JP3113718B2 - ウインチの制御装置 - Google Patents

ウインチの制御装置

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JP3113718B2
JP3113718B2 JP04002376A JP237692A JP3113718B2 JP 3113718 B2 JP3113718 B2 JP 3113718B2 JP 04002376 A JP04002376 A JP 04002376A JP 237692 A JP237692 A JP 237692A JP 3113718 B2 JP3113718 B2 JP 3113718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーン作業やクラム
シェル作業に使用される油圧クローラクレーンなどに搭
載して好適なウインチの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特公平2−41509
号公報において操作性のよいウインチの制御装置を提案
している。図4はこの種のウインチとその油圧回路を示
す図である。ウインチは、油圧モータ1と、この油圧モ
ータ1の出力軸に接続されて出力軸の回転を減速する遊
星減速機構2と、この遊星減速機構2のリングギア2a
と一体のウインチドラム3と、遊星減速機構2の入力側
を制動する第1のブレーキ装置4と、キャリア軸2bと
一体のブレーキドラム5と、このブレーキドラム5を制
動する第2のブレーキ装置6と、第2のブレーキ装置6
の制動、解放を制御する足踏みブレーキペダル7とを備
える。
【0003】なお、図4において、2cは油圧モータ1
の出力軸に接続されたサンギア、2dはこのサンギア2
cに噛合する遊星ギア、2eはこの遊星ギア2dのキャ
リア軸2fに接続されたサンギア、2gはサンギア2e
と噛合する遊星ギアであり、この遊星ギア2gがキャリ
ア軸2bに接続されている。8は第1のブレーキ装置4
を解除させるブレーキ解除シリンダ、8aは、第1のブ
レーキ装置4を作動させるばね、9a〜9cはそれぞれ
軸受である。
【0004】油圧モータ1はカウンタバランス弁11を
介してコントロールバルブ12に接続され、コントロー
ルバルブ12はリモートコントロール弁(以下、リモコ
ン弁)13から出力される圧油により切換え制御され、
リモコン弁13の操作量に比例した流量の圧油を油圧モ
ータ1に送る。リモコン弁13は、操作レバー13a
と、この操作レバー13aの操作量に比例した圧力の圧
油を出力する一対のパイロット弁13b,13cとを有
する。リモコン弁13から出力されるパイロット圧力は
シャトル弁14を介して第1のブレーキ装置4を解放す
る。また、図4において、15は油圧源、16はタンク
であり、油圧モータの油圧源は図示を省略している。
【0005】このような従来の装置においては、足踏み
ブレーキペダル7で第2のブレーキ装置6を制動したま
ま油圧モータ1を駆動すると巻上げと動力降下が行なえ
る。すなわち、リモコン弁13の操作レバー13aを巻
上げ方向に操作すると、パイロット弁13bからの圧油
はコントロールバルブ12を巻上げ位置に切替えるとと
もにシャトル弁14を介してブレーキ解除シリンダ8に
導かれ第1のブレーキ装置4を解放させる。これによ
り、不図示の油圧ポンプからの圧油がコントロールバル
ブ12を通って油圧モータ1に導かれて油圧モータ1は
正転し、ウインチドラム3が巻上げられる。反対に操作
レバー13aを巻下げ方向に操作すると、同様にして第
1のブレーキ装置4が解放されるとともに、油圧ポンプ
からの圧油により油圧モータ1が逆転し、ウインチドラ
ム3が油圧力で巻下げられる。すなわち、吊り荷などは
動力降下される。
【0006】操作レバー13aを中立状態にするとカウ
ンタバランス弁11により吊り荷は保持される。このと
き、足踏みペダル7を離せば第2のブレーキ装置6によ
るブレーキドラム5の制動が解放されるから、吊り荷な
