JP3116051B2 - 置換された3―アリール―3―カルボキシアルキルグルタルイミド、4―アリロ―4―シアノヘプタンジカルボン酸の環化によるこれらの製造方法、及び3―アリール―3―ヒドロキシアルキルピペリジンを製造するためのこれらの使用 - Google Patents

置換された3―アリール―3―カルボキシアルキルグルタルイミド、4―アリロ―4―シアノヘプタンジカルボン酸の環化によるこれらの製造方法、及び3―アリール―3―ヒドロキシアルキルピペリジンを製造するためのこれらの使用

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アリール基及びカルボキシ(C1−C2)アル
キル基で3,3−二置換された新規なグルタルイミド、新
規な中間体を介したこれらの製造方法、及び同様のアリ
ール基及びヒドロキシ(C2−C3)アルキル基で3,3−二
置換された対応するピペリジンを製造するための前記グ
ルタルイミドの使用に関する。
EP512901の書類には、アリール及びヒドロキシアルキ
ル基で3,3−二置換されたピペリジンから製造されるニ
ューロキニン拮抗薬が開示されている。これらの3,3−
二置換ピペリジンはアミンへの還元及び環化によってニ
トリルから製造される。
X.Edmonds−Altら、European Journ.Pharmacol.,199
3,250,403−413、及びLife Sciences 1995,56(1),27
−32の刊行物には、それぞれ、NK1−拮抗薬、(S)1
−{2−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−(3
−イソプロポキシフェニルアセチル)ピペリジン−3−
イル]エチル}−4−フェニル−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン又はSR140333、及びNK3−拮抗薬、
(S)−N−[1−[3−{1−ベンゾイル−3−(2,
3−ジクロロフェニル)ピペリジン−3−イル}プロピ
ル]−4−フェニルピペリジン−4−イル]−N−メチ
ルアセトアミド又はSR142801が開示されている。
これら2種類の製品の製造は、EP591040及びEP673928
にそれぞれ開示されている。これらの書類には、以下の
式(A)で表されうる3,3−二置換ピペリジンが中間体
として開示されている。
但し、Xはメチレン又はエチレンであり、Arは無置換
フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、(C1
C4)アルコキシ、トリフルオロメチル、(C1−C4)アル
キルから選択される置換基の1つで1以上置換されたフ
ェニル(但し、前記置換基は同一か、又は異なってい
る。);ピリジル基;チエニル基を表す。
EP512901、EP591040及びEP673928によれば、光学的に
純粋な形態で最終生成物を製造することには、上記式
(A)の化合物の光学異性体の分離が含まれる。
EP673928では、式(A)の3,3−二置換ピペリジンで
あって、Xがエチレンであり、Arが3,4−ジクロロフェ
ニルであるものの製造が、以下のスキームAに従って、
3,4−ジクロロフェニルアセトニトリル(i)から、ア
クリル酸メチルの作用、4−シアノ−4−(3,4−ジク
ロロフェニル)ヘプタン二酸メチル(ii)を環化し、3
−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(2−メトキシカ
ルボニル)エチル−2−オキソピペリジン(iii)を
得、この生成物をケン化して対応する遊離の酸(iv)を
得、後者を還元することにより行われた。
今回、上記化合物(ii)をケン化する際に、対応する
ジカルボン酸が得られ、これが非常に高い収率で、非常
に容易に環化し、3,3−二置換されたグルタルイミドを
与えることを見いだした。
また、この新規なグルタルイミドは、容易に分割で
き、簡単な還元によって容易に式(A)の光学的に純粋
な化合物に変換されうることが見いだされた。
また、幾つかの前記グルタルイミドの製造方法におい
て、中間体が不斉炭素を有する場合、初期に光学異性体
を分離することができることを見いだした。
より一般的には、全ての一連の3−カルボキシアルキ
ル−3−アリール−二置換グルタルイミドが、上記式
(A)の3,3−二置換ピペリジンの製造で、有用な中間
体となることが見いだされた。WO94/21609出願に開示さ
れたピペリジンジオンと比較して、これらの3,3−二置
換グルタルイミドは、これらが分割され、光学的に活性
な形で使用されるという点において興味が持たれる。
従って、その側面の一つに従えば、本発明は式(I)
のグルタルイミド、並びにこれらの塩及びエナンチオマ
ーの製造方法に関する。
但し、Arは無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
1以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
か、又は異なっている。);ピリジル基,チエニル基を
表し、Xはメチレン又はエチレンである。
前記方法は、第一の選択肢に従えば、 式(III)の化合物を環化し、 但し、Ar及びXは式(I)に対して先に定義したとお
りであり、Yはシアノ又はカルボキシ基である。
このようにして得られた式(I)の化合物を、その塩
の1つ形態、又はその酸の形態(これは、任意にその酸
の1つに変換される。)で単離することを特徴とする。
Xがメチレンである式(I)のグルタルイミドを製造
することを望む場合、出発物質である式(III)の化合
物はキラル炭素原子を有する。従って、出発物質として
光学活性な化合物を使用することができる。この場合、
前記の出発物質である生成物は、Xがメチレンであり、
Yがシアノであり、光学活性でありうる式(III)であ
りうる。このような出発化合物は、Xがメチレンである
式(I)のグルタルイミド、及びこれらの塩を製造する
のに特に有利である。
Xがメチレンであり、Yがシアノであり、Arが3,4−
ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフェニルである
式(III)の中間体化合物が好ましい。
本発明に従った有利な側面では、式(III)の化合物
は、式(II)のα,α−二置換アリールアセトニトリル
のエステル基(又は複数のエステル基)のケン化によっ
て得られる。
但し、Ar及びXは式(I)に対して先に定義したとお
りであり、Y0はシアノ又はCOOAlk基であり、Zは水素又
はAlkであり、Alkは(C1−C3)アルキル基である。
第二の選択肢によれば、本発明は、先に定義した式
