JP3100024B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3100024B2
JP3100024B2 JP06005296A JP529694A JP3100024B2 JP 3100024 B2 JP3100024 B2 JP 3100024B2 JP 06005296 A JP06005296 A JP 06005296A JP 529694 A JP529694 A JP 529694A JP 3100024 B2 JP3100024 B2 JP 3100024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録方式のプ
リンタ部を用いたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置においては、受
信画像などを普通紙からなる記録紙に記録する場合、現
像部および定着部を備える電子写真記録方式のプリンタ
部が用いられる。
【0003】現像部は、感光ドラムの外周面に、電荷を
与え、レーザ光線を照射して記録パターンの静電潜像を
形成し、静電潜像上に顔料およびプラスチック粉体など
からなるトナーを付着させ、そして、感光ドラムに付着
したトナー像を記録紙上に転写する。
【0004】定着部は、ヒータで定着ローラを加熱し、
この定着ローラにトナーが転写された記録紙を加圧ロー
ラで加圧し、トナーを記録紙に定着させる。定着ローラ
の温度は、一般に150℃程度に設定され、温度検出素
子(サーミスタ)と制御回路で温度制御される。また、
定着部で発生する熱でファクシミリ装置内が温度上昇す
るため、冷却用の排気ファンを定着部近傍に配設し、排
気ファンによりファクシミリ装置内の空気を外部に排気
し、ファクシミリ装置内の過度の温度上昇を防いで、フ
ァクシミリ装置内の電気部品などを保護するようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子写真記録方
式のプリンタ部を用いたファクシミリ装置では、定着部
の発熱によるファクシミリ装置内の温度上昇を防ぐため
に排気ファンを備えるため、感熱記録方式のプリンタ部
を用いた卓上形のファクシミリ装置のように事務机の左
奥に配置して使用する場合、排気ファンがファクシミリ
装置の右側面部に配設されていると、右側外方に排気さ
れる排気風によって事務机上の書類などが飛んだりする
など、事務に影響が生じる。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、左手でハンドセットを取って右手でメモをとるこ
とを考慮して、ファクシミリ本体を事務机の左奥側に配
置して使用する場合、排気ファンによる排気風や動作音
などの影響を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
本体と、このファクシミリ本体の左側部に載置されるハ
ンドセットと、前記ファクシミリ本体内に前後方向に形
成された記録紙を通す印刷通路に沿って現像部および定
着部を配設した電子写真記録方式のプリンタ部と、前記
ファクシミリ本体内に配設された原稿を読み取る原稿読
取部と、前記ファクシミリ本体の前面中央に形成された
原稿および記録紙の排出口と、前記定着部の左端近傍で
前記ファクシミリ本体の左側面部に配設され、ファクシ
ミリ本体内の空気を左側外方へ排気するとともに非受信
時にプリンタ部の電源の遮断を行なう省電力モード時に
停止する排気ファンとを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明では、排気ファンによりファクシミリ本
体内の空気を外部に排気し、定着部の発熱によるファク
シミリ装置内の温度上昇を抑える。そして、左手でハン
ドセットを取って右手でメモをとることを考慮して、
ァクシミリ本体を事務机の左奥側に配置して使用する場
合、排気ファンをファクシミリ本体の左側面部に配設し
ていて左側外方へ排気するので、排気風によってファク
シミリ本体が配置された事務机上の書類などが飛ぶよう
なことがなく、省電力モード時には排気ファンが停止さ
れ、排気ファンの動作音がなく、事務への影響がなくな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明のファクシミリ装置の一実施例
の構成を図面を参照して説明する。
