JP3120857B2 - 新規な縮合複素環化合物とこれを用いた抗喘息剤 - Google Patents

新規な縮合複素環化合物とこれを用いた抗喘息剤

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JP3120857B2 JP03504019A JP50401991A JP3120857B2 JP 3120857 B2 JP3120857 B2 JP 3120857B2 JP 03504019 A JP03504019 A JP 03504019A JP 50401991 A JP50401991 A JP 50401991A JP 3120857 B2 JP3120857 B2 JP 3120857B2
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俊夫 黒木
雅久 山口
通丘 秋間
隆樹 古賀
研志 亀井
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、気管支拡張作用とトロンボキサンA2合成酵
素阻害作用の両方を併せもち、抗喘息剤、気管支拡張剤
として有用な新規な縮合複素環化合物に関する。また、
本発明はかかる縮合複素環化合物を用いた抗喘息剤にも
関する。
背景技術 気管支喘息は、即時型喘息反応(以下IARと略す)と
遅発型喘息反応(以下LARと略す)及び気道過敏症の亢
進を伴う疾患として捉えることができる(J.Allergy Cl
in.Immunol.54,244−254,1974及びAm.Rev.Respir.Dis.1
12,829−859,1975参照)。このうち、IARはβ刺激薬を
はじめとする気管支拡張剤により制御することが可能で
あるのに対し、LARは、気道の炎症によって生ずる反応
と考えられており、従来の気管支拡張剤ではこの反応を
制御することは困難である(Am.Rev.Respir.Dis.136,74
0−751,1987参照)。
一方、トロンボキサン(以下TXと略す)A2はロイコト
リエンや血小板活性化因子(PAF)などとともにLAR及び
気道過敏性の発現に深く関与していると考えられてい
る。(Pharmacol.Rev.40,49−84,1988及びAm.Rev.Respi
r.Dis.127,686−690,1983参照)さらに、LAR及び気道過
敏性の亢進はTX合成酵素阻害剤により抑制されることが
報告されている。(Am.Rev.Respir.Dis.134,258−261,1
986;アレルギー,35(7),437−446,1986,Thorax,41,95
5−959,1986,J.Asthma,25,117−124,1988参照)。
発明の開示 本発明者は、IARとLAR及び亢進した気道過敏性を同一
薬剤で抑制することが可能な、優れた抗喘息薬を探索す
べく、鋭意研究を重ねた結果、IARを抑制する気管支拡
張剤としての作用と、LAR及び亢進した気道過敏性を抑
制するTXA2合成酵素阻害剤としての作用の両方を併せも
つ一般式(I)で示される化合物を合成し、本発明に至
った。即ち、本発明者らによって、一般式(I)で示さ
れる化合物が、気管支拡張作用とTXA2合成酵素阻害作用
の両方を併せもち、抗喘息剤、気管支拡張剤として有用
であることが見いだされた。
本発明の化合物は一般式(I) で表わされる。
式中、 は、0または1個の窒素原子および0または1個の硫黄
原子を有する不飽和の5または6員環であり、 R1は水素原子、ハロゲン、カルボキシル基、低級アル
コキシカルボニル基、ニトロ基または低級アルコキシ基
であり、 R2は、低級アルキル基、シクロヘキシル基、ハロゲン
で置換されていてもよいベンジル基、チエニルメチル
基、置換基として低級アルキル基・ハロゲンを有してい
てもよい1〜3個の窒素原子および0または1個の硫黄
原子を有する不飽和の5または6員複素環、置換基とし
て低級アルキル基・ハロゲン・低級アルコキシ基・低級
チオアルキル基・低級アルコキシカルボニル基・カルボ
キシル基・トリフルオロメチル基を有していてもよいフ
ェニル基であり、 R3は、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アル
キニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、シクロア
ルキルメチル基、アシル基、アシルメチル基、ベンゼン
スルホニル基、置換基として水酸基・低級アルコキシ基
・ハロゲン・アミノ基・スルホンアミド基・低級アルコ
キシカルボニル基・カルボキシル基・カルバモイル基・
フタルイミド基・テトラゾリル基・チオフェノキシ基・
チアゾリニルチオ基・ピリミジニルチオ基を有していて
もよい低級アルキル基または、 である。
〔ここでBは、−(CH2−,−(CH2−CH=CH−
(CH2−,−(CH2−C≡C−(CH2−, 又は を、nは2から8の整数を、p,qは0から2の整数であ
る。〕 一般式(I)中、 の0または1個の窒素原子および0または1個の硫黄原
子を有する不飽和の5または6員環としては、 などを例示することができる。
R1は、水素原子、ハロゲン、カルボキシル基、低級ア
ルコキシカルボニル基、ニトロ基または低級アルコキシ
基である。ハロゲンとしては、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素を例示することができる。低級アルコキシカルボニ
ル基としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニルなどの炭素数1〜7のアルコ
キシで置換されたカルボニル基を例示することができ
る。また、低級アルコキシ基としては、メトキシ、エト
キシ、プロポキシなどの炭素数1〜6のアルコキシ基を
例示することができる。
R2は、低級アルキル基、シクロヘキシル基、ハロゲン
で置換されていてもよいベンジル基、チエニルメチル
基、置換基として低級アルキル基・ハロゲンを有してい
てもよい1〜3個の窒素原子および0または1個の硫黄
原子を有する不飽和の5または6員複素環、置換基とし
て低級アルキル基・ハロゲン・低級アルコキシ基・低級
チオアルキル基・低級アルコキシカルボニル基・カルボ
キシル基・トリフルオロメチル基を有していてもよいフ
ェニル基である。低級アルキル基としては、メチル、エ
チル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−
ブチル、ペンチルなどの炭素数1〜6のアルキル基を挙
げることができる。ハロゲンで置換されていてもよいベ
ンジル基としては、塩化ベンジルなどを例示することが
できる。1〜3個の窒素原子および0または1個の硫黄
原子を有する不飽和の5または6員環としては、 などを例示することができる。また、置換フェニル基と
しては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、n−ブチル、i−ブチル、ペンチルなどの炭素数1
〜6のアルキル基で置換されたフェニル基;フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素などのハロゲンで置換されたフェニル
基;メトキシ、エトキシ、プロポキシなどの炭素数1〜
6のアルコキシ基で置換されたフェニル基;メチルチ
オ、エチルチオなどの炭素数1〜6のアルキル基を有す
るチオアルキル基で置換されたフェニル基;メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニルなどの炭素数1〜6のア
ルコキシ基を有するアルコキシカルボニル基で置換され
たフェニル基;カルボキシル基を有するフェニル基;お
よびトリフルオロメチルフェニルなどを例示することが
できる。
R3は、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アル
キニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、シクロア
ルキルメチル基、アシル基、アシルメチル基、ベンゼン
スルホニル基、置換基として水酸基・低級アルコキシ基
・ハロゲン・アミノ基・スルホンアミド基・低級アルコ
キシカルボニル基・カルボキシル基・カルバモイル基・
フタルイミド基・テトラゾリル基・チオフェノキシ基・
チアゾリニルチオ基・ピリミジニルチオ基を有していて
もよい低級アルキル基または である。
低級アルキル基としては、R2の項で例示したものなど
を挙げることができる。低級アルケニル基としては、ビ
ニル、アリル、1−メチルアリル、ブテニル、ペンテニ
ルなどの炭素数2〜6のアルケニル基を挙げることがで
きる。低級アルキニル基としては、エチニル、プロパル
ギルなどの炭素数2〜6のアルキニル基を挙げることが
できる。アラルキル基としては置換または無置換のベン
ジルなどを挙げることができる。シクロアルキル基とし
ては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭素数3〜
7のシクロアルキル基を挙げることができる。シクロア
ルキルメチル基としては、シクロペンチルメチル、シク
ロヘキシルメチル、シクロヘプチルメチルなどの炭素数
4〜8のシクロアルキル基で置換されたメチル基が挙げ
られる。アシル基としては、アセチルなどのアルカノイ
ル基やテノイル等が挙げられる。アシルメチル基として
は、これらのアシル基で置換されたメチル基が挙げられ
る。また、Bは、−(CH2−,−(CH2−CH=CH
−(CH2−,−(CH2−C≡C−(CH2−, 又は であり、ここにおいてnは2〜8の整数を表し、pおよ
びqは0〜2の整数を表す。
なお、特公昭54−20319号および特公昭54−26166号に
は、一般式(I)に属する4−ピリジノフタラジノン系
化合物が感光材料として有用であることが記載されてい
るが、これらの化合物の抗喘息剤としての有用性につい
ては全く記載がない。
一般式(I)で示される化合物は、例えば以下に示す
方法により得ることができる。
(式中、A、R1およびR2は前記と同一のものを示す。R4
は、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニ
ル基、アラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキ
ルメチル基、アシル基、アシルメチル基、ベンゼンスル
ホニル基、置換基として低級アルコキシ基、ハロゲン、
低級アルコキシカルボニル基、トリフルオロメチル基で
置換された低級アルキル基である。Zはハロゲンであ
る。)すなわち、式(II)で表される化合物を出発原料
として、これに塩基の存在下、不活性溶媒中でZ−R4
表される化合物と反応させることによって、式(III)
で表される本発明化合物を得ることができる。ここで用
いられる塩基としては、水素化アルカリ、炭酸アルカ
リ、水酸化アルカリなどが挙げられるが、好ましくは、
水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウムなどが挙げられる。不活性溶媒としては、
反応に際し、不活性であるならば特に制限はされない
が、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンやアセトンなどが好ましく用いられる。反応温度
は−10℃から還流温度で進行し、反応時間は0.5〜24時
間とする。
出発物質として用いた式(II)で表される化合物は、
常法によりo−アシル安息香酸またはそのエステル体と
ヒドラジンヒドラートとを低級アルコール、例えばエタ
ノール中で加熱還流することにより得ることができる。
(式中、A、B、R1およびR2は前記と同一のものを示
す。ZおよびZ′は同一であっても異なっていてもよい
が、それぞれハロゲンを示す。R5は、アミノ基、イミダ
ゾリル基、フタルイミド基、テトラゾリル基、チオフェ
ノキシ基、チアゾリニルチオ基、ピリミジニルチオ基を
示す。)すなわち、一般式(II)で示される化合物を出
発物質として、これを塩基および不活性溶媒中で、式Z
−B−Z′で表される化合物と反応させて式(IV)で表
される化合物を得る。次いで、式(IV)で表される化合
物を不活性溶媒中で式R5Hで表される化合物と反応させ
ることにより式(V)で表される本発明化合物を得るこ
とができる。ここで用いられる塩基としては、炭酸アル
カリ、水酸化アルカリなどが挙げられるが、好ましく
は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどが挙げられる。
不活性溶媒としては、反応に際し不活性であるならば特
に制限はされないが、ジメチルホルムアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンやアセトンなどが好ましく用い
られる。Z−B−Z′で示される化合物の例としては1,
2−ジブロムエタン、1,2−ジクロロエタンなどが挙げら
れる。反応温度は−10℃から還流温度で進行し、反応時
間は0.5〜24時間とする。
(式中、A、R1およびR2は前記と同一のものを示す。R6
はアセチルオキシ基またはアルコキシカルボニル基で置
換された低級アルキル基を示す。R7は水酸基またはカル
ボキシル基で置換された置換低級アルキル基を示す。)
すなわち、式(VI)で表される化合物の塩基による加水
分解により、式(VI)で表される本発明化合物を得るこ
とができる。ここで用いられる塩基としては、水酸化ア
ルカリ、炭酸アルカリが挙げられるが、好ましくは、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。反
応時間は0℃〜還流温度で進行するが、好ましくは20〜
60℃とする。反応時間は、0.5〜12時間とし、好ましく
は0.5〜3時間とする。
(式中、A、R1およびR2は前記と同一のものを示す。R7
はカルボキシルで置換された置換低級アルキル基を示
し、R8は低級アルキル基を示し、R9はカルバモイル基で
置換された低級アルキル基を示す。)すなわち、C法に
より得られた式(VII)で表される化合物をハロゲン化
剤で酸ハライドに導いた後、式R8NH2で表される化合物
と反応させることにより、式(VIII)で表される本発明
化合物を得ることができる。ここで用いられるハロゲン
化剤としては五塩化リン、三塩化リン、塩化チオニルま
たはオキシ塩化リンが挙げられる。反応温度は−10℃か
ら還流温度で進行し、好ましくは−5℃から室温であ
る。反応時間は、0.5〜24時間とし、好ましくは3〜8
時間とする。
なお、このアミド化反応は上記酸ハロゲン化物法のみ
ならず混合酸無水物法、活性エステル法または活性アミ
ド法によっても可能である。
(式中、A、R1およびR2と前記と同一のものを示す。R
10は無置換のアミノ基で置換された置換低級アルキル基
を示し、R11は低級アルキル基またはフェニル基を示
し、R12はスルホンアミド基で置換された置換低級アル
キル基を示す。)すなわち、式(IX)で表される化合物
を出発物質として、これに塩基の存在下、不活性溶媒中
で、式R11SO2Clで表される化合物を反応させることによ
り、式(X)で表される本発明化合物を得ることができ
る。ここで用いられる塩基および不活性溶媒はA法で用
いられるものと同一のものが使用される。反応温度は−
10℃から還流温度で進行し、好ましくは0〜50℃とす
る。反応時間は0.5〜24時間とし、好ましくは1〜5時
間とする。
(式中、AおよびR13は前記と同一のものを示す。R
13は、 を示す。) すなわち、1,4−ジクロロフタラジン(XI)を出発物
質として、これに塩基の存在下、不活性溶媒中で式R13H
で表される化合物と反応させ、次いで、アルカリ性下で
加水分解することにより式(XII)で表される本発明化
合物を得ることができる。塩基および不活性溶媒はA法
において挙げたものを使用することができ、また加水分
解用塩基はC法において挙げたものを使用することがで
きる。反応温度は−10℃〜還流温度で進行し、好ましく
は0〜50℃とする。反応時間は0.5〜24時間で、好まし
くは1〜5時間とする。
(式中、AおよびR1は前記と同一のものを示す。R
14は、 を示す。ここでX′はtert−ブチルジメチルシリル基で
代表されるシリル残基を示す。Yはハロゲン原子または
水素原子を示す。) すなわち、酸無水物(XIII)を出発原料として、塩基
の存在下、不活性溶媒中で式Y−R14で表わされる化合
物と反応させた後、ヒドラジンヒドラートと反応させ、
又R14の場合は、更に酸で加水分解することにより、一般式
(XIV)で示される本発明化合物を得ることができる。
ここで用いられる塩基としては、ブチルリチウムで代表
される有機金属類、又はエチルマグネシウムブロマイド
で代表されるグリニヤー試薬等があげられる。不活性溶
媒としては、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、n−ヘキサン、ベンゼン等があげられるが、好まし
くは無水エーテル、無水テトラヒドロフランが用いられ
る。反応温度は、−110〜−20℃、好ましくは−110〜−
60℃とし、反応時間は0.5〜12時間で1〜3時間とする
のが好ましい。Yで示されるハロゲン原子としては、塩
素原子、臭素原子、沃素原子があげられる。ヒドラジン
ヒドラートによる閉環反応はアルコール溶媒中で行なわ
れ、反応温度は還流温度が、又反応時間は1〜6時間が
好ましい。酸による加水分解反応は、塩酸で代表される
鉱酸によって行なわれ、反応温度は5〜30℃、反応時間
は1〜5時間が好ましい。
(式中、Zはハロゲン原子を示し、R15はアルコキシ基
又はハロゲン原子を示す。)すなわち、式(XV)で表さ
れる化合物を出発原料としこれに塩基の存在下、不活性
溶媒中でピラジン誘導体(XVI)を反応させた後、ヒド
ラジンヒドラートと反応させることにより本発明化合物
であるフタラジノン誘導体(XVII)を得ることができ
る。ここで用いられる塩基及び不活性溶媒と反応温度、
反応時間、ヒドラジンヒドラートによる閉環反応はG法
と同一の条件下で行なうのが好ましい。
(式中、R16はシアノ基又アルコキシカルボニル基を示
し、Zは1個又は2個のハロゲン原子を示し、 を示す)すなわち、置換チオフェン(XVIII)を出発原
料として塩基の存在下、置換ピリジン(XIX)と反応さ
せた後、塩基の存在下、ドライアイスによりカルボキシ
ル化を行ない、次いでこれをヒドラジンヒドラートと反
応させることにより一般式(XX)で示される本発明化合
物を得ることができる。ここで用いられる塩基はブチル
リチウムで代表される有機金属類又はエチルマグネシウ
ムブロマイドで代表されるグリニヤー試薬等があげられ
る。不活性溶媒としてはエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、n−ヘキサン、ベンゼン等があげられ
