JP3116502B2 - パルス周期計測法及びパルス周期計測装置 - Google Patents

パルス周期計測法及びパルス周期計測装置

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JP3116502B2 JP03357335A JP35733591A JP3116502B2 JP 3116502 B2 JP3116502 B2 JP 3116502B2 JP 03357335 A JP03357335 A JP 03357335A JP 35733591 A JP35733591 A JP 35733591A JP 3116502 B2 JP3116502 B2 JP 3116502B2
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  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フリーランカウンタ
と演算器を共用して複数のパルス周期を計測できるよう
にしたパルス周期計測法及びパルス周期計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過剰なエンジン動力により車輪がスリッ
プしないよう制御するトラクション制御装置や、或は前
輪と後輪を同位相又は逆位相に操舵する4輪操舵装置、
さらにはブレーキを高速でポンピング動作させて車輪ロ
ックを防ぐアンチロックブレーキ装置などは、いずれも
車体の速度(車体速)以外に車体を支える4輪の各回転
速度(車輪速)の検出が必要である。図3に示すパルス
周期計測装置1は、左右一対の前後輪の回転速度を計測
するための装置であり、前輪と後輪に左右にそれぞれ車
輪の回転を検出する回転センサ2を配し、各回転センサ
2から得られるパルス列の周期を回転センサ2ごとに設
けたフリーランカウンタ3と演算回路4にて計測する構
成とされている。フリーランカウンタ3は、周期τの計
数クロックに従って、図4(A)に示したように、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数を一定周期Tでもって繰り返し行うものであり、
回転センサ2の出力パルスの立ち上がりエッジに同期し
て計数値を読み出し、これを演算回路4に供給するとと
もに、オーバフローが発生するつどオーバフロー発生信
号を演算回路4に供給する。演算回路4は、例えば図4
(B)に示したように、回転センサ2の出力パルスのパ
ルス周期がフリーランカウンタ3の周期Tよりも短く、
計数値が2回供給される間に一度もオーバフローが発生
しなかった場合は、第K+1回目の計数値S(K+1)
から1回前の第K回目の計数値S(K)を差し引き、得
られた差S(K+1)−S(K)にクロック周期τを乗
じて得られる {S(K+1)−S(K)}τ をパルス周期として計上する。また、図4(C)に示し
たように、回転センサ2の出力パルスのパルス周期がフ
リーランカウンタ3の周期Tよりも短いが、計数値が2
回供給される間に一度だけオーバフローが発生した場合
は、フリーランカウンタ3が計数値S(K)からオーバ
フローに至るまでの時間間隔T−S(K)τに、オーバ
フローしてから計数値S(K+1)に至るまでの時間間
隔S(K+1)τを加算することでパルス周期が得ら
れ、 T−S(K)τ+S(K+1)τ={S(K+1)−S(K)}τ+T がパルス周期となる。さらに、図4(D)に示したよう
に、回転センサ2の出力パルスの周期がフリーランカウ
ンタ3の周期Tよりも長く、計数値が2回供給される間
に2回のオーバフローが発生した場合は、フリーランカ
ウンタが計数値S(K)からオーバフローに至るまでの
時間間隔T−S(K)τに、ちょうど1回分のオーバフ
ローに伴う時間間隔Tと最後にオーバフローしてから計
数値S(K+1)に至るまでの時間間隔S(K+1)τ
を加算することでパルス周期が得られ、結局 T−S(K)τ+T+S(K+1)τ={S(K+1)−S(K)}τ+2T がパルス周期となる。これらのことからも判るように、
演算回路4は第K+1回目と第K回目の2回の計数値S
(K+1),S(K)とその間に発生したオーバフロー
の回数Mを用いて、 {S(K+1)−S(K)}τ+MT なる演算を行い、パルス周期Tnを算出することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパルス周期
計測装置1は、4個の車輪の回転速度をそれぞれ回転セ
ンサ2ごとに用意したフリーランカウンタ3と演算回路
4により個別に計測する構成であり、従って計測対象と
なるパルス列P1,P2,P3,P4と同数のフリーラ
ンカウンタ3と演算回路4が必要であり、全体の構成が
複雑であり、同時にまた製造コストも高くつくといった
課題を抱えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決したものであり、請求項1に係る本発明のパルス周
