JP3119215B2 - 差動アンプ - Google Patents

差動アンプ

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JP3119215B2
JP3119215B2 JP09280715A JP28071597A JP3119215B2 JP 3119215 B2 JP3119215 B2 JP 3119215B2 JP 09280715 A JP09280715 A JP 09280715A JP 28071597 A JP28071597 A JP 28071597A JP 3119215 B2 JP3119215 B2 JP 3119215B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/56Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタで構成された差動アンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の差動アンプの一構成例を
示す回路図である。
【0003】図8に示すような、バイポーラトランジス
タで構成されたエミッタ負帰還抵抗を有する差動アンプ
は、近似的に線形動作していると見なせる入力電圧範囲
が比較的広い差動アンプとして用いられており、また、
名目利得がエミッタ負帰還抵抗と負荷抵抗との比で与え
られるので利得の精度を得やすいという利点も有してい
る。
【0004】しかしながら、図8に示すような差動アン
プにおいては、アナログ・デジタルコンバータの入力バ
ッファ等に用いられる場合、より高い線形性が要求され
るため、組形性向上の改良が行われるのが普通である。
【0005】図8に示した差動アンプで、 R1=R2=1000Ω,R3=2000Ω,I0=0.2
5mA とした場合におけるSPICEシミュレーション結果に
ついて説明する。
【0006】図9は、図8に示した差動アンプにおける
差動入力電圧VINと非線形誤差VDとの関係を示すグラ
フである。
【0007】ここで、VDは、差動出力電圧VOUT=VOU
T(VIN)と、差動出力電圧VOUT(VIN)のVIN=0V
における接線VL=VL(VIN)との差である。したがっ
て、VDは差動出力電圧VOUTの非線形性を表しているこ
とになる。便宜上、以下ではこのVDを非線形誤差と呼
ぶことにする。
【0008】VD=VOUT(VIN)−VL(VIN) もし、差動出力電圧VOUTが差動入力電圧VINに対して
完全に線形であれば、非線形誤差VDは恒等的にゼロと
なる。
【0009】便宜上、非線形誤差VDが±1mV以内の
場合、近似的に線形であると見なせるとすると、この場
合に線形動作する差動入力電圧VINの範囲は、±220
mV以内となる。この回路の差動出力電圧VOUTは±5
00mVでクランプされるが、名目利得が1(=2×R
1/R3)であるので、差動入力電圧VINの最大の線形
動作可能範囲は±500mV程度までである。しかしな
がら、この回路はその半分以下の範囲でしか線形動作し
ていないことになる。
【0010】また、差動入力電圧VIN=0Vでの利得、
すなわち接線VLの傾きは0.8642と名目利得1よ
りも若干小さな結果が得られた。
【0011】図8に示した差動アンプの非線形動作にお
いては、バイポーラトランジスタQ1,Q2のベースエミ
ッタ間電圧(VBE)がコレクタ電流(IC)に対して非
線形に変化するが主要原因である。
【0012】以下に、線形性を改善した従来例について
説明する。
【0013】図10は、従来の差動アンプの他の構成例
を示す回路図であり、図8に示した差動アンプの線形性
を改善した例である(信学技報ICD93−46の図7
(a)参照)。
【0014】図10に示す差動アンプにおいては、ダイ
オードD1,D2によって非線形性が補償され、それによ
り、線形な差動出力電圧が得られている。
【0015】実際に、R1=R2=R3/2とすると、差
動出力電圧VOUTは次式で示すようになる。
【0016】VOUT=(2×R1/R3)×(VIN−VBE1
+VBE2)+VD1−VD2=VIN−VBE1+VBE2+VD1−
