JP3111221B2 - 車両用スイッチユニットの排水構造 - Google Patents

車両用スイッチユニットの排水構造

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JP3111221B2
JP3111221B2 JP05317756A JP31775693A JP3111221B2 JP 3111221 B2 JP3111221 B2 JP 3111221B2 JP 05317756 A JP05317756 A JP 05317756A JP 31775693 A JP31775693 A JP 31775693A JP 3111221 B2 JP3111221 B2 JP 3111221B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2223/00Casings
    • H01H2223/002Casings sealed
    • H01H2223/004Evacuation of penetrating liquid

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  • Tumbler Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のドアアームレス
トの上面あるいはセンターコンソール部の上面に配設さ
れて、各種電装部品のオン・オフ信号を発生する車両用
スイッチユニットの排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアアームレストの上面やセンターコン
ソール部の上面に配設されるスイッチユニットは、スイ
ッチケースの上面にスイッチノブを配設してあって、こ
のスイッチノブがドアアームレストの上面又はセンター
コンソール部の上面に突出するように組付けられ、スイ
ッチケースの上面部分は全体的にフイニッシャで被覆し
て装飾するようにしている。
【0003】従って、雨天時等に多少の雨滴がかかって
もスイッチケースの下側に装着されるコネクタとの端子
接続部分にまで水が入り込むことはないが、万一飲料水
その他の水をスイッチ配設部分に零した場合に、前記端
子接続部分にまで水が入り込んで短絡するおそれがある
ため、従来、図4に示すような排水構造を持つスイッチ
ユニットが知られている。
【0004】1は図外のスイッチ回路を内蔵した樹脂材
からなるスイッチケースで、上面にノブ嵌合部2を立設
してあり、このノブ嵌合部2にスイッチノブ3を外嵌し
て両側の支軸2aにより前後方向に揺動自在に軸支して
ある。
【0005】4はスイッチケース1の下側で端子接続し
て装着したコネクタで、スイッチケース1の側面に形成
したスナップフイット孔5にフック6を係着して固定し
てある。4aは図外のハーネス側コネクタを接続するソ
ケット部を示す。
【0006】そして、スイッチケース1の側面上部に、
ノブ嵌合部2内に連通する排水口7を形成し、スイッチ
ケース1の上面に水が零れて、この水がノブ嵌合部2と
スイッチノブ3との嵌合部を矢印aで示すように滲透し
てノブ嵌合部2内へ侵入しても、排水口7によりスイッ
チケース1外へ排水できるようにしてある。
【0007】この類似構造は、例えば1991年6月日
産自動車(株)発行新型車解説書Y32型系車の紹介D
−38頁に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように排水口7
より水をスイッチケース1外へ排水できるとしても、排
水口7の下側にはスナップフイット孔5が形成されてい
るため、排水口7から排水された水がスイッチケース1
の側面を流下して、該スナップフイット孔5に流入し、
コネクタ4のフック6との係着部分およびスイッチケー
ス1の側面とコネクタ4の側面との嵌合摺接面間を滲透
して、スイッチケース1とコネクタ4との端子接続部分
に侵入するおそれがある。
【0009】そこで、本発明はスイッチケースとその下
側に装着したコネクタとの端子接続部分への水侵入を確
実に防止することができて、品質感および信頼性を一段
と向上することができる車両用スイッチユニットの排水
構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、上
面にスイッチノブを配設したスイッチケースの上面に水
捕捉溝を形成して、その溝底を傾斜成形すると共に、ス
イッチケースの側面に前記水捕捉溝の最深部に貫通する
排水口を形成し、かつ、該スイッチケースの側面に、ス
イッチケースの下側に接続されるコネクタの係止用のス
ナップフイット孔から外れた位置に、前記排水口から流
出する水を流下ガイドする排水ガイドを形成してある。
【0011】請求項2にあっては、前記排水ガイドをス
