JP3117341U - 靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】穿き口にゆったり感を持たせたとしても、ずれが生じにくい靴下を提供することと。
【解決手段】靴下は、着用時に足首近辺にくる部位に締め付け部を形成し、該締め付け部から爪先部までの間に緩衝部を設けた。又靴下における締め付け部に裏糸としてポリウレタン糸を2本以上使用し、緩衝部には裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用した。更に靴下における締め付け部に裏糸として弾性力の強いポリウレタン糸を使用し、緩衝部には裏糸として弾性力の弱いポリウレタン糸を使用した。
【選択図】図1
【解決手段】靴下は、着用時に足首近辺にくる部位に締め付け部を形成し、該締め付け部から爪先部までの間に緩衝部を設けた。又靴下における締め付け部に裏糸としてポリウレタン糸を2本以上使用し、緩衝部には裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用した。更に靴下における締め付け部に裏糸として弾性力の強いポリウレタン糸を使用し、緩衝部には裏糸として弾性力の弱いポリウレタン糸を使用した。
【選択図】図1
Description
本考案はずれ落ち防止機能を有する靴下に関し、より詳しくは穿き口がくるぶし近辺にくる、いわゆるアンクレット型の靴下において実施することが好適なずれ落ち防止機能を有する靴下に関する。
一、 丸編み機を用いた靴下の一般的な編成方法は以下のようなものである。
図4は靴下の各部を示す説明図である。靴下は一般に口ゴム部A、身部B及び足部Cの3部に大別される。
口ゴム部Aはゴム編みやゴム糸を挿入した平編みで編成することで伸縮性を大きくし、靴下のずれ落ちを防止する役目を果たす。
身部Bは平編み等の任意の組織で編成する。
足部Cは更に踵部C1、足甲部C2、足底部C3及び爪先部C4の各部に分かれる。踵部C1はゴアラインを中心として何回も目減らし・目増やしを行って編成する。足甲部C2及び足底部C3は平編み等の任意の組織で編成する。最後に編成される爪先部C4は足底側から編成を始め、ゴアラインを中心として何回も目減らし・目増やしを行って編成する。
二、 かようにして編成される靴下の一種として、口ゴム部(穿き口)が着用者のくるぶし近辺にくるアンクレット型と呼ばれるものがある。このアンクレット型の靴下として、図3に示すような穿き口1にゆったり感を持たせくるぶし近辺における締め付け感を少なくしたものが存在する。
穿き口1にゆったり感を持たせる方法は口ゴム部にゴム糸を挿入しないか、或いは挿入したとしても少数にとどめることによる。
但し、かように穿き口1にゆったり感を持たせたことに伴い着用時に靴下がずれることになってしまう。そこで係るずれを防止するために踵部2の編成に入る前の数コース及び踵部2の編成が終わった後の数コースに強めの弾性力を付与し締め付け部3を形成することでずれを防止する役目を果たさせることがある。
ここに弾性力を付与する方法としてはゴム糸を挿入する方法や、編組織に変化を与える方法等が採られている。
三、 又、ずれ防止機能を有するアンクレット型の靴下に関する特許文献として、特開2001−164405号公報がある。ここに同公報記載の靴下は踵部分を十分に包み込む余裕のある編地により踵部を作り、ずれを防止するというものである。
特開2001−164405号公報
穿き口にゆったり感を持たせたうえで締め付け部を形成することでずれを防止するという上述の靴下においても、激しい動きをする際などに踵部部がずれ落ち穿き心地が悪くな
ることが多々ある。そこで本考案は穿き口にゆったり感を持たせたとしても、ずれが生じにくい靴下を提供することを目的とする。
ることが多々ある。そこで本考案は穿き口にゆったり感を持たせたとしても、ずれが生じにくい靴下を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の靴下は、着用時に足首近辺にくる部位に締め付け部を形成し、該締め付け部から爪先部までの間に緩衝部を設けた。
又請求項2記載の靴下は、請求項1記載の靴下における締め付け部に裏糸としてポリ
ウレタン糸を2本以上使用し、緩衝部には裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用した。
ウレタン糸を2本以上使用し、緩衝部には裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用した。
更に請求項3記載の靴下は、請求項1記載の靴下における締め付け部に裏糸として弾性力の強いポリウレタン糸を使用し、緩衝部には裏糸として弾性力の弱いポリウレタン糸を使用した。
本考案は従来例のように着用時に足首近辺にくる部位に、ずれ防止のための締め付け部11が形成してある。
但し、この締め付け部11だけでは上述のように激しい運動をした際などに踵部がずれ落ちてしまう。なぜなら運動時等には爪先部位に力が入ることが多く、靴下が爪先方向に引張られるからである。
そこで本考案では図1に示すように締め付け部11と爪先部14との間に緩衝部13を設けた。ここに緩衝部13は伸縮性に富む性質を有するものである。それゆえ爪先部14が引張られた際に当該緩衝部13が伸び、これにより爪先部14方向に引張られる力が緩衝され、つまりは踵部12がずれることが防止されるのである。
かようにして本考案によれば、穿き口にゆったり感を持たせたとしてもずれが生じにくい靴下を提供することが可能となるのである。