どはその自重で降下、すなわちフリーフォールする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、足踏みブレーキペダル7を足で操作するだけで動
力降下とフリーフォールを適宜選択できるから、従来の
ようにクラッチを手で操作する煩雑さは解消されてい
る。しかしながら、クラムシェル作業やリフマグ作業に
おいては、主巻ドラムと補巻ドラムを同時に操作する必
要があり、両手両足を使う操作となり、依然として熟練
を要する。しかも、これらの作業のサイクルタイムは2
0秒〜30秒程度と速く、数時間も続けて運転すると疲
労しがちである。
【0008】本発明の目的は、1本の操作レバーの操作
だけで動力降下とフリーフォールを行なうことのできる
ウインチの制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、油圧モータ1と、この
油圧モータ1の出力軸に接続されて出力軸の回転を減速
する遊星減速機構2と、この遊星減速機構2のリングギ
ア2aおよびキャリア軸2bのいずれか一方と一体のウ
インチドラム3と、遊星減速機構2の入力側を制動する
第1のブレーキ装置4と、リングギア2aおよびキャリ
ア軸2bのうちウインチドラム3とは別体の一方と一体
にされたブレーキドラム5と、このブレーキドラム5を
制動する第2のブレーキ装置6とを備え、第1のブレー
キ装置4が解放、第2のブレーキ装置6が制動の第1の
状態では巻上げが行なわれ、第1のブレーキ装置4が制
動、第2のブレーキ装置6が解放の第2の状態ではフリ
ーフォールが行なわれるウインチの制御装置に適用され
る。そして、上述の問題点は、第2のブレーキ装置6を
制動または解放するブレーキシリンダ22と、巻上げ方
向および巻下げ方向に操作される操作手段13と、この
操作手段13の操作に応じたパイロット圧を発生するパ
イロット圧発生手段13b,13c,15と、操作手段1
3が巻上げ方向に操作されるとウインチドラム3が巻上
げ方向に駆動されるように油圧モータ1に流入する圧油
を制御するウインチ回路(12など)と、操作手段13
が中立位置にあるときは、第1のブレーキ装置4および
第2のブレーキ装置6がともに制動の状態を設定し、操
作手段13の巻上げ方向の操作に連動して発生するパイ
ロット圧により第1のブレーキ装置4が解放し、第2の
ブレーキ装置6が制動の状態を保持する第1の状態を設
定し、操作手段13の巻下げ方向の操作に連動して発生
するパイロット圧によりブレーキシリンダ22を駆動し
て第2のブレーキ装置6が解放し、第1のブレーキ装置
4の制動の状態を保持する第2の状態を設定するブレー
キ回路とを具備することにより解決される。請求項2の
発明に係るウインチの制御装置は、請求項1と同様のウ
インチ制御装置に適用され、次の構成を採用することに
より上述の問題点を解決する。この制御装置は、巻上げ
方向および巻下げ方向に操作される操作手段13と、動
力巻下げモードとフリーフォールモードとを切換えるモ
ード切換え手段31とを備える。そして、モード切換手
段が動力巻下げモードに設定されているとき、操作手段
13が巻上げ方向に操作されるとウインチドラム3が巻
上げ方向に駆動され、巻下げ方向に操作されるとウンチ
ドラム3が巻下げ方向に駆動されるように油圧モータ1
に流入する圧油を制御する油圧回路(12など)と、モ
ード切換え手段31によりフリーフォールモードが設定
されているときには、操作手段13の巻上げ方向の操作
に連動して、第1のブレーキ装置4が解放され、第2の
ブレーキ装置6が制動の第1の状態を設定し、操作手段
13の巻下げ方向の操作に連動して、第1のブレーキ装
置4が制動、第2のブレーキ装置6が解放の第2の状態
を設定するとともに、モード切換え手段31により動力
巻下げモードが設定されているときには、操作手段13
の巻上げ方向の操作および巻下げ方向のそれぞれの操作
に連動して、第1のブレーキ装置4が解放、第2のブレ
