JP3108778B2 - 家具の転倒防止装置 - Google Patents

家具の転倒防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震等の強い振動
に対する安全対策として有効となる家具の転倒防止装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、箪笥等の家具は、幅寸法よりも奥
行寸法が短寸なものであるため、左右方向よりも前後方
向に転倒しやすく、特に箪笥等の背が高いものは家具の
背面を壁面に沿わせて設置することが多いため、前方下
部を支点として前方に回動して転倒しやすいという不具
合がある。
【0003】そのため、従来より、箪笥等の家具の地震
時の転倒を防止するために、家具を家屋の壁面にネジで
固定する手法や、家具と床面との間に家具の揺動を許容
する免震装置を取り付ける手法などが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の事務
所や家屋は、壁面が石膏ボードなどで構成されている例
が少なくない。このため、これらの壁面に家具をネジで
固定しても、抜出する可能性があり、地震動時の適正な
転倒防止対策とはなり難い。また、従来の家具の揺動を
許容する免震装置の構造では、横揺れ動作の振幅が大き
い場合に家具の衝撃的な横揺れを減衰させ、家具を元の
位置に自然復帰させることが非常に困難であるという不
具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、家具を通常の態様で床面に設置した
場合に、家具に作用する前方へ回動しようとする作用力
を、家具の揺れ方向前側を支持している支持部材の移動
により家具の水平直線運動力に変換して家具の前倒しを
有効に防止するとともに、揺れ方向後側の支持部材の移
動を抑制することにより衝撃的な震動エネルギーの一部
を効果的に緩和するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る家具の転
倒防止装置は、家具の前後2箇所を床面に直接又は間接
的に接地して支持させてなる支持部材と、家具の前後方
向の横揺れ動作に対して揺れ方向前側の支持部材の移動
を許し揺れ方向後側の支持部材の移動を制限するブレー
キ機構とを具備してなるものを前提とする。
【0007】このような構成において、地震などにより
横揺れが発生すると、家具の前方下部を支点として転倒
しようとする作用力は、揺れ方向前側の支持部材の水平
直線運動力に変換される。一方、揺れ方向後側の支持部
材は移動を制限されて床面との間で摩擦抵抗を生じ、震
動エネルギーの一部を床面等との間の摩擦による熱エネ
ルギーとして放出する。したがって、家具の前倒しを有
効に防止するとともに、家具の横揺れに係る衝撃的な震
動エネルギーを効果的に緩和することが可能となる。ま
た、横揺れに伴う往復動作の振幅を最低限に抑えて家具
を広範囲に揺動させず、地震等の横揺れが収束するのに
伴って家具の揺動を速やかに減衰させることができる。
【0008】なお、支持部材を、一定以上の運動エネル
ギーを付与されて初めて移動するように設定しておけ
ば、通常使用される状態で家具が揺動することはない。
以上の前提において、簡単な構成で的確な作動を営まし
めるためには、支持部材がキャスタであり、ブレーキ機
構がキャスタに直接制動をかけるように構成されている
ものが好ましい。このようなブレーキ機構の好適な形態
としては、家具とキャスタの間に形成されるクサビ状の
隙間に向かって弾性付勢されているブレーキシューを挙
げることができる。
【0009】また、前記の前提において、横揺れが一定
のレベルを越えても転倒防止の実効を計るには、床面と
家具の間に非拘束状態で配置されたベースと、前記ベー
スと床面との間に配設されベースの床面に対する相対的
な移動力を抑制する摩擦体とを具備し、前記ベース上に
支持部材を支持させるような構成にすることが望まし
い。家具の前後方向の横揺れ動作の振幅を制限するに
は、ベース上に支持部材が横揺れで移動する位置にスト
ッパーを設けておくことが望ましい。
【0010】家具の前後方向の横揺れ動作を蛇行を防止
し直線的に行わせるには、ベース及び家具に走行案内機
構を設けるように構成することが望ましい。また、前記
の前提において、横揺れが収束したときに家具を本来の
位置付近に自動復帰させるには、家具の定位置からの移
動に伴って反発力を蓄勢する弾性体を具備することが望
ましい。
【0011】このような弾性体の具体的な実施の形態と
しては、弾性体がベースから上向きに設けた板バネであ
って、家具から垂下させた垂下体を板バネに当接するよ
うに構成しているものを挙げることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を参照
