JPH02208870A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は任意の音場を提供する音場創生機能を有する記
録再生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、音質を改善する装置として所謂ドルビーシステム
と呼ばれるノイズリダクシツン方式を採用しているテー
プレコーダがある。このノイズリダクシッン方式は、入
力側でレベルを圧縮し、出力側でレベル伸長することに
より磁気テープ特有のヒ、ステリシスノイズ等を低減さ
せ、高域における周波数特性を改善して音質を良くする
ものである。この方式のエンコード（記録）時、デコー
ド（再生）時における補正特性は一意に定められている
。

また、最近では、文献：信学技報、Ｖｏ１８７゜＆２５
１．ＥＡ８７−５９　ｒディジタル信号処理ＬＳＩを用
いた音場制御装置の一検討」等に開示された装置がある
。この装置は、ディジタルシグナルプロセッサ（以下、
ＤＳＰと称す、）　１個、４にワード容量のＲＡＭ、バ
ッファから構成されるＤＳＰボードを使用する。

また、入出力用ボードはＩＫワード容量の共有ＲＡＭ％
Ａ／Ｄ　−Ｄ／Ａ用イフィンターフエースイミング発生
回路、パソコン・インターフェース等を有する。上記Ｒ
ＡＭには、源音から反射音迄の遅れ時間である初期遅延
時間（初期遅延りのパラメータ、源資に対する反射音の
レベル（反射音レベル）のパラメータ、反射音中の初期
反射音と残響音のレベル比（初期反射音対残響音レベル
比）のパラメータ、リア信号（残響音）の源資に対する
レベル比（リア残響音レベル）のパラメータ、リア信号
のフロント信号からの遅延量（リア遅延時間）のパラメ
ータ等が格納されている。記録媒体から再生されたオー
ディオ信号は、ＰＣＭ信号へと復調され、さらに誤り訂
正または補間され、この後に上記パラメータに基づいて
上記ＤＳＰにより音質補正のデータ処理をされて外部機
器へ出力される。このようにして、コンサートホールあ
るいは教会内等に居る雰囲気となるような音場を創生ず
ることが可能となる。また、上記パソコン・インターフ
ェースにより上記各種のパラメータの変更も容品に実現
できる。

〔発明が解決しようとする課題〕 従来の装置は以上のように構成されているので、ドルビ
ーシステムでは一意に定められた音質の改善しか行なえ
ず、また、ＤＳＰボードを使用する場合には好みの音場
に創生できるが、ＲＡＭの容量が小さいと再生時に好み
の音場にする毎にそのＲＡＭの内容を書換えなければな
らず、掻作上煩わしく、また、各種の音場を予め揃えて
おくためにはＲＡＭの容量を大幅に拡張しなければなら
ず、装置自体が複雑且つ高価になる等の課題があった。

本発明は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、任意に設定した音質補正用データを記録媒体に記
録・再生することのできる記録再生装置を得ることを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る記録再生装置は、音質補正を行なう装置に
おいて、音質補正用データを記録媒体に記録、再生する
ようにしたものである。

〔作　用〕

本発明における記録再生装置は、記録媒体に音質補正用
データを記録、再生し、再生した音質補正用データに基
づいてオーディオ信号の音質を補正する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例による装置構成を示し、図中
、ｌはアナログオーディオ（８号の入力端子、２はこの
アナログオーディオ信号をＰＣＭ化されたオーディオ信
号（ＰＣＭ信号）に変換するＡ／Ｄコンバータ、３は符
号化回路で、Ａ／Ｄコンバータ２から入力したＰＣＭ信
号に県り訂正符号を付加し、また、ＰＣＭ信号に関連し
た時間情報、曲番情報等のサブコードデータを付加した
り、更に、サブコードデータとして後述の音質補正デー
タ用ＲＡＭ１６から送出される音質補正用データを付加
する。４は符号化回路３の出力信号を例えば８−１０変
調を行なう変調回路、５は変調回路４の後段の記録アン
プ、６は磁気ヘッド７をＲＢＣ（記録側）端子６ａ、Ｐ
、Ｂ　（再生側）端子６ｂに切換えるスイッチ回路、８
は磁気テープである。

