JP3630994B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3630994B2
JP3630994B2 JP20234998A JP20234998A JP3630994B2 JP 3630994 B2 JP3630994 B2 JP 3630994B2 JP 20234998 A JP20234998 A JP 20234998A JP 20234998 A JP20234998 A JP 20234998A JP 3630994 B2 JP3630994 B2 JP 3630994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
reading
roller
original
reading apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20234998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000036886A (ja
Inventor
中村  文彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20234998A priority Critical patent/JP3630994B2/ja
Publication of JP2000036886A publication Critical patent/JP2000036886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3630994B2 publication Critical patent/JP3630994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿読取手段と原稿搬送手段を有する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、情報処理システムの発達に伴って種々の情報処理機器が開発されている。これらの機器のうち、画像読取装置や画像読取機能を有するファクシミリ装置等の情報処理機器はオフィスのみならず、一般家庭においても広く使用されるようになってきている。
【0003】
上記情報処理機器に用いられる読取部は、原稿像を縮小してCCD等の光電変換素子に導く縮小光学系と、CCDを原稿に近接させて原稿像をCCDに等倍のまま導く等倍光学系(コンタクトイメージセンサ)との大きく2つに分けられる。
【0004】
ここで、等倍光学系を用いた従来の原稿読取装置の一例を図8に示す。
【0005】
即ち、図8は従来の画像読取装置の断面図であり、該読取装置は、制御基板201や主電源202を含む電気基板、読取部203、オペレーション部204等によって構成されている。
【0006】
上記読取部203は、原稿211をセットして積載するための原稿トレー205、原稿211をガイドする上原稿ガイド206と下原稿ガイド207、複数枚の原稿211を順次送り出す原稿分離部208、光電変換素子を用いたコンタクトイメージセンサ209、該コンタクトイメージセンサ209の対向上面に原稿211の背景色(バックグランドカラー)となる読取基準板210を含んで構成されている。尚、コンタクトイメージセンサ209はCSホルダー209aにビス221で固定されており、CSホルダー209aは本体フレーム219に保持され、前記読取基準板210は自重若しくはバネ等によってコンタクトイメージセンサ209側に付勢されている。
【0007】
原稿211の搬送に際しては、先ず、原稿分離ローラ212と予備搬送板213とで挟まれた原稿211が摩擦片214によって1枚ずつ搬送される。そして、原稿211は、給送ローラ215と対向コロ216によってコンタクトイメージセンサ209と読取基準板210との間を通過して排紙ローラ217と対向コロ218によって図示矢印方向に排出される。尚、原稿排紙側には、通紙による原稿211の静電気を除去/軽減する除電ブラシ220が配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記コンタクトイメージセンサ209を本体フレーム219に取り付けるには、取付部材であるCSホルダー209aにコンタクトイメージセンサ209を固定し、そのCSホルダー209aを本体フレーム219に取り付けるのが一般的である。
【0009】
最近では、環境に優しい製品作りとして組立易くて分解し易い構成が望まれている。最近の取付技術では、ビスによる固定ではなく、スナップフィット(パッチン留め)が多く使用されている。
【0010】
そのため、コンタクトイメージセンサの取付に際してもスナップフィットを用いた取り付けが必要となってきている。
【0011】
又、シートスルー(原稿移動型)タイプの搬送系の場合には、コンタクトイメージセンサはそのガラス面と原稿が常に擦れるために静電気を発生し易い。特に、低湿環境下(日本では冬)では静電気が顕著に発生してしまう。この結果、原稿搬送による静電気のためにコンタクトイメージセンサが誤動作及び最悪の場合には破壊してしまい、ユーザーがメーカーに依頼して部品を交換してもらわない限り画像を正常に読み取ることができないという問題があった。
【0012】
上記の場合、原稿の通紙による静電気を除電ブラシや除電シート等の除電材を搬送路に設けて問題を解決するのが一般的である。
【0013】
ところが、上記取付方法では除電材は一般的には両面テープや接着剤等で原稿搬送路に貼り付けられるため、分解する際に除電材を剥しづらく、環境に優しい取付方法とは言えない。