(I)のグルタルイミドの製造方法であって、 (a)式(II)のα,α−二置換アリールアセトニトリ
ルのエステル基(又は複数のエステル基)をケン化し、 但し、Ar及びXは式(I)に対して先に定義したとおり
であり、Y0はシアノ又はCOOAlk基であり、Zは水素又は
Alkであり、Alkは(C1−C3)アルキル基であり、COOZ及
びY0基の少なくとも1つがCOOAlkである。
(b)式(III)の化合物を環化し、 但し、Ar及びXは先に定義したとおりであり、Yはシア
ノ基又はカルボキシ基である。
このようにして得られた式(I)の化合物を、その塩
の1つの形態、又はその酸の形態(これは任意にその塩
の1つに変換される。)で単離する ことを特徴とする方法に関する。
第二の選択肢に従えば、Xがエチレンである式(I)
のグルタルイミドを製造することを望む場合、最も利用
しやすく、従って特に有利である出発化合物は、Xがエ
チレンであり、Y0がCOOAlkであり、ZがAlkである式(I
I)の化合物である。この場合、出発化合物はキラル炭
素原子を有する。
Xがエチレンであり、Y0がCOOAlkであり、ZがAlkで
ある式(II)の出発化合物が特に有利であり、Xがエチ
レンであり、Y0がCOOCH3であり、ZがCH3であり、Arが
3,4−ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフェニルで
ある式(II)の出発化合物が好ましい。
本発明に従った方法(第一及び第二の選択肢)は、以
下のスキーム1で表される。
本発明の方法(第二の選択肢)のステップ(a)は、
式(II)の化合物に存在するエステル基のケン化、特に
スキーム1によれば、式(II a)、(II b)及び(II
c)により表される化合物から選択されるもののケン化
よりなる。
ケン化は、アルカリ水酸化物又は炭酸塩を用いて行う
ことが好ましい。反応は、水性アルコール媒体又はテト
ラヒドロフラン/水混合物中で起こる。
式(III)の化合物は、硫酸、臭化水素酸、メタンス
ルホン酸、又は好ましくは塩酸のような鉱酸又は有機酸
で酸性のpH値(これは、0から3の間で変化し、このpH
で生成物が沈殿する。)に酸性化することで単離され
る。
本発明の方法の第一の選択肢を特徴づけるステップ
(b)では、化合物(III)の環化が、リン酸、塩酸、
又は好ましくは濃硫酸から選択される酸の存在下で水和
することにより達成される。非プロトン性溶媒、例えば
トルエンのようなものも使用でき、この場合、水の存在
下で、例えばパラトルエンスルホン酸一水和物又はメタ
ンスルホン酸のようなスルホン酸を存在させる。反応
は、還流させた酢酸のようなプロトン性溶媒中で行われ
る。1から2時間加熱した後、反応が完結し、このよう
にして得られた式(I)のグルタルイミドを従来の方法
に従って単離する。一般に、沈殿させた後にグルタルイ
ミドを分離するためにこの混合物を冷却するか、又は最
終生成物を沈殿させるために前記反応混合物を水にあけ
るだけで足りる。
このようにして得られた式(I)のグルタルイミド
は、反応媒体から直接に遊離の酸の形態で単離される
か、又は選択された塩基で反応混合物を処理することに
よってその塩の1つの形態で単離することもできる。
遊離の酸はまた、特に光学活性な有機塩基でその塩の
1つに変換され、式(I)の化合物のジアステレオマー
塩を単離し、これを中和して2種類のエナンチオマーを
得ることができる。
その選択肢の1つ又は他の選択肢に従えば、本発明の
方法は、幾つかの中間体(II)及び(III)、特に式(I
I b)、(III a)及び(III b)の化合物の光学異性体
の分離が可能であり、これによって得ようとする最終生
成物を製造する途中の段階で適切にこの分離を行える。
しかし、化合物(I)に至る反応は、何れのラセミ化も
起こさない。
この可能性は、式(A)の3,3−二置換ピペリジンを
製造するための公知の方法に比べて本発明の方法に大き
な利点ををもたらす。
式(II)の出発化合物は公知であるか、又は式ArCH2C
Nのアリールアセトニトリルから公知の方法に従って調
製することができる。Xがメチレンである式(II)の化
合物を製造するためには、一般的な方法として、Arが先
に定義したとおりである式ArCH2CNのアリールアセトニ
トリルをハロ酢酸又は式(IV)のそのエステルの1つと
反応するか、 Hal−CH2−COOZ (IV) 但し、Zは先に定義したとおりであり、Halはハロゲ
ン、好ましくは塩素又は臭素である。
又は、3,4−ジクロロフェニルに等しいArに対してEP6
12716で開示された条件下で、式(V)のシアノ酸をエ
ステル化することが考えられる。
但し、Zは水素を表す。
このようにして得られた式(V)の生成物を、 但し、Z及びArは先に定義したとおりである。
アクリル縮合の周知の条件下で式(VI)のアクリル誘
導体と処理し、 CH2=CH−Y0 (VI) 但し、Y0は先に定義したとおりである。
所望の生成物を得る。
任意の変更を伴ったこのような製造は、以下のスキー
ム2で表される。
Xがエチレンである式(II)の化合物を製造するため
には、スキーム2に示される方法を、アルキルβ−ハロ
プロピオネートを対応するハロアセテートの代わりに使
用して行う。
しかし、以下のスキーム3に従って、3,4−ジクロロ
フェニルに等しいArに対してEP673928で開示された条件
下で、(C1−C3)アルキルアクリレートを用い、式ArCH
2CNのアリールアセトニトリルのアクリル縮合法を直接
に適用することが好ましい。
上記化合物(II b)は、対応するエステルのケン化に
よって二酸の形態で得ることもできる。
しかし、エステル(II b)の製造では、最初の中間体
は得られない。これは、グルタルイミドを与える環化が
酸とニトリル官能基との反応で、又は2つのニトリル官
能基との間で起こるためである。
従って、化合物(II b)はあらゆる場合でケン化され
るべきである。
本発明に従って使用される操作条件下で、化合物(II
d)は、優先して2つのニトリル官能基間で環化され、
従って、酸とニトリル官能基との間の環化の結果として
生じるスクシンイミドの形成に優先して、グルタルイミ
ドが形成される。
従って、本発明の方法の第二の選択肢によれば、好ま
しい出発物は、Xがメチレンである式(II d)のもの及
びXがエチレンである式(II a)のものである。
式(III)の化合物(これは、環化して、本発明のグ
ルタルイミドを優れた収率で与える。)は、本方法の鍵
中間体である。
式(III)の化合物のうち、(III′)の化合物及びこ
れらの塩は、新規な生成物であり、本発明の他の側面を
構成する。
但し、Ar1は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、
ヒドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメ
チル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基で1以
上置換されたフェニル(前記置換基は同じであるか、又
は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を表し、
X1はメチレン又はエチレンであり、Y1はシアノ又はカル
ボキシ基である。但し、 − X1がエチレンであり、Y1がカルボキシである場合、
Ar1は無置換フェニルであるか、又は3位がメトキシで
置換されているか、若しくはメトキシで3,4−二置換さ
れているフェニルとは異なるという条件が付く。
本発明はまた、式(III″)の化合物、これらの光学
的に活性な塩の1つの形態、これらのエナンチオマー、
又はこれらの塩に関する。
但し、Ar2は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、
ヒドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメ
チル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基で1以
上置換されたフェニル(前記置換基は同じであるか、又
は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を表し、
X2はメチレン又はエチレンであり、Y2はシアノ又はカル
ボキシ基である。
式(III′)又は(III″)の化合物のうち、Ar1又はA
r2は、3,4−ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフェ
ニルであるもの、並びにこれらの塩が特に有利である。
光学活性なアミンとこれらの化合物との塩が好ましい。
3−(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−ジシアノペンタ
ン酸及びその光学活性アミン、特に1−シンコニジンと
の塩も非常に好ましい。(−)−3−(3,4−ジクロロ
フェニル)−3,5−ジシアノペンタン酸は、(−)−3
−カルボキシメチル−3−(3,4−ジクロロフェニル)
−2,6−ジオキソ−ピペリジンの製造のための鍵中間体
であり、従って、特に有利な中間体を構成する。
3−カルボキシエチル−3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2,6−ジオキソ−ピペリジンの製造に有用な他の
特に有利な中間体は、4−シアノ−4−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−3,5−ジシアノペンタン酸そのもの、又
はその塩の1つの形態である。
式(I)のグルタルイミドのうち、式(I′)の化合
物及びこれらの塩は新規な生成物であり、本発明の他の
側面を構成する。
但し、Ar3は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、
ヒドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメ
チル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基で1以
上置換されたフェニル(前記置換基は同じであるか、又
は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を表し、
X3はメチレン又はエチレンである。但し、 − X3がメチレンである場合、Ar3は無置換フェニルと
は異なり、 − X3がエチレンである場合、Ar3は無置換フェニル、
又は2位がメチルで、又は4位が塩素原子、フッ素原
子、臭素原子、メチル又はメトキシで置換されたフェニ
ルとは異なるという条件が付く。
本発明はまた、式(I″)のグルタルイミド、これら
のその光学活性な塩の1つの形態、そのエナンチオマー
又は塩の1つに関する。
但し、Ar2及びX2は式(III″)に対して先に定義した
とおりである。
本発明に従った好ましいグルタルイミドは、Xがメチ
レン又はエチレンであり、Ar3又はAr2が、必要であれ
ば、3,4−ジクロロフェニル又は3,4−ジフルオロフェニ
ルである上記式(I′)又は(II″)のグルタルイミ
ド、これらの塩、及びこれらのエナンチオマーである。
式(I′)又は(I″)のグルタルイミドの塩は、無
機又は有機塩基との塩、例えばナトリウム、カリウム、
カルシウム、マグネシウム、バリウム、亜鉛、銀、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、トリス−ヒドロキシ
メチルメタンアミン(トロメタノール)、エタノールア
ミン、ジエタノールアミン、1−メチルピペリジン、4
−メチルモルホリン、又は光学活性な塩基、特に光学活
性なアミンの塩でありうる。
Xがメチレン又はエチレンであり、Ar3又はAr2が、必
要であれば、3,4−ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロ
ロフェニルである式(I′)又は(I″)のグルタルイ
ミドと光学活性アミンとの塩が特に好ましい。
式(I)のグルタルイミド並びにこれらの塩、特に光
学活性なアミンとの塩は、式(A)の3,3−二置換ピペ
リジンの製造に有用である。
前記グルタルイミドが光学活性な形態である場合、こ
れらは、変換がラセミかを起こすことがないので、対応
する光学活性な式(A)の3,3−二置換ピペリジンを製
造するのに有用である。
従って、その他の側面によれば、本発明の目的は、式
(A)の3,3−二置換ピペリジン及びこれらの塩を製造
するための、式(I)のグルタルイミド、その塩及びエ
ナンチオマーの使用よりなる。
但し、Arは無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基で1以上
置換されたフェニル(前記置換基は同じであるか、又は
異なっている。);ピリジル基;チエニル基であり、X
はメチレン又はエチレンである。
前記製造は、グルタルイミドの還元により行われる。
この還元の間に、グルタルイミドの両カルボニル基及び
カルボン酸のカルボニル基が、同時に対応するメチレン
基に変換される。
従って、本発明の他の側面は、式(A)の3,3−二置
換ピペリジン及びこれらの無機又は有機酸との塩を製造
する方法であって、先に定義したような式(I)の対応
するグルタルイミドを還元し、前記ピペリジンを塩基又
はその塩1つの形態で単離するか、又は遊離の塩基をそ
の塩の1つに変換することを特徴とする方法を提供する
ことよりなる。
使用される還元剤は、ボラン錯体、例えばボラン−テ
