JPH0143115B2 - - Google Patents
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- JPH0143115B2 JPH0143115B2 JP53031907A JP3190778A JPH0143115B2 JP H0143115 B2 JPH0143115 B2 JP H0143115B2 JP 53031907 A JP53031907 A JP 53031907A JP 3190778 A JP3190778 A JP 3190778A JP H0143115 B2 JPH0143115 B2 JP H0143115B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- piece
- actuating body
- case
- lid
- Prior art date
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Links
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C19/00—Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
- E05C19/16—Devices holding the wing by magnetic or electromagnetic attraction
- E05C19/165—Devices holding the wing by magnetic or electromagnetic attraction released by pushing in the closing direction
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S292/00—Closure fasteners
- Y10S292/04—Automatic release latches
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S292/00—Closure fasteners
- Y10S292/72—Starters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T292/00—Closure fasteners
- Y10T292/11—Magnetic
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、例えばステレオ等の電気音響機器
のラツクに用いられる蓋体の開閉保持装置に関す
る。
のラツクに用いられる蓋体の開閉保持装置に関す
る。
従来の蓋体の開閉保持装置として、例えば実開
昭52−99706号に示されたように、磁石を取りつ
けたケースと、先端部に吸着片を固着し一方向に
附勢されると共に、前記ケースに摺動可能に挿入
された作動体と、同じく一方向に附勢されると共
に前記ケースに回動可能に軸着された係止片で構
成し、作動体を押圧すると係止片によつて係止さ
れると共に吸着片が磁石と接触し、さらにもう一
度押圧すると作動体が係止片より解離されて元位
置に復帰すると共に、吸着片も磁石より離れるよ
うに構成したものが公知である。
昭52−99706号に示されたように、磁石を取りつ
けたケースと、先端部に吸着片を固着し一方向に
附勢されると共に、前記ケースに摺動可能に挿入
された作動体と、同じく一方向に附勢されると共
に前記ケースに回動可能に軸着された係止片で構
成し、作動体を押圧すると係止片によつて係止さ
れると共に吸着片が磁石と接触し、さらにもう一
度押圧すると作動体が係止片より解離されて元位
置に復帰すると共に、吸着片も磁石より離れるよ
うに構成したものが公知である。
この装置は作動体の摺動時に磁石が吸着片と離
れるため、吸着片に材厚上の誤差があることを通
常とする鉄板を用いた場合には、作動体の後退時
に磁石の端部が吸着片の端部に当る場合を生じ、
円滑な作動体の摺動を行うことができなかつた
り、衝突時に磁石が割れてしまう等の問題が懸念
された。
れるため、吸着片に材厚上の誤差があることを通
常とする鉄板を用いた場合には、作動体の後退時
に磁石の端部が吸着片の端部に当る場合を生じ、
円滑な作動体の摺動を行うことができなかつた
り、衝突時に磁石が割れてしまう等の問題が懸念
された。
また、従来のものは作動体の摺動時に磁力が切
れるため蓋体がポンと勢いよく飛び出す場合を生
じ、近くのものにぶつかつて大きな音を立て、音