期計測法は、初期計数値から最終計数値におけるオーバ
フローに至るまでの計数をクロック周期τの計数クロッ
クに従って一定周期Tでもって繰り返し行い、計測対象
となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに、該各パル
ス列のパルスエッジに同期して前回(第K回目)の計数
値S(K)と今回(第K+1回目)の計数値S(K+
1)を取り込んで保持するとともに、前記前回の計数値
S(K)に対応するパルスエッジ以降に発生した前記オ
ーバフローの回数Mを取り込んで保持し、前記複数のパ
ルス列Pnの各パルスエッジにて割り込みをかけ、前記
データS(K),S(K+1),Mに基づいて前記各パ
ルス列ごとに{S(K+1)−S(K)}τ+MTなる
演算式に従ってパルス周期Tnを演算するとともに、一
のパルス列Piによる割り込み期間中に、他のパルス列
Pjによる割り込みがあった場合は、他のパルス列Pj
による割り込みを優先して前記パルス周期Tjの演算を
行い、該他のパルス列Pjによる割りみによって中断
された前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算を
再開するときは、前記中断期間中に発生した前記オーバ
フローの回数を計数し、このオーバフローの回数
前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パルス周期Tiの
演算値{S(K+1)−S(K)}τ+MTから差し引
くことを特徴とするものである。
【0005】また、請求項2に係る本発明のパルス周期
計測装置は、初期計数値から最終計数値におけるオーバ
フローに至るまでの計数をクロック周期τの計数クロッ
クに 従って一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフリ
ーランカウンタと、計測対象となる複数(n系列)のパ
ルス列Pnごとに設けられ、該各パルス列のパルスエッ
ジに同期して前記フリーランカウンタから前回(第K回
目)の計数値S(K)と今回(第K+1回目)の計数値
S(K+1)を取り込んで保持するとともに、前記前回
の計数値S(K)に対応するパルスエッジ以降に発生し
た前記フリーランカウンタのオーバフローの回数Mを取
り込んで保持する計数データ保持回路と、前記複数のパ
ルス列Pnがそれぞれパルスエッジにて割り込みをか
け、前記計数データ保持回路が保持するデータS
(K),S(K+1),Mに基づいて前記各パルス列ご
とに{S(K+1)−S(K)}τ+MTなる演算式に
従ってパルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス
列Piによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによ
る割り込みがあった場合は、他のパルス列Pjによる割
り込みを優先して前記パルス周期Tjの演算を行い、
他のパルス列Pjによる割りみによって中断された前
記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算を再開する
ときは、前記中断期間中に発生した前記フリーランカウ
ンタのオーバフローの回数を計数し、このオーバフロ
ーの回数に前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パル
ス周期Tiの演算値{S(K+1)−S(K)}τ+M
から差し引く演算器とからなることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】この発明は、初期計数値から最終計数値におけ
るオーバフローに至るまでの計数をクロック周期τの計
数クロックに従って一定周期Tでもって繰り返し行い
計測対象となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに、
該各パルス列のパルスエッジに同期して前回(第K回
目)の計数値S(K)と今回(第K+1回目)の計数値
S(K+1)を取り込んで保持するとともに、前記前回
の計数値S(K)に対応するパルスエッジ以降に発生し
た前記オーバフローの回数Mを取り込んで保持し、前記
複数のパルス列Pnの各パルスエッジにて割り込みを
け、前記データS(K),S(K+1),Mに基づいて
前記各パルス列ごとに{S(K+1)−S(K)}τ+
MTなる演算式に従ってパルス周期Tnを演算するとと
もに、一のパルス列Piによる割り込み期間中に、他の
パルス列Pjによる割り込みがあった場合は、他のパル
ス列Pjによる割り込みを優先して前記パルス周期Tj
の演算を行い、該他のパルス列Pjによる割りみによ
って中断された前記一のパルス列Piのパルス周期Ti
の演算を再開するときは、前記中断期間中に発生した前
オーバフローの回数を計数し、このオーバフローの
回数に前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パルス周
