JP3107997B2 - 硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造法 - Google Patents

硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造法

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JP3107997B2
JP3107997B2 JP07255663A JP25566395A JP3107997B2 JP 3107997 B2 JP3107997 B2 JP 3107997B2 JP 07255663 A JP07255663 A JP 07255663A JP 25566395 A JP25566395 A JP 25566395A JP 3107997 B2 JP3107997 B2 JP 3107997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質ポリイソシアヌ
レートフォームの製造法に関する。さらに詳しくは、低
温時のキュアー性に優れた硬質ポリイソシアヌレートフ
ォームの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、硬質ポリイソシアヌレートフ
ォームは、発泡剤としてトリクロロモノフルオロメタン
(CFC−11)を使用しているため、断熱性や耐熱性
に優れ、冷蔵庫、冷凍庫、建築用などの断熱材として広
く使用されている。しかしながら近年、地球のオゾン層
保護のため、水素原子を含有しないハロゲン化炭化水素
発泡剤などの規制が開始された。この規制対象にCFC
−11が含まれており、硬質ポリイソシアヌーレトフォ
ームの発泡剤は、オゾン破壊係数の小さい水素元素含有
ハロゲン化炭化水素(HCFC−141bなど)や水に
移行しつつある。ところが、これらの発泡剤は、従来の
CFC−11より沸点が高いため、初期の発泡反応が起
こりにくい。そのため、得られた硬質ポリイソシアヌレ
ートフォームは面材からの吸熱により、キュアー性が悪
くなるという問題がある。
【0003】CFC−11を発泡剤として用いる場合の
ポリイソシアヌレートフォームのキュアー性を改良する
方法としては、エチレンジアミンのエチレンオキサイド
とプロピレンオキサイド付加物に、高分子量のグリセリ
ンのエチレンオキサイドとプロピレンオキサイド付加物
を併用する方法(例えば特開昭58−76416号公
報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法は前述のオゾン破壊係数の小さい発泡剤(水素原子
含有ハロゲン化炭化水素や水)を用いた場合において
は、低温キュアー性の改良効果は十分でない。本発明の
目的は、水素原子含有ハロゲン化炭化水素や水を発泡剤
として硬質ポリイソシアヌレートフォームを製造するに
あたり、従来のCFC−11を使った場合と同様の低温
キュアー性を持つ硬質ポリイソシアヌレートフォームの
製造法を提供することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、水素原子
含有ハロゲン化炭化水素や水を発泡剤として用いた場合
でも、樹脂強度が大きく、かつ低温キュアー性に優れた
硬質ポリイソシアヌレートフォームを製造できる方法に
ついて鋭意検討を重ねた結果、硬質ポリイソシアヌレー
トフォームの原料として、特定の構造を有するポリオー
ルを使用することにより、上記の問題点を解決すること
を見出し、本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は、ポリオール(A)とポ
リイソシアネート(B)と水からなる発泡剤(C)とを
反応させて硬質ポリイソシアヌレートフォームを製造す
る方法において、ポリオール(A)として、ビスフェノ
ール類のエチレンオキサイド付加物(a1)と、トルエ
ンジアミンのアルキレンオキサイド付加物(a2)と、
芳香環含有ポリエステルポリオール(a3)とを必須成
分として、(A)中の(a1):(a2):(a3)の
重量比が、(15〜30):(15〜30):(20〜
40)で含有し、かつ平均官能基数が2〜4であり、平
均水酸基価が150〜400であるポリオールを用いる
ことを特徴とする硬質ポリイソシアヌレートフォームの
製造法である。
【0007】本発明で用いられるポリオール(A)に含
まれるビスフルェノール類のエチレンオキサイド付加物