トラヒドロフラン又はボラン−ジメチルスルフィドのよ
うなもの、又は、更に水素化アルミニウムリチウム、又
は水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナ
トリウムのトルエン溶液(Red−Al )のような混合ア
ルカリ水素化物である。これらの還元は、ラセミ化を起
こさずに達成される。好ましい還元剤はボラン錯体であ
る。
ボランでの還元は、好ましくは、テトラヒドロフラン
のような非プロトン性溶媒中、該溶媒の還流温度で行わ
れる。一般に、1から16時間加熱した後、還元が完結
し、まず、過剰のボランをメタノールで分解して3,3−
二置換ピペリジンが従来の方法により単離される。遊離
の塩基は溶媒を蒸発させ、残渣を水に取り、塩酸で酸性
化し、塩基、好ましくは水酸化ナトリウムで処理し、溶
媒で抽出することにより単離される。
式(A)の遊離の塩基は、周知の技術によりその塩の
1つに変換されうる。還元反応に使用されるボランは、
従来の方法に従ってin situで生成されうる。
式(A)の対応する3,3−二置換ピペリジンの製造に
使用される式(I)のグルタルイミドは、ラセミの形態
又は光学活性な形態でありうる。
グルタルイミドが、式(I)の化合物であって、Xが
エチレンであり、これが二酸(III a)の環化によって
優先的な経路で製造されるものである場合、これはキラ
ルな炭素を有さず、従って前記グルタルイミドは必然的
にラセミ化合物でとなる。この場合、光学異性体の分離
は、グルタルイミドについて、又は3,3−二置換ピペリ
ジンについて行われうる。何れの場合においても、ボラ
ンでの還元は、事実上定量的であり、操作は、収率が同
じである2つの選択肢の1つを選択することができる。
更に、エステル(II a)(X=エチレン)のケン化、
及び二酸(III a)(X=エチレン)の環化は優れた収
率で起こり、EP673928に開示された方法に比べて本発明
の方法が特に有利となる。
以下の例は本発明の例示である。
融点は、トットリ(Tottoli)の装置で測定した。
NMRスペクトルの化学シフトはppmで表した。
調製例I−化合物(II a) メチル 4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェニル)
ヘプタンジオエート化合物(II a.1) 4mlのトリトンBを含有する還流下の、3,4−ジクロロ
フェニルアセトニトリル187gの250mlテトラヒドロフラ
ンの溶液に、175gのアクリル酸メチルを連続的に加え、
加熱を還流下で30分続けた。反応の後、テトラヒドロフ
ランを蒸留して除き、濃縮物を1リットルのトルエンに
再溶解し、この溶液を400mlの希塩酸、次いで2×150ml
の水で洗浄した。トルエンを蒸留して除き、残渣を500m
lのシクロヘキサン中で結晶化した。予想した生成物を
濾過し、シクロヘキサンで軽く洗浄し、換気したオーブ
ン中、45℃で乾燥して340gの予想したジエステルを得
た。収率95%;M.Pt=84〜85℃。(式(II a)、X=CH2
CH2、Alk=CH3、Ar=3,4−ジクロロフェニル)。
1H−NMR 200MHz、DMSO:2.30(s,6H);3.50(s,6H);
2.08(m,2H);7.4(Ar,1H);7.7(Ar,2H)。
アクリル酸メチルを等モル量のアクリル酸エチル及び
アクリル酸プロピルに置き換え、以下のものをそれぞれ
得ることができる。
− エチル 4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)ヘプタンジオエート、化合物(II a.2)、及び − プロピル 4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)ヘプタンジオエート、化合物(II a.2)。
調製例II−化合物(II a) メチル 4−シアノ−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)ヘプタンジオエート化合物(II a.4) 調製例Iで説明したように行い、3,4−ジクロロフェ
ニルアセトニトリルを、3,4−ジフルオロフェニルアセ
トニトリルに置き換えて、メチル 4−シアノ−4−
(3,4−ジフルオロフェニル)ヘプタンジオエート(式
(II a)、X=CH2CH2、Alk=CH3、Ar=3,4−ジフルオ
ロフェニル)を得た。
同様の方法で、アクリル酸メチルを、アクリル酸エチ
ル又はアクリル酸プロピルに置き換え、以下のものをそ
れぞれ得た。
− エチル 4−シアノ−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)ヘプタンジオエート、化合物(II a.5) − イソプロピル 4−シアノ−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)ヘプタンジオエート、化合物(II a.6)。
調製例III−化合物(II a) 調製例Iで説明したように行い、3−ピリジンアセト
ニトリル、2−チエニルアセトニトリル又は3−チエニ
ルアセトニトリルで開始して、以下のものを得ることが
できる。
メチル 4−シアノ−4−(3−ピリジル)ヘプタン
ジオエート、化合物(II a.7) メチル 4−シアノ−4−(2−チエニル)ヘプタン
ジオエート、化合物(II a.8) メチル 4−シアノ−4−(3−チエニル)ヘプタン
ジオエート、化合物(II a.9)。
調製例IV−化合物(II a) 3−シアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロピオ
ン酸、化合物(II a.10) 300mlのテトラヒドロフランに溶解した109gの3,4−ジ
クロロフェニルアセトニトリルを、窒素下、20℃で丸底
フラスコに導入した。次に、240mlのリチウムジイソプ
ロピルアミド(2M)を−10℃で注いだ。添加が完了した
ら、68gのクロロ酢酸ナトリウムを15℃の温度で導入し
た。反応混合物を3時間攪拌し、次いで350mlのtert−
ブチルメチルエーテルを加えた。次に、反応混合物を30
0mlの水及び150gの硫酸アンモニウム、並びに400mlの水
及び175gの重硫酸アンモニウムにあけた。水層を除去
し、有機層を、順次、水で洗浄し、乾燥し、減圧下に濃
縮し、シアノ酸を得た。収率93%。
調製例V−化合物(II a) メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)
プロピオネート (a)320gの炭酸カリウムを、3−シアノ−3−(3,4
−ジクロロフェニルプロピオン酸の2.7リットルアセト
ニトリル溶液に加えた。この懸濁液を、100mlのジメチ
