JP4600855B2 - 靴下の締付部 - Google Patents

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本発明は、靴下の締付部に係り、更に詳しくは、ウェール方向の伸縮性を倍増させてズリ落ちを防止するようにした靴下の締付部に関するものである。
靴下の履き口には、締付部が設けられている。特に靴下は、ずり落ち防止の必要から、強い締め付けが要求される。そのために、従来靴下の締付部は、ゴム糸を挿入することにより、強い締め付け機能を付与してきた(例えば、特許文献1)。しかし、このために締め付けによる違和感が生じ、着用感の悪いものとなっている。
登録実用新案第3010549号公報
靴下のズリ落ち防止対策としては、この他にも従来から多くの提案がなされている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9)。
実開平7−12410号公報 実開昭63−143503号公報 実公昭41−18354号公報 実公昭41−18353号公報 特開平10−168605号公報 実開昭54−108120号公報
特許文献2〜5は、ゴアラインを長くしてL字形にしたものである。また特許文献6〜7は、ゴアラインをY字形にしたものである。しかし、何れも履きずらいものとなっている。
元来ズリ落ちの原因は、歩行によってアキレス腱が伸縮し、これによって靴下の背面が引っ張られることに起因している。この点、踵の上部等に伸縮部を設けた先行技術も提案されている(例えば、特許文献8、特許文献9、特許文献10)。しかしこれ等の先行技術は、伸縮部が局部に限られているため、違和感を伴うものであった。従って、上述のような原因に立脚して対策の講じられた靴下は、従来みあたらなかった。

実開昭51−44436号公報 実開昭51−44435号公報 実開昭51−31927号公報
一方、ニットの基本編組織は、平編とゴム編とパール編からなっており、これ等を組み合わせた組織も開示されている(例えば、特許文献11)。
実開昭64−14104号公報

この中でパール編は、横畦模様を形成するので、締付部以外にも利用されている(例えば、特許文献12、特許文献13)。
実開平6−37303号公報 登録実用新案第3076702号公報
一方ゴム編は、ウェールごとに表目と裏目を配列したものであるが、1×1ゴム編に限らず、2×1ゴム編や、3×2ゴム編など多数の変化ゴム編がある。これに対して、横方向に表目のコースと裏目のコースを並べたパール編は、1×1パール編の、両目を交互に並べたものに限られている(例えば、特許文献15)。
特開2003−64501号公報
それはニット編が、編み針でル−プを潜らせて、コース方向に編成するものなので、編地はコース方向の外側へ巻き込む性質がある。それは、編目を細かくすればする程、巻き込みは強烈になり、商品の仕上げには苦労が伴っていた。そのために、1×1パール編でなければ、編地が安定しないことが既成概念となっている。
ニットの特徴は、織物と違ってある程度の伸縮性を有することであるが、大、中、小という異なる表示のサイズによって、多種多様な人体のサイズに適用するようにしている。しかし、その伸縮性にも限界があるので、何とかより豊かな伸縮性のある編地が実現できれば、より優れた商品を開発することができる。
結局、靴下がズリ落ちる欠点は、不可欠のものとされてきた。そして先行技術の多くは伸縮部が局部に限られており、違和感を伴うものであった。また口ゴム部を、長いゆるやかな締め付けにしたものでも、ズリ落ちの欠点は解消できなかった。
本発明は、従来の既成概念を打破し、欠点ともいえる巻き込みを利用し、巻き込んだ分だけ伸びにつながる点に注目した。即ちニットには、表目と裏目があり、表目が外へ巻き込むなら、裏目は内へ巻き込むものなので、表目を何回か編み、次に裏目を何回か繰り返して編み込むことができれば、互いの巻き込みによって大きな横畦組織ができ、ウェール方向の伸縮性を倍増させることができるし、編目を細かくすれば強烈に、また編目を荒くすればソフト感覚になると考えられる。
上記の事情に鑑み、本発明が解決しようとする問題点は、ウェール方向の伸縮性を倍増させ、ソフトでフイット感を持たせ、ズリ落ちを防止した靴下の締付部の提供を課題とする。
上記課題を達成するために本発明は、靴下の締付部が踝部位より上の10cm以上のものからなり、該締付部にゴム糸を挿入せず、本糸に添え糸として40デニールより細いポリウレタン糸を使用し、前記締付部の編成方向に表目のコースを数コース並べ、次に裏目のコースを数コース並べて変性パール編組織を構成し、該表目のコースと裏目のコースで形成される凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織にて、ウェール方向へ伸縮しうるようにしてズリ落ちを防止した靴下の締付部を構成するものである。