(a1)を構成するビスフェノール類の具体例として
は、例えばビスフェノールA、ビスフェノールF、ビス
フェノールS、4,4’−ジヒドロキシビフェニルおよ
び2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパンが挙げられる。これらのうち好ましいも
のは、ビスフェノールAおよびビスフェノールFであ
る。これらビスフェノール類に付加させるエチレンオキ
サイド(以下EOと略記)の付加モル数は通常1〜8モ
ル、好ましくは2〜6モルである。
【0008】該(A)に含まれるトルエンジアミンのア
ルキレンオキサイド付加物(a2)を構成するトルエン
ジアミンの具体例としては、例えば2,4−トルエンジ
アミン、2,6−トルエンジアミン、2,3−トルエン
ジアミンおよび3,4−トルエンジアミンが挙げられ
る。これらのうち好ましいものは2,4−トルエンジア
ミン、2,6−トルエンジアミンおよびこれらの混合物
である。これらトルエンジアミンに付加させるアルキレ
ンオキサイドとしては、EO、プロピレンオキサイド
(以下POと略記)、ブチレンオキサイド(以下BOと
略記)およびこれらの2種以上の併用(ブロック及び/
又はランダム付加)が挙げられる。これらのうち好まし
いのは、EO、POおよびこれらの併用系である。該ア
ルキレンオキサイドの付加モル数は、通常1〜25モ
ル、好ましくは2〜20モルである。
【0009】該(A)に含まれる芳香環含有ポリエステ
ルポリオール(a3)としては、芳香族ポリカルボン酸
とポリオールとからなる縮合ポリエステルポリオールが
挙げられる。芳香族ポリカルボン酸としては、無水フタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸
などが挙げられる。好ましくは無水フタル酸およびテレ
フタル酸である。ポリオールとしては、例えば2価のア
ルコール(エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
シクロヘキシレングリコールなど)、3価のアルコール
(グリセリン、トリメチロールプロパンなど)および4
価以上のアルコール(ペンタエリスリトール、メチルグ
リコリド、ジグリセリン、ソルビトール、ショ糖など)
が挙げられる。これらのうち好ましいものは、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタジオ
ールおよびグリセリンである。該(a3)の具体例とし
ては、ポリ(エチレン)テレフタレートジオール、ポリ
(1,4−ブチレン)テレフタレートジオール、ポリ
(ジオキシエチレン)テレフタレートジオールなどが挙
げられる。これらのうち好ましいものはポリ(エチレ
ン)テレフタレートジオールである。
【0010】本発明におけるポリオール(A)は、前記
(a1)、(a2)および(a3)を必須成分として含
有するものであり、該(A)中の(a1):(a2):
(a3)の重量比は通常(15〜30):(15〜3
0):(20〜40)、好ましくは(20〜25):
(20〜25):(25〜35)である。(a1)の比
率が15未満では液流れ性が不十分となり、30を超え
るとフォームの強度が低下して収縮し易くなる。(a
2)の比率が15未満ではフォームの強度が低下して収
縮し易くなり、30を超えると液流れ性が悪くなる。
(a3)の比率が20未満では液流れ性が不十分とな
り、40重量%を超えるとフォームの強度が低下する。
また、(A)100重量部中の(a1)と(a2)と
(a3)の合計の含有量は通常50重量部以上、好まし
くは60重量部以上である。この合計量が50重量部未
満の場合は、低温キュアー性が不十分となる。
【0011】(A)は、(a1)、(a2)および(a
3)と共に必要に応じて通常の硬質ポリウレタンフォー
ムに使用される公知のポリオール(a4)(例えば、多
価アルコール、脂肪族アミンもしくはそれらのアルキレ
ンオキサイド付加物、ポリエステルポリオール、ポリブ
タジエンポリオール、アクリルポリオール、エチレン性
不飽和単量体の重合体で変性された重合体ポリオールな
ど)を含有することができる。
【0012】上記多価アルコールの具体例としては、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
メチルグリコリド、ジグリセリン、ソルビトール、ショ
糖などが挙げられる。これらのうちで好ましいものは、
ソルビトールおよびショ糖である。
【0013】上記脂肪族アミンの具体例としては、モノ
