JP3116644B2 - パルス周期計測法及びパルス周期計測装置 - Google Patents

パルス周期計測法及びパルス周期計測装置

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JP3116644B2
JP3116644B2 JP05076992A JP7699293A JP3116644B2 JP 3116644 B2 JP3116644 B2 JP 3116644B2 JP 05076992 A JP05076992 A JP 05076992A JP 7699293 A JP7699293 A JP 7699293A JP 3116644 B2 JP3116644 B2 JP 3116644B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フリーランカウンタ
と演算器を共用し、多重割り込みにより複数のパルス周
期を計測できるようにしたパルス周期計測法及びパルス
周期計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過剰なエンジン動力により車輪がスリッ
プしないよう制御するトラクション制御装置や、或は前
輪と後輪を同位相又は逆位相に操舵する4輪操舵装置、
さらにはブレーキを高速でポンピング動作させて車輪ロ
ックを防ぐアンチロックブレーキ装置などは、いずれも
車体の速度(車体速)以外に車体を支える4輪の各回転
速度(車輪速)の検出が必要である。図5に示すパルス
周期計測装置1は、左右一対の前後輪の回転速度を計測
するための装置であり、前輪と後輪に左右にそれぞれ車
輪の回転を検出する回転センサ2を配し、各回転センサ
2から得られるパルス列の周期を回転センサ2ごとに設
けたフリーランカウンタ3と演算回路4にて計測する構
成とされている。フリーランカウンタ3は、周期τの計
数クロックに従って、図6(A)に示したように、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数を一定周期Tでもって繰り返し行うものであり、
回転センサ2の出力パルスの立ち上がりエッジに同期し
て計数値を読み出し、これを演算回路4に供給するとと
もに、オーバフローが発生するつどオーバフロー発生信
号を演算回路4に供給する。演算回路4は、例えば図6
(B)に示したように、回転センサ2の出力パルスのパ
ルス周期がフリーランカウンタ3の周期Tよりも短く、
計数値が2回供給される間に一度もオーバフローが発生
しなかった場合は、パルス周期終端の計数値Nlからパ
ルス周期始端の計数値Nsを差し引き、得られた差Nl
−Nsにクロック周期τを乗じて得られる (Nl−Ns)τ をパルス周期として計上する。
【0003】また、図6(C)に示したように、回転セ
ンサ2の出力パルスのパルス周期がフリーランカウンタ
3の周期Tよりも短いが、計数値が2回供給される間に
一度だけオーバフローが発生した場合は、フリーランカ
ウンタ3が計数値Nsからオーバフローに至るまでの計
数時間間隔T−Nsτに、オーバフローしてから計数値
Nlに至るまでの計数時間間隔Nlτを加算することで
パルス周期が得られ、 T−Nsτ+Nlτ=(Nl−Ns)τ+T がパルス周期となる。
【0004】さらに、図6(D)に示したように、回転
センサ2の出力パルスの周期がフリーランカウンタ3の
周期Tよりも長く、計数値が2回供給される間に2回の
オーバフローが発生した場合は、フリーランカウンタ3
が計数値Nsからオーバフローに至るまでの計数時間間
隔T−Nsτに、ちょうど1回分のオーバフローに伴う
時間間隔Tと最後にオーバフローしてから計数値Nlに
至るまでの計数時間間隔Nlτを加算することでパルス
周期が得られ、結局 T−Nsτ+T+Nlτ=(Nl−Ns)τ+2Tがパ
ルス周期となる。
【0005】これらのことからも判るように、演算回路
4はパルス周期の始端と終端の計数値Ns,Nlとその
間に発生したオーバフローの回数Mを用いて、 (Nl−Ns)τ+MT なる演算を行い、パルス周期Tnを算出することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパルス周期
計測装置1は、4個の車輪の回転速度をそれぞれ回転セ
ンサ2ごとに用意したフリーランカウンタ3と演算回路
4により個別に計測する構成であり、従って計測対象と
なるパルス列P1,P2,P3,P4と同数のフリーラ
ンカウンタ3と演算回路4が必要であり、全体の構成が
複雑であり、同時にまた製造コストも高くつくといった
課題を抱えていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明のパルス周期
計測装置は、上記課題を解決したものであり、初期計数
値から最終計数値におけるオーバフローに至るまでの計
数を一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフリーラン
カウンタと、計測対象となる複数(n系列)のパルス列
