JP3120791B2 - 通信方法及び通信端末装置 - Google Patents

通信方法及び通信端末装置

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JP3120791B2 JP10256622A JP25662298A JP3120791B2 JP 3120791 B2 JP3120791 B2 JP 3120791B2 JP 10256622 A JP10256622 A JP 10256622A JP 25662298 A JP25662298 A JP 25662298A JP 3120791 B2 JP3120791 B2 JP 3120791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速通信が可能な
第1の通信方式と、第1の通信方式の通信速度範囲と一
部重複する通信速度を有する第2の通信方式を用いて通
信を行う通信方式、および、第1及び第2の通信方式に
より通信が可能なモデムを備えた通信端末装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通信端末装置でデータ通信を行う通信方
式として、例えばファクシミリ通信ではG3モードが広
く利用されている。このG3モードでは、画信号の通信
には国際電気通信連合(ITU)−T勧告V.17,
V.29,V.27terが、手順信号の通信にはV.
21が使用される。通信速度としては14.4kbp
s、12kbps、9.6kbps、・・・などが使用
され、これらの中から回線の状況に応じて選択して用い
られる。なお、V.17なら最高の通信速度は14.4
kbps、V.29なら最高の通信速度は9.6kbp
sである。
【0003】通信速度を選択する際には、G3モードに
よる通信手順の中でモデムトレーニングを行って決定す
る。モデムトレーニングは、通信可能な通信速度のう
ち、高速なものから順にトレーニングを行う。すなわ
ち、14.4kbpsからトレーニングを行い、通信で
きなければ次に高速な12kbpsに通信速度を落とし
てトレーニングを行う。このような手順を繰り返すこと
により、現在の回線状態において通信可能な範囲内で最
高速の通信速度が決定される。
【0004】また近年では、このG3モードよりもさら
に高速(33.6kbps,28.8kbps,・・
・)でデータ通信を行うことができるスーパーG3モー
ドが利用されるようになってきている。このスーパーG
3モードでは、ITU−T勧告V.34通信手順の半二
重モード(HDXモード)が使用される。なお、ITU
−T勧告V.34通信手順でデータ通信を行う場合に
は、ITU−T勧告V.8通信手順で通信を行って相手
端末、モデムの能力の識別を行う。通信速度は、スーパ
ーG3モードの通信開始時の手順の中で回線プロービン
グを行って回線のS/N比や帯域などの情報を取得し、
これらの回線に関する情報に基づいて例えば予め設定さ
れているテーブルなどを用いて通信速度を決定してい
る。
【0005】スーパーG3モードを利用すれば、G3モ
ードに比べて高速なデータ通信が可能である。しかし、
スーパーG3モードは回線上の群遅延、周波数シフトや
ジッタといった障害に対して弱いという欠点を有してい
る。G3モードはスーパーG3モードよりも低速ではあ
るが、これらの障害に対して強いという特性を有してい
る。そのため、回線の状態が良好の場合にはスーパーG
3モードの方が有利であるが、回線の状態が悪いときに
は、スーパーG3モードではエラーが多く通信が困難で
あってもG3モードなら通信が行えるという場合があ
る。
【0006】最近、ITUの勧告等では決められていな
いが、スーパーG3モードからG3モードに移行する機
能をもったモデムが提案されている。この機能を利用す
れば、回線の状態が悪い場合に、障害に強いG3モード
に切り換えて通信を行うことができる。例えばスーパー
G3モードにおいてデータ通信を行ったが、エラーが多
く発生する様な場合には、所定のタイミングにおいてG
3モードに移行して通信を行うことができる。
【0007】図4は、従来の通信方式におけるスーパー
G3モードからG3モードへの移行を含む通信動作の一
例を示すフローチャートである。通常は、高速なデータ
転送を行うことができるスーパーG3モードを優先して
使用する。ここでは通信開始時にはスーパーG3モード
によりデータ通信を行うものとする。
【0008】スーパーG3モードでは、まずS21にお
いて、フェーズ1からフェーズ4の4段階の通信開始時
の通信手順を実行する。この通信手順のうち、フェーズ
2において回線プロービングを行い、その結果を用いて
通信速度を決定し、フェーズ3及びフェーズ4において
トレーニングを行って最終的に通信速度を確定する。そ
の後、送信側と受信側のハンドシェイキング処理を行
い、S22において実際の画像データの通信を行う。