エタノールアミン、ジアタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
ペンタメチレンヘキサミンなどが挙げられる。これらの
うち好ましいものは、トリエタノールアミンおよびエチ
レンジアミンである。
【0014】これらの多価アルコールまたは脂肪族アミ
ンに付加させるアルキレンオキサイドとしては、EO、
PO、BOおよびこれらの2種以上の併用(ブロック及
び/又はランダム付加)が挙げられる。これらのうち好
ましいものは、PO、EOおよびこれらの併用系であ
る。該アルキレンオキサイドの付加モル数は、通常0〜
15モル、好ましくは2〜10モルである。
【0015】該(A)の平均官能基数は通常2〜4、好
ましくは2.3〜3.5であり、水酸基価は通常150
〜400、好ましくは200〜350である。平均官能
基数が2未満ではフォームの強度が低下して収縮し易く
なり、4を超えると液流れ性が悪くなる。また、水酸基
価が150未満ではフォームの強度が低下して収縮し易
くなり、400を超えると液流れ性が悪くなる。
【0016】本発明に使用されるポリイソシアネート
(B)としては、従来から硬質ポリウレタンフォームに
使用されているものが使用できる。このようなイソシア
ネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポ
リイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、これら
の変性物(例えば、カルボジイミド変性、アロファネー
ト変性、ウレア変性、ビューレット変性、イソシヌアレ
ート変性、オキサゾリドン変性など)、イソシアネート
基末端プレポリマーおよびこれらの2種以上の混合物が
挙げられる。
【0017】 芳香族ポリイソシアネートの具体例とし
ては、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネ
ート、2,4−および2,6−トリレンジイソシアネー
ト(TDI)、粗製TDI、2,4’−および4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリ
メチレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、
1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリフェニルメ
タン−4,4’,4’’−トリイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメ
チルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。脂
肪族ポリイソシアネートの具体例としては、1,6−ヘ
キサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネートなどが挙げられ
る。脂環式ポリイソシアネートの具体例としては、イソ
ホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイ
ソシアネートなどが挙げられる。変性ポリイソシアネー
トの具体例としては、カルボジイミド変性MDI、ショ
糖変性TDI、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、MDI、粗製MDI、
ショ糖変性TDIおよびカルボジイミド変性MDIであ
る。
【0018】本発明において、(A)からなるポリオー
ル成分と(B)とを反応させて硬質ポリイソシアヌレー
トフォームを製造する際のイソシアネート指数[ポリオ
ール成分中の活性水素基1当量当りの(B)のイソシア
ネート基の当量数×100]は、通常130〜100
0、好ましくは150〜500である。イソシアネート
指数(以下、NCO指数と略記)が130未満では、得
られるフォームの難燃性が十分でなく、1000を超え
るとフォームが脆くなる。
【0019】本発明において発泡剤(C)としては通常
水単独が使用されが、必要により水素原子含有ハロゲン
化炭化水素発泡剤を併用することができる。ハロゲン化
炭化水素発泡剤の具体例としては、HCFCタイプのも
の(例えばHCFC−123、HCFC−141b、H
CFC−22、HCFC−142b);HFCタイプの
もの(例えばHFC−134a、HFC−245fa、
HFC−245ca、HFC−236ea)などが挙げ
られる。これらのうち好ましいものは、HCFC−14