VD2=VIN ここで、VBE1,VBE2,VD1,VD2はそれぞれバイボー
ラトランジスタQ1,Q2のベースエミッタ間電圧、ダイ
オードD1,D2の順方向電圧である。VBE1とVD1はほ
ぼ等しく(流れる電流がほぼ等しいため)、VD2とVBE
2もほぼ等しいので上式の結果となる。
【0017】図10に示した差動アンプで、 R1=R2=1000Ω,R3=2000Ω,I0=0.2
5mA とした場合におけるSPICEシミュレーション結果に
ついて説明する。
【0018】図11は、図10に示した差動アンプにお
ける差動入力電圧VINと非線形誤差VDとの関係を示す
グラフである。
【0019】図9と図11とを比較すると、図10に示
した差動アンプの方が、線形性が改善され、線形動作範
囲が拡くなっていることが分かる。
【0020】また、VIN=0Vでの利得、すなわち接線
VLの傾きは0.9808と名目利得1よりわずかに小
さいが、図8に示したものよりも1に近い。
【0021】しかしながら、この差動アンプは負荷抵抗
に直列にダイオードが挿入されるため、出力同相電位が
ダイオードの順方向電圧(約0.8V)だけ低下し、低
電源電圧では次段の回路の動作が困難になってしまう。
【0022】図12は、従来の差動アンプの他の構成例
を示す回路図である(特開昭57−160207号公報
参照)。
【0023】図12に示す差動アンプにおいては、入力
段に設けられた非線形歪み補償回路101のエミッタフ
ォロアの電流値が入力信号によって変化することで生じ
るバイポーラトランジスタQ3,Q4のベースエミッタ間
電圧VBEの変化によって、差動バッファ102のバイポ
ーラトランジスタQ1,Q2のベースエミッタ間電圧VBE
の変化がうち消され、それにより、線形な差動出力電圧
が得られている。
【0024】実際に、R1=R2=R3/2=R4/2とす
ると、図12に示した差動アンプの差動出力電圧VOUT
は次式で与えられる。
【0025】VOUT=(2×R1/R3)×(VIN−VBE3
−VBE1+VBE4+VBE2)=VIN−VBE3−VBE1+VBE4
+VBE2=VIN ここで、VBE1,VBE2,VBE3,VBE4はそれぞれバイポ
ーラトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4のベースエミッタ
間電圧である。VBE1とVBE4はほぼ等しく(流れる電流
がほぼ等しいため)、VBE2とVBE3もほぼ等しいので上
式の結果となる。
【0026】図12に示した差動アンプは図10に示し
たものとは異なり、出力同相電圧の低下が無いので次段
の回路はより低電源電圧でも動作可能となる。また、名
目利得も1である必要がない。
【0027】VIN=0Vでの利得、すなわち接線VLの
傾きは0.9718と名目利得1よりわずかに小さい。
【0028】しかし、この回路は実際には、上式で無視
していたバイポーラトランジスタQ1,Q2,Q5,Q6の
ベ−ス電流のために線形性の改善の程度があまり良くな
く、線形動作範囲が狭いという欠点を有している。
【0029】図12に示した差動アンプで、R1=R2=
1000Ω,R3=2000Ω,I0=0.25mAとし
た場合におけるSPICEシミュレーション結果につい
て説明する。
【0030】図13は、図12に示した差動アンプにお
ける差動入力電圧VINと非線形誤差VDとの関係を示す
グラフである。
【0031】図13に示すように本従来例においては、
線形動作範囲はおよそ±300mVであり、十分に広い
とは言えない。
【0032】次に、ベ−ス電流の影響について説明す
る。
【0033】本従来例におけるVBE1,VBE4は次式で与
えられる。
【0034】VBE1=VT×ln(IC1/IS) VBE4=VT×ln((β/(β十1))×(IC6+IB2
+IB5)/IS)=VT×ln((β/(β十l))×
(IC1+(2/β)×IC2)/IS) ここで、VTは熱電圧(VT=kT/q)、ISは飽和電
流、IC1〜IC6,IB1〜IB6はそれぞれトランジスタQ
1〜Q6のコレクタ電流とべ−ス電流、βは電流利得であ
る。
【0035】図12に示す差動アンプはカレントミラー