【0014】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、環境に優しい製品作りとして組み立て易く分解し易い構成で、原稿搬送に伴う静電気の問題を解決して常に安定した画像を提供することができる画像読取装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項記載の発明は、原稿読取手段としてコンタクトイメージセンサを有する原稿読取装置において、前記コンタクトイメージセンサを収納する読取手段収納部材に、前記読取手段収納部材に形成された保持部材にて前記原稿読取手段を保持し、導電性を有する弾性部材によって前記原稿読取手段を位置決めするとともに、前記弾性部材がフレームグランドと導通するよう構成したことを特徴とする。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記弾性部材によって前記原稿読取手段を原稿搬送面と略平行で且つ原稿搬送方向上流から下流に向かって付勢したことを特徴とする。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記弾性部材を板バネで構成したことを特徴とする。
【0022】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、原稿を搬送する原稿搬送手段を有することを特徴とする。
【0023】
請求項記載の発明において、請求項記載の発明において、前記原稿搬送手段をローラで構成したことを特徴とする。
【0024】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記ローラは金属軸を有するローラで構成されることを特徴とする。
【0025】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記弾性部材を前記ローラの金属軸と導通するよう構成したことを特徴とする。
【0026】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記コンタクトイメージセンサを、少なくとも原稿を照明する光源と、原稿から得られる光像を読み取る読取素子及び筐体を有し、少なくとも前記読取素子が配設された基板を導電性を有して弾性変形可能な取付部材にてよって前記筐体に取り付けて構成したことを特徴とする。
【0027】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記弾性部材を前記取付部材と導通するよう構成したことを特徴とする。
【0032】
削除
従って、請求項又は記載の発明によれば、導電性を有する弾性部材によって原稿読取手段を位置決めするとともに、前記弾性部材がフレームグランドと導通するよう構成したため、環境に優しい製品作りとして組み立て易く分解し易い構成を実現することができるとともに、原稿通紙によって発生する静電気による読取部の誤動作及び破壊を防ぐことができる。
【0033】
請求項記載の発明によれば、弾性部材を板バネで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0034】
請求項記載の発明によれば、原稿読取装置に原稿搬送手段を設けたため、ユーザーが使い易い構成とすることができる。
【0035】
請求項記載の発明によれば、原稿搬送手段をローラで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0036】
請求項記載の発明によれば、ローラを金属軸を有するローラで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0037】
請求項記載の発明によれば、弾性部材をローラの金属軸と導通するよう構成したため、原稿通紙により発生する静電気を導通させることができる。
【0038】
請求項記載の発明によれば、コンタクトイメージセンサを、少なくとも原稿を照明する光源と、原稿から得られる光像を読み取る読取素子及び筐体を有し、少なくとも前記読取素子が配設された基板を導電性を有して弾性変形可能な取付部材にてよって前記筐体に取り付けて構成したため、接着剤等を使用することなく、環境に優しい製品作りとして組み立て易く分解し易い構成を実現することができる。
【0039】
請求項記載の発明によれば、弾性部材を取付部材と導通するよう構成したため、原稿通紙によって発生する静電気による読取部の誤動作及び破壊を防ぐことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0041】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る原稿読取装置の全体構成を示す断面図である。
【0042】
本実施の形態に係る原稿読取装置においては、本体シャーシ1と、装置の制御を行う制御基板2と、装置へ電力供給を行う電源ユニット3と、装置の操作を行う操作パネル4と、操作パネル4の制御基板5と、原稿6を積載するための原稿台7が配置されている。
【0043】
原稿6は原稿台7と原稿補助台8とに積載され、原稿6の幅方向を規制する幅規制板9により幅方向のガイドが行われる。複数枚の原稿6は分離ローラ10が不図示の駆動モータによって図示矢印方向に回転駆動され、予備搬送板11が分離ローラ10側に付勢されることによって摩擦片12と分離ローラ10との楔形状の位置まで搬送される。そして、摩擦片12により複数枚の原稿6は1枚ずつ捌かれ、給送ローラ13aが不図示の駆動モータによって図示矢印方向に回転駆動されると、該給送ローラ13aに対向する補助コロ13bの付勢力を得て搬送される。このとき、原稿搬送ガイド14は原稿6を分離ローラ10から後述するコンタクトイメージセンサ15までガイドする。
【0044】
本発明の要旨を構成するコンタクトセンサ取付板15bに取り付けられたコンタクトイメージセンサ15の上部には、読取基準板16がコンタクトイメージセンサ15の読取幅全域を覆うように設けられている。尚、読取基準板16は原稿6のバックグランドカラーとなるとともに、読み取りにおける白基準を構成する。
【0045】
又、コンタクトイメージセンサ15の内部には、原稿6照射する後述の光源(本実施の形態ではLED15a3を使用)が配置されている。そして、排紙ローラ17aが不図示の駆動モータによって図示矢印方向に回転駆動されると、コンタクトイメージセンサ15によって読み取られた原稿6が排紙ローラ17aに対向する補助コロ17bの付勢力を得て当該画像読取装置外へと図示矢印a方向に排出される。
【0046】