ーキ装置6が制動の第1の状態をそれぞれ設定するブレ
ーキ回路とを具備する。
【0010】
【作用】操作手段13を巻上げ方向に操作するだけで吊
り荷などが巻上げられ、操作手段13を巻下げ方向に操
作するだけで吊り荷などをフリーフォールできる。した
がって、巻上げからフリーフォール、フリーフォールか
ら巻上げに操作を変えるたびにクラッチや足踏みブレー
キペダルを操作する必要がなく、操作性が向上する。請
求項2の制御装置では、モード切換手段31により動力
降下モードを選択すれば、操作手段13を巻下げ方向に
操作すると動力降下で吊り荷を降下でき、フリーフォー
ルモードを選択すれば、操作手段13を巻下げ方向に操
作するとフリーフォールで吊り荷を降下できる。したが
って、たとえばクレーン作業では動力降下モードを、ク
ラムシェル作業ではフリーフォールモードを選択すれ
ば、1台の作業機械でそれぞれの作業に適した操作モー
ドで作業することができる。
【0011】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0012】
【実施例】
−第1の実施例− 図1は第1の実施例を示す図である。第1の実施例と従
来装置との相違は、第2のブレーキ装置6をネガブレー
キにし、リモコン弁13の巻下げ方向の操作ではコント
ロールバルブ12を操作せず第2のブレーキ装置6を解
放させるようにしたものである。図4と同様な箇所には
同一符号を付して相違点を主に説明する。図1におい
て、21は第2のブレーキ装置6を常時作動状態に付勢
するネガブレーキ用ばね、22はこのネガブレーキ用ば
ね21のばね力を解除するネガブレーキ解除シリンダで
ある。ネガブレーキ解除シリンダ22はリモコン弁13
の一方のパイロット弁13cと接続され、リモコン弁1
3が巻下げ方向に操作されるとネガブレーキ用ばね21
のばね力に抗して作動し、第2のブレーキ装置6を解
放、すなわちブレーキを解除する。
【0013】一方、コントロールバルブ12Aは、3位
置のバルブから2位置のバルブに変更され、常時はばね
12aにより中立位置Nに切換えられ、パイロット弁1
3bからパイロット圧力が導かれると油圧モータ1を巻
上げ方向に回転させる位置UPに切換えられる。パイロ
ット弁13cはコントロールバルブ12Aとは接続され
ていない。また、シャトル弁14Aも3位置のバルブか
ら2位置のバルブに変更され、リモコン弁13が巻上げ
方向に操作されたときにそのパイロット圧力で切換わっ
てブレーキ解除シリンダ8に圧油を導く。
【0014】このような第1の実施例の動作を説明す
る。リモコン弁13を巻上げ方向に操作すると、パイロ
ット弁13bからのパイロット圧がコントロールバルブ
12Aに導かれ、コントロールバルブ12Aは位置UP
に切換わる。このとき、パイロット弁13bからのパイ
ロット圧力はシャトルバルブ14Aを切換え、油圧源1
5からの圧油をブレーキ解除シリンダ8に導き、第1の
ブレーキ装置4を解放、すなわちブレーキ装置4による
サンギア2cの制動を解除する。コントロールバルブ1
2AがUP位置に切換わると油圧モータ1は正転し、油
圧モータ1の出力軸が回転する。一方このとき、ネガブ
レーキ装置6はブレーキドラム5を制動したままであ
り、キャリア軸2bの回転は禁止され、サンギア2eの
回転反力がキャリア軸2bによりとられる。したがっ
て、油圧モータ1の出力軸の回転によりサンギア2cが
回転し、このサンギア2cの回転により遊星ギア2dが
回転しながらウインチドラム3を巻上げ方向に回転駆動
する。このとき、遊星減速機構2の減速比で減速され
る。
【0015】リモコン弁13を中立位置にするとコント
ロールバルブ12Aは中立位置Nに切換えられ、油圧モ
ータ1への圧油の供給が断たれ、油圧モータ1は回転を
中止する。このとき、第1のブレーキ装置4のブレーキ
解除シリンダ8への圧油供給も断たれるから、第1のブ
レーキ装置4が作動してサンギア2cの回転を制動し、
吊り荷によるウインチドラム3の逆転を阻止して吊り荷
を保持する。
