JP3109167B2 - ペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブ - Google Patents
ペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブInfo
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- JP3109167B2 JP3109167B2 JP03245717A JP24571791A JP3109167B2 JP 3109167 B2 JP3109167 B2 JP 3109167B2 JP 03245717 A JP03245717 A JP 03245717A JP 24571791 A JP24571791 A JP 24571791A JP 3109167 B2 JP3109167 B2 JP 3109167B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電縫鋼管の素材とな
るスリット鋼帯を広幅鋼帯からスリットして得る際等に
使用するペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリ
ーブに関する。
るスリット鋼帯を広幅鋼帯からスリットして得る際等に
使用するペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリ
ーブに関する。
【0002】
【従来の技術】電縫鋼管の素材となるスリット鋼帯を広
幅鋼帯のコイルからスリットして得る際には、図8に示
すように、ペイオフリールのドラム21に圧延したまま
の広幅鋼帯のコイル22を装入し、広幅鋼帯のコイル2
2の先端をピンチロール23ではさみ、ピンチロール2
3を広幅鋼帯のコイル22の先端が前進する方向に回転
させるとともに、ペイオフリールのドラム21は広幅鋼
帯のコイル22が巻き戻される方向に回転させる。そし
て、ピンチロール23の後方に配置されたレベラー24
で広幅鋼帯のコイル22の巻きぐせを矯正した後、スリ
ッター25で広幅鋼帯を複数条の狭幅鋼帯にスリットす
るとともに、スリットされた狭幅鋼帯26はスリッター
25後方に配置された巻取リールのドラム27で巻き取
られる。
幅鋼帯のコイルからスリットして得る際には、図8に示
すように、ペイオフリールのドラム21に圧延したまま
の広幅鋼帯のコイル22を装入し、広幅鋼帯のコイル2
2の先端をピンチロール23ではさみ、ピンチロール2
3を広幅鋼帯のコイル22の先端が前進する方向に回転
させるとともに、ペイオフリールのドラム21は広幅鋼
帯のコイル22が巻き戻される方向に回転させる。そし
て、ピンチロール23の後方に配置されたレベラー24
で広幅鋼帯のコイル22の巻きぐせを矯正した後、スリ
ッター25で広幅鋼帯を複数条の狭幅鋼帯にスリットす
るとともに、スリットされた狭幅鋼帯26はスリッター
25後方に配置された巻取リールのドラム27で巻き取
られる。
【0003】広幅鋼帯のコイル22を巻き戻どすときに
は、ペイオフリールのドラム21が回転して巻き戻どす
ようになっているので、ペイオフリールのドラム21外
周面と広幅鋼帯のコイル22内径面とが接触して両面間
に滑りがないようにしなければ、広幅鋼帯のコイル22
がペイオフリールのドラム21の回りに空回りして、巻
き戻どすことができない。そのため、ペイオフリールの
ドラム21の外径は、拡大、縮小が可能な構造となって
いる。そして、広幅鋼帯のコイル22を装入する時に
は、ペイオフリールのドラム21外径を広幅鋼帯のコイ
ル22内径よりも小さくなるように縮小しておき、広幅
鋼帯のコイル22を装入した後外径を拡大して、ペイオ
フリールのドラム21外周面と広幅鋼帯のコイル22内
径面を接触させ、両面間に滑りが発生しないようにして
いる。
は、ペイオフリールのドラム21が回転して巻き戻どす
ようになっているので、ペイオフリールのドラム21外
周面と広幅鋼帯のコイル22内径面とが接触して両面間
に滑りがないようにしなければ、広幅鋼帯のコイル22
がペイオフリールのドラム21の回りに空回りして、巻
き戻どすことができない。そのため、ペイオフリールの
ドラム21の外径は、拡大、縮小が可能な構造となって