るが、好ましくは無水エーテル、無水テトラヒドロフラ
ンが用いられる。反応温度は−110〜−20℃とし好まし
くは−80〜−40℃とする。反応時間は0.5〜12時間で0.5
〜3時間が好ましい。ヒドラジンヒドラートによる閉環
反応は(G法)中の閉環反応と同一の条件で行なうのが
望ましい。
(式中、AおよびR1は前記と同一のものを示す。R17
1〜3個の窒素原子および0または1個の硫黄原子を有
する不飽和の5または6員複素環を示す。R18は低級ア
ルキル基を示す。) すなわち、一般式(XXI)で示される化合物と置換ヒ
ドラジン(XXII)とをアルコール溶媒中で反応させるこ
とにより一般式(XXIII)で示される本発明化合物を得
ることができる。反応温度は還流温度が、又反応時間は
1〜6時間が好ましい。
本発明の一般式(I)で示される化合物は、抗喘息薬
として用いる場合は、0.1mg/kg−100mg/kg体重/日の範
囲で、好ましくは0.1−30mg/kg体重/日の範囲で投与す
ると特に有効な結果が得られ、投与方法としては、経口
的、静脈的、筋肉内又は皮下の直筋で、さらに、エアゾ
ールとしても投与することができる。
以下に式(I)で表される化合物の具体的な合成例を
実施例として示すが、本発明の範囲はこれらの化合物に
限定されるわけではない。
実施例1 4−フェニル−2−〔2−(1−1H−イミダゾリル)エ
チル〕−1−(2H)フタラジノンの製造(A法) 4−フェニル−1−(2H)フタラジノン2.0g、1,2−
ジブロムエタン5.5g及び炭酸カリウム7.5gを乾燥ジメチ
ルホルムアミド60mlに懸濁後、65℃で2時間攪拌する。
次いで、反応液にイミダゾール4.3gを加え、更に70℃で
5時間攪拌する。冷却後、2N塩酸で反応液を酸性にし、
酢酸エチル200mlを加え攪拌する。水層を分取し、冷却
下5%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にした後、
クロロホルム300mlで2回に分けて抽出する。硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付す。クロロホル
ムとメタノールの混液(20:1,v/v)で展開、溶出して目
的物(0.5g)を無色結晶として得る。
mp 164〜165℃ 元素分析値(C19H16N4O) 計算値(%)C72.13 H5.10 N17.71 実測値(%)C71.67 H5.29 N17.61 IR(KBr)cm-1c=o 1660 NMR(CDCl3) δ値;4.4〜4.7(4H,m),6.8〜7.9(11H,
m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例2 4−フェニル−2−〔2−(1−1H−イミダゾリル)エ
チル〕−1−(2H)フタラジノンの製造(B法) 4−フェニル−1−(2H)フタラジノン3.2g及び炭酸
カリウム2.4gを乾燥ジメチルホルムアミド40mlに懸濁
し、40℃に加温した後、2−ブロモエチルイミダゾール
3.0gのジメチルホルムアミド溶液20mlを加え、70℃で4
時間攪拌する。反応後、冷希塩酸と酢酸エチルの混合液
に注ぎ、水層を分取する。次いで、水層を5%水酸化ナ
トリウム水溶液でアルカリ性にした後、クロロホルムで
抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を
留去する。残留物を実施例1の方法Aと同様にシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、目的物(1.5g)を
無色結晶として得る。得られた目的物は、方法Aで得ら
れたものと同一の物性を示した。
実施例3 4−(4−クロロフェニル)−2−〔2−(1−1H−イ
ミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に、4−(4−クロロフェニル)−1−(2H)フ
タラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことに
より目的物を得た。
mp 199〜200℃ 元素分析値(C19H15ClN4O) 計算値(%) C65.05 H4.31 N15.97 実測値(%) C64.83 H4.26 N15.80 IR(KBr)cm-1c=o 1660 NMR(CDCl3) δ値;4.4〜4.7(4H,m),6.8〜7.9(10H,
m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例4 4−(4−メチルフェニル)−2−〔2−(1−1H−イ
ミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(4−メチルフェニル)−1−(2H)フタ
ラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことによ
り目的物を得た。
mp 177〜178℃ 元素分析値(C20H18N4O) 計算値(%) C72.70 H5.49 N16.96 実測値(%) C72.43 H5.53 N16.78 IR(KBr)cm-1c=o 1660 NMR(CDCl3) δ値;2.41(3H,s),4.4〜4.7(4H,m),
6.8〜7.9(10H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例5 4−(4−エチルフェニル)−2−〔2−(1−1H−イ
ミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(4−エチルフェニル)−1−(2H)フタ
ラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことによ
り目的物を得た。
mp 133〜135℃ 元素分析値(C21H20N4O) 計算値(%) C73.23 H5.85 N16.27 実測値(%) C73.18 H5.83 N16.26 IR(KBr)cm-1c=o 1640 NMR(CDCl3) δ値;1.28(3H,t,J=7Hz),2.72(2H,q,
J=7Hz),4.4〜4.7(4H,m),6.8〜7.9(10H,m),8.2〜
8.5(1H,m) 実施例6 4−(4−イソプロピルフェニル)−2−〔2−(1−
1H−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノン
の製造 原料に4−(4−イソプロピルフェニル)−1−(2
H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行う
ことにより目的物を得た。
mp 132〜134℃ 元素分析値(C22H22N4O) 計算値(%) C73.72 H6.19 N15.63 実測値(%) C73.46 H6.28 N15.60 IR(KBr)cm-1c=o 1640 NMR(CDCl3) δ値;1.30(6H,d,J=7Hz),2.98(1H,se
ptet,J=7Hz),4.3〜4.7(4H,m),6.8〜7.9(10H,m),
8.3〜8.6(1H,m) 実施例7 4−(4−メトキシフェニル)−2−〔2−(1−1H−
イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製
造 原料に4−(4−メトキシフェニル)−1−(2H)フ
タラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことに
より目的物を得た。
mp 150〜151℃ 元素分析値(C20H18N4O2) 計算値(%) C69.35 H5.21 N16.18 実測値(%) C69.30 H5.40 N16.01 IR(KBr)cm-1c=o 1660 NMR(CDCl3) δ値;3.81(3H,s),4.4〜4.7(4H,m),
6.8〜7.9(10H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例8 4−(4−エトキシフェニル)−2−〔2−(1−1H−
イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製
造〕 原料に4−(4−エトキシフェニル)−1−(2H)フ
タラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことに
より目的物を得た。
mp 137〜139℃ 元素分析値(C21H20N4O2) 計算値(%) C69.98 H5.59 N15.55 実測値(%) C69.60 H5.62 N15.28 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;1.44(3H,t,J=7Hz),4.05(2H,q,
J=7Hz),4.3〜4.7(4H,m),6.8〜7.8(10H,m),8.2〜
8.5(1H,m) 実施例9 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−〔2−(1−1
H−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノン
の製造 原料に4−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−(2
H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行う
ことにより目的物を得た。
mp 134〜135℃ 元素分析値(C21H20N4O3) 計算値(%) C67.01 H5.36 N14.89 実測値(%) C68.69 H5.23 N14.65 IR(KBr)cm-1c=o 1660 NMR(CDCl3) δ値;3.90(6H,s),4.4〜4.7(4H,m),
6.8〜7.9(9H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例10 4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−
〔2−(1−1H−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)
フタラジノンの製造 原料に4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)
−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操
作を行うことにより目的物を得た。
mp 128〜130℃ 元素分析値(C20H17FN4O2) 計算値(%) C65.93 H4.70 N15.38 実測値(%) C65.81 H4.85 N15.12 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;3.91(3H,s),4.3〜4.7(4H,m),
6.8〜7.9(9H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例11 4−(4−メチルチオフェニル)−2−〔2−(1−1H
−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの
製造 無水フタル酸24.0g及び無水塩化アルミニウム24.6gを
ジクロルメタン300mlに溶解し、氷−水冷却下、チオア
ニソール20.1gを含むジクロロメタン50mlを滴下する。
室温で5時間攪拌した後、減圧下に溶媒を留去する。残
渣に、冷却下、酢酸エチル500mlと希塩酸300mlの混合液
を徐々に加え、攪拌し、有機層を分取する。硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をn−ヘ
キサンでトリチュレートする。不溶物をエーテル−n−
ヘキサンで再結晶することにより、2−(4−メチルチ
オベンゾイル)安息香酸(31.0g)を得た。
mp 152〜154℃ 又、得られた2−(4−メチルチオベンゾイル)安息
香酸35.0gと80%ヒドラジンヒドラート16.1gをエタノー
ル400mlに溶解し、還流下、4時間攪拌する。一夜放置
後、析出した結晶を濾取して4−(4−メチルチオフェ
ニル)−1−(2H)フタラジノン33.0gを得る。
mp 250〜251℃ 原料に4−(4−メチルチオフェニル)−1−(2H)
フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うこと
により目的物を得た。
mp 168〜169℃ 元素分析値(C20H18N4OS) 計算値(%) C66.28 H5.01 N15.46 実測値(%) C66.19 H5.04 N15.33 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;2.51(3H,s),4.4〜4.7(4H,m),
6.8〜7.9(10H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例12 4−(4−フルオロフェニル)−2−〔2−(1−1H−
イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製
造 原料に4−(4−フルオロフェニル)−1−(2H)フ
タラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことに
より目的物を得た。
mp 195〜197℃ 元素分析値(C19H15FN4O) 計算値(%) C68.25 H4.52 N16.76 実測値(%) C67.98 H4.37 N17.52 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;4.3〜4.7(4H,m),6.7〜7.8(10H,
m),8.2〜8.6(1H,m) 実施例13 4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−〔2−
(1−1H−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 原料に4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1
−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を
行うことにより目的物を得た。
mp 172〜175℃ 元素分析値(C20H15F3N4O) 計算値(%) C62.50 H3.93 N14.58 実測値(%) C62.35 H3.87 N14.38 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;4.3〜4.7(4H,m),6.8〜7.9(10H,
m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例14 4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−〔2−
(1−1H−イミダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 原料に4−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1
−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を
行うことにより目的物を得た。
mp 126〜128℃ 元素分析値(C20H15F3N4O) 計算値(%) C62.50 H3.93 N14.58 実測値(%) C62.12 H3.88 N14.57 IR(KBr)cm-1c=o 1650 NMR(CDCl3) δ値;4.3〜4.7(4H,m),6.8〜7.8(10H,
m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例15 6−クロル−4−フェニル−2−〔2−(1−1H−イミ
ダゾリル)エチル〕−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に6−クロル−4−フェニル−1−(2H)フタラ
ジノを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目
的物を得た。
mp 165〜167℃ 元素分析値(C19H15ClN4O) 計算値(%) C65.05 H4.31 N15.97 実測値(%) C65.05 H4.45 N16.07 IR(KBr)cm-1;νc=o 1650 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.6(4H,m),6.8〜7.8(10H,
m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例16 6−クロル−4−(3−フルオロ−4−メトキシフェニ
ル)−2−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−
1−(2H)フタラジノンの製造 原料に6−クロル−4−(3−フルオロ−4−メトキ
シフェニル)−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例
1と同様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 147〜150℃ IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;3.90(3H,s),4.3〜4.7(4H,m),6.8
〜7.8(8H,m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例17 4−(4−クロルベンジル)−2−[2−(1−1H−イ
ミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(4−クロルベンジル)−1−(2H)フタ
ラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うことによ
り目的物を得た。
mp 150〜151℃ 元素分析値(C20H17ClN4O) 計算値(%) C65.84 H4.70 N15.36 実測値(%) C65.76 H4.83 N15.41 IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;4.13(2H,s),4.4〜4.6(4H,m),6.8
〜7.8(10H,m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例18 4−(2−チエニル)−2−[2(1−1H−イミダゾリ