ル硫酸を連続的に滴下しながら還流下に加熱した。この
混合物を15分後、室温に戻した。反応混合物を濃縮し、
次いで2リットルのジクロロメタンに取った。有機相を
水で洗浄し、次いで濃縮した。残渣を500mlのメタノー
ルに取り、予想したエステルを80%の収率で得た。
メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)
ヘキサンジオエート化合物(II a.11) (b)7mlのトリトンBを、調製例IVに従って先に調製
したシアノエステル20gの100mlテトラヒドロフラン溶液
に加えた。20mlのアクリル酸エチルを、30分かけて66℃
で反応混合物に加えた。この反応混合物を濃縮し、60ml
のジクロロメタンに取り、60mlの水で3回洗浄した。シ
アノジエステルを、80mlのメタノール中で結晶化するこ
とにより単離した。(式(II a)、X=CH2、Alk=C
H3、Ar=3,4−ジクロロフェニル)。
調製例VI−化合物(II a) (a)メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)プロピオネート 3,4−ジフルオロフェニルから、調製例IVで説明した
ように行い、メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジフル
オロフェニル)プロピオネートを得た。
(b)メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)ヘキサンジオエート 化合物(II a.11) 調製例V(b)の条件と同じ条件下でのアクリル酸メ
チルとの反応により、ステップ(a)で得たメチル 3
−シアノ−3−(3,4−ジフルオロフェニル)プロピオ
ネートから、メチル 3−シアノ−3−(3,4−ジフル
オロフェニル)ヘキサンジオエートを得ることができ
る。
例1 (a)4−シアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)ヘ
プタン二酸 ・ジエステルから 調製例Iで得られたジエステル358.2g及び1.5リット
ルのメタノールを丸底フラスコに導入し、次いで250ml
の30%水酸化ナトリウム及び100mlの水を加えた。混合
物は透明になり、エステルが消失するまで室温で1時間
30分攪拌させた。次に、メタノールを減圧下に蒸発させ
て油状残渣を得、これを1.5リットルの水に取り、次い
で順次、氷浴で冷却し、硫酸により白色結晶が沈殿する
pH<3まで酸性化した。二酸を濾過により分離し、吸引
乾燥し、水(pH=5)で軽く洗浄し、次いで換気したオ
ーブン中で一定の重量になるまで乾燥し、326gの予想し
た生成物を得た。
・ニトリルから 175gのアクリル酸メチルを、4mlのトリトンBを含有
する、沸騰させた、3,4−ジクロロフェニルアセトニト
リル187gの250mlテトラヒドロフラン溶液に連続的に加
えた。加熱を還流下に30分継続した。反応の後、テトラ
ヒドロフランを蒸留で除き、残渣を1.5リットルのメタ
ノールに溶解し、30%水酸化ナトリウム溶液を加えた。
この反応混合物を、エステルが消失するまで1時間室温
で攪拌し、次いでメタノールを蒸留して除いた。残渣を
1.5リットルの水に溶解し、希硫酸でpH<3に酸性化
し、30分間結晶化させた。二酸を濾過し、中性(pH5)
になるまで水で軽く洗浄し、一定の重量になるまで換気
したオーブン中、60℃で乾燥して314gの所望の生成物を
得た。収率95%(式(III a)、X=CH2CH2、Ar=3,4−
ジクロロフェニル)。
1H NMR 200MHz、DMSO:2.0(m,2H);2.29(s,6H);
7.4(Ar,1H);7.65(Ar,2H);11.5(COOH,2H)。
(b)ラセミの3−(2−カルボキシエチル)−3−
(3,4−ジクロロフェニル)−2,6−ジオキソ−ピペリジ
ン 先に得られた4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)ヘプタンジカルボン酸330gを、50gの濃硫酸を含
有する1リットルの酢酸中で30分間還流下で加熱した。
反応後、この反応混合物を結晶化させ、予想した生成物
を濾過し、酢酸で洗浄し、次いでコンゴ紙(Congo pape
r)が青色にならなくなるまで(pH>3)t−ブチルメ
チルエーテルで洗浄した。生成物を換気したオーブン
中、70℃で一定の重量になるまで乾燥し、306.5gの予想
した生成物を得た。収率92%;m.Pt.=234℃。
1H NMR 200MHz、DMSO:2.0及び2.5(m,8H);7.25(A
r,1H);7.5〜7.6(Ar,2H);11.0(s,NH);12(COOH,1
H)。
例2 (+)−3−(2−カルボキシエチル)−3−(3,4−
ジクロロフェニル)−2,6−ジオキソピペリジンのキニ
ン塩 キニン65.4gの1リットルのメタノール溶液を、0.5M
アンモニア溶液に溶解した先に調製したラセミ化合物10
0gに加えた。結晶化した生成物を濾別し、75/25 水/
メタノール混合物で洗浄し、次いで50/50 メタノール
/水混合物から再結晶した。78.7gの(+)−3−(2
−カルボキシエチル)−3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2,6−ジオキソピペリジンのキニン塩を乾燥した
後に得た。これは、(S)−メチルベンジルアミンで誘
導体化した後、HPLCでエナンチオマー純度が97%である
と決定された。
例3 (+)−3−(2−カルボキシエチル)−3−(3,4−
ジクロロフェニル)−2,6−ジオキソピペリジン 例2に従って得られたキニン塩70gを1.3リットルの酢
酸エチルと1.3リットルの1N塩酸の混合物に溶解した。
水相を捨て、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥す
るまで蒸発させた。残渣を200mlの石油エーテルから結
晶化し、40℃で乾燥した。m.Pt.=201℃。
[α]D 20=+137.1(c=1、CH3OH) 例4 (a)4−シアノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)
ヘプタン二酸 例1(a)で説明した条件に従って、調製例IIで得ら
れたメチルジエステルをケン化することにより、4−シ
アノ−4−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘプタン二酸
(式(III a)、X=CH2CH2、Ar=3,4−ジフルオロフェ
ニル)を得ることができる。
(b)3−(2−カルボキシエチル)−3−(3,4−ジ
フルオロフェニル)−2,6−ジオキソピペリジン 例1(b)の条件下で酢酸中の80%硫酸で脱水するこ