構成を有しているので、IC6=IC1,IB2=IB5が成立
し、これを用いて式の変形が行われている。
【0036】差動入力電圧VINの変化によってIC1〜I
C6は変化するが、これによるVBE1とVBE4の変化が等し
ければ回略の線形動作が得られる。しかし、ベース電流
が存在するためにVBE1とVBE4の変化が等しくならない
ことがこの式から分かる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の差動アンプにおいては、線形動作範囲を
広げることと、次段の回路が低電源電圧で動作できるよ
うに出力同相電位を高く保つこととを同時に実現するこ
とはできないという問題点がある。
【0038】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、広い線形動
作範囲と高い同相出力電位とを同時に実現することがで
きる差動アンプを提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非線形歪み補償回路と、差動バッファと、
ベース電流補償回路とを有してなる差動アンプであっ
て、前記非線形歪み補償回路は、差動入力信号がベース
端子に入力され、コレクタ端子に所定の電位が印加され
た第1及び第2の差動トランジスタと、コレクタ端子が
前記第1のトランジスタのエミッタ端子に接続され、ベ
−ス端子が前記第2のトランジスタのエミッタ端子に接
続された第3のトランジスタと、コレクタ端子が前記第
2のトランジスタのエミッタ端子に接続され、ベ−ス端
子が前記第1のトランジスタのエミッタ端子に接続され
た第4のトランジスタと、前記第3及び第4のトランジ
スタのエミッタ端子を接続する第1の抵抗と、一端が前
記第3のトランジスタのエミッタ端子に接続され、他端
が接地された第1の電流源と、一端が前記第4のトラン
ジスタのエミッタ端子に接続され、他端が接地された第
2の電流源とを具備し、前記差動バッファは、前記第1
及び第2のトランジスタのエミッタ電位がそれぞれベー
ス端子に入力される第5及び第6のトランジスタと、前
記第5及び第6のトランジスタのコレクタ端子にそれぞ
れ一端が接続され、他端が前記所定の電位に接続された
第2及び第3の抵抗と、前記第5及び第6のトランジス
タのエミッタ端子を接続する第4の抵抗と、一端が前記
第5のトランジスタのエミッタ端子に接続され、他端が
接地された第3の電流源と、一端が前記第6のトランジ
スタのエミッタ端子に接続され、他端が接地された第4
の電流源とを具備し、 前記ベース電流補償回路は、一端
が前記第1のトランジスタのエミッタ端子に接続され、
他端が前記所定の電位に接続された第5の電流源と、一
端が前記第2のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
れ、他端が前記所定の電位に接続された第6の電流源と
を具備し、前記第5及び第6のトランジスタのコレクタ
端子を差動出力とすることを特徴とする。
【0040】また、前記ベース電流補償回路は、差動入
力信号がベース端子に入力され、コレクタ端子に前記所
定の電位が印加された第7及び第8の差動トランジスタ
と、ベース端子が前記第7のトランジスタのエミッタ端
子に接続され、エミッタ端子が接地された第9のトラン
ジスタと、ベース端子が前記第8のトランジスタのエミ
ッタ端子に接続され、エミッタ端子が接地された第10
のトランジスタと、前記第9及び第10のトランジスタ
のエミッタ端子を接続する第5の抵抗と、一端がそれぞ
れ前記第7、第8、第9及び第10のトランジスタのエ
ミッタに接続され、他端がそれぞれ接地された第7、第
8、第9及び第10の電流源と、エミッタ端子が前記第
9のトランジスタのコレクタに接続され、コレクタ端子
が前記所定の電位に接続された第11のトランジスタ
と、エミッタ端子が前記第10のトランジスタのコレク
タに接続され、コレクタ端子が前記所定の電位に接続さ
れた第12のトランジスタと、前記第5及び第6の電流
源から供給される電流がそれぞれ、前記第4及び第5の
トランジスタのベース電流の和と前記第3及び第6のト
ランジスタのベース電流の和に常に等しくなるように前