Pnごとに設けられ、パルスエッジに同期して取り込ま
れるパルス周期の始端と終端における前記フリーランカ
ウンタの各計数値Ns,Nl及びこれら2回の取り込み
が行われる間に発生した前記フリーランカウンタのオー
バフロー回数Mを計数データとして保持する計数データ
保持回路と、前記複数のパルス列Pnのそれぞれのパル
スエッジにて割り込みを要求され、割り込み要求を受け
付けたパルス列Piについて前記計数データNl,N
s,M及びフリーランカウンタのクロック周期τに基づ
いて(Nl−Ns)τ+MTのごとくパルス周期Tiを
演算し、そのさいに一のパルス列Piの割り込み期間中
に他のパルス列Pjによる割り込み要求があっても、該
割り込み期間が完了するまでは他のパルス列Pjによる
割り込み要求を受け付けず、また一のパルス列Piのパ
ルス割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割り込み
要求と計数データ保持回路にオーバフロー回数を計数さ
せるオーバフロー割り込み要求の両方がなされた場合
は、一のパルス列Piについての割り込み期間が完了し
た後に、まずオーバフロー割り込み要求を優先して受け
付け、続いて他のパルス列Pjについての割り込み要求
を受け付けるようにし、オーバフロー割り込みの直前に
成されたパルス列Piの周期演算については、割り込み
要求を受け付けた時点でのフリーランカウンタの計数値
が、割り込み要求時点でパルス列Piに対応する前記計
数データ保持回路に保持されたフリーランカウンタの計
数値よりも小さくとも、割り込み要求を受け付けたとき
に取り込まれたオーバフロー回数「1」計数前の計数デ
ータ保持回路のオーバフロー回数をそのまま周期演算に
用いる演算器とからなることを特徴とするものである。
また、第2の発明のパルス周期計測装置は、初期計数値
から最終計数値におけるオーバフローに至るまでの計数
を一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフリーランカ
ウンタと、計測対象となる複数(n系列)のパルス列P
nごとに設けら れ、パルスエッジに同期して取り込まれ
るパルス周期の始端と終端における前記フリーランカウ
ンタの各計数値Ns,Nl及びこれら2回の取り込みが
行われる間に発生した前記フリーランカウンタのオーバ
フロー回数Mを計数データとして保持する計数データ保
持回路と、前記複数のパルス列Pnのそれぞれのパルス
エッジにて割り込みを要求され、割り込み要求を受け付
けたパルス列Piについて前記計数データNl,Ns,
M及びフリーランカウンタのクロック周期τに基づいて
(Nl−Ns)τ+MTのごとくパルス周期Tiを演算
し、そのさいに一のパルス列Piの割り込み期間中に他
のパルス列Pjによる割り込み要求があっても、該割り
込み期間が完了するまでは他のパルス列Pjによる割り
込み要求を受け付けず、また一のパルス列Piのパルス
割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割り込み要求
と計数データ保持回路にオーバフロー回数を計数させる
オーバフロー割り込み要求の両方がなされた場合は、一
のパルス列Piについての割り込み期間が完了した後
に、まずオーバフロー割り込み要求を優先して受け付
け、続いて他のパルス列Pjについての割り込み要求を
受け付けるようにし、オーバフロー割り込みを挟んで割
り込み待機させられたパルス列Pjの周期演算について
は、割り込み要求を受け付けた時点でのフリーランカウ
ンタの計数値が、割り込み要求時点でパルス列Pjに対
応する前記計数データ保持回路に保持されたフリーラン
カウンタの計数値よりも小さいことを条件に、割り込み
待機中に計数データ保持回路が計数したオーバフロー回
数「1」を先送りして周期演算から除外する演算器とか
らなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】前記第1の発明は、初期計数値から最終計数値
におけるオーバフローに至るまでの計数を一定周期Tで
もって繰り返し行う単一のフリーランカウンタから、計
測対象となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに設け
た計数データ保持回路が、パルスエッジに同期して取り
込まれるパルス周期の始端と終端における前記フリーラ
ンカウンタの各計数値Ns,Nl及びこれら2回の取り
込みが行われる間に発生した前記フリーランカウンタの
オーバフロー回数Mを計数データとして保持し、前記複
数のパルス列Pnのそれぞれのパルスエッジにて割り込
みを要求される演算器が、割り込み要求を受け付けたパ
ルス列Piについて前記計数データNl,Ns,M及び
フリーランカウンタのクロック周期τに基づいて(Nl
−Ns)τ+MTのごとくパルス周期Tiを演算し、そ
のさいに一のパルス列Piの割り込み期間中に他のパル
ス列Pjによる割り込み要求があっても、該周期演算が
完了するまでは他のパルス列Pjによる割り込み要求を
受け付けず、また一のパルス列Piのパルス割り込み期
