JP3127379U - 木材接合部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルト杆が傾斜した締め付け用金具およびL字形アングル材を組み合わせて柱と横架材の接合部を補強した木材接合部構造を提供する。
【解決手段】締め付け用金具4は一端にナット7を螺合させるネジが形成されたボルト杆5の他端に横架材2に当接して固定される平板6が一体に設けられ且つボルト杆5が水平の平板6に対して上側に傾斜しており、L字形アングル材14は水平板12と垂直板13がL字形に一体に形成されており、締め付け用金具14の平板6が直交する一方の横架材3に当接して固定され、締め付け用金具14のボルト杆5が直交する他方の横架材2に形成された、ボルト杆5と同じ傾斜を有する貫通孔11に挿通され、貫通孔11から突出しているボルト杆5のネジにナット7を螺合させて締め付けられ、L字形アングル材14が柱1と横架材2、3に弾性材17を挟んで当接して固定されている木材接合部構造。
【選択図】図1

Description

本考案は、柱に直交して横架材が接続された接合部を締め付け用金具及びアングル材により補強して接合部の耐震強度を向上させる木材接合部構造に関する。
木造建築において、垂直に立設されている柱と横材となる横架材との接合部を補強するために羽子板ボルト、アングル材、あるいはかすがいなどの補強金物が使用されている。
補強金物のうち羽子板ボルトは、ボルト杆と平板が水平に一体に形成されており、ボルト杆には一端にナットを螺合させるためのネジ山が形成され、ボルト杆の他端にボルトあるいはスクリューボルトを通す孔が形成された平板が固定され、一体化されている(特許文献1参照)。
図5(a)は従来の羽子板ボルトの一使用例を示す側面図、(b)は同正面図である。
図5において、柱1に適当な仕口構造で接合されている横架材2との接合部に羽子板ボルト18を使用する場合、柱1に形成された貫通孔19に羽子板ボルト18のボルト杆5を水平に通し、平板6を柱1に当接させてスクリューネジ又はボルト9で固定するとともに、横架材2の貫通孔19から突出しているボルト杆5のネジ山8に座金7aを介してナット7を螺合させて締め付けて柱1と横架材2を連結する。
図6は従来のL字形アングル材の使用例を示す図である。
補強金物のうち、L字形アングル材14は、直角に曲げられた水平板12と垂直板13からなり、柱1と横架材2を連結するために、水平板12と垂直板13にスクリューネジあるいはボルト9を通す孔(図示せず)が形成されている(特許文献2参照)。
柱1と横架材2にL字形アングル材14の水平板12と垂直板13を当接させ、スクリューネジ又はボルト9を水平板12と垂直板13の孔に通して固定することにより柱1と横架材2を連結する。
特開2002−13206号公報 特開平11−1961号公報
従来の羽子板ボルトの固定方法は、横架材にボルトと平板とを水平に配置して締め付けるので、横架材に水平方向の締め付け力しか作用しないため、柱に二方以上に横架材を接合する場合には、横架材どうしの補強が十分でない場合があった。
また、L字形アングル材についても、羽子板ボルトと同様に、単独では接合部の補強が十分でない場合があった。
そこで、本考案は、平板に対して傾斜したボルト杆を備えた締め付け用金具およびL字形アングル材を組み合わせて柱と横架材とを強固に締め付けて接合部の強度を向上させた木材接合部構造を提供するものである。
本考案は、柱とこの柱に直交して複数の横架材とが接合された接合部を締め付け用金具及びL字形アングル材で補強した木材接合部構造において、締め付け用金具は一端にナットを螺合させるネジ山が形成されたボルト杆の他端に横架材に当接して固定される平板が一体に設けられ且つボルト杆が水平の平板に対して上側に傾斜しており、前記L字形アングル材は水平板と垂直板がL字形に一体に形成されており、前記締め付け用金具の平板が直交する一方の横架材に当接して固定され、締め付け用金具のボルト杆が直交する他方の横架材に形成された、ボルト杆と同じ傾斜を有する貫通孔に挿通され、貫通孔から突出しているボルト杆のネジ山にナットが螺合されて締め付けられ、L字形アングル材が垂直柱と横架材に弾性材を挟んで当接して固定されていることを特徴とする。
本考案は、横架材どうしをボルト杆が傾斜した締め付け用金具により固定されて横架材が柱に強固に締め付けられ、この締め付けにより耐震性を高めることができる。また、柱と横架材にL字形アングル材が弾性材を介して固定されることによって、弛みを抑えて揺れに強くなるので、耐震性を高めることができる。
本考案の一実施例について図面を参照して説明する。
図1は本考案による木材接合部構造の第1実施例を示す図、図2は本考案で使用する締め付け用金具の斜視図、図3は本考案で使用するL字形アングル材の斜視図である。
直立する柱1に直交して2本の横架材2、3が予め適当な仕口構造により2面胴差で接合される。
図2において、締め付け用金具4は、ボルト杆5の一端に平板6が一体に連設されており、ボルト杆5の他端には座金7a及び弛み止めのスプリングワッシャー7bを挟んでナット7を螺合させるネジ山8が形成されている。平板6には横架材2に固定するためにスクリューネジ又はボルト9を通す孔10が形成されている。