期Tiの演算値{S(K+1)−S(K)}τ+MT
ら差し引くことにより、単一のフリーランカウンタと演
算器及び複数の計数データ保持回路により、複数のパル
ス列のパルス周期を計測する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1,2
を参照して説明する。図1は、この発明のパルス周期計
測装置の一実施例を示す回路構成図、図2は、図1に示
した回路各部の信号波形図である。
【0008】図1に示すパルス周期計測装置11は、前
輪と後輪に配した回転センサ2から個別に得られる全部
で4系列のパルス列P1,P2,P3,P4を、単一の
フリーランカウンタ12と演算器13を共用して周期計
測するものであり、4系列で共用するフリーランカウン
タ12と演算器13の外に、各パルス系列ごとにフリー
ランカウンタ12と演算器13の間に計数データ保持回
路14を設けて構成してある。フリーランカウンタ12
は、初期計数値から最終計数値におけるオーバフローに
至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返し行うもの
であり、計数クロックのクロック周期τに最終計数値を
乗じた値が周期Tとなる。
【0009】計数データ保持回路14は、パルスエッジ
に同期して取り込まれる今回(第K+1回目)の計数値
S(K+1)を保持する第1のレジスタ15と、1回前
のパルスエッジに同期して取り込まれた前回(第K回
目)の計数値S(K)を保持する第2のレジスタ16
と、前回の計数値S(K)に対応するパルスエッジ以降
に発生したフリーランカウンタ12のオーバフローの回
数Mを計数するオーバフローカウンタ17から構成され
る。演算器13は、4個の割り込み入力端子にそれぞれ
回転センサ2が接続してあり、4系列のパルス列P1〜
P4がそれぞれパルスエッジにて割り込みをかけるよう
になっている。そして、割り込みのかかったパルス列に
対応する計数データ保持回路14が保持する計数データ
に基づいて、パルス周期T1〜T4を演算する。この
は、先に説明した従来の演算回路4と同じく、基本的
には Tn={S(K+1)−S(K)}τ+MT なる演算式に従って行われる。ただし、演算器13が複
数のパルス列Pn(n=1〜4)の演算を行う上で不可
避的に発生する割り込みの重複に対して、後述する例外
規定を設けることで、誤った演算が行われないよう配慮
してある。なお、車輪速の演算に要する演算時間は、フ
リーランカウンタ12の1周期Tの数百分の一程度のご
く短い時間であり、演算器13の仕事を車輪速の演算に
限定した場合でも、フリーランカウンタ12の1周期T
を計測対象となるパルス列Pnの系列数すなわち4で除
して得られるT/4以下であればよい。
【0010】実施例では、演算器13をCPU(中央処
理装置)で構成してあり、このCPUには4個の車輪速
の計測の外にエンジン回転数の計測など様々な仕事が与
えられている。このため、各計測はあらかじめ定めた優
先順位に従って処理される。車輪速の計測に関しては、
一のパルス列Piによる割り込み期間中に、他のパルス
列Pjによる割り込みがあった場合に、該他のパルス列
Pjによる割り込みを優先してパルス周期Tjの演算を
行い、他のパルス列Pjによる割り込みが完了した後で
一のパルス列Piについての演算に復帰するよう動作プ
ログラムにて規定してある。ただし、一のパルス列Pi
のパルス周期Tiの演算を再開するときは、前記他のパ
ルス列Pjによる割り込みにより生じた中断期間中に発
生したフリーランカウンタ12のオーバフローの有無を
判別し、オーバフローが発生した場合はこのオーバフロ
ーの回数に前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パル
ス周期Tiの演算値{S(K+1)−S(K)}τ+M
から差し引くよう、例外規定に定めてある。そして、
この例外規定を実効あるものとするため、一のパルス列
Piによる割り込みの最中に他のパルス列Pjによる割
り込みによる中断が発生した場合に、この中断期間の開
始時と終了時に取り込んだフリーランカウンタ12の計
数値XとYの大小を、演算器13自らが判定し、中断期
間開始時の計数値Xよりも終了時の計数値Yの方が小さ
い場合は、中断期間中にフリーランカウンタ12がオー
バフローしたものと判断し、この間のオーバフローをパ
ルス周期の演算から除外するよう動作プログラムを組ん
である。
【0011】従って、例えば図2(A)〜(G)に示し
たように、一の回転センサ2の出力パルス列P1に関す
るパルス周期の演算途中で、他の回転センサ2の出力パ
ルス列P2による割り込みがなされ、なおかつこの割り
込み期間中にフリーランカウンタ12がオーバフローし
たとする。この場合、パルス列P1に関する演算は、他
のパルス列P2による割り込みが完了するまで中断さ
れ、しかもその間にオーバフローカウンタ17にはM=
1が計数される。このため、他のパルス列P2による割