また上記課題を達成するために本発明は、踝部位より上の10cm以上の締付部からなる靴下を編機上で約2倍の長さで編成し、該締付部にゴム糸を挿入せず、本糸に添え糸として40デニールより細いポリウレタン糸を使用し、前記締付部の編成方向に表目のコースを数コース並べ、次に裏目のコースを数コース並べて変性パール編組織を構成し、該表目のコースと裏目のコースで形成される凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織にて、ウェール方向へ伸縮しうるようにしてズリ落ちを防止した靴下の締付部の製造方法を構成するものである。
本発明の靴下の締付部は、縦方向の伸縮性を倍増させているので、ずり落ちる恐れがない。
本発明の靴下の締付部は、ゴム糸をなくしたので、締め付けの違和感がないものとなっている。
本発明の靴下の締付部は、ソフトでフイット感の得られるものとなっており、履き心地のよい靴下となっている。
次に本発明の実施例を、以下図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の締付部を利用した靴下の一実施例を示す平面図である。図2は、本発明の靴下の締付部の一実施例を示す組織図である。
図1の靴下は、本発明の締付部を利用した紳士用の短靴下1であるが、本発明の靴下は、ハイソックス等にも適用しうる。本実施例の靴下1は、春・夏物用の薄物一般靴下の例を示している。靴下用の丸編機は、直径4吋大丸の編み立機で、針数は96〜240本程度が使用され、針数が多くなると薄地になり、針数が少ないと厚地になる。本実施例の編機は、中間の針数176本を使用している。2は、その編み始めの上端で、3が本発明の締付部であって、凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織4が形成されている。
締付部3は、踝部位より上の10cm以上のものからなり、本実施例の場合は、製品で16cmの長さになっている。その長さは、これに限定されるものではないが、短靴下の場合には、14〜18cm程度の長さになっている。しかし、この締付部3の長さは、編機上では、約2倍の長さに編成される。本実施例の場合、製品で16cmの長さの締付部3は、編機上では2倍以上の37cm長さのものからなっている。この2倍以上の長さが編機から下ろした後、徐々に収縮し、そしてセットされて、製品では16cm長さのものとなっている。本発明の靴下の締付部3が、10cm以上のものからなるのは、3cmの伸縮に対応して、30%以上の伸びを期待するからである。
図2は、本発明の靴下の締付部の一実施例を示す組織図であるが、締付部3は、凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織4になっている。横畦柄組織4は本実施例の場合、本糸5と添え糸6のプレーティングからなっている。また編糸の適合番手は、針数によって決められるが、本実施例は春・夏物用の靴下なので、本糸5に39番手双糸の綿糸を使用している。これが冬物用の靴下であると、ウールの40番手単子等を使用することになる。
通常、靴下の口ゴム部は、リブ編に太いゴム糸を挿入している。この挿入は、コース方向の横には十分な伸度が得られるので、これで締付け効果を付与しているが、足に締め付け跡の残る不快なものとなっている。またウェール方向の縦には全く伸びないため、これがズリ落ちの原因となっている。しかし、本発明品の靴下は、耳端の形状を整えるための編み始めの上端2にだけゴム糸を挿入し、その後の締付部には使用していない。これに変わって本発明の特徴は、添え糸6として、40デニールより細いポリウレタン糸を編み込みで使用している。本実施例の場合であると、20デニールのポリウレタン糸に、70デニールのナイロン糸をカバリングしたものを使用している。通常ポリウレタン糸は、婦人物の肌着でも40デニール以上のものが使用されるので、本発明の添え糸6に使用されるポリウレタン糸は、かなり細いものであり、これが締付部に横だけでなく縦にも伸びて大きなソフト感を与えて、締め付け感のないものにしている。
また本発明は、編成方向に表目7,7のコースを数コース並べ、次に裏目8,8のコースを数コース並べた、変性パール編組織Pにしている。本実施例では、各2コースの少ない例を示したが、コース数はこれに限定されるものでなく、通常これ以上の数コースが並べられる。そのため締付部3には、図2のような凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織4が形成されることになり、これがウェール方向の縦への伸縮性を富ませ、ズリ落ち防止に寄与しうるものとなっている。
図3は、ズリ落ちの原因を説明した図で、(イ)は爪先を下げた状態の時、(ロ)は爪先を上げた時の、膨ら脛部位より踝(くるぶし)部位までのアキレス腱部位の伸縮状態を示す説明図である。図4は、ズリ落ち防止の原因を説明した図で、(イ)は爪先を地面につけて履いた状態の時、(ロ)は爪先を上げた状態の時に締付部にて、膨ら脛部位より踝部位までのアキレス腱部位の伸びに即応し、ズリ落ちないことを示す靴下の斜視図である。図5は、凹凸ジャバラ状の締付部の伸縮状態を示す図で、(イ)は巻き込んで縮んだ状態を示す説明図、(ロ)はウェール方向に伸びた状態を示す説明図である。
図3において、C1,C2は膨ら脛部位であり、A1,A2はアキレス腱部位であり、K1,K2は踝部位である。(イ)は爪先を下げた状態の時であり、膨ら脛部位C1より踝部位K1までのアキレス腱部位A1の収縮長さはL1である。これに対し、(ロ)の爪先を上げた状態の時は、膨ら脛部位C2より踝部位K2までのアキレス腱部位A2の伸長長さはL2である。
本実施例は、標準の一般成人男子の例を示す。本実施例の場合、L1は13cmであり、L2は16cmになっている。従って、L2−L1=3cmが、歩行による足の背面が伸縮する最大の長さとなる。勿論、歩く際の下半部位の足底長が伸ばされるとか、履く靴によって靴下が引っ張られるということもあるが、この3cm迄の伸縮範囲を検討しておけば全てこの中に含まれる。従って、この3cmの足の背面の繰り返し伸縮長さを、仮に吸収することのできる靴下が出来るとすれば、ズリ落ちは防止できるものである。
図4は、図3の足に対し、本発明の靴下を履いた時の状態を示している。図4(イ)で本実施例の靴下11は、背面のゴアラインGから編み始めの先端12までの長さが23cmであり、締付部13の長さは、16cmである。そのため、編み始めの先端12は、膨ら脛部位C3の中間にまで達している。なお34は、ジャバラ状の横畦柄組織であり、またK3は、踝部位である。
図4(ロ)の爪先を上げた状態の時、図4(イ)の状態から、膨ら脛部位より踝部位までのアキレス腱部位の伸びが最大3cmあったとする。靴下の締付部23が、仮に30%伸びうるとしたら、16cm長の靴下の締付部23は、下から10cm長の締付部23a伸びだけで即応して、上端22の位置はズレることはない。
図5は、本発明の凹凸ジャバラ状の締付部の伸縮状態を示している。(イ)は巻き込んで縮んだ状態で、(ロ)はウェール方向に縦に伸びた状態を示している。本発明の締付部の横畦柄組織は、下方の編目は外側へ、上方の編目は内側へ丸編機によるニット特有の巻き込みを生じ、それが積み重なって伸縮性に富んだ組織となっている。
本発明の靴下の締付部は、このように横畦柄組織が凹凸ジャバラ状になっているため、ウェール方向の伸縮性によって、靴下の背面が引っ張られる力を吸収し、これに起因するズリ落ちを防止している。
図6〜8は、JIS.L1018のグラブ法による引張強伸度試験の結果を示すグラフであり、300mm/minの速度で引っ張った結果である。グラブ法は、ニットを中間部で把持して引っ張るため、実際に履いた時と同等の条件が再現できる。図6は、締付部のコース方向の強度と伸度の、切断後の最大荷重時までを示すグラフである。図7は、締付部のウェーパール方向の強度と伸度の、切断後の最大荷重時までを示すグラフである。図8は、図7の初期段階を拡大したグラフである。
なお、本実施例に使用した比較品は、従来の締め付けの強い口ゴム部のものを使用すべきであるが、グラブ法の試験試料として必要な15cm長のサンプルを採取できるものがなかったので、「ゆったりゴム」と表示している15cm長あるサンプルで代用した。従って従来の一般口ゴム部は、この比較品の結果より、もっと締め付けの強いものと解される。
各グラフの縦軸は強度(N)を、また横軸は伸度(%)を示している。図6のカーブSCは、本発明品の締付部をコース方向の横に引張った結果であり、カ−ブTCは、比較品の締付部をコース方向の横に引張った結果である。比較品は、コース方向の横への伸縮性が大きいということが分かる。
図7のカーブSW1は、本発明品の締付部をウェール方向の縦に引張った結果であり、カーブTW1は、比較品の締付部をウェール方向の縦に引張った結果である。この結果では、逆に本発明品の締付部の方が、ウェール方向の縦には伸びやすいことが分かる。次の表1は、図6と図7の切断時と最大荷重時の強伸度の結果を纏めたものである。
Figure 0004600855
表1の結果から、ウェール方向の縦に引張った際には、比較品が205.1%で切断するのに対し、本発明品は切断する迄に、307.6%伸びることを示している。なお比較品は切断時と最大荷重時が一致するが、本発明品は切断時と最大荷重時が異なっている。
次の図8は、図7の伸度150%迄の初期段階を拡大したグラフである。ウェール方向初期段階で比較すると、本発明品の締付部の強度と伸度のカーブSW2は、比較品の締付部の強度と伸度のカーブTW2に対して、殆ど負荷重を要せずに伸びており、両者が大きく相違することが分かる。
先の歩行に対しての最大3cmの伸縮を、締付部で伸ばすとすれば、締付部の長さが少なくとも10cmあれば、30%伸ばせばよいことになる。図8のカーブSW2でみると、30%伸度は荷重約0で伸ばせることになる。従って、締付部が16cmもあれば、締付部の下10cmの伸びだけで消化でき、上端の編み始め端がズレる恐れはない。次の表2は、カーブSW2とTW2の結果を纏めたものである。

