JP3108316U - 車両の荷棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 座席に座っている乗客にも、通路に立っている乗客にも、安心して且つ容易に利用することができる車両の荷棚を提供する。
【解決手段】 車両1の室内において座席2の上方に配置して取り付けられる荷棚3に関する。座席2の通路4側端部の鉛直上方に、荷棚3の奥行き幅方向の一部が位置するように、車両1の壁5から通路4側に離した位置に荷棚3を配置して取り付ける。座席2に座っている乗客Aからは、斜めに見上げた位置に荷棚3が存在するので、荷棚3に荷物を置き忘れたり、荷物を盗まれたりすることなく、安心して荷棚3に荷物を置くことができる。また通路4に立っている乗客からは、近い位置に荷棚3が存在するので、座席2に座っている乗客に迷惑をかけることなく、容易に荷物を荷棚3の上に載せることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、電車の客車など車両の室内に設けられる荷棚に関するものである。
電車の客車など車両の室内には、座席の上方の位置において、荷棚が壁面に沿って取り付けられている。そして荷棚の構造について工夫を凝らすことが従来からおこなわれている(例えば特許文献1、特許文献2等参照)。
しかし、新幹線や特急列車のように長距離を走る車両は別として、近距離を走る車両では、次のような理由によって、荷棚はあまり利用されていないのが現状である。
特開2000−43719号公報 特開2002−234396号公報
客車の座席には、窓に沿って長い座部が配置されているロングシートと、窓に対して垂直に座部が配置されているクロスシートとがある。
図3は座席2をロングシート2aとして、窓6の下側に壁5に沿って設けた車両1を示すものであり、窓6の上側において車両1の壁5に沿って荷棚3が取り付けてある。荷棚3は通常、180cm程度の高さHの位置において、車両1の壁5から40cm程度の奥行きの寸法Wで突出するように設けられるものであり、座部7と背もたれ8から形成されるロングシート2aの座席2は、座部7の奥行き幅Wが通常45cm程度であるので、荷棚3の通路4側の端部が、座席2の通路4側の端部よりも壁5の側に位置するように、座席2の上方に配置されている。
このように、荷棚3は座席2の上方において、座席2のやや奥の壁5の側に寄った位置に配置されているので、座席2に座った乗客Aの真上よりむしろ後ろ寄りに荷棚3は位置している。従って、座席2に座った乗客Aからは、荷棚3の上に載せた荷物9は死角になるものであり、荷棚3に荷物9を置き忘れたり、荷物9を盗まれたりする危険がある。従って、座席2に座る乗客Aはこれを警戒して、荷棚3を利用しないことが多い。
また車両1内が混雑している時に、通路4に立っている乗客Bが荷物9を荷棚3に載せるには、座席2に座っている乗客Aの膝や体に触れないように一定の間隔を確保した姿勢で、荷物9を180cmの高さで座席2のやや奥に位置する荷棚3にまで、持ち上げて前方へ運ぶようにする必要がある。これにはある程度の身長と腕力が必要であり、特に女性や高齢者には難しい。従って、通路4に立っている乗客Bにも、荷棚3は利用されることが少ない。
図4は座席2をクロスシート2bとして、壁5に対して垂直に配置して設けた車両1を示すものであり、窓6の上側において車両1の壁5に沿って荷棚3が取り付けてある。この場合も荷棚3は通常、180cm程度の高さHの位置において、車両1の壁5から40cm程度の奥行きの寸法Wで突出するように設けられるものであり、座部7と背もたれ8から形成されるクロスシート2bの座席2は、座席2の壁5と通路4との間の奥行き幅Wが通常90cm程度であるので、荷棚3の通路4側の端部が、座席2の壁5側の半分以内に位置するように、座席2の上方に配置されている。
このように、荷棚3は座席2の上方において、壁5の側に寄った座席2の奥の位置に配置されているので、座席2に座った乗客Aは上記と同様に、荷棚3に荷物を置き忘れる不安や、荷物を盗まれる不信感から荷棚3を利用しないことが多い。
また車両1内が混雑している時に、通路4に立っている乗客Bが荷物9を荷棚3に載せる場合、クロスシート2bは座席2の奥行き幅Wが90cmであるために、ロングシート2aのときよりも、立っている乗客Bと荷棚3との間の距離が長く、より困難である。特に、座席2の背もたれ8は通常110cmの高さHがあるため、この背もたれ8の上を乗り越えて荷物9を荷棚3の上に載せることは、殆ど不可能である。そこで、立っている乗客Bが荷棚3の上に荷物9を無理に載せようとすると、座席2に座っている乗客Aの前に割り込んだり、乗客Aの頭越しに荷物9を持ち上げたりする必要があり、座席2に座っている乗客Aに迷惑をかけるおそれがある。従って、通路4に立っている乗客Bも荷棚3を利用することが少ない。
このように、座席2に座っている乗客Aにも、通路4に立っている乗客Bにも、荷棚3が有効に利用されていないのが、現状である。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、座席に座っている乗客にも、通路に立っている乗客にも、安心して且つ容易に利用することができる車両の荷棚を提供することを目的とするものである。
本考案に係る車両の荷棚は、車両1の室内において座席2の上方に配置して取り付けられる荷棚3であって、座席2の通路4側端部の鉛直上方に、荷棚3の奥行き幅方向の一部が位置するように、車両1の壁5から通路4側に離した位置に荷棚3を配置して取り付けて成ることを特徴とするものである。