【0009】1ページ分の画像データの通信が終了する
と、S23で最終ページの画像データを通信したか否か
を判定し、最終ページまで画像データを送った場合に
は、終了処理を行って通信を終了する。さらに通信する
画像データが残っている場合には、ページ間手順を実行
して次のページの画像データの通信に備える。
【0010】このとき、S24において、G3モードへ
の移行の条件を判定する。G3モードへの移行条件とし
ては、例えば前ページのデータ通信時のエラーの発生割
合が多いなどといった条件を設定しておくことができ
る。G3モードへの移行条件を満たさない場合、S22
へ戻ってスーパーG3モードによる画像データの通信を
続行する。
【0011】G3モードへの移行条件を満たす場合、ス
ーパーG3モードからG3モードへ移行する処理を行
う。まずS25において、通信相手先へG3モードへ移
行する旨を通知する。例えば受信側から特殊信号を送信
側に送信して、G3モードによる通信への移行を通知す
る。そして、S26においてG3モードにおける通信手
順を開始する。
【0012】このG3モードにおける通信手順は、通信
開始時からG3モードで通信した場合と同様の通信手順
である。そのため、S27においてモデムのトレーニン
グを行う際には、G3モードにおける最高通信速度であ
る14.4kbpsから開始する。S28において、現
在の通信速度で通信が可能か否かを判定し、通信ができ
ないと判断される場合には、S29において次に速い通
信速度に落としてトレーニングを再度行う。このS28
及びS29の処理を繰り返し行うことで、現在の回線の
状態において最速の通信速度がわかるので、その通信速
度による通信をS30で決定し、S31において実際の
画像データの通信を行う。
【0013】上述のような手順によって、S24で判定
した移行条件に従ってスーパーG3モードからG3モー
ドへ移行することができる。これによって、例えば回線
の状態が悪く、スーパーG3モードにおいては通信が困
難な場合には、障害に強いG3モードによって通信を続
けることができる。
【0014】このようにしてスーパーG3モードからG
3モードへ移行した場合、回線の状態はスーパーG3モ
ードによる通信には適していない。そのため、スーパー
G3モードの通信開始時の手順において設定した通信速
度は、回線の状態に合わせて非常に遅くなっていること
が考えられる。G3モードが障害に強いとしても、G3
モードに移行したところで通信速度の改善は見込めな
い。例えばスーパーG3モードにおいて、G3モードの
最高の通信速度である14.4kbpsよりも遅い9.
6kbpsに通信速度が設定されているとき、G3モー
ドに移行した後も9.6kbpsより速い通信速度によ
る通信は期待できない。
【0015】しかし、図4に示したように、スーパーG
3モードからG3モードに移行した場合にはG3モード
の最高の通信速度、すなわち14.4kbpsからトレ
ーニングを開始する。そのため、スーパーG3モードに
おいてG3モードの最高の通信速度よりも遅い通信速度
が設定されている場合、それよりも速い通信速度ではほ
とんど通信ができないにもかかわらず、トレーニングを
実施することになる。そのため、無益なトレーニングの
間、通信時間が無駄になるという問題があった。例え
ば、スーパーG3モードにおいて9.6kbpsが設定
されていれば、G3モードに移行した場合に14.4k
bps、12kbpsのトレーニングはほとんどの場
合、無駄になっていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、データ通信中に他の通信方
式に移行した場合において、通信方式の移行に要する時
間を短縮して移行した通信方式による通信を迅速に開始
することのできる通信方法および通信端末装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信方法およ
び通信端末装置において、高速通信が可能な第1の通信
方式と、その第1の通信方式の通信速度範囲と一部重複
する通信速度範囲を有する第2の通信方式による通信が
可能なモデムを用いて通信を行う際に、第1の通信方式
による通信中に第2の通信方式に切り換えたとき、第1
の通信方式による通信速度以下の速度から、第2の通信
方式におけるモデムトレーニングを開始することを特徴
とするものである。
【0018】例えば第1の通信方式としてスーパーG3
モードのファクシミリ通信、第2の通信方式としてG3
モードのファクシミリ通信とすることができる。この場
合、スーパーG3モードからG3モードに移行したとき
には、G3モードにおけるモデムのトレーニングを、ス
ーパーG3モードでの通信中の通信速度以下の速度から
開始する。
【0019】第2の通信方式に移行する前の第1の通信
方式による通信速度より速い通信速度では、第2の通信
方式に移行しても通信を行うことは望めない。そのた
