JP3106341B2 - キュア装置 - Google Patents

キュア装置

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JP3106341B2
JP3106341B2 JP06314281A JP31428194A JP3106341B2 JP 3106341 B2 JP3106341 B2 JP 3106341B2 JP 06314281 A JP06314281 A JP 06314281A JP 31428194 A JP31428194 A JP 31428194A JP 3106341 B2 JP3106341 B2 JP 3106341B2
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームにペー
ストを介してチップがボンディングされた試料の前記ペ
ーストを乾燥させるキュア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キュア装置として、例えば実公平
6−19546号公報、特開平4−5838号公報、特
開平5−109792号公報等があげられる。これらの
キュア装置は、試料を加熱する角柱状のヒートブロック
を試料の搬送方向に沿って等間隔に複数個配設してい
る。そして、実公平6−19546号公報にも開示され
ているように、各ヒートブロックは、試料搬入口から試
料搬出口に向かって段階的に加熱される。そこで、各ヒ
ートブロックをそれぞれ個別に温度制御している。例え
ば、ヒートブロックが8個の場合、試料搬入口側から3
個のヒートブロックを250°C、次の2個のヒートブ
ロックを270°C、残りの3個を250°Cに制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、複数
個のヒートブロックを単に等間隔に配設したものであ
り、隣接したヒートブロックの熱が互いに作用する点に
ついては何ら配慮されていない。このため、各ヒートブ
ロックの温度を確実に制御することができなく、またそ
の制御が容易でなかった。
【0004】本発明の目的は、各ヒートブロックの温度
を確実に制御することができ、またその制御が容易なキ
ュア装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、リードフレームにペーストを介して
チップがボンディングされた試料の試料搬送方向に隙間
を有して配設され、前記試料を加熱するための複数個の
ヒートブロックを有したキュア装置において、前記各ヒ
ートブロックは、ヒートブロック本体の下面、試料搬送
方向の両側面及び試料搬送方向と直角方向の両側面にそ
れぞれ断熱板を固定し、前記ヒートブロック本体の上面
には、ホットプレートが固定されていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】ヒートブロックは、ヒートブロック本体の上面
を除いて周囲が断熱板で覆われているので、隣接したヒ
ートブロックの熱が互いに作用することがなく、各ヒー
トブロックの温度を確実に制御することができ、またそ
の制御が容易である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図13に
より説明する。図1及び図2に示すように、架台1上に
は、複数個の支柱2を介してケーシング3が固定されて
いる。ケーシング3は、支柱2に固定された試料加熱室
用ケーシング4とガス供給室用ケーシング5とからな
り、ガス供給室用ケーシング5は試料加熱室用ケーシン
グ4に対して開閉自在となっている。
【0008】次にガス供給室用ケーシング5の開閉構造
を図2により説明する。架台1の前方側(右方側)の両
側にはガス供給室用ケーシング5を支持する支柱10が
固定されており、支柱10にはピン11が固定されてい
る。ピン11にはガス供給室用ケーシング5の前方側が
回転自在に支承されている。また架台1の後方側の両側
には支持板12が固定されており、支持板12には閉じ
た状態(実線で示す状態)のガス供給室用ケーシング5
の側方に位置するようにL型支持板13が固定されてい
る。L型支持板13にはピン14が固定され、ピン14
にはレバー15の一端が回転自在に支承されている。レ
バー15の他端部には、長手方向に伸びた長溝15a
と、この長溝15aの先端より上方に伸びた止め用溝1