イッチケースの側面に凹設したガイド溝として形成して
ある。
【0012】請求項3にあっては、前記排水ガイドをス
イッチケースの側面に突設したガイドリブとして形成し
てある。
【0013】請求項4にあっては、前記コネクタの側面
にスイッチケースの側面に形成した排水ガイドに連なる
コネクタ側排水ガイドを形成してある。
【0014】請求項5にあっては、前記コネクタ側排水
ガイドをコネクタの側面に凹設したガイド溝として形成
してある。
【0015】請求項6にあっては、前記コネクタ側排水
ガイドをコネクタの側面に突設したガイドリブとして形
成してある。
【0016】請求項7にあっては、上面にスイッチノブ
を配設したスイッチケースの側面に、スイッチケースの
上面からスイッチケースの側面に流下する水を捕捉し
て、スイッチケースの下側に接続されるコネクタのスナ
ップフイット孔から外れた位置へ流下ガイドする排水溝
を形成してある。
【0017】請求項8にあっては、前記排水溝を下方に
至るに従って次第に溝幅を狭く形成してある。
【0018】
【作用】請求項1によれば、スイッチケース上に流れ落
ちた水は水捕捉溝へ流入捕捉され、その溝底の傾斜に沿
って溝底の最深部に集合する。
【0019】この溝底の最深部に集合した水は排水口か
らスイッチケース側面に流出し、排水ガイドに沿って流
下して該スイッチケース側面のスナップフイット孔へ流
入することなく排水される。
【0020】請求項2によれば、排水ガイドがスイッチ
ケース側面に凹設したガイド溝として形成されているか
ら、排水口から流出する水はスイッチケース側面に広が
ることなく該ガイド溝に集束されて整然と流下ガイドさ
れる。
【0021】請求項3によれば、排水ガイドがスイッチ
側面に突設したガイドリブとして形成されているから、
排水口から流出した水はガイドリブを乗り越えてスナッ
プフイット孔側へ回り込むことなく、該ガイドリブに沿
って流下ガイドされる。
【0022】また、ガイドリブ構造とすることによっ
て、スイッチケース側面を薄肉にすることなく排水ガイ
ドを構成でき、スイッチケースの剛性を確保することが
できる。
【0023】請求項4によれば、コネクタの側面にもス
イッチケースの排水ガイドに連なるコネクタ側排水ガイ
ドが形成されているため、スイッチケース側面の排水ガ
イドを流下する水は、該排水ガイドの下縁からコネクタ
側排水ガイドに捕捉されてコネクタ下方へ流下ガイドさ
れて排水される。
【0024】請求項5によれば、コネクタ側排水ガイド
がコネクタ側面に凹設したガイド溝として形成されてい
るから、スイッチケース側面の排水ガイドから流下する
水はコネクタ側面に広がることなくコネクタ側面のガイ
ド溝に集束されて整然と流下ガイドされる。
【0025】請求項6によれば、コネクタ側排水ガイド
がコネクタ側面に突設したガイドリブとして形成されて
いるから、スイッチケース側面の排水ガイドから流下す
る水はコネクタ側面のガイドリブを乗り越えて広がるこ
となく該ガイドリブに沿って流下ガイドされる。
【0026】また、ガイドリブ構造によりコネクタ側面
を薄肉にすることなく排水ガイドを構成でき、コネクタ
の剛性を確保することができる。
【0027】請求項7によれば、スイッチケース上面に
流れ落ちて側面へ回り込む水は、該スイッチケース側面
の排水溝に捕捉されて該排水溝に沿って流下し、スイッ
チケース側面のスナップフイット孔へ流入することなく
排水される。
【0028】請求項8によれば、スイッチケース側面の
排水溝が下方に至るに従って次第に溝幅が狭く形成され
ているから、該排水溝により流下ガイドされる水は細い
流れに集束されて、スイッチケースの側面下縁からの滴
下位置が定まり、定位置から滴下排水することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面と共に前記
従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0030】図1において、1は図外のスイッチ回路を
内蔵した樹脂材からなるスイッチケースで、上面にノブ
嵌合部2を立設してあり、このノブ嵌合部2にスイッチ
ノブ3を外嵌して両側の支軸2aにより前後方向に揺動
自在に軸支してある。
【0031】4はスイッチケース1の下側で端子接続し
て装着したコネクタで、スイッチケース1の側面に形成
したスナップフイット孔5にフック6を係着して固定し
てある。
【0032】スイッチケース1の上面のノブ嵌合部2の
後部には水捕捉溝10を形成してある。
【0033】この水捕捉溝10の溝底11は、前方へ向
けて10°〜15°の角度で傾斜成形してある。
【0034】この溝底11は前方へ向けて傾斜成形する
ことと併せて、流入した水が左右方向に流れ易いよう
に、中央部に分水嶺を持つ山形状に形成してもよい。
【0035】一方、スイッチケース1の左右側面には、