ル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(2−チエニル)−1−(2H)フタラジノ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 132〜134℃ 元素分析値(C17H14N4OS) 計算値(%) C63.34 H4.38 N17.38 実測値(%) C63.21 H4.54 N16.87 IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;4.3〜4.7(4H,m),6.8〜7.2(9H,
m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例19 4−[2−(3−メチルチエニル)]−2−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノ
ンの製造 原料に4−[2−(3−メチルチエニル)]−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 139〜140℃ 元素分析値(C17H14N4OS) 計算値(%) C64.27 H4.79 N16.65 実測値(%) C64.42 H4.92 N16.73 IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;2.08(3H,s),4.4〜4.7(4H,m),6.8
〜7.9(8H,m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例20 4−[2−(5−メチルチエニル)]−2−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノ
ンの製造 原料に4−[2−(5−メチルチエニル)]−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 130〜131℃ 元素分析値(C18H16N4OS) 計算値(%) C64.27 H4.79 N16.65 実測値(%) C64.17 H4.84 N16.56 IR(KBr)cm-1;νc=o 1640 NMR(CDCl3)δ値;2.53(3H,s),4.4〜4.7(4H,m),6.7
〜8.2(8H,m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例21 4−[2−(5−エチルチエニル)]−2−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノ
ンの製造 原料に4−[2−(5−エチルチエニル)]−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 110〜112℃ 元素分析値(C19H18N4OS) 計算値(%) C65.12 H5.18 N15.99 実測値(%) C64.75 H5.23 N15.86 IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;1.37(3H,t,J=7Hz),2.90(2H,q,J
=7Hz),4.4〜4.7(4H,m),6.7〜8.2(8H,m),8.3〜8.6
(1H,m) 実施例22 4−[2−(5−クロルチエニル)]−2−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノ
ンの製造 原料に4−[2−(5−クロルチエニル)]−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 138〜140℃ 元素分析値(C17H13ClN4O5) 計算値(%) C57.22 H3.67 N15.70 実測値(%) C56.97 H3.62 N15.56 IR(KBr)cm-1;νc=o 1640 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.7(4H,m),6.8〜8.1(8H,
m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例23 6−クロル−4−(2−チエニル)−2−[2−(1−
1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノン
の製造 原料に6−クロル−4−(2−チエニル)−1−(2
H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行う
ことにより目的物を得た。
mp 185〜187℃ 元素分析値(C17H13ClN4OS) IR(KBr)cm-1;νc=o 1650 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.6(4H,m),6.8〜8.5(9H,m) 実施例24 4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 2−ブロモトルエン25.0gを含む無水テトラヒドロフ
ラン溶液300mlに窒素雰囲気下、−78℃で15%ブチルリ
チウムヘキサン溶液100mlを加え、同温度で1時間撹拌
する。次いで、3−シアノピリジン14.6gを含む無水テ
トラヒドロフラン溶液100mlを滴下し、1時間撹拌後、
徐々に室温まで昇温し、更に室温で1時間撹拌を続け
る。反応液に4N−塩酸200mlを加え、室温で30分間撹拌
した後、テトラヒドロフランを減圧下に留去する。水層
を氷水冷却下、5%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ
性とし、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付す。クロロホルムで展開、溶
出して2−ニコチノイルトルエン8.5gを得る。次いで、
2−ニコチノイルトルエン8.0gを水300mlに懸濁し、過
マンガン酸カリウム18.4gを加えた後、還流下、1.5時間
撹拌する。熱時過し、二酸化マンガンを熱水100mlで
2回洗浄する。液を4N−塩酸で、pH3〜4に調製し、
液量が約150ml程度になるまで減圧下に水を留去する。
クロロホルムとテトラヒドロフランの混液で抽出後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去する。残
渣をn−ヘキサンでトリチュレートし、2−ニコチノイ
ル安息香酸3.5gを得る。
更に、2−ニコチノイル安息香酸3.9gを含むエタノー
ル懸濁液70mlに80%ヒドラジンヒドラート1.7gを加え、
還流下、4時間撹拌する。一夜放置後、析出した結晶を
取して目的物2.7gを得る。
融点:268〜9℃ IR(KBr)cm-1;νc=o 1680cm-1 NMR(DMSO−d5)δ値;7.3〜9.0(8H,m),12.98(1H,s) 実施例25 4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 窒素雰囲気下、無水エーテル150mlを−78℃に冷却
し、15%ブチルリチウムヘキサン溶液100mlを加える。
同温度で3−ブロモピリジン23.0gを含む無水エーテル1
50mlを滴下し、30分間撹拌する。次いで無水フタル酸2
1.5gを含む無水テトラヒドロフラン150mlを−78℃で一
度に加える。同温度で1時間撹拌した後、徐々に室温に
戻しながら更に1時間撹拌を続ける。
反応液に冷水300mlを加え、室温で5分間撹拌した後
水層を分取する。6N−塩酸でpH3〜4に調製した後、飽
和食塩水を加え、テトラヒドロフラン500mlで3回に分
けて抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付す。クロロホルムとメタノールの混液(30:1,v/
v)で展開、溶出して2−ニコチノイル安息香酸20.5gを
得る。次いで、実施例24と同様の操作、すなわち2−ニ
コチノイル安息香酸20.5gを含むエタノール懸濁液250ml
に80%ヒドラジンヒドラートを9.6g加え、還流下、4時
間撹拌する。一夜放置後析出した結晶を取して目的物
14.8gを得る。融点、IR値及びNMR値は実施例24のものと
同様な値を示した。
実施例26 4−(3−ピリジル)−2−[2−(1−1H−イミダゾ
リル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 147〜149℃ 元素分析値 計算値(%) C68.12 H4.76 N22.07 実測値(%) C67.98 H4.79 N21.85 IR(KBr)cm-1;νc=o 1650 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.6(4H,m),6.8〜7.9(8H,
m),8.2〜8.5(1H,m),8.5〜8.8(2H,m) 実施例27 4−(4−ピリジル)−2−[2−(1−1H−イミダゾ
リル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(4−ピリジル)−1−(2H)フタラジノ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 170〜172℃ 元素分析値 計算値(%) C68.12 H4.76 N22.07 実測値(%) C67.89 H4.67 N21.81 IR(KBr)cm-1;νc=o 1650 NMR(CDCl3)δ値;4.3〜4.8(4H,m),6.7〜7.9(8H,
m),8.3〜8.6(1H,m),8.6〜8.8(2H,m) 実施例28 4−(2−ピリジル)−2−[2−(1−1H−イミダゾ
リル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(2−ピリジル)−1−(2H)フタラジノ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 113〜115℃ 元素分析値 計算値(%) C68.12 H4.76 N22.07 実測値(%) C67.83 H4.82 N22.02 IR(KBr)cm-1;νc=o 1660 NMR(CDCl3)δ値;4.3〜4.7(4H,m),6.8〜8.0(8H,
m),8.1〜8.5(2H,m),8.5〜8.8(1H,m) 実施例29 4−(2−フリル)−2−[2−(1−1H−イミダゾリ
ル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 原料に4−(2−フリル)−1(2H)フタラジノンを
用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的物を
得た。
mp 142〜143℃ 元素分析値 計算値(%) C66.65 H4.61 N18.29 実測値(%) C66.43 H4.57 N18.12 IR(KBr)cm-1;νc=o 1650 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.6(4H,m),6.4〜7.9(8H,
m),8.1〜8.5(2H,m) 実施例30 4−メチル−2−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチ
ル]−1−(2H)フタラジノン 原料に4−メチル−1−(2H)−フタラジノンを用い
実施例1と同様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 89〜91℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;2.50(3H,s),4.3〜4.6(4H,m),6.8
〜7.9(6H,m),8.2〜8.5(1H,m) 実施例31 4−シクロヘキシル−2−[2−(1−1H−イミダゾリ
ル)エチル]−1−(2H)フタラジノン 原料に4−シクロヘキシル−1−(2H)フタラジノン
を用い実施例1と同様の操作を行うことにより目的物を
得た。
mp 151〜154℃ IR(KBr)cm-1;1640 NMR(CDCl3)δ値;1.0〜2.3(10H,m),2.7〜3.3(1H,
m),4.3〜4.6(4H,m),6.7〜7.9(6H,m),8.1〜8.5(1
H,m) 実施例32 6−クロル−4−[2−(5−メチルチエニル)]−2
−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2
H)フタラジノンンの製造 原料に6−クロル−4−[2−(5−メチルチエニ
ル)]−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同
様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 162〜166℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;2.51(3H,s),4.2〜4.8(4H,m),6.6
〜8.5(8H,m) 実施例33 7−ニトロ−4−[2−(5−エチルチエニル)]−2
−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2
H)フタラジノンの製造 原料に7−ニトロ−4−[2−(5−エチルチエニ
ル)]−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同
様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 123〜125℃ IR(KBr)cm-1;1660,1530,1340 NMR(CDCl3)δ値;1.37(3H,t,J=7Hz),2.90(2H,q,J
=7Hz),4.4〜4.6(4H,m),6.7〜7.4(5H,m),8.0〜8.6
(2H,m),9.12(1H,d,J=2Hz) 実施例34 6−メトキシ−4−(2−エチルチエニル)]−2−
[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)
フタラジノンの製造 原料に6−メトキシ−4−(2−チエニル)−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 186〜188℃ IR(KBr)cm-1;1640 NMR(CDCl3)δ値;3.84(3H,s),4.2〜4.7(4H,m),6.8
〜7.6(8H,m),8.31(1H,d,J=9Hz) 実施例35 7−メトキシ−4−(2−チエニル)−2−[2−(1
−1H)−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジ
ノンの製造 原料に7−メトキシ−4−(2−チエニル)−1−
(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行
うことにより目的物を得た。
mp 130〜132℃ IR(KBr)cm-1;1640 NMR(CDCl3)δ値;3.92(3H,s),4.2〜4.8(4H,m),6.8
〜8.1(9H,m) 実施例36 6−メトキシ−4−[2−(5−エチルチエニル)]−
2−[2−(1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)
フタラジノンの製造 原料に6−メトキシ−4−[2−(5−エチルチエニ
ル)]−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同
様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 139〜142℃ IR(KBr)cm-1;1640 NMR(CDCl3)δ値;1.36(3H,t,J=7Hz),2.88(2H,q,J
=7Hz),3.85(3H,s),4.3〜4.6(4H,m),6.7〜7.5(7
H,m),8.29(1H,d,J=9Hz) 実施例37 7−メトキシ−4−[2−(5−エチルチエニル)]−
2−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−
(2H)フタラジノンの製造 原料に7−メトキシ−4−[2−(5−エチルチエニ
ル)]−1−(2H)フタラジノンを用い、実施例1と同
様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 99〜102℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.35(3H,t,J=7Hz),2.86(2H,q,J
=7Hz),3.91(3H,s),4.3〜4.7(4H,m),6.7〜8.1(8
H,m) 実施例38 7−エトキシカルボニル−4−[2−(5−エチルチエ
ニル)]−2−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチ
ル]−1−(2H)フタラジノンの製造 7−カルボキシ−4−[2−(5−エチルチエニ
ル)]−1−(2H)フタラジノン2.0gをエタノール200m
lに溶解後、触媒量の濃硫酸を加え、5時間還流する。
減圧下に溶媒を留去し、残渣に酢酸エチル200mlと5%
炭酸カリ水溶液100mlの混合液を加え、撹拌後有機層を
分取する。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で酢酸エ
チルを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付す。クロロホルムとメタノールの混液(20:1,v
/v)で展開、溶出して7−エトキシカルボニル−4−
[2−(5−エチルチエニル)]−1−(2H)フタラジ
ノンを得る。この7−エトキシカルボニル−4−[2−
(5−エチルチエニル)]−1−(2H)フタラジノンを
原料として用い、実施例1と同様の操作を行うことによ
り目的物を得た。
mp 133〜136℃ IR(KBr)cm-1;1710,1660 NMR(CDCl3)δ値;1.36(3H,t,J=7Hz),1.41(3H,t,J
=7Hz),2.89(2H,q,J=7Hz),4.2〜4.7(6H,m),6.7〜
7.4(5H,m),7.9〜8.5(2H,m),9.00(1H,d,J=2Hz) 実施例39 7−カルボキシ−4−[2−(5−エチルチエニル)]
−2−[2−(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−
(2H)フタラジノンの製造 実施例38で得られた7−エトキシカルボニル−4−
[2−(5−エチルチエニル)]−2−[2−(1−1H
−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノン1.