いる。そして、広幅鋼帯のコイル22を装入する時に
は、ペイオフリールのドラム21外径を広幅鋼帯のコイ
ル22内径よりも小さくなるように縮小しておき、広幅
鋼帯のコイル22を装入した後外径を拡大して、ペイオ
フリールのドラム21外周面と広幅鋼帯のコイル22内
径面を接触させ、両面間に滑りが発生しないようにして
いる。
【0004】上述したペイオフリールのドラム21の拡
大径は当然のことながら上限があり、装入する広幅鋼帯
のコイル22内径が大きくなると、単にペイオフリール
のドラム21径を拡大させても、ペイオフリールのドラ
ム21外周面は広幅鋼帯のコイル22内径面に接触でき
なくなる。そして、このようなときには、径を縮小した
ペイオフリールのドラム21に一定の厚さを持ったゴム
スリーブを被せ、この状態のペイオフリールのドラム2
1に広幅鋼帯のコイル22を装入した後、ペイオフリー
ルのドラム21径を拡大させる。こうすると、ゴムスリ
ーブの外径も拡大されるので、ゴムスリーブの外周面が
広幅鋼帯のコイル22内径面に接触する。すなわち、ペ
イオフリールのドラム21と広幅鋼帯のコイル22間の
滑りは、間にゴムスリーブを介在させることにより、発
生しないようにすることができる。
大径は当然のことながら上限があり、装入する広幅鋼帯
のコイル22内径が大きくなると、単にペイオフリール
のドラム21径を拡大させても、ペイオフリールのドラ
ム21外周面は広幅鋼帯のコイル22内径面に接触でき
なくなる。そして、このようなときには、径を縮小した
ペイオフリールのドラム21に一定の厚さを持ったゴム
スリーブを被せ、この状態のペイオフリールのドラム2
1に広幅鋼帯のコイル22を装入した後、ペイオフリー
ルのドラム21径を拡大させる。こうすると、ゴムスリ
ーブの外径も拡大されるので、ゴムスリーブの外周面が
広幅鋼帯のコイル22内径面に接触する。すなわち、ペ
イオフリールのドラム21と広幅鋼帯のコイル22間の
滑りは、間にゴムスリーブを介在させることにより、発
生しないようにすることができる。
【0005】上記したペイオフリールのドラム21拡大
径調整用ゴムスリーブは、内径500mm以上、厚み7
5mm程度である上に、ドラム21の外径が拡大するた
めの十分な弾性がなければならないため、ゴムスリーブ
の軸線を水平にして床面等に置くと、自重により断面を
円筒形を保つことができず楕円形に変形する。そのた
め、従来ゴムスリーブをペイオフリールのドラム21に
装着するときには、図9の斜視図および図9のA−A矢
視図である図10に示すように、ゴムスリーブ31が円
筒形を保つことができるように、ゴムスリーブ31の外
径と同じ凹部32を有するゴムスリーブ変形防止用治具
33にゴムスリーブ31を載せ、これをさらに台車34
に載せてレール35上移動させて、ゴムスリーブ23を
ペイオフリールのドラム21に装着するようにしてい
る。
径調整用ゴムスリーブは、内径500mm以上、厚み7
5mm程度である上に、ドラム21の外径が拡大するた
めの十分な弾性がなければならないため、ゴムスリーブ
の軸線を水平にして床面等に置くと、自重により断面を
円筒形を保つことができず楕円形に変形する。そのた
め、従来ゴムスリーブをペイオフリールのドラム21に
装着するときには、図9の斜視図および図9のA−A矢
視図である図10に示すように、ゴムスリーブ31が円
筒形を保つことができるように、ゴムスリーブ31の外
径と同じ凹部32を有するゴムスリーブ変形防止用治具
33にゴムスリーブ31を載せ、これをさらに台車34
に載せてレール35上移動させて、ゴムスリーブ23を
ペイオフリールのドラム21に装着するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のゴムスリーブを使用すると、ゴムスリーブをペイオフ
リールのドラムに装着するために必ずゴムスリーブ変形
防止用治具を使用する必要があるので、作業能率が低下
するという問題点があった。
のゴムスリーブを使用すると、ゴムスリーブをペイオフ
リールのドラムに装着するために必ずゴムスリーブ変形
防止用治具を使用する必要があるので、作業能率が低下
するという問題点があった。
【0007】この発明は、従来技術の上記のような問題
点を解消し、ゴムスリーブをペイオフリールのドラムに
