JP4513733B2 - 免震装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家具等を載置して、地震発生時における家具等の揺れを軽減する免震装置の改良に関するものである。
キャビネット等の家具、商品陳列ケース又は電気機器等を載置する免震台の下側に転動体を設け、地震発生時における床面の横揺れに同調し、前記転動体が床面に設置されたベースプレート上又は床面上を転動して前記免震台が移動することで、該免震台上の家具等の揺れを軽減する、多くの免震装置が知られている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
また、通常用いられるような前記転動体のストッパを用いずにロック手段により前記免震台を移動不能にロックすることができ、しかも地震発生時には該地震による横揺れを感知して前記ロック手段を自動的に解除状態にすることができるロック解除手段を備えた免震装置の提案もされている(例えば、特許文献3又は4参照。)。
特開平11−247933号公報(図1−6) 特開平11−46909号公報(図1−4) 特開2002−253378号公報(図1−11) 特許第3698189号公報(図1−5)
以上のような従来の免震装置は、地震発生時の揺れが軽減されることから家具等の転倒を防止することができる。しかし、前記ロック手段及びロック解除手段がない免震装置上に家具等を載置した場合においては、平常時における使用により免震台が動いて家具等が移動する場合があるため、免震装置上に載置されない家具等と比較して、平常時においては却って使いにくいという改良の余地がある。
また、平常時における使用時に家具等を移動させないように改良を施した前記ロック手段及びロック解除手段があるものにおいても、特許文献3の構成では、その機構が複雑であるためコストが増大すること、及び、地震発生時に前記ロック解除手段が働いて前記ロック手段を解除状態として揺れを軽減した後、平常時の状態、すなわち前記ロック手段により免震台を移動不能にロックした状態に復帰させるのが容易ではないこと等の改良の余地がある。また、特許文献4の構成では、ボルトにより基板を床面に固定する必要があるため住居等においては適用しにくいこと、及び、特にキャビネット等の家具又は電気機器等の重量物を載置する免震台に用いた場合において、地震発生時に前記ロック解除手段が働いて前記ロック手段を解除状態として揺れを軽減した後、前記平常時の状態に復帰させるのが容易ではないこと等の改良の余地がある。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡素な構成により前記ロック手段及びロック解除手段を構成してコストの増大を抑制することができる実用的な免震装置を得ることを目的とする。また、地震発生時に前記ロック解除手段が働いて前記ロック手段を解除状態として揺れを軽減した後に、容易に前記ロック手段を作動状態に復帰させることができる免震装置を得ることを目的とする。
本発明に係る免震装置は、前記課題解決のために、キャビネット等の家具、商品陳列ケース又は電気機器等を載置する免震台の下側に転動体を設け、平常時にはロック手段を作動状態として前記免震台を移動不能にロックし、地震発生時にはロック解除手段により前記ロック手段を自動的に解除状態として前記転動体が床面に設置されたベースプレート上又は床面上を転動して前記免震台が移動する免震装置であって、前記免震台の下側に設けられた免震台係合部、及び、前記ベースプレートに左右方向に直動可能に支持され、前記免震台係合部に係合する係合端部を有する係合部材からなるロック手段と、前記係合部材を前記免震台係合部から離れる方向に付勢する弾性部材、前記係合部材の係合端部と左右方向反対側の端部に当接する、略前後方向に延びるロック操作面及び該ロック操作面に連続し前後方向に行くにしたがって前記免震台係合部から離れる方向に傾斜するロック解除操作面が形成され、前記ベースプレートに前後方向に直動可能に支持された操作部材、該操作部材と一体とされたブラケット若しくは前記ベースプレートに設けられたブラケットに吊下げられ又は左右方向軸まわりに回動可能に支持されて前後方向に移動可能であり、該移動時に前記操作部材と一体とされた受け部材に衝突する錘体、からなるロック解除手段とを備え、平常時においては、前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック操作面に当接し、前記係合端部が前記免震台係合部に係合して前記ロック手段が作動状態となり、地震時においては、前記錘体が前記受け部材に衝突する衝撃力により前記操作部材が駆動されて前後方向に移動し、該移動に伴って前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック解除操作面に当接しながら前記免震台係合部から離れる方向に移動するので、前記係合部材の係合端部と前記免震台係合部との係合が解除されて前記ロック手段が解除状態となるものである。