5bとが形成されており、溝15a、15bにはガス供
給室用ケーシング5の側面に固定されたピン16が挿入
されている。
【0009】またガス供給室用ケーシング5を閉じた時
に前方側及び後方側が試料加熱室用ケーシング4に当接
し、図2及び図4に示すように、右側に試料搬入口1
7、左側に試料搬出口18が形成されるように、ガス供
給室用ケーシング5の前方側及び後方側には前カバー1
9及び後カバー20が固定されている。またガス供給室
用ケーシング5の後方側には把手21が固定されてい
る。
【0010】そこで、図2の実線の状態より把手21を
持ち上げると、ガス供給室用ケーシング5はピン11を
支点として2点鎖線の状態となって開き、試料加熱室用
ケーシング4の上面が開放する。この場合、ガス供給室
用ケーシング5に固定されたピン16が長溝15aに沿
って移動し、ピン16が止め用溝15bに移ると、ガス
供給室用ケーシング5の開きが制限されると共に、ピン
16が止め用溝15bに係合し、ガス供給室用ケーシン
グ5はレバー15によってその状態に保持される。ガス
供給室用ケーシング5を閉じる場合は、レバー15の先
端部を上方に僅かに押してピン16を長溝15aに位置
させ、把手21を下方に回動させると、前カバー19及
び後カバー20が試料加熱室用ケーシング4に当接密着
してガス供給室用ケーシング5は閉じられる。
【0011】次に試料加熱室用ケーシング4内の構造を
図4、図5及び図7により説明する。試料加熱室用ケー
シング4内の底面には、前方側、中央部及び後方側に細
長いスペーサ25が固定され、スペーサ25上には、1
枚のヒートブロック支持板26が固定されている。この
スペーサ25によってヒートブロック支持板26と試料
加熱室用ケーシング4の底面間に空間27が形成されて
いる。ヒートブロック支持板26上には、試料搬送方向
28(試料搬入口17から試料搬出口18方向)に複数
個(実施例は8個)のヒートブロック29が隙間30を
有して固定され、隙間30が空間27に連通するよう
に、前記ヒートブロック支持板26には長溝26aが形
成されている。
【0012】ヒートブロック29は、2個のヒータ31
が埋設されたヒートブロック本体32を有し、ヒートブ
ロック本体32の上面にはホットプレート33が固定さ
れている。またヒートブロック本体32の下面、試料搬
送方向28の両側面及び試料搬送方向28と直角方向の
両側面には、それぞれ耐熱製の断熱板34、35、36
が固定されている。ホットプレート33の上面には、試
料搬送方向28に複数個(実施例は4個)の送りワイヤ
用溝33aが形成されている。また試料加熱室用ケーシ
ング4の底面には排気管37が空間27に連通するよう
に固定されている。ここで、ヒートブロック本体32及
びホットプレート33はステンレス材よりなり、断熱板
34、35、36は日光化成株式会社製の商品名「ニコ
ライト」よりなる。
【0013】次にガス供給室用ケーシング5の構造を図
4及び図6により説明する。ガス供給室用ケーシング5
は、上下が開口した四角状の枠体40を有し、この枠体
40の内面全部には断熱板41が固定されている。また
枠体40の下方開口部に沿ってフランジ部42aを有す
る下蓋42が配設され、下蓋42のフランジ部42aに
はゴムパッキン43を介して耐熱透明ガラスよりなるガ
ス供給スリット形成板44が試料搬送方向28に沿って
ガス供給スリット45を有するように平行に固定されて
いる。ここで、ガス供給スリット45はヒートブロック
29に対応するように設けられている。そして、ガス供
給スリット形成板44が固定された下蓋42は、ゴムパ
ッキン46を介して枠体40に固定されている。枠体4
0の上方開口部はゴムパッキン47を介して枠体40に
固定された透明な上蓋48で覆われている。
【0014】次にガス供給室用ケーシング5内へのガス
供給手段の構造を説明する。ガス供給室用ケーシング5
内には、両端が密閉されたパイプよりなるガス噴出パイ
プ55が4個配設され、ガス噴出パイプ55の両端に固
定された軸56は前記断熱板41を通して枠体40に固
定されている。ここで、ガス噴出パイプ55には、多数
のガス噴出孔(図示せず)が形成されている。ガス噴出
パイプ55には連結ブロック57が固定され、連結ブロ
ック57には枠体40に固定されたヒータ付ガス導入パ
イプ58の一端が固定されている。ここで、試料搬入口
17に近い2個のガス噴出パイプ55に対するガス導入
パイプ58は試料搬入口17側に伸び、試料搬出口18