間中に他のパルス列Pjによる割り込み要求と計数デー
タ保持回路にオーバフロー回数を計数させるオーバフロ
ー割り込み要求の両方がなされた場合は、一のパルス列
Piについての割り込み期間が完了した後に、まずオー
バフロー割り込み要求を優先して受け付け、続いて他の
パルス列Pjについての割り込み要求を受け付けるよう
にし、オーバフロー割り込みの直前になされたパルス列
Piの周期演算については、割り込み要求を受け付けた
時点でのフリーランカウンタの計数値が、割り込み要求
時点でパルス列Piに対応する前記計数データ保持回路
に保持されたフリーランカウンタの計数値よりも小さく
とも、割り込み要求を受け付けたときに取り込まれたオ
ーバフロー回数「1」計数前の計数データ保持回路のオ
ーバフロー回数をそのまま周期演算に用いることによ
り、単一のフリーランカウンタと演算器及びパルス列数
と同数の計数データ保持回路により、複数のパルス列の
パルス周期を計測する。また、前記第2の発明は、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数を一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフリー
ランカウンタから、計測対象となる複数(n系列)のパ
ルス列Pnごとに設けた計数データ保持 回路が、パルス
エッジに同期して取り込まれるパルス周期の始端と終端
における前記フリーランカウンタの各計数値Ns,Nl
及びこれら2回の取り込みが行われる間に発生した前記
フリーランカウンタのオーバフロー回数Mを計数データ
として保持し、前記複数のパルス列Pnのそれぞれのパ
ルスエッジにて割り込みを要求される演算器が、割り込
み要求を受け付けたパルス列Piについて前記計数デー
タNl,Ns,M及びフリーランカウンタのクロック周
期τに基づいて(Nl−Ns)τ+MTのごとくパルス
周期Tiを演算し、そのさいに一のパルス列Piの割り
込み期間中に他のパルス列Pjによる割り込み要求があ
っても、該周期演算が完了するまでは他のパルス列Pj
による割り込み要求を受け付けず、また一のパルス列P
iのパルス割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割
り込み要求と計数データ保持回路にオーバフロー回数を
計数させるオーバフロー割り込み要求の両方がなされた
場合は、一のパルス列Piについての割り込み期間が完
了した後に、まずオーバフロー割り込み要求を優先して
受け付け、続いて他のパルス列Pjについての割り込み
要求を受け付けるようにし、オーバフロー割り込みを挟
んで割り込み待機させられたパルス列Pjの周期演算に
ついては、割り込み要求を受け付けた時点でのフリーラ
ンカウンタの計数値が、割り込み要求時点でパルス列P
jに対応する前記計数データ保持回路に保持されたフリ
ーランカウンタの計数値よりも小さいことを条件に、割
り込み待機中に計数データ保持回路が計数したオーバフ
ロー回数「1」を先送りして周期演算から除外すること
により、単一のフリーランカウンタと演算器及びパルス
列数と同数の計数データ保持回路により、複数のパルス
列のパルス周期を計測する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1ない
し図4を参照して説明する。図1は、この発明のパルス
周期計測装置の一実施例を示す回路構成図、図2は、図
1に示した演算器の動作を説明するためのフローチャー
ト、図3は、図1に示した回路各部の信号波形図、図4
は、図3に示した信号波形図の一部拡大図である。
【0010】図1に示すパルス周期計測装置11は、前
輪と後輪に配した回転センサ2から個別に得られる全部
で4系列のパルス列P1,P2,P3,P4を、単一の
フリーランカウンタ12と演算器13を共用して周期計
測するものであり、4系列で共用するフリーランカウン
タ12と演算器13の外に、各パルス系列ごとにフリー
ランカウンタ12と演算器13の間に計数データ保持回
路14を設けて構成してある。フリーランカウンタ12
は、初期計数値から最終計数値におけるオーバフローに
至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返し行うもの
であり、計数クロックのクロック周期τに最終計数値を
乗じた値が周期Tとなる。
【0011】計数データ保持回路14は、パルスエッジ
に同期してフリーランカウンタ12から取り込まれた最
新の計数値、すなわちここでは演算対象となるパルス周
期の終端における計数値Nlを保持する第1のレジスタ
15と、第1のレジスタ15が上記最新の計数値を保持
する直前まで保持していた1回前のパルスエッジに同期
して取り込まれたフリーランカウンタ12の計数値、す
なわちパルス周期の始端における計数値Nsを保持する
第2のレジスタ16と、演算器13からの指令を受けて
動作し、パルス周期の始端と終端の間に発生したオーバ
フロー回数Mの計数値を「1」だけ増加させるオーバフ
ローカウンタ17とから構成される。演算器13は、4
個の回転センサ2とフリーランカウンタ12からの割り