ここで、前記受け部材が前記錘体の前側に、前記操作部材が前記受け部材の前側に配設され、前記ロック手段の解除状態において、前記操作部材と一体又は別体に設けられた操作片が、前記免震台から前方へ突出し、該操作片を後方へ押し込むことにより、前記ロック手段が作動状態となると好ましい。
また、前記ロック手段の解除状態において、前記免震台を前記ベースプレートに対して前後方向の所定位置に復帰させるように付勢する制振用弾性部材を設けてなると好ましい。
さらに、前記ロック手段の解除状態において、前記免震台が前後方向の所定範囲を越えて移動した場合に、該免震台を前記移動方向と逆方向に押し戻す方向に付勢する制振用弾性部材を設けてなると好ましい。
本発明に係る免震装置によれば、キャビネット等の家具、商品陳列ケース又は電気機器等を載置する免震台の下側に転動体を設け、平常時にはロック手段を作動状態として前記免震台を移動不能にロックし、地震発生時にはロック解除手段により前記ロック手段を自動的に解除状態として前記転動体が床面に設置されたベースプレート上又は床面上を転動して前記免震台が移動する免震装置であって、前記免震台の下側に設けられた免震台係合部、及び、前記ベースプレートに左右方向に直動可能に支持され、前記免震台係合部に係合する係合端部を有する係合部材からなるロック手段と、前記係合部材を前記免震台係合部から離れる方向に付勢する弾性部材、前記係合部材の係合端部と左右方向反対側の端部に当接する、略前後方向に延びるロック操作面及び該ロック操作面に連続し前後方向に行くにしたがって前記免震台係合部から離れる方向に傾斜するロック解除操作面が形成され、前記ベースプレートに前後方向に直動可能に支持された操作部材、該操作部材と一体とされたブラケット若しくは前記ベースプレートに設けられたブラケットに吊下げられ又は左右方向軸まわりに回動可能に支持されて前後方向に移動可能であり、該移動時に前記操作部材と一体とされた受け部材に衝突する錘体、からなるロック解除手段とを備え、平常時においては、前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック操作面に当接し、前記係合端部が前記免震台係合部に係合して前記ロック手段が作動状態となり、地震時においては、前記錘体が前記受け部材に衝突する衝撃力により前記操作部材が駆動されて前後方向に移動し、該移動に伴って前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック解除操作面に当接しながら前記免震台係合部から離れる方向に移動するので、前記係合部材の係合端部と前記免震台係合部との係合が解除されて前記ロック手段が解除状態となるので、簡素な構成により前記ロック手段及びロック解除手段を構成することができるため、信頼性の向上を図ることができると共にコストの増大を抑制することができる。
また、前記受け部材が前記錘体の前側に、前記操作部材が前記受け部材の前側に配設され、前記ロック手段の解除状態において、前記操作部材と一体又は別体に設けられた操作片が、前記免震台から前方へ突出し、該操作片を後方へ押し込むことにより、前記ロック手段が作動状態となると、前記効果に加えて、地震発生時に前記ロック解除手段が働いて前記ロック手段を解除状態として揺れを軽減した後に、極めて容易に前記ロック手段を作動状態に復帰させることができる。
さらに、前記ロック手段の解除状態において、前記免震台を前記ベースプレートに対して前後方向の所定位置に復帰させるように付勢する制振用弾性部材を設けてなると、前記効果に加えて、簡素な構成により地震発生時の制振効果を高めることができる。
さらにまた、前記ロック手段の解除状態において、前記免震台が前後方向の所定範囲を越えて移動した場合に、該免震台を前記移動方向と逆方向に押し戻す方向に付勢する制振用弾性部材を設けてなると、前記効果に加えて、簡素な構成により地震発生時の制振効果を高めることができる。
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、家具等の奥行き方向を前後方向とし、前方から家具等の正面を見た左右を左右とする。そして、本実施の形態に係る免震装置は、地震発生時において、家具等の前後方向の揺れを軽減するものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る免震装置の構成を示す平面図、図2は同じく正面図、図3は同じく右側面図であり、免震装置1の各部材を見やすくするために免震台2を2点鎖線で示している。また、図4〜図6は、ロック解除手段の構成を示す説明図であり、図4は部分拡大平面図、図5は同じく正面図、図6は同じく斜視図である。