め、第1の通信方式による通信速度以下の速度から第2
の通信方式におけるモデムトレーニングを開始すること
によって、第1の通信方式による通信速度より速い通信
速度におけるトレーニングの分だけ、第2の通信方式に
よる通信を開始するまでの時間を短縮することができ
る。これによって、第1の通信方式から第2の通信方式
への移行を迅速に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信端末装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、1はCP
U、2はROM、3はRAM、4はNCU、5はモデ
ム、6は読取部、7は画像メモリ、8はコーデック、9
は記録部、10は操作部、11は表示部である。
【0021】CPU1は、通信端末装置全体の制御手段
として機能する。特にモデム5の制御に関し、後述のよ
うにスーパーG3モードにおいてデータの受信を行って
いる際に、回線の状況などに応じてG3モードへ移行す
るようにモデム5を制御する。また、スーパーG3モー
ドからG3モードへ移行する際には、スーパーG3モー
ドによって行っていた通信速度以下の速度からG3モー
ドにおいてトレーニングを行うように、モデム5を制御
する。CPU1には、ROM2,RAM3,NCU4,
モデム5,読取部6,画像メモリ7,コーデック8,記
憶部9,操作部10,表示部11などが接続されてい
る。
【0022】ROM2は、装置全体の動作を制御するた
めのプログラムなどを記憶する。RAM3は、CPU1
による制御に必要なデータや、動作時に一時的に記憶す
る必要のあるデータなどを記憶する。
【0023】NCU4は、公衆電話回線などの回線Lと
通信端末装置との接続を制御するとともに、通信相手の
電話番号に応じた発信機能及び着信を検出する機能など
を有している。
【0024】モデム5は、送受信データの変復調、具体
的には送信データを音声信号に変調してNCU4を介し
て回線Lへ送出し、また逆に回線LからNCU4を介し
て受信した音声信号をディジタル信号に復調する。ま
た、このモデム5は、G3モードにおける通信手順及び
スーパーG3モードにおける通信手順の実行が可能であ
る。G3モードあるいはスーパーG3モードのいずれか
を選択的に用い、通信相手とのデータの送受信を行う。
いずれのモードを用いるかは、例えばCPU1などから
選択可能であるし、またデフォルトのモードを設定して
おくことができる。スーパーG3モードでデータを受信
している際には、CPU1などの外部からの指示に従っ
て、G3モードへの移行を送信側に対して指示する信号
を送出し、G3モードに移行して通信を行うことができ
る。また、G3モードにおいて使用可能な通信速度のう
ち、指定された通信速度について使用を禁止するように
指定することが可能である。
【0025】読取部6は、例えばイメージセンサなどを
利用して原稿画像を読み取る。画像メモリ7は、読取部
6で読み取った画像データや、外部から回線L及びモデ
ム5を介して受信した画像データを記憶する。コーデッ
ク8は、送信すべき画像データを符号化し、また受信し
た符号データを復号して画像データを得る。記録部9
は、受信画像データや読取部6で読み取った画像データ
を被記録媒体上に記録する。操作部10は、電話番号等
の数字を入力するためのテンキー、ワンタッチキー、短
縮キー、種々の動作を指示するための操作キーなど、各
種の入力手段で構成されており、利用者からの指示が入
力される。表示部11は、CRT、LCDなどの表示手
段で構成され、操作部10の操作により入力された電話
番号や指示された機能、操作のためのガイダンス、装置
の状況、利用者へのメッセージなど、種々の情報を表示
する。
【0026】図2は、本発明の通信端末装置の実施の一
形態における通信方法の一例を示すフローチャートであ
る。ここでは、高速なデータ転送を行うことができるス
ーパーG3モードでデータ通信を行っている際に、エラ
ーフレームの多発によってG3モードへ移行する場合に
ついて示す。なお、図4と同様の処理を行うステップに
は同じ番号を付している。
【0027】まずS21において、スーパーG3モード
におけるフェーズ1からフェーズ4の4段階の通信開始
時の通信手順を実行する。この通信手順において通信速
度を確定する。このとき確定した通信速度は、フェーズ
2における回線プロービングと、その後のフェーズ3,
4におけるトレーニングによって決定される。すなわ
ち、回線の状態に応じて通信速度が決定される。そのた
め、回線の状態が劣悪であると、高速通信が可能なスー
パーG3モードでも、G3モードの最高の通信速度より
も遅い速度に設定されることもある。なお、フェーズ2
における回線プロービングによって、すでに通信開始時
点で回線の状態がスーパーG3モードに適さないと判断
される場合には、この時点でG3モードに移行してもよ
い。