磁気ヘッド７は、実際には回転円板上に１８０°対向し
て一対設けられており、この回転円板が回転することに
より磁気テープ８をヘリカルスキャンする。また、ＲＥ
Ｃ端子６ａは記録アンプ５の出力側に、Ｐ、Ｂ端子６ｂ
は再生アンプ９０入力側に各々接続されている。１０は
再生アンプ９の出力信号を例えば１Ｏ−８復調してＰＣ
Ｍ信号に復調する復調回路、１１は復調回路１０からの
ＰＣＭ信号の誤り訂正または補間を行なう復号化回路、
１３は音質補正されたＰＣＭ信号をアナログのオーディ
オ信号に変換するＤ／Ａコンバータ、１４はそのオーデ
ィオ信号の出力端子である。１５はＡ／Ｄコンバータ２
または復号化回路１１からＰ　ＣＭ　（４号を入力し、
この１人力信号を音質補正データ用ＲＡＭ１６に格納さ
れている音質補正用データに従って信号処理してＤ／Ａ
コンバーク１３に出力するＤＳＰで、音質補正用データ
の入力及び表示用の音質補正用データ入カキ−・表示器
１７にも接続されている。また、音質補正データ用ＲＡ
Ｍ１６は復号化回路１１から出力される音質補正用デー
タも格納できるように復号化回路１１にも接続されてい
る。

次に本実施例の動作について説明する。磁気テ−プ８へ
オーディオ信号の記録を行なう前に、装置の動作モード
をＲＥＣ／ＰＡｔｌＳＩ！状態にしておき、音質補正用
データの設定を行なう、ユーザは、第２図に示すような
手順で音質補正用データ入カキ−・表示器１７のキー操
作により表示される音質補正用データの数値または特性
曲線等を見ながら音質補正用データを入力する。この入
力された音質補正用データはＤＳＰ１５を介して音質補
正データ用ＲＡＭ１６に格納される。第２図において、
ユーザは、ステップ１０１にて周波数特性の設定のため
のデータを入力操作し、ステップ１０２にて４チヤンネ
ル化でなければ入力操作を終了し、４チヤンネルであれ
ばステップ１０３の入力操作を行なう、ユーザは、ステ
ップ１０３では初期遅延量、反射音レベル、初期反射音
対残響音レベル比、リア残響音レベル、リア遅延時間等
のパラメータを入力設定して入力操作を終了する。この
入力操作時にはＤＳＰ　１５は入力端子ｌから入力され
るオーディオ信号をＡ／Ｄコンバータ２を介してＰＣＭ
信号として入力し、音質補正データ用ＲＡＭ１６内に格
納されている音質補正用データに基づいてＰＣＭ信号の
音質を改善してＤ／Ａコンバータ１３を介して出力端子
１４に音質改善したオーディオ信号を出力する。従って
、ユーザはこの音質改善したオーディオ信号をモニター
しながら好みのサウンドになるように音質補正用データ
入カキ−・表示器１７から音質補正用データを入力でき
る。

上記のようにして音質補正用データの設定が終了したら
、装置の動作モードをＲＥＣ状態にし、磁気テープ８へ
の記録を開始する。この時にはスイッチ回路６はＲＥＣ
端子６ａ側に切換えられている。入力端子１より入力さ
れたアナログオーディオ信号はＡ／Ｄコンバータ２によ
りディジタル信号に変換されてＰＣＭ化されて符号化回
路３に入力される。一方、ＤＳＰ１５もこのＰＣＭ信号
を入力することにより音質補正データ用ＲＡＭ１６に格
納されている音質補正用データを符号化回路３に直接送
出するためのタイミング制御を行なう。

符号化回路３はＡ／Ｄコンバータ２から入力したＰＣＭ
信号に誤り訂正符号を付加し、また、このＰＣＭ信号に
関連した時間情報、曲番情報等のサブコードデータやこ
のサブコードデータとして音質補正データ用ＲＡＭ１６
から入力した音質補正用データも付加して出力する。符
号化回路３の出力信号は、変調回路４に入力され、磁気
テープ８上への記録に適した信号に変調される。この変
調信号は、記録アンプ５により増幅・波形等化された後
にスイッチ回路６を介して磁気ヘッド７に与えられ、こ
の磁気ヘッド７により磁気テープ８上に第３図に示す信
号フォーマットに従って記録される。第３図において、
磁気テープ８の走行方向ａに対して磁気ヘッド７の走査
方向（ヘリカルスキャン方向）ｂであり、磁気ヘッド７
により記録された信号トランク１８の各々は、オーディ
オ信号等のメイン信号が記録された１２８プロンクのＰ
ＣＭ５１Ｍ１９、トラッキング用のＡＴＦ信号が記録さ
れた各５プロソ°りのＡ　Ｔ　Ｆ　ｆｉｌ域２０ａ。