【0010】図2はファクシミリ装置の外観を示し、11
はファクシミリ本体で、このファクシミリ本体11は、下
部ケース12、上部ケース13、上面カバー14a ,14b 、後
面カバー15(図1に示す)から、上面を前部が低く後部
が高い前下がり状の傾斜面16a ,16b とする略くさび形
状に形成されている。
【0011】下部ケース12は、底面中央に下面および前
後面が開口する凹状の記録紙収納部21が形成され、底面
四隅にゴム脚22が取り付けられている。
【0012】上部ケース13は、上下面が開口され、上面
を前部が低く後部が高い前下がり状の枠形状に形成され
ている。上部ケース13の前面中央には原稿および記録紙
の排出口23が形成されている。上部ケース13の左側面に
は、後述する空間部121 に連通する複数のスリットから
なる排気口13a が形成されている。
【0013】上面カバー14a ,14b は、前側の上面カバ
ー14a の傾斜面16a の傾斜角度よりも後側の上面カバー
14b の傾斜面16b の傾斜角度が大きく形成されている。
前側の上面カバー14a は、上部ケース13の前端側の支軸
24(図1に示す)を支点として、上部ケース13の上面を
覆う図示位置から前方へ回動可能に取り付けられてい
る。後側の上面カバー14b は、上部ケース13の後部側の
支軸25(図1に示す)を支点として、上部ケース13の上
面を覆う図示位置から後方へ回動可能に取り付けられて
いる。
【0014】前側の上面カバー14a の上面には操作部26
が形成されている。この操作部26には、表示器27や、テ
ンキー28、ワンタッチダイヤルキー29およびスタートキ
ー30などが配設されている。これら表示器27やキー28〜
30の操作部本体31(図1に示す)は前側の上面カバー14
a の裏面に取り付けられている。
【0015】後側の上面カバー14b には原稿トレイ32が
一体的に形成されている。この原稿トレイ32は、後側の
上面カバー14b の後端部から前方へ向けて後側の上面カ
バー14b の上面より下方へ入り込むように傾斜する原稿
載置面部33を備え、この原稿載置面部33の先端部と後側
の上面カバー14b の前側の縁部34との間に原稿挿入口35
が形成されている。原稿載置面部33の上面両側には原稿
の両側をガイドする断面略L字状の紙ガイド36が左右方
向にスライド可能に取り付けられ、この紙ガイド36は原
稿載置面部33の裏面に設けられた図示しない連動機構に
よって同期して相対および相反する左右方向にスライド
される。
【0016】上部ケース13の左側部には載置部37が取り
付けられ、この載置部37上にハンドセット38が載置され
ている。
【0017】次に、図1はファクシミリ装置の内部構造
の断面図を示し、ファクシミリ本体11の底部に記録紙収
納部21が配設され、この記録紙収納部21の上方の後部側
にプリンタ部41が配設されているとともに前部側に原稿
読取部42が配設されている。
【0018】記録紙収納部21は、下部ケース12の上側の
壁部51と両側の壁部52とにより、下面および前後面が開
口して形成され、後面に後面カバー15が配設されてい
る。
【0019】記録紙収納部21の後部上側にはピックアッ
プローラ53が支軸54によって支持されており、このピッ
クアップローラ53は、周面に切欠部55を有する扇状に形
成され、この切欠部55が下方へ向く状態を待機位置と
し、給紙時に図中反時計回り方向に1回転駆動される。
【0020】ファクシミリ本体11の後部には、記録紙収
納部21の後部上側からプリンタ部41へ向けて記録紙を搬
送するUターン搬送路56が設けられている。このUター
ン搬送路56は、一側のガイド板57と他側の後面カバー15
のガイド部64およびガイド板58との間に形成されてい
る。Uターン搬送路56の始端部の一側には搬送ローラ59
が配設され、この搬送ローラ59に対して圧接されるピン
チローラ60がUターン搬送路56の始端部の他側で後面カ
バー15に回転自在に取り付けられている。
【0021】後面カバー15は、内面側にリブ61が突出形
成され、このリブ61に設けられた支軸62を支点として図
示の閉塞位置と後方へ倒れる開放位置とに回動可能と
し、支軸62よりも下方位置に後述する給紙カセット111
の後面が当接する当接部63が形成されている。この後面
カバー15のリブ61には、Uターン搬送路56の始端他側を
構成するガイド部64が形成され、ピンチローラ60が回転
自在に取り付けられている。