【0028】その後、送信側と受信側のハンドシェイキ
ング処理を行い、S22において実際の画像データの通
信を行う。スーパーG3モードで用いるV.34HDX
通信手順では、画像データはフレーム単位で送信され
る。各フレームは、CRCによりエラーチェックが行わ
れる。このときエラーが検出されたフレームについて
は、ECM(エラー・コレクション・モード)によって
再送される。このようにして、1ページ分の画像データ
をエラーなく受信するまで、フレームの再送が繰り返さ
れる。この間に、受信した画像データのフレーム数と、
エラーとなったフレーム数を計数しておくことができ
る。
【0029】1ページ分の画像データの通信が終了する
と、S23で最終ページの画像データを通信したか否か
を判定し、最終ページまで画像データを送った場合に
は、終了処理を行って通信を終了する。さらに通信する
画像データが残っている場合には、ページ間手順を実行
して次のページの画像データの通信に備える。このと
き、S24において、G3モードへの移行の条件を判定
する。G3モードへの移行条件としては、例えば前ペー
ジのデータ通信時に計数しておいた総フレーム数とエラ
ーとなったフレーム数からエラーフレーム率を算出し、
このエラーフレーム率が所定以上となった場合にG3モ
ードへの移行を決定するといった条件を設定しておくこ
とができる。もちろん、G3モードへの移行条件は、こ
の例に限らず、種々の条件を設定することができる。G
3モードへの移行条件を満たさない場合には、S22へ
戻ってスーパーG3モードでの通信を続行する。
【0030】G3モードへの移行条件を満たす場合、ス
ーパーG3モードからG3モードへ移行する処理を行
う。まずS25において、通信相手先へG3モードへ移
行する旨を通知する。例えば受信側から特殊信号を送信
側に送信して、G3モードによる通信への移行を通知す
る。そして、S26においてG3モードにおける通信手
順を開始する。
【0031】図3は、G3モードへの移行手順の一例を
示すシーケンス図である。図3では、S22における画
像データの通信から示している。また、ここでは受信側
から送信側に対してG3モードへの移行を指示する場合
の例を示している。プライマリチャンネルにおいて、送
信側から受信側へ複数フレームの画像データを送る。1
ページ分の画像データを受信した後、ページ間処理とし
てコントロールチャンネルにおけるデータの送受信を行
う。このとき、S24におけるG3モードへの移行条件
の判定を行う。
【0032】G3モードへの移行が決定された場合、図
3に示す例では、コントロールチャネルデータを受信側
から送信側へ送る際に、G3モードへの移行を指示する
信号を重畳して送信する。もちろん、コントロールチャ
ネルデータとは別に、G3モードへの移行を指示する信
号を送信してもよい。このG3モードへの移行を指示す
る信号としては、例えば1800Hzの信号を15Hz
でAM変調したガードトーンam(GTam)信号を用
いることができる。もちろん、この信号は送信側が認識
できればどのような信号であってもよい。送信側では、
受信側からGTam信号が送られてきたことを検出する
と、スーパーG3モードからG3モードに移行する。
【0033】G3モードでは、上述のように手順信号の
通信にはV.21通信手順が使用されるので、G3モー
ドに移行すると、図3に示した例のように、送信側から
V.21Lowマーク信号が出力される。受信側は、こ
の信号を受信することによってG3モードへの移行を確
認できる。
【0034】また、G3モードに移行を決定するまで
に、スーパーG3モードによってデータ通信を実行して
いる。このとき使用した通信速度では、スーパーG3モ
ードによる通信は困難であった。そのためにG3モード
への移行を決定しているのである。しかし、障害に強い
G3モードでも、このときの通信速度より速い通信速度
で通信ができる可能性はほとんどない。そのため、この
G3モードにおける通信手順の開始時点において、CP
U1はモデム5に対して、スーパーG3モードにおいて
設定していた通信速度より速い速度での通信を禁止す
る。例えばスーパーG3モードにおいて9.6kbps
で通信を行っていた場合、G3モードにおける14.4
kbps、12kbpsによる通信を禁止するように、
モデム5を設定する。
【0035】G3モードにおける通信手順が進められ、
通信手順の一つとしてモデム5のトレーニングを行って
通信速度を決定する。S41においてモデムトレーニン
グを開始するが、このときモデム5では、上述のように
スーパーG3モードにおいて設定していた通信速度より
速い速度での通信が禁止されている。そのため、トレー
ニングはスーパーG3モードにおいて設定していた通信
速度以下の速度から開始することになる。これによっ
て、例えば上述の例のようにスーパーG3モードにおい
て9.6kbpsで通信を行っていた場合には、このG