1b、HFC−134a、HFC−245faおよびこ
れらの2種以上の混合物である。また、必要によりこれ
らの水素原子含有ハロゲン化炭化水素発泡剤に、さらに
低沸点炭化水素を併用しても良い。低沸点炭化水素は、
通常沸点が0〜50℃の炭化水素であり、その具体例と
してはプロパン、ブタン、ペンタン、シクロペンタンお
よびこれらの混合物が挙げられる。本発明の方法におけ
る水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤の使用量
は、ポリオール成分100重量部あたり、通常0〜50
重量部、好ましくは0〜45重量部である。水の使用量
はポリオール100重量部あたり、通常0〜10重量
部、好ましくは0.5〜8重量部である。また低沸点炭
化水素類の使用量はポリオール100重量部あたり、通
常0〜40重量部、好ましくは0〜30重量部である。
【0020】 本発明においては必要によりポリイソシ
アヌレート化反応に通常使用される触媒、例えばアミン
系触媒(N,N,N,ジメチルアミノエチル−s−トリ
アジン、1,8ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセ
ン7など)や金属触媒(オクチル酸カリ、酢酸カリ、ジ
ブチルチンジラウレートなど)を使用することができ
る。さらに通常のポリウレタン反応に使用される触媒を
併用することもできる。触媒の使用量は(A)の重量に
対して、通常0.001〜5重量%である。
【0021】更に必要により、整泡剤、着色剤(染料、
顔料)、可塑剤、充填剤、難燃剤、老化防止剤、抗酸化
剤などの公知の添加剤も使用することができる
【0022】硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造
法の一例を下記に示す。まず、ポリオール成分、発泡
剤、整泡剤、触媒およびその他の添加剤を所定量混合す
る。次いでポリウレタン発泡機又は攪拌機を使用して、
この混合物とポリイソシアネート成分とを急速混合す
る。得られた混合液を面材に散布し、硬化させることに
より、硬質ポリイソシアヌレートフォームを得る。
【0023】本発明の方法で得られる硬質ポリイソシア
ヌレートフォームは強度が高くて断熱性が良く、特に低
温時のキュアー性に優れているため、冷蔵庫、冷凍庫、
建築用などの断熱材のスプレー施工等に広く利用でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例中の「部」は重量部を示す。
【0025】
【実施例】
実施例1 ビスフェノールF(1モル)にEO(6モル)を付加し
た水酸基価240のポリオール(a1−1)30部、ト
ルエンジアミン(1モル)にEO(16.1モル)を付
加後PO(4.3モル)を付加した水酸基価208のポ
リオール(a2−1)30部、無水フタル酸(3モル)
とエチレングリコール(4モル)とを縮合して得た水酸
基価162の芳香環含有ポリエステルポリオール(a3
−1)40部(全ポリオールの平均官能基数2.4、平
均水酸基価200)、「ファイロールPCF」(アクゾ
ジャパン社製、難燃剤)15部、「シリコーンSH−1
93」(トーレシリコーン社製、整泡剤)3.0部、
「ポリキャット−41」(サンアプロ社製、アミン触
媒)2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.1
部、水2.0部および「HCFC−141b」64部を
予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に温
度調節した「ミリオネートMR−100」(日本ポリウ
レタン工業製、粗製MDI)235部(NCO指数=3
00)を加えてホモディスパー(特殊機化製攪拌機)3
000rpmで3秒攪拌後、5℃に温度調節した50X
50X2(mm、厚み)の鉄板を置いたベニヤ板の上
に、散布した。10分後、ベニヤ板をはずし、硬質ポリ
イソシアヌレートフォームを得た。
【0026】実施例2 ビスフェノールA(1モル)にEO(2モル)を付加し
た水酸基価355のポリオール(a1−2)20部、ト
ルエンジアミン(1モル)にEO(6.5モル)を付加
後PO(4.0モル)を付加した水酸基価350のポリ
オール(a2−2)20部、無水フタル酸(2モル)と
エチレングリコール(3モル)とを縮合して得た水酸基
価233の芳香環含有ポリエステルポリオール(a3−
2)25部、エチレンジアミン(1モル)にEO(6.
