下ハーフからなるディスクカートリッジ
    に設けられ、収納ディスクの一部を露出させるための窓
    部を開状態にする位置と、閉状態にする位置とに上記カ
    ートリッジの一端面に平行に摺動自在に設けられたスラ
    イドシャッタと、 上記スライドシャッタを上記窓部に対し、閉塞方向に偏
    倚させる付勢手段とを有するディスクカートリッジにお
    いて、 上記付勢手段は、上記スライドシャッタの摺動方向と平
    行な方向に偏倚力を有するコイルバネから成り、 上記カートリッジハーフと上記スライドシャッタの何れ
    か一方にマグネットを固定すると共に、他方に磁性金属
    体を固定し、 上記スライドシャッタが上記付勢手段によって、閉塞方
    向に偏倚状態にある時、上記マグネットと磁性金属体と
    の吸着力によって、上記スライドシャッタが上記窓を閉
    塞状態とする所定位置に案内されることを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
JP1986091452U 1986-06-16 1986-06-16 デイスクカ−トリツジ Expired - Lifetime JPH0621093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091452U JPH0621093Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16 デイスクカ−トリツジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986091452U JPH0621093Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16 デイスクカ−トリツジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62202670U JPS62202670U (ja) 1987-12-24
JPH0621093Y2 true JPH0621093Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=30952246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986091452U Expired - Lifetime JPH0621093Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16 デイスクカ−トリツジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621093Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615063A (en) * 1979-07-19 1981-02-13 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPS5660273U (ja) * 1979-10-12 1981-05-22
JPS6067568U (ja) * 1983-10-13 1985-05-14 セイコー精機株式会社 磁気デイスクカ−トリツジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62202670U (ja) 1987-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3755633B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JPS60226062A (ja) カ−トリツジ式磁気デイスク装置における磁気デイスクのクラツチ装置
JPH0621093Y2 (ja) デイスクカ−トリツジ
JPH0735073Y2 (ja) 蓋体のロツク装置
JPH0617230Y2 (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP3338125B2 (ja) マガジン式ディスク装置の扉機構
JPH0447806Y2 (ja)
JPH0645571Y2 (ja) プッシュラッチ
JPH048214Y2 (ja)
JPH0345343Y2 (ja)
JPH0447807Y2 (ja)
JPH06267226A (ja) ディスクカートリッジおよびその組立方法
JPH07296477A (ja) 光ディスク装置のフロントドア構造
JPH0315737Y2 (ja)
JPH0624076Y2 (ja) 開閉蓋のロック装置
JPH04132644U (ja) デイスク装置
JPS6172785U (ja)
JPH04351745A (ja) ディスク装置
JP3154203B2 (ja) テープ駆動装置
JP2518084Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JPS61227259A (ja) 記録又は再生装置
JP2001184763A (ja) テープ駆動装置
JPS62217478A (ja) 円板状情報記録媒体用カセツト
JPH01248376A (ja) ディスクカートリッジ
JPS59198560A (ja) 記録又は再生装置