JP3100316B2 - ワークバイス及び可動爪 - Google Patents

ワークバイス及び可動爪

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JP3100316B2 JP07209120A JP20912095A JP3100316B2 JP 3100316 B2 JP3100316 B2 JP 3100316B2 JP 07209120 A JP07209120 A JP 07209120A JP 20912095 A JP20912095 A JP 20912095A JP 3100316 B2 JP3100316 B2 JP 3100316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、工作機械のテー
ブルや取付治具にワークを固定するのに使用するバイス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークを工作機械のテーブル等に固定す
るワークバイスは、工作機械の構造やワークの形状材質
等に応じて種々のものが用いられているが、汎用的な構
造のバイスとしては、工作機械のテーブルに固定される
基台の一端に固定爪を設け、送りネジの螺進作用により
基台上のスライドガイドに沿って移動する可動爪を固定
爪に対向させて設ける構造が一般的である。
【0003】図15は出願人が先の出願で開示した可動
爪の装着構造を示すものである。この構造は、スライド
ガイド5に沿って移動する移動台18とスライド台19
とを設け、移動台の脚部25に基台3の下半円ノック孔
17と対向する上半円ノック孔55を設け、移動台の軸
受部24に回転自在に挿通したネジ杆23にスライド台
を螺合し、スライド台19の反移動台側に可動爪15を
取り付けたものである。
【0004】図15のワークバイスでワークを把持する
ときは、ワークの長さに合わせて移動台のノック孔55
を基台のノック孔17の一つに対向させ、ノックピン2
9を嵌挿して移動台18を固定し、ネジ杆23を回して
スライド台19を進退させて可動爪15を開閉するとい
うものである。このワークバイスでは、移動台の寸法T
にスライド台の寸法Lを加えた長さ分だけワークを把持
できる領域が狭まることになる。また切粉が移動台18
とスライド台19との間隔に入り込むという問題があ
る。
【0005】可動爪15としては、図16に示すよう
に、斜めの押下面47で摺動自在に当接する台ブロック
42と爪ブロック43とで構成し、ワークからの反力F
で爪ブロック43に下向きの分力を生じさせることによ
り、ワークを基準面に押し付けるようにしたものがあ
る。爪を開いたときは、引張バネ56で爪ブロック43
が引上げられる。しかしこの構造の可動爪は、爪の上部
でワークが把持されると片当りをして爪ブロック43が
円滑に下動せず、ワークを基準面に押接することができ
ないという欠点がある。また、下動を円滑にするために
押下面47の勾配を大きくしようとすると、可動爪15
の厚さが厚くなって把持可能なワークの寸法が小さくな
るという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、爪の開き量
を広くすることができて耐久性があり、かつ切粉が入り
込めない構造のワークバイスを提供することを目的とし
ており、またワークを把持したときに片当たりをせずに
ワークを下方に押接することができる可動爪を提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るワークバ
イスは、細長い基台3の長手方向に設けたスライドガイ
ド5に摺動自在かつ基台5に所定ピッチで設けられた位
置決め手段17で位置決め可能な移動台18と、この移
動台18との間にスライドガイド5と平行に装架された
ネジ杆23に螺合して移動台18に対して接離可能なス
ライド台19と、スライド台19の反移動台側に装着さ
れた可動爪15とを備えたワークバイスにおいて、スラ
イド台上部に移動台側に延びる凸部19aを一体に
え、移動台下部にスライド台側に延びる受部18aを
一体に備え、前記凸部の下面と受部の上面と互いに摺
動自在に当接するスライドガイド5と平行なスライド面