に近い2個のガス噴出パイプ55に対するガス導入パイ
プ58は試料搬出口18側に伸びており、ガス導入パイ
プ58には、図示しないガス供給源に接続されている。
またガス導入パイプ58より供給されたガスがガス噴出
パイプ55内に流れるように、連結ブロック57及びガ
ス噴出パイプ55には連通穴が設けられている。
【0015】次に試料搬送手段を図1乃至図3及び図5
(主に図1及び図5参照)により説明する。試料加熱室
用ケーシング4のほぼ中央に対応した架台1上には、エ
アシリンダ60が固定されており、エアシリンダ60の
作動ロッドには可動板61が固定されている。また架台
1上にはボルト62が立設され、ボルト62には可動板
61が遊嵌されている。またボルト62には、可動板6
1の上方及び下方に上限ストッパ用ナット63及び下限
ストッパ用ナット64が螺合され、更に可動板61と上
限ストッパ用ナット63間及び可動板61と下限ストッ
パ用ナット64間にはストッパクッション65、66が
遊嵌されている。
【0016】可動板61の試料搬入口17側の端部に
は、ブラケット70を介してモータ71が固定されてお
り、モータ71の出力軸にはタイミングプーリ72が固
定されている。また可動板61上の試料搬入口17側に
は、軸支持板73が固定されており、軸支持板73には
駆動軸74が回転自在に支承されている。駆動軸74の
一端部にはタイミングプーリ75が固定され、タイミン
グプーリ75と前記タイミングプーリ72にはタイミン
グベルト76が掛けられている。
【0017】前記駆動軸74には、ホットプレート33
の送りワイヤ用溝33aに対応して反復駆動プーリ80
が固定されている。反復駆動プーリ80は、図8に示す
ように、2つの第1及び第2のプーリ溝80a、80b
を有し、また軸方向に貫通した丸形の止め穴80cが形
成され、この止め穴80cより外周にロープ挿入用溝8
0dが形成されている。再び図1及び図5に戻って、可
動板61上には、軸支持板73の外側及び試料搬出口1
8側にプーリ支持板81、82が固定されており、プー
リ支持板81、82には上下にそれぞれプーリ軸83、
84及び85、86が回転自在に支承されている。プー
リ軸83、85には、それぞれ2個のプーリ87、88
が固定され、プーリ87、88のプーリ溝はホットプレ
ート33の送りワイヤ用溝33aの延長線上に位置して
いる。プーリ軸84、86には、前記プーリ87、88
に対応した位置にプーリ89、90が固定されている。
【0018】前記反復駆動プーリ80及びプーリ87〜
90には、図9に示すワイヤロープ95が掛けられ、ワ
イヤロープ95の両端は、図10に示す結合具110で
結合されている。まずワイヤロープ95の構成を図9に
より説明する。2本の第1及び第2のワイヤロープ9
6、97の一端は、前記反復駆動プーリ80(図8参
照)の止め穴80cより大きいボール状の端末金具98
に挿通されてかしめ固定され、一体となっている。一方
の第1のワイヤロープ96の他端は、折り曲げられて固
定具99で固定され、輪部96aが形成されている。他
方の第2のワイヤロープ97の他端は、連結具100に
挿入されて折り曲げられ、固定具101で固定されてい
る。なお、連結具100の端面には右ねじ部100aが
形成されている。
【0019】次に結合具110の構成を図10により説
明する。前記連結具100とほぼ同じ構造の連結具11
1を有し、連結具111の一端には、前記連結具100
の右ねじ部100aと逆の左ねじ部111aが形成され
ている。連結具100の他端部にはワイヤ112が挿通
され、ワイヤ112の一方の端部は固定具113で固定
されている。ワイヤ112の他方の端部は輪部112a
を形成するように折り曲げられて固定具114で固定さ
れている。またワイヤ112の輪部112a及び前記ワ
イヤロープ95(図9参照)の輪部96aに掛ける引張
りコイルバネ115を有する。また前記連結具100と
連結具111を結合するために、連結具100の右ねじ
部100aに螺合する右ねじ部116aと連結具111
の左ねじ部111aに螺合した左ねじ部116bが形成
された調整ボルト116を有している。なお、117は
緩み防止用のナットを示す。
【0020】次にワイヤロープ95の掛け方を図9乃至
図11により説明する。第1及び第2のワイヤロープ9
6、97を重ねた状態で反復駆動プーリ80のロープ挿
入用溝80dより止め穴80cに挿入し、ワイヤロープ
95の端末金具98を反復駆動プーリ80の側面に位置