とによりステップ(a)で得た二酸を環化することによ
り、予想した生成物(式I、X=CH2CH2、Ar=3,4−ジ
フルオロフェニル)を得た。
例5 (a)3,5−ジシアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)
ペンタン酸 先に調製したシアノ酸122gのジクロロメタン溶液を丸
底フラスコに導入した。次に、500mlの2N水酸化ナトリ
ウム溶液を、温度を15℃に維持しながら滴下した。滴下
が完了したら、有機相を別の容器に移し、分離した。次
に、有機相を丸底フラスコにあけ、次いで50mlのアクリ
ロニトリルを、温度を20℃以下に維持しつつ、30分かけ
て攪拌しながら加え、次いで5mlのアセトニトリルを加
えた。反応混合物を30分攪拌し、次いで10℃に冷却し
た。次いで、500mlの2N塩酸を滴下した。次に、この混
合物を攪拌し、次いで沈殿を濾過により分離し、この沈
殿を水で軽く洗浄し、乾燥した後、121gの予想したジニ
トリル(式III b)又は(II d)、X=CH2、Ar=3,4−
ジクロロフェニル)を得た。M.Pt.=170℃ (b)3−カルボキシメチル−3−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2,6−ジオキソピペリジン 80mlの酢酸中の、(a)に従って調製した誘導体20g
を丸底フラスコに導入した。次に、6.75mlの80%硫酸を
滴下し、反応混合物を80℃に、次いで還流下で1時間30
分加熱した。次に、この反応混合物を室温に戻し、240m
lの氷水をこれに加えた。10℃で30分攪拌した後、沈殿
を濾過により分離した。この沈殿を130mlの酢酸に取
り、次いで酢酸を蒸留して除き、残渣を得た。この残渣
は結晶化し、17gの予想した生成物(式(I)、X=C
H2、Ar=3,4−ジクロロフェニル)を与えた。M.Pt.=20
3℃。
例6 (−)−3,5−ジシアノ−3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)ペンタン酸のシンコニジン塩 375mlのメタノール中の、例3(a)の生成物50gを機
械攪拌機を備えた三口フラスコに導入した。次に、24.8
gの1−シンコニジンを加え、反応混合物を還流下で1
時間加熱した。次に、これを冷却し、沈殿を濾過により
分離し、乾燥した後、31.1gの予想した生成物(式(II
I)、X=CH2、Y=COOH、Ar=3,4−ジクロロフェニ
ル、(−)異性体)を得た。M.Pt.=199.5℃。
例7 (−)−3,5−ジシアノ−3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)ペンタン酸 先に調製したシンコニジン塩15gを、三口フラスコ中
の水75mlに、攪拌しながら置き、懸濁液とした。次に、
9.5mlの6N塩酸を、氷浴中で反応混合物の温度を20℃に
維持しつつ、30分間攪拌しながら滴下した。沈殿を濾過
により分離し、次いでこれを水で軽く洗浄し、減圧下に
乾燥して7.96gの予想した化合物(式(III b)、X=CH
2、Ar=3,4−ジクロロフェニル、(−)異性体)を得
た。
[α]D 20=−2(c=1、CH3OH) (+)エナンチオマー [α]D 20=+2(c=1、CH3OH) 例8 (+)−3−カルボキシメチル−3−(3,4−ジクロロ
フェニル)−2,6−ジオキソピペリジン 例7で得た酸から例5(b)に従った手順で上記の光
学的に純粋な化合物を得た。M.Pt.=229℃。
[α]D 20=+131.5(c=1、CH3OH) (−)エナンチオマー [α]D 20=−131.5(c=1、CH3OH) 例9 (a)3−シアノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)ヘ
キサン二酸 例7によって先に調製したシアノ二酸11gの34mlメタ
ノール懸濁液に、33mlの4N水酸化ナトリウムを加えた。
40℃で30分後、反応混合物を濃縮し、42mlの水に取り、
塩酸でpH<3に酸性化した。予想した酸が水相から沈殿
した。濾過し、乾燥した後、9.9gの予想した化合物を単
離した。M.Pt.=152℃。収量98%。
(式(III a)、X=CH2、Ar=3,4−ジクロロフェニ
ル) (b)3−カルボキシメチル−3−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−2,5−ジオキソピペリジン ステップ(a)で得た二酸から、例1(b)で説明し
た条件下で環化することにより予想した生成物を得た。
これは例5(b)の生成物と同一であった。
例10 3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(2−ヒドロキ
シ−エチル)ピペリジンを製造するための、3−カルボ
キシメチル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−2,6−ジ
オキソピペリジンの使用 600mlのテトラヒドロフラン中の先に調製した化合物5
8.0gを、機械攪拌機を備えた丸底フラスコに導入した。
次に、ボランの1.0Mテトラヒドロフラン溶液800mlを滴
下した。次に、反応混合物を還流するまでの段階で5時
間加熱した。次に温度を室温に戻し、次に300mlのメタ
ノールをゆっくり加えた。次に反応混合物を減圧下に濃
縮し、残渣を得た。これを水に取り、次いで、順次、水
相を35%塩酸溶液で酸性化し、1時間攪拌しながら還流
下に加熱し、室温に戻した。濃水酸化ナトリウム溶液を
添加することによって塩基性化をpH14まで行い、次いで
400mlのジクロロメタンで抽出を行った。有機相を合わ
せ、次いで順次、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過
し、減圧下に濃縮し、残渣を得た。これを乾燥した後、
46.4gの予想した生成物(式A、X=CH2、Ar=3,4−ジ
クロロフェニル)を得た。M.Pt.=122℃。
例11 (+)−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(3−
ヒドロキシプロピル)ピペリジンを製造するための、
(+)−3−(2−カルボキシエチル)−3−(3,4−
ジクロロフェニル)−2,6−ジオキソピペリジンの使用 ボランの1Mテトラヒドロフラン溶液110mlを、テトラ
ヒドロフラン120ml中の、例3により先に調製した生成
物33.0gに0から20℃の間で加えた。発熱が停止した
ら、反応混合物を40℃に加熱し、次いでテトラヒドロフ
ラン中の1Mボラン340mlを加え、混合物を2時間還流下
で加熱した。過剰のボランを、100mlのメタノールを徐