記第11及び第12のトランジスタのベース電流を制御
するPMOSトランジスタ回路とを有することを特徴と
する。
【0041】また、前記ベース電流補償回路は、コレク
タ端子が前記所定の電位に接続された第13のトランジ
スタと、一端が前記第13のトランジスタのエミッタ端
子に接続され、他端が接地された第11の電流源と、前
記第13のトランジスタのベース電流をカレントミラー
制御するPMOSトランジスタ回路とを有することを特
徴とする。
【0042】また、前記ベース電流補償回路は、前記第
1のトランジスタのエミッタと前記所定の電位を接続す
る第6の抵抗と、前記第2のトランジスタのエミッタと
前記所定の電位を接続する第7の抵抗とを有することを
特徴とする。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、差動バッファ内の差動トランジスタ及び第1
の電流源群内の差動トランジスタのベース電流の一部ま
たは全部を供給するベース電流補償回路が設けられてお
り、差動バッファ内の差動トランジスタ及び第1の電流
源群内の差動トランジスタのベース電流による非線形歪
みが取り除かれるような電流がベース電流補償回路から
差動バッファ内の差動トランジスタ及び第1の電流源群
内の差動トランジスタにベース電流として供給される。
【0048】それにより、回路が線形動作し、広い線形
動作範囲と高い同相出力電位とが同時に実現される。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0050】図1は、本発明の差動アンプの実施の一形
態を示す図である。
【0051】本形態は図1に示すように、差動エミッタ
フォロワと該差動エミッタフォロワのエミッタ電流が差
動トランジスタのベース端子に入力されて制御されてい
る第1の電流源群とを具備する非線形歪み補償回路1
と、非線形歪み補償回路1から出力された信号がベース
端子に入力される差動トランジスタを具備する差動バッ
ファ2とから構成されており、さらに、非線形歪み補正
回路1には、差動バッファ2内の差動トランジスタ及び
第1の電流源群内の差動トランジスタのベース電流の一
部または全部を供給するベース電流補償回路3が設けら
れている。
【0052】なお、非線形歪み補償回路1は、差動入力
信号がベース端子に入力され、コレクタ端子に所定の電
位(VCC)が印加された第1及び第2のトランジスタで
ある差動トランジスタQ3,Q4と、コレクタ端子がトラ
ンジスタQ3のエミッタ端子に接続され、ベ−ス端子が
トランジスタQ4のエミッタ端子に接続された第3の
ランジスタQ5と、コレクタ端子がトランジスタQ4のエ
ミッタ端子に接続され、ベ−ス端子がトランジスタQ3
のエミッタ端子に接続された第4のトランジスタQ6
と、トランジスタQ5,Q6のエミッタ端子を接続する
1の抵抗R4と、トランジスタQ5のエミッタ端子に接続
された第1の電流源I3と、トランジスタQ6のエミッタ
端子に接続された第2の電流源I4と、トランジスタQ3
のエミッタ端子に接続された第の電流源である電流源
IX1と、トランジスタQ4のエミッタ端子に接続された
の電流源である電流源IX2とから構成されており、
トランジスタQ5,Q6によって差動エミッタフォロワが
形成され、また、トランジスタQ5,Q6と電流源I3,
I4とによって第1の電流源群が形成され、また、電流
源IX1,IX2によってベース電流補償回路3が構成され
ている。
【0053】また、差動バッファ2は、トランジスタQ
3,Q4のエミッタ電位がそれぞれベース端子に入力され
第5及び第6のトランジスタQ1,Q2と、トランジス
タQ1,Q2のコレクタ端子にそれぞれ接続された第2及
び第3の抵抗R1,R2と、トランジスタQ1,Q2のエミ
ッタ端子を接続する第4の抵抗R3と、トランジスタQ1
のエミッタ端子に接続された第2の電流源I1と、トラ
ンジスタQ2のエミッタ端子に接続された第3の電流源
I2とから構成されており、トランジスタQ1,Q2のコ
レクタ端子にはそれぞれ抵抗R1,R2を介して所定の電
位(VCC)が印加されている。
【0054】以下に、上記のように構成された差動アン