0gをメタノール50mlに溶解後、水酸化ナトリウム0.3gを
含む水溶液を加え、室温で3時間撹拌する。反応後、減
圧下に溶媒を留去し、次いで、残渣に冷水20mlを加え
る。不溶物を去した後、冷却下、液を6N−塩酸で中
性にする。水を減圧下留去した後、残渣を含水エタノー
ルでトリチュレートすることにより目的物を得た。
mp>280℃ IR(KBr)cm-1;3700〜2300,1660 NMR(D2O)δ値;1.02(3H,t,J=7Hz),2.47(2H,q,J=7
Hz),4.17(4H,br s),6.2〜8.2(7H,m),8.41(1H,
s) 実施例40 8−[2−(5−クロルチエニル)]−6−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−5−(6H)ピリド[2,
3−d]ピリダジノンの製造 原料に8−[2−(5−クロルチエニル)]−5−
(6H)ピリド[2,3−d]ピリダジノンを用い、実施例
1と同様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 204〜207℃ IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;4.3〜4.8(4H,m),6.8〜7.4(5H,
m),7.5〜7.9(1H,m),8.2〜8.5(1H,m),9.0〜9.2(1
H,m) 実施例41 1−[2−(5−メチルチエニル)]−3−[2−(1
−1H−イミダゾリル)エチル]−4−(3H)ピリド[3,
4−d]ピリダジノンの製造 原料に1−[2−(5−メチルチエニル)]4−(3
H)ピリド[3,4−d]ピリダジノンを用い、実施例1と
同様の操作を行うことにより目的物を得た。
mp 146〜147℃ IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;2.54(3H,s),4.3〜4.7(4H,m),6.7
〜7.5(5H,m),7.81(1H,,d,J=6Hz),8.91(1H,d,J=6
Hz),9.61(1H,s) 実施例42 4−[(2−チエニル)メチル]−2−[2(1−1H−
イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラジノンの製
造 原料に4−[(2−チエニル)メチル]−1−(2H)
フタラジノンを用い、実施例1と同様の操作を行うこと
により目的物を得た。
mp 135〜138℃ IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;4.2〜4.7(4H,m),4.33(2H,s),6.6
〜7.8(9H,m),8.1〜8.5(1H,m) 実施例43 4−フェニル−2−[3−(1−1H−イミダゾリル)プ
ロピル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,3−ジブロムプロパ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 136〜138℃ 元素分析値 計算値(%) C72.70 H5.49 N16.96 実測値(%) C72.78 H5.62 N16.78 IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;2.37(2H,quintet,J=7Hz),4.06(2
H,t,J=7Hz),4.32(2,H,t,J=7Hz),7.00(2H,s),7.4
〜7.9(9H,m),8.4〜8.7(1H,m) 実施例44 4−フェニル−2−[4−(1−1H−イミダゾリル)ブ
チル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,4−ジブロムブタン
を用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的物
を得た。
mp 145〜146℃ 元素分析値 計算値(%) C73.23 H5.85 N16.27 実測値(%) C72.84 H5.86 N15.98 IR(KBr)cm-1;1640 NMR(CDCl3)δ値;1.7〜2.1(4H,m),4.02(2H,t,J=7H
z),4.34(2H,t,J=7Hz),6.8〜7.9(11H,m),8.3〜8.7
(1H,m) 実施例45 4−フェニル−2−[5−(1−1H−イミダゾリル)ペ
ンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 164〜165℃ 元素分析値 計算値(%) C72.13 H5.10 N17.71 実測値(%) C71.80 H5.16 N17.67 IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;1.2〜2.2(6H,m),3.90(2H,t,J=7H
z),4.28(2H,t,J=7Hz),6.8〜7.9(11H,m),8.3〜8.7
(1H,m) 実施例46 4−フェニル−2−[6−(1−1H−イミダゾリル)ヘ
キシル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,6−ジブロムヘキサ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 101〜103℃ 元素分析値 計算値(%) C74.17 H6.50 N15.04 実測値(%) C73.94 H6.49 N14.70 IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.2〜2.1(8H,m),3.90(2H,t,J=7H
z),4.30(2H,t,J=7Hz),6.8〜7.9(11H,m),8.3〜8.7
(1H,m) 実施例47 4−フェニル−2−[7−(1−1H−イミダゾリル)オ
クチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,8−ジブロムオクタ
ンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより目的
物を得た。
mp 81〜82℃ 元素分析値 計算値(%) C74.96 H7.05 N13.99 実測値(%) C74.79 H7.04 N13.89 IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.2〜2.2(12H,m),3.84(2H,t,J=7
Hz),4.25(2H,t,J=7Hz),6.8〜7.9(11H,m),8.3〜8.
6(1H,m) 実施例48 4−フェニル−2−[4−(1−1H−イミダゾリル)−
2−ブテニル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,4−ジブロモ−2−
ブテンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより
目的物を得た。
mp 169〜172℃ IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;4.4〜4.7(2H,m),4.7〜5.0(2H,
m),5.7〜6.0(2H,m),6.7〜8.0(11H,m),8.3〜8.5(1
H,m) 実施例49 4−フェニル−2−[4−(1−1H−イミダゾリル)−
2−ブチニル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,4−ジブロモ−2−
ブチンを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより
目的物を得た。
mp 111〜114℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;4.64(2H,s),5.03(2H,s),6.7〜7.
8(11H,m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例50 4−フェニル−2−[4−(1−1H−イミダゾリル)ペ
ンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 4−フェニル−1−(2H)フタラジノン4.0g,1,4−ジ
ブロムペンタン13.7g及び炭酸カリ14.9gを乾燥ジメチル
ホルムアミド50mlに懸濁後、65℃で2時間撹拌する。反
応後、冷水にあけ、クロロホルムで抽出する。硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付す。ジクロルメタ
ンで展開、溶出して4−フェニル−2−(4−ブロモペ
ンチル)−1−(2H)フタラジノン(4.1g)を無色結晶
として得る。
mp 132〜133℃ NMR(CDCl3)δ値;1.6〜2.4(4H,m),1.69(3H,d,J=7H
z),4.0〜4.5(3H,m),7.3〜7.9(8H,m),8.3〜8.7(1
H,m) イミダゾール0.37g及び水素化ナトリウム0.16gを乾燥
テトラヒドロフラン30mlに懸濁後、氷−水冷却下、上記
4−フェニル−2−(4−ブロモペンチル)−1−(2
H)フタラジノン1.00gを含む乾燥テトラヒドロフラン溶
液を滴下し、10時間加熱還流する。
反応後、減圧下に溶媒を留去し、残渣にクロロホルム
100mlと冷水100mlの混合液を加え、撹拌する。有機層を
分取し、残留マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留
去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付す。クロロホルムとメタノールの混液(20:1,v/v)で
展開し、溶出して目的物(0.40g)を得る。
mp 107〜109℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.47(3H,d,J=7Hz),1.6〜2.0(4H,
m),3.7〜4.5(3H,m),6.8〜8.0(11H,m),8.3〜8.6(1
H,m) 実施例51 4−フェニル−2−[4−(1−1H−イミダゾリルメチ
ル)シクロヘキシルメチル]−1−(2H)フタラジノン
の製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,4−ビス(ブロモメ
チル)シクロヘキサンを用い、実施例1と同様の操作を
行うことにより目的物を得た。
mp 208〜210℃ NMR(CDCl3)δ値;0.7〜2.1(10H,m),3.72(2H,d,J=7
Hz),4.11(2H,d,J=7Hz),6.7〜7.8(11H,m),8.3〜8.