装着するときに、ゴムスリーブ変形防止用治具を使用す
る必要のないゴムスリーブを提供することを目的として
いる。
点を解消し、ゴムスリーブをペイオフリールのドラムに
装着するときに、ゴムスリーブ変形防止用治具を使用す
る必要のないゴムスリーブを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るペイオフ
リールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブは、ゴムスリ
ーブの外周面にゴムスリーブの胴長に相当する長さと一
定幅を有し、かつ内側円弧がゴムスリーブの外周面に沿
った鋼製弧状片を、隣合う鋼製弧状片間に隙間のないよ
うに複数個配備して、ゴムスリーブを複数の鋼製弧状片
で取り囲むとともに、ゴムスリーブの径を拡大したとき
ゴムスリーブが円周方向に伸びるように、複数の鋼製弧
状片をゴムスリーブに取り付けたものである。
リールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブは、ゴムスリ
ーブの外周面にゴムスリーブの胴長に相当する長さと一
定幅を有し、かつ内側円弧がゴムスリーブの外周面に沿
った鋼製弧状片を、隣合う鋼製弧状片間に隙間のないよ
うに複数個配備して、ゴムスリーブを複数の鋼製弧状片
で取り囲むとともに、ゴムスリーブの径を拡大したとき
ゴムスリーブが円周方向に伸びるように、複数の鋼製弧
状片をゴムスリーブに取り付けたものである。
【0009】
【作用】この発明に係るペイオフリールのドラム拡大径
調整用ゴムスリーブは、ゴムスリーブの軸線を水平にし
て床面等に置いても、複数の鋼製弧状片がゴムスリーブ
の外周面に沿って周方向に競り合うような状態でゴムス
リーブを取り囲んでいるので、ゴムスリーブが自重によ
り変形しようとしても、複数の鋼製弧状片により変形が
阻止される。したがって、ゴムスリーブをペイオフリー
ルのドラムに装着するときに、ゴムスリーブ変形防止用
治具を使用する必要がなく、装着作業が短時間ででき
る。
調整用ゴムスリーブは、ゴムスリーブの軸線を水平にし
て床面等に置いても、複数の鋼製弧状片がゴムスリーブ
の外周面に沿って周方向に競り合うような状態でゴムス
リーブを取り囲んでいるので、ゴムスリーブが自重によ
り変形しようとしても、複数の鋼製弧状片により変形が
阻止される。したがって、ゴムスリーブをペイオフリー
ルのドラムに装着するときに、ゴムスリーブ変形防止用
治具を使用する必要がなく、装着作業が短時間ででき
る。
【0010】また、ゴムスリーブの径を拡大したとき
に、ゴムスリーブが円周方向に伸びるように、複数の鋼
製弧状片をゴムスリーブに取り付けているので、すなわ
ち鋼製弧状片の内側円弧面を全面的にゴムスリーブに固
着させず、一部分のみ固着させているので、拡大したと
きにゴムスリーブが切断されることなく、所要の外径を
得ることができる。
に、ゴムスリーブが円周方向に伸びるように、複数の鋼
製弧状片をゴムスリーブに取り付けているので、すなわ
ち鋼製弧状片の内側円弧面を全面的にゴムスリーブに固
着させず、一部分のみ固着させているので、拡大したと
きにゴムスリーブが切断されることなく、所要の外径を
得ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の1実施例のペイオフリールのドラム
拡大径調整用ゴムスリーブを図1および図2により説明
する。図1は本発明の1実施例のペイオフリールのドラ
ム拡大径調整用ゴムスリーブの拡大前の横断面図、図2
は本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡大径調
整用ゴムスリーブの拡大後の横断面図である。
拡大径調整用ゴムスリーブを図1および図2により説明
する。図1は本発明の1実施例のペイオフリールのドラ
ム拡大径調整用ゴムスリーブの拡大前の横断面図、図2
は本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡大径調
整用ゴムスリーブの拡大後の横断面図である。
【0012】本発明の1実施例のペイオフリールのドラ
ム拡大径調整用ゴムスリーブ1は、ゴムスリーブ2と、
ゴムスリーブ2の外周面にゴムスリーブ2の胴長に相当