プの動作について説明する。
【0055】概略の動作として、トランジスタQ3,Q4
のベ−ス端子に入力される差動入力電圧VINは、ほぼそ
のままの電位差でトランジスタQ1,Q2のベース端子に
差動入力され、名目利得{(R1+R2)/R3}倍され
てトランジスタQ1,Q2のコレクタ端子から差動出力電
圧VOUTとして差動出力される。
【0056】次に、差動入力電圧VINに対する差動出力
電圧VOUTの線形性について説明する。
【0057】VOUT=((R1+R2)/R3)×(VIN−
VBE3−VBE1+VBE4+VBE2) であるから、変化量に対して次式が成立する。
【0058】△VOUT=A×(△VIN−△VBE3−△VBE
1+△VBE4+△VBE2) ここで、簡単のためにA=(R1+R2)/R3)と置い
た。△VIN,△VBE1等の△付きの変数は変化量を示
す。
【0059】従って、線形性が成立するためには、△V
BE1=△VBE4,△VBE2=△VBE3が成立していれば良
い。
【0060】△VBE4=VT×ln((IC1+△IC+
(2/β)×(IC2−△IC)―IX−△IX))−VT×
ln((IC1+(2/β)×IC2−IX)) △VBE1=VT×ln(IC1+△IC)−VT×ln(IC
1) であるので、これが等しくなるようにIXを与えて線形
動作させる。なお、VBE2,VBE3については同様になる
ので省略する。また、△IC=△IC1=―△IC2を用い
た。
【0061】
【実施例】以下に、上述した差動アンプの実施例につい
て図面を参照して説明する。
【0062】(第1の実施例)図2は、図1に示した差
動アンプの第1の実施例を示す回路図である。
【0063】本実施例におけるベース電流補償回路3は
図2に示すように、図1に示したIX1,IX2がそれぞ
れ、トランジスタQ1,Q6のベ一ス電流の和とトランジ
スタQ2,Q5のベ−ス電流の和に常に等しくなるように
第11及び第12のトランジスタQ7,Q8のベ−ス電流
を制御するPMOSトランジスタMP1〜MP4と、トラ
ンジスタQ7,Q8に電流を供給する第9及び第10の
ランジスタQ9,Q10及び第5の抵抗R5と、差動入力を
受けてトランジスタQ9,Q10及び抵抗R5からなる電流
制御部を制御する第7及び第8のトランジスタである
ミッタフォロアQ11,Q12とから構成されている。
た、第7の電流源I7と、第8の電流源I8と、第9の
電流源I5と、第10の電流源I6と、第11の電流源
I9とが設けられている。
【0064】ここで、定電流源I1〜I8における電流値
は全て等しく、I0=0.25mAであり、また、R1=
R2=1kΩ,R3=R4=R5=2kΩである。
【0065】以下に、上記のように構成された差動アン
プの動作について説明する。
【0066】トランジスタQ8のベ−ス電流はトランジ
スタQ2のベ―ス電流にほぼ等しくなるので、PMOS
トランジスタMP3,MP4にて2倍のカレントミラー
制御を行えば、トランジスタQ4を流れる電流のうち、
トランジスタQ2,Q5のベ−ス電流をほぼ除くことがで
きる。従って△VBE4は次式に示すようになる。
【0067】△VBE4=VT×ln((IC1+△IC+
(2/β)×(IC2−△IC)−IX−一△IX))−VT
×ln((IC1+(2/β)×IC2−IX))=VT×l
n(IC1+△IC)−VT×ln(IC1)=△VBE1 同様にして、△VBE3=△VBE2となる。このようにして
線形動作するよう改善される。
【0068】図3は、図2に示した差動アンプにおける
SPICEシミュレーション結果を示す図であり、図2
に示した差動アンプにおける差動入力電圧VINと非線形
誤差VDとの関係を示すグラフである。
【0069】図3に示すように、線形動作範囲は450
mVになっている。利得は0.9789となり、図12
に示した差動アンプの利得よりも大きい。
【0070】なお、電流源I5,I6のI0と変えて、例
えば半分にして、PMOSカレントミラーの倍率を変え
て、例えば4倍にして構成しても同様の結果が得られる
ことは明らかである。
【0071】また、定電流源I3,I4の電流値をI0の
1/k倍にして抵抗R4の抵抗値をk倍にしてPMOS