Figure 0004600855
本実施例の場合には、縦伸度50%まで、無荷重で自由に伸縮することが示されている。そのため本発明の靴下の締付部は、少なくともウェール方向への伸びが荷重0近辺で伸度30%以上伸縮しうるものであればよい。ここで荷重0近辺とは、少なくとも強度が2.0N以下の容易に伸ばしうるものを含むものである。
本発明の靴下の締付部は、縦の伸縮性に至るまで従来のものより倍増され、ソフトでフイット性に富むため、これまでにない良好な感覚の編地になり、新感覚の各種商品に広く利用しうるものである。
本発明の締付部を利用した靴下の一実施例を示す平面図である。 本発明の靴下の締付部の一実施例を示す組織図である。 ズリ落ちの原因を説明した図で、(イ)は爪先を下げた状態の時、(ロ)は爪先を上げた時の、膨ら脛部位より踝部位までのアキレス腱部位の伸縮状態を示す説明図である。 ズリ落ち防止の原因を説明した図で、(イ)は爪先を地面につけて履いた状態の時、(ロ)は爪先を上げた状態の時に締付部にて、膨ら脛部位より踝部位までのアキレス腱部位の伸びに即応し、ズリ落ちないことを示す靴下の斜視図である。 凹凸ジャバラ状の締付部の伸縮状態を示す図で、(イ)は巻き込んで縮んだ状態を示す説明図、(ロ)はウェール方向に伸びた状態を示す説明図である。 締付部のコース方向の強度と伸度の、切断後の最大荷重時までを示すグラフである。 締付部のウェール方向の強度と伸度の、切断後の最大荷重時までを示すグラフである。 図7の初期段階を拡大したグラフである。
符号の説明
1,11 靴下
2,12 編み始めの先端
3,13 締付部
4,14,24,34 横畦柄組織
5 表糸
6 裏糸
7 表目
8 裏目
A1,2 アキレス腱部位
C1,2,3 膨ら脛部位
G ゴアライン
K1,2,3 踝部位
L1 足の伸長時の長さ
L2 足の収縮時の長さ
P 変性パ−ル編組織
SW1,2 本発明品の締付部のウェール方向の強度と伸度
SC 本発明品の締付部のコース方向の強度と伸度
TW1,2 比較品の締付部のウェール方向の強度と伸度
TC 比較品の締付部のコース方向の強度と伸度