【0016】この状態でリモコン弁13を巻下げ方向に
操作すると、パイロット弁13cから操作レバー13a
の操作角度に比例したパイロット圧力がネガブレーキ解
除シリンダ22に導かれる。このとき、第1のブレーキ
装置4のブレーキ解除シリンダ8へ圧油は導かれないか
ら、油圧モータ1の出力軸、すなわちサンギア2cは第
1のブレーキ装置8により制動された状態を保持する。
ネガブレーキ解除シリンダ22のシリンダ推力がネガブ
レーキ用ばね21のばね力を上回ると第2のブレーキ装
置6のブレーキ力が弱まり、ウインチドラム3は吊り荷
により逆転されてフリーフォールされる。このとき、リ
モコン弁13の操作量を調節してパイロット圧力を制御
すればネガブレーキのブレーキ力を調節でき、ハーフブ
レーキ状態でのフリーフォールを行うこともできる。な
お、ネガブレーキ用ばね21のばね力は、パイロット弁
13cの最大パイロット圧力でネガブレーキを完全に解
放するように定められている。
【0017】このように、第1の実施例によれば、リモ
コン弁13を巻上げ方向に操作するだけで巻上げが行わ
れ、巻下げ方向に操作するだけでフリーフォールが行え
るから、従来のクラッチ付きウインチ装置のように、フ
リーフォールさせたいときにクラッチを切り、巻上げあ
るいは動力降下させるときには再度クラッチを入れる煩
雑な操作が不要となり、さらに、特公平2−41509
号公報で提案したクラッチレスウインチのように、フリ
ーフォールさせたいときは足踏みブレーキペダルを解除
操作し、動力降下させたいときには足踏みブレーキペダ
ルを踏込み操作するといった煩雑な操作も不要となる。
したがって、クラムシェル作業やリフマグ作業のように
サイクルタイムが短い作業を長時間行ってもオペレータ
を疲労させない機械を提供できる。
【0018】−第2の実施例− 図2および図3は第2の実施例を示し、この第2の実施
例は動力降下とフリーフォールを切換えられるようにし
たものである。図1と同様な箇所には同一の符号を付し
て相違点を主に説明する。図2において、31は動力降
下モードとフリーフォールモードを切換える切換弁であ
り、図示の位置Dが動力降下モード時、図3の位置Fが
フリーフォールモード時である。位置Dに切換えられて
いるときには、リモコン弁13の巻下げ用パイロット弁
13cからのパイロット圧がコントロールバルブ12に
導かれ、位置Fに切換えられているときには、そのパイ
ロット圧がネガブレーキ解除シリンダ22に導かれる。
【0019】このような第2の実施例の動作を説明す
る。モード切換弁31が動力降下モード位置Dに切換え
られているとき、リモコン弁13を巻下げ方向に操作す
ると、パイロット弁13cからのパイロット油圧はコン
トロールバルブ12に導かれ、油圧モータ1の巻下げ方
向に圧油が供給されて油圧モータ1は逆転する。これに
より、巻上げ動作と同様に遊星減速機構2で減速されて
ウインチドラム3は逆転して、吊り荷を動力降下させ
る。なお、吊り荷によりウインチドラム3が逆転しよう
とする力は遊星ギア2d,サンギア2cから油圧モータ
1の出力軸に作用し、油圧モータ1を増速しようとする
が、カウンタバランス弁14により一方の入力ポートに
ブレーキ圧力が発生して油圧モータ1の増速は防止さ
れ、吊り荷は動力降下する。
【0020】また、モード切換弁31がフリーフォール
モード位置Fに切換えられているとき、リモコン弁13
を巻下げ方向に操作すると、パイロット弁13cからの
パイロット油圧はネガブレーキ解除シリンダ22に導か
れ、ネガブレーキ用ばね21のばね力は低下する。ネガ
ブレーキ解除シリンダ22の推力がばね力よりも大きく
なるとブレーキドラム6の制動が解除され、ウインチド
ラム3は吊り荷により逆転されてフリーフォールする。
この動作は第1の実施例と同様である。
【0021】モード切換弁31が動力降下モードおよび
フリーフォールモードのいずれに切換えられていても、
リモコン弁13を巻上げ方向に操作したときの動作は第
1の実施例と同様であり、説明を省略する。