前記水捕捉溝10の溝底11の最深部に対応する位置
に、該最深部に貫通する排水口12を形成してある。
【0036】本実施例ではスイッチケース1の上面のノ
ブ嵌合部2の前部にも、溝底11aが前方に向けて傾斜
する水捕捉溝10aを形成してあると共に、スイッチケ
ース1の前側面両側部に、溝底11aの最深部に貫通す
る排水口12aを形成してある。
【0037】前記スイッチケース1の左右側面には、ス
ナップフイット孔5から後方へ外れた位置に、前記排水
口12から流出する水を流下ガイドする排水ガイド13
を、排水口12からスイッチケース1の下縁に亘って形
成してある。
【0038】また、前記スイッチケース1の下側に接続
配置したコネクタ4の左右側面には、前記スイッチケー
ス1の排水ガイド13に連なるコネクタ側排水ガイド1
4を、上縁から下縁に亘って形成してある。
【0039】本実施例では排水ガイド13およびコネク
タ側排水ガイド14は、何れもスイッチケース1、コネ
クタ4の各側面を凹設したガイド溝13A,14Aとし
て形成してある。
【0040】15はスイッチケース1の左右側面の上側
中央部に設けた係止フックで、図外のフイニッシャに係
着され、スイッチノブ3が該フイニッシャの開窓部から
上方へ突出して露出するのみで、スイッチケース1およ
びコネクタ4はフイニッシャの下方に隠蔽される。
【0041】以上の実施例構造によれば、上方よりスイ
ッチノブ3上に飲料水その他の水を零した場合、該スイ
ッチノブ3の表面を伝って、および図外のフイニッシャ
の開窓部を通してスイッチケース1面上に水が流入する
が、この水はスイッチケース1面上の水捕捉溝10,1
0aに流入捕捉され、それらの溝底11,11aの傾斜
に沿って前方の最深部に集合する。
【0042】前部の水捕捉溝10aの溝底11aに集合
した水は、スイッチケース1の全面の排水口12aから
外部へ排水される。
【0043】後部の水捕捉溝10の溝底11の最深部に
集合した水は、排水口12からスイッチケース1の側面
に流出し、ガイド溝13Aにより集束されて、スイッチ
ケース1の側面に広がることなく整然と流下ガイドさ
れ、スナップフイット孔5への水の回り込みをなくして
ガイド溝13Aの下縁よりコネクタ4側のガイド溝14
Aに流入させる。
【0044】このコネクタ4側のガイド溝14Aに流入
した水は、該ガイド溝14Aに沿って下方へ流下ガイド
され、ガイド溝14Aの下縁より滴下排水される。
【0045】従って、スナップフイット孔5への水の流
入およびコネクタ4の上側縁部での水の滞留は全くな
く、スイッチケース1とコネクタ4の端子接続部分への
水侵入を確実に防止して、短絡故障を未然に防止するこ
とができる。
【0046】図2に示す実施例は、スイッチケース1お
よびコネクタ4の排水ガイド13,14を、何れもスイ
ッチケース1の側面、コネクタ4の側面に上下方向に突
設した各2条のガイドリブ13B,14Bとして形成し
てある。
【0047】従って、この実施例によれば排水口12か
らスイッチケース1の側面に流出する水は、一対のガイ
ドリブ13B,13B間に沿って流下して、スナップフ
イット孔5へ回り込みは勿論、スイッチケース1の側面
へ広がることなく整然と流下ガイドされ、コネクタ4側
の一対のガイドリブ14B,14B間に受け継がれて、
コネクタ4の下方に排水ガイドすることができる。
【0048】特に、本実施例のように排水ガイド13,
14をガイドリブ13B,14Bとして形成することに
より、排水ガイド形成のためにスイッチケース1の側面
およびコネクタ4の側面の薄肉化を伴わないので、スイ
ッチケース1およびコネクタ4の剛性を確保することが
できる。
【0049】図3は本発明の第3実施例を示すもので、
スイッチケース1の上面に複数個のスイッチノブ3A〜
3Fを列設配置してある。
【0050】これらスイッチノブ3A〜3Fは、何れも
スイッチケース1の上面に突設したノブ嵌合部2A〜2
Fに外嵌装着してある。
【0051】スイッチノブ3A〜3Eは、何れも前記実
施例の場合と同様に、ノブ嵌合部2A〜2Eの支軸2a
によって軸支して前後方向の揺動タイプとしてあるが、
スイッチノブ3Fはノブ嵌合部2Fに上下摺動自在に嵌
合装着した押動タイプとしてある。
【0052】スイッチケース1の前後面には各一対のブ
ラケット16を突設してあって、このブラケット16を
介して図外のフイニッシャに取付け、スイッチノブ3A
〜3Fのみが外部へ露出して、スイッチケース1および
その下側のコネクタ4が該フイニッシャの下側に隠蔽さ
れる。
【0053】コネクタ4はスイッチケース1の下側に内
嵌して接続配置され、スイッチケース1の側面の前後部
にコネクタ4のフック6を係着するスナップフイット孔
5を形成してある。
【0054】また、コネクタ4はその後部がスイッチケ