して説明する。図1に示すように、この実施例に係る家
具の転倒防止装置1が適用される家具2は、箪笥等のよ
うに一定箇所に常設されて長期間の利用に供されるもの
で、通常の家具と同様に幅寸法より奥行寸法が短寸なも
のであり、左右方向よりも図中矢印Aで示す前後方向A
に転倒しやすいものである。
【0013】転倒防止装置1は、図1に示すように、家
具2の下端を構成する転倒防止装置本体3と、転倒防止
装置本体3と床面Fとの間に非拘束状態で配置されるベ
ース部4とから構成されるものである。転倒防止装置本
体3は、図1及び図2に示すように、下方が開口し内側
空間が開放空間とされている扁平筐状のケース5と、前
記ケース5の内側空間の前後2箇所を支持してなる支持
部材たるキャスタ6、7と、垂下体23と、走行案内機
構を構成してなるガイドローラ8とを具備してなるもの
である。
【0014】ケース5は、図1及び図2に示すように、
その平面形状を家具2の平面形状に略対応させているも
ので、頂板9と前後左右の側板10からなるものであ
り、前記頂板9の上面を家具2の底面に取着し、前記頂
板9の下面の左右に長手寸法がケース5の奥行寸法に略
等しい略コ字型のチャンネル材11を剛接している。キ
ャスタ6、7は、図2及び図3に示すように、車輪取付
部材12と車輪13とを具備してなるもので、家具2が
左右方向よりも前後方向Aに転倒しやすいことに鑑み、
前記車輪13の転動方向を前後方向Aに一致させ、車輪
取付部材12を前記チャンネル材11の前後2箇所にネ
ジ等で固着することにより取り付けられている。車輪取
付部材12は、面板部12aの両側から対面して垂下す
る左右側壁12bと前後に垂下する前後壁12d、12
eとからなるもので、車輪13は、左右側壁12b間に
架設した軸30により回転可能に軸着されている。ま
た、前後壁12d、12e間に軸15を架設し、前壁1
2dに当接させた状態でバネ16を軸15に設け、面板
部12aと車輪13の間に形成されるクサビ状の隙間S
に向かってブレーキ機構たるブレーキシュー14をバネ
16により弾性付勢した状態で軸15に取り付けてい
る。
【0015】ブレーキシュー14は、図3に示すよう
に、面板部12aに対面させた上面14aとキャスタ
6、7の車輪13に対面させた湾曲面14bから形成さ
れるクサビ部14cを有するもので、車輪13がブレー
キシュー14の上面14aと湾曲面14bとの距離が広
がる方向に向けて回転する際にはクサビ部14cがクサ
ビ状の隙間Sから浮き上がって車輪13が回転すること
を許容する。しかし、その逆方向に車輪13が回転しよ
うとする場合には、クサビ部14cがクサビ状の隙間S
にくいこみ、車輪13の回転を制限する。
【0016】垂下体23は、図2及び図3に示すよう
に、傾斜面23aの両側に対向する起立長壁23bと起
立短壁23とを有する部材であり、ケース5の頂板9の
下面の左右に、2つの垂下体23を前後に起立長壁23
bを対面させた状態で垂下させて取着されている。ガイ
ドローラ8は、図2及び図4に示すように、チャンネル
材11の中央部に面板部8aを固設され、その面板部8
aの中央部を延出させ先端の逆コ字型部8bの下面に中
央ローラ24を取り付け、面板部8bから左右両端に屈
曲させた略L字型部8c、8dの下面に左右ローラ2
5、26を取り付けて、前記中央ローラ24と左右ロー
ラ25、26間にベース部4に設けられたガイドレール
21を挾持させる隙間を形成した状態で対面させてい
る。
【0017】ベース部4は、図1及び図2に示すよう
に、ベ−ス本体17と、摩擦体18と、板バネ19と、
ストッパー20と、ガイドレール21とを具備してなる
ものであり、ベース本体17は、建築床や畳の上等の床
面F上に載置される剛性のある平板であり、家具2の平
面形状に対しその奥行寸法を若干広めに設定している。
摩擦体18は、前記ベース本体17と床面Fとの間に配
設され、キャスタ6、7の配設位置に対応して左右に配
設される板状のもので、摩擦係数が比較的小さい樹脂素
材等で作られており、ベース本体17の床面Fに対する
相対的な移動を許容しつつ、その移動力を抑制する作用
を営むようになっている。
【0018】板バネ19は、ベース本体17の上面中央
部にベース本体17の長手方向に沿って配設され、その
中央部を略コ字型の取り付け部材22を介して固設され
ている。そして、その両端19aを家具2が横揺れで前
後方向に移動した際にケース5から垂下させてなる垂下
体23に当接させ弾性変形するように自由端としてい
る。
【0019】ストッパー20は、図2に示すように、ベ
ース本体17の上面の左右に、キャスタ6、7の配設位
置に対応して前後2箇所に固設されたもので、キャスタ
6、7の車輪13に対峙する部位を湾曲面20aとして
いる。ガイドレール21は、水平壁21aと起立壁21
bからなる略L字型の部材で、その水平壁21aをベー