免震装置1は、図示しないキャビネット等の家具、商品陳列ケース又は電気機器等を載置する免震台2を、地震発生時に、床面FLに設置されたベースプレート3に対して前後方向に移動可能とし、前記家具等の揺れを軽減して転倒を防止するものである。
免震台2の下面左右には、転動体支持プレート9,9が取り付けられ、該転動体支持プレート9の下面にはナット12が溶着される。また、転動体13,13を左右方向軸まわりに回動可能に支持する転動体支持フレーム10の上部前後には、ボルト11,11が回動可能に立設される。したがって、前記ナット12,…にボルト11,…を螺合した状態で、ボルト11,…の上面に設けられた六角穴11a,…に六角レンチを係合させてボルト11,…を回動させることにより、免震台2のレベル調整を容易に行うことができる。
このように免震台2のレベル調整がなされた後、免震台2に家具等を載置した状態では家具等が水平面上に安定保持される。また、図2及び図5に示すように転動体支持フレーム10,10は下方に開放する正面視略逆U字状であり、その左右方向の外側面には、ガイド手段14の垂直軸まわりに回動可能なローラ14a,14aが当接する。したがって、免震台2は、ガイド手段14により前後方向の移動をガイドされながら、転動体13,…の転動により前後方向に安定した移動を行うことができる。
よって、後述するロック手段Lの解除状態Rでは、地震発生時における床面FLの横揺れに同調して、前記のとおり免震台2が前後に移動して家具等の転倒が防止される。また、後述する制振用弾性部材により家具等の前後方向の揺れが軽減される。なお、転動体13,…がベースプレート3上を転動する構成ではなく、床面FL上を転動する構成としてもよい。
次に、平常時に免震台2を移動不能にロックするロック手段L及び地震発生時にロック手段Lを自動的に解除状態にするロック解除手段ULの構成について説明する。図1に示すように、ベースプレート3上の前後中央部には左右方向に延びる支持台4が固定されており、図1及び図2に示すように、該支持台4上には、左右方向の通孔5a,6a(図5参照。)が形成されたガイド部材5,6が立設される。
そして、ロック手段Lを構成する係合部材である左右方向に延びる左右の係合杆7,7が、前記通孔5a,6aに挿通されてガイド部材5,6により左右方向に直動可能に支持され、該係合杆7,7は、左右方向の内側、すなわち左右の転動体支持フレーム10,10から離れる方向へ、ロック解除手段ULを構成する弾性部材である圧縮コイルばね8,8により付勢される。
また、左右の係合杆7,7の左右方向の外側の係合端部7a,7aは、左右の転動体支持フレーム10,10の左右方向の内面側に形成された、ロック手段Lを構成する免震台係合部である係合孔10a,10a(図5参照。)に係合可能であり、係合杆7,7の係合端部7a,7aが左右の転動体支持フレーム10,10の係合孔10a,10aに係合した状態では、免震台2が前後方向に移動不能となる(ロック手段Lの作動状態P)。なお、前記免震台係合部である左右方向の係合孔10a,10aは、係合凹部であってもよい。
図1及び図6に示すように、ベースプレート3上の左右中央部の前後移動体24は、支持台4の左右中央後側に固定されたガイドレール4a,4aにガイドローラ25,25がガイドされて、前後方向に直動可能とされる。ロック解除手段ULを構成する操作部材21は、略前後方向に延びるロック操作面21a及び該ロック操作面21aに連続し前後方向に行くにしたがって前記免震台係合部10aから離れる方向に傾斜するロック解除操作面21bを左右に有しており、前記前後移動体24上面に溶着等により固定されるため、前後方向に直動可能にベースプレート3に支持されている。
前記のとおり係合杆7,7は左右の転動体支持フレーム10,10(係合孔10a,10a)から離れる方向へ圧縮コイルばね8,8により付勢されているため、左右の係合部材7,7の係合端部7a,7aと左右方向反対側の端部7b,7bは、操作部材21に圧接される。
また、図3及び図6に示すように、ロック解除手段ULを構成する錘体29は、前後移動体24に固定され操作部材21と一体とされたブラケット27に紐体28により吊下げられているため前後方向に移動可能であり、該前後方向移動時に操作部材21と一体となって前後方向に直動可能な受け部材26に衝突するように構成されている。なお、錘体29は、紐体28ではなく左右方向軸まわりに回動可能なアームの先端に取り付けられて、前後方向に移動可能とされてもよい。また、ブラケット27はベースプレート3に取り付けてもよい。
そして、平常時においては、係合杆7,7の前記端部7b,7bが操作部材21のロック操作面21a,21aに当接し、係合端部7a,7aが免震台係合部10a,10aに係合してロック手段Lが作動状態Pとなる(図1〜図3、図5及び図6参照。)。また、地震時においては、錘体29が受け部材26に衝突する衝撃力により操作部材26が駆動されて前方向に移動し、該移動に伴って係合杆7,7の前記端部7b、7bが操作部材21のロック解除操作面21b,21bに当接しながら免震台係合部10a,10aから離れる方向に移動するので、係合端部7a,7aと前記免震台係合部10a,10aとの係合が解除されてロック手段Lが解除状態Rとなる(図3及び図4参照。)。
