JP3128328B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3128328B2
JP3128328B2 JP04158642A JP15864292A JP3128328B2 JP 3128328 B2 JP3128328 B2 JP 3128328B2 JP 04158642 A JP04158642 A JP 04158642A JP 15864292 A JP15864292 A JP 15864292A JP 3128328 B2 JP3128328 B2 JP 3128328B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声信号、映像信号等
をディジタル記録する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声信号を回転ヘッドを用い
て磁気テープにディジタル記録するDAT(ディジタル
・オーディオ・テープレコーダ)と呼ばれる記録装置が
知られている。
【0003】このDATに、近年、著作権の保護を目的
として、SCMS(シリアル・コピー・マネージメント
・システム)と言われる情報の複写操作を管理するシス
テムが導入された。
【0004】このシステムは、オリジナルの情報を記録
したテープを親テープとすると、この親テープから第1
世代の子テープまでは、ディジタル音声信号の複写を許
可するが、第2世代以降の孫テープやひ孫テープへのデ
ィジタル音声信号の複写を禁止するように、シリアルに
複写を行う場合の操作に制約を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したSCMSで
は、一律に複写回数に制約を設けているため、例えば、
DATの使用者が自らマイクロホンを用いて録音を行っ
たオリジナルテープのように、特に複写回数に制約を設
ける必要のないテープから第2世代以降の複写テープを
作って広く配布したいような場合には、複写が行えない
ので却って不便になるという問題がある。
【0006】また、最近、映像信号をディジタル記録す
るディジタルVTRの開発が進められているが、このデ
ィジタルVTRにSCMSを導入した場合は、例えば次
のような問題が生じる。
【0007】カメラ一体型VTRを用いてオリジナル作
品を製作する場合、一般にカメラ、マイクロホンを用い
て多くの素材から記録を行い、次に各素材のテープをア
センブリ編集して第1世代に相当するテープを作り、さ
らにこのテープにBGM等の音楽を付加し、最終段階で
音声ミックスダウン等を行って第2世代テープで完成を
見るようにしている。
【0008】従って、最も簡単な方法によれば、第1世
代テープで完成することもできるが、通常は少なくとも
第2世代テープまでの複写を必要とし、さらに作品の質
を高めたい場合は、第3世代以降の複写を必要とする。
このような場合は、SCMSは大変不都合なものとな
る。
【0009】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、著作権者が自ら記録を行ったオリジ
ナルテープに関しては、複写回数制約を取り除いて、自
由に編集や配布を行えるようにすると共に、他の著作権
者によるテープに関しては、著作権を保護することので
きる記録装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置によれ
ば、ディジタル画像情報を生成する撮像手段と、外部で
生成されたディジタル画像情報を入力する外部入力手段
と、前記撮像手段で生成されたディジタル画像情報を記
録する場合には、該ディジタル画像情報とともに該ディ
ジタル画像情報のコピーを禁止しないことを示すコピー
管理情報を記録し、前記外部入力手段に入力されたディ
ジタル画像情報を記録する場合には、該ディジタル画像
情報とともに該ディジタル画像情報のコピーを制限する
ことを示すコピー管理情報を記録する記録手段とを有す
ることを特徴とする。本発明の記録装置によれば、ディ
ジタル音声情報を生成する集音手段と、外部で生成され
たディジタル音声情報を入力する外部入力手段と、前記
集音手段で生成されたディジタル音声情報を記録する場
合には、該ディジタル音声情報とともに該ディジタル音