6(1H,m) 実施例52 4−(2−チエニル)−2−[3−(1−1H−イミダゾ
リル)プロピル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,3−ジブロムプロパ
ンを、また、原料に4−(2−チエニル)−1−(2H)
フタラジノンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより目的物を得た。
mp 82〜84℃ 元素分析値 計算値(%) C64.27 H4.79 N16.65 実測値(%) C63.78 H4.89 N16.59 IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;2.32(2H,quintet,J=7Hz),4.00(2
H,t,J=7Hz),4.22(2H,t,J=7Hz),6.8〜8.1(9H,m),
8.1〜8.6(1H,m) 実施例53 4−(2−チエニル)−2−[5−(1−1H−イミダゾ
リル)ペンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に4−(2−チエニル)−1−(2H)
フタラジノンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより目的物を無色油状物質として得た。
IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.2〜2.2(6H,m),3.93(2H,t,J=7H
z),4.29(2H,t,J=7Hz),6.8〜7.2(9H,m),8.3〜8.6
(1H,m) この油状物質を塩化水素で飽和したエタノールに溶解
した。減圧下に溶媒を留去し、残渣をエーテルでトリチ
ュレートすることにより目的物の塩酸塩を得た。
mp 169〜171℃ 実施例54 6,7−ジメトキシ−4−フェニル−2−[5−(1−1H
−イミダゾリル)ペンチル]−1−(2H)フタラジノン
の製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に6,7−ジメトキシ−4−フェニル−
1−(2H)フタラジノンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより目的物を無色油状物質として得た。
IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.2〜2.2(6H,m),3.81(3H,s),3.9
0(2H,t,J=7Hz),4.01(3H,s),4.24(2H,t,J=7Hz),
6.7〜8.0(10H,m) 目的物の塩酸塩は、実施例53と同様の操作を行うこと
により得られた。
mp 110〜115℃ 実施例55 4−(3−ピリジル)−2−[5−(1−1H−イミダゾ
リル)ペンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタの代わりに1,5−ジブロムペンタン
を、また、原料に4−(3−ピリジル)−1−(2H)フ
タラジノンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこと
により目的物を得た。
mp 126〜128℃ IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.0〜2.2(6H,m),3.89(2H,t,J=7H
z),4.25(2H,t,J=7Hz),6.7〜8.0(8H,m),8.3〜8.6
(1H,m),8.6〜8.9(2H,m) 実施例56 4−(4−ピリジル)−2−[5−(1−1H−イミダゾ
リル)ペンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に4−(4−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンを用いて、実施例1の方法Aと同様の操作
を行うことにより目的物を得た。
mp 118〜120℃ IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;1.1〜2.2(6H,m),3.89(2H,t,J=7H
z),4.26(2H,t,J=7Hz),6.7〜7.9(8H,m),8.3〜8.6
(1H,m),8.6〜8.9(2H,m) 実施例57 4−(2−ピリジル)−2−[5−(1−1H−イミダゾ
リル)ペンチル]−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に4−(2−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより目的物を油状物質として得た。
IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;1.1〜2.2(6H,m),3.88(2H,t,J=7H
z),4.27(2H,t,J=7Hz),6.7〜8.8(11H,m) この油状物質0.60gをエタノール5mlに溶解した後、シ
ュウ酸0.21gを含むエタノール溶液3mlを加え、室温下で
5分間撹拌した。
次いで、減圧下に溶媒を留去し、残渣をエーテルとエ
タノールの混合液(1:1,v/v)でトリチュレートするこ
とにより、目的物のシュウ酸塩(0.50g)を得た。
mp 114〜118℃ 実施例58 4−[2−(1−メチル−1H−イミダゾリル)]2−
[5−(1−1H−イミダゾリル)−ペンチル]−1−
(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に4−[2−(1−メチル−1H−イミ
ダゾリル)]−1−(2H)フタラジノンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより目的物を油状物質と
して得た。
IR(KBr)cm-1;1650 NMR(CDCl3)δ値;1.1〜2.1(6H,m),3.82(2H,t,J=7H
z),3.83(3H,s),4.12(2H,t,J=7Hz),6.7〜8.0(8H,
m),8.3〜8.6(1H,m) 実施例59 4−[2−(1−イソプロピル−1H−イミダゾリル)]
−2−[5−(1−1H−イミダゾリル)ペンチル]−1
−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロムエタンの代わりに1,5−ジブロムペンタ
ンを、また、原料に4−[2−(1−イソプロピル−1H
−イミダゾリル)]−1−(2H)フタラジノンを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、目的物を
油状物質として得た。
IR(KBr)cm-1;1660 NMR(CDCl3)δ値;1.0〜2.1(6H,m),1.40(6H,d,J=7H
z),3.78(2H,t,J=7Hz),4.18(2H,t,J=7Hz),5.48
(1H,quintet,J=7Hz),6.7〜8.0(7H,m),8.2〜8.6(2
H,m) 実施例60 4−[3−エトキシカルボニルフェニル)−2−[2−
(1−1H−イミダゾリル)エチル]−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 原料に4−(3−エトキシカルボニルフェニル)−1
−(2H)フタラジノンを用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、目的物を得た。
mp 116〜118℃ IR(KBr)cm-1;νc=o 1730,1650 NMR(CDCl3)δ値;1.38(3H,t,J=7Hz),4.35(2H,q,J
=7Hz),4.3〜4.7(4H,m),6.8〜8.6(11H,m) 実施例61 2−エチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(40mg)のジメチル
ホルムアミド(5ml)懸濁液中に、4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノン(0.20g)を加え、室温
下30分間撹拌した。反応液を氷冷し、エチルブロマイド
(0.08ml)を加え同温度で1時間撹拌した。反応混合物
を冷水中にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホル
ム層を水洗、次いで硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
で溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付した。クロロホルムとアセトンの混液(9
9:1,v/v)、で展開、溶出して目的物(0.17g)を無色結
晶として得た。
mp 156〜157℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(3H,t,J=7Hz),4.34(2H,q,J
=7Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.3〜8.9(3H,m) 実施例62 2−メチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにメチルヨーダイドを用
い、実施例61と同様の操作を行うことにより目的物を得
た。
mp 153〜154℃ NMR(CDCl3)δ値;3.90(3H,s),7.2〜8.0(5H,m),8.3
〜8.9(3H,m) 実施例63 2−(2−メトキシエチル)−4−(3−ピリジル)−
1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、2−メトキシエチルク
ロライドを用い、実施例61と同様の操作を行うことによ
り目的物を得た。
mp 107〜108℃ NMR(CDCl3)δ値;3.35(3H,s),3.83(2H,t,J=5Hz),
4.46(2H,t,J=5Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.4〜9.0(3H,
m) 実施例64 2−エトキシカルボニルメチル−4−(3−ピリジル)
−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、ブロモ酢酸エチルを用
い、実施例61と同様の操作を行うことにより目的物を得
た。
mp 180〜181℃ NMR(CDCl3)δ値;1.30(3H,t,J=7Hz),4.23(2H,q,J
=7Hz),5.04(2H,s),7.2〜8.1(5H,m),8.4〜9.0(3
H,m) 実施例65 2−エトキシカルボニルプロピル−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、ブロモ酢酸エチルを用
い、実施例61と同様の操作を行うことにより目的物を得
た。
mp 104〜105℃ NMR(CDCl3)δ値;1.20(3H,t,J=7Hz),2.0〜2.5(4H,
m),4.05(2H,q,J=7Hz),4.35(2H,t,J=7Hz),7.2〜
8.1(5H,m),8.3〜8.9(3H,m) 実施例66 2−イソプロピル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、イソプロピルブロマイ
ドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目
的物を得た。
mp 126〜127℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(6H,d,J=7Hz),5.50(1H,m),
7.2〜8.2(5H,m),8.4〜9.1(3H,m) 実施例67 2−アリル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、アリルブロマイドを用
い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的物を
得た。
mp 145〜146℃ NMR(CDCl3)δ値;4.8〜5.5(4H,m),5.7〜6.4(1H,
m),7.2〜8.1(5H,m),8.4〜8.9(3H,m) 実施例68 2−アセチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタ
ラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、アセチルクロライドを
用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的物
を得た。
mp 167〜168℃ NMR(CDCl3)δ値;2.77(3H,s),7.3〜8.1(5H,m),8.4
〜9.0(3H,m) 実施例69 2−n−プロピル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、n−プロピルブロマイ
ドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目
的物を得た。
mp 142.5〜143.5℃ NMR(CDCl3)δ値;1.02(3H,t,J=7Hz),1.91(2H,m),
4.23(2H,t,J=7Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.3〜9.0(3H,
m) 実施例70 2−n−ブチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フ
タラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、n−ブチルブロマイド
を用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的
物を得た。
mp 115〜116℃ NMR(CDCl3)δ値;0.98(3H,t,J=7Hz),1.1〜2.2(4H,
m),4.33(2H,t,J=7Hz),7.2〜8.2(5H,m),8.4〜9.1
(3H,m) 実施例71 2−プロパルギル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、プロパルギルブロマイ
ドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目
的物を得た。
mp 187〜188℃ NMR(CDCl3)δ値;2.22(1H,t,J=2Hz),5.02(2H,d,J
=7Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.3〜8.9(3H,m) 実施例72 2−(3−メチル−2−ブテニル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに4−ブロモ−2−メチル
−2−ブテンを用い、実施例61と同様の操作を行なうこ
とにより目的物を得た。
mp 152.5〜153.5℃ NMR(CDCl3)δ値;1.75(3H,s),1.86(3H,s),4.90(2
H,d,J=7Hz),5.54(1H,m),7.3〜8.2(5H,m),8.4〜9.
1(3H,m) 実施例73 2−シクロペンチル−4−(3−ピリジル)−1−(2
H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにシクロペンチルブロマイ
ドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目
的物を得た。
mp 135〜137℃ NMR(CDCl3)δ値;1.5〜2.5(8H,m),5.3〜5.9(1H,
m),7.2〜8.2(5H,m),8.4〜9.1(3H,m) 実施例74 2−シクロヘキシルメチル−4−(3−ピリジル)−1
−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、シクロヘキシルメチル
ブロマイドを用い、実施例61と同様の操作を行なうこと
により目的物を得た。
mp 170〜172℃ NMR(CDCl3)δ値;0.8〜2.5(11H,m),4.18(2H,d,J=7
Hz),7.2〜8.2(5H,m),8.4〜9.1(3H,m) 実施例75 2−n−オクチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)
フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、n−オクチルブロマイ
ドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目
的物を得た。
NMR(CDCl3)δ値;1.6〜2.2(15H,m),4.28(2H,t,J=7
Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.3〜8.9(3H,m) 実施例76 2−ベンジル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタ
ラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、ベンジルブロマイドを
用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的物
を得た。
mp 180〜182℃ NMR(CDCl3)δ値;5.47(2H,s),7.2〜8.1(10H,m),8.
4〜9.1(3H,m) 実施例77 2−(2−オキソプロピル)−4−(3−ピリジル)−
1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、クロロアセトンを用
い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的物を
得た。
mp 150〜151℃ NMR(CDCl3)δ値;2.28(3H,s),5.08(2H,s),7.2〜8.
1(5H,m),8.4〜9.0(3H,m) 実施例78 2−[2−(1−ピロリジノ)エチル]−4−(3−ピ
リジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(0.40g)のジメチ
ルホルムアミド(50ml)懸濁液中に、4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノン(2.0g)を加え、室温下
30分間撹拌した。次いで反応液を氷冷し、1,2−ジブロ
モエタン(2.3ml)を加えた後、同温度で1.5時間撹拌し
た。実施例61と同様の処理により2−(2−ブロモエチ
ル)−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノン
(2.5g)を無色結晶として得た。
mp 141〜142℃ NMR(CDCl3)δ値;3.76(2H,t,J=7Hz),4.64(2H,t,J
=7Hz),7.2〜8.0(5H,m),8.2〜8.9(3H,m) 次いで、得られた2−(2−ブロモエチル)−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノン(0.30g)
のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、窒素雰囲気
下、ピロリジン(0.30ml)を加え70℃で2時間加熱し
た。反応後、実施例61と同様の後処理を行なうことによ
り、目的物(0.14g)を無色結晶として得た。
mp 143〜144℃ NMR(CDCl3)δ値;1.75(4H,m),2.62(4H,m),2.96(2
H,t,J=7Hz),4.46(2H,t,J=7Hz),7.2〜8.1(5H,m),
8.4〜9.0(3H,m) 実施例79 2−(2−チオフェノキシエチル)4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 ピロリジンの代わりにチオフェノールと水素化ナトリ
ウムを用い、実施例78と同様の操作を行なうことにより
目的物を得た。
mp 133〜134℃ NMR(CDCl3)δ値;3.44(2H,t,J=7Hz),4.57(2H,q,J
=7Hz),7.0〜8.0(10H,m),8.4〜9.0(3H,m) 実施例80 2−[2−[1−(1H)テトラゾリル]エチル]−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 ピロリジンの代わりに1H−テトラゾールを用い、実施
例78と同様の操作を行なうことにより目的物を得た。
mp 141〜142℃ NMR(CDCl3)δ値;4.6〜5.0(2H,m),5.1〜5.4(2H,
m),7.2〜8.0(5H,m),8.4〜8.9(4H,m) 実施例81 2−[2−(2−ピリミジニル)チオエチル]−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 ピロリジンの代わりに2−メルカプトピリミジンと水
素化ナトリウムを用い、実施例78と同様の操作を行なう
ことにより目的物を得た。
mp 145〜146℃ NMR(CDCl3)δ値;3.70(2H,t,J=6Hz),4.71(2H,q,J
=6Hz),6.90(1H,t,J=5Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.44
(2H,d,J=5Hz),8.4〜9.0(3H,m) 実施例82 2−(2−フタルイミドエチル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 ピロリジンの代わりにフタルイミドカリウムを用い、
実施例78と同様の操作を行なうことにより目的物を得
た。
mp 219〜221℃ NMR(CDCl3)δ値;4.0〜4.4(2H,m),4.4〜4.8(2H,
m),7.1〜7.9(9H,m),8.3〜8.7(3H,m) 実施例83 2−[2−(2−チアゾリニル)チオエチル]−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 ピロリジンの代わりに2−メルカプトチアゾリンと水
素化ナトリウムを用い、実施例78と同様の操作を行なう
ことにより目的物を得た。
mp 123〜124℃ NMR(CDCl3)δ値;3.27(2H,t,J=7Hz),3.68(2H,t,J
=6Hz),4.03(2H,t,J=7Hz),4.59(2H,t,J=6Hz),7.