図3、図4及び図6に示すように、前後移動体24上に設けられた抜け止め22及び操作部材21の後側のストッパ23は、図4のロック手段Lの解除状態Rから、作動状態Pに戻す際の動作の確実化及び容易化を図るためのものであり、ストッパ23により作動杆7,7に対して操作部材21が前方に移動し過ぎないように操作部材21の前方への移動が規制され、抜け止め22及びストッパ23により操作部材21から係合杆7,7が外れることが防止される。
次に、ロック手段Lの解除状態Rから、作動状態Pに戻す操作について説明する。図1、図3及び図6に示すように、受け部材26は錘体29の前側に配設され、操作部材21は受け部材26の前側に配設されている。また、図3に示すように、ロック手段Lの解除状態Rにおいて、前後移動体24と一体に設けられて略水平に前方へ延びる操作片30は、ガイドプレート3a(図1及び図6も参照。)にガイドされながら免震台2の前面から前方へ突出する(図3中の2点鎖線参照。)。
したがって、操作片30を後方へ(図3においては右方へ)押し込むことにより、ロック手段Lを容易に作動状態Pとすることができる。なお、操作片を後方へ押し込むと、前後移動体24上に操作部材21の前側に設けられたストッパ31が係合杆7,7に当接すし、該押し込みストロークが規制されるため、押し込み過ぎることはなく、係合杆7,7の前記端部7b,7bをロック操作面21a,21aに当接させた状態が保持される。また、図3及び図6に示す支持台4の前面4bと前後移動体24の後面24aとを当接させることにより前記ストッパ31と同様の機能を持たせることができ、この場合においては、ストッパ31をなくしてもよい。
以上のような簡素な構成によりロック手段L及びロック解除手段ULを構成することができるため、信頼性の向上を図ることができると共にコストの増大を抑制することができる。また、地震発生時にロック解除手段ULが働いてロック手段Lを解除状態Rとして揺れを軽減した後に、前記操作片30の操作により、極めて容易にロック手段Lを作動状態Pに復帰させることができる。
次に、制振用弾性部材について説明する。転動体13,…の支軸と一体に形成され、免震台2の前後において左右に延びるばね掛けロッド15,15には、その左右に溝部15a,…が形成されており、支持台4の溝部15a,…の前後位置には、ばね掛けピン16,…が立設される。したがって、制振用弾性部材である引張コイルばね17,…の端末を溝部15a,…とばね掛けピン16,…に掛ければ、該引張コイルばね17,…の復元力により免震台2をベースプレート3に対して前後方向の所定位置に復帰させるように付勢することができるため、このような簡素な構成により、地震発生時の制振効果を高めることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る免震装置の構成を示す部分拡大平面図であり、実施の形態1と同一符号は同一又は相当部分を示している。なお、実施の形態2の構成では、実施の形態1のように転動体13,…の支軸と一体に形成されたばね掛けロッド15,15がないため、転動体13,…の支軸として個別の転動体支軸20,…を設けている。
実施の形態2は、実施の形態1と、主に制振用弾性部材の構成が異なるものである。すなわち、実施の形態2においては、制振用弾性部材である圧縮コイルばね18,18を支持台4の前後左右に設け、該前後の圧縮コイルばね18,18に内挿するように、支持台4に挿通される支軸19aを設け、該支軸19aの前後端に当接片19b,19bを取り付けて圧縮コイルばね18,18は抜け止めされる。そして、前記ロック手段Lの作動状態Pにおいて前記当接片19b,19bの前後方向に所定距離離間させた位置の免震台2の内側に当接部19c,19cを設けている。
したがって、前記ロック手段Lの解除状態Rにおいて、免震台2が前後方向に移動しても、左右の当接部19c,19cが、左右の当接片19b,19bに当接しない範囲においては、圧縮コイルばね18,18による付勢力が免震台2に作用することはない。免震台2が前後方向の所定範囲を越えて移動した場合に、該免震台2の当接部19cと当接片19bとが当接して圧縮コイルばね18,18が弾性変形するため、該圧縮コイルばね18,18の復元力により免震台2は前記移動方向と逆方向に押し戻す方向に付勢される。以上のような簡素な構成によっても、地震発生時の制振効果を高めることができる。