々に加えて分解した。反応混合物を乾燥するまで濃縮
し、400mlの6M塩酸を加え、混合物を30分還流下で加熱
した。室温に戻した後、混合物を、水酸化ナトリウムで
pH14に塩基性化し、200mlのブタノールで抽出した。有
機相を水で洗浄し、減圧下で最大限に濃縮し、トルエン
に取り、再度減圧下に乾燥するまで濃縮した。濃縮物を
ジクロロメタンに取り、無水塩化水素を加え、乾燥する
まで蒸発させ、アセトニトリル中で固化させ、26.2gの
予想した生成物(式A、X=CH2CH2、Ar=3,4−ジクロ
ロフェニル)を得た。
[α]D 20=+6.5(c=1、CH3OH) この誘導体のカンファースルホネートも、カンファー
スルホン酸との反応で製造した。
[α]D 20=+23.0(c=1、CH3OH)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−48669(JP,A) 米国特許3647797(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 211/88 C07C 255/41 CA(STN) REGISTRY(STN) (54)【発明の名称】 置換された3―アリール―3―カルボキシアルキルグルタルイミド、4―アリロ―4―シアノヘ プタンジカルボン酸の環化によるこれらの製造方法、及び3―アリール―3―ヒドロキシアルキ ルピペリジンを製造するためのこれらの使用

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)のグルタルイミド、その塩、及び
    そのエナンチオマーを製造する方法であって、 但し、Arは無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒド
    ロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
    1回以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
    か、又は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を
    表し、Xはメチレン又はエチレンである。 式(III)の化合物を環化し、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    あり、Yはシアノ又はカルボキシ基である。 このようにして得られた式(I)の化合物をその塩の1
    つの形態、又はその酸の形態であって任意にその塩の1
    つに変換されるものを単離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】式(I)のグルタルイミド、その塩及びそ
    のエナンチオマーを製造する方法であって、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    ある。 (a)式(II)のα,α−二置換アリールアセトニトリ
    ルの1又はそれ以上のエステル基をケン化し、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    あり、Y0はシアノ又はCOOAlk基であり、Zは水素又はAl
    kであり、Alkは(C1−C3)アルキル基であり、少なくと
    も1つのCOOZ及びY0基はCOOAlkである。 (b)式(III)の化合物を環化し、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    あり、Yはシアノ又はカルボキシ基である。 このようにして得られた化合物をその塩の1つの形態、
    又はその酸の形態であって任意にその塩の1つに変換さ
    れるものを単離することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載の方法であって、
    X、Y及びZが請求の範囲第1項で定義したとおりであ
    り、Arが2,4−ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフ
    ェニルを表す式(III)の化合物が出発物として使用さ
    れることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】請求の範囲第2項に記載の方法であって、
    X、Y0及びZが請求の範囲第2項で定義したとおりであ
    り、Arが2,4−ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフ
    ェニルを表す式(II)の化合物が出発物として使用され
    ることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求の範囲第2項に記載の方法であって、
    Xがエチレンであり、Y0がCOOAlkであり、ZがAlkであ
    り、Alkが(C1−C3)アルキルである式(II)の化合物
    が出発物として使用され、ステップ(b)の出発化合物
    が、Xがエチレンであり、Yがカルボキシである式(II
    I)であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の方法であって、
    メチル 4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェニル)
    ヘプタンジオエートが出発物として使用されることを特
    徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項に記載の方法であって、
    Xがメチレンであり、Yがシアノであり、Arが請求の範
    囲第1項で定義したとおりである式(III)の化合物が
    出発物として使用されることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】請求の範囲第2項に記載の方法であって、
    3−(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−ジシアノペンタ
    ン酸を、ラセミの形態又は(−)の形態で出発物として
    使用することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】式(III′)の化合物及びその塩。 但し、Ar1は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
    1回以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