1〜8.0(5H,m),8.3〜8.9(3H,m) 実施例83 2−[4−(2−ピリミジル)チオブチル]−4−(3
−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 1,2−ジブロモエタンの代わりに1,4−ジブロモブタン
を用い、実施例78と同様の操作を行なうことにより、2
−(4−ブロモブチル)−4−(3−ピリジル)−1−
(2H)フタラジノン[mp 134〜135℃、NMR(CDCl3)δ
値;1.6〜2.4(4H,m),3.45(2H,t,J=7Hz),4.33(2H,
t,J=7Hz),7.2〜8.0(5H,m),8.3〜9.0(3H,m)]を合
成した後、ピロリジンの代わりに2−メルカプトピリミ
ジンと水素化ナトリウムを用いることにより目的物を得
た。
mp 117〜118℃ NMR(CDCl3)δ値;1.6〜2.5(4H,m),3.20(2H,t,J=7H
z),4.34(2H,t,J=7Hz),6.85(1H,t,J=5Hz),7.3〜
8.2(5H,m),8.42(2H,d,J=5Hz),8.4〜9.1(3H,m) 実施例85 2−(2−ヒドロキシエチル)−4−(3−ピリジル)
−1−(2H)フタラジノンの製造 実施例61と同様の方法により、4−(3−ピリジル)
−1(2H)フタラジノン(0.30g)と2−ブロモエチル
アセテート(0.17ml)より、2−(2−アセトキシエチ
ル)−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノン
(0.35g)を合成し、これ(0.35g)をテトラヒドロフラ
ン5mlに溶解した後、10%水酸化ナトリウム水溶液5mlを
加え、40℃で2.5時間撹拌した。加水分解後、氷冷下で
反応液を3N−塩酸により中和し、目的物をテトラヒドロ
フランとクロロホルムの混液で抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗滌した後、分取し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。次いで、減圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルムと
メタノール混液(99:1,v/v)で展開、溶出し、目的物を
(0.27g)無色結晶として得た。
mp 172〜174℃ NMR(CDCl3)δ値;3.0(1H,br s),4.07(2H,t,J=5H
z),4.51(2H,t,J=5Hz),7.2〜8.0(5H,m),8.4〜9.0
(3H,m) 実施例86 2−カルボキシメチル−4−(3−ピリジル)−1−
(2H)フタラジノンの製造 実施例85と同様の加水分解を行うことにより、実施例
64で得られた2−エトキシカルボニルメチル−4−(3
−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンより目的物を得
た。
mp 241〜242℃ NMR(CDCl3)δ値;4.93(2H,s),7.5〜9.0(8H,m) 実施例87 2−(3−カルボキシプロピル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 実施例85と同様の加水分解を行うことにより、実施例
65で得られた2−(3−エトキシカルボニルプロピル)
−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンより
目的物を得た。
mp 189〜190℃ NMR(CDSO−d6)δ値;1.7〜2.7(4H,m),4.23(2H,t,J
=6Hz),7.3〜8.9(8H,m) 実施例88 2−ビニル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラ
ジノンの製造 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(0.15g)のメタノ
ール溶液に、2−(2−ブロモエチル)−4−(3−ピ
リジル)−1−(2H)フタラジノン(0.30g)を加え、5
0℃で1時間撹拌した。次いで、実施例61と同様の後処
理を行なうことにより、目的物(0.21g)を得た。
mp 190〜192℃ NMR(CDCl3)δ値;4.97(1H,d,J=9Hz),5.79(1H,d,J
=16Hz),7.2〜8.2(6H,m),8.5〜9.1(3H,m) 実施例89 2−(2−アミノエチル)−4−(3−ピリジル)−1
−(2H)フタラジノンの製造 窒素雰囲気下、実施例82で得た2−(2−フタルイミ
ドエチル)−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラ
ジノン(1.0g)と80%ヒドラジンヒドラート(0.46g)
をエタノール(30ml)に懸濁した後、3時間還流した。
冷却後、析出した不溶物を去し、液を減圧下に濃縮
した。次いで残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、クロロホルムとメタノールの混液(96:4:v
/v)で展開、溶出して目的物(0.58g)を無色結晶とし
て得た。
mp 162〜163℃ NMR(CDSO−d6)δ値;1.86(2H,s),3.00(2H,t,J=7H
z),4.20(2H,t,J=7Hz),7.4〜8.2(5H,m),8.2〜8.6
(1H,m),8.6〜8.9(2H,m) 実施例90 2−(2−ベンゼンスルホンアミドエチル)−4−(3
−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(53mg)のジメチル
ホルムアミド(10ml)懸濁液に、実施例89で得た2−
(2−アミノエチル)−4−(3−ピリジル)−1−
(2H)フタラジノン(0.30g)を加え、室温下30分間撹
拌した。反応液を氷冷し、ベンゼンスルホニルクロライ
ド(0.21ml)を加えた後、更に氷冷下で1時間撹拌し
た。反応混合物を冷水中にあけ、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を水洗、次いで硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルムとメタ
ノールの混液(99:1,v/v)で展開、溶出して目的物(0.
20g)を無色結晶として得た。
mp 157〜159℃ NMR(CDCl3)δ値;3.51(2H,t,J=6Hz),3.60(2H,t,J
=6Hz),5.88(1H,t,J=6Hz),7.1〜8.1(10H,m),8.3
〜8.7(1H,m),8.7〜9.0(2H,m) 実施例91 2−(3−イソプロピルカルバモイルプロピル)−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 実施例87で得た2−(3−カルボキシプロピル)−4
−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノン(0.29
g)とトリエチルアミン(0.14ml)のジクロロメタン(1
0ml)溶液に、冷却下五塩化リン(0.21g)を加え15分間
撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣に塩化メチレ
ン(10ml)とテトライドロフラン(10ml)を加え同様に
濃縮した。更にテトラヒドロフラン(20ml)を加えて濃
縮した後、ジメチルホルムアミド(10ml)を加え、これ
に氷冷下イソプロピルアミン(0.18ml)を滴下した。次
いで、氷冷下で1時間、室温で3時間撹拌した後、冷水
中にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を
水洗、次いで硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒
を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付した。クロロホルムとメタノールの混液(99:1,v
/v)で展開、溶出した目的物(0.04g)を無色結晶とし
て得た。
mp 158〜159℃ NMR(CDCl3)δ値;1.13(6H,d,J=7Hz),2.24(2H,m),
4.00(1H,m),4.37(2H,t,J=7Hz),6.1(1H,br s),7.
2〜8.2(5H,m),8.4〜9.1(3H,m) 実施例92 2−エチル−7−フルオロ−4−(3−ピリジル)−1
−(2H)フタラジノンの製造 4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの代
わりに7−フルオロ−4−(3−ピリジル)−1−(2
H)フタラジノンを用い、実施例61と同様の操作を行な
うことにより目的物を得た。
mp 163〜164℃ NMR(CDCl3)δ値;1.44(3H,t,J=7Hz),4.33(2H,q,J
=7Hz),7.2〜8.3(5H,m),8.6〜8.9(2H,m) 実施例93 2−(4−メトキシカルボニルベンジル)−4−(3−
ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにメチル−4−(ブロモメ
チル)ベンゾエートを用い、実施例61と同様の操作を行
なうことにより目的物を得た。
mp 174〜176℃ NMR(CDCl3)δ値;3.87(3H,s),5.50(2H,s),7.2〜8.
1(9H,m),8.3〜9.0(3H,m) 実施例94 2−イソブチル−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フ
タラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、イソブチルブロマイド
を用い、実施例61と同様の操作を行なうことにより目的
物を得た。
mp 150〜151℃ NMR(CDCl3)δ値;1.03(6H,d,J=7Hz),2.41(1H,m),
4.17(2H,d,J=7Hz),7.2〜8.1(5H,m),8.4〜9.1(3H,
m) 実施例95 2−フェニルスルホニル−4−(3−ピリジル)−1−
(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにベンゼンスルホニルクロ
ライドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことによ
り目的物を得た。
mp 172〜173℃ NMR(CDCl3)δ値;7.2〜8.6(11H,m),8.7〜9.0(2H,
m) 実施例96 2−(2−テノイル)−4−(3−ピリジル)−1−
(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに2−チオフェンカルボニ
ルクロライドを用い、実施例61と同様の操作を行なうこ
とにより目的物を得た。
mp 165〜167℃ NMR(CDCl3)δ値;7.0〜8.6(8H,m),8.4〜9.1(3H,m) 実施例97 2−(3−クロロベンジル)−4−(3−ピリジル)−
1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに3−クロロベンジルクロ
ライドを用い、実施例61と同様の操作を行なうことによ
り目的物を得た。
mp 170〜171℃ NMR(CDCl3)δ値;5.39(2H,s),7.1〜8.0(9H,m),8.3
〜8.9(3H,m) 実施例98 2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−(3−ピリ
ジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに2,2,2−トリフルオロエ
チルヨーダイドを用い、実施例61と同様の操作を行なう
ことにより目的物を得た。
mp 143〜145℃ NMR(CDCl3)δ値;4.93(2H,q,J=8Hz),7.2〜8.1(5H,
m),8.4〜9.0(3H,m) 実施例99 2−(4−カルボキシベンジル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 実施例85と同様の加水分解を行なうことにより、実施
例93で得られた2−(4−メトキシカルボニルベンジ
ル)−4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノン
より目的物を得た。
mp>300℃ NMR(CDSO−d6)δ値;5.48(2H,s),7.3〜9.0(12H,m) 実施例100 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)フタラジノンの
製造 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(0.55g)のジメチ
ルホルムアミド(100ml)懸濁液中にイミダゾール(0.7
8g)を加え、室温下で30分間撹拌した後、反応液を氷冷
し、1,4−ジクロロフタラジン(2.2g)を加えた。室温
下で2時間撹拌した後、1N−水酸化ナトリウム水溶液
(20ml)を室温下で加え、更に1時間撹拌した。ジメチ
ルホルムアミドを減圧下で留去した後、残渣に希塩酸と
酢酸エチルの混合液を加え、5分間撹拌した。水層が酸
性であることを確認した後、水層を分取し、次いで5%
炭酸水素ナトリウム水溶液で水層をpH8に調製した。冷
蔵庫の中で一夜放置後析出した不溶物を取し、エタノ
ールから再結晶することにより目的物(0.8g)を淡黄色
結晶として得た。
mp 287〜289℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.25〜8.60(7H,m) 実施例101 4−[1−(1H−1,2,4−トリアゾリル)]−1−(2
H)フタラジノンの製造 イミダゾールの代わりに1H−1,2,4−トリアゾールを
用いて、実施例100と同様の操作を行なうことにより、
目的物を得た。
mp 271〜272℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.80〜8.20(3H,m),8.25〜8.60
(2H,m),9.18(1H,s) 実施例102 4−(2−チアゾリル)−1−(2H)フタラジノンの製
造 窒素雰囲気下、−78℃に冷却した15%ブチルリチウム
ヘキサン溶液(45ml)に2−ブロモチアゾール(10.0
g)のテトラヒドロフラン溶液(50ml)を滴下し、同温
度で1.5時間撹拌した。次いで、この反応液を無水フタ
ル酸(10.8g)のテトラヒドロフラン溶液(400ml)に−
78℃で加え、窒素雰囲気下、1時間撹拌した。室温に戻
した後、5%炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルの混合溶
媒を加え、5分間撹拌した。水層がアルカリ性であるこ
とを確認した後、水層を分取し、次いで、これに4N−塩
酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、残渣粗結晶を
酢酸エチルで再結晶することにより2−(2−カルボキ
シベンゾイル)−チアゾール(6.0g)を得た。
mp 172〜173℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.50〜8.40(6H,m) 得られた上記2−(2−カルボキシベンゾイル)チア
ゾール(6.0g)をエタノール(200ml)に溶解し、80%
ヒドラジンヒドラート(20ml)を加え、加熱還流下、1
時間撹拌した。冷却後、析出した不溶物を取した。水
で洗滌後、エタノールより再結晶し目的物(4.2g)を得
た。
mp 254〜255℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.80〜8.30(4H,m),8.30〜8.55
(1H,m),9.35〜9.60(1H,m) 実施例103 4−(5−チアゾリル)−1−(2H)フタラジノンの製
造 窒素雰囲気下、−78℃に冷却した15%ブチルリチウム
ヘキサン溶液(110ml)にチアゾール(12.8g)のテトラ
ヒドロフラン溶液(50ml)を滴下し、同温度で40分間撹
拌した。次いで、これにt−ブチルジメチルシリルクロ
ライド(24.8g)のテトラヒドロフラン溶液(50ml)を
滴下し、同温度で更に1時間撹拌した後、室温に戻し
た。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200ml)を
加えエーテル抽出した後、有機層を硫酸ナトリウムで乾
燥した。次いで、減圧下で蒸留することにより2−t−
ブチルジメチルシリルチアゾール(21.0g)を得た。
bp102〜105℃/22mmHg NMR(CDCl3)δ値;0.40(6H,s),1.00(9H,s)7.50(1
H,d,J=3Hz),8.15(1H,d,J=3Hz) 得られた上記2−t−ブチルジメチルシリルチアゾー
ル(5.0g)のテトラヒドロフラン溶液(50ml)を、窒素
雰囲気下、−78℃で15%ブチルリチウムヘキサン溶液
(18ml)に滴下し、同温度で30分間撹拌した。次いで、
この反応液を−78℃で無水フタル酸(4.4g)のテトラヒ
ドロフラン溶液(100ml)に加えた後、同温度で1時
間、更に室温で30分間撹拌した。
反応後、これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸
エチルの混合液を加え5分間撹拌した。水層がアルカリ
性であることを確認した後、水層を分取した。4N−塩酸
で水層のpHを5に調整し、酢酸エチルで抽出した後、有
機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで、減圧下で溶
媒を留去し、得られた粗生成物を酢酸エチル−n−ヘキ
サン系で再結晶することにより2−t−ブチルジメチル
シリル−5−(2−カルボキシベンゾイル)チアゾール
3.9gを得た。
mp 128〜130℃ NMR(CDSO−d6)δ値;0.38(6H,s),0.92(9H,s),7.40
〜8.20(4H,m),8.10(1H,s) 得られた上記2−t−ブチルジメチルシリル−5−
(2−カルボキシベンゾイル)チアゾール(3.5g)をエ
タノール(200ml)に溶解した後、これに80%ヒドラジ
ンヒドラート(2ml)を加え、加熱還流下、6時間撹拌
した。次いで、濃塩酸(20ml)を加え、室温下で1時間
撹拌した後、不溶物を取し、それをエタノールより再