1モル)とPO(6.2モル)を付加した水酸基価32
6のポリオール(a4−1)35部(全ポリオールの平
均官能基数2.8、平均水酸基価313)、「ファイロ
ールPCF」15部、「シリコーンSF−2936F」
(トーレシリコーン社製、整泡剤)3.0部、「ポリキ
ャット−42」(サンアプロ社製、アミン触媒)5.0
部、水2.0部および「HCFC−141b」57部を
予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に温
度調節した「ミリオネートMR−200」(日本ポリウ
レタン製、粗製MDI)210部(NCO指数=20
0)を加え、実施例1と同様の操作を行い、硬質ポリイ
ソシアヌレートフォームを得た。
【0027】実施例3 ビスフェノールA(1モル)にEO(4モル)を付加し
た水酸基価280のポリオール(a1−3)25部、
(a2−1)25部、(a3−1)35部、エチレンジ
アミン(1モル)にPO(4.2モル)とEO(4.5
モル)を付加した水酸基価450のポリオール(a4−
2)15部(全ポリオールの平均官能基数2.6、水酸
基価246)、「ファイロールPCF」5部、「シリコ
ーンSH−193」3.0部、「ポリキャット−41」
2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.1部、水
3.0部および「HCFC−141b」43部を予め配
合して25℃に温度調節し、この中に25℃に温度調節
した「ミリオネートMR−100」157部(NCO指
数=150)を加え、実施例1と同様の操作を行い、硬
質ポリイソシアヌレートフォームを得た。
【0028】 実施例4 ビスフェノールA(1モル)にEO(6モル)を付加し
た水酸基価228のポリオール(a1−4)25部、
(a2−1)25部、無水フタル酸(6モル)とエチレ
ングリコール(9モル)およびグリセリン(1モル)と
を縮合して得た水酸基価328の芳香環含有ポリエステ
ルポリオール(a3−3)25部、エチレンジアミン
(1モル)にEO(5.0モル)とPO(4.8モル)
を付加した水酸基価400のポリオール(a4−3)2
5部(全ポリオールの平均官能基数2.8、平均水酸基
価291)、「ファイロールPCF」15部、「シリコ
ーンSZ−1642」(日本ユニカー社製、整泡剤)
3.0部、「ポリキャット−42」5.0部、水2.0
部および「HCFC−141b」53部を予め配合して
25℃に温度調節し、この中に25℃に温度調節した
「ミリオネートMR−200」200部(NCO指数=
200)を加え、実施例1と同様の操作を行い、硬質ポ
リイソシアヌレートフォームを得た。
【0029】実施例5 (a1−3)20部、トルエンジアミン(1モル)にE
O(14.2モル)を付加後PO(4.0モル)を付加
した水酸基価230のポリオール(a2−3)30部、
(a3−2)30部、ポリオール(a4−1)20部
(全ポリオールの平均官能基数2.7、平均水酸基価2
60)、「ファイロールPCF」5部、「シリコーンS
F−2936F」3.0部、「ポリキャット−42」
5.0部および水6.0部を予め配合して25℃に温度
調節し、この中に25℃に温度調節した「ミリオネート
MR−200」230部(NCO指数=150)を加
え、実施例1と同様の操作を行い、硬質ポリイソシアヌ
レートフォームを得た。
【0030】実施例6 (a1−4)35部、トルエンジアミン(1モル)にE
O(9.0モル)を付加後PO(4.0モル)を付加し
た水酸基価300のポリオール(a2−4)35部、
(a3−1)40部(全ポリオールの平均官能基数2.
5、平均水酸基価250)、「ファイロールPCF」1
5部、「シリコーンSH−193」3.0部、「ポリキ
ャット−42」5.0部および水6.0部を予め配合し
て25℃に温度調節し、この中に25℃に温度調節した
「ミリオネートMR−100」301部(NCO指数=
200)を加え、実施例1と同様の操作を行い、硬質ポ
リイソシアヌレートフォームを得た。
【0031】比較例1 (a1−1)40部、(a2−1)25部、(a3−
1)35部(全ポリオールの平均官能基数2.3、平均
水酸基価205)、「ファイロールPCF」15部、
「シリコーンSH−193」3.0部、「ポリキャット
−41」2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.
1部、水2.0部および「HCFC−141b」65部
を予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に
温度調節した「ミリオネートMR−100」239部
(NCO指数=300)を加え、実施例1と同様の操作
を行い、硬質ポリイソシアヌレートフォームを得た。
【0032】比較例2 (a1−1)25部、(a2−1)40部、(a3−
1)35部(全ポリオールの平均官能基数2.5、平均
水酸基価200)、「ファイロールPCF」15部、
「シリコーンSH−193」3.0部、「ポリキャット
−41」2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.