声情報のコピーを禁止しないことを示すコピー管理情報
を記録し、前記外部入力手段に入力されたディジタル音
声情報を記録する場合には、該ディジタル音声情報とと
もに該ディジタル音声情報のコピーを制限することを示
すコピー管理情報を記録する記録手段とを有することを
特徴とする。
【0011】
【作用】撮像手段で生成されたディジタル画像情報を記
録する場合には、該ディジタル画像情報とともに該ディ
ジタル画像情報のコピーを禁止しないことを示すコピー
管理情報を記録し、外部入力手段に入力されたディジタ
ル画像情報を記録する場合には、該ディジタル画像情報
とともに該ディジタル画像情報のコピーを制限すること
を示すコピー管理情報を記録するようにしたので、オリ
ジナルのディジタル画像情報については他の記録媒体へ
のコピーの禁止がなされないようにすることができるよ
うになった。集音手段で生成されたディジタル音声情報
を記録する場合には、該ディジタル音声情報とともに該
ディジタル音声情報のコピーを禁止しないことを示すコ
ピー管理情報を記録し、外部入力手段に入力されたディ
ジタル音声情報を記録する場合には、該ディジタル音声
情報とともに該ディジタル音声情報のコピーを制限する
ことを示すコピー管理情報を記録するようにしたので、
オリジナルのディジタル音声情報については他の記録媒
体へのコピーの禁止がなされないようにすることができ
るようになった。
【0012】
【実施例】先ず、本発明による記録装置の複写管理シス
テムを以下に説明する。
【0013】表1は、前述のSCMSのコピー管理の為
に設定したコピー管理コードとその定義である。
【0014】
【表1】
【0015】テープの再生時に再生されたコピー管理コ
ードを受けた記録装置側の対応が表1に示した通り、
「00」でディジタル・データのままでのコピーが可
能、「10」でディジタル・データの状態ではコピーを
禁止しアナログ信号の状態での情報受渡しのみ可能ない
わゆるアナログ・コピーは許可し、「11」でディジタ
ル・データの状態では今回に限り1回のみのコピーを許
可するものである。なお、「01」はここでは未定義と
している。
【0016】表2は情報信号源を表わすカテゴリーコー
ドを示す。カテゴリーコードは、本来AV(音響・映
像)機器の入力選択器で情報源判別に用いるべく設定さ
れた8ビットのデータである。
【0017】
【表2】
【0018】上記の2種のコピー管理コード及びカテゴ
リコードを併用してSCMSを構成している。
【0019】表3に具体例として親テープから第1世代
の子テープを作成する場合のディジタルVTRの各テー
プにおけるコピー管理コードを示す。
【0020】
【表3】
【0021】表3において、親テープのコピー管理コー
ドが「00」でカテゴリーがディジタルVTRの時に
は、コピー許可とし、子テープには「00」を記録す
る。同じくコードが「10」でコピー禁止とし、子テー
プには「10」を記録する。同じく「11」の時には、
カテゴリーを便宜上ディジタルVTR:Pとしてコピー
禁止コードを出力するが、この時に限りディジタル・コ
ピーを実行可能に制御する。但し、子テープ上のコピー
管理コードは禁止の「10」を記録して第2世代以降の
ディジタル・コピーを禁止する。
【0022】表4は、カテゴリーがビデオカメラ一体型
VTRの場合の各テープのコピー管理コードを示す。
【0023】
【表4】
【0024】表4においては、ビデオカメラ一体型VT
Rでのオリジナル情報の記録テープ(親テープ)はコピ
ー管理コードを「00」とするので、子テープもコピー
管理コードを「00」と受け継ぐ様子を示している。第
2世代以降のコピーも同様に管理コードの「00」が引
き継がれてゆき、ディジタル・コピー管理の制約から解
放されている。
【0025】但し、外部入力端子から入力される外部デ
ィジタル入力信号に対しては他のカテゴリーの記録機器
と同様に禁止コードや1回限りのコピーコードを設定し
ている。即ち、この時、コピーされた子テープ上にはコ
ピー禁止の「10」が記録される。
【0026】なおDATの製品化とSCMSの規格化の
経緯からコピー判別に1ビットしか有しない装置も存在
し、これらの装置と新規開発製品との整合性をとる為に
カテゴリ・コードを併用している。また、ビデオカメラ
一体型VTRの為に新規にコピー管理コードを設定する
場合には、更にシンプルな構成が可能である。