Claims (5)

  1. 靴下の締付部が踝部位より上の10cm以上のものからなり、該締付部にゴム糸を挿入せず、本糸に添え糸として40デニールより細いポリウレタン糸を使用し、前記締付部の編成方向に表目のコースを数コース並べ、次に裏目のコースを数コース並べて変性パール編組織を構成し、該表目のコースと裏目のコースで形成される凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織にて、ウェール方向へ伸縮しうるようにしてズリ落ちを防止したことを特徴とする靴下の締付部。
  2. 締付部の長さが、短靴下の場合14〜18cmである請求項1記載の靴下の締付部。
  3. 添え糸が、20デニールのポリウレタン糸に、70デニールのナイロン糸をカバリングしたものからなる請求項1記載の靴下の締付部。
  4. 踝部位より上の10cm以上の締付部からなる靴下を編機上で2倍以上の長さで編成し、該締付部にゴム糸を挿入せず、本糸に添え糸として40デニールより細いポリウレタン糸を使用し、前記締付部の編成方向に表目のコースを数コース並べ、次に裏目のコースを数コース並べて変性パール編組織を構成し、該表目のコースと裏目のコースで形成される凹凸ジャバラ状の大きな横畦柄組織にて、ウェール方向へ伸縮しうるようにしてズリ落ちを防止したことを特徴とする靴下の締付部の製造方法。
  5. 編機の編針を、176本とした請求項4記載の靴下の締付部の製造方法。
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