JP7225487B2 - 車両のフロア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、運転席であるフロントシート近傍におけるフロア構造に関する。
特許文献1には、車両のフロア構造の一例が開示されている。当該フロア構造は、フロアパネルと、フロアパネルに支持され、かつフロントシートを車両前後方向に滑動可能に支持する一対のレールとを備える。フロアパネルは、車両上方に突出し、かつ車幅方向に延びるクロスメンバを有する。一対のレールは、クロスメンバに支持されている。これにより、リアシートに着座している乗員が飲料容器などのモノを落とし、かつモノがフロアパネルの上を車両前方に向けて転がった場合であっても、当該クロスメンバがモノを停止させる。したがって、モノが車両前方に位置するブレーキペダルなどのペダル類に到達することを防止できる。
フロントシートには、着座センサや、シートベルトのバックルの固定検知器などの各種電装部品が取り付けられることが一般的である。これらの各種電装備品には、ハーネスが接続される。一方、運転席であるフロントシートの滑動距離を従来よりも長く確保させることがある。これにより、車両駐車時において、当該フロントシートに着座した乗員が、そのままリアシートに到達することが可能となるため、乗員の利便性が向上する。この場合、ハーネスの断線を防止するため、当該ハーネスに十分な緩みを持たせることが必要となる。しかし、ハーネスに十分な緩みを持たせると、フロア構造を構成する一対のレールなどに当該ハーネスが引っ掛かることが懸念される。このため、ハーネスの適切な保護対策が求められる。
特許第3653243号公報
本発明は、上述の事情に鑑み、フロア構造の上を転がるモノが車両前方に到達することを防止するとともに、フロントシートに接続されたハーネスを保護することが可能な車両のフロア構造を提供することをその課題とする。
本発明によれば、車両下方に配置されたフロアパネルと、前記フロアパネルを車両上方から覆うカーペットと、車幅方向において互いに離間し、かつ車両前後方向に延びるとともに、前記車両上方から前記フロアパネルに支持された一対のレールと、前記一対のレールに支持され、かつ車両前後方向に滑動可能であるとともに、運転席であるフロントシートと、前記フロントシートに接続されたハーネスと、を備える車両のフロア構造であって、前記カーペットの上に配置されるとともに、車幅方向に延び、かつ前記カーペットから車両上方に向けて突出した凸状体をさらに備え、前記凸状体は、前記一対のレールの間に位置し、かつ前記カーペットを挟んだ状態で前記フロアパネルに支持され、前記凸状体は、中空である内部空間を有し、前記ハーネスが前記内部空間を通過していることを特徴とする車両のフロア構造が提供される。
本発明にかかる車両のフロア構造によれば、フロア構造の上を転がるモノが車両前方に到達することを防止するとともに、フロントシートに接続されたハーネスを保護することが可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の一実施形態にかかる車両のフロア構造の斜視図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。
本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、添付図面に基づいて説明する。
図1~図3に基づき、本発明の一実施形態にかかる車両のフロア構造(以下「フロア構造A」という。)について説明する。フロア構造Aは、フロアパネル11、カーペット12、一対のレール13、フロントシート20、凸状体30およびハーネス40を備える。
ここで、説明の便宜上、これらの図において示されるuprを車両上方向、dwを車両下方向、frを車両前方向、rrを車両後方向、rhを車両右方向、lhを車両左方向とする。なお、以下の説明で、特記なく上下を用いる場合は、車両上下方向の上下を指すものとし、特記なく左右を用いる場合は、車両左右方向(車幅方向)の左右を指すものとする。特記なく前後を用いる場合は、車両前後方向の前後を指す。
フロアパネル11は、図2に示すように、車両下方に配置されている。フロアパネル11は、車両の床構造を構成している。フロアパネル11は、本体パネル110、複数のクロスメンバ111、複数の嵩上げ部材112、および蓋部材113を有する。
