JP2600450Y2 - 製図機械に於けるキャリッジの緩衝装置 - Google Patents

製図機械に於けるキャリッジの緩衝装置

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JP2600450Y2
JP2600450Y2 JP1993044962U JP4496293U JP2600450Y2 JP 2600450 Y2 JP2600450 Y2 JP 2600450Y2 JP 1993044962 U JP1993044962 U JP 1993044962U JP 4496293 U JP4496293 U JP 4496293U JP 2600450 Y2 JP2600450 Y2 JP 2600450Y2
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carriage
rail
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裕明 羽鳥
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は製図機械に関するもの
であり、特に、レール形自在定規や平行定規等のキャリ
ッジの緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、レール形自在定規は、図板の上
縁部に固定されるXレールにXキャリッジが係合され、
XキャリッジにてYレールが支持されている。Yレール
にはYキャリッジが係合され、Yキャリッジに装着した
製図ヘッドにスケールが取付けられる。製図ヘッドはX
キャリッジ並びにYキャリッジの可動範囲内において図
板上をX−Y方向へ自在に移動させることができる。そ
して、Yレールや製図ヘッドを支持するXキャリッジに
は、走行方向の前後両端部位にゴム片等の緩衝材を設
け、XキャリッジがXレールの両端に装着した端面カバ
ー等のキャリッジストッパー部材に衝突する際の衝撃を
吸収させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のキャリッジはゴ
ム片等の緩衝材を装着して、キャリッジがキャリッジス
トッパーへ衝突する際の衝撃を吸収させているが、Yレ
ール等の重量物を搭載したキャリッジの慣性が大である
ため、衝撃吸収性能が不足し、且つ、反撥力も強く操作
感覚が良好ではない。また、衝撃はキャリッジ及びキャ
リッジに連結された各部材の精度に悪影響を及ぼし、耐
久性低下の原因にもなる。
【0004】そこで、キャリッジとキャリッジストッパ
ーとの衝突時の衝撃を軽減し、操作感覚を改善するとと
もに、耐久性低下の虞れを解消するために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本考案は上記課題を解
決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記課題を
解決するために提案するものであり、図板の縁部に固定
したレールにキャリッジの転動輪を係合し、前記レール
の両端部位に端面カバー等のキャリッジストッパーを設
けたレール式製図機械に於て、前記キャリッジに板バネ
の基端部を固定し、該板バネの先端部を前記転動輪の前
記キャリッジストッパーへ対向する側へ配設し、前記先
端部にゴム等の緩衝材を装着し、該緩衝材を前記転動輪
の外周面に対峙させた製図機械に於けるキャリッジの緩
衝装置を提供するものである。
【0006】
【作用】キャリッジに取付けられた板バネの先端部は、
転動輪のキャリッジストッパーへ対向する側に配置され
て転動輪の外周面に対峙している。キャリッジをレール
の端部へ向けて走行させると、転動輪がキャリッジスト
ッパーに衝突する以前に板バネの先端部がキャリッジス
トッパーに当接し、キャリッジは板バネの弾性によって
減速される。板バネの先端部にはゴム等の緩衝材が装着
されており、キャリッジがキャリッジストッパー側へ更
に走行することにより、前記緩衝材がキャリッジストッ
パーと転動輪とによって挟圧される。転動輪は緩衝材と
の摩擦によって回転を制動され、キャリッジが停止され
るとともに緩衝材によって衝突時の衝撃が緩和される。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図に従って詳述
する。図1はレール式自在定規1を示し、図板2の上縁
部にXレール3が固定され、Xレール3にXキャリッジ
4の転動輪5,5,6,6を係合してXキャリッジ4を
吊下している。Xレール3の左右両端部には端面カバー
7,7が固着され、Xキャリッジ4のストッパーとして
いる。Xキャリッジ4にはYレール8のブラケット8a
