JPH05172864A - パルス周期計測法及びパルス周期計測装置 - Google Patents

パルス周期計測法及びパルス周期計測装置

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JPH05172864A
JPH05172864A JP35733591A JP35733591A JPH05172864A JP H05172864 A JPH05172864 A JP H05172864A JP 35733591 A JP35733591 A JP 35733591A JP 35733591 A JP35733591 A JP 35733591A JP H05172864 A JPH05172864 A JP H05172864A
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誠 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリーランカウンタと演算器を共用して複数
のパルス列のパルス周期を計測する。 【構成】 パルス列ごとに設けた計数データ保持回路1
4が保持する計数データS(K+1),S(K),Mか
ら、演算器13が各パルス列ごとに計数値の変化分を通
算してパルス周期を演算するとともに、一のパルス列P
1による割り込み期間中に、他のパルス列P2による割
り込みがあった場合は、他のパルス列P2による割り込
みを優先してパルス周期T2の演算を行い、他の割り込
みによって中断された一のパルス列P1のパルス周期T
1の演算を再開するときは、中断期間中のフリーランカ
ウンタ12のオーバフローの有無を判別し、オーバフロ
ーが発生した場合はこのオーバフローを周期演算から除
外することにより、演算ミスを排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フリーランカウンタ
と演算器を共用して複数のパルス周期を計測できるよう
にしたパルス周期計測法及びパルス周期計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過剰なエンジン動力により車輪がスリッ
プしないよう制御するトラクション制御装置や、或は前
輪と後輪を同位相又は逆位相に操舵する4輪操舵装置、
さらにはブレーキを高速でポンピング動作させて車輪ロ
ックを防ぐアンチロックブレーキ装置などは、いずれも
車体の速度(車体速)以外に車体を支える4輪の各回転
速度(車輪速)の検出が必要である。図3に示すパルス
周期計測装置1は、左右一対の前後輪の回転速度を計測
するための装置であり、前輪と後輪に左右にそれぞれ車
輪の回転を検出する回転センサ2を配し、各回転センサ
2から得られるパルス列の周期を回転センサ2ごとに設
けたフリーランカウンタ3と演算回路4にて計測する構
成とされている。フリーランカウンタ3は、周期τの計
数クロックに従って、図4(A)に示したように、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数を一定周期Tでもって繰り返し行うものであり、
回転センサ2の出力パルスの立ち上がりエッジに同期し
て計数値を読み出し、これを演算回路4に供給するとと
もに、オーバフローが発生するつどオーバフロー発生信
号を演算回路4に供給する。演算回路4は、例えば図4
(B)に示したように、回転センサ2の出力パルスのパ
ルス周期がフリーランカウンタ3の周期Tよりも短く、
計数値が2回供給される間に一度もオーバフローが発生
しなかった場合は、第K+1回目の計数値S(K+1)
から1回前の第K回目の計数値S(K)を差し引き、得
られた差S(K+1)−S(K)にクロック周期τを乗
じて得られる {S(K+1)−S(K)}τ をパルス周期として計上する。また、図4(C)に示し
たように、回転センサ2の出力パルスのパルス周期がフ
リーランカウンタ3の周期Tよりも短いが、計数値が2
回供給される間に一度だけオーバフローが発生した場合
は、フリーランカウンタ3が計数値S(K)からオーバ
フローに至るまでの時間間隔T−S(K)τに、オーバ
フローしてから計数値S(K+1)に至るまでの時間間
隔S(K+1)τを加算することでパルス周期が得ら
れ、 T−S(K)τ+S(K+1)τ={S(K+1)−S(K)}τ+T がパルス周期となる。さらに、図4(D)に示したよう
に、回転センサ2の出力パルスの周期がフリーランカウ
ンタ3の周期Tよりも長く、計数値が2回供給される間
に2回のオーバフローが発生した場合は、フリーランカ
ウンタが計数値S(K)からオーバフローに至るまでの