する長さを有し、かつ内側円弧面がゴムスリーブ2の外
周面に沿った鋼製弧状片3を、隣合う鋼製弧状片3間に
隙間を設けることなく複数個配備して、ゴムスリーブ2
の外周面を複数の鋼製弧状片3で取り囲むとともに、ゴ
ムスリーブ2の径を拡大しようとしたときに、ゴムスリ
ーブ2が円周方向に伸びるように、複数の鋼製弧状片3
をゴムスリーブ2に取り付けている。このため、ゴムス
リーブ1の軸線を水平にして床面等に置いても、複数の
鋼製弧状片3がゴムスリーブ2の外周面に沿って周方向
に競り合うような状態でゴムスリーブ2を取り囲んでい
るので、ゴムスリーブ2が自重により変形しようとして
も、複数の鋼製弧状片3により変形が阻止される。図3
の斜視図に示すように、このゴムスリーブ1をペイオフ
リールのドラム21に装着するときには、ゴムスリーブ
1を台車24に載せ、台車24をレール25を走行させ
ることにより、容易に装着することができる。
ム拡大径調整用ゴムスリーブ1は、ゴムスリーブ2と、
ゴムスリーブ2の外周面にゴムスリーブ2の胴長に相当
する長さを有し、かつ内側円弧面がゴムスリーブ2の外
周面に沿った鋼製弧状片3を、隣合う鋼製弧状片3間に
隙間を設けることなく複数個配備して、ゴムスリーブ2
の外周面を複数の鋼製弧状片3で取り囲むとともに、ゴ
ムスリーブ2の径を拡大しようとしたときに、ゴムスリ
ーブ2が円周方向に伸びるように、複数の鋼製弧状片3
をゴムスリーブ2に取り付けている。このため、ゴムス
リーブ1の軸線を水平にして床面等に置いても、複数の
鋼製弧状片3がゴムスリーブ2の外周面に沿って周方向
に競り合うような状態でゴムスリーブ2を取り囲んでい
るので、ゴムスリーブ2が自重により変形しようとして
も、複数の鋼製弧状片3により変形が阻止される。図3
の斜視図に示すように、このゴムスリーブ1をペイオフ
リールのドラム21に装着するときには、ゴムスリーブ
1を台車24に載せ、台車24をレール25を走行させ
ることにより、容易に装着することができる。
【0013】図4は、鋼製弧状片3をゴムスリーブ2に
取り付けた状態を示すゴムスリーブ1の縦断面図であ
る。鋼製弧状片3の内側円弧面の幅方向中心部に鋼製弧
状片3の長手方向に沿って断面が逆T字形の接続金物4
を溶接等で固着する一方、ゴムスリーブ2の外周面に
も、逆T字形の接続金物4が装着できるような逆T字形
溝を、ゴムスリーブ2の長手方向に沿って鋼製弧状片3
の数ほど設ける。そして、鋼製弧状片3に固着した逆T
字形の接続金物4の一端をゴムスリーブ2の外周面に設
けた逆T字形溝の一端に差込み、逆T字形の接続金物4
をゴムスリーブ2の逆T字形溝に沿って押し込んでい
く。鋼製弧状片3とゴムスリーブ2の接続構造は、上記
したような接続構造となっているため、ゴムスリーブ2
の径を拡大しようとしたとき、ゴムスリーブ2は周方向
に自由に伸びることができ、鋼製弧状片3を取り付けた
ためにゴムスリーブ2が破断することはない。
取り付けた状態を示すゴムスリーブ1の縦断面図であ
る。鋼製弧状片3の内側円弧面の幅方向中心部に鋼製弧
状片3の長手方向に沿って断面が逆T字形の接続金物4
を溶接等で固着する一方、ゴムスリーブ2の外周面に
も、逆T字形の接続金物4が装着できるような逆T字形
溝を、ゴムスリーブ2の長手方向に沿って鋼製弧状片3
の数ほど設ける。そして、鋼製弧状片3に固着した逆T
字形の接続金物4の一端をゴムスリーブ2の外周面に設
けた逆T字形溝の一端に差込み、逆T字形の接続金物4
をゴムスリーブ2の逆T字形溝に沿って押し込んでい
く。鋼製弧状片3とゴムスリーブ2の接続構造は、上記
したような接続構造となっているため、ゴムスリーブ2
の径を拡大しようとしたとき、ゴムスリーブ2は周方向
に自由に伸びることができ、鋼製弧状片3を取り付けた
ためにゴムスリーブ2が破断することはない。
【0014】図5は、図6で示す上記したスリーブ1ま
たは従来のスリーブ31(スリーブの内外径は)の軸線
を水平にして平面上に置いたときの円筒形からの変形量
(ΔH)を示すグラフである。このスリーブは、縮小時
530mm、拡大時610mmの径のペイオフリールの
ドラム21に装着するものであり、ゴムスリーブ2の内
径は550mm、胴長は1500mm、厚さは682m
mであり、外周面に厚さ9mmの鋼製弧状片3を8個設