20とされ、前記スライド台は基台の前記スライドガイ
ドと移動台の前記受部の上面とに摺接していることを特
徴とするものである。
【0008】請求項2に係るワークバイスは、細長い基
台3の長手方向に設けたスライドガイド5に摺動自在か
つ基台3に所定ピッチで設けられた位置決め手段17で
位置決め可能な移動台18と、この移動台18との間に
スライドガイド5と平行に装架されたネジ杆23に螺合
して移動台18に対して接離可能なスライド台19と、
スライド台19の反移動台側に装着された可動爪15と
を備えたワークバイスにおいて、スライド台は移動台の
ネジ杆の軸受部24の両側へ延びる側壁を有する門形断
面の庇部38を一体に備え、移動台は前記軸受部の両側
に基台のスライドガイドと平行な水平ガイド面26と垂
直ガイド面27とを備え、前記スライド台は基台のスラ
イドガイド5に摺接するとともにその庇部の側壁下面3
9及び内面41が移動台の前記水平ガイド面及び垂直ガ
イド面に摺接していることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に係る可動爪は、ワークからの反
力に対し斜め下方に傾斜する押下面47及びこの押下面
に交差する受け面48とからなる多段の鋸歯形状を前面
に設けた台ブロック42と、押下面47に摺接する下動
面51及び受け面48と対向する当り面52からなる多
段の鋸歯形状を背面に設けた爪ブロック43とを備えて
おり、受け面と当り面との間に緩衝材53を介装して台
ブロックと爪ブロックとを弾性部材44を介して締着し
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項4に係る可動爪は、前記構造の可動
爪において、台ブロックの押下面47及び爪ブロックの
下動面51を一本の中心軸Sを有する多段円筒面とした
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1に係るワークバイスは、スライド台下
部と移動台上部とを切り欠き、この切り欠きにより形成
される凸部19aの上面と受部18aの下面とをバイス
反力を受けるスライド面20としたので、剛性を損なう
ことなく、切り欠いた寸法だけ可動爪を支持する構造を
短くすることができる。
【0012】請求項2に係るワークバイスは、スライド
面20に連接する庇部を設けたので、切粉の侵入を防止
することができる。またワークからの反力が庇部の先端
に作用し、反力に抵抗するモーメントの腕長さが長くな
るので、スライド面にかかる圧力が小さくなり、局部的
に過大な力がかからず装置の耐久性が向上する。
【0013】請求項3記載の可動爪は、多段の鋸歯形状
を有する面相互を当接させた台ブロックと爪ブロックと
を有するので、ワークを把持したときに片当りを生ぜ
ず、ワークの下面を基準面となるスライドガイド5に押
圧でき、ワークの位置精度を高めることができる。ま
た、可動爪の肉厚を変えずに押下面47の勾配を大きく
することができる。
【0014】請求項4記載の可動爪は、爪ブロック43
が台ブロック42に対して略水平回動するので、テーパ
側面64を有するワークも確実に把持できる。
【0015】
【実施例】図1ないし図6は本発明の第1実施例を示し
たもので、請求項1及び2の構造を備えた実施例であ
る。本実施例のワークバイス1は、図1及び図2に示す
ように、両側辺下部に鍔2を有する逆T形断面の細長い
基台3を備えており、鍔2にテーブルに装着された逆L
形の駒4を係止してテーブルに固定される。基台3の上
面には、T形断面のスライドガイド5が一体に設けてあ
り、スライドガイド5と基台3との連接部両側には、長
手方向に延びる凹溝6、6が設けられている。
【0016】基台の一端には、図1に示すように、スラ
イドガイド5の上面と同一面の取付面7が設けられてい
る。この取付面にはキー8を介してブロック体9がボル
ト11で固定されている。ブロック体9には固定爪12
がネジ13で固定されている。固定爪12に対向する可
動爪15は、スライドガイド5に摺動自在に装着したス
ライド台19にネジ16で固定されている。スライド台
19の反固定爪側に隣接して、移動台18がスライドガ
イド5に摺動自在に装着されている。図2に示すよう