込み入力を受ける5個の割り込み入力端子を有してお
り、4系列のパルス列P1〜P4の各パルスエッジにて
発される割り込み要求とフリーランカウンタ12からの
オーバフロー割り込みとを、後述する優先順位に従って
順に受け付ける。そして、割り込み要求を受け付けたパ
ルス列例えばPiに対応する計数データ保持回路14が
保持する計数データNl,Ns,Mに基づいて、パルス
周期Tiを演算する。この周期演算は、先に説明した従
来の演算回路4と同じく、基本的には Ti=(Nl−Ns)τ+MT なる算式に則って行われる。
【0012】ここでは、演算器13が複数のパルス列P
n(n=1〜4)の演算を行う上で不可避的に発生する
割り込みの重複に対して、前記の優先順位に関連して後
述する例外規定を設けることで、誤った演算が行われな
いよう配慮してある。なお、車輪速の演算に要する演算
時間は、フリーランカウンタ12の1周期Tの数百分の
一程度のごく短い時間であり、演算器13の仕事を車輪
速の演算に限定した場合でも、フリーランカウンタ12
の1周期Tを計測対象となるパルス列Pnの系列数すな
わち4で除して得られるT/4以下であればよい。
【0013】実施例では、演算器13をCPU(中央処
理装置)で構成してあり、このCPUには4個の車輪速
の計測の外にエンジン回転数の計測など様々な仕事が与
えられているが、車輪速の計測に関しては、 i) 「一のパルス列Piの割り込み期間中に他のパル
ス列Pjによる割り込み要求があっても、該割り込み期
間が完了するまでは他のパルス列Pjによる割り込み要
求を受け付けず、該割り込み期間が完了した時点で他の
パルス列Pjによる割り込み要求を受け付ける。」 ii) 「一のパルス列Piのパルス割り込み期間中に
他のパルス列Pjによる割り込み要求とオーバフローカ
ウンタ17にオーバフロー回数Mを計数させるオーバフ
ロー割り込み要求の両方がなされた場合は、一のパルス
列Piについての割り込み期間が完了した後に、まずオ
ーバフロー割り込み要求を優先して受け付け、続いて他
のパルス列Pjについての割り込み要求を受け付け
る。」 というように、各種割り込み要求に対する優先順位が演
算器13の動作プログラムに規定してある。
【0014】また、割り込み要求に対する優先順位に関
連し、オーバフローカウンタ17が計数するオーバフロ
ー回数Mの取り扱いに正確を期すため、パルス周期の演
算に関する第1の例外規定を設けてある。すなわち、
「オーバフロー割り込みをはさんで割り込み待機させら
れたパルス列Pjの周期演算については、割り込み要求
を受け付けた時点でのフリーランカウンタ12の計数値
が、割り込み要求時点でパルス列Pjに対応する計数デ
ータ保持回路14に保持されたフリーランカウンタ12
の計数値よりも小さいことを条件に、割り込み待機中に
オーバフローカウンタ12が計数したオーバフロー回数
「1」を先送りして周期演算から除外する。」
【0015】また、割り込み要求に関連し、オーバフロ
ーカウンタ17が計数するオーバフロー回数Mの取り扱
いに正確を期すため、パルス周期の演算に関する第2の
例外規定を設けてある。すなわち、「オーバフロー割り
込みの直前になされたパルス列Piの周期演算について
は、割り込み要求を受け付けた時点でのフリーランカウ
ンタ12の計数値が、割り込み要求時点でパルス列Pi
に対応する計数データ保持回路14に保持されたフリー
ランカウンタ12の計数値よりも小さくとも、割り込み
要求を受け付けたときに取り込まれたオーバフロー回数
「1」計数前のオーバフローカウンタ17の計数値をそ
のまま周期演算に用いる。」
【0016】この例外規定は、周期演算の精度を大きく
左右するオーバフロー回数を正確に判定する上で非常に
重要であり、その中身を実効あるものとするため、ここ
ではすべてのパルス周期演算について、割り込み要求を
受け付けた時点でのフリーランカウンタ12の計数値N
rと、割り込み要求時点でパルス列に対応する計数デー
タ保持回路14に保持されたフリーランカウンタ12の
計数値NsやNlとを比較することを演算器13に義務
付けてある。一般に、割り込み要求時点でパルス列に対
応する計数データ保持回路14に保持されたフリーラン
カウンタ12の計数値NsやNlと、割り込み要求が受
け付けられた時点でのフリーランカウンタ12の計数値
Nrとの間には、演算器13の動作時間に伴う若干の相
違があるために、計数値Ns,Nlよりも計数値Nrが
大である場合が殆どであるが、割り込み要求がフリーラ
ンカウンタ12のオーバフロー直前に発されたときや、
或いは前記の優先順位規定により割り込み要求とその受
付時点との間にかなりの時間ずれが生じたときは、計数
値Nrの方が計数値Ns,Nlよりも小となる場合があ
る。但し書き付き例外規定は、計数値Nrが計数値N
s,Nlよりも小なる場合の演算器13の動作を規定す
るものである。
【0017】ここで、図3(A)〜(C)に示したよう
に、回転センサ2iの出力パルスが立ち上がり、続いて
回転センサ2jの出力パルスが立ち上がり、その直後に
フリーランカウンタ12の計数値がオーバフローした場