    か、又は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を
    表し、X1はメチレン又はエチレンであり、Y1はシアノ又
    はカルボキシ基であるが、 − X1がエチレンであり、Y1がカルボキシである場合、
    Ar1は無置換フェニル又はメトキシで3位が置換された
    フェニル、又はメトキシで3,4−二置換されたフェニル
    とは異なるという条件が付く。
  10. 【請求項10】式(III″)の化合物であって、その光
    学活性な塩の一つ、又はそのエナンチオマーの一つもし
    くはその塩の形態である化合物。 但し、Ar2は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
    1回以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
    か、又は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を
    表し、X2はメチレン又はエチレンであり、Y2はシアノ又
    はカルボキシ基である。
  11. 【請求項11】請求の範囲第9項又は第10項に記載の化
    合物であって、Ar1又はAr2が3,4−ジクロロフェニル又
    は3,4−ジフルオロフェニルである化合物。
  12. 【請求項12】3−(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
    ジシアノペンタン酸及びその塩である請求の範囲第9項
    又は第10項に記載の化合物。
  13. 【請求項13】光学活性なアミンとのその塩の1つの形
    態での3−(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−ジシアノ
    ペンタン酸である請求の範囲第12項に記載の化合物。
  14. 【請求項14】3−(3,4−ジクロロフェニル)−3,5−
    ジシアノ−ペンタン酸の1−シンコニジン塩である請求
    の範囲第13項に記載の化合物。
  15. 【請求項15】(−)−3−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−3,5−ジシアノペンタン酸である請求の範囲第10
    項に記載の化合物。
  16. 【請求項16】4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェ
    ニル)ヘプタン二酸及びその塩である請求の範囲第9項
    又は第10項に記載の化合物。
  17. 【請求項17】式(I′)のグルタルイミド、及びその
    塩。 但し、Ar3は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
    1回以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
    か、又は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を
    表し、X3はメチレン又はエチレンであるが、 − X3がメチレンである場合、Ar3は無置換フェニルと
    は異なり、 − X3がエチレンである場合、Ar3は無置換フェニル、
    又は、メチルで2位が、又は塩素原子、フッ素原子、臭
    素原子、メチル又はメトキシで4位が置換されたフェニ
    ルとは異なるという条件が付く。
  18. 【請求項18】式(I″)のグルタルイミドであって、
    その光学的に活性な塩の1つ、又はそのエナンチオマー
    の1つもしくはその塩の形態であるグルタルイミド。 但し、Ar2は無置換フェニル、又は、ハロゲン原子、ヒ
    ドロキシル、(C1−C4)アルコキシ、トリフルオロメチ
    ル、(C1−C4)アルキルから選択される置換基の1つで
    1回以上置換されたフェニル(前記置換基は同じである
    か、又は異なっている。);ピリジル基;チエニル基を
    表し、X2はメチレン又はエチレンである。
  19. 【請求項19】式(I)において、Ar3又はAr2が3,4−
    ジフルオロフェニル又は3,4−ジクロロフェニルである
    ことを特徴とする請求の範囲第17項又は第18項に記載の
    グルタルイミド。
  20. 【請求項20】光学活性なアミンとのその塩の1つの形
    態の請求の範囲第17項から第19項の1に記載のグルタル
    イミド。
  21. 【請求項21】式(I)のグルタルイミド、その塩、及
    びそのエナンチオマーの、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    ある。 式(A)及びその塩の3,3−二置換ピペリジンの製造の
    ための使用。
  22. 【請求項22】Arが3,4−ジフルオロフェニル又は3,4−
    ジクロロフェニルである式(A)の化合物の製造のため
    の、請求の範囲第21項に記載の使用。
  23. 【請求項23】(+)−3−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−3−(3−ヒドロキシプロピル)ピペリジンの製
    造のための、請求の範囲第22項に記載の使用。
  24. 【請求項24】(−)−3−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−3−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジンの製造
    のための、請求の範囲第22項に記載の使用。
  25. 【請求項25】式(A)の3,3−二置換ピペリジン、そ
    の無機又は有機酸との塩の製造のための方法であって、 但し、Ar及びXは請求の範囲第1項で定義したとおりで
    ある。 式(I)のグルタルイミドを、 請求の範囲第1項で定義したように還元反応に付し、前
    記3,3−二置換ピペリジンを塩基の形態又はその塩の1
    つで単離し、該遊離塩基をその塩の1つに変換すること
    を特徴とする方法。
  26. 【請求項26】還元反応がボランで行われることを特徴
    とする請求の範囲第21項に記載の方法。
  27. 【請求項27】請求の範囲第2項に記載のグルタルイミ
    ドが出発化合物として使用されることを特徴とする請求
    の範囲第26項に記載の方法。
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