ース1の下方に突出するソケット部4aとしてあり、こ
のソケット部4aに図外のハーネス側コネクタを接続す
るようにしてある。
【0055】4bはこのソケット部4aに配設した接続
端子を示している。
【0056】スイッチケース1の上面には、ノブ嵌合部
2A,2Bの後部、ノブ嵌合部2C,2Dの後部、およ
びノブ嵌合部2A,2Bの間に、一連に連絡する水捕捉
溝10を平面I字状に形成し、その溝底11を前方へ向
けて傾斜成形してある。
【0057】スイッチケース1の左右側面には、前記溝
底11の最深部に対応する位置に、該最深部に貫通する
排水口12を形成してある。
【0058】また、このスイッチケース1の左右側面に
は、後部のスナップフイット孔5から前方へ外れた位置
に、排水口12から流出する水を流下ガイドする排水ガ
イド13としての1条のガイドリブ13Bを突設してあ
る。
【0059】更に、スイッチケース1の側面後部のノブ
嵌合部2A,2Bの各付近と、スイッチケース1の側面
前部のノブ嵌合部2D,2Fとの間および2C,2Eと
の間には、それぞれスイッチケース1の上面からスイッ
チケース1の側面へ流下する水を捕捉してスナップフイ
ット孔5,5から外れた位置へ流下ガイドする排水溝1
7,18を形成してある。
【0060】後部の排水溝17は側面逆三角形状に形成
して、後部のスナップフイット孔5から後方へ外れた位
置で下方に至るに従って次第に溝幅を狭めてある。
【0061】前部の排水溝18は前部のスナップフイッ
ト孔5を三角形状に跨いで2股に分岐させ、下方に至る
に従って次第に溝幅が狭まるようにしてある。
【0062】この実施例構造によれば、スイッチケース
1の上面で水捕捉溝10に流入捕捉された水は、前記実
施例の場合と同様に溝底11の傾斜に沿って該溝底11
の最深部へ集合し、排水口12からスイッチケース1の
側面へ流出すると共に、ガイドリブ13Bによって後部
のスナップフイット孔5への回り込みが阻止されてガイ
ドリブ13Bに沿って流下し、スイッチケース1の側面
下縁から滴下排水される。
【0063】また、スイッチノブ3A,3Bの後部側方
からスイッチケース1の後部上面の側縁上に流入し、ス
イッチケース1の側面に回り込む水は、後部の排水溝1
7で捕捉されて該排水溝17に沿って後部のスナップフ
イット孔5から後方へ外れた位置へ流下ガイドされる。
【0064】スイッチノブ3C,3Dと、スイッチノブ
3E,3Fとの間のスイッチケース1上面に流入して、
スイッチケース1の側面に回り込む水は、前部の排水溝
18で捕捉され該排水溝18に沿って流下ガイドされる
と共に、前部のスナップフイット孔5の上方で前後に分
流して該スナップフイット孔5から前後方向に外れた位
置へ流下ガイドされる。
【0065】排水溝17,18は何れも下方に至るに従
って次第に溝幅を狭く形成してあるため、流下ガイドさ
れる水は細い流れに集束されて、スイッチケース1の側
面下縁からの滴下位置が略定まって定位置から滴下排水
され、スイッチケース1の側面およびその周辺部材が広
範囲で濡れるのを回避することができる。
【0066】また、スイッチケース1の上面から、スイ
ッチケース1の側面の前記排水口12と、前部の排水溝
18との間の部分に回り込んで流下する水は、そのまま
スイッチケース1の側面を伝って流下して下縁より滴下
排水され、スナップフイット孔5,5側へ回り込もうと
しても、ガイドリブ13B、排水孔18によって阻まれ
て、これらスナップフイット孔5,5へ流入することは
ない。
【0067】従って、この実施例の場合もスナップフイ
ット孔5,5への水の流入は全くなく、該スナップフイ
ット孔5,5を通してスイッチケース1とコネクタ4の
端子接続部分への水侵入を確実に防止して、短絡故障を
未然に防止することができる。
【0068】
【発明の効果】以上本発明によれば次に列挙する効果を
奏せられる。 (1)スイッチケース面上に流入した水は、水捕捉溝で
捕捉してその最深部に連なるスイッチケース側面の排水
口および排水ガイドでスナップフイット孔から外れた位
置へ排水できるから、該スナップフイット孔への水の流
入に起因するスイッチケースとその下側のコネクタとの
端子接続部分の短絡故障を未然に防止でき、品質感およ
び信頼性を一段と向上することができる。 (2)排水ガイドをスイッチケース側面に凹設したガイ
ド溝とすることにより、水がスイッチケース面に広がる
ことなく整然と集束して流下ガイドでき、スイッチケー
ス側面およびその周辺部材を広範囲に濡らして汚損する
のを回避できる。 (3)排水ガイドをスイッチケース側面に突設したガイ
ドリブとすることにより、スイッチケースの薄肉化を回
避して、スイッチケースの剛性を確保することができ
る。 (4)コネクタ側面にスイッチケースの排水ガイドに連
なるコネクタ側排水ガイドを設けることにより、コネク
タ側面でもスイッチケース側面から流下する水の排水ガ