合を例に、図2を参照しつつ演算器13の動作を説明す
る。なお、説明の便宜上、2個のパルス列には、i,j
なる添え字を付し、パルス列Pi,Pjに対応する回転
センサや計数データ保持回路にも2i,2j或いは14
i,14jのごとく、添え字i,jを付すものとする。
【0018】上記のケースでは、回転センサ2iの出力
パルスの立ち上がりで演算器13に対して割り込み要求
がなされ、同時に計数データ保持回路14i内の第1の
レジスタ15にフリーランカウンタ12の計数値Nli
が機械的に取り込まれる。一方、図3(D)に示したよ
うに、回転センサ2iが発する割り込み要求を受け付け
た演算器13は、図2の判断ステップ(101)に続く
ステップ(102)において、他の割り込み禁止する。
次に、ステップ(103)と(104)において、割り
込み要求受付時点でのフリーランカウンタ12の計数値
Nri及びオーバフローカウンタ17の計数値(オーバ
フロー回数)Miを取り込む。なお、オーバフローカウ
ンタ17は、計数値Miを演算器13に取り込まれた直
後に該計数値Miを零リセットされ、次の計数準備態勢
に入る。
【0019】こうして、フリーランカウンタ12の計数
値Nri及びオーバフローカウンタ17の計数値(オー
バフロー回数)Miを取り込み、オーバフローカウンタ
17の零リセットを完了すると、ステップ(105)に
おいて、ステップ(102)で禁止した他の割り込みを
許可したのち、周期演算に必要なデータの揃ったパルス
列Piについて、ステップ(106)以下の処理を実行
する。ただし、ここでの例では、計数値NriがNli
よりも大きいため、ステップ(106)にて判断を否定
され、通常の周期演算により、 Ti=(Nli−Nsi)τ+MiT として、パルス周期Tiが求まる。
【0020】一方、回転センサ2jの出力パルスPjつ
いては、パルス列Piの割り込み期間中にパルスエッジ
が立ち上がっており、しかもその間にオーバフローカウ
ンタ17にオーバフロー回数「1」を計数させるオーバ
フロー割り込み要求がなされるため、一のパルス列Pi
についての割り込み期間が完了した後に、図3(F)に
示したように、オーバフロー割り込み要求が優先して受
け付けられてしまう。その結果、他のパルス列Pjにつ
いての割り込み要求が受け付けられるのは、図3(E)
に示したように、フリーランカウンタ12の計数値がオ
ーバフローした後になる。このため、ステップ(10
1)にて割り込み要求が受け付けられた後で、ステップ
(103)と(104)において採取されるデータ計数
値NrjとMjは、やや特殊なものとなる。すなわち、
割り込み要求受付時点でのフリーランカウンタ12の計
数値Nrjは、計数データ保持回路14jが割り込み要
求時点で保持した計数値Nljよりも小さく、またオー
バフローカウンタ17の計数値(オーバフロー回数)M
jも、実際にはパルス周期演算に含めることのできない
オーバフロー回数「1」が余分に含まれるのである。
【0021】前述の第1の例外規定は、こうしたケース
に有効に機能するよう用意されたものであり、まず判断
ステップ(106)において、Nrj<Nljであると
判断され、さらに続く判断ステップ(107)におい
て、オーバフローカウンタ17の計数値Mjが「0」で
あるかどうか、すなわち直前にオーバフロー割り込みが
なかったかどうかが判断される。従って、この場合は、
オーバフロー割り込みを優先させた直後の周期演算であ
ることから、Mj≠0であり、判断ステップ(107)
における判断が否定され、ステップ(108),(10
9)へと続く。ステップ(108)では、割り込み待機
中にオーバフローカウンタ12が計数したオーバフロー
回数「1」を周期演算から除外するため、Mjから
「1」を引いたオーバフロー回数Mj−1を今回の周期
演算に供する。また、ステップ(108)において除外
されたオーバフロー回数「1」を次回の周期演算に先送
りするため、ステップ(109)では、Mjに「1」を
加算し、Mj+1として次回の周期演算に備える。
【0022】また、上記の(106)〜(109)のス
テップにより第1の例外規定が実行されるが、第2の例
外規定は、以下に示すように、フリーランカウンタ12
がオーバフローを生ずる殆ど直前で割り込み要求が発さ
れたようなケースで発揮される。高速であるとは言え、
演算器13の動作に付随する最小限の動作時間をもって
しても、割り込み要求時点と割り込み要求を受け付けて
ステップ(103)や(104)を実行する時点との間
に僅かな時間差が生じてしまい、図4(A),(B)に
示したように、この時間差の間にオーバフローが発生す
ることがある。こうした場合、例えばパルス列Piは、
オーバフロー直前に立ち上がりエッジを有するも、ステ
ップ(103)において演算器13に取り込まれるフリ
ーランカウンタ12の計数値Nriは、オーバフロー後
の値であるために、Nri<Nliとなってしまう。し
かしながら、ステップ(104)において取り込まれる
オーバフローカウンタ17の計数値Miは、オーバフロ
ー割り込みが行われる前の値であり、従って前述のパル
