JP3107705B2 - バタフライ弁のダスト除去装置 - Google Patents

バタフライ弁のダスト除去装置

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JP3107705B2
JP3107705B2 JP06125611A JP12561194A JP3107705B2 JP 3107705 B2 JP3107705 B2 JP 3107705B2 JP 06125611 A JP06125611 A JP 06125611A JP 12561194 A JP12561194 A JP 12561194A JP 3107705 B2 JP3107705 B2 JP 3107705B2
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバタフライ弁のダスト除
去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバタフライ弁として図5
に示すものがある。これは、配管1に同心状に介装した
円筒状の弁箱2内に弁体3を回動自在に配設したもので
あって、同図仮想線に示すように、弁軸4を操作して、
弁体3を回動させることにより、その外周部3aを弁箱
2の内周面に突設した上下両シート部5に当接させて、
弁閉鎖状態にするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
図6に示すように、配管1中を流通する空気等の流体A
によって、弁箱2の内周面2aと上下両シート部5の弁
体対向側面5aとの間の窪部6に渦aが発生し、その渦
aによって上記流体Aに含まれるダストDが失速して窪
部6に堆積しやすく、この結果、弁閉鎖時に、弁体3の
外周部3aとシート部5との間にダストDが挟まって、
完全に閉鎖することができなかったり、弁体3と弁箱2
またはシート部5との間にダストDが食い込んで、閉鎖
状態の弁体3を開放方向に回動させるのに強大な労力を
必要とすることがあった。
【0004】そこで、流体Aを逆方向に流して所謂逆洗
を行い。これによって、窪部6に堆積したダストDを除
去することが考えられているが、この程度では、窪部6
からダストDを確実に除去することが困難であり、ま
た、その逆洗作業の間、流体Aの供給を停止しなければ
ならず、稼働効率が低下するという難点がある。
【0005】本発明は、上記難点に鑑み、配管中を流通
する流体の供給を停止させることなく、ダストを確実に
除去できるようにしたバタフライ弁のダスト除去装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内に回動自在に配設された弁体を回
動させて、その外周部を弁箱内周面に突設したシート部
に当接させることにより、弁閉鎖状態にするようにした
バタフライ弁において、前記弁箱に、この弁箱内周面と
シート部の弁体対向側面との間の窪部に対向して周方向
所定間隔をおいて複数の貫通孔がほぼ接線方向に貫設さ
れ、該各貫通孔に流体供給手段が接続されていることを
特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成において、弁体の外周部がシート部に
当接していない弁開放状態では、弁箱の内周面とシート
部の弁体対向側面との間の窪部に弁箱中を流通する流体
に含まれるダストが失速して堆積しようとするが、流体
供給手段により貫通孔から窪部に向けて供給される流体
により旋回流が発生し、窪部に堆積しょうとするダスト
を吹き飛ばすことができる。従って、弁体を閉鎖方向に
回動させたときに、弁体の外周部とシート部との間にダ
ストが挟まることがなくなり、確実に弁閉鎖状態にする
ことができる。
【0008】また、弁閉鎖状態では、上記窪部にダスト
が堆積する虞れがあるが、この場合にも、流体供給手段
によって各貫通孔に流体を供給することにより、そのダ
ストを吹き飛ばすことができる。従って、従来のよう
に、弁体と弁箱またはシート部との間にダストが食い込
むことがなくなり、弁体の開放操作を容易に行なうこと
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明の一実施例であるバタフラ
イ弁を配管1中に介装した状態を示し、弁箱2に、この
弁箱2の内周面2aと上下両シート部5の弁体対向側面
5aとの間の各窪部6に対向して周方向所定間隔をおい
て複数の貫通孔7が貫設され(図3参照)、該貫通孔7
に流体供給手段8が接続されている。
【0010】前記貫通孔7は、図4に示すように、その
軸心Oが弁箱2の内周面2aに接する接線Sに対して小
角度(この実施例では20°)傾斜して、その内周面2
aに対してほぼ接線方向に延びている。従って、流体供
給手段8により各貫通孔7から窪部6に流体(例えば空
気などからなるパージガス)Bを供給すると、窪部6に
旋回流が発生する。
【0011】流体供給手段8は、弁箱2の外周面に外嵌
されると共に、内部が仕切壁9aにより上下2室10
a,10bに仕切られ、該各室10a,10bがそれぞ
れ前記上側の各貫通孔7と下側の各貫通孔7にそれぞれ
連通された環状ダクト9と、該環状ダクト9に接続され
ることにより前記各室10a,10bにそれぞれ連通さ
