JP4964443B2 - 膝関節用サポータ - Google Patents
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Description
ウエルト上部A1の糸使いは、例えば、3口編みからなり、第1コースはウーリーナイロン糸で編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはウーリーナイロン糸を編成するものを繰り返し、インレイ編みで編成する。
ウエルト下部A2の糸使いは、例えば、3口編みからなり、第1コースはSCYを編成し、第2コースはウーリーナイロン糸を編成し、第3コースは第1コースと同様に、SCYを編成し、交編で編成する。
組織Bの糸使いは、例えば、3口編みからなり、第1コースはSCYを編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはSCYを編成し、インレイ編みで編成する。
組織Cの糸使いは、例えば、3口編みからなり、第1コースはSCYとウーリーナイロン糸を添え糸とし、カットボス編みで編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはSCYを編成し、インレイ編みで編成する。
組織D1は、膝関節を曲げるときに、縦方向に引き延ばされる部分で、柔軟に縦方向に伸縮する編成組織によって、引き延ばされる力が吸収され、サポータがずり下がるのを防止する。
交編とは、2種類以上の編糸を交互に組み合わせて編成した編地であり、本願の場合、通常はサポート糸とナイロン糸とを交互に編成し、ナイロン糸に透明感があるため、ゾッキ編より透明感が高くファッション性に優れている。
インレイ編とは、編地に本発明の場合、ポリウレタン弾性糸を挿入して編成することをいう。
カットボス編とは、地糸の上に別の糸を重ねて編成する場合に、地糸からなる編地の部分的な領域に別の糸を編み込んで編成することを総称していう。機能的には、部分的な補強を目的とする場合とデザインを目的とする場合があるが、本発明の場合は、部分的な補強を目的としている。
従って、膝を曲げ伸ばしする際に、膝前部Bは飛び出しに添って伸び、膝屈曲後部2の折れ曲がりに添って縮小するようになっているから、フロート編による交編やインレー編が好ましい。
なお、ゾッキ編みとは、1種類の弾性糸で編成した編地であって、編地に横じまがなく、肌ざわりがなめらかであり、縦横方向によく伸びフット感に優れており、長時間着用してもたるみやひきつれが起こりにくい。
通常の多くの膝関節用サポ−タは、着用していると時間の経過と共に歩行などの運動によって徐々にずり落ちてくるが、これを防止するために金属やプラスティック等のサイドボーンなどのアタッチメントを付加している。
本発明は上記後加工によるアタッチメントを付加しないで、長時間ずり落ちない膝関節用サポ−タが着用時にずり落ちないサポータを提供するものである。
組織Aは上端のウエストバンド部であり、ガードル付き膝サポータ全体を腰部で保持するためにゴム編み組織で編成されている。
なっている。
ウエストバンド部Aの糸使いは、例えば、4口編みからなり、第1コースはDCY、第2コースはSCY、第3コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸、第4コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸をこの順で繰り返し、交編またはフロート編みで編成する。
組織Bの糸使いは、例えば、4口編みからなり、第1コースはDCYにSCY糸を添糸とし、カットボス編みで編成し、第2コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸、第3コースはDCYにSCY糸を添糸とし、カットボス編みで編成し、第4コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸をこの順で繰り返し、縦に伸びにくい編み組織で編成する。
なお、組織C2,C3は膝の皿部分と膝の裏側の部分であり、ともに生地厚と着圧を弱めている。
組織C1,C2,C3の糸使いは、例えば、4口編みからなり、第1コースはDCY、第2コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸、第3コースはDCY、第4コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸をこの順で繰り返し、交編で編成する。
組織Eの糸使いは、例えば、4口編みからなり、第1コースはDCY、第2コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸、第3コースはDCYにSCY糸を添糸とし、カットボス編みで編成し、第4コースはウーリーナイロン双糸又はフィラメント糸をこの順で繰り返し編成する。
図4は、本発明の膝関節用サポ−タの一実施例を示すウエルト上部A1の組織図、図5は、ウエルト下部A2の組織図、図6は膝前部B及びその他のD部の組織図、図7は襷状に囲むX字型部の組織図である。
ここで、DTとは、10000mで1gの糸の繊度を1DTとする。
図8は、本発明のガードル付き膝関節用サポ−タの一実施例を示すウエストバンド部A、バンド部DとFの組織図、図9は、ウエストバンドからストラップでつり下げた部分Bの組織図、図10は、襷状の囲むX字型部Eの組織図、図11は、その他の部分Cの組織図である。
101 ガードル付き膝関節用サポータ
A 締付部
B,C3
膝前部
D2,C3 膝屈曲後部
C,E X字型編地
D1 その他の編地
Claims (5)
- 上下にずり落ち防止用の締付部と膝関節皿部と襷状に囲むX字型部とその他の部分の編地部を有する膝関節用サポ−タであって、膝関節皿部は着圧がもっとも弱い編地であり、襷状に囲むX字型部は圧迫性編地であり、その他の部分の編地部は膝関節の曲げ伸ばしを容易に行える緩衝編地からなる膝関節用サポータにおいて、前記膝関節皿部の第1コースは、SCYを編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはSCYを編成し、インレイ編みで編成され、前記襷状に囲むX字型部の第1コースは、SCYとウーリーナイロン糸を添え糸とし、カットボス編みで編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはSCYを編成し、インレイ編みで編成され、前記その他の部分の組織の第1コースは、SCYを編成し、第2コースはDCYを挿通し、第3コースはSCYを編成し、インレイ編みで編成されたことを特徴とする膝関節用サポータ。
- 前記膝関節皿部の第1コースは、ポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYで編成し、第2コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をダブルカバリングしたDCYを挿通し、第3コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYを編成し、インレイ編みで編成された請求項1記載の膝関節用サポータ。
- 前記襷状に囲むX字型部の第1コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYとウーリーナイロンフィラメント双糸を添え糸とし、カットボス編みで編成し、第2コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をダブルカバリングしたDCYを挿通し、第3コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYを編成し、インレイ編みで編成された請求項1記載の膝関節用サポータ。
- 前記その他の部分の組織の第1コースは、ポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYを編成し、第2コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をダブルカバリングしたDCYを挿通し、第3コースはポリウレタン弾性糸芯糸にウーリーナイロン糸をシングルカバリングしたSCYを編成し、インレイ編みで編成された請求項1記載の膝関節用サポータ。
- サポータが、ガードルを付設され、該ガードルはウエストバンド部と膝のサポート部分がずり下がるのを防止するためのウエストバンドから懸架された側方部分とその他の部分とから構成され、前記ウエストバンドの第1コースはDCY、第2コースはSCY、第3コースはウーリーナイロン糸、第4コースはウーリーナイロン糸で交編して編成し、前記ウエストバンドから懸架された側方部分の第1コースはDCYとSCYを添糸としカットボス編みで編成し、第2コースはウーリーナイロン糸を編成し、第3コースはDCYとSCYを添糸としカットボス編みで編成し、第4コースはウーリーナイロン糸を編成してずり落ちのないような組織で編成された請求項1記載の膝関節用サポータ。
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