響機器に衝撃を与える等の問題もあつた。
れるため蓋体がポンと勢いよく飛び出す場合を生
じ、近くのものにぶつかつて大きな音を立て、音
響機器に衝撃を与える等の問題もあつた。
この発明は上述した従来の装置の問題点に鑑み
なされたもので、その目的とするところは蓋体を
閉じれば磁力によつてこれを安定的に保持する
が、さらにもう一度蓋体を押圧した際の作動体の
押出時には磁石が吸着片から完全に離れず弱い磁
力吸着力を保持するように構成した蓋体の開閉保
持装置を提供せんとするにある。
なされたもので、その目的とするところは蓋体を
閉じれば磁力によつてこれを安定的に保持する
が、さらにもう一度蓋体を押圧した際の作動体の
押出時には磁石が吸着片から完全に離れず弱い磁
力吸着力を保持するように構成した蓋体の開閉保
持装置を提供せんとするにある。
以下にこの発明を図面に示す一実施態様に基づ
いて詳細に説明すると、例えば音響機器のラツク
1を構成する上板1aには、蓋体2に取りつけた
被吸着片3に対向して取付穴1bが設けられてお
り、この取付穴1bには、略筒状のケース4が挿
入され、その開放先端部を露出させてクランププ
レート5で抜け出て来ないように固定されてい
る。ケース4は、例えばABS合成樹脂等で作つ
た断面半円形の鞘体4a,4bを重合固着させて
成り、その開放先端部一側には、磁石7が鉄板製
の補助吸着片6によつて拘持されることによつて
取りつけられている。この補助吸着片6はその係
止突片6aを鞘体4aに設けた凹部16内に嵌入
させることによつて、限定された範囲で磁石7毎
若干前後動可能である。このケース4内部にはさ
らに、作動体9が前後動可能に収装されており、
この作動体9は磁石7と接触する側に鉄板製の吸
着片8を取りつけ、中央部に長穴9aを設けてあ
り、その尾部とケース後端部との間に圧縮コイル
スプリング15が弾設されている。
いて詳細に説明すると、例えば音響機器のラツク
1を構成する上板1aには、蓋体2に取りつけた
被吸着片3に対向して取付穴1bが設けられてお
り、この取付穴1bには、略筒状のケース4が挿
入され、その開放先端部を露出させてクランププ
レート5で抜け出て来ないように固定されてい
る。ケース4は、例えばABS合成樹脂等で作つ
た断面半円形の鞘体4a,4bを重合固着させて
成り、その開放先端部一側には、磁石7が鉄板製
の補助吸着片6によつて拘持されることによつて
取りつけられている。この補助吸着片6はその係
止突片6aを鞘体4aに設けた凹部16内に嵌入
させることによつて、限定された範囲で磁石7毎
若干前後動可能である。このケース4内部にはさ
らに、作動体9が前後動可能に収装されており、
この作動体9は磁石7と接触する側に鉄板製の吸
着片8を取りつけ、中央部に長穴9aを設けてあ
り、その尾部とケース後端部との間に圧縮コイル
スプリング15が弾設されている。
プツシユラツチ機構は、捩じりコイルスプリン
グ10によつて、一方向に回動を附勢されて、作
動体9の長穴9a上に枢着された係止片11と、
鞘体4aより突設され、その先端部を長穴9aを
介して係止片11の前方へ突出させた係止ピン1
2とから成り、係止片11は、先端部に形成され
た長穴9aを横切る傾斜端面11aと、この傾斜
端面11aの終部位置より内側に刻みこまれたジ
グザグ溝13と、このジグザグ溝13の終端部に
傾斜端面11aに向けて設けられた切起部14を
具えている。
グ10によつて、一方向に回動を附勢されて、作
動体9の長穴9a上に枢着された係止片11と、
鞘体4aより突設され、その先端部を長穴9aを
介して係止片11の前方へ突出させた係止ピン1
2とから成り、係止片11は、先端部に形成され
た長穴9aを横切る傾斜端面11aと、この傾斜
端面11aの終部位置より内側に刻みこまれたジ
グザグ溝13と、このジグザグ溝13の終端部に
傾斜端面11aに向けて設けられた切起部14を
具えている。
尚、プツシユラツチ機構のその他の実施態様と
して、係止片を一方向に回動を附勢させてケース
に枢着させ、係止ピンを作動体より突出させても
同様の効果を達成できる。また、これらのプツシ
ユラツチ機構は一例であつて、他にエンドレス溝
を用いた公知のものを始めとし、種々のものがあ
る。
して、係止片を一方向に回動を附勢させてケース
に枢着させ、係止ピンを作動体より突出させても
同様の効果を達成できる。また、これらのプツシ
ユラツチ機構は一例であつて、他にエンドレス溝
を用いた公知のものを始めとし、種々のものがあ
る。
この発明は以上のように構成したので、とくに
第3図に示したように、蓋体2をラツク1に対し
て閉じるべく、閉じ方向に押すと、まず、被吸着
片3がケース4(しかして上板1a)の前端部よ
