JPH0624076Y2 - 開閉蓋のロック装置 - Google Patents

開閉蓋のロック装置

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JPH0624076Y2
JPH0624076Y2 JP8792388U JP8792388U JPH0624076Y2 JP H0624076 Y2 JPH0624076 Y2 JP H0624076Y2 JP 8792388 U JP8792388 U JP 8792388U JP 8792388 U JP8792388 U JP 8792388U JP H0624076 Y2 JPH0624076 Y2 JP H0624076Y2
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JP
Japan
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opening
lock
closing lid
lid
push rod
Prior art date
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Application number
JP8792388U
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JPH0212793U (ja
Inventor
睦雄 黒沢
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、開閉蓋のロック装置に関し、特にハウジン
グ本体の開口部前面に設けられた開閉蓋をプッシュ操作
でロックオフするとともに、自動解放動作するようにし
た開閉蓋のロック装置の改良に関する。
《従来の技術》 例えば、カセットデッキなどに見られるオーディオ機器
では、ハウジング本体の前面に開口したカセットテープ
の収納空間の前面を開閉可能な蓋で覆っている。
この形式の開閉蓋のロック装置にあっては、蓋の解放時
に単にロックオフするだけでなく、ロックオフした状態
で自動的に蓋が解放動作する構造とすることが望まし
い。
この種の要求を満足する機構として、例えば実公昭56
−16378号公報に示す扉などの開閉装置がある。
この装置は、マグネットとハートカム等の組み合わせで
あって、ワンプッシュによるロックオン状態ではハート
カムと連繋した可動体とマグネットが平行し、マグネッ
トの吸着力によって扉を吸着し、再度プッシュし、ロッ
クオフ状態としたときには、可動体がマグネットの前面
に突出して吸着を解除し、自動解放する構造となってい
る。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、この構造はハートカムなどの特殊機構と
マグネットとの組み合わせであるため、構造が複雑で、
高価である点と、マグネットの磁力による悪影響がある
点が問題となっていた。
つまり、カセットテープデッキではオーディオテープに
磁気が作用した場合、中味が消去されてしまう場合があ
る。また、カセットテープデッキに限らず、光磁気ディ
スク装置、カード読取装置等、磁気的な影響を極力避け
たい機器にはこの種のマグネットを用いたロック装置を
使うことは出来なかった。
さらに、蓋の解放時に蓋の裏側を押出す装置が露出して
おり、外観意匠上すこぶる見栄えが悪いという欠点があ
った。
この考案は以上の問題を解決するものであって、蓋を閉
じた状態でロックされ、ロックボタンをプッシュアップ
することで、ロック解除と同時に蓋が自動解放されるよ
うにし、また蓋解放時の意匠感をアップした開閉蓋のロ
ック装置を提供することを目的とするものである。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この考案は、ハウジング本体
の開口部前面に設けられた開閉蓋をプッシュ操作でロッ
クオフするとともに、自動解放動作するようにした開閉
蓋のロック装置であって: 開閉蓋の開閉端に設けたプッシュ式ロックボタンと、ロ
ックボタンの裏面側に一体化され、開閉蓋の裏面に揺動
可能に突出したロック爪と、前記ロックボタンを常時開
閉蓋の表面側に付勢するバネ手段と、ハウジング本体側
にあってロック爪との対向部に設けたスリーブと、スリ
ーブ内にあって、前記ロック爪の先端が係止される段部
と、スリーブ内に進退可能に保持され、かつ前記ロック
爪と対向するプッシュロッドと、プッシュロッドを常時
突出側に付勢するバネ手段を備えたものである。
《作用》 以上の構成によれば、開閉蓋を閉じた状態では、ロック
爪がプッシュロッドを後退させ、前記段部に係止されて
ロック状態を保つとともに、プッシュボタンを押圧する
ことにより、ロック爪が係止段部から掛け外され、プッ
シュロッドの押圧力によって開閉蓋を解放側に押圧付勢
する。
解放時において、押出すための装置は本体側開口の裏側
に位置しているので装置の直接的な露出がない。
《実施例》 以下、この考案の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図において、1はハウジング本体、2
はハウジング本体1の前面開口部3を開閉可能に覆う開
閉蓋である。
開閉蓋2の開閉端前面側には凹部4が形成され、この凹