【0022】このように第2の実施例では、動力降下モ
ードとフリーフォールモードとを切換えられるようにし
たので、クレーン作業では動力降下モードで作業し、ク
ラムシェル作業やリフマグ作業はフリーフォールで作業
を行うことができ、1台の作業機械で2種類の作業を操
作性よく使用できる。
【0023】以上では、リングギア2aをウインチドラ
ム3と一体にし、キャリア軸2bにブレーキドラム5を
一体に設けるようにしたが、リングギアをブレーキドラ
ムと一体に設け、キャリア軸をウインチドラムと一体に
しても同様なウインチが構成できる。また、遊星減速機
構の構成は実施例に限定されず、さらに、ウインチ用油
圧回路の構成も実施例に限定されない。たとえば、実施
例では開回路で油圧モータを駆動するようにしている
が、閉回路で構成してもよい。この場合、リモコン弁か
らのパイロット圧力により可変容量油圧ポンプの傾転角
を制御する構成となる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、操作手段の巻上げ方向の操作に連動して発生する
パイロット圧により遊星減速機構の第1のブレーキ装置
のみを解放し、巻下方向の操作に連動して発生するパイ
ロット圧により遊星減速機構の第2のブレーキ装置のみ
を解放して、1つの操作部材の操作で巻上げとフリーフ
ォールを行うように構成したので、従来のウインチ操作
に比べて操作性が格段に向上し、サイクルタイムが短い
作業を長時間続けても疲労するおそれがない。また、請
求項2の発明によれば、操作部材を巻下げ方向に操作し
たときに動力降下で吊り荷などを降下させるかフリーフ
ォールで降下させるかを選択できるから、例えばクレー
ン作業時は動力降下モードで作業し、クラムシェルなど
の作業時はフリーフォールモードで作業を行うことがで
き、使い勝手のよい作業機械を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のウインチ構成と油圧回路を示す
【図2】第2の実施例のウインチ構成と油圧回路を示
し、動力降下モードに切換えられている図
【図3】第2の実施例のウインチ構成と油圧回路を示
し、フリーフォールモードに切換えられている図
【図4】特公平2−41509号公報に開示されたウイ
ンチを示す図
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 遊星減速
機構 3 ウインチドラム 4 第1のブ
レーキ装置 5 ブレーキドラム 6 第2のブ
レーキ装置 8 第1のブレーキ装置のブレーキ解除シリンダ 12,12A コントロールバルブ 13 リモ
コン弁 13a 操作レバー 13b,1
3c パイロット弁 21 ネガブレーキ用ばね 22 ネガ
ブレーキ解除シリンダ 31 モード切換弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータと、 この油圧モータの出力軸に接続されて出力軸の回転を減
    速する遊星減速機構と、 この遊星減速機構のリングギアおよびキャリア軸のいず
    れか一方と一体のウインチドラムと、 前記遊星減速機構の入力側を制動する第1のブレーキ装
    置と、 前記リングギアおよびキャリア軸のうち前記ウインチド
    ラムとは別体の一方と一体にされたブレーキドラムと、 このブレーキドラムを制動する第2のブレーキ装置とを
    備え、 前記第1のブレーキ装置が解放、前記第2のブレーキ装
    置が制動の第1の状態では油圧モータによる巻上げが行
    なわれ、前記第1のブレーキ装置が制動、前記第2のブ
    レーキが解放の第2の状態ではフリーフォールが行なわ
    れるウインチの制御装置において、前記第2のブレーキ装置を制動または解放するブレーキ
    シリンダと、 巻上げ方向および巻下げ方向に操作される操作手段と、この操作手段の操作に応じたパイロット圧を発生するパ
    イロット圧発生手段と、 前記 操作手段が巻上げ方向に操作されると前記ウインチ