ス本体上面17aに固設し、起立壁21bをガイドロー
ラ8の中央ローラ24と左右ローラ25、26間に挾持
させた状態で案内させるものである。
【0020】このような構成において、家具2に、図5
に示す矢印B方向の横揺れが発生すると、家具2には揺
れ方向の前方下部を支点として前方へ転倒しようとする
作用力が働くが、揺れ方向前側のキャスタ6は回転を許
されているため、家具2が転倒しようとする作用力は揺
れ方向前側のキャスタ6の運動回転力に変換される。一
方、揺れ方向後側のキャスタ7は、車輪13と車輪取付
部材12の間に形成されたクサビ状の隙間Sにブレーキ
シュー14のクサビ部14cがくいこむため車輪13の
回転を制限される。そのため、揺れ方向後側のキャスタ
7とベース本体17との間に摩擦力が働き、震動エネル
ギーの一部が熱エネルギーとして放出される。そして、
この揺れ方向後側のキャスタ7とベース本体17の間の
摩擦抵抗により横揺れに伴う往復動作の振幅が広範囲に
及ばず、地震等の横揺れが収束するのに伴って、家具2
の揺動は速やかに減衰し静止の方向に向かう。また、揺
れ戻しがおこり図面矢印Bと逆向きの横揺れが発生した
場合は、揺れ方向前側のキャスタ7は回転し、揺れ方向
後側のキャスタ6はその回転をブレーキシュー14によ
り制限されて上記作動と同様の作動が起こる。
【0021】横揺れ動作の振幅が大きい場合には、家具
2から垂下させた垂下体23の起立長壁23bがベース
本体17の板バネ19に当接し、板バネ19は、図6及
び図7に示すように、弾性変形して家具2の横揺れにか
かる運動エネルギーを吸収すると共に揺れ方向後側のキ
ャスタ7の車輪13がストッパー20の湾曲面20aに
当接してキャスタ7が広範囲に移動することを制限す
る。また、板バネ19は、垂下体23が当接し弾性変形
することにより反発力を蓄勢して、横揺れが収束したと
きに家具2を図7に破線で示す本来の位置付近に自動復
帰させる。
【0022】さらに、横揺れが一定のレベルを越えた場
合には、ベース本体17と床面Fとの間に介在させた摩
擦体18が、ベース本体17の水平移動を抑制すると同
時に、摩擦体18において運動エネルギーの一部が熱エ
ネルギーに変換され、家具2の横揺れに係る衝撃的なエ
ネルギーを取り除くことができる。このような構成のも
のならば、地震動時に家具2の転倒を最優先に防止する
とともに家具2の横揺れに係る衝撃的なエネルギーを効
果的に緩和し、家具2を破損から有効に保護し、同時に
家具2周辺の安全性を飛躍的に高めることが可能とな
る。
【0023】ブレーキシュー14により、キャスタ6、
7の回転を制限するように構成しているので、簡単な構
成で的確な作動を営ましめることができる。また、横揺
れが一定のレベルを越えても、ベース本体17と床面F
との間に摩擦体18を介在させているので、ベース本体
17の水平移動が抑制されると同時に、摩擦体18にお
いて運動エネルギーの一部が熱エネルギーに変換される
こととなり、家具2の横揺れに係る衝撃的なエネルギー
を取り除く機能を一定以上の横揺れに対しても発揮し、
転倒防止の実効を計ることが可能となる。
【0024】ベース本体17上のキャスタ6、7と対応
する位置にストッパー20を設けているので、家具2の
前後方向の横揺れ動作の振幅を制限することができる。
ベース本体17及び転倒防止装置本体3にガイドローラ
8とガイドレール21からなる走行案内機構を設けてい
るので、家具2の前後方向の横揺れ動作の蛇行を防止し
直線的に行わせることが可能となる。
【0025】また、家具2の定位置からの移動に伴って
反発力を蓄勢する板バネ19をベース本体17から上向
きに配設し、ケース5から垂下させた垂下体23を前記
板バネ19に当接するように構成しているので、家具2
の過大な移動力を一時的に吸収するとともに、横揺れが
収束したときに家具2を本来の位置付近に自動復帰させ
ることが可能となる。
【0026】なお、本実施例では、ブレーキ機構をブレ
ーキシュー14としているが、ブレーキ機構をキャスタ
6、7に直接制動をかけるものでなくキャスタ6、7の
取り付け付近に別途に設けてなるものにしてもよい。ま
た、本実施例では、摩擦体18はベース本体17の下面
に固設してあるが、床面Fに固設しても構わない。ま
た、本実施例ではキャスタ6、7を、建築床や畳の上等
に載置される剛性のある平板であるベース本体17上に
接地させているが、キャスタ6、7を直接、建築床の床
面Fに接地させるようにしても本実施例と同様の効果が
得られる。
【0027】その他、各部の具体的な構成は、上述した
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。本発明に
係る家具の転倒防止装置は、家具の前後2箇所を床面に
支持させてなる支持部材と、家具の前後方向の横揺れ動
作に対して揺れ方向前側の支持部材の移動を許し揺れ方
向後側の支持部材の移動を制限するブレーキ機構とを具