【0022】Uターン搬送路56から前方の排出口23へ向
けて記録紙をプリンタ部41の現像部71および定着部72に
通す印刷通路73が形成されている。
【0023】プリンタ部41の現像部71は、感光ドラム74
の外周面に帯電器75で電荷を与え、感光ドラム74の外周
面に光学系ユニット76からレーザ光線を照射して記録パ
ターンの静電潜像を形成し、感光ドラム74の静電潜像上
に現像ユニット77にてトナーを付着させ、感光ドラム74
に付着されたトナー像を転写器78にて記録紙上に転写す
る。この現像部71の入口部には、搬送ローラ79とこの搬
送ローラ79に圧接するピンチローラ80が配設されてい
る。
【0024】定着部72は、加熱された定着ローラ81に対
してトナーが付着された記録紙をピンチローラ82で圧接
させ、トナーを用紙に定着させる。この定着部72の出口
部には、搬出ローラ83とこの搬出ローラ83に圧接するピ
ンチローラ84が配設されている。
【0025】光学系ユニット76は、ファクシミリ本体11
の後部側でこのファクシミリ本体11の高さ寸法の略最高
部分に配設されており、レーザ発光器85から発光された
レーザ光線をポリゴンミラー86で偏向制御し、このポリ
ゴンミラー86で偏向制御されたレーザ光線を複数のミラ
ー87を介してレーザ発光部88から感光ドラム74に照射す
る。このレーザ発光部88はファクシミリ本体11の最も高
さ寸法の高い位置に配置され、感光ドラム74との間に必
要とするレーザ照射距離が確保されている。
【0026】なお、定着部72から排出口23にかけての印
刷通路73は、上側の後述する記録紙ガイド板部92c と下
側のガイド板89との間で形成されている。
【0027】次に、原稿読取部42は、プリンタ部41の定
着部72と排出口23との間の印刷通路73の上方でかつ定着
部72の前側部に配設されており、原稿挿入口35から前方
の排出口23にかけて原稿通路91が形成されている。
【0028】原稿通路91の始端側には、原稿トレイ32の
原稿載置面部33の前端に連続する原稿ガイド板部92a を
設けた原稿ガイド体92が配設されている。原稿通路91の
始端部には引込ローラ93と分離板94とが配設され、分離
板94にて引込ローラ93に原稿を押し付けるとともに上層
の原稿の引き込みを規制し、引込ローラ93に接する原稿
が1枚ずつ原稿通路91内に引き込まれる。さらに、原稿
通路91の中間部には、読取面95を上面とした読取スキャ
ナ96と、この読取スキャナ96の読取面95に原稿を押し付
けつつ搬送するホワイトローラ97が配設されている。読
取スキャナ96による読取位置の前後には搬送ローラ98が
1組ずつそれぞれ配設されている。
【0029】原稿ガイド体92は、断熱性を有する材料か
らファクシミリ本体11の左右幅方向に沿って形成されて
おり、原稿ガイド板部92a の先端から下方に向けて略垂
直に突出しプリンタ部41の定着部72と原稿読取部42との
間を遮蔽する遮蔽部92b が一体形成され、遮蔽部92b の
下端から前方へ向けてガイド板89と平行に突出し記録紙
をガイドする記録紙ガイド板部92c が一体形成され、原
稿ガイド板部92a の上端から定着部72の後面を覆うよう
に壁部92d が一体形成されている。そして、原稿ガイド
板部92a 、遮蔽部92b および壁部92d によって定着部72
を収容する空間部121 がファクシミリ本体11の左右全幅
域に形成されている。
【0030】また、プリンタ部41の後部で上部ケース13
の後面に臨んで、制御回路などの電気部品を搭載した基
板101 が配設されている。
【0031】また、ファクシミリ本体11の記録紙収納部
21には、記録紙Pを収納する給紙カセット111 が記録紙
収納部21の前面を通じて着脱可能に装着されている。こ
の給紙カセット111 は、底面部112 、両側面部113 、前
面部114 および後面部115 とから複数枚の記録紙Pを内
部に積層状態で収納する矩形枠状に形成され、その前面
にはファクシミリ本体11の横幅と略同幅の取手部116 が
突出形成されている。そして、両側面部113 の外面に図
示しないガイド突部が突出形成され、このガイド突部が
記録紙収納部21の両側の壁部52に前後方向に沿って形成
された図示しないガイド溝部に摺動可能に係合すること
により、給紙カセット111 が前後方向に水平に挿脱され
る。また、給紙カセット111 には記録紙収納部21内に最