させる。端末金具98は止め穴80cより大きく形成さ
れているので、端末金具98は止め穴80cより抜けな
くなる。次に一方の第1のワイヤロープ96を反復駆動
プーリ80の第1のプーリ溝80aに反時計方向(矢印
D方向)に180°回してプーリ89、87、88、9
0に掛け、端部の輪部96aに結合具110の引張りコ
イルバネ115を掛ける。また他方の第2のワイヤロー
プ97を反復駆動プーリ80の第2のプーリ溝80bに
時計方向(矢印E方向)に180°回して連結具100
を結合具110の調整ボルト116の右ねじ部116a
に螺合させる。そして、調整ボルト116を回して第1
及び第2のワイヤロープ96、97に弛みがないように
引張りコイルバネ115に適度の張力を与える。これに
より、プーリ87と88間の第1のワイヤロープ96は
ホットプレート33の送りワイヤ用溝33a間に配設さ
れる。
【0021】次に前記のように構成されたキュア装置の
作用について説明する。図13に示すように、リードフ
レーム120にチップ121が銀又は半田等のペースト
122によりダイボンディングされた試料123は、ダ
イボンダ(図示せず)より試料123の長手方向に搬送
されて搬送手段の第1のワイヤロープ96の一端部(右
側部)上に送られる。この状態においては、第1のワイ
ヤロープ96はホットプレート33の送りワイヤ用溝3
3aより上方に位置している。即ち、エアシリンダ60
の作動ロッドが突出して可動板61が上昇した状態にあ
る。可動板61にはプーリ87、89及び88、90を
支持するプーリ支持板81、82が固定されているの
で、可動板61と共にワイヤロープ95も上昇する。
【0022】次にモータ71が図1において反時計方向
(矢印F方向)に一定量回転する。これにより、タイミ
ングプーリ72、タイミングベルト76、タイミングプ
ーリ75を介して駆動軸74が反時計方向に回転し、第
1のワイヤロープ96が試料搬送方向28に一定量送ら
れる。次にエアシリンダ60の作動ロッドが引っ込んで
可動板61が下降して第1のワイヤロープ96はホット
プレート33の送りワイヤ用溝33a内に位置し、試料
123はホットプレート33上に載置される。一時静止
して試料123はホットプレート33で加熱される。こ
の間にモータ71は前記と逆方向(時計方向)に前記し
た回転量だけ逆回転する。その後、エアシリンダ60の
作動ロッドが突出して可動板61が上昇し、試料123
は第1のワイヤロープ96によってヒートブロック29
上より持ち上げられる。次に再びモータ71が反時計方
向(矢印F方向)に一定量回転し、その後エアシリンダ
60の作動ロッドが引っ込んで可動板61が下降する動
作により、次のホットプレート33上に載置される。こ
のタクト送り動作により、試料123は試料搬入口17
側のヒートブロック29から順次試料搬出口18側のヒ
ートブロック29上に搬送される。
【0023】ところで、本実施例においては、反復駆動
プーリ80に第1及び第2のプーリ溝80a、8bを形
成し、第1及び第2のプーリ溝80a、8bにそれぞれ
第1及び第2のワイヤロープ96、97を掛けている。
このように、反復駆動プーリ80にワイヤロープ96、
97が全周に掛けられた状態にあるので、ワイヤロープ
96、97がスリップしなく、また反復駆動プーリ80
が正逆回転しても第1のワイヤロープ96と第2のワイ
ヤロープ97が噛み合うことがなく、第1のワイヤロー
プ96は常に一定量送られる。即ち、第1のワイヤロー
プ96の送り量が変動しないので、試料123は常に一
定量送られ、確実にヒートブロック29上に載置され
る。
【0024】前記したように試料123がヒートブロッ
ク29で加熱される場合、試料123の表面上にはヒー
タ付ガス導入パイプ58より加熱されてガス供給室用ケ
ーシング5内に供給された高温ガスが吹き付けられる。
即ち、ガス導入パイプ58に供給された高温ガスは、ガ
ス噴出パイプ55のガス噴出孔よりガス供給室用ケーシ
ング5内に噴出し、この高温ガスはガス供給スリット4
5を通って層状に流れ、試料123の表面に均一に吹き
付けられる。試料123に吹き付けられた高温ガスは、
試料123から発生した有害ガスを伴って各ヒートブロ
ック29の隙間30、ヒートブロック支持板26の長溝
26a、空間27を通って排気管37より外部に排気さ
れる。
【0025】前記各ヒートブロック29のホットプレー
ト33は、試料搬入口17から試料搬出口18に向かっ