２０ｂ、サブコードデータ等が記録された各８ブロツク
のサブコード領域２１ａ、２１ｂ等から構成され、合計
１９６ブロツクから成る。

再生時にはスイッチ回路６はＰ、Ｂ端子６ｂ側に切換え
られる。ｉｆｌ気へンド７のヘリカルスキャンにより磁
気テープ８から再生された再生（８号は再生アンプ９に
より増幅・波形等化される。再生アンプ９の出力信号は
復調回路ｌＯにより元のＰＣＭ信号に復調され、復号化
回路１１に入力される。復号化回路１１は再生信号の内
でＰＣＭ化されたオーディオ信号についてはそれに付加
された誤り訂正符号により誤り訂正または補間を行なっ
てＤＳＰ１５に出力し、サブコード領域２１　ａ。

２１ｂから再生された音質補正用データについては音質
補正データ用ＲＡＭ１６に出力する。この音質補正用デ
ータは音質補正データ用ＲＡＭ１６に格納される。ＤＳ
Ｐ１５は音質補正データ用ＲＡＭ１６に格納された音質
補正用データに基づいてユーザが上記のように記録開始
前に設定した音質を再現するように復号化回路１１から
のＰＣＭ化オーディオ信号を演算処理する。この演算処
理によりオーディオの周波数特性、間接音の生成、直接
音と間接音との混合比等の音質補正が行なわれる。この
音質補正されたＰＣＭ化オーディオ信号は、ＤＳＰ１５
からＤ／Ａコンバータ１３に入力され、Ｄ／Ａコンバー
タ１３にてアナログオーディオ信号にされて出力端子１
４に出力される。

上記実施例において、音質補正用データは記録時又は再
生時に音質補正用データ入カキ−・表示器１７のキー掻
作により変更可能である。この場合、記録時には変更さ
れた音質補正データが磁気テープに記録され、再生時に
は変更した音質補正データによりその変更時点から音質
補正が行なわれる。

また、上記実施例において、オーディオ信号とサブコー
ドデータとは各々独立した磁気テープの領域に記録され
るのでサブコードデータまたはオーディオ信号のみの書
換え即ちアフターレコーディングが可能である。サブコ
ード領域のみをアフターレコーディングすることにより
音質補正データを変更し、同一の曲内での音質の変更等
が可能である。

本発明は記録媒体が磁気テープであるＤＡＴ（ディジタ
ルオーディオ　テープレコーダ）の場合に適用して説明
したが、音質補正用データをサブコードデータとして記
録できる記録再生装置であればどのようなものでもよく
、また、記録媒体も磁気テープ以外の例えば光や光磁気
記録媒体等のいかな墨ものでもよい。

本発明は、音質補正ばかりでな（画像情報の補正にも適
用でき、例えばＶＴＲ（ビデオ　テープレコーダ）のよ
うな画像記録再生装置にも適用できることは勿論言うま
でもない。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば任意に設定した音質補正
用データをサブコードデータとして記録媒体上に記録す
るように構成したので、−度設定した音質補正用データ
を複数の記録媒体に各々記録して保存できるために再生
時毎にその音質補正用データを設定する手間が省は且つ
音質補正データ用ＲＡＭの記憶容量も小さくて済み、装
置自体が簡単且つ安価になるものが得られる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による装置構成を示す構成図
、第２図は音質補正用データの入力手順を示すフロー図
、第３図は磁気テープの記録フォーマットの説明図であ
る。 図中、２・・・Ａ／Ｄコンバータ、３・・・符号化回路
、４・・・変調回路、５・・・記録アンプ、６・・・ス
イッチ回路、７・・・磁気ヘッド、８・・・磁気テープ
、９・・・再生アンプ、ｌＯ・・・復調回路、１１・・
・復号化回路、１３・・・Ｄ／Ａコンバータ、１５・・
・ＤＳＰ、１６・・・音質補正データ用ＲＡＭ、１７・
・・音質補正用データ入カキ−・表示器。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　　　大　　岩　　増　　雄 第２ 図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オーディオ信号を記録媒体に記録、再生する記録再生手
   段と、外部操作により入力された音質補正用データを格
   納する記憶手段と、再生時に前記記憶手段内の音質補正
   用データに基づいて前記オーディオ信号の音質補正を行
   なう補正手段とを備えた記録再生装置において、前記記
   録再生手段は、前記記憶手段に格納された音質補正用デ
   ータを前記記録媒体に記録し、この記録した音質補正用
   データを再生して前記記憶手段に格納する事を特徴とす
   る記録再生装置。