も挿入した位置で係止する係止構造を備えている。
【0032】給紙カセット111 の底部には、記録紙Pの
底面を支持する押上プレート117 が配置され、この押上
プレート117 の前端側は図示しない支点部で揺動可能に
支持され、後端側はスプリング118 で上方に付勢されて
いる。
【0033】また、ファクシミリ本体11の左側面部に
は、定着部72の左端近傍で排気口13aの内側に排気ファ
ン122 が配設されている。この排気ファン122 は、ファ
ンとこのファンを回転させるモータとからなり、空間部
121 内の定着部72の雰囲気空気を左側外方へ強制的に排
気する。
【0034】次に、図3はファクシミリ装置の制御ブロ
ック図を示し、131 は全体を制御するMCU(Micropro
gram Control Unit )で、このMCU131 のバスに、プ
ログラムなどを記憶したROM132 、各種データを書込
読出可能とするRAM133 、電話回線に接続されるNC
U(Network Control Unit)134 、NCU134 を介して
ファクシミリ通信を行なうモデム135 、表示器27やキー
28〜30を備えた操作部26が接続されている。
【0035】さらに、MCU131 のバスには、プリンタ
部41を制御するプリンタ制御回路136 、原稿読取部42を
制御する読取制御回路137 、読取データを符号化すると
ともに受信データを復合化する符号化復合化回路138 が
接続されている。読取制御回路137 には、読取スキャナ
96が接続され、ローラ93,97,98を駆動する原稿駆動モ
ータ139 が接続されている。
【0036】また、MCU131 はタイマ140 を備えてい
る。
【0037】次に、図4はプリンタ部41のヒータ制御の
ブロック図を示し、プリンタ制御回路136 は、定着部72
の定着ローラ81の近傍に配設されて温度を検知するサー
ミスタ141 からの検知信号を入力し、スイッチ回路142
および排気ファン122 をそれぞれオンオフ制御する。ス
イッチ回路142 は、定着ローラ81を昇温させるハロゲン
ヒータなどからなるヒータ143 および過電流防止用のヒ
ューズ144 と電源145との間に接続され、ハロゲンヒー
タ143 への通電を切り換える。
【0038】なお、MCU131 によるファクシミリ装置
の動作モードとしては、プリンタ部41の機能を含むファ
クシミリ装置全体の機能を動作させる通常モードと、プ
リンタ部41の機能のみを停止させる省電力モードとを備
え、省電力モードは定着部72のヒータ143 をオフするか
または現像部71および定着部72のヒータ143 をオフす
る。
【0039】そして、MCU131 は、受信時などの印刷
出力時に通常モードとするとともに受信終了時などの印
刷出力終了時に通常モードから省電力モードに切り換え
るモード切換手段の機能、通常モードから省電力モード
へのモード切換に対応して排気ファン122 を自動停止さ
せる排気ファン停止手段の機能を備えている。この実施
例の排気ファン停止手段の機能は、通常モードから省電
力モードへモード切換を行なった際に所定時間後に停止
させる方法である。
【0040】次に、本実施例の作用を説明する。
【0041】ファクシミリ本体11を事務机上に配置する
場合、左手でハンドセット38を取って右手でメモをとる
ことを考慮し、ファクシミリ本体11を事務机の左奥側に
配置する。
【0042】記録紙Pの給紙は、給紙カセット111 の押
上プレート117 上に記録紙Pを収納し、この給紙カセッ
ト111 をファクシミリ本体11の記録紙収納部21に前方か
ら挿入する。この給紙カセット111 の挿入に伴い、給紙
カセット111 の後面部115 で後面カバー15の当接部63を
後方へ押圧し、後面カバー15を閉塞位置へ移動させると
ともに保持する。さらに、給紙カセット111 を記録紙収
納部21の所定の挿入位置まで挿入すれば係止構造により
係止する。
【0043】給紙カセット111 内の記録紙Pは、スプリ
ング118 で押上プレート117 を介して押し上げられてい
るが、ピックアップローラ53は切欠部55を下方に臨ませ
ているので、このピックアップローラ53とは接触しな
い。
【0044】次に、受信時の動作を、図5のフローチャ
ートを参照して説明する。なお、排気ファン停止手段の
機能は、通常モードから省電力モードへモード切換を行
なった際に所定時間後に停止させる方法とする。
【0045】待機状態では省電力モードにあり、この省