【0027】以下、本発明の一実施例のカメラ一体型デ
ィジタルVTRについて詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例のカメラ一体型ディジタルVTRの概略構成
を示すブロック図である。
【0028】図中、マイクロホン21より収集された音
声などのオーディオ情報は、アナログ信号の形態にて出
力され、外部音声入力端子11から入力されるアナログ
オーディオ信号と共にスイッチSW1に入力される。ス
イッチSW1にて選択されたアナログオーディオ信号は
アナログ−ディジタル(A/D)変換器37に入力さ
れ、ディジタルデータに変換される。
【0029】一方、外部音声入力端子12からはディジ
タルオーディオ信号が入力され、上記A/D変換器37
の出力するディジタルデータと共にスイッチSW2に入
力される。スイッチSW2にて選択されたディジタルデ
ータ列は時間軸圧縮回路25に供給され、時間軸圧縮が
行われる。
【0030】また、ビデオカメラ22により収集された
映像信号は、本実施例ではディジタル信号であるものと
する。ここで、ビデオカメラにおいてディジタル映像信
号を出力する技術については、近年のディジタルカメラ
信号処理のディジタル化の進歩により、例えば画素毎に
8ビットで量子化したディジタルデータとして出力する
技術が具現化しており、ここではその詳しい説明は省略
する。
【0031】外部映像入力端子13、14からは夫々ア
ナログ映像信号とディジタル映像信号が入力されてお
り、端子13から入力されたアナログ映像信号がA/D
変換器38にてディジタル映像信号に変換される。端子
14からのディジタル映像信号、A/D変換器38から
のディジタル映像信号及びビデオカメラ22からのディ
ジタル映像信号は、夫々スイッチSW3に供給され、該
スイッチSW3においてこれら3つのディジタル映像信
号の1つを選択して出力する。
【0032】このスイッチSW3の出力するディジタル
映像信号は、高能率符号化回路26に供給され、画像情
報の圧縮が行われる。ここで、民生用VTRにおいては
テープの消費量を少なく抑えるために、高い圧縮率によ
り圧縮するのが望まれる。例えば、DCT(離散コサイ
ン変換)のような座標変換技術を用い、1/4〜1/1
0程度の圧縮を行う。そのため、このような圧縮処理
と、この圧縮処理に対応する画像情報伸長処理を行うこ
とにより画質劣化が多少なりとも発生する。
【0033】そこで、ダビング(データコピーや情報複
写等)を繰り返し行う場合にも、画質劣化を生じさせな
いため、本実施例においては圧縮されたディジタルビデ
オ信号の状態においてダビングが行えるようにダビング
入力端子141を設けている。このダビング入力端子1
41に入力される信号はディジタルオーディオ信号とデ
ィジタルビデオ信号とを時間軸多重した信号であり、記
録する信号に極めて近い形態の信号である。
【0034】コピー管理コード発生器23は、端子12
に入力されるディジタルオーディオ信号(※A)、端子
14に入力されるディジタルビデオ信号(※B)、及び
端子141に入力される時間軸多重信号(※C)を受
け、各ディジタル信号に付加されているコピー管理コー
ドを抽出し、この抽出されたコピー管理コードとシステ
ムコントローラ28からの情報とにより、後述する様に
記録するコピー管理情報を発生する。
【0035】記録信号としてどのディジタル信号を記録
するかの選択及びVTRの各種モードの選択は、操作者
が操作キー36を操作することにより決定され、システ
ムコントローラ28は操作キー36の操作状態に応じ
て、VTRのモードを決定し、選択信号♯1、♯2によ
り記録するオーディオ信号及びビデオ信号の選択を行
う。ここで、信号♯1はスイッチSW1、SW2を制御
するための信号であり、信号♯2はスイッチSW3を制
御する信号であり、夫々2ビット以上のデータである。
【0036】表示部35はVTRのモードや、システム
の応答を表示するものであり、システムコントローラ2
8からのデータにより駆動される。システムコントロー
ラ28は、設定されたモードに応じてサーボ回路311
に制御データを出力し、該回路311により、回転記録
ヘッド306、310を搭載する回転ドラムを回転する
ドラムモータ312、並びに磁気テープ300を駆動す