スPjの場合と違って、余分なオーバフロー回数「1」
は含まれていない。従って、単純に例外規定を適用すれ
ば、ステップ(108)において、オーバフロー回数M
iが補正を受けてしまうことになるが、ここではステッ
プ(107)における判断で、直前にオーバフロー割り
込みがなく、オーバフローカウンタ17の計数値は、ス
テップ(104)における零リセットによって既にMi
=0とされていたことが判定される。その結果、ステッ
プ(108)への移行は阻止され、周期演算ミスが回避
される。
【0023】このように、上記パルス周期計測装置11
によれば、単一のフリーランカウンタ12と演算器13
及び複数の計数データ保持回路14により、計数データ
保持回路14と同数のパルス列Pnの各パルス周期Tn
を計測することができ、一のパルス列Piのパルス周期
Tiを演算するのに要する演算時間は、最大でもフリー
ランカウンタ12の1周期Tを計測対象とされたパルス
列の数nで除して得られる時間T/n以下であればよ
く、こうした要求に応える高速演算処理機能をもったC
PUを導入することで十分対応可能であり、これにより
フリーランカウンタ12を共用することによるコストメ
リットを十分に享受することができ、従って従来のよう
に計測対象となるパルス列Pnと同数のフリーランカウ
ンタ3と演算回路4を用意する必要がなく、装置構成の
簡単化と製造コストの引き下げが可能である。
【0024】また、単一の演算器13による時分割演算
により複数のパルス列Pnのパルス周期Tnを計測する
上で、一のパルス列Piのパルス割り込み期間中に他の
パルス列Pjによる割り込み要求とオーバフローカウン
タ17にオーバフロー回数Mを計数させるオーバフロー
割り込み要求の両方がなされた場合は、一のパルス列P
iについての割り込み期間が完了した後に、まずオーバ
フロー割り込み要求を優先して受け付け、続いて他のパ
ルス列Pjについての割り込み要求を受け付けるように
し、かつまたオーバフロー割り込みを挟んで割り込み待
機させられたパルス列Pjの周期演算については、割り
込み要求を受け付けた時点でのフリーランカウンタ12
の計数値Nrjが、割り込み要求時点でパルス列Pjに
対応する計数データ保持回路14jに保持されたフリー
ランカウンタ12の計数値Nljよりも小さいことを条
件に、割り込み待機中にオーバフローカウンタ17が計
数したオーバフロー回数「1」を先送りして周期演算か
ら除外するため、オーバフロー回数の計数ミスが原因で
周期演算に大幅な誤差が発生するのを回避することがで
きる。
【0025】さらにまた、オーバフロー割り込みの直前
になされたパルス列Piの周期演算については、割り込
み要求を受け付けた時点でのフリーランカウンタ12の
計数値が、割り込み要求時点でパルス列Piに対応する
計数データ保持回路14iに保持されたフリーランカウ
ンタ12の計数値よりも小さくとも、割り込み要求を受
け付けたときに取り込まれたオーバフロー回数「1」計
数前のオーバフローカウンタ17の計数値をそのまま周
期演算に用いることにより、単一の演算器13を共用す
ることによる弊害を良好に排除することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、単一
のフリーランカウンタと演算器及び複数の計数データ保
持回路により、計数データ保持回路と同数のパルス列P
nの各パルス周期Tnを計測することができ、一のパル
ス列Piのパルス周期Tiを演算するのに要する演算時
間は、最大でもフリーランカウンタの1周期Tを計測対
象とされたパルス列の数nで除して得られる時間T/n
以下であればよく、こうした要求に応える高速演算処理
機能をもったCPUを導入することで十分対応可能であ
り、これによりフリーランカウンタを共用することによ
るコストメリットを十分に享受することができ、従って
従来のように計測対象となるパルス列Pnと同数のフリ
ーランカウンタと演算回路を用意する必要がなく、装置
構成の簡単化と製造コストの引き下げが可能であり、ま
た単一の演算器による時分割演算により複数のパルス列
Pnのパルス周期Tnを計測する上で、一のパルス列P
iのパルス割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割
り込み要求と計数データ保持回路にオーバフロー回数を
計数させるオーバフロー割り込み要求の両方がなされた
場合は、一のパルス列Piについての割り込み期間が完
了した後に、まずオーバフロー割り込み要求を優先して
受け付け、続いて他のパルス列Pjについての割り込み
要求を受け付けるようにし、かつまたオーバフロー割り
込みを挟んで割り込み待機させられたパルス列Pjの周
期演算については、割り込み要求を受け付けた時点での
フリーランカウンタの計数値が、割り込み要求時点でパ
ルス列Pjに対応する前記計数データ保持回路に保持さ
れたフリーランカウンタの計数値よりも小さいことを条
件に、割り込み待機中にオーバフローカウンタが計数し
たオーバフロー回数「1」を先送りして周期演算から除
外するため、オーバフロー回数の計数ミスが原因で周期