時間間隔T−S(K)τに、ちょうど1回分のオーバフ
ローに伴う時間間隔Tと最後にオーバフローしてから計
数値S(K+1)に至るまでの時間間隔S(K+1)τ
を加算することでパルス周期が得られ、結局 T−S(K)τ+T+S(K+1)τ={S(K+1)−S(K)}τ+2T がパルス周期となる。これらのことからも判るように、
演算回路4は第K+1回目と第K回目の2回の計数値S
(K+1),S(K)とその間に発生したオーバフロー
の回数Mを用いて、 {S(K+1)−S(K)}τ+MT なる演算を行い、パルス周期Tnを算出することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパルス周期
計測装置1は、4個の車輪の回転速度をそれぞれ回転セ
ンサ2ごとに用意したフリーランカウンタ3と演算回路
4により個別に計測する構成であり、従って計測対象と
なるパルス列P1,P2,P3,P4と同数のフリーラ
ンカウンタ3と演算回路4が必要であり、全体の構成が
複雑であり、同時にまた製造コストも高くつくといった
課題を抱えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決したものであり、初期計数値から最終計数値におけ
るオーバフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって
繰り返し行う単一のフリーランカウンタから、計測対象
となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに設けた計数
データ保持回路が、それぞれ各パルス列Pnのパルスエ
ッジに同期して第K回目と第K+1回目の各計数値及び
この第K回目と第K+1回目の2回の取り込みが行われ
る間に発生した前記フリーランカウンタのオーバフロー
の回数を計数データとして取り込み、前記複数のパルス
列Pnがそれぞれパルスエッジにて割り込みをかける演
算器が、前記計数データに基づいて、前記各パルス列P
nのパルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス列
Piによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる
割り込みがあった場合は、該他のパルス列Pjによる割
り込みを優先してパルス周期Tjの演算を行い、その後
に中断された前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの
演算を再開するときは、中断期間中の前記フリーランカ
ウンタのオーバフローの回数を計数し、このオーバフロ
ーの回数に前記周期Tを乗じた時間だけ前記パルス周期
Tiの演算から差し引くパルス周期計測法を第1の特徴
とするものである。
【0005】また、この発明は、初期計数値から最終計
数値におけるオーバフローに至るまでの計数を一定周期
Tでもって繰り返し行う単一のフリーランカウンタと、
計測対象となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに設
けられ、パルスエッジに同期して取り込まれる第K回目
と第K+1回目の各計数値及びこの第K回目と第K+1
回目の2回の取り込みが行われる間に発生した前記フリ
ーランカウンタのオーバフローの回数を計数データとし
て保持する計数データ保持回路と、前記複数のパルス列
Pnがそれぞれパルスエッジにて割り込みをかけ、前記
計数データに基づいて前記各パルス列ごとにパルス周期
Tnを演算するとともに、一のパルス列Piによる割り
込み期間中に、他のパルス列Pjによる割り込みがあっ
た場合は、該他のパルス列Pjによる割り込みを優先し
て前記パルス周期Tjの演算を行い、その後に中断され
た前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算を再開
するときは、中断期間中の前記フリーランカウンタのオ
ーバフローの回数を計数し、このオーバフローの回数に
前記周期Tを乗じた時間だけ前記パルス周期Tiの演算
から差し引く演算器とからなるパルス周期計測装置を第
2の特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明は、初期計数値から最終計数値におけ
るオーバフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって
繰り返し行う単一のフリーランカウンタから、計測対象
となる複数(n系列)のパルス列Pnごとに設けた計数
データ保持回路が、それぞれ各パルス列Pnのパルスエ