るためのキャプスタンモータ313の駆動を制御する。
【0037】時間軸圧縮回路25からのディジタルオー
ディオ信号、高能率符号化回路26からの圧縮されたデ
ィジタルビデオ信号、及びコピー管理コード発生器23
からのコピー管理コードは、チャネル分配器301に入
力され、これらを含む情報ブロックを形成し、この情報
ブロックを各記録チャネルに分配することになる。
【0038】本実施例ではプラス(+)アジマスのヘッ
ド系と、マイナス(−)アジマスのヘッド系とで2チャ
ネルにこの情報ブロックを分配し、各チャネル毎にディ
ジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号、コピー
管理コードの時分割多重信号を出力する。
【0039】分配器301の出力する時分割多重信号は
夫々誤り訂正符号化回路302、307に供給され、誤
り訂正符号のチェックコードが付加され、ディジタル変
調器303、308にて直流及び低周波信号を低減する
べくディジタル変調が施された後、記録アンプ304、
309に供給される。記録アンプ304、309にて増
幅された信号はロータリートランス305を介して、回
転記録ヘッド306、310に供給され、図2に示す如
き記録トラックを磁気テープ300上に多数並列に形成
する。
【0040】図2は本実施例のディジタルVTRにおけ
る磁気テープ上の記録パターンを示し、その1トラック
分を図示するものである。
【0041】各信号の記録領域をヘッド306、310
による記録順に説明すると、まずデータ読み取りの準備
のためのプリアンブル部と、これに続くATF部が形成
されている。ここでATF部にはDAT(ディジタルオ
ーディオテープレコーダ)等に用いられている所謂エリ
ア分割トラッキング方式と同様のトラッキング制御用信
号が記録される。
【0042】このATF部に続いては、ガードエリアG
1を介してサブデータ部(SUB)が設けられている。
このサブデータ部SUBは、その前後にガードエリアG
1、G2を設けてあるので、このサブデータ部SUBの
みの記録再生並びに、このサブデータ部SUBのみの書
換が可能である。
【0043】このサブデータ部SUBに対しては、例え
ば、カメラ22による撮影時の年月日及び月日等のタイ
ムコードや頭出しのためのインデックス情報等が含まれ
ている。また、テレビ受像器に表示する文字情報やTV
FAX情報等も格納でき、これらの情報の性格上アフレ
コによる書換が可能な様になされている。
【0044】ガードエリアG2を介して次に音声データ
が記録され、更にガードエリアG3を介して映像データ
が記録されるのであるが、図示の様に映像データ及び音
声データと不可分のサブデータ領域が設けられており、
このサブデータ領域にコピー管理コードが記録される。
図示の如く、このコピー管理コードは記録後に単独で書
き換えることは不可能である。
【0045】音声データと映像データとはガードバンド
を挟んで独立した領域に記録されているが、コピー管理
コード等を記録したサブデータは、音声データ、映像デ
ータの各々の領域の先頭部分に記録してある。なお、サ
ブデータは、シンクデータ、ブロックアドレス、ブロッ
クID、前述のコピー管理コード、サンプリング周波数
や量子化ビット数及びデータ圧縮方式等を判別する為の
符号化モード、データ記録再生時のデータ誤り検出及び
訂正の為のCRCCあるいはリードソロモン等の誤り訂
正コード等から成っている。
【0046】映像データ部に続いて、ガードエリアG4
を介して再度ATF部が設けられ、前述のトラッキング
制御用信号が記録される。これはトラックの両端でトラ
ッキング基準が得られる様にするためである。このAT
F部に続いてポストアンブルが設けられ、プリアンブル
と同様の信号が記録される。
【0047】次に、記録時のシステムコントローラ28
の動作について、図3のフローチャートに従って説明す
る。
【0048】まず、ステップS1において、操作キー3
6によりオーディオ及びビデオの入力ソースを選択す
る。入力ソースを内部入力、即ちマイクロホン21とビ
デオカメラ22と指定した場合にはステップS2からス
テップS7に移行し、記録命令を待つ。入力ソースを外
部入力と指定した場合には、ステップS3に移行し、こ
の外部入力信号がアナログ信号かディジタル信号かを判
定する。外部入力信号がアナログ信号である場合には、