結晶することにより目的物(2.7g)を得た。
mp 229〜230℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.80〜8.30(3H,m),8.30〜8.55
(2H,m),9.30(1H,s) 実施例104 2−エチル−4−(5−ピリミジル)−1−(2H)フタ
ラジノンの製造 窒素雰囲気下、5−ブロモピリミジン(10.0g)をジ
エチルエーテルとテトラヒドロフランの混合液(1:1,v/
v,300ml)に溶解し、これに−110℃で15%ブチルリチウ
ムヘキサン溶液(36ml)を滴下した。同温度で20分間撹
拌した後、−78℃に予め冷却した無水フタル酸(9.0g)
のテトラヒドロフラン溶液(400ml)を加え、−70℃で
更に1時間撹拌した。室温に戻した後、5%炭酸水素ナ
トリウム水溶液(300ml)を加え、水層を分取した。次
いで、3N−塩酸で水層を酸性とし析出した不溶物を取
した。得られた不溶物をエタノール(300ml)に溶解
し、これに80%ヒドラジンヒドラート(20ml)を加え、
加熱還流下で6時間撹拌した。室温に戻した後、析出し
た不溶物を取し、次いで、水洗し風乾した。得られた
不溶物を、窒素雰囲気下、60%水素化ナトリウム(1.4
g)のジメチルホルムアミド懸濁液(200ml)に加え、室
温で1時間撹拌した。これにエチルブロマイド(5.0m
l)を加えた後、室温で更に1時間撹拌した。少量の水
を加えた後、減圧下で溶媒を留去し、次いで、得られた
残渣に水と酢酸エチルの混合液(400ml)を加え、5分
間撹拌した。有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下で溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付した。クロロホルムで展開、溶
出して目的物(0.6g)を得た。
mp 202〜204℃ NMR(CDCl3)δ値;1.48(3H,t,J=7Hz),4.38(2H,q,J
=7Hz),7.50〜8.05(3H,m),8.40〜8.70(1H,m),9.00
(2H,s),9.32(1H,s) 実施例105 4−(2−ピラジニル)−1−(2H)フタラジノンの製
造 窒素雰囲気下、2−ブロモ安息香酸(10.2g)のテト
ラヒドロフラン溶液(300ml)に、15%ブチルリチウム
ヘキサン溶液(70ml)を−78℃で滴下した。同温度で30
分間撹拌した後、予め−78℃に冷却しておいた2−ピラ
ジンカルボン酸メチルエステル(7.4g)のテトラヒドロ
フラン溶液(150ml)をこれに加え、更に30分間撹拌し
た。室温に戻し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸
エチルの混合溶媒を加え、5分間撹拌した後、水層を分
取した。3N−塩酸で水層を酸性にした後、酢酸エチル
(400ml)で抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧下で溶媒を留去し、得られた残渣にエタノール(200m
l)と80%ヒドラジンヒドラート(10ml)を加え、加熱
還流下で3時間撹拌した。冷却後、析出した不溶物を
取し、次いで水で洗滌した後、エタノールから再結晶す
ることにより目的物(1.9g)を得た。
mp>300℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.85〜8.10(2H,m),8.30〜8.55
(2H,m),8.85(2H,s),9.15(1H,s) 実施例106 2−メチル−4−(5−チアゾリル)−1−(2H)フタ
ラジノンの製造 80%ヒドラジンヒドラートの代わりにメチルヒドラジ
ンを用い、実施例103と同様の操作を行ない、精製はシ
リカゲルクロマトグラフィーに付し、流出溶媒にクロロ
ホルムを用いることにより目的物を得た。
mp 198〜200℃ NMR(CDCl3)δ値;3.90(3H,s),7.75〜8.20(3H,m),
8.28(1H,s),8.48〜8.75(1H,m),8.98(1H,s) 実施例107 2−エチル−4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)フ
タラジノンの製造 窒素雰囲気下、60%水素化ナトリウム(0.45g)のジ
メチルホルムアミド懸濁液(100ml)に実施例100で得た
4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)フタラジノン
(2.0g)を加え、室温で30分間撹拌した。次いで、エチ
ルブロマイド(1.1ml)を加え室温で更に1時間撹拌し
た後、これに少量の水を加えた。減圧下で溶媒を留去し
た後、残渣に水と酢酸エチルの混合溶媒を加え、有機層
を分取した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付した。クロロホルムで展開、溶出して目的物(1.
5g)を得た。
mp 172〜173℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(3H,t,J=7Hz),4.30(2H,q,J
=7Hz),7.25〜8.05(6H,m),8.40〜8.70(1H,m) 実施例108 2−エチル−4−[1−(1H−1,2,4−トリアゾリ
ル)]−1−(2H)−フタラジノンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに4−[1−(1H−1,2,4−トリアゾリ
ル)]−1−(2H)−フタラジノンを用い、実施例107
と同様の乾燥を行なうことにより、目的物を得た。
mp 161〜162℃ NMR(CDCl3)δ値;1.46(3H,t,J=7Hz),4.32(2H,q,J
=7Hz),7.75〜8.05(2H,m),8.05〜8.40(2H,m),8.40
〜8.65(1H,m),8.75(1H,s) 実施例109 2−エチル−4−(5−チアゾリル)−1−(2H)−フ
タラジノンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに4−(5−チアゾリル)−1−(2H)−フ
タラジノンを用い、実施例107と同様の操作を行なうこ
とにより、目的物を得た。
mp 121〜122℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(3H,t,J=7Hz),4.35(2H,q,J
=7Hz),7.70〜8.20(3H,m),8.28(1H,s),8.35〜8.70
(1H,m),9.00(1H,s) 実施例110 2−エチル−4−(2−ピラジニル)−1−(2H)−フ
タラジノンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに4−(2−ピラジニル)−1−(2H)−フ
タラジノンを用い、実施例107と同様の操作を行なうこ
とにより目的物を得た。
mp 146〜147℃ NMR(CDCl3)δ値;1.50(3H,t,J=7Hz),4.41(2H,q,J
=7Hz),7.65〜8.00(2H,m),8.40〜8.75(2H,m),8.70
(2H,s),9.25(1H,s) 実施例111 2−エチル−4−(2−チアゾリル)−1−(2H)−フ
タラジノンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに4−(2−チアゾリル)−1−(2H)フタ
ラジノンを用い、実施例107と同様の操作を行なうこと
により、目的物を得た。
mp 128〜129℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(3H,t,J=7Hz),4.32(2H,q,J
=7Hz),7.30〜8.00(4H,m),8.30〜8.60(1H,m),9.20
〜9.50(1H,m) 実施例112 2−イソプロピル−4−(5−チアゾリル)−1−(2
H)−フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにイソプロピルブロマイド
を用い、反応時間を20時間とすることで実施例109と同
様にして目的物を得た。
mp 74〜75℃ NMR(CDCl3)δ値;1.47(6H,d,J=7Hz),5.45(1H,m),
7.70〜8.25(3H,m),8.35(1H,s),8.40〜8.75(1H,
m),8.98(1H,s) 実施例113 2−アリル−4−(5−チアゾリル)−1−(2H)−フ
タラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにアリルブロマイドを用
い、実施例109と同様の操作を行なうことにより目的物
を得た。
mp 105〜106℃ NMR(CDCl3)δ値;4.80〜5.50(4H,m),5.75〜6.45(1
H,m),7.70〜8.15(3H,m),8.25(1H,s),8.40〜8.70
(1H,m),8.98(1H,s) 実施例114 2−イソブチル−4−(5−チアゾリル)−1−(2H)
−フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにイソブチルブロマイドを
用い、実施例109と同様の操作を行なうことにより目的
物を得た。
mp 85〜86℃ NMR(CDCl3)δ値;1.02(6H,d,J=7Hz),2.38(1H,m),
4.12(2H,d,J=7Hz),7.75〜8.20(3H,m),8.30(1H,
s),8.45〜8.70(1H,m),8.98(1H,s) 実施例115 2−シクロペンチル−4−(5−チアゾリル)−1−
(2H)−フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりにシクロペンチルブロマイ
ドを用い、反応温度を70℃、反応時間を3時間とし、実
施例109と同様の操作を行なうことにより、目的物を得
た。
mp 120〜121℃ NMR(CDCl3)δ値;1.50〜2.90(8H,m),5.35〜5.90(1
H,m),7.70〜8.25(3H,m),8.32(1H,s),8.45〜8.75
(1H,m),8.98(1H,s) 実施例116 2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−(5−チア
ゾリル)−1−(2H)−フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに2,2,2−トリフルオロエ
チルヨーダイドを用い、反応時間を20時間とし、実施例
109と同様の操作を行なうことにより目的物を得た。
mp 129〜131℃ NMR(CDCl3)δ値;4.87(2H,d,J=7Hz),7.60〜8.10(3
H,m),8.15(1H,s),8.30〜8.55(1H,m),8.85(1H,s) 実施例117 2−(2−メトキシエチル)−4−(1−イミダゾリ
ル)−1−(2H)−フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに2−メトキシエチルクロ
ライドを用い実施例107と同様の操作を行なうことによ
り目的物を得た。
mp 128〜129℃ NMR(CDCl3)δ値;3.35(3H,s),3.85(2H,t,J=5Hz),
4.45(2H,t,J=5Hz),7.25〜8.10(6H,m),8.35〜8.70
(1H,m) 実施例118 2−(2−アセトキシエチル)−4−(1−イミダゾリ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに2−ブロモエチルアセテ
ートを用い実施例107と同様の操作を行なうことにより
目的物を得た。
mp 154〜155℃ NMR(CDCl3)δ値;2.00(3H,s),4.52(4H,s),7.25〜
8.15(6H,m),8.40〜8.70(1H,m) 実施例119 2−(2−ヒドロキシエチル)−4−(1−イミダゾリ
ル)−1−(2H)−フタラジノン製造 実施例118で得られた2−(2−アセトキシエチル)
−4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ン(1.6g)をエタノール(100ml)に溶解しこれに1N−
水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を加え室温で30分間撹
拌した。反応後、2N−塩酸でpHを7に調製し、次いで減
圧下に溶媒を留去した。残渣に水と酢酸エチルの混合液
を加え、5分間撹拌した後、有機層を分取した。硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去し得られた
粗結晶を酢酸エチルとn−ヘキサンの混合溶媒で再結晶
することにより目的物(1.1g)を得た。
mp 140〜141℃ NMR(CDCl3)δ値;3.95〜4.30(2H,m),4.35〜4.60(2
H,m),7.20〜8.05(6H,m),8.40〜8.70(1H,m) 実施例120 1−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−(3−ピリジル)チ
エノ[2,3−d]ピリダジンの製造 窒素雰囲気下、15%ブチルリチウムヘキサン溶液(50
ml)に3−ブロモチオフェン(12.2g)のテトラヒドロ
フラン溶液(50ml)を−78℃で滴下した。同温度で20分
間撹拌した後、3−シアノピリジン(8.0g)のテトラヒ
ドロフラン溶液(50ml)をす早く滴下し、同温度で1時
間撹拌した。室温に戻した後、更に1時間撹拌を続け
た。次いで、この反応液を5℃に冷却しこれに15%ブチ
ルリチウムヘキサン溶液(55ml)を一度に加えた。40℃
で2時間撹拌した後、−78℃まで冷却し、この反応液を
細かく砕いたドライアイス(500g)中へ注いだ。一夜放
置後、4N−塩酸でpHを1に調製し、40℃で30分間撹拌し
た。次いで、これに酢酸エチル(100ml)を加え撹拌し
た後、水層を分取した。更に不純物を除き5%炭酸カリ
ウム水溶液で水層のpHを8に調整した後、酢酸エチル
(100ml)を加え撹拌し、水層を分取した。再度、3N−
塩酸を加え水層のpHを3〜4に調製した後、酢酸エチル
(400ml)で抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
下で溶媒を留去した。得られた残渣にエタノール(200m
l)と80%ヒドラジンヒドラート(10ml)を加え、加熱
還流下で6時間撹拌した。冷却後、減圧下で溶媒を留去
した。水(100ml)を加えた後、3N−塩酸でpHを8に調
製し、不溶物を取し、風乾後、エタノールから再結晶
することにより目的物(1.2g)を得た。
mp 255〜256℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.45〜7.80(2H,m),8.05〜8.45
(2H,m),8.70〜9.05(2H,m) 実施例121 1−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−(3−ピリジル)チ
エノ[3,2−d]ピリダジンの製造 窒素雰囲気下、15%ブチルリチウムヘキサン溶液(50
ml)に2,3−ジブロモチオフェン(18.1g)のテトラヒド
ロフラン溶液(50ml)を−78℃で滴下し、同温度で30分
間撹拌した。次いで、これに3−シアノピリジン(8.0
g)のテトラヒドロフラン溶液(50ml)をす早く滴下
し、同温度で30分間、更に室温に戻して15分間撹拌した
後、再度−78℃まで冷却し、15%ブチルリチウムヘキシ
ル溶液(50ml)を滴下した。同温度で30分間撹拌した
後、この反応液を細かく砕いたドライアイス(500g)中
に注いだ。一夜放置後、3N−塩酸でpHを1とし、40℃で
30分間撹拌した。次いで、これに酢酸エチル(100ml)
を加え撹拌した後、水層を分取した。更に不純物を除く
ため、5%炭酸カリウム水溶液で水層のpHを8に調整し
た後、酢酸エチル(100ml)を加え撹拌し、水層を分取
した。再度、3N−塩酸を加え水層のpHを3〜4の調製し
た後、酢酸エチル(400ml)で抽出した。硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、得られた残渣にエ
タノール(200ml)と80%ヒドラジンヒドラート(10m
l)を加え、加熱還流下で6時間撹拌した。冷却後、減
圧下で溶媒を留去した。水(100ml)を加えた後、3N−
塩酸でpHを8に調製し、不溶物を取し風乾後、エタノ
ールから再結晶することにより目的物(1.9g)を得た。
mp 286〜288℃ NMR(CDSO−d6)δ値;7.50〜7.90(2H,m),8.15〜8.45
(2H,m),8.72〜9.20(2H,m) 実施例122 1−オキソ−1,2−ジヒドロ−2−エチル−4−(3−
ピリジル)チエノ[2,3−d]ピリダジンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに実施例120で得られた1−オキソ−1,2−ジ
ヒドロ−4−(3−ピリジル)チエノ[2,3−d]ピリ
ダジンを用い、実施例107と同様の操作を行なうことに
より目的物を得た。
mp 127〜129℃ NMR(CDCl3)δ値;1.50(3H,t,J=7Hz),4.42(2H,q,J
=7Hz),7.35〜7.70(2H,m),7.85〜8.20(2H,m),8.70
〜9.20(2H,m) 実施例123 1−オキソ−1,2−ジヒドロ−2−エチル−4−(3−
ピリジル)チエノ[3,2−d]ピリダジンの製造 4−(1−イミダゾリル)−1−(2H)−フタラジノ
ンの代わりに、実施例121で得られた1−オキソ−1,2−
ジヒドロ−4−(3−ピリジル)チエノ[3,2−d]ピ
リダジンを用い、実施例107と同様の操作を行なうこと
により目的物を得た。
mp 93〜94℃ NMR(CDCl3)δ値;1.48(3H,t,J=7Hz),4.38(2H,q,J
=7Hz),7.30〜7.65(1H,m),7.75(2H,s),8.10〜8.40
(1H,m),8.68〜9.35(2H,m) 実施例124 2−(2,2−ジメチルプロピル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、2,2−ジメチルプロピ
ルブロマイドを用い、実施例61と同様の操作を行うこと
により目的物を得た。
mp 190〜191℃ NMR(CDCl3)δ値;1.08(9H,s),4.19(2H,s),7.2〜8.