が係着され、Yレール8に係合するYキャリッジ9のヒ
ンジ部9aに製図ヘッド10が取付けられている。
【0008】図2は、Xキャリッジ4を示し、ダイキャ
スト製フレーム11の上面には長手方向へ離隔する二対
の水平転動輪5,5,6,6が平行に配設され、Xキャ
リッジ4の進行方向に沿って片側に2個とその反対側に
1個の垂直転動輪12,12,13が設けられている。
Xレール3に吊下されるXキャリッジ4は、3個の垂直
転動輪12,12,13によって荷重を支持し、水平転
動輪5,5,6,6により進行方向に対する左右のヨー
イングを規制して、直進精度を確保している。また、進
行方向に対して前後に配置された一対の水平転動輪6,
6の支持台14,14には夫々本考案の緩衝装置である
板バネ15,15の基端部を固着し、先端部は折曲され
て夫々水平転動輪6,6の外周面近傍、且つXレール3
の端面カバー7,7に対向する位置に延長されている。
【0009】板バネ15,15の先端部の水平転動輪
6,6に対峙する面にはゴム片16,16が固着され、
板バネ15,15の先端部を水平転動輪6,6の方向へ
押圧したときにゴム片16,16が水平転動輪6,6の
外周面に当接するように形成してある。次に、図3に従
って緩衝装置の作用を説明する。同図(a)においてX
キャリッジ4はXレール3の中間部位にあり、板バネ1
5は無負加状態にある。Xキャリッジ4を左方向へ走行
させて、同図(b)に示すように板バネ15がXレール
3の左端面カバー7に接すると、板バネ15は端面カバ
ー7に押圧されて撓み、且つ板バネ15の反撥力によっ
てXキャリッジ4の移動速度が減速される。そして、同
図(c)に示すように板バネ15が水平転動輪6と端面
カバー7とによって挟圧され、板バネ15に固着したゴ
ム片16に水平転動輪6の外周面が接触すると、水平転
動輪6は板バネ15のゴム片16との摩擦によって回転
を制動されるとともに、ゴム片16の弾力によってXキ
ャリッジ4の停止時の衝撃を吸収する。
【0010】このように、Xキャリッジ4の走行速度を
先ず板バネ15によって減速した後に、板バネ15に装
着したゴム片16によって転動輪6を制動するととも
に、Xキャリッジ4と端面カバー7との衝突による衝撃
を吸収するので、Xキャリッジ4は円滑に停止され反撥
も軽減される。尚、本考案は上記一実施例に設定される
べきものではなく、板バネ15の取付位置や形状等は種
々の改変ができ、この考案がそれらの改変されたものに
及ぶことは当然である。
【0011】
【考案の効果】この考案は、上記一実施例において詳述
したように、製図機械のキャリッジがレールの端板に衝
突する際にキャリッジの走行速度をバネによって減速さ
せるので従来のゴム等の弾性材によって緩衝するものに
比較して衝突の直前から円滑に減速される。また、バネ
に設けたゴム片等の緩衝材が、減速されたキャリッジの
転動輪に接触して転動輪を制動し、キャリッジを停止さ
せるとともに転動輪とキャリッジストッパーとの衝突の
衝撃を吸収するので、キャリッジの停止時の衝撃及び反
動が著しく軽減される。従って、転動輪及びキャリッジ
に連結された各部材への衝撃が緩和されることにより部
材精度への悪影響を低減でき、耐久性の向上に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レール式自在定規の正面図。
【図2】Xキャリッジの斜視図。
【図3】本考案の緩衝装置の動作を示す解説図であり、
(a)は走行状態のXキャリッジを示し、(b)は停止
直前の状態、(c)は停止時の状態を示す解説図であ
る。
【符号の説明】
1 レール式自在定規 3 Xレール 4 Xキャリッジ 5,6 水平転動輪 7 端面カバー 11 フレーム 12,13 垂直転動輪 14 支持台 15 板バネ 16 ゴム片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図板の縁部に固定したレールにキャリッ
    ジの転動輪を係合し、前記レールの両端部位に端面カバ
    ー等のキャリッジストッパーを設けたレール式製図機械
    に於て、前記キャリッジに板バネの基端部を固定し、該
    板バネの先端部を前記転動輪の前記キャリッジストッパ
    ーへ対向する側へ配設し、前記先端部にゴム等の緩衝材
    を装着し、該緩衝材を前記転動輪の外周面に対峙させた
    製図機械に於けるキャリッジの緩衝装置。
JP1993044962U 1993-08-18 1993-08-18 製図機械に於けるキャリッジの緩衝装置 Expired - Lifetime JP2600450Y2 (ja)

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