以下、好ましい考案の一実施形態につき図面を参照しながら述べる。
本考案に係る靴下は締め付け部11及び緩衝部13を除き、背景技術で述べた一般的な靴下の編成方法によって構わない。そこで以下締め付け部11及び緩衝部13の編成方法につき述べる。
請求項1記載の靴下においては締め付け部11に強い弾性力を付与し、緩衝部13には弱い弾性力が付与してある。
かように弾性力の強弱に変化をつける方法としては、ゴム糸やスパンデックス糸等の弾性力に富んだ糸の挿入本数に変化を与える。つまり締め付け部11には多数本挿入し、緩衝部13には少数本挿入するといった方法が考えられる。
他の方法としては弾性糸を挿入するコース数に変化を与えるという手段も考えられる。つまり締め付け部11は多コースに弾性糸を挿入し、緩衝部13には少数コースに弾性糸を挿入するのである。
更に別の方法としては編み組織に変化を与えるということも考えられる。締め付け部1
1には弾性力に富む編み組織を、緩衝部13には弾性力に乏しい編み組織を用いるのである。
1には弾性力に富む編み組織を、緩衝部13には弾性力に乏しい編み組織を用いるのである。
又別の方法としては使用する糸に変化を持たせるということも考えられる。締め付け部11には弾性力に富む糸を、緩衝部13には弾性力に乏しい糸を用いるのである。
無論上述の方法を複数組み合わせることで締め付け部11、緩衝部13を形成すること
も可能である。
も可能である。
請求項2及び請求項3記載の靴下は主に度目の粗密によって弾性力に強弱を付与している。
すなわち請求項2記載の靴下においては締め付け部11の編成時に、裏糸としてポリウレタン糸を2本以上使用する。かように多数本のポリウレタン糸による弾性力により、図2b示されるように度目21が密なものとなりつまりは弾性力が強度なものとなる。すなわちは十分な締め付け力が確保されるのである。
これに対し緩衝部13においては裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用している。これにより弾性力が弱まり、つまりは図2aに示されるように度目20が粗なものとなる。これにより弾性力が弱まりつまりは伸縮性に富むものとなり緩衝作用を果たすことが可能となるのである。
請求項3記載の靴下においては、締め付け部11の編成時に裏糸として弾性力の強いポリウレタン糸を使用する。例えばデニールの大きいポリウレタン糸等である。かように弾性力の強いポリウレタン糸を使うことにより、図2b示されるように度目21が密なものとなりつまりは弾性力が強度なものとなる。すなわちは十分な締め付け力が確保されるのである。
これに対し緩衝部13においては裏糸として弾性力の弱いポリウレタン糸を使用している。例えばデニールの小さいポリウレタン糸等である。これにより弾性力が弱まり、つまりは図2aに示されるように度目20が粗なものとなる。これにより弾性力が弱まりつまりは伸縮性に富むものとなり緩衝作用を果たすことが可能となるのである。
11・・締め付け部 13・・緩衝部
Claims (3)
- 着用時に足首近辺にくる部位に締め付け部を形成し、該締め付け部から爪先部までの間に緩衝部を設けた靴下。
- 締め付け部には裏糸としてポリウレタン糸を2本以上使用し、緩衝部には裏糸としてポリウレタン糸を1本以下使用した請求項1記載の靴下。
- 締め付け部には裏糸として弾性力の強いポリウレタン糸を使用し、緩衝部には裏糸として弾性力の弱いポリウレタン糸を使用した請求項1記載の靴下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005008144U JP3117341U (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 靴下 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005008144U JP3117341U (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | 靴下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3117341U true JP3117341U (ja) | 2006-01-05 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524744A (ja) * | 2006-01-27 | 2009-07-02 | エクス−テクノロジー スイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ソックス |
JP2013159885A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Corporation Pearl Star:Kk | くつ下 |
WO2024038741A1 (ja) * | 2022-08-17 | 2024-02-22 | 岡本株式会社 | 装着具 |
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2005
- 2005-10-04 JP JP2005008144U patent/JP3117341U/ja not_active Expired - Fee Related
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