以上の説明においては、ロック手段Lが、免震台2の下側に形成された免震台係合部である左右方向の係合孔10a又は係合凹部、及び、ベースプレート3に左右方向に直動可能に支持され、係合孔10a又は係合凹部に係合する係合端部7aを有する係合部材である係合杆7からなり、免震台2の左右に設けられる場合を示したがが、該ロック手段Lは免震台2の左右いずれか一方のみに設けてもよい。
ロック手段Lを免震台2の左右いずれか一方のみに設ける場合は、係合杆7の長さを短縮することができる。また、係合部材は杆体に限定されるものではなく、特にロック手段Lを免震台2の左右いずれか一方のみに設ける場合には、ブロック状等としてその左右端に一体又は別体の端部7a,7bを設けてもよいし、免震台係合部を転動体支持フレーム10,10から左右方向の内側に突設された突起として、係合端部7aを該突起に係合する凹部としてもよい。
本発明の実施の形態1に係る免震装置の構成を示す平面図である。 同じく正面図である。 同じく右側面図である。 ロック解除手段の構成を示す部分拡大平面図である。 同じく正面図である。 同じく斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る免震装置の構成を示す部分拡大平面図である。
符号の説明
FL 床面
L ロック手段
UL ロック解除手段
P ロック手段の作動状態
R ロック手段の解除状態
1 免震装置
2 免震台
3 ベースプレート
4 支持台
5,6 ガイド部材
7 係合杆(係合部材)
7a 係合端部
7b 係合端部と反対側の端部
8 圧縮コイルばね(弾性部材)
9 転動体支持プレート
10 転動体支持フレーム
10a 係合孔
13 転動体
15 ばね掛けロッド
15a 溝部
16 ばね掛けピン
17 引張コイルばね(制振用弾性部材)
18 圧縮コイルばね(制振用弾性部材)
19a 支軸
19b 当接片
19c 当接部
21 操作部材
21a ロック操作面
21b ロック解除操作面
24 前後移動体
25 ガイドローラ
26 受け部材
27 ブラケット
28 紐体
29 錘体
30 操作片

Claims (4)

  1. キャビネット等の家具、商品陳列ケース又は電気機器等を載置する免震台の下側に転動体を設け、平常時にはロック手段を作動状態として前記免震台を移動不能にロックし、地震発生時にはロック解除手段により前記ロック手段を自動的に解除状態として前記転動体が床面に設置されたベースプレート上又は床面上を転動して前記免震台が移動する免震装置であって、
    前記免震台の下側に設けられた免震台係合部、及び、前記ベースプレートに左右方向に直動可能に支持され、前記免震台係合部に係合する係合端部を有する係合部材からなるロック手段と、
    前記係合部材を前記免震台係合部から離れる方向に付勢する弾性部材、
    前記係合部材の係合端部と左右方向反対側の端部に当接する、略前後方向に延びるロック操作面及び該ロック操作面に連続し前後方向に行くにしたがって前記免震台係合部から離れる方向に傾斜するロック解除操作面が形成され、前記ベースプレートに前後方向に直動可能に支持された操作部材、
    該操作部材と一体とされたブラケット若しくは前記ベースプレートに設けられたブラケットに吊下げられ又は左右方向軸まわりに回動可能に支持されて前後方向に移動可能であり、該移動時に前記操作部材と一体とされた受け部材に衝突する錘体、からなるロック解除手段とを備え、
    平常時においては、前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック操作面に当接し、前記係合端部が前記免震台係合部に係合して前記ロック手段が作動状態となり、
    地震時においては、前記錘体が前記受け部材に衝突する衝撃力により前記操作部材が駆動されて前後方向に移動し、該移動に伴って前記係合部材の前記反対側の端部が前記操作部材のロック解除操作面に当接しながら前記免震台係合部から離れる方向に移動するので、前記係合部材の係合端部と前記免震台係合部との係合が解除されて前記ロック手段が解除状態となることを特徴とする免震装置。
  2. 前記受け部材が前記錘体の前側に、前記操作部材が前記受け部材の前側に配設され、前記ロック手段の解除状態において、前記操作部材と一体又は別体に設けられた操作片が、前記免震台から前方へ突出し、該操作片を後方へ押し込むことにより、前記ロック手段が作動状態となる請求項1記載の免震装置。
  3. 前記ロック手段の解除状態において、前記免震台を前記ベースプレートに対して前後方向の所定位置に復帰させるように付勢する制振用弾性部材を設けてなる請求項1記載の免震装置。
  4. 前記ロック手段の解除状態において、前記免震台が前後方向の所定範囲を越えて移動した場合に、該免震台を前記移動方向と逆方向に押し戻す方向に付勢する制振用弾性部材を設けてなる請求項1記載の免震装置。
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