ダビングによる信号劣化が存在するので記録を許可し、
ステップS7に移行する。一方、外部入力信号がディジ
タル信号である場合にはステップS4に移行し、コピー
管理コード発生器23で抽出したコピー管理コードを見
る。
【0049】ここで、このコピー管理コードに従いコピ
ー可能と判断された場合には、ステップS7に移行し、
同様に記録命令を待つ。一方、コピー不能の場合にはス
テップS6に移行し、コピーの禁止する旨の表示を表示
部35に行わしめ、処理を終了する。
【0050】ステップS8にて記録命令がなされると、
ステップS9にて新たなコピー管理コードをコピー管理
コード発生器23にて生成せしめる。このコピー管理コ
ードの生成については後述する。そして、実際の記録を
行い(ステップS10)記録停止命令がなされると(ス
テップS11)処理を終了する。
【0051】次に、図1に戻り、再生時の動作について
簡単に説明する。
【0052】上述の如く記録されたディジタル信号は回
転ヘッド306、310(記録ヘッドを兼用する)にて
再生され、ロータリートランス305を介して再生アン
プ314、318に供給され、2チャネルの再生信号と
してディジタル復調回路315、319に入力される。
【0053】復調された時分割多重ディジタル信号は、
誤り訂正復号化回路316、320に入力され、該回路
316、320にて伝送路上での符号誤りが訂正され、
チャネル合成器317に供給される。該合成器317に
て再合成した時分割多重信号はダビング用出力端子16
1に供給されると供に、画像信号復号器31及び時間軸
伸長器32に入力される。
【0054】画像信号復号器31は、情報圧縮された画
像情報に対して高能率符号化回路26の処理に対応する
画像情報の伸長処理を施し、元のディジタル映像信号と
して出力する。このディジタル映像信号はディジタル−
アナログ(D/A)変換器33に供給され、アナログ映
像信号として、アナログ映像出力端子15から出力され
る。また、操作キー36の操作により、システムコント
ローラ28よりディジタル出力許可信号(♯3)が出力
されている場合にはスイッチSW4を介して復号器31
の出力するディジタル映像信号がそのままディジタル出
力端子16から出力される。
【0055】一方、時間軸伸長器32にて時間軸が伸長
されたディジタル音声信号は、D/A変換器34に供給
され、アナログ音声信号として端子17から出力され、
システムコントローラ28よりディジタル出力許可信号
(♯4)が出力されている場合にはスイッチSW5を介
してそのままディジタル出力端子18から出力される。
【0056】表5は図1の実施例の場合の情報源とコピ
ー管理コードとの対応例、即ちコピー管理コード発生器
23の動作を説明する表である。
【0057】
【表5】
【0058】表5において、上記外部入力端子11〜1
4からは、著作権保護の必要な情報が入力される可能性
があるので、コピー管理コードを「禁止」とする。ま
た、内蔵センサ、つまりマイクロホン21やビデオカメ
ラ22等の情報収集手段(情報生成手段)から得られる
情報は著作権者自身が記録するものであると判断できる
ので、コピー管理コードを「許可」とする。
【0059】この例では外部入力された情報について
は、全てコピー管理コードを「禁止」としたが、外部入
力情報がアナログ情報である場合等においては「許可」
とすることも可能であり、この場合にはコピー管理コー
ド発生器23の動作アルゴリズムを変更すれば容易に実
現できる。
【0060】また、ビデオカメラ22にて撮影を行った
場合においても、撮影者がダビングの禁止を命じたい場
合には、別途操作キーを設け、この操作キーの操作によ
り強制的にコピー管理コードを「禁止」と変化させ得る
構成とすることも可能である。
【0061】図4はコピー操作を行う場合における各装
置の結線例を示す。
【0062】図4において、元になる親テープ40を再
生するVTR等の送出装置41からは映像情報、音声情
報及び各種の制御や識別信号を多重して成るディジタル
AVデータが通信路42を通じてVTR等の受信装置4
3に送られる。受信装置43は上記ディジタルAVデー
タを子テープ44に記録する。このとき、表3、表4、
表5に定められた規約に従ってコピー管理コードが子テ
ープ44に記録される。
【0063】以上は、ディジタルVTRをビデオカメラ