り込みが完了した後で一時中断された演算に復帰したと
きに、通常であれば、演算式に従って{S(K+1)−
S(K)}τ+Tなる演算によりパルス列P1のパルス
周期T1を求めてしまうのであるが、ここでは例外規定
に従い、中断期間中に発生したオーバフローの回数L
(=1)に前記周期Tを乗じた時間LT(=T)を、パ
ルス周期Tiの演算値{S(K+1)−S(K)}τ+
Tから差し引く演算補正が施される。これにより、中断
期間中に発生したオーバフローは無視され、その結果
{S(K+1)−S(K)}τとして正しいパルス周期
が求められる。すなわち、中断期間の開始時に取り込ん
だフリーランカウンタ12の計数値Xよりも中断期間終
了時に取り込んだ計数値Yの方が小さいために、中断期
間中にフリーランカウンタ12がオーバフローしたもの
と判断し、この間のオーバフローを演算式から除外する
ことで、パルス周期の演算ミスを防止することができ
る。
【0012】このように、上記パルス周期演算装置11
によれば、単一のフリーランカウンタ12と演算器13
及び4個の計数データ保持回路14により、計数データ
保持回路14と同数のパルス列P1〜P4のパルス周期
T1〜T4を計測することができ、また単一の演算器1
3による時分割演算により複数のパルス列P1〜P4の
パルス周期T1〜T4を計測する上で、一のパルス列P
iによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる割
り込みがあった場合に、該他のパルス列Pjによる割り
込みを優先してパルス周期Tjの演算を行い、他のパル
ス列Pjによる割り込みが完了した後で一のパルス列P
iについての演算に復帰するよう動作プログラムにて規
定するとともに、一のパルス列Piのパルス周期Tiの
演算を再開するときは、中断期間中のフリーランカウン
タ12のオーバフローの有無を判別し、オーバフローが
発生した場合はこのオーバフローを周期演算から除外す
るよう例外規定を設けたことで、単一の演算器13を共
用することによる弊害を良好に排除することができ、さ
らに一のパルス列Piのパルス周期Tiを演算するのに
要する演算時間は、最大でもフリーランカウンタ12の
1周期Tを計測対象とされたパルス列の数4で除して得
られる時間T/4以下であればよく、こうした要求に応
える高速演算処理機能をもったCPUを導入することで
十分対応可能であり、これによりフリーランカウンタ1
2を共用することによるコストメリットを十分に享受す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数をクロック周期τの計数クロックに従って一定周
期Tでもって繰り返し行い、計測対象となる複数(n系
列)のパルス列Pnごとに、該各パルス列のパルスエッ
ジに同期して前回(第K回目)の計数値S(K)と今回
(第K+1回目)の計数値S(K+1)を取り込んで保
持するとともに、前記前回の計数値S(K)に対応する
パルスエッジ以降に発生した前記オーバフローの回数M
を取り込んで保持し、前記複数のパルス列Pnの各パル
スエッジにて割り込みをかけ、前記データS(K),S
(K+1),Mに基づいて前記各パルス列ごとに{S
(K+1)−S(K)}τ+MTなる演算式に従って
ルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス列Piに
よる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる割り込
みがあった場合は、他のパルス列Pjによる割り込みを
優先して前記パルス周期Tjの演算を行い、該他のパル
ス列Pjによる割りみによって中断された前記一のパ
ルス列Piのパルス周期Tiの演算を再開するときは、
前記中断期間中に発生した前記オーバフローの回数
計数し、このオーバフローの回数に前記周期Tを乗じ
た時間LTだけ前記パルス周期Tiの演算値{S (K+
1)−S(K)}τ+MTから差し引くようにしたか
ら、単一のフリーランカウンタと演算器及び複数の計数
データ保持回路により、計数データ保持回路と同数のパ
ルス列Pnの各パルス周期Tnを計測することができ、
また単一の演算器による時分割演算により複数のパルス
列Pnのパルス周期Tnを計測する上で、後発の割り込
みを優先する一方で、後発の割り込みが完了した後で中
断前の演算に復帰するさいに、中断期間中にフリーラン
カウンタがオーバフローしたことが判った場合は、この
間のオーバフローを周期演算から除外する例外規定が機
能することで、単一の演算器を共用することによる弊害
を良好に排除することができ、さらに一のパルス列Pi
のパルス周期Tiを演算するのに要する演算時間は、最
大でもフリーランカウンタの1周期Tを計測対象とされ
たパルス列の数nで除して得られる時間T/n以下であ
ればよく、こうした要求に応える高速演算処理機能をも
ったCPUを導入することで十分対応可能であり、これ