    ドラムが巻上げ側に駆動されるように油圧モータに流入
    する圧油を制御するウインチ回路と、前記操作手段が中立位置にあるときは、前記第1のブレ
    ーキ装置および第2のブレーキ装置がともに制動の状態
    を設定し、 前記操作手段の前記巻上げ方向の操作に連動
    して発生するパイロット圧により前記第1のブレーキ装
    置が解放し、第2のブレーキ装置が制動の状態を保持す
    前記第1の状態を設定し、前記操作手段の前記巻下げ
    方向の操作に連動して発生するパイロット圧により前記
    ブレーキシリンダを駆動して前記第2のブレーキ装置が
    解放し、第1のブレーキ装置の制動の状態を保持する
    記第2の状態を設定するブレーキ回路とを具備すること
    を特徴とするウインチの制御装置。
  2. 【請求項2】 油圧モータと、 この油圧モータの出力軸に接続されて出力軸の回転を減
    速する遊星減速機構と、 この遊星減速機構のリングギアおよびキャリア軸のいず
    れか一方と一体のウインチドラムと、 前記遊星減速機構の入力側を制動する第1のブレーキ装
    置と、 前記リングギアおよびキャリア軸のいずれか他方と一体
    にされたブレーキドラムと、 このブレーキドラムを制動する第2のブレーキ装置とを
    備え、 前記第1のブレーキ装置が解放、前記第2のブレーキ装
    置が制動の第1の状態では油圧モータによる巻上げ、動
    力巻下げが行なわれ、前記第1のブレーキ装置が制動、
    前記第2のブレーキ装置が解放の第2の状態ではフリー
    フォールが行なわれるウインチの制御装置の制御装置に
    おいて、 巻上げ方向および巻下げ方向に操作される操作手段と、 動力巻下げモードとフリーフォールモードとを切換える
    モード切換え手段と、 このモード切換手段により動力巻下げモードに切換えら
    れているとき、前記操作手段が巻上げ方向に操作される
    と前記ウインチドラムが巻上げ側に駆動され、巻下げ方
    向に操作されると前記ウンチドラムが巻下げ側に駆動さ
    れるように油圧モータに流入する圧油を制御する油圧回
    路と、 前記モード切換え手段によりフリーフォールモードが設
    定されているときには、前記操作手段の前記巻上げ方向
    の操作に連動して、前記第1のブレーキ装置が解放さ
    れ、前記第2のブレーキ装置が制動の第1の状態を設定
    し、前記操作手段の前記巻下げ方向の操作に連動して、
    前記第1のブレーキ装置が制動、前記第2のブレーキ装
    置が解放の前記第2の状態を設定するとともに、前記モ
    ード切換え手段により前記動力巻下げモードが設定され
    ているときには、前記操作手段の巻上げ方向の操作およ
    び巻下げ方向の操作にそれぞれ連動して、前記第1のブ
    レーキ装置が解放、前記第2のブレーキ装置が制動の第
    1の状態をそれぞれ設定するブレーキ回路とを具備する
    ことを特徴とするウインチの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7016212B2 (ja) 2015-09-29 2022-02-04 エミューゲ ヴェルク リチャード グリンペル ゲーエムベーハー ウント カンパニー ケージー ファブリック ファープレーツィシオンスヴェルクツォイゲ 複合型溝兼ねじ形成工具

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JP7016212B2 (ja) 2015-09-29 2022-02-04 エミューゲ ヴェルク リチャード グリンペル ゲーエムベーハー ウント カンパニー ケージー ファブリック ファープレーツィシオンスヴェルクツォイゲ 複合型溝兼ねじ形成工具

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