部4内にはロックボタン5が配置されている。
このロックボタン5の上部裏面側にはロック爪6が一体
に突出形成され、凹部4の上部に形成された切欠き4a
を貫通して開閉蓋2の裏面側に突出している。このロッ
ク爪6の両側にはフランジ6aが突出され、前記切欠き
4aに圧入した状態で各フランジ6aが切欠き4aを貫
通して開閉蓋2の裏面側に突出し、この状態でロック爪
6の抜出が防止されるようになっている。
また、ロックボタン5の裏面下部側と凹部4との間には
圧縮コイルバネ7が介在され、このバネ7の付勢力によ
ってロックボタン5の一端側を常時開閉蓋の表面よりや
や突出した状態に位置させ他端側のロック爪6を下部側
に撓ませた状態で開閉蓋2法面側に突出付勢している。
ハウジング1のロック爪6の対向端側にあって、開口部
3の上縁には矩形状のスリーブ8が固定配置されてい
る。
このスリーブ8の底部には切欠き段部9が形成され、開
閉蓋2の閉止状態で前記ロック爪6の先端側は下部側に
撓み、段部9に係止し、開閉蓋2を閉止状態にロックす
るようになっている。
そして、スリーブ8内には矩形状をした中空のプッシュ
ロッド10が進退可能に配置され、その先端を係止爪6
の先端に対向位置させている。
また、プッシュロッド10の後部とスリーブ8の内奥部
との間には圧縮コイルバネ11が介在され、常時プッシ
ュロッド10を前進側に突出付勢している。さらに、プ
ッシュロッド10の上部にはガイドブロック12が突設
され、スリーブ8の頂部に形成したガイド溝8aにガイ
ドされつつ進退し、またその前進位置を規制される。
以上の構成において、開閉蓋2の解放状態からこれを手
で押して閉じると、ロック爪6がプッシュロッド10を
押圧し、バネ11のバネ圧に抗して後退させ、次いでそ
の先端が下部側に撓むことでスリーブ8の段部9に係止
し、開閉蓋2を閉止状態にロックする。
この閉止状態から開閉蓋2を解放するにはロックボタン
5を押圧すると、ロック爪6は切欠き4aを支点として
上部側に傾動し、ロック爪6の先端は前記段部9から掛
け外される。この状態でプッシュロッド10はバネ11
のバネ圧によって前進し、ロック爪6を押圧して自動的
に開閉蓋2を解放側に付勢し、開閉蓋2を解放するので
ある。
《考案の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よる開閉蓋のロック装置によれば、以下の効果がある。
すなわち、開閉蓋を閉じた状態では、ロック爪がプッシ
ュロッドを後退させ、前記段部に係止されてロック状態
を保つとともに、プッシュボタンを押圧することによ
り、ロック爪が係止段部から掛け外され、プッシュロッ
ドの押圧力によって開閉蓋を解放側に押圧付勢するよう
になっているので、マグネットとハートカムの組み合わ
せと同様な作用を簡単な機構で得ることができる。
また、この考案では蓋解放時にこれを押出すための装置
の露出がなく、外観,意匠性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るロック装置の部品構成を示す分
解斜視図、第2図は同ロック装置を設けた開閉蓋の閉止
状態を示す部分断面図、第3図は同開閉蓋の解放状態を
示す部分断面図である。 1…ハウジング本体 2…開閉蓋 3…開口部 5…ロックボタン 6…ロック爪 7…圧縮コイルバネ 8…スリーブ 9…切欠き段部 10…プッシュロッド 11…圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング本体の開口部前面に設けられた
    開閉蓋をプッシュ操作でロックオフするとともに、自動
    解放動作するようにした開閉蓋のロック装置であって: 開閉蓋の開閉端に設けたプッシュ式ロックボタンと、ロ
    ックボタンの裏面側に一体化され、開閉蓋の裏面に揺動
    可能に突出したロック爪と、前記ロックボタンを常時開
    閉蓋の表面側に付勢するバネ手段と、ハウジング本体側
    にあってロック爪との対向部に設けたスリーブと、スリ
    ーブ内にあって、前記ロック爪の先端が係止される段部
    と、スリーブ内に進退可能に保持され、かつ前記ロック
    爪と対向するプッシュロッドと、プッシュロッドを常時
    突出側に付勢するバネ手段を備えたことを特徴とする開
    閉蓋のロック装置。
JP8792388U 1988-07-04 1988-07-04 開閉蓋のロック装置 Expired - Lifetime JPH0624076Y2 (ja)

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JP8792388U JPH0624076Y2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 開閉蓋のロック装置

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JPH0212793U JPH0212793U (ja) 1990-01-26
JPH0624076Y2 true JPH0624076Y2 (ja) 1994-06-22

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