演算に大幅な誤差が発生するのを回避することができ、
一方またオーバフロー割り込みの直前になされたパルス
列Piの周期演算については、割り込み要求を受け付け
た時点でのフリーランカウンタの計数値が、割り込み要
求時点でパルス列Piに対応する前記計数データ保持回
路に保持されたフリーランカウンタの計数値よりも小さ
くとも、割り込み要求を受け付けたときに取り込まれた
オーバフロー回数「1」計数前のオーバフローカウンタ
の計数値をそのまま周期演算に用いることにより、単
の演算器を共用することによる弊害を良好に排除するこ
とができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパルス周期計測装置の一実施例を示
す回路構成図である。
【図2】図1に示した演算器の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図4】図3に示した信号波形図の一部拡大図である。
【図5】従来のパルス周期計測装置の一例を示す回路構
成図である。
【図6】図5に示した回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
2 回転センサ 11 パルス周期計測装置 12 フリーランカウンタ 13 演算器 14 計数データ保持回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタから、計測対象となる
    複数(n系列)のパルス列Pnごとに設けた計数データ
    保持回路が、パルスエッジに同期して取り込まれるパル
    ス周期の始端と終端における前記フリーランカウンタの
    各計数値Ns,Nl及びこれら2回の取り込みが行われ
    る間に発生した前記フリーランカウンタのオーバフロー
    回数Mを計数データとして保持し、 前記複数のパルス列Pnのそれぞれのパルスエッジにて
    割り込みを要求される演算器が、割り込み要求を受け付
    けたパルス列Piについて前記計数データNl,Ns,
    M及びフリーランカウンタのクロック周期τに基づいて
    (Nl−Ns)τ+MTのごとくパルス周期Tiを演算
    し、 そのさいに一のパルス列Piの割り込み期間中に他のパ
    ルス列Pjによる割り込み要求があっても、該周期演算
    が完了するまでは他のパルス列Pjによる割り込み要求
    を受け付けず、また一のパルス列Piのパルス割り込み
    期間中に他のパルス列Pjによる割り込み要求と計数デ
    ータ保持回路にオーバフロー回数を計数させるオーバフ
    ロー割り込み要求の両方がなされた場合は、一のパルス
    列Piについての割り込み期間が完了した後に、まずオ
    ーバフロー割り込み要求を優先して受け付け、続いて他
    のパルス列Pjについての割り込み要求を受け付けるよ
    うにし ーバフロー割り込みの直前になされたパルス列Piの
    周期演算については、割り込み要求を受け付けた時点で
    のフリーランカウンタの計数値が、割り込み要求時点で
    パルス列Piに対応する前記計数データ保持回路に保持
    されたフリーランカウンタの計数値よりも小さくとも、
    割り込み要求を受け付けたときに取り込まれたオーバフ
    ロー回数「1」計数前の計数データ保持回路のオーバフ
    ロー回数をそのまま周期演算に用いることを特徴とする
    パルス周期計測法。
  2. 【請求項2】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタから、計測対象となる
    複数(n系列)のパルス列Pnごとに設けた計数データ
    保持回路が、 パルスエッジに同期して取り込まれるパル
    ス周期の始端と終端における前記フリーランカウンタの
    各計数値Ns,Nl及びこれら2回の取り込みが行われ
    る間に発生した前記フリーランカウンタのオーバフロー
    回数Mを計数データとして保持し、 前記複数のパルス列Pnのそれぞれのパルスエッジにて
    割り込みを要求される演算器が、割り込み要求を受け付
    けたパルス列Piについて前記計数データNl,Ns,
    M及びフリーランカウンタのクロック周期τに基づいて
    (Nl−Ns)τ+MTのごとくパルス周期Tiを演算
    し、 そのさいに一のパルス列Piの割り込み期間中に他のパ
    ルス列Pjによる割り込み要求があっても、該周期演算
    が完了するまでは他のパルス列Pjによる割り込み要求
    を受け付けず、また一のパルス列Piのパルス割り込み
    期間中に他のパルス列Pjによる割り込み要求と計数デ
    ータ保持回路にオーバフロー回数を計数させるオーバフ
    ロー割り込み要求の両方がなされた場合は、一のパルス
    列Piについての割り込み期間が完了した後に、まずオ
    ーバフロー割り込み要求を優先して受け付け、続いて他
    のパルス列Pjについての割り込み要求を受け付けるよ
    うにし、 オーバフロー割り込みを挟んで割り込み待機させられた