1部、水2.0部および「HCFC−141b」64部
を予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に
温度調節した「ミリオネートMR−100」235部
(NCO指数=300)を加え、実施例1と同様の操作
を行い、硬質ポリイソシアヌレートフォームを得た。
【0033】比較例3 (a1−1)25部、(a2−1)25部、(a3−
1)50部(全ポリオールの平均官能基数2.3、平均
水酸基価194)、「ファイロールPCF」15部、
「シリコーンSH−193」3.0部、「ポリキャット
−41」2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.
1部、水2.0部および「HCFC−141b」63部
を予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に
温度調節した「ミリオネートMR−100」231部
(NCO指数=300)を加え、実施例1と同様の操作
を行い、硬質ポリイソシアヌレートフォームを得た。
【0034】比較例4 グリセリン(1モル)にエチレンオキサイド(52モ
ル)とプロピレンオキサイド(17モル)を付加したポ
リオール(a4−5)30部、エチレンジアミン(1モ
ル)にエチレンオキサイド(5モル)とプロピレンオキ
サイド(3.8モル)を付加したポリオール(a4−
6)70部(ポリオールの平均官能基数3.9、平均水
酸基価330)、「ファイロールPCF」15部、「シ
リコーンSH−193」3.0部、「ポリキャット−4
1」2.0部、「ジブチルチンジラウレート」0.1
部、水2.0部および「HCFC−141b」81部を
予め配合して25℃に温度調節し、この中に25℃に温
度調節した「ミリオネートMR−100」329部(N
CO指数=300)を加え、実施例1と同様の操作を行
い、硬質イソシアヌレートフォームを得た。
【0035】低温時のキュアー性は、以下の方法により
評価した。5℃に温度調節したベニヤ板の上に置いた鉄
板(50mmx50mm)上に30mm厚みに発泡させ
たフォームを切り出し、JISA−9526の方法に従
って接着強度(単位Kg/cm2)を測定し、比較し
た。フォーム密度(単位はKg/m3)は、コア部を5
0X50X20(mm、厚み)直方体に切り出して求め
た。実施例1〜6で得られたフォームを評価した結果を
それぞれ表1に、比較例1〜4で得られたフォームを評
価した結果をそれぞれ表2に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】表1および表2から明らかなように、実施
例1〜6の接着強度は、比較例1〜4の接着強度と比較
して明らかに大きい。
【0039】
【発明の効果】本発明の硬質ポリイソシアヌレートフォ
ーム製造法を用いることにより、水素原子含有ハロゲン
化炭化水素や水を発泡剤として使用しても、従来のCF
C−11を使った場合と同等の接着強度を実現すること
ができる。上記効果を奏することから、本発明の方法に
より得られるポリイソシアヌレートフォームは冷蔵庫、
冷凍庫、建築材用等のの断熱材として極めて有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−231667(JP,A) 特開 昭59−47223(JP,A) 特開 昭59−136317(JP,A) 特開 昭54−98(JP,A) 特開 平4−103613(JP,A) 特開 昭57−151613(JP,A) 特開 平4−351620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール(A)とポリイソシアネート
    (B)と水からなる発泡剤(C)とを反応させて硬質ポ
    リイソシアヌレートフォームを製造する方法において、
    ポリオール(A)として、ビスフェノール類のエチレン
    オキサイド付加物(a1)と、トルエンジアミンのアル
    キレンオキサイド付加物(a2)と、芳香環含有ポリエ
    ステルポリオール(a3)とを必須成分として、(A)
    中の(a1):(a2):(a3)の重量比が、(15
    〜30):(15〜30):(20〜40)で含有し、
    かつ平均官能基数が2〜4であり、平均水酸基価が15
    0〜400であるポリオールを用いることを特徴とする
    硬質ポリイソシアヌレートフォームの製造法。
  2. 【請求項2】 (a1)が、ビスフェノール類にエチレ
    ンオキサイドが1〜8モル付加したポリオールである請
    求項1記載の製造法。
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