のカレントミラーで適当な倍率にすることによりベース
電流分の電流を供給するようにしても同様の結果が得ら
れることは明らかであり、さらに、定電流源I7,I8の
電流値をI0から変えても良い。このとき、バイポーラ
トランジスタのサイズ比は必要に応じて適当に変えれば
よい。
【0072】また、エミッタフォロアであるトランジス
タQ4,Q5を、図12に示した非線形歪み補償回路と同
様の構成とし、それによりベース電流の整合性を図るよ
うに構成できることも明らかである。
【0073】このような素子のサイズや電流値の比の変
更は設計事項として明らかなので以下の実施例では述ベ
ない。
【0074】また、先の数式の説明では、電流源IX1,
IX2の出力抵抗は無限大であるとして扱っているが、本
実施例では無視できない有限の出力抵抗となる。電流利
得βが実際には定数ではなく、電流値やコレクタエミッ
タ間電圧で変化する場合、IX1,IX2が有限の出力抵抗
を有する方が線形性が優れるようになる場合もあるが、
無限大と見なせるほど大きくしたいような場合に、PM
OSトランジスタMP2,MP4のドレイン端子に、ゲー
ト端子が適当にバイアスされたPMOSトランジスタを
カスケード接続して、それにより電流源IX1,IX2の出
力抵抗を増大させるというよく知られた手段が本発明に
も適用できることも明らかである。これは以下の他の実
施例においても同様である。
【0075】(第2の実施例)図4は、図1に示した差
動アンプの第2の実施例を示す回路図である。
【0076】本実施例におけるベース電流補償回路3は
図4に示すように、定電流源I9に接続された第13の
トランジスタQ13と、トランジスタQ13のベース電流を
カレントミラー制御するPMOSトランジスタMP5〜
MP7とにより、図1に示した電流源IX1,IX2が構成
されている。
【0077】トランジスタQ13のベース電流は差動入力
電圧VINがゼロである時のトランジスタQ2のベ−ス電
流とにほぼ等しくなるので、PMOSトランジスタMP
5〜MP7により4倍のカレントミラー制御を行えば、ト
ランジスタQ4を流れる電流のうち、トランジスタQ2,
Q5のベ−ス電流の定数部分をほぼ反転させることがで
きる。従って△VBE4は次式に示すようになる。
【0078】△VBE4=VT×ln(IC1 0+△IC+
(2/β)×(IC2 0−△IC)−IX−△IX)−VT×
ln((IC1 0+(2/β)×IC2 0−IX))=VT×
ln((IC1 0+△IC−(2/β)×(IC1 0+△I
C)−VT×ln(IC1 0−(2/β)×IC1 0)=VT
×ln(IC1 0十△IC)―VT×ln(IC1 0)=△V
BE1 IX=(4/β)×IC1 0(IC1 0はVINがゼロの時の
IC1)とIC2 0=IC1 0と出力抵抗無限大とを仮定して
△IX=0を用いた。
【0079】同様にして、△VBE3=△VBE2となる。こ
のようにして線形動作するよう改善される。
【0080】図5は、図4に示した差動アンプにおける
SPICEシミュレーション結果を示す図であり、図4
に示した差動アンプにおける差動入力電圧VINと非線形
誤差VDとの関係を示すグラフである。
【0081】図5に示すように、線形動作範囲は±48
0mVになっている。利得は0.9783となり、図1
2に示した差動アンプの利得よりも大きい。
【0082】本実施例においては、第1の実施例に比べ
て、電流源IX1,IX2を構成するために必要な定電流源
の数が4個から1個に減っており、それにより、低消費
電力化を図ることができる。
【0083】(第3の実施例)図6は、図1に示した差
動アンプの第3の実施例を示す回路図である。
【0084】本実施例におけるベース電流補償回路3は
図6に示すように、図1に示したIX1,IX2がそれぞ
れ、抵抗X1,X2のみで構成されているものであって、第
1及び第2の実施例において示したものと比べて、定電
流源が設けられていないため、低消費電力化を図ること
ができる。
【0085】次に動作について説明する。
【0086】第6及び第7の抵抗RX1,RX2は差動入力
電圧VINがゼロの場合に、電流IX 0を流し、出力抵抗が