れた開閉バルブ11付き流体供給パイプ12とから構成
されている。
【0012】上記構成において、図1実線に示すよう
に、弁体3の外周部3aがシート部5に当接していない
弁開放状態では、弁箱2の内周面2aと各シート部5の
弁体対向側面5aとの間の窪部6に配管1中を流通する
流体Aに含まれるダストDが失速して堆積しようとする
が、流体供給手段8により貫通孔7から窪部6に向けて
供給される流体Bにより旋回流が発生し、窪部6に堆積
しようとするダストDを吹き飛ばすことができる。従っ
て、弁体3を閉鎖方向に回動させたときに、弁体3の外
周部3aとシート部5との間にダストDが挟まることが
なくなり、確実に弁閉鎖状態にすることができる。
【0013】また、図1仮想線に示すように、弁体3の
外周部3aがシート部5に当接された弁閉鎖状態では、
窪部6にダストDが堆積する虞れがあるが、この場合に
も、流体供給手段8により貫通孔7から窪部6に流体B
を供給することにより、そのダストDを除去することが
できる。従って、弁体3と弁箱2またはシート部5との
間にダストが食い込むことがなくなり、弁体3の開放操
作を容易に行なうことができる。
【0014】更に、環状ダクト9内が仕切壁9aにより
仕切られているから、図1仮想線に示す弁閉鎖状態で、
貫通孔7に流体Bを供給していない場合でも、弁箱2内
の弁体3より上流側とその下流側とが貫通孔7及び環状
ダクト9を介して連通することがなく、流体Aの漏洩を
確実に防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、窪部に対向して弁箱に
複数の貫通孔がほぼ接線方向に貫設されているため、そ
の各貫通孔を通って流体供給手段により前記窪部に向け
て流体を供給することにより、窪部に旋回流を発生させ
て、その窪部に堆積しようとするダストを吹き飛ばすこ
とができる。従って、弁体を閉鎖方向に回動させたとき
に、弁体の外周部とシート部との間にダストが挟まるこ
とがなくなり、確実に弁閉鎖状態にすることができ、ま
た、弁閉鎖状態では、上記窪部にダストが堆積する虞れ
があるが、この場合にも、流体供給手段によって各貫通
孔に流体を供給することにより、そのダストを吹き飛ば
すことができる。従って、弁体と弁箱またはシート部と
の間にダストが食い込むことがなくなり、弁体の開放操
作を容易に行なうことができる。
【0016】更に、ダストを除去するにあたって、配管
中を流通する流体の供給を停止させる必要がないから、
稼働効率も低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバタフライ弁を配管中
に介装した状態を示す縦断面図である。
【図2】同横断面図である。
【図3】同要部の拡大縦断面図である。
【図4】同要部の拡大横断面図である。
【図5】従来例を示す縦断面図である。
【図6】同要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 弁箱 2a 弁箱の内周面 3 弁体 3a 弁体の外周部 5 シート部 5a シート部の弁体対向側面 6 窪部 7 貫通孔 8 流体供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−304272(JP,A) 特開 平7−127750(JP,A) 特開 昭63−67469(JP,A) 実開 平4−19976(JP,U) 実開 平2−140073(JP,U) 実開 昭63−11977(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/00 F16K 1/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に回動自在に配設された弁体を回
    動させて、その外周部を弁箱内周面に突設したシート部
    に当接させることにより、弁閉鎖状態にするようにした
    バタフライ弁において、前記弁箱に、この弁箱内周面と
    シート部の弁体対向側面との間の窪部に対向して周方向
    所定間隔をおいて複数の貫通孔がほぼ接線方向に貫設さ
    れ、該各貫通孔に流体供給手段が接続されていることを
    特徴とするバタフライ弁のダスト除去装置。
JP06125611A 1994-06-08 1994-06-08 バタフライ弁のダスト除去装置 Expired - Fee Related JP3107705B2 (ja)

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WO2004072518A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Taiho Kogyo Co., Ltd. 流量制御バルブ
KR101745307B1 (ko) * 2017-01-24 2017-06-12 (주) 대 홍 마이너스 지게차

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JP5007787B2 (ja) * 2006-05-08 2012-08-22 株式会社本山製作所 偏心形回転弁

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