に、基台の一側面には、凹溝6の下辺付近に中心を有す
るノック孔17がスライドガイドに沿って一定ピッチで
設けられている。ノック孔17の深さは、凹溝6の深さ
より深い。
【0017】図3は移動台18を、図4はスライド台1
9をそれぞれ示したものである。移動台18のスライド
台側上部とスライド台19の移動台側下部とは、図5、
6に示すように、同じ寸法Rだけ切り欠かれている。こ
の切り欠きにより、移動台18の下部にはスライド台側
に延びる受部18aが、スライド台19の上部には移動
台側に延びる凸部19aが形成され、受部18aの上面
と凸部19aの下面とは互いに面接触してスライドガイ
ド5と平行なスライド面20を形成している。更に凸部
19aの移動台側端面からは、門形断面の庇部38が移
動台18の上方へと一体に延びている。
【0018】移動台18はネジ杆23を回転自在に軸支
する軸受部24と、スライドガイドの両側面に摺接する
脚部25とを有している。ネジ杆23は、軸受部24の
両側に位置するフランジ21とカラー22とにより、軸
方向移動不能である。軸受部24は、脚部25より幅狭
で、脚部25の両肩面がスライド面20と同一平面の水
平ガイド面26となっている。前記凸部19aは、脚部
25をそのままスライド台側に延在させた形状で形成さ
れている。また軸受部24の側壁には水平ガイド面26
と直交する垂直ガイド面27が形成されている。両側脚
部の内側中間位置には、凹溝6に嵌合する突起28が設
けられている。また片方の脚には基台のノック孔17に
嵌合するノックピン29が内側に向けて出没自在に装着
されている。ノックピン29の周面には軸方向の浅い溝
31が設けられており、この溝31に脚部25に装着さ
れた止めネジ32の先端が係入して、ノックピンの脱落
を防止している。
【0019】スライド台19は、移動台に軸支されたネ
ジ杆23と螺合する雌ネジ部33とスライドガイドの両
側面に摺接する裾部34とを有しており、裾部の下端内
側に凹溝6に嵌合する凸条35が設けられている。
【0020】雌ネジ部33はスライド台19の前記凸部
19aの部分に設けられており、雌ネジ部33の固定爪
側は座ぐり孔36となっている。ネジ杆23は雌ネジ部
から座ぐり孔36に突出しており、ネジ杆23の先端に
はネジ杆23が雌ネジ部33から抜けるのを防止する座
金37が装着されている(図5参照)。可動爪15はこ
の座ぐり孔36を閉鎖するように装着されている。
【0021】スライド台の凸部19aから移動台側に延
びる前記門形断面の庇部38は、移動台の軸受部24を
覆うように延びており、この庇部の下面39は移動台の
水平ガイド面26に、また、庇部の側壁内面41は軸受
部24の垂直ガイド面27にそれぞれ摺接している。庇
部38の長さは、基台のノック孔17の配設ピッチより
若干長く、移動台とスライド台が離れたときでも軸受部
24から外れることがなく、移動台18とスライド台1
9の間への切粉の侵入を防止している。
【0022】本実施例のワークバイス1でワークを把持
するときは、固定爪12にワークの一側面を当てた状態
でスライドガイド5に載せ、可動爪15を近づけて最寄
りのノック孔17にノックピン29を係入して移動台1
8を固定する。次にネジ杆23を回してスライド台19
を前進させて可動爪15と固定爪12とでワークを把持
する。ワークを挟持したときに可動爪に作用する反力
は、スライド台19を移動爪側に倒すように作用する
が、この倒れはスライド面20で受けられるため、スラ
イド台19のスライド方向の幅を狭くしても倒れを有効
に防止でき、コンパクトで剛性の高いバイスが得られ
る。
【0023】図7及び図8は可動爪の詳細構造を示した
ものである。可動爪15は、スライド台側に固定される
台ブロック42と、ワーク側の爪ブロック43とからな
っており、両ブロックは皿バネ44を介装した段付きネ
ジ45で締着されている。台ブロック42の前面は多段
の鋸歯形状となっており、斜めの押下面47と、この押
下面47に直交する受け面48とを備えている。
【0024】爪ブロック43の背面は、台ブロックの前
面に対して上下逆の鋸歯形状とされ、前記押下面と摺接
する下動面51と受け面48に対向する当り面52とを
有している。当り面52には、耐油性のゴムシート53