り突出している作動体9の先端部に当接してこれ
を押圧するので、作動体9は圧縮コイルスプリン
グ15の弾力に抗して後退する。すると、係止片
11はその傾斜端面11aが作動体9の長穴9a
より突出している係止ピン12に突き当たるの
で、捩じりコイルスプリング10の附勢に抗して
反時計方向に首を振りつつ、作動体9と共に後退
する。
第3図に示したように、蓋体2をラツク1に対し
て閉じるべく、閉じ方向に押すと、まず、被吸着
片3がケース4(しかして上板1a)の前端部よ
り突出している作動体9の先端部に当接してこれ
を押圧するので、作動体9は圧縮コイルスプリン
グ15の弾力に抗して後退する。すると、係止片
11はその傾斜端面11aが作動体9の長穴9a
より突出している係止ピン12に突き当たるの
で、捩じりコイルスプリング10の附勢に抗して
反時計方向に首を振りつつ、作動体9と共に後退
する。
他方、磁石7はこの後退時のある時期より第7
図と第9図に示したように、補助吸着片6と一緒
に吸着片8と接触した状態で作動体9と共に後退
するが、該作動体9がそれ自身ケース4内に突出
させたストツパー部4dに当接するか、或いは蓋
体2がラツク1の端面に当接停止するので、共に
停止する。次いで、この作動体9に対する押圧力
を解くと、該作動体9は圧縮コイルスプリング1
5の押圧力によつて磁石7と共に若干押し出され
る。しかるに、これに前後して係止ピン12はジ
グザグ溝内13に入り込み、とくに第9図に示し
たように係止片11は捩じりコイルスプリング1
0の附勢により係止ピン12がその回動方向に設
けられたジグザグ溝13の第1曲折部の凸部13
aに当接するまで時計方向に若干回動する。続い
て作動体9はさらに磁石7と共に若干押し出さ
れ、係止片11は係止ピン12が第1曲折部13
bの回動方向に設けられた縁部13cに当接する
まで若干回動し、しかる後、係止ピン12がジグ
ザグ溝13の第1曲折部13bに当接することに
よつて係止されるので、結局作動体9は第5図と
第9図に示したように係止ピン12によつて係止
される係止片11を介して圧縮コイルスプリング
15の弾力に抗してこの位置で係止される。同時
にこの状態において、第6図に示したように、蓋
体2に取りつけた被吸着片3と接触している吸着
片8は磁石7との接触面積を大にして、強い磁力
で被吸着片3を磁力吸着し、かつ、補助吸着片6
にも被吸着片3が接触して磁力吸着されることに
よつて、蓋体2は最大の磁力によつて吸着される
被吸着片3を介して安定的な状態で閉蓋係止さ
れ、この状態を保つものである。
図と第9図に示したように、補助吸着片6と一緒
に吸着片8と接触した状態で作動体9と共に後退
するが、該作動体9がそれ自身ケース4内に突出
させたストツパー部4dに当接するか、或いは蓋
体2がラツク1の端面に当接停止するので、共に
停止する。次いで、この作動体9に対する押圧力
を解くと、該作動体9は圧縮コイルスプリング1
5の押圧力によつて磁石7と共に若干押し出され
る。しかるに、これに前後して係止ピン12はジ
グザグ溝内13に入り込み、とくに第9図に示し
たように係止片11は捩じりコイルスプリング1
0の附勢により係止ピン12がその回動方向に設
けられたジグザグ溝13の第1曲折部の凸部13
aに当接するまで時計方向に若干回動する。続い
て作動体9はさらに磁石7と共に若干押し出さ
れ、係止片11は係止ピン12が第1曲折部13
bの回動方向に設けられた縁部13cに当接する
まで若干回動し、しかる後、係止ピン12がジグ
ザグ溝13の第1曲折部13bに当接することに
よつて係止されるので、結局作動体9は第5図と
第9図に示したように係止ピン12によつて係止
される係止片11を介して圧縮コイルスプリング
15の弾力に抗してこの位置で係止される。同時
にこの状態において、第6図に示したように、蓋
体2に取りつけた被吸着片3と接触している吸着
片8は磁石7との接触面積を大にして、強い磁力
で被吸着片3を磁力吸着し、かつ、補助吸着片6
にも被吸着片3が接触して磁力吸着されることに
よつて、蓋体2は最大の磁力によつて吸着される
被吸着片3を介して安定的な状態で閉蓋係止さ
れ、この状態を保つものである。
次に、蓋体2をもう一度押圧して手を離すと、
作動体9は第7図と第9図に示したように磁石7
及び補助吸着片6と共に係止ピン12が第2曲折
部13d終部に達するまで後退する。すると、係
止11は再び若干時計方向へ回動するので、係止
ピン12はジグザグ溝13の終端部13eまで達
するが、この終端部13eの作動体9が前進する
のを防止する部分には、切起部14が設けられて
いるために、係止ピン12は係止片11を係止す