本考案で使用する締め付け用金具4は、ボルト杆5が水平状態の平板6より上向に傾斜した状態で延びており、ボルト杆5が横架材2にボルト杆5の傾斜角度と同じ傾斜角度で斜め方向に形成された貫通孔11に挿入されて座金7a、スプリングワッシャー7bを介してナット7で締め付けられる。平板6に対して傾斜したボルト杆5により2本の横架材2、3が柱1に寄せられて締め付け強度が増加して耐震強度を高めることができる。締め付け用金具4のボルト杆5の傾斜は、貫通孔11が形成された横架材2、3を柱1に押し付けることができる角度であり、水平の平板6からボルト杆5の軸線の高さH(図1)が貫通孔11の開口部で3〜7cm上方に位置する傾斜角度にする。
柱1と横架材2、3に、図3に示すように、L字形で一体となった水平板12と垂直板13からなるL字形アングル材14を当接させ、スクリューネジ又はボルト9を水平板12と垂直板13に形成された孔15に通して固定する。なお、スクリューネジ又はボルト9の固定は、弛み止めのためにスプリングワッシャーを介して行うことが好ましい。
L字形アングル材14は剛性を持たせるために、水平板12と垂直板13に直交して補強板16を一体に接合しもよい。なお、垂直板13には、図3(a)に示すように、スクリューネジあるいはボルト9を通す孔15を一個、あるいは図3(b)に示すように2個以上設けて柱に強固に固定できるようにしてもよい。
L字形アングル材14の水平板12及び垂直板13は柱の表面との間に弾性を有する弾性材として、例えば弾性を有するワッシャー17を挟んで締め付ける。弾性を有するワッシャー、例えば、凸型のスプリングワッシャー17を使用することにより、地震などによる揺れに対してL字形アングル材14が緩むのを防ぐことができる。
本実施例では、一方の横架材2に形成された傾斜した貫通孔11に締め付け用金具4の傾斜したボルト杆5を通して横架材2、3が柱に締め付けられ、L字形アングル材14を横架材2、3と柱1に弾性を有するスプリングワッシャー17を介して固定して揺れに対して弛みが抑えられるので、接合部を強固に補強することができる。その結果、耐震性を高めることができる。
図4は本考案による木材接合部構造の第2実施例を示す図である。
本実施例は、4本の横架材2、2a、3、3aを柱1に接合した4面胴差の例を示すものである。本実施例においても、実施例1と同様に、直交する横架材2と横架材3、横架材2aと横架材3aを平板6と傾斜ボルト5からなる締め付け用金具4で柱1に寄せて締め付け、さらにL字形アングル材4を柱1と横架材2、2aに固定する。L字形アングル材4は横架材の負荷により適宜配置する。
本実施例においても、実施例1と同様に、締め付け用金具とL字形アングル材により接合部を強固に補強できるので、耐震性を高めることができる。
本考案による木材接合部構造の第1実施例を示す図である。 本考案で使用する締め付け用金具の斜視図である。 本考案で使用するアングル材の斜視図である。 本考案による木材接合部構造の第2実施例を示す図である。 (a)は従来の締め付け用金具の一使用例を示す側面図、(b)は同正面図である。 従来のL字形アングル材の使用例を示す図である。
符号の説明
1:柱 2:横架材
3:横架材 4:締め付け用金具
5:ボルト杆 6:平板
7:ナット 8:ネジ
9:スクリューネジ(又はボルト)10:孔
11:貫通孔 12:水平板
13:垂直板 14:L字形アングル材
15:孔 16:補強板
17:ワッシャー 18:締め付け用金具
19:貫通孔

Claims (2)

  1. 柱とこの柱に直交して複数の横架材とが接合された接合部を締め付け用金具及びL字形アングル材で補強した木材接合部構造において、
    締め付け用金具は一端にナットを螺合させるネジ山が形成されたボルト杆の他端に横架材に当接して固定される平板が一体に設けられ且つボルト杆が水平の平板に対して上側に傾斜しており、
    前記L字形アングル材は水平板と垂直板がL字形に一体に形成されており、
    前記締め付け用金具の平板が直交する一方の横架材に当接して固定され、締め付け用金具のボルト杆が直交する他方の横架材に形成された、ボルト杆と同じ傾斜を有する貫通孔に挿通され、貫通孔から突出しているボルト杆のネジ山にナットが螺合されて締め付けられ、
    L字形アングル材が垂直柱と横架材に弾性材を挟んで当接して固定されていることを特徴とする木材接合部構造。
  2. L字形アングル材の水平板と垂直板の間に、水平板と垂直板に直交する補強板が接合されていることを特徴とする請求項1記載の木材接合部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210056878A (ko) 2019-11-11 2021-05-20 메이코 호무텍크 가부시키가이샤 각도 조정 베개

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