電力モード時に着信し(ステップ1(ステップの番号
は、丸数字で略称して図示する))、ファクシミリ通信
の発呼信号が検出されると、省電力モードから通常モー
ドにモード切換され、ファクシミリ受信動作を開始し
(ステップ2)、排気ファン122 およびヒータ143 をそ
れぞれオンし(ステップ3,4)、符号化されて圧縮さ
れた画像データを受信して(ステップ5)、RAM133
に蓄積する。そして、定着部42の定着ローラ81が所定温
度に昇温したら、RAM133 から画像データを1頁分ず
つプリンタ部41に送り、プリンタ部41で画像データを1
頁毎に印刷出力する(ステップ6)。
【0046】印刷出力動作は、ピックアップローラ53が
回転駆動され、給紙カセット111 の最上位の記録紙P
が、Uターン搬送路56の入口部へ送り出され、搬送ロー
ラ59とピックアップローラ60との間に挟持されてUター
ン搬送路56内に取り込み搬送される。なお、搬送ローラ
59によって記録紙Pの搬送が開始されると、ピックアッ
プローラ53の切欠部55が記録紙Pに臨み、記録紙Pの搬
送が搬送ローラ59側に切り換えられる。
【0047】Uターン搬送路56を経て印刷通路73へ搬送
される記録紙Pは、プリンタ部41の現像部71でトナーが
転写されるとともに定着部72でトナーが定着されて、ガ
イド板89と原稿ガイド体92の記録紙ガイド板部92c との
間を通じて排出口23へ向けて搬出され、排出口23を通じ
てファクシミリ本体11の前方のファクシミリ本体11が配
置された事務机面上に印刷面を上面(フェイスアップ)
として排出される。
【0048】また、通常モード時には、定着部72で発生
する熱で空間部121 内の空気の温度が上昇するが、排気
ファン122 によって空間部121 内の空気が外部に排気さ
れるため、熱気により原稿ガイド体92が昇温されて原稿
読取部42に熱的影響が及ぶのが防止される。しかも、排
気ファン122 をファクシミリ本体11の左側面部に配設し
ていて左側外方へ排気するので、排気風によってファク
シミリ本体11が配置された事務机上の書類などが飛ぶよ
うなことがなく、省電力モードにおいて排気ファン122
が停止され、排気ファン122 の動作音がなく、事務への
影響がなくなる。
【0049】そして、受信が終了して印刷出力が完了す
ると(ステップ7)、通常モードから省電力モードにモ
ード切換し、ヒータ143 をオフし(ステップ8)、排気
ファン122 を所定時間後に停止させるための待機時間の
計時をタイマ140 によって開始する(ステップ9)。こ
の待機時間は、ヒータ143 のオフ後も定着部72の余熱の
温度は高いので、排気ファン122 による排気を継続して
行ない、他の部分に熱的影響が及ばないまでに温度が低
下する経過時間が設定される。
【0050】待機時間中に新たに着信があれば(ステッ
プ10)、ステップ3に戻って印刷出力を行ない、そし
て、計時がタイムアップしたら(ステップ11)、排気フ
ァン122 を停止し(ステップ12)、待機状態に復帰す
る。
【0051】このように、ファクシミリ装置が待機状態
となる省電力モード時には、排気ファン122 を停止する
ため、排気ファン122 の動作音がなくなり、電力消費を
抑制できる。
【0052】次に、原稿読取時は、原稿トレイ32の左右
両側の紙ガイド36を原稿の横幅寸法に合わせ、その紙ガ
イド36間に原稿をその読取面を下面(フェイスダウン)
として嵌合して、原稿の先端側を原稿挿入口35に挿入す
るとともに後端側を原稿トレイ32の原稿載置面部33上に
原稿の記載面がフェイスダウンとして載置する。原稿の
先端は、原稿ガイド体92の原稿ガイド板部92a を通じて
引込ローラ93と分離板94との間に導かれる。
【0053】そして、原稿読取動作が開始されると、引
込ローラ93が回転されて原稿が1枚ずつ原稿通路91内に
引き込まれ、読取スキャナ96とホワイトローラ97との間
の読取位置に搬入される。読取位置では、ホワイトロー
ラ97で原稿を読取スキャナ96の読取面95に押し付けつつ
搬送し、読取スキャナ96で原稿を読み取る。読取位置を
通過した原稿は排出口23を通じてファクシミリ本体11の
前方のファクシミリ本体11が配置された事務机面上に排
出される。
【0054】次に、受信時の動作の他の実施例を図6の
フローチャートを参照して説明する。この他の実施例の
排気ファン停止手段の機能は、サーミスタ141 による検