ることなく、この切起部14の下側を滑つて逃げ
るので作動体9は圧縮コイルスプリング15の弾
力により、磁石7及び補助吸着片6と共に若干前
進した後、被吸着片3と磁力を帯びている補助吸
着片6との間の磁力吸着力を解離して蓋体2を前
方に押し開き、ケース4内に設けられたストツパ
ー部4cに突き当たつて停止する。すると、吸着
片8と磁石7との接触面積は極めて小となるの
で、吸着片8の磁力は弱くなるが、蓋体2を弱い
磁力吸着力で被吸着片3を磁力吸着し、蓋体2を
第4図に示したように若干開いた状態で保持する
ので、蓋体2が勢いよくポンと飛び出すことがな
い。そこで、若干開いた蓋体2に手を掛けて手前
に引くと、既に蓋体2は弱い磁力吸着力で保持さ
れているのみであるので、さほどの力を要せず軽
く引くのみでこれを開くことができるものであ
る。尚、この際に磁石7は拘持されている補助吸
着片6の係止突片6aが凹部16によつて係止さ
れることにより、前進する吸着片8と共に、ケー
ス4より抜け出てしまうことはない。
作動体9は第7図と第9図に示したように磁石7
及び補助吸着片6と共に係止ピン12が第2曲折
部13d終部に達するまで後退する。すると、係
止11は再び若干時計方向へ回動するので、係止
ピン12はジグザグ溝13の終端部13eまで達
するが、この終端部13eの作動体9が前進する
のを防止する部分には、切起部14が設けられて
いるために、係止ピン12は係止片11を係止す
ることなく、この切起部14の下側を滑つて逃げ
るので作動体9は圧縮コイルスプリング15の弾
力により、磁石7及び補助吸着片6と共に若干前
進した後、被吸着片3と磁力を帯びている補助吸
着片6との間の磁力吸着力を解離して蓋体2を前
方に押し開き、ケース4内に設けられたストツパ
ー部4cに突き当たつて停止する。すると、吸着
片8と磁石7との接触面積は極めて小となるの
で、吸着片8の磁力は弱くなるが、蓋体2を弱い
磁力吸着力で被吸着片3を磁力吸着し、蓋体2を
第4図に示したように若干開いた状態で保持する
ので、蓋体2が勢いよくポンと飛び出すことがな
い。そこで、若干開いた蓋体2に手を掛けて手前
に引くと、既に蓋体2は弱い磁力吸着力で保持さ
れているのみであるので、さほどの力を要せず軽
く引くのみでこれを開くことができるものであ
る。尚、この際に磁石7は拘持されている補助吸
着片6の係止突片6aが凹部16によつて係止さ
れることにより、前進する吸着片8と共に、ケー
ス4より抜け出てしまうことはない。
ところで、吸着片8と磁石7との接触面積を従
来の装置のように0とした場合には、吸着片8の
磁力は消磁されるが、吸着片8を構成する鉄板に
は通常±0、1mm程度の材厚上の誤差があるの
で、とくに厚い場合には作動体9の後退時に吸着
片8の後端部が磁石7の先端部に引掛かり、スム
ーズな移動を阻害したり、衝突時に磁石が割れて
しまつたりしてしまうという懸念があつた。しか
るに、この発明のごとくに、磁石7と作動体9に
取りつけた吸着片8との間の接触面積を0となら
ないように構成すると、作動体9の後退時に吸着
片8の端部が磁石7の端部に引掛かるのを完全に
防止できる利点があるので、磁石の端部が吸着片
の端部と衝突することがなく、スムーズに摺動す
るものである。
来の装置のように0とした場合には、吸着片8の
磁力は消磁されるが、吸着片8を構成する鉄板に
は通常±0、1mm程度の材厚上の誤差があるの
で、とくに厚い場合には作動体9の後退時に吸着
片8の後端部が磁石7の先端部に引掛かり、スム
ーズな移動を阻害したり、衝突時に磁石が割れて
しまつたりしてしまうという懸念があつた。しか
るに、この発明のごとくに、磁石7と作動体9に
取りつけた吸着片8との間の接触面積を0となら
ないように構成すると、作動体9の後退時に吸着
片8の端部が磁石7の端部に引掛かるのを完全に
防止できる利点があるので、磁石の端部が吸着片
の端部と衝突することがなく、スムーズに摺動す
るものである。
さらに、磁石7を若干前後動可能に保持させ、
作動体9と共に限定された範囲で共動するように
成したことは、磁石7を固定させた場合ならば、
蓋体2の閉蓋位置からの開蓋動作に向けての押圧
時に、該蓋体2が磁石7に当たつて押圧動作を阻
止されないようにするために、作動体9の先端と
磁石7の先端との間に一定の遊びを設けなくては
ならないが、この発明は磁石7が作動体9と共に
若干前後動作するので、磁石7の先端面と作動体
9に取り付けた吸着片8の先端面を揃えておいて
も、作動体9のプツシユラツチ機構による係止解
離作用を受けるための移動を阻止されることがな
いと共に、両者の先端面が揃うことにより、被吸
着片3に対する磁力吸着力を最大にすることがで