1(5H,s),8.4〜9.1(3H,m) 実施例125 2−(2−ヒドロキシプロピル)−4−(3−ピリジ
ル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、2−ヒドロキシプロピ
ルブロマイドを用い、実施例61と同様の操作を行うこと
により目的物を得た。
mp 175〜177℃ NMR(CDCl3)δ値;1.33(3H,m),3.60(1H,m),4.37(3
H,m),7.2〜8.1(5H,m),8.4〜9.0(3H,m) 実施例126 2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−
(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの製造 エチルブロマイドの代わりに、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピルブロマイドを用い、実施例61と同様の操
作を行うことにより目的物を得た。
mp 138〜140℃ NMR(CDCl3)δ値;1.33(6H,s),4.29(br s),4.40(2
H,s),7.3〜8.1(5H,m),8.3〜9.0(3H,m) 実施例127 2−エチル−6−フルオロ−4−(3−ピリジル)−1
(2H)フタラジノンの製造 4−(3−ピリジル)−1−(2H)フタラジノンの代
わりに6−フルオロ−4−(3−ピリジル)−1−(2
H)フタラジノンを用い、実施例61と同様の操作を行な
うことにより目的物を得た。
mp 157〜159℃ NMR(CDCl3)δ値;1.45(3H,t,J=7Hz),4.36(2H,q,J
=7Hz),7.2〜7.8(3H,m),7.8〜8.2(1H,m),8.4〜9.1
(3H,m) 以下に試験例を挙げ、一般式(I)で示される本発明
化合物が優れたTXA2合成酵素阻害作用と気管支拡張作用
を有することを示す。
(試験例1) TXA2合成酵素阻害作用の検討 ウサギ血小板(約108個/ml)、ブタ大動脈ミクロソー
ム(約10-4g/ml)と一般式(I)で示される化合物(10
-6M)とを含む緩衝液(15mMトリス−塩酸、140mM塩化ナ
トリウム、10mMグルコース、pH7.6)を撹拌後、25℃で
3分間プレインキュベーションした。これにアラキドン
酸(1〜3μM)を加え、25℃で3分間インキュベーシ
ョンを行い反応させた。次いで、1N塩酸を加え、酸性に
して反応を停止させた後、1500×gで遠心分離し、その
上清中のTXB2量をRIA法(アマシャム社製キット)によ
り測定した。
同様にして、一般式(I)で示される化合物を用いな
かった場合[コントロール]および一般式(I)で示さ
れる化合物の代わりにアミノフィリンを用いた場合につ
いてもTXB2量を測定した。
コントロールのTXB2量を基準としたTXA2合成酵素阻害
率を表1に示した。
(試験例2) 摘出気管筋弛緩作用の検討 体重500〜800gのハートレー系モルモットを後頭部打
撲、放血致死後、気管を摘出し、95%酸素と5%炭酸ガ
スの混合ガスを通気したKrebs−Henseleit液(119.0mM
塩化ナトリウム、4.8mM塩化カリウム、2.5mM塩化カルシ
ウム、1.2mMリン酸二水素カリウム、1.2mM硫酸マグネシ
ウム、24.8mM炭酸水素ナトリウム、10.0mMグルコース)
中にて横断面に沿って幅約2〜3mmの環状切片を作成し
た。各々3個ずつ糸で連結後、平滑筋と対面の軟骨部を
切開して連鎖標本とした。標本は37℃の上記栄養液を満
たしたマグヌス槽内に前加重1gで懸垂し、一端を等張性
トランスデューサーに接続した。約60分の平行時間を経
たのち、イソプロテレノール(10-6M)による弛緩と洗
浄を40〜50分間隔で数度反復すると、標本は自発的に張
力を有するようになった。その後、槽内に化合物を累積
的に加えてゆき、それぞれの濃度において張力を測定す
ることにより弛緩濃度反応曲線を得た。この曲線からEC
50値を算出し、表2に負の対数値で示した。
同様にして一般式(I)で示される化合物の代わりに
アミノフィリンまたは3−[4−(1−イミダゾリルメ
チル)フェニル]−2−プロペン酸を用いた場合につい
ても検討した。
(試験例3) 試験例2の手順に従ってイソプロテレノールで処理し
て自発的に張力を有するようになった標本は、インドメ
タシン(2.8×10-6M)を適用し、自発性張力を除去した
状態でヒスタミン(3〜8×10-6M)またはアセチルコ
リン(2〜8×10-6M)により除去前の自発性張力と同
程度に張力を高めた。その後、槽内に実施例24(又は2
5)の化合物を累積的に加えて行き、試験例2と同様の
手順により評価を行い表3に示す結果を得た。
(試験例4) 気道収縮物質噴霧による喘息様発作に対する作用の検討 ハートレー系雄性モルモット(体重450〜600g)をチ
ャンバー内に入れ、0.03%のヒスタミン水溶液を、超音
波ネブライザーを用いて噴霧し、モルモットが横転する
までの時間をcollapse timeとして測定した。約20時間
絶食したモルモット(薬物投与前のcollapse timeが90
〜220秒のもののみ使用)に溶媒あるいは被検薬を経口
投与し、1時間後、ヒスタミン水溶液の噴霧を9分間行
いcollapse timeを測定した。また、噴霧終了後、直ち
にチャンバーよりモルモットを取出し、生死の確認を行
った。結果を表4に示す。
(試験例5) ラット血清中TXB2濃度に対する作用の検討 SD系雄性ラット(体重240〜260g)を約20時間絶食し
た後、溶媒あるいは被検薬各30mg/kgを経口投与した。
1時間後に心臓から血液を0.5ml採取し、37℃で90分間
インキュベーションした。凝固した血液を4℃で2500×
g、15分間遠心し、その上清中のTXB2をTXB2assaykitで
測定し、血清TXB2濃度とした。各々の溶媒投与群に対す
る血清中TXB2濃度の減少を抑制率(%)で表し、その結
果を表5に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 401/04 C07D 401/04 401/14 401/14 403/04 403/04 403/14 403/14 405/14 405/14 409/14 409/14 417/04 417/04 417/14 417/14 471/04 119 471/04 119 495/04 105 495/04 105A C12N 9/99 C12N 9/99 (31)優先権主張番号 特願平2−409169 (32)優先日 平成2年12月28日(1990.12.28) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (72)発明者 古賀 隆樹 静岡県駿東郡長泉町中土狩344―12 ガ ーデンコート三島502 (72)発明者 亀井 研志 静岡県三島市文教町2丁目17番34号 メ ゾンパークス202号 (56)参考文献 Chemical Abstract s,vol.110,要約番号212739 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 403/06 A61K 31/502 A61K 31/503 A61K 31/506 A61P 11/06 C07D 401/04 C07D 401/14 C07D 403/04 C07D 403/14 C07D 405/14 C07D 409/14 C07D 417/04 C07D 417/14 C07D 471/04 119 C07D 495/04 105 C12N 9/99 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: R1は、水素原子、ハロゲン、カルボキシル基、低級アル
    コキシカルボニル基、ニトロ基または低級アルコキシ基
    であり、 R2は、低級アルキル基;シクロヘキシル基;ハロゲンで
    置換されていてもよいベンジル基;チエニルメチル基;
    置換基として低級アルキル基またはハロゲンを有してい
    てもよい2−チアゾリル基、5−チアゾリル基、5−ピ
    リミジル基、2−ピラジニル基、2−ピリジル基、3−
    ピリジル基、4−ピリジル基、2−フリル基、1−イミ
    ダゾリル基または1,2,4−トリアゾリル−1−イル基;
    あるいは置換基として低級アルキル基、ハロゲン、低級
    アルコキシ基、低級チオアルキル基、低級アルコキシカ
    ルボニル基、カルボキシル基、トリフルオロメチル基を
    有していてもよいフェニル基であり、 R3は、低級アルキル基;低級アルケニル基;低級アルキ
    ニル基;アルコキシカルボニル基、ハロゲンまたはカル
    ボキシル基を有していてもよいアラルキル基;シクロア
    ルキル基;シクロアルキルメチル基;アシル基;アシル
    低級アルキル基;ベンゼンスルホニル基;テノイル基;
    置換基として水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン、ア
    ミノ基、ベンゼンスルホンアミド基、低級アルコキシカ
    ルボニル基、カルボキシル基、アルキルカルバモイル
    基、テトラゾリル基、チオフェノキシ基、チアゾリニル
    チオ基またはピリミジニルチオ基を有していてもよい低
    級アルキル基;または である。(ここで、Bは、−(CH2)n−、−(CH2)p
    −CH=CH−(CH2)q−、−(CH2)p−C≡C−(C
    H2)q−、 を表し、nは2から8の整数、p、qは0から2の整数
    である。)である。 但し、少なくとも、R2がN、SおよびOのいずれか一種
    以上の異種原子を含む複素環であるか、あるいは、R3
    テノイル基またはNおよびSのいずれか一種以上の異種
    原子を含む複素環で置換されたアルキル基であって、R2
    は置換基として低級アルキル基またはハロゲンを有して
    いてもよい2−チアゾリル基、5−チアゾリル基、5−
    ピリミジル基、2−ピラジニル基、2−ピリジル基、3
    −ピリジル基、4−ピリジル基、2−フリル基、1−イ
    ミダゾリル基および1,2,4−トリアゾリル−1−イル基
    からなる群より選ばれ、R3はテノイル基;置換基とし
    て、テトラゾリル基、チアゾリニルチオ基またはピリミ
    ジニルチオ基を有する低級アルキル基;および (ここで、Bは、−(CH2)n−、−(CH2)p−CH=CH
    −(CH2)q−、−(CH2)p−C≡C−(CH2)q−、 を表し、nは2から8の整数、p、qは0から2の整数
    である。)からなる群より選ばれる。〕 で表される化合物およびその医薬的に許容しうる酸付加
    塩。
  2. 【請求項2】 である、請求項1記載の化合物およびその医薬的に許容
    しうる酸付加塩。
  3. 【請求項3】R2 である、請求項1または2記載の化合物およびその医薬
    的に許容しうる酸付加塩。
  4. 【請求項4】R2である、請求項3記載の化合物およびその医薬的に許容
    しうる酸付加塩。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載され
    た化合物またはその医薬的に許容しうる酸付加塩および
    医薬的に許容しうる担体からなる抗喘息剤。
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