が添着されており、台ブロック42と爪ブロック43と
は、このゴムシート53を介して段付きネジ45の皿バ
ネ44によって圧接している。この可動爪15をスライ
ド台19に装着して固定爪12との間でワークを把持す
ると、爪ブロック43に作用するワークからの反力によ
り、爪ブロック43が押下面に沿って斜め下方に僅かに
摺動する。これにより、スライド台19の浮き上がりを
吸収することができると共に、ワークを基準面(スライ
ドガイド5の上面)に押し付けることができ、ワークの
位置決め精度を高めることができる。
【0025】図9ないし図11は可動爪の他の実施例を
示したものである。本実施例の可動爪では、台ブロック
の押下面47及び爪ブロックの下動面51を爪ブロック
の前方の押下面と平行な斜めの中心軸Sを有する複数段
の円筒面によって形成している。従って台ブロック及び
爪ブロックの鋸歯形状は、両端が低く中央が高い緩い山
形になっている。爪ブロック43に螺合された段付きネ
ジ45は、台ブロック42の中央に横方向(軸Sと直交
する方向)に長く設けられた長孔61に挿通されてお
り、皿バネ44を解して両者43、42を締着してい
る。また、爪ブロック43の両上隅には、先端が第1段
目の当り面52から突出するストッパボルト62が螺着
されている。ストッパボルト62の先端は、ゴムシート
53に設けた貫通孔63の途中まで延びており、ゴムシ
ートが収縮可能でかつ圧潰しないようにしている。
【0026】上記実施例の可動爪でテーパ側面64を有
するワーク54を把持する場合には、可動爪15がワー
クに当接したとき、爪ブロック43がワークのテーパ側
面64に倣うように中心軸S回りに略水平方向に回動す
る。このとき段付きネジ45も台ブロックの長孔61内
を移動する。爪ブロックがテーパ側面に倣ったあと更に
ネジ杆23を回動すると、爪ブロックがゴムシート53
を圧縮しながら押下面47に沿って下動し、ワーク54
の底面をスライドガイド5に押しつける。ゴムシート5
3がある程度圧縮されると、その貫通孔63からストッ
パボルト62の先端が突出し、台ブロックの受け面48
に当接して爪ブロックの下動が停止する。
【0027】図12ないし図14は本発明の第2実施例
を示したものである。この実施例のものは、細長い基台
3の中間位置に固定爪を着脱可能に設け、両端に可動爪
を設けたものである。基台3の中央には、ブロック体9
がボルト11で固定され、このブロック体9の両側に固
定爪12、12が固定されている。基台3の両側端部に
は、第1実施例と同様な移動台18及びスライド台19
が設けられ、スライド台19に可動爪が固定されてい
る。ブロック体9を装着した状態では、図13のように
二つのワーク54、54を把持することができ、ブロッ
ク体9を取り外した状態では、図14のように大形ワー
ク54を把持することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のワークバイスに
よれば、可動爪を支持する構造を可動爪のスライド方向
に短くすることができるので、把持可能なワーク長さを
大きくすることができる。また、スライド台に庇部を設
けて移動台を覆うようにすることにより、スライド台の
横方向の振れを防止できるとともに、移動台とスライド
台の間への切粉の侵入を防止でき、スライド面に掛かる
力が小さくなり、耐久性を高めることができる。
【0029】また、本発明の可動爪によれば、高い位置
精度でワークを把持することができ、加工精度を高める
ことができる。また、爪ブロックが回動可能な構造とす
ることにより、テーパ側面を有するワークも確実かつ精
度良く把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークバイスの第1実施例の側面図
【図2】ワークバイスの第1実施例の正面図
【図3】移動台の正面図
【図4】スライド台の正面図
【図5】移動台とスライド台とが接近しているときの部
分破壊側面図
【図6】移動台とスライド台とが離隔したときの部分破
壊側面図
【図7】可動爪の第1実施例の分解側面図
【図8】可動爪の第1実施例の分解平面図
【図9】可動爪の第2実施例の側面図
【図10】可動爪の第2実施例の平面図
【図11】使用状態を示す平面図
【図12】ワークバイスの第2実施例の側面図