けているので、鋼製弧状片3を含めたゴムスリーブ1の
外径は700mmとなっている。そして、ペイオフリー
ルのドラム21を610mmに拡大したときには、外径
が780mmになるものである。従来のスリーブ(鋼製
弧状片を使用せずゴムスリーブの外径が700mmのも
の)が変形量25mmであるのに対して、本発明のスリ
ーブでは0に近く、本発明のスリーブが変形しにくくな
っていることが分かる。
たは従来のスリーブ31(スリーブの内外径は)の軸線
を水平にして平面上に置いたときの円筒形からの変形量
(ΔH)を示すグラフである。このスリーブは、縮小時
530mm、拡大時610mmの径のペイオフリールの
ドラム21に装着するものであり、ゴムスリーブ2の内
径は550mm、胴長は1500mm、厚さは682m
mであり、外周面に厚さ9mmの鋼製弧状片3を8個設
けているので、鋼製弧状片3を含めたゴムスリーブ1の
外径は700mmとなっている。そして、ペイオフリー
ルのドラム21を610mmに拡大したときには、外径
が780mmになるものである。従来のスリーブ(鋼製
弧状片を使用せずゴムスリーブの外径が700mmのも
の)が変形量25mmであるのに対して、本発明のスリ
ーブでは0に近く、本発明のスリーブが変形しにくくな
っていることが分かる。
【0015】このような本発明のペイオフリールのドラ
ム拡大径調整用ゴムスリーブを装着したドラムに内径7
62mm、外径1800mm、重量30トンの鋼帯のコ
イルを装入して、コイルを巻き戻したところなんら問題
なく巻き戻しができた。
ム拡大径調整用ゴムスリーブを装着したドラムに内径7
62mm、外径1800mm、重量30トンの鋼帯のコ
イルを装入して、コイルを巻き戻したところなんら問題
なく巻き戻しができた。
【0016】なお、図7の横断面図に示すように、ゴム
スリーブ2の両端部にテーパー部2aを設けるととも
に、鋼製弧状片3の長手方向両端部にもテーパー部3a
を設けることにより、鋼帯のコイルによるゴムスリーブ
2の破損を防止することができる。
スリーブ2の両端部にテーパー部2aを設けるととも
に、鋼製弧状片3の長手方向両端部にもテーパー部3a
を設けることにより、鋼帯のコイルによるゴムスリーブ
2の破損を防止することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明により、ペイオフリールの拡大
径調整用ゴムスリーブのペイオフリールのドラムへの装
着が容易にできるとともに、ゴムスリーブが鋼帯のコイ
ルにより損傷されることもない。
径調整用ゴムスリーブのペイオフリールのドラムへの装
着が容易にできるとともに、ゴムスリーブが鋼帯のコイ
ルにより損傷されることもない。
【図1】本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡
大径調整用ゴムスリーブの横断面図である。
大径調整用ゴムスリーブの横断面図である。
【図2】本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡
大径調整用ゴムスリーブの拡大状態の横断面図である。
大径調整用ゴムスリーブの拡大状態の横断面図である。
【図3】本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡
大径調整用ゴムスリーブを、ペイオフリールのドラムに
装着する方法を示す斜視図である。
大径調整用ゴムスリーブを、ペイオフリールのドラムに
装着する方法を示す斜視図である。
【図4】鋼製弧状片をゴムスリーブ取り付けた状態を示
すゴムスリーブの縦断面図である。
すゴムスリーブの縦断面図である。
【図5】ゴムスリーブの変形量を示すグラフである。
【図6】ゴムスリーブの変形量の説明図である。
【図7】本発明の他の実施例のペイオフリールのドラム
拡大径調整用ゴムスリーブの横断面図である。
拡大径調整用ゴムスリーブの横断面図である。
【図8】広幅鋼帯を複数条の狭幅鋼帯にスリットする方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図9】従来のペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴ
ムスリーブを、ペイオフリールのドラムに装着する方法