きるものである。
作動体9と共に限定された範囲で共動するように
成したことは、磁石7を固定させた場合ならば、
蓋体2の閉蓋位置からの開蓋動作に向けての押圧
時に、該蓋体2が磁石7に当たつて押圧動作を阻
止されないようにするために、作動体9の先端と
磁石7の先端との間に一定の遊びを設けなくては
ならないが、この発明は磁石7が作動体9と共に
若干前後動作するので、磁石7の先端面と作動体
9に取り付けた吸着片8の先端面を揃えておいて
も、作動体9のプツシユラツチ機構による係止解
離作用を受けるための移動を阻止されることがな
いと共に、両者の先端面が揃うことにより、被吸
着片3に対する磁力吸着力を最大にすることがで
きるものである。
以上詳細に説明したようにこの発明は、蓋体の
閉蓋状態を安定的に保持することができると共
に、これを開閉させるための手掛かりを一切必要
とすることなく、蓋体を開かせることができ、そ
の際に蓋体を勢いよく飛び出させて大きな音を立
てたり、衝撃を音響機器に与えることを防止でき
る他、閉蓋時における作動体の後退時の摺動をス
ムーズにさせ、つつかえたり、或いは磁石が割れ
てしまつたりすることを防止することができる
等々の作用効果を奏し得る。
閉蓋状態を安定的に保持することができると共
に、これを開閉させるための手掛かりを一切必要
とすることなく、蓋体を開かせることができ、そ
の際に蓋体を勢いよく飛び出させて大きな音を立
てたり、衝撃を音響機器に与えることを防止でき
る他、閉蓋時における作動体の後退時の摺動をス
ムーズにさせ、つつかえたり、或いは磁石が割れ
てしまつたりすることを防止することができる
等々の作用効果を奏し得る。
図面はこの発明の一実施態様を示し、第1図は
この発明を実施したラツクの正面図、第2図は同
一部拡大正面図、第3図は蓋体を押し出した状態
を示す一部断面底面図、第4図は同側断面図、第
5図は蓋体を閉じた状態を示す一部断面図、第6
図は同側断面図、第7図は作動体の係止解離操作
時の側断面図、第8図はこの発明に係る蓋体の開
閉保持装置の分解斜視図、第9図は係止ピンの係
合状態を説明するための説明図である。 1……ラツク、2……蓋体、3……被吸着片、
4……ケース、6……補助吸着片、7……磁石、
8……吸着片、9……作動体、11……係止片、
12……係止ピン、15……圧縮コイルスプリン
グ、16……凹部。
この発明を実施したラツクの正面図、第2図は同
一部拡大正面図、第3図は蓋体を押し出した状態
を示す一部断面底面図、第4図は同側断面図、第
5図は蓋体を閉じた状態を示す一部断面図、第6
図は同側断面図、第7図は作動体の係止解離操作
時の側断面図、第8図はこの発明に係る蓋体の開
閉保持装置の分解斜視図、第9図は係止ピンの係
合状態を説明するための説明図である。 1……ラツク、2……蓋体、3……被吸着片、
4……ケース、6……補助吸着片、7……磁石、
8……吸着片、9……作動体、11……係止片、
12……係止ピン、15……圧縮コイルスプリン
グ、16……凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ケースと、このケースの一側部に若干前後動
自在となるように取りつけられた磁石と、前記ケ
ース内に圧縮コイルスプリングを作用させて前後
動自在に挿入されると共に、先端部に吸着片を取
りつけた作動体と、前記ケース内に設けられたと
ころの、前記作動体を押圧すれば係止し、さらに
押圧すれば係止を解いて元位置に復帰させるよう
に構成したプツシユラツチ機構とから成り、前記
磁石と前記吸着片との間の接触面積比が、前記作
動体の移動に伴つて変化するように成すことによ
り、前記作動体の後退時には吸着片が強く磁化さ
れ、前記作動体の前進時にはこの吸着片が弱く磁
化されるように構成すると共に、前記作動体の係
止及び解離に向けての押圧時に、前記磁石が作動
体と共に若干後退できるように構成したことを特
徴とする、蓋体の開閉保持装置。 2 ケースの、磁石が吸着片と接触する以外の側
に、若干前後動可能に補助吸着片を添わせたこと
を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の蓋体
の開閉保持装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190778A JPS54124544A (en) | 1978-03-20 | 1978-03-20 | Opening and shutting holding device of cover body |
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