    パルス列Pjの周期演算については、割り込み要求を受
    け付けた時点でのフリーランカウンタの計数値が、割り
    込み要求時点でパルス列Pjに対応する前記計数データ
    保持回路に保持されたフリーランカウンタの計数値より
    も小さいことを条件に、割り込み待機中に計数データ保
    持回路が計数したオーバフロー回数「1」を先送りして
    周期演算から除外することを特徴とするパルス周期計測
    法。
  3. 【請求項3】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタと、計測対象となる複
    数(n系列)のパルス列Pnごとに設けられ、パルスエ
    ッジに同期して取り込まれるパルス周期の始端と終端に
    おける前記フリーランカウンタの各計数値Ns,Nl及
    びこれら2回の取り込みが行われる間に発生した前記フ
    リーランカウンタのオーバフロー回数Mを計数データと
    して保持する計数データ保持回路と、前記複数のパルス
    列Pnのそれぞれのパルスエッジにて割り込みを要求さ
    れ、割り込み要求を受け付けたパルス列Piについて前
    記計数データNl,Ns,M及びフリーランカウンタの
    クロック周期τに基づいて(Nl−Ns)τ+MTのご
    とくパルス周期Tiを演算し、そのさいに一のパルス列
    Piの割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割り込
    み要求があっても、該割り込み期間が完了するまでは他
    のパルス列Pjによる割り込み要求を受け付けず、また
    一のパルス列Piのパルス割り込み期間中に他のパルス
    列Pjによる割り込み要求と計数データ保持回路にオー
    バフロー回数を計数させるオーバフロー割り込み要求の
    両方がなされた場合は、一のパルス列Piについての割
    り込み期間が完了した後に、まずオーバフロー割り込み
    要求を優先して受け付け、続いて他のパルス列Pjにつ
    いての割り込み要求を受け付けるようにし、オーバフロ
    ー割り込みの直前に成されたパルス列Piの周期演算に
    ついては、割り込み要求を受け付けた時点でのフリーラ
    ンカウンタの計数値が、割り込み要求時点でパルス列P
    iに対応する前記計数データ保持回路に保持されたフリ
    ーランカウンタの計数値よりも小さくとも、割り込み要
    求を受け付けたときに取り込まれたオーバフロー回数
    「1」計数前の計数データ保持回路のオーバフロー回数
    をそのまま周期演算に用いる演算器とからなることを特
    徴とするパルス周期計測装置。
  4. 【請求項4】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタと、計測対象となる複
    数(n系列)のパルス列Pnごとに設けられ、パルスエ
    ッジに同期して取り込まれるパルス周期の始端と終端に
    おける前記フリーランカウンタの各計数値Ns,Nl及
    びこれら2回の取り込みが行われる間に発生した前記フ
    リーランカウンタのオーバフロー回数Mを計数データと
    して保持する計数データ保持回路と、前記複数のパルス
    列Pnのそれぞれのパルスエッジにて割り込みを要求さ
    れ、割り込み要求を受け付けたパルス列Piについて前
    記計数データNl,Ns,M及びフリーランカウンタの
    クロック周期τに基づいて(Nl−Ns)τ+MTのご
    とくパルス周期Tiを演算し、そのさいに一のパルス列
    Piの割り込み期間中に他のパルス列Pjによる割り込
    み要求があっても、該割り込み期間が完了するまでは他
    のパルス列Pjによる割り込み要求を受け付けず、また
    一のパルス列Piのパルス割り込み期間中に他のパルス
    列Pjによる割り込み要求と計数デ ータ保持回路にオー
    バフロー回数を計数させるオーバフロー割り込み要求の
    両方がなされた場合は、一のパルス列Piについての割
    り込み期間が完了した後に、まずオーバフロー割り込み
    要求を優先して受け付け、続いて他のパルス列Pjにつ
    いての割り込み要求を受け付けるようにし、オーバフロ
    ー割り込みを挟んで割り込み待機させられたパルス列P
    jの周期演算については、割り込み要求を受け付けた時
    点でのフリーランカウンタの計数値が、割り込み要求時
    点でパルス列Pjに対応する前記計数データ保持回路に
    保持されたフリーランカウンタの計数値よりも小さいこ
    とを条件に、割り込み待機中に計数データ保持回路が計
    数したオーバフロー回数「1」を先送りして周期演算か
    ら除外する演算器とからなることを特徴とするパルス周
    期計測装置。
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