RXである電流源と見なすことができる。ここにRXは抵
抗RX1,RX2の抵抗値である。
【0087】すると、上述した△VBE4を与える式で、
差動入力電圧VINがゼロの時を基準にした場合、△IX
は近似的に △IX=VIN/(2×RX) である。さらに差動入力電圧VINは近似的にR3×△IC
に等しいので △IX=R3×△IC/(2×RX) となる。
【0088】従って、IX 0=(4/β+R3/(2×R
X))×IC1 0となるように抵抗値RXを定めると △VBE4=△VBE1 となる。
【0089】図7は、図6に示した差動アンプにおける
SPICEシミュレーション結果を示す図であり、図6
に示した差動アンプにおける差動入力電圧VINと非線形
誤差VDとの関係を示すグラフである。
【0090】図5に示すように、線形動作範囲は±47
0mVになっている。利得は0.9780となり、図1
2に示した差動アンプの利得よりも大きい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
差動バッファ内の差動トランジスタ及び第1の電流源群
内の差動トランジスタのベース電流の一部または全部を
供給するベース電流補償回路が設けられており、差動バ
ッファ内の差動トランジスタ及び第1の電流源群内の差
動トランジスタのベース電流による非線形歪みが取り除
かれるような電流がベース電流補償回路から差動バッフ
ァ内の差動トランジスタ及び第1の電流源群内の差動ト
ランジスタにベース電流として供給されるため、回路が
線形動作し、広い線形動作範囲と高い同相出力電位とを
同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差動アンプの実施の一形態を示す図で
ある。
【図2】図1に示した差動アンプの第1の実施例を示す
回路図である。
【図3】図2に示した差動アンプにおけるSPICEシ
ミュレーション結果を示す図である。
【図4】図1に示した差動アンプの第2の実施例を示す
回路図である。
【図5】図4に示した差動アンプにおけるSPICEシ
ミュレーション結果を示す図である。
【図6】図1に示した差動アンプの第3の実施例を示す
回路図である。
【図7】図6に示した差動アンプにおけるSPICEシ
ミュレーション結果を示す図である。
【図8】従来の差動アンプの一構成例を示す回路図であ
る。
【図9】図8に示した差動アンプにおける差動入力電圧
VINと非線形誤差VDとの関係を示すグラフである。
【図10】従来の差動アンプの他の構成例を示す回路図
である。
【図11】図10に示した差動アンプにおける差動入力
電圧VINと非線形誤差VDとの関係を示すグラフであ
る。
【図12】従来の差動アンプの他の構成例を示す回路図
である。
【図13】図12に示した差動アンプにおける差動入力
電圧VINと非線形誤差VDとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 非線形歪み補償回路 2 差動バッファ 3 ベース電流補償回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/45

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形歪み補償回路と、差動バッファ
    と、ベース電流補償回路とを有してなる差動アンプであ
    って、 前記非線形歪み補償回路は、 差動入力信号がベース端子に入力され、コレクタ端子に
    所定の電位が印加された第1及び第2の差動トランジス
    タと、 コレクタ端子が前記第1のトランジスタのエミッタ端子
    に接続され、ベ−ス端子が前記第2のトランジスタのエ
    ミッタ端子に接続された第3のトランジスタと、 コレクタ端子が前記第2のトランジスタのエミッタ端子
    に接続され、ベ−ス端子が前記第1のトランジスタのエ
    ミッタ端子に接続された第4のトランジスタと、 前記第3及び第4のトランジスタのエミッタ端子を接続