知温度が所定温度以下に低下した際に停止させる方法で
ある。
【0055】待機状態では省電力モードにあり、この省
電力モード時に着信し(ステップ21)、ファクシミリ通
信の発呼信号が検出されると、省電力モードから通常モ
ードにモード切換され、ファクシミリ受信動作を開始し
(ステップ22)、排気ファン122 およびヒータ143 をそ
れぞれオンし(ステップ23,24)、符号化して圧縮され
た画像データを受信して(ステップ25)、RAM133 に
蓄積する。そして、定着部72の定着ローラ81が所定温度
に昇温したら、RAM133 から画像データを1頁分ずつ
プリンタ部41に送り、プリンタ部41で画像データを1頁
毎に印刷出力する(ステップ26)。
【0056】そして、受信が終了して印刷出力が完了す
ると(ステップ27)、通常モードから省電力モードにモ
ード切換し、ヒータ143 をオフし(ステップ28)、サー
ミスタ141 によって検知される定着部72の温度の監視を
開始する(ステップ29)。この温度監視中は、排気ファ
ン122 による排気を継続して行ない、ヒータ143 の余熱
によって他の部分に熱的影響が及ばないようにする。
【0057】温度監視中に新たに着信があれば(ステッ
プ30)、ステップ13に戻って印刷出力を行ない、そし
て、定着部72が所定温度以下になれば(ステップ31)、
排気ファン122 を停止し(ステップ32)、待機状態に復
帰する。
【0058】以上のように、電子写真記録方式のファク
シミリ装置を卓上形として事務机の左奥側に配置して使
用する場合でも、排気ファン122 をファクシミリ本体11
の左側面部に配設していて左側外方へ排気するので、排
気風によってファクシミリ本体11が配置された事務机上
の書類などが飛ぶようなことがなく、省電力モードにお
いて排気ファン122 が停止され、排気ファン122 の動作
音がなく、事務への影響がなくなる。
【0059】しかも、ファクシミリ装置が待機状態とな
る省電力モード時には、定着部72の温度を低下させた後
に排気ファン122 を停止するため、排気ファン122 の動
作音がなくなり、電力消費も抑制できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、左手でハンドセットを
取って右手でメモをとることを考慮して、ファクシミリ
本体を事務机の左奥側に配置して使用する場合、排気フ
ァンをファクシミリ本体の左側面部に配設してファクシ
ミリ本体内の空気を左側外方へ排気するので、排気風に
よってファクシミリ本体が配置された事務机上の書類な
どが飛ぶようなことがなく、省電力モードにおいて排気
ファンが停止され、排気ファンの動作音がなく、事務へ
の影響がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】同上実施例の斜視図である。
【図3】同上実施例のファクシミリ装置全体のブロック
図である。
【図4】同上実施例のプリンタ部のヒータ制御のブロッ
ク図である。
【図5】同上実施例の受信動作のフローチャートであ
る。
【図6】他の実施例を示す受信動作のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 ファクシミリ本体23 排出口 38 ハンドセット 41 プリンタ部42 原稿読取部 71 現像部 72 定着部 73 印刷通路 122 排気ファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ本体と、このファクシミリ本体の左側部に載置されるハンドセッ
    トと、 前記 ファクシミリ本体内に前後方向に形成された記録紙
    を通す印刷通路に沿って現像部および定着部を配設した
    電子写真記録方式のプリンタ部と、前記ファクシミリ本体内に配設された原稿を読み取る原
    稿読取部と、 前記ファクシミリ本体の前面中央に形成された原稿およ
    び記録紙の排出口と、 前記定着部の左端近傍で前記ファクシミリ本体の左側面
    部に配設され、ファクシミリ本体内の空気を左側外方へ
    排気するとともに非受信時にプリンタ部の電源の遮断を
    行なう省電力モード時に停止する排気ファンとを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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