3モードにおける通信手順において14.4kbps、
12kbpsによるトレーニングは行われず、9.6k
bpsからトレーニングを開始することになる。そのた
め、14.4kbps、12kbpsによるトレーニン
グの分だけG3モードに移行後の通信手順に要する時間
を削減することができ、迅速にG3モードへの移行を行
うことができる。
【0036】このように、本発明ではスーパーG3モー
ドにおいて設定していた通信速度以下の速度からG3モ
ードにおけるトレーニングを開始するが、もちろん、ト
レーニングを開始した通信速度において通信できない場
合もある。そのため、通常のG3モードのトレーニング
時と同様に、S28において現在の通信速度で通信が可
能か否かを判定し、通信ができないと判断される場合に
は、S29において次に速い通信速度に落としてトレー
ニングを再度行う。このS28及びS29の処理を繰り
返し行うことで、現在の回線の状態において最速の通信
速度がわかるので、その通信速度による通信をS30で
決定する。そして、決定された通信速度を用いて、S3
1において実際の画像データの通信を行う。
【0037】上述の例では、G3モードへの移行時にC
PU1からモデム5に対して、スーパーG3モードにお
いて設定していた通信速度より速い速度での通信を禁止
することで、トレーニングを開始する通信速度を設定し
た。本発明では、スーパーG3モードにおいて設定して
いた通信速度以下の速度でトレーニングを開始できれば
よいので、例えばトレーニング開始時の通信速度を直接
設定するなど、モデム5の使用に応じた制御を行えばよ
い。
【0038】また、ここではスーパーG3モードにおけ
る通信中のG3モードへの移行の例を示したが、本発明
はこれらの通信モード間の移行に限られるものではな
く、高速通信が可能な第1の通信方式と、その第1の通
信方式の通信速度範囲と一部重複する通信速度範囲を有
する第2の通信方式を用いて通信を行う場合について同
様に実施することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、高速通信が可能な第1の通信方式から、第1
の通信方式の通信速度範囲と一部重複する通信速度範囲
を有する第2の通信方式へ移行したとき、第1の通信方
式による通信速度以下の速度から第2の通信方式におけ
るモデムトレーニングを開始するようにしたので、第2
の通信方式において無駄なトレーニングを行うことがな
く、第2の通信方式による通信を迅速に開始することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の実施の一形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の通信端末装置の実施の一形態における
通信方法の一例を示すフローチャートである。
【図3】スーパーG3モードからG3モードへの移行手
順の一例を示すシーケンス図である。
【図4】従来の通信方式におけるスーパーG3モードか
らG3モードへの移行を含む通信動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…NCU、5
…モデム、6…読取部、7…画像メモリ、8…コーデッ
ク、9…記録部、10…操作部、11…表示部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速通信が可能な第1の通信方式と、該
    第1の通信方式の通信速度範囲と一部重複する通信速度
    範囲を有する第2の通信方式を用いた通信方法におい
    て、前記第1の通信方式による通信中に前記第2の通信
    方式へ移行したとき、前記第1の通信方式による通信速
    度以下の速度から前記第2の通信方式におけるモデムト
    レーニングを開始することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 高速通信が可能な第1の通信方式と、該
    第1の通信方式の通信速度範囲と一部重複する通信速度
    範囲を有する第2の通信方式により通信が可能なモデム
    と、該モデムを少なくとも制御するとともに前記第1の
    通信方式による通信中に前記第2の通信方式へ移行した
    ときには前記第1の通信方式による通信速度以下の速度
    から前記第2の通信方式における前記モデムのトレーニ
    ングを開始するように制御する制御手段を有することを
    特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の通信方式はスーパーG3モー
    ドのファクシミリ通信であり、前記第2の通信方式はG
    3モードのファクシミリ通信であることを特徴とする請
    求項2に記載の通信端末装置。
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