    する第1の抵抗と、 一端が前記第3のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が接地された第1の電流源と、 一端が前記第4のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が接地された第2の電流源とを具備し、 前記差動バッファは、 前記第1及び第2のトランジスタのエミッタ電位がそれ
    ぞれベース端子に入力される第5及び第6のトランジス
    タと、 前記第5及び第6のトランジスタのコレクタ端子にそれ
    ぞれ一端が接続され、他端が前記所定の電位に接続され
    た第2及び第3の抵抗と、 前記第5及び第6のトランジスタのエミッタ端子を接続
    する第4の抵抗と、 一端が前記第5のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が接地された第3の電流源と、 一端が前記第6のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が接地された第4の電流源とを具備し、 前記ベース電流補償回路は、 一端が前記第1のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が前記所定の 電位に接続された第5の電流源
    と、 一端が前記第2のトランジスタのエミッタ端子に接続さ
    れ、他端が前記所定の電位に接続された第6の電流源と
    を具備し、 前記第5及び第6のトランジスタのコレクタ端子を差動
    出力とする ことを特徴とする差動アンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の差動アンプにおいて、 前記ベース電流補償回路は、 差動入力信号がベース端子に入力され、コレクタ端子に
    前記所定の電位が印加された第7及び第8の差動トラン
    ジスタと、 ベース端子が前記第7のトランジスタのエミッタ端子に
    接続され、エミッタ端子が接地された第9のトランジス
    タと、 ベース端子が前記第8のトランジスタのエミッタ端子に
    接続され、エミッタ端子が接地された第10のトランジ
    スタと、 前記第9及び第10のトランジスタのエミッタ端子を接
    続する第5の抵抗と、 一端がそれぞれ前記第7、第8、第9及び第10のトラ
    ンジスタのエミッタに接続され、他端がそれぞれ接地さ
    れた第7、第8、第9及び第10の電流源と、 エミッタ端子が前記第9のトランジスタのコレクタに接
    続され、コレクタ端子が前記所定の電位に接続された第
    11のトランジスタと、 エミッタ端子が前記第10のトランジスタのコレクタに
    接続され、コレクタ端子が前記所定の電位に接続された
    第12のトランジスタと、 前記第5及び第6の電流源から供給される電流がそれぞ
    れ、前記第4及び第5のトランジスタのベース電流の和
    と前記第3及び第6のトランジスタのベース電流の和に
    常に等しくなるように前記第11及び第12のトランジ
    スタのベース電流を制御するPMOSトランジスタ回路
    を有することを特徴とする差動アンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の差動アンプにおいて、 前記ベース電流補償回路は、 コレクタ端子が前記所定の電位に接続された第13のト
    ランジスタと、 一端が前記第13のトランジスタのエミッタ端子に接続
    され、他端が接地され た第11の電流源と、 前記第13のトランジスタのベース電流をカレントミラ
    ー制御するPMOSトランジスタ回路とを有する ことを
    特徴とする差動アンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の差動アンプにおいて、 前記ベース電流補償回路は、 前記第1のトランジスタのエミッタと前記所定の電位を
    接続する第6の抵抗と、 前記第2のトランジスタのエミッタと前記所定の電位を
    接続する第7の抵抗とを有する ことを特徴とする差動ア
    ンプ。
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