座席2に座っている乗客Aからは、斜めに見上げた位置に荷棚3が存在するので、荷棚3に荷物を置き忘れたり、荷物を盗まれたりすることなく、安心して荷棚3に荷物を置くことができるものであり、また通路4に立っている乗客Bからは、近い位置に荷棚3が存在するので、座席2に座っている乗客Aに迷惑をかけることなく、容易に荷物を荷棚3の上に載せることができるものである。従って、座席2に座っている乗客Aにも、通路4に立っている乗客Bにも、安心して且つ容易に荷棚3を利用することができるものである。
以下、本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1は座席2をロングシート2aとして設けた車両1を示すものであり、座席2はその背もたれ8を窓6の下側の壁5に固定して、壁5に沿って設けてある。座席2の座部7の奥行き幅Wは45cm程度に形成されており、座部7の先端が壁5から通路4側に60cm程度張り出すようになっている。
また荷棚3は窓6の上側において座席2の上方に設けられているが、座席2の座部7の通路4側の端部Eの鉛直上方に、荷棚3の奥行き幅方向の一部が位置するように、車両1の壁5から通路4側に離れた位置に、荷棚3を配置するようにしてある。荷棚3は180cm程度の高さHの位置に、40cm程度の奥行きの寸法Wで形成されており、従って壁5から40cm程度離れて通路4に近い側に配置されている。
荷棚3は複数本の平行な金属パイプ3aによって形成されるものであり、車両1の壁5に一端を固定したブラケット10にパイプ3aの端部を固定することによって、荷棚3を車両1内に取り付けるようにしてある。このブラケット10は荷棚3が配置される位置まで通路4側に張り出す長さに形成されるものであり、ブラケット10の先端部にパイプ3aを固定して荷棚3を形成するようにしてある。ここで、荷棚3と壁5との間には隙間ができるので、荷棚3の上の荷物がこの隙間から落下しないように、荷棚3の壁5側の端部の上側にもパイプ3aを設けて、このパイプ3aで荷物落下防止受け11が形成されるようにしてある。
上記のように座席2をロングシート2aとして設けた車両1内に配置して形成される荷棚3にあって、荷棚3は座席2の通路4側の端部Eの鉛直上方に取り付けられているので、座席2に座った乗客Aの真上よりも前側寄りに荷棚3は位置されている。従って、座席2に座った乗客Aには、少し見上げただけで荷棚3の上に載せた荷物が常に目に入るものであり、荷棚3に荷物を置き忘れたり、荷物を盗まれたりするようなことがなくなるものである。従って、座席2に座る乗客Aは安心して荷棚3を利用することができるものである。
また通路4に立っている乗客Bにとって、荷棚3は座席2に座っている乗客Aよりも手前に位置しているものであり、荷物9を持ち上げるだけで、座席2に座っている乗客Aの膝や体に触れるようなことなく、荷棚3に荷物9を容易に載せることができるものである。従って、身長や腕力の上で不利な女性や高齢者にあっても、荷棚3を容易に利用することができるものである。
図2は座席2をクロスシート2bとして設けた車両1を示すものであり、座席2は壁5に対して垂直に配置して設けてある。クロスシート2bの座席2では、座席2の壁5と通路4との間の奥行き幅Wは90cm程度に形成されており、背もたれ8の高さHは110cm程度である。
また荷棚3は窓6の上側において座席2の上方に設けられているが、座席2の通路4側の端部Eの鉛直上方に、荷棚3の奥行き幅方向の一部が位置するように、車両1の壁5から通路4側に離れた位置に、荷棚3を配置するようにしてある。荷棚3は180cm程度の高さHの位置に、40cm程度の奥行きの寸法Wで形成されており、従って壁5から60cm程度離れて通路4に近い側に配置されている。
上記のように座席2をクロスシート2bとして設けた車両1内に配置して形成される荷棚3にあって、荷棚3は座席2の通路4側の端部Eの鉛直上方に取り付けられているので、座席2の窓側及び通路側のいずれに座った乗客Aにおいても真上よりも通路4側寄りに荷棚3は位置している。従って、座席2に座った乗客Aには、通路側を少し見上げただけで荷棚3の上に載せた荷物が常に目に入るものであり、荷棚3に荷物を置き忘れたり、荷物を盗まれたりするようなことがなくなるものである。従って、座席2に座る乗客Aは安心して荷棚3を利用することができるものである。
また通路4に立っている乗客Bにとって、荷棚3は座席2に座っている乗客Aよりも手前に位置しており、立っている乗客Bと荷棚3との間の距離が短い。しかも荷棚3は座席2の背もたれ8の通路4側の端部Eの上方に位置している。このため、背もたれ8の上から荷棚3に荷物9を載せることが容易になり、座席2に座っている乗客Aの前に割り込んだり、乗客Aの頭越しに荷物9を持ち上げたりするが必要なくなる。従って、座席2に座っている乗客Aに迷惑をかけるようなことがなくなるものであり、通路4に立っている乗客Bが荷棚3を利用し易くなるものである。
上記のように座席2がロングシート2aの場合、座席2がクロスシート2bの場合のいずれの場合にも、座席2に座っている乗客Aと、通路4に立っている乗客Bのいずれもが、荷棚3を安心して利用することができると共に、荷棚3に容易に荷物を載せることができるものであり、荷棚3の利用効率が高まるものである。
座席がロングシートの場合の実施の形態の一例を示す概略図である。 座席がクロスシートの場合の実施の形態の一例を示す概略図である。 座席がロングシートの場合の従来例を示す概略図である。 座席がクロスシートの場合の従来例を示す概略図である。
符号の説明
1 車両
2 座席
3 荷棚
4 通路
5 壁
6 窓
7 座部
8 背もたれ
9 荷物

Claims (1)

  1. 車両の室内において座席の上方に配置して取り付けられる荷棚であって、座席の通路側端部の鉛直上方に、荷棚の奥行き幅方向の一部が位置するように、車両の壁から通路側に離した位置に荷棚を配置して取り付けて成ることを特徴とする車両の荷棚。
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