によりフリーランカウンタを共用することによるコスト
メリットを十分に享受することができ、従って従来のよ
うに計測対象となるパルス列Pnと同数のフリーランカ
ウンタと演算回路を用意する必要がなく、装置構成の簡
単化と製造コストの引き下げが可能である等の優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパルス周期計測装置の一実施例を示
す回路構成図である。
【図2】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図3】従来のパルス周期計測装置の一例を示す回路構
成図である。
【図4】図3に示した回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
2 回転センサ 11 パルス周期計測装置 12 フリーランカウンタ 13 演算器 14 計数データ保持回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数をクロック周期τの計数クロ
    ックに従って一定周期Tでもって繰り返し行い、計測対
    象となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに、該各パ
    ルス列のパルスエッジに同期して前回(第K回目)の計
    数値S(K)と今回(第K+1回目)の計数値S(K+
    1)を取り込んで保持するとともに、前記前回の計数値
    S(K)に対応するパルスエッジ以降に発生した前記オ
    ーバフローの回数Mを取り込んで保持し、前記複数のパ
    ルス列Pnの各パルスエッジにて割り込みをかけ、前記
    データS(K),S(K+1),Mに基づいて前記各パ
    ルス列ごとに{S(K+1)−S(K)}τ+MTなる
    演算式に従ってパルス周期Tnを演算するとともに、一
    のパルス列Piによる割り込み期間中に、他のパルス列
    Pjによる割り込みがあった場合は、他のパルス列Pj
    による割り込みを優先して前記パルス周期Tjの演算を
    行い、該他のパルス列Pjによる割りみによって中断
    された前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算を
    再開するときは、前記中断期間中に発生した前記オーバ
    フローの回数を計数し、このオーバフローの回数
    前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パルス周期Tiの
    演算値{S(K+1)−S(K)}τ+MTから差し引
    くことを特徴とするパルス周期計測法。
  2. 【請求項2】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数をクロック周期τの計数クロ
    ックに従って一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフ
    リーランカウンタと、計測対象となる複数(n系列)の
    パルス列Pnごとに設けられ、該各パルス列のパルスエ
    ッジに同期して前記フリーランカウンタから前回(第K
    回目)の計数値S(K)と今回(第K+1回目)の計数
    値S(K+1)を取り込んで保持するとともに、前記前
    回の計数値S(K)に対応するパルスエッジ以降に発生
    した前記フリーランカウンタのオーバフローの回数Mを
    取り込んで保持する計数データ保持回路と、前記複数の
    パルス列Pnがそれぞれパルスエッジにて割り込みをか
    け、前記計数データ保持回路が保持するデータS
    (K),S(K+1),Mに基づいて前記各パルス列ご
    とに{S(K+1)−S (K)}τ+MTなる演算式に
    従ってパルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス
    列Piによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによ
    る割り込みがあった場合は、他のパルス列Pjによる割
    り込みを優先して前記パルス周期Tjの演算を行い、
    他のパルス列Pjによる割りみによって中断された前
    記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算を再開する
    ときは、前記中断期間中に発生した前記フリーランカウ
    ンタのオーバフローの回数を計数し、このオーバフロ
    ーの回数に前記周期Tを乗じた時間LTだけ前記パル
    ス周期Tiの演算値{S(K+1)−S(K)}τ+M
    から差し引く演算器とからなることを特徴とするパル
    ス周期計測装置。
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