に一体として組み込んだカメラ一体型VTRを例にとり
説明してきたが、現行VTR規格の8ミリビデオや、V
HSあるいは高画質テレビ方式等のVTRで、映像信号
がアナログ記録され、音声信号のみがディジタル記録さ
れるPCM音声付のVTRを、ビデオカメラと一体に組
み込んだカムコーダーへ適用しても良い。その場合は、
PCM音声のサブコードに、前記のコピー管理コードを
記録しておくことになる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、他の著作権者のディジ
タル情報に関してはその著作権者の権利を保護すること
ができ、使用者自身が作成したオリジナルな音楽や画像
に関しては自由にディジタルダビング(或いは、ディジ
タルコピー)を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】記録されるデータブロックの構成図である。
【図3】図1のシステムコントローラの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】複写を行う場合に用いられる装置の配置を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11〜14 外部入力端子 21 マイクロホン 22 ビデオカメラ 23 コピー管理コード発生器 28 システムコントローラ 36 操作キー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像情報を生成する撮像手段
    と、 外部で生成されたディジタル画像情報を入力する外部入
    力手段と、 前記撮像手段で生成されたディジタル画像情報を記録す
    る場合には、該ディジタル画像情報とともに該ディジタ
    ル画像情報のコピーを禁止しないことを示すコピー管理
    情報を記録し、前記外部入力手段に入力されたディジタ
    ル画像情報を記録する場合には、該ディジタル画像情報
    とともに該ディジタル画像情報のコピーを制限すること
    を示すコピー管理情報を記録する記録手段とを有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記外部入力手段は、外部で圧縮された
    ディジタル画像情報を入力可能とすることを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、前記撮像手段で生成さ
    れたディジタル画像情報を記録する場合には、該ディジ
    タル画像情報を圧縮して記録し、外部で圧縮されたディ
    ジタル画像情報を記録する場合には、該ディジタル画像
    情報を伸長せずに記録することを特徴とする請求項2に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル音声情報を生成する集音手段
    と、 外部で生成されたディジタル音声情報を入力する外部入
    力手段と、 前記集音手段で生成されたディジタル音声情報を記録す
    る場合には、該ディジタル音声情報とともに該ディジタ
    ル音声情報のコピーを禁止しないことを示すコピー管理
    情報を記録し、前記外部入力手段に入力されたディジタ
    ル音声情報を記録する場合には、該ディジタル音声情報
    とともに該ディジタル音声情報のコピーを制限すること
    を示すコピー管理情報を記録する記録手段とを有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記外部入力手段は、外部で圧縮された
    ディジタル音声情報を入力可能とすることを特徴とする
    請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、前記集音手段で生成さ
    れたディジタル音声情報を記録する場合には、該ディジ
    タル音声情報を圧縮して記録し、外部で圧縮されたディ
    ジタル音声情報を記録する場合には、該ディジタル音声
    情報を伸長せずに記録することを特徴とする請求項5に
    記載の記録装置。
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