イドを受け継いで、スイッチケースとコネクタとの連結
部分に水が滞留することがなく、より一層排水効果を高
められる。 (5)コネクタ側排水ガイドをコネクタ側面に凹設した
ガイド溝とすることにより、水がコネクタ側面に広がる
ことなく整然と集束して流下ガイドでき、コネクタ側面
およびその周辺部材を広範囲に濡らして汚損するのを回
避できる。 (6)コネクタ側排水ガイドをコネクタ側面に突設した
ガイドリブとすることにより、コネクタ側面の薄肉化を
回避して、コネクタの剛性を確保することができる。 (7)スイッチケース面上からスイッチケース側面に回
り込む水を、排水溝で捕捉してスナップフイット孔から
外れた位置へ排水ガイドできるから、該スナップフイッ
ト孔への水の流入に起因するスイッチケースとその下側
のコネクタとの端子接続部分の短絡故障を未然に防止す
ることができる。 (8)排水溝を下方に至るに従って次第に溝幅を狭く形
成することにより、流下ガイドされる水を細い流れに集
束してスイッチケース側面下縁からの滴下位置を定める
ことができるから、スイッチケースの側面およびその周
辺部材が広範囲で濡れて汚損するのを回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図。
【図3】本発明の第3実施例を示す斜視図。
【図4】従来の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 スイッチケース 3 スイッチノブ 4 コネクタ 5 スナップフイット孔 10 水捕捉溝 11 溝底 12 排水口 13 排水ガイド 14 コネクタ側排水ガイド 17,18 排水溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−78541(JP,U) 実開 昭62−25441(JP,U) 実開 昭63−179627(JP,U) 実開 平5−6605(JP,U) 実開 平4−116331(JP,U) 実開 昭61−147680(JP,U) 実開 昭57−2519(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 23/06 H01H 9/04 H01H 13/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にスイッチノブを配設したスイッチ
    ケースの上面に水捕捉溝を形成して、その溝底を傾斜成
    形すると共に、スイッチケースの側面に前記水捕捉溝の
    最深部に貫通する排水口を形成し、かつ、該スイッチケ
    ースの側面に、スイッチケースの下側に接続されるコネ
    クタの係止用のスナップフイット孔から外れた位置に、
    前記排水口から流出する水を流下ガイドする排水ガイド
    を形成したことを特徴とする車両用スイッチユニットの
    排水構造。
  2. 【請求項2】 排水ガイドをスイッチケースの側面に凹
    設したガイド溝として形成したことを特徴とする請求項
    1記載の車両用スイッチユニットの排水構造。
  3. 【請求項3】 排水ガイドをスイッチケースの側面に突
    設したガイドリブとして形成したことを特徴とする請求
    項1記載の車両用スイッチユニットの排水構造。
  4. 【請求項4】 コネクタの側面にスイッチケースの側面
    に形成した排水ガイドに連なるコネクタ側排水ガイドを
    形成したことを特徴とする請求項1,請求項2、又は請
    求項3記載の車両用スイッチユニットの排水構造。
  5. 【請求項5】 コネクタ側排水ガイドをコネクタの側面
    に凹設したガイド溝として形成したことを特徴とする請
    求項4記載の車両用スイッチユニットの排水構造。
  6. 【請求項6】 コネクタ側排水ガイドをコネクタの側面
    に突設したガイドリブとして形成したことを特徴とする
    請求項4記載の車両用スイッチユニットの排水構造。
  7. 【請求項7】 上面にスイッチノブを配設したスイッチ
    ケースの側面に、スイッチケースの上面からスイッチケ
    ースの側面に流下する水を捕捉して、スイッチケースの
    下側に接続されるコネクタの係止用のスナップフイット
    孔から外れた位置へ流下ガイドする排水溝を形成したこ
    とを特徴とする車両用スイッチユニットの排水構造。
  8. 【請求項8】 排水溝を下方に至るに従って次第に溝幅
    を狭く形成したことを特徴とする請求項7記載の車両用
    スイッチユニットの排水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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