を示す斜視図である。
ムスリーブを、ペイオフリールのドラムに装着する方法
を示す斜視図である。
【図10】図9のA−A矢視図である。
1 本発明の1実施例のペイオフリールのドラム拡大径
調整用ゴムスリーブ 2 ゴムスリーブ 3 鋼製弧状片 4 逆T字形接続金物
調整用ゴムスリーブ 2 ゴムスリーブ 3 鋼製弧状片 4 逆T字形接続金物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 道昭 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 審査官 千葉 成就 (56)参考文献 実開 昭57−62763(JP,U) 実開 昭51−159737(JP,U) 実開 昭60−151615(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 75/10 B65H 75/24
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムスリーブの外周面にゴムスリーブの
胴長に相当する長さと一定幅を有し、かつ内側円弧がゴ
ムスリーブの外周面に沿った鋼製弧状片を、隣合う鋼製
弧状片間に隙間のないように複数個配備して、ゴムスリ
ーブを複数の鋼製弧状片で取り囲むとともに、ゴムスリ
ーブの径を拡大したときゴムスリーブが円周方向に伸び
るように、複数の鋼製弧状片をゴムスリーブに取り付け
たことを特徴とするペイオフリールのドラム拡大径調整
用ゴムスリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03245717A JP3109167B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03245717A JP3109167B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585670A JPH0585670A (ja) | 1993-04-06 |
JP3109167B2 true JP3109167B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17137755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03245717A Expired - Fee Related JP3109167B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ペイオフリールのドラム拡大径調整用ゴムスリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109167B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020018987A (ko) * | 2001-10-05 | 2002-03-09 | 이재근 | 빼낼 수 있는 신축관 |
US7204451B2 (en) * | 2004-02-25 | 2007-04-17 | Sonoco Development, Inc. | Winding core and associated method |
CN112275837A (zh) * | 2020-09-02 | 2021-01-29 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种可卷取厚规格冷轧钢板的增径板装置 |
CN117125320B (zh) * | 2023-08-24 | 2025-06-27 | 四川天邑康和通信股份有限公司 | 一种网络跳线抗绕型缠绕装置及方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP03245717A patent/JP3109167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585670A (ja) | 1993-04-06 |
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