図2に示すように、本体パネル110は、フロアパネル11の下端に位置する。本体パネル110は、スポット溶接により接合された複数の鋼板から構成される。図2に示すように、複数のクロスメンバ111は、本体パネル110の上に接合されている。複数のクロスメンバ111は、車両前後方向に配列されている。図3に示すように、複数のクロスメンバ111の各々は、車幅方向に延びている。複数のクロスメンバ111の各々の車両前後方向に沿った断面は、開口が本体パネル110に対向するハット状である。図2に示すように、複数の嵩上げ部材112は、本体パネル110の上に配置されている。複数の嵩上げ部材112は、たとえば発泡スチロールである。図2および図3に示すように、蓋部材113は、フロアパネル11の上端に位置する。蓋部材113は、たとえば板金により形成されている。蓋部材113は、複数のクロスメンバ111の少なくともいずれかの上端に、たとえばボルト・ナットにより接合されている。
カーペット12は、図1および図2に示すように、フロアパネル11を車両上方から覆っている。カーペット12は、フロアパネル11の複数の嵩上げ部材112よりも上方に位置する。カーペット12は、フロアパネル11の複数のクロスメンバ111、複数の嵩上げ部材112、および蓋部材113に接している。フロアパネル11において、本体パネル110とカーペット12との間には、空洞部分が存在する。
一対のレール13は、図1および図2に示すように、車幅方向において互いに離間している。一対のレール13は、車両前後方向に延びている。一対のレール13は、車両上方からフロアパネル11に支持されている。一対のレール13の前端は、フロアパネル11の複数のクロスメンバ111のいずれかに支持されている。一対のレール13の後端は、フロアパネル11の本体パネル110に支持されている。
フロントシート20は、図1および図2に示すように、一対のレール13に支持されている。フロントシート20は運転席である。フロントシート20は、一対のレール13に沿って、車両前後方向に滑動可能である。フロントシート20には、着座センサや、シートベルトのバックルの固定検知器などの各種電装部品(図示略)が取り付けられている。
凸状体30は、図1および図2に示すように、カーペット12の上に配置されている。凸状体30は、車幅方向に延び、かつカーペット12から車両上方に向けて突出している。凸状体30は、一対のレール13の間に位置する。凸状体30は、たとえば合成樹脂製である。凸状体30は、天板31、側板32、複数の支持部33および複数の締結部材34を有する。
図1および図3に示すように、天板31は、凸状体30の上端に位置する。天板31には、車両上下方向に貫通する開口部311が設けられている。図1および図3に示すように、側板32は、天板31の周縁から車両下方に向けて下垂し、かつ天板31を囲んでいる。側板32の下端は、カーペット12に接している。側板32の後端には、車両前後方向に貫通する吹出し部321が設けられている。天板31および側板32により、凸状体30は、図3に示すように、中空である内部空間30Aを有する。図3に示すように、複数の支持部33は、天板31から車両下方に向けて下垂している。複数の支持部33は、リブにより補剛された柱状をなしている。複数の支持部33の下端には、複数の締結部材34が個別に取り付けられている。複数の締結部材34は、たとえば合成樹脂製のクリップである。
図3に示すように、フロア構造Aが示す例においては、複数の支持部33は、第1支持部331および第2支持部332を含む。第1支持部331は、締結部材34を介してフロアパネル11の複数のクロスメンバ111のいずれかの上端に支持されている。第2支持部332は、第1支持部331よりも車両右方に位置する。第2支持部332の車両上下方向の寸法は、第1支持部331の当該寸法よりも小である。第2支持部332は、締結部材34を介してフロアパネル11の蓋部材113に支持されている。このように、凸状体30は、複数の支持部33および複数の締結部材34により、カーペット12を挟んだ状態でフロアパネル11に支持されている。
ハーネス40は、図1~図3に示すように、その一端がフロントシート20に接続されている。ハーネス40の他端は、インストルメントパネル(図示略)に収容されたECU(Electronic Control Unit)(図示略)に接続されている。これにより、フロントシート20に取り付けられた各種電装部品が、当該ECUに導通している。図3に示すように、ハーネス40は、凸状体30の開口部311および内部空間30Aを通過している。内部空間30AからECUに至る区間におけるハーネス40は、先述したフロアパネル11の空洞部分に収容されている。