ッジに同期して第K回目と第K+1回目の各計数値及び
この第K回目と第K+1回目の2回の取り込みが行われ
る間に発生した前記フリーランカウンタのオーバフロー
の回数を計数データとして取り込み、前記複数のパルス
列Pnがそれぞれパルスエッジにて割り込みをかける演
算器が、前記計数データに基づいて、前記各パルス列P
nのパルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス列
Piによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる
割り込みがあった場合は、該他のパルス列Pjによる割
り込みを優先してパルス周期Tjの演算を行い、その後
に中断された前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの
演算を再開するときは、中断期間中の前記フリーランカ
ウンタのオーバフローの回数を計数し、このオーバフロ
ーの回数に前記周期Tを乗じた時間だけ前記パルス周期
Tiの演算から差し引くことにより、単一のフリーラン
カウンタと演算器及び複数の計数データ保持回路によ
り、複数のパルス列のパルス周期を計測する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1,2
を参照して説明する。図1は、この発明のパルス周期計
測装置の一実施例を示す回路構成図、図2は、図1に示
した回路各部の信号波形図である。
【0008】図1に示すパルス周期計測装置11は、前
輪と後輪に配した回転センサ2から個別に得られる全部
で4系列のパルス列P1,P2,P3,P4を、単一の
フリーランカウンタ12と演算器13を共用して周期計
測するものであり、4系列で共用するフリーランカウン
タ12と演算器13の外に、各パルス系列ごとにフリー
ランカウンタ12と演算器13の間に計数データ保持回
路14を設けて構成してある。フリーランカウンタ12
は、初期計数値から最終計数値におけるオーバフローに
至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返し行うもの
であり、計数クロックのクロック周期τに最終計数値を
乗じた値が周期Tとなる。
【0009】計数データ保持回路14は、パルスエッジ
に同期して取り込まれる第K+1回目の計数値S(K+
1)を保持する第1のレジスタ15と、1回前のパルス
エッジに同期して取り込まれた第K回目の計数値S
(K)を保持する第2のレジスタ16と、この第K回目
と第K+1回目の2回の取り込みが行われる間に発生し
たフリーランカウンタ12のオーバフローの回数Mを計
数するオーバフローカウンタ17から構成される。演算
器13は、4個の割り込み入力端子にそれぞれ回転セン
サ2が接続してあり、4系列のパルス列P1〜P4がそ
れぞれパルスエッジにて割り込みをかけるようになって
いる。そして、割り込みのかかったパルス列に対応する
計数データ保持回路14が保持する計数データに基づい
て、パルス周期T1〜T4を演算する。この通算は、先
に説明した従来の演算回路4と同じく、基本的には Tn={S(K+1)−S(K)}τ+MT なる演算により行われる。ただし、演算器13が複数の
パルス列Pn(n=1〜4)の演算を行う上で不可避的
に発生する割り込みの重複に対して、後述する例外規定
を設けることで、誤った演算が行われないよう配慮して
ある。なお、車輪速の演算に要する演算時間は、フリー
ランカウンタ12の1周期Tの数百分の一程度のごく短
い時間であり、演算器13の仕事を車輪速の演算に限定
した場合でも、フリーランカウンタの1周期Tを計測対
象となるパルス列Pnの系列数すなわち4で除して得ら
れるT/4以下であればよい。
【0010】実施例では、演算器13をCPU(中央処
理装置)で構成してあり、このCPUには4個の車輪速
の計測の外にエンジン回転数の計測など様々な仕事が与
えられている。このため、各計測はあらかじめ定めた優
先順位に従って処理される。車輪速の計測に関しては、
一のパルス列Piによる割り込み期間中に、他のパルス
列Pjによる割り込みがあった場合に、該他のパルス列
Pjによる割り込みを優先してパルス周期Tjの演算を
行い、他のパルス列Pjによる割り込みが完了した後で
一のパルス列Piについての演算に復帰するよう動作プ
ログラムにて規定してある。ただし、一のパルス列Pi
のパルス周期Tiの演算を再開するときは、中断期間中
のフリーランカウンタ12のオーバフローの有無を判別
し、オーバフローが発生した場合はこのオーバフローの
回数に前記周期Tを乗じた時間だけ前記パルス周期Ti
の演算から差し引くよう、例外規定に定めてある。そし