て実公平6−19546号公報に示すように段階的に加
熱される。そこで、各ヒートブロック29をそれぞれ別
個に温度制御している。例えば、試料搬入口17側から
3個のヒートブロック29を250°C、次のヒートブ
ロック29を270°C、残りの3個を250°Cに制
御している。本実施例においては、ヒートブロック29
のヒートブロック本体32は上面を除いて周囲は断熱板
34、35、36で覆われているので、隣接したヒート
ブロック29の熱が互いに作用することがなく、各ヒー
トブロック29の温度を確実に制御することができ、ま
たその制御が容易である。
【0026】また本実施例においては、ガス供給室用ケ
ーシング5は試料加熱室用ケーシング4に対して開閉自
在となっている。そこで、試料123の搬送不良、例え
ば傾いて搬送された場合、またワイヤロープ95が切れ
た場合、ワイヤロープ95及びヒートブロック29の汚
れの清掃の場合等には、把手21を持ち上げるとガス供
給室用ケーシング5が開いて試料加熱室用ケーシング4
の上面が開放する。これにより、ヒートブロック29及
び試料搬送手段のワイヤロープ95が露出するので、そ
こで、搬送不良の試料123を容易に取り除くことがで
きる。また切れた第1のワイヤロープ96の交換、第1
のワイヤロープ96及びヒートブロック29表面の清掃
等が短時間に能率良く行なうことができ、生産性が向上
する。
【0027】なお、上記実施例は、ケーシングを、複数
個のヒートブロックを内部に有した試料加熱室用ケーシ
ングと、前記ヒートブロック上に高温ガスを供給するガ
ス供給室用ケーシングとに分割し、前記ガス供給室用ケ
ーシングを前記試料加熱室用ケーシングに対して開閉自
在に構成したものに適用した場合について説明したが、
従来のように1つの箱型のケーシングよりなるものにも
適用できることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、リードフレームにペー
ストを介してチップがボンディングされた試料の試料搬
送方向に隙間を有して配設され、前記試料を加熱するた
めの複数個のヒートブロックを有したキュア装置におい
て、前記各ヒートブロックは、ヒートブロック本体の下
面、試料搬送方向の両側面及び試料搬送方向と直角方向
の両側面にそれぞれ断熱板を固定し、前記ヒートブロッ
ク本体の上面には、ホットプレートが固定されている
で、各ヒートブロックの温度を確実に制御することがで
き、またその制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキュア装置の一実施例を示す正面図で
ある。
【図2】左側面図である。
【図3】平面図である。
【図4】ケーシング部分の縦断面図である。
【図5】ガス供給室用ケーシング部分を取り除いた試料
加熱用ケーシング部分及び搬送手段の平面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】図5の試料加熱室用ケーシング部分のB−B線
断面図である。
【図8】反復駆動プーリを示し、(a)は正面図、
(b)は平面図である。
【図9】ワイヤロープの正面図である。
【図10】ワイヤロープを結合する結合具の正面図であ
る。
【図11】ワイヤロープの掛け方の説明図である。
【図12】図11の矢印C部分の矢視図である。
【図13】試料を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図である。
【符号の説明】
3 ケーシング 28 試料搬送方向 29 ヒートブロック 30 隙間 34、35、36 断熱板 44 ガス供給スリット形成板 123 試料

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームにペーストを介してチッ
    プがボンディングされた試料の試料搬送方向に隙間を有
    して配設され、前記試料を加熱するための複数個のヒー
    トブロックを有したキュア装置において、前記各ヒート
    ブロックは、ヒートブロック本体の下面、試料搬送方向
    の両側面及び試料搬送方向と直角方向の両側面にそれぞ
    れ断熱板を固定し、前記ヒートブロック本体の上面に
    は、ホットプレートが固定されていることを特徴とする
    キュア装置。
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