備してなるものである。
【0029】このような構成のものならば、地震動時に
家具の転倒を最優先に防止するとともに家具の横揺れに
係る衝撃的なエネルギーを効果的に緩和し、家具を破損
から有効に保護し、同時に家具周辺の安全性を飛躍的に
高めることができるという優れた効果を奏する。支持部
材がキャスタであり、ブレーキ機構がキャスタに直接制
動をかけるように構成するならば、簡単な構成で的確な
作動を営ましめることが可能となる。
【0030】ブレーキ機構を、家具とキャスタの間に形
成されるクサビ状の隙間に向かって弾性付勢されている
ブレーキシューから構成した場合には、簡単な構成で的
確な作動を営ましめることができる。また、床面と家具
の間に非拘束状態で配置されたベースと、前記ベースと
床面との間に配設されベースの床面に対する相対的な移
動力を抑制する摩擦体とを具備し、前記ベース上に支持
部材を支持させるような構成にするならば、横揺れが一
定のレベルを越えても転倒防止の実効を計ることが可能
となる。
【0031】ベース上に支持部材が横揺れで移動する位
置にストッパーを設けておくならば、家具の前後方向の
横揺れ動作の振幅を制限することができる。ベース及び
家具に走行案内機構を設けるように構成するならば、家
具の前後方向の横揺れ動作を蛇行を防止し直線的に行わ
せることが可能となる。また、家具の定位置からの移動
に伴って反発力を蓄勢する弾性体を備えて構成した場合
には、家具の過大な移動力を一時的に吸収する作用とと
もに、横揺れが収束したときに家具を本来の位置付近に
自動復帰させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同要部を示す斜視図。
【図3】同要部を示す側面図。
【図4】同作用説明図。
【図5】同作用説明図。
【図6】同作用説明図。
【図7】同作用説明図。
【符号の説明】
1…家具の転倒防止装置 2…家具 6、7…支持部材(キャスタ) 8…走行案内機構(ガイドローラ) 14…ブレーキ機構(ブレーキシュー) 17…ベース(ベース本体) 18…摩擦体 19…弾性体(板バネ) 20…ストッパー 21…走行案内機構(ガイドレール) 23…垂下体

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具の前後2箇所を床面に支持させてなる
    支持部材と、家具の前後方向の横揺れ動作に対して揺れ
    方向前側の支持部材の移動を許し揺れ方向後側の支持部
    材の移動を摩擦により制限するブレーキ機構とを具備し
    てなるものであって、支持部材がキャスタであり、ブレ
    ーキ機構が前記キャスタに直接制動をかけるものである
    ことを特徴とする家具の転倒防止装置。
  2. 【請求項2】ブレーキ機構が、家具とキャスタの間に形
    成されるクサビ状の隙間に向かって弾性付勢されている
    ブレーキシューであることを特徴とする請求項1記載の
    家具の転倒防止装置。
  3. 【請求項3】家具の前後2箇所を床面に支持させてなる
    支持部材と、家具の前後方向の横揺れ動作に対して揺れ
    方向前側の支持部材の移動を許し揺れ方向後側の支持部
    材の移動を摩擦により制限するブレーキ機構とを具備し
    てなるものであって、床面と家具の間に非拘束状態で配
    置されたベースと、前記ベースと床面との間に配設され
    ベースの床面に対する相対的な移動力を抑制する摩擦体
    とを具備してなり、前記ベース上に支持部材を支持させ
    てなることを特徴とする家具の転倒防止装置。
  4. 【請求項4】家具の前後方向の横揺れ動作の振幅を制限
    するストッパーをベース上に設けてなることを特徴とす
    る請求項3記載の家具の転倒防止装置。
  5. 【請求項5】ベース及び家具に走行案内機構を設け、家
    具の前後方向の横揺れ動作を直線的に行わせるように構
    成してなることを特徴とする請求項3記載の家具の転倒
    防止装置。
  6. 【請求項6】家具の前後2箇所を床面に支持させてなる
    支持部材と、家具の前後方向の横揺れ動作に対して揺れ
    方向前側の支持部材の移動を許し揺れ方向後側の支持部
    材の移動を摩擦により制限するブレーキ機構とを具備し
    てなるものであって、家具の定位置からの移動に伴って
    反発力を蓄勢する弾性体を設けていることを特徴とする
    家具の転倒防止装置。
  7. 【請求項7】弾性体が、ベースから上向きに配設してな
    る板バネであって、家具から垂下させた垂下体を前記板
    バネに当接させるように構成してなることを特徴とする
    請求項6記載の家具の転倒防止装置。
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