て、この例外規定を実効あるものとするため、一のパル
ス列Piによる割り込みの最中に他のパルス列Pjによ
る割り込みによる中断が発生した場合に、この中断期間
の開始時と終了時に取り込んだフリーランカウンタ12
の計数値XとYの大小を、演算器13自らが判定し、中
断期間開始時の計数値Xよりも終了時の計数値Yの方が
小さい場合は、中断期間中にフリーランカウンタ12が
オーバフローしたものと判断し、この間のオーバフロー
をパルス周期の演算から除外するよう動作プログラムを
組んである。
【0011】従って、例えば図2(A)〜(G)に示し
たように、一の回転センサ2の出力パルス列P1に関す
るパルス周期の演算途中で、他の回転センサ2の出力パ
ルス列P2による割り込みがなされ、なおかつこの割り
込み期間中にフリーランカウンタ12がオーバフローし
たとする。この場合、パルス列P1に関する演算は、他
のパルス列P2による割り込みが完了するまで中断さ
れ、しかもその間にオーバフローカウンタ17にはM=
1が計数される。このため、他のパルス列P2による割
り込みが完了した後で一時中断された演算に復帰したと
きに、通常であれば、演算式に従って{S(K+1)−
S(K)}τ+Tなる演算によりパルス列P1のパルス
周期T1を求めてしまうのであるが、ここでは例外規定
に従って中断期間中のオーバフローは無視され、その結
果{S(K+1)−S(K)}τとして正しいパルス周
期が求められる。すなわち、中断期間の開始時に取り込
んだフリーランカウンタ12の計数値Xよりも中断期間
終了時に取り込んだ計数値Yの方が小さいために、中断
期間中にフリーランカウンタ12がオーバフローしたも
のと判断し、この間のオーバフローを演算式から除外す
ることで、パルス周期の演算ミスを防止することができ
る。
【0012】このように、上記パルス周期演算装置11
によれば、単一のフリーランカウンタ12と演算器13
及び4個の計数データ保持回路14により、計数データ
保持回路14と同数のパルス列P1〜P4のパルス周期
T1〜T4を計測することができ、また単一の演算器1
3による時分割演算により複数のパルス列P1〜P4の
パルス周期T1〜T4を計測する上で、一のパルス列P
iによる割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる割
り込みがあった場合に、該他のパルス列Pjによる割り
込みを優先してパルス周期Tjの演算を行い、他のパル
ス列Pjによる割り込みが完了した後で一のパルス列P
iについての演算に復帰するよう動作プログラムにて規
定するとともに、一のパルス列Piのパルス周期Tiの
演算を再開するときは、中断期間中のフリーランカウン
タ12のオーバフローの有無を判別し、オーバフローが
発生した場合はこのオーバフローを周期演算から除外す
るよう例外規定を設けたことで、単一の演算器13を共
用することによる弊害を良好に排除することができ、さ
らに一のパルス列Piのパルス周期Tiを演算するのに
要する演算時間は、最大でもフリーランカウンタ12の
1周期Tを計測対象とされたパルス列の数4で除して得
られる時間T/4以下であればよく、こうした要求に応
える高速演算処理機能をもったCPUを導入することで
十分対応可能であり、これによりフリーランカウンタ1
2を共用することによるコストメリットを十分に享受す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、初期
計数値から最終計数値におけるオーバフローに至るまで
の計数を一定周期Tでもって繰り返し行う単一のフリー
ランカウンタから、計測対象となる複数(n系列)のパ
ルス列Pnごとに設けた計数データ保持回路が、それぞ
れ各パルス列Pnのパルスエッジに同期して第K回目と
第K+1回目の各計数値及びこの第K回目と第K+1回
目の2回の取り込みが行われる間に発生した前記フリー
ランカウンタのオーバフローの回数を計数データとして
取り込み、前記複数のパルス列Pnがそれぞれパルスエ
ッジにて割り込みをかける演算器が、前記計数データに
基づいて、前記各パルス列Pnのパルス周期Tnを演算
するとともに、一のパルス列Piによる割り込み期間中
に、他のパルス列Pjによる割り込みがあった場合は、
該他のパルス列Pjによる割り込みを優先してパルス周
期Tjの演算を行い、その後に中断された前記一のパル
ス列Piのパルス周期Tiの演算を再開するときは、中
断期間中の前記フリーランカウンタのオーバフローの回
数を計数し、このオーバフローの回数に前記周期Tを乗
じた時間だけ前記パルス周期Tiの演算から差し引くよ
うにしたから、単一のフリーランカウンタと演算器及び