図3に示すように、凸状体30の内部空間30Aには、ダクト50の一部が収容されている。ダクト50の一端は、エンジンルーム(図示略)に収容された空調装置(図示略)に接続されている。ダクト50の他端は、凸状体30の吹出し部321に接続されている。内部空間30Aから空調装置に至る区間におけるダクト50は、ハーネス40と同様に、先述したフロアパネル11の空洞部分に収容されている。
次に、フロア構造Aの作用効果について説明する。
フロア構造Aにおいては、フロアパネル11を車両上方から覆うカーペット12の上に配置され、かつフロントシート20が支持される一対のレール13の間に位置する凸状体30を備える。凸状体30は、車幅方向に延び、かつカーペット12から車両上方に向けて突出している。これにより、図2に示すように、リアシートに着座している乗員が飲料容器などのモノ80を落とし、かつモノ80がカーペット12の上を車両前方に向けて転がった場合であっても、凸状体30がモノ80を停止させる。したがって、モノ80が車両前方に位置するブレーキペダルなどのペダル類に到達することを防止できる。
フロア構造Aは、フロントシート20に接続されたハーネス40を備える。凸状体30は、中空である内部空間30Aを有する。ハーネス40は、内部空間30Aを通過している。これにより、フロントシート20の滑動距離を従来よりも長く確保された構成とすべく、ハーネス40に十分な緩みを持たせた構成とした場合であっても、緩んだハーネス40は、内部空間30Aにおいてその動きが規制される。したがって、緩んだハーネス40がフロア構造Aを構成する一対のレール13などに引っ掛かることを防止できる。以上により、フロア構造Aによれば、フロア構造A(カーペット12)の上を転がるモノ80が車両前方に到達することを防止するとともに、フロントシート20に接続されたハーネス40を保護することが可能となる。
凸状体30は、カーペット12を挟んだ状態でフロアパネル11に支持されている。これにより、凸状体30の側板32の下端が、カーペット12を車両上方から押さえつける構成となるため、カーペット12のずれを抑制することができる。また、凸状体30に吹出し部321を設け、かつ吹出し部321に接続されたダクト50の一部が、凸状体30の内部空間30Aに収容されている。これにより、空調装置により温調された空気がダクト50を通じて吹出し部321から吹き出すため、リアシート近傍の車内を暖めることができる。
本発明は、先述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A:フロア構造
11:フロアパネル
110:本体パネル
111:クロスメンバ
112:嵩上げ部材
113:蓋部材
12:カーペット
13:レール
20:フロントシート
30:凸状体
31:天板
311:開口部
32:側板
321:吹出し部
33:支持部
331:第1支持部
332:第2支持部
34:締結部材
40:ハーネス
50:ダクト
80:モノ

Claims (1)

  1. 車両下方に配置されたフロアパネルと、
    前記フロアパネルを車両上方から覆うカーペットと、
    車幅方向において互いに離間し、かつ車両前後方向に延びるとともに、前記車両上方から前記フロアパネルに支持された一対のレールと、
    前記一対のレールに支持され、かつ前記車両前後方向に滑動可能であるとともに、運転席であるフロントシートと、
    前記フロントシートに接続されたハーネスと、を備
    前記カーペットの上に配置されるとともに、前記車幅方向に延び、かつ前記カーペットから前記車両上方に向けて突出した凸状体をさらに備え、
    前記凸状体は、前記一対のレールの間に位置し、かつ前記カーペットを挟んだ状態で前記フロアパネルに支持されており
    前記凸状体は、前記カーペットから前記車両上方に立ち上がった側板と、前記側板の上端につながり、かつ前記カーペットから前記車両上方に離れて位置する天板と、を有し、
    前記凸状体は、前記側板および前記天板により規定されるとともに、中空である内部空間が設けられており
    前記ハーネスは、前記内部空間を通過している、車両のフロア構造。
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