【図13】第1使用例を示す斜視図
【図14】第2使用例を示す斜視図
【図15】従来構造のワークバイスの部分破壊側面図
【図16】従来の可動爪を示す正面図
【符号の説明】
3 基台 5 スライドガイド 15 可動爪 17 ノック孔 18 移動台 18a 受け部 19 スライド台 19a 凸部 20 スライド面 23 ネジ杆 24 軸受部 25 脚部 26 水平ガイド面 27 垂直ガイド面 29 ノックピン 33 雌ネジ部 34 裾部 38 庇部 42 台ブロック 43 爪ブロック 47 押下面 48 受け面 51 下動面 52 当り面 53 ゴムシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−150948(JP,A) 実開 平6−75666(JP,U) 実開 昭55−80142(JP,U) 実開 平7−626(JP,U) 実開 昭63−151237(JP,U) 実開 昭57−181560(JP,U) 実開 昭48−95297(JP,U) 実公 平2−12028(JP,Y2) 実公 昭61−16024(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い基台(3)の長手方向に設けたスラ
    イドガイド(5)に摺動自在かつ基台(3)に所定ピッチで設
    けられた位置決め手段(17)で位置決め可能な移動台(18)
    と、この移動台(18)との間にスライドガイド(5)と平行
    に装架されたネジ杆(23)に螺合して移動台(18)に対して
    接離可能なスライド台(19)と、スライド台(19)の反移動
    台側に装着された可動爪(15)とを備えたワークバイスに
    おいて、スライド台上部に移動台側に延びる凸部(19
    a)を一体に備え、移動台下部にスライド台側に延びる
    受部(18a)を一体に備え、前記凸部の下面と受部の上面
    互いに摺動自在に当接するスライドガイド(5)と平
    行なスライド面(20)とされ、前記スライド台は基台の前
    記スライドガイドと移動台の前記受部の上面とに摺接し
    ていることを特徴とする、ワークバイス。
  2. 【請求項2】 細長い基台(3)の長手方向に設けたスラ
    イドガイド(5)に摺動自在かつ基台(3)に所定ピッチで設
    けられた位置決め手段(17)で位置決め可能な移動台(18)
    と、この移動台(18)との間にスライドガイド(5)と平行
    に装架されたネジ杆(23)に螺合して移動台(18)に対して
    接離可能なスライド台(19)と、スライド台(19)の反移動
    台側に装着された可動爪(15)とを備えたワークバイスに
    おいて、スライド台は移動台のネジ杆の軸受部(24)の両
    側へ延びる側壁を有する門形断面の庇部(38)を一体に備
    え、移動台は前記軸受部の両側に基台のスライドガイド
    と平行な水平ガイド面(26)と垂直ガイド面(27)とを備
    え、前記スライド台は基台のスライドガイド(5)に摺接
    するとともにその庇部の側壁下面(39)及び内面(41)が移
    動台の前記水平ガイド面及び垂直ガイド面に摺接してい
    ことを特徴とする、ワークバイス。
  3. 【請求項3】 ワークからの反力に対し斜め下方に傾斜
    する押下面(47)及びこの押下面に交差する受け面(48)と
    からなる多段の鋸歯形状を前面に設けた台ブロック(42)
    と、押下面(47)に摺接する下動面(51)及び受け面(48)と
    対向する当り面(52)からなる多段の鋸歯形状を背面に設
    けた爪ブロック(43)とを備えており、受け面と当り面と
    の間に緩衝材(53)を介装して台ブロックと爪ブロックと
    を弾性部材(44)を介して締着したことを特徴とする、ワ
    ークバイスの可動爪。
  4. 【請求項4】 台ブロックの押下面(47)及び爪ブロック
    の下動面(51)を1本の中心軸(S) を有する多段円筒面と
    したことを特徴とする、請求項3記載の可動爪。
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