複数の計数データ保持回路により、計数データ保持回路
と同数のパルス列Pnの各パルス周期Tnを計測するこ
とができ、また単一の演算器による時分割演算により複
数のパルス列Pnのパルス周期Tnを計測する上で、後
発の割り込みを優先する一方で、後発の割り込みが完了
した後で中断前の演算に復帰するさいに、中断期間中に
フリーランカウンタがオーバフローしたことが判った場
合は、この間のオーバフローを周期演算から除外するよ
う例外規定を設けたことで、単一の演算器を共用するこ
とによる弊害を良好に排除することができ、さらに一の
パルス列Piのパルス周期Tiを演算するのに要する演
算時間は、最大でもフリーランカウンタの1周期Tを計
測対象とされたパルス列の数nで除して得られる時間T
/n以下であればよく、こうした要求に応える高速演算
処理機能をもったCPUを導入することで十分対応可能
であり、これによりフリーランカウンタを共用すること
によるコストメリットを十分に享受することができ、従
って従来のように計測対象となるパルス列Pnと同数の
フリーランカウンタと演算回路を用意する必要がなく、
装置構成の簡単化と製造コストの引き下げが可能である
等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパルス周期計測装置の一実施例を示
す回路構成図である。
【図2】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図3】従来のパルス周期計測装置の一例を示す回路構
成図である。
【図4】図3に示した回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
2 回転センサ 11 パルス周期計測装置 12 フリーランカウンタ 13 演算器 14 計数データ保持回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタから、計測対象となる
    複数(n系列)のパルス列Pnごとに設けた計数データ
    保持回路が、それぞれ各パルス列Pnのパルスエッジに
    同期して第K回目と第K+1回目の各計数値及びこの第
    K回目と第K+1回目の2回の取り込みが行われる間に
    発生した前記フリーランカウンタのオーバフローの回数
    を計数データとして取り込み、前記複数のパルス列Pn
    がそれぞれパルスエッジにて割り込みをかける演算器
    が、前記計数データに基づいて、前記各パルス列Pnの
    パルス周期Tnを演算するとともに、一のパルス列Pi
    による割り込み期間中に、他のパルス列Pjによる割り
    込みがあった場合は、該他のパルス列Pjによる割り込
    みを優先してパルス周期Tjの演算を行い、その後に中
    断された前記一のパルス列Piのパルス周期Tiの演算
    を再開するときは、中断期間中の前記フリーランカウン
    タのオーバフローの回数を計数し、このオーバフローの
    回数に前記周期Tを乗じた時間だけ前記パルス周期Ti
    の演算から差し引くことを特徴とするパルス周期計測
    法。
  2. 【請求項2】 初期計数値から最終計数値におけるオー
    バフローに至るまでの計数を一定周期Tでもって繰り返
    し行う単一のフリーランカウンタと、計測対象となる複
    数(n系列)のパルス列Pnごとに設けられ、パルスエ
    ッジに同期して取り込まれる第K回目と第K+1回目の
    各計数値及びこの第K回目と第K+1回目の2回の取り
    込みが行われる間に発生した前記フリーランカウンタの
    オーバフローの回数を計数データとして保持する計数デ
    ータ保持回路と、前記複数のパルス列Pnがそれぞれパ
    ルスエッジにて割り込みをかけ、前記計数データに基づ
    いて前記各パルス列ごとにパルス周期Tnを演算すると
    ともに、一のパルス列Piによる割り込み期間中に、他
    のパルス列Pjによる割り込みがあった場合は、該他の
    パルス列Pjによる割り込みを優先して前記パルス周期
    Tjの演算を行い、その後に中断された前記一のパルス
    列Piのパルス周期Tiの演算を再開するときは、中断
    期間中の前記フリーランカウンタのオーバフローの回数
    を計数し、このオーバフローの回数に前記周期Tを乗じ
    た時間だけ前記パルス周期Tiの演算から差し引く演算
    器とからなることを特徴とするパルス周期計測装置。
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