ここで、前記コンタクトイメージセンサ15及びコンタクトセンサ取付板15bの構成の詳細を図2及び図3に基づいて説明する。
【0047】
図2はコンタクトイメージセンサ15及びコンタクトセンサ取付板15bの拡大斜視図、図3はコンタクトイメージセンサ15及びコンタクトセンサ取付板15b周辺の拡大断面図である。
【0048】
先ず、コンタクトイメージセンサ15の構成について説明すると、筐体15aの上面側の通紙面に原稿ガラス15a1が設けられており、最下面には光電変換素子15a2と原稿6を照射するLED15a3が実装されているセンサ基板15a4が基板バネ15a5によるパッチン留めによって取り付けられている。
【0049】
而して、LED15a3が発光すると、導光管15a6が原稿ガラス15a1の上面を通過する原稿6を照射し、その光がセルフォックレンズ15a7を透過(通過)して光電変換素子15a2に受光されることによって画像が読み取られる。
【0050】
本実施の形態では、コンタクトセンサ取付板15bに不図示のパッチン留めによってCS取付バネ15cが留められている。
【0051】
又、引っ掛けリブ15b2がコンタクトイメージセンサ15の筐体15aの肉抜き15a8を利用して筐体15aを保持しており、弾性変形するよう構成された引っ掛け爪15b1が同様に筐体15aを保持している。このとき、コンタクトイメージセンサ15は図示矢印b方向への移動は前記引っ掛けリブ15b1と引っ掛けリブ15b2によって規制されており、常に安定した原稿通紙面高さを維持している。そして、コンタクトイメージセンサ15は図示矢印c方向にはコンタクトセンサ突き当て壁15b3と引っ掛け爪15b1とのクリアランス分だけ移動可能に構成されている。
【0052】
ところで、CS取付バネ15cの位置決め押圧部15c1は基板バネ15a5に当接し、コンタクトイメージセンサ15を図3の矢印d方向へと押圧してこれを前記コンタクトセンサ突き当て壁15b3に突き当てて常に安定した読取位置を確保する。そして、アース押圧部15c2が図3の矢印e方向に若干の付勢力にて給送ローラ軸13a1に当接されている。尚、本実施の形態では、給送ローラ軸13a1は金属で構成されており、原稿読取装置本体の不図示のフレームグランドと導通している。
【0053】
以上のように構成することによって、コンタクトイメージセンサ15とコンタクトセンサ取付板15bをビスによる固定ではなくパッチン留めによって固定することができるとともに、読取位置の位置決めが確実に行われる。このため、環境に優しい製品作りとして組み立て易く、分解し易い構成が実現される。
【0054】
又、コンタクトイメージセンサ15の原稿ガラス面15a1と原稿6が常に擦れるために発生する静電気はCS取付バネ15cへと流れ、給送ローラ軸13a1を経て本体のフレームグランドへと導通するため、直ちにセンサ基板15a4へは流れなくなる。この結果、原稿搬送による静電気のためにコンタクトイメージセンサ15が誤動作及び最悪の場合には破壊するということがなくなり、常に安定した画像をユーザーに提供することができる。
【0055】
更に、装置の外形の大型化及びコストアップを招くことなく、画像品質をより向上させることができる。
【0056】
又、原稿6の通紙による静電気を除去するための除電ブラシやシート等の除電材を搬送路に設ける必要もなくなり、コストダウンを図ることができる。そして、除電材を両面テープや接着剤等で原稿搬送路に貼り付けることがないため、分解する際に除電材を剥しづらいという問題がなく、環境に優しい構成が実現できる。
【0057】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図4〜図7に基づいて説明する。
【0058】
図4は複合装置の断面図、図5は同複合装置の外観斜視図、図6は同複写装置の分解断面図、図7は同複合装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【0059】
先ず、本発明の実施の形態2に係る画像読取装置を備える複合装置の全体構成を図4及び図5に基づいて説明する。
【0060】
本実施の形態に係る複合装置は記録系として一般にインクジェット記録装置と称されるものを採用しており、該記録装置は、図4に示すように、記録シート120を供給する給紙系Aと、記録装置としての記録系Bと、原稿103に記載された画像を読み取るための読取系C及び操作部Dによって構成されており、本体上カバー101、本体下カバー102、装置の制御を行う制御基板102a及び装置に電力を供給する電源ユニット102bを配置している。
【0061】
先ず、最初に本発明の要旨を構成する読取系Aについて説明する。
【0062】
読取系Aは、原稿103に光を照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モードに応じて他機に伝送し、又は自己の記録系Bに伝送するものである。
【0063】
詳細に説明すると、原稿103は、原稿台104と原稿補助トレー105に積載されており、原稿幅規制板106a,106bによって搬送時の幅方向への斜行等が防がれる。
【0064】
複数枚の原稿103は、分離ローラ107が不図示の駆動モータによって図示矢印方向に回転駆動されると、予備搬送板108が分離ローラ107側に付勢されることによって摩擦片109と分離ローラ107との楔形状の位置まで搬送される。そして、複数枚の原稿103は摩擦片109によって1枚ずつ捌かれ、給送ローラ110aが不図示の駆動モータによって図示矢印方向に回転駆動されると、該給送ローラ110aに対向する補助コロ110bの付勢力を得て搬送される。尚、原稿搬送ガイド111は原稿103を分離ローラ107から後述のコンタクトイメージセンサ112までガイドする。
【0065】
本発明の最も特徴的なコンタクトセンサ取付板112aに取り付けられたコンタクトイメージセンサ112の上部には、読取基準板113がコンタクトイメージセンサ112の読取幅全域を覆うように設けられている。尚、読取基準板113は原稿103のバックグランドカラーとなるとともに、読み取りにおける絶対白を構成する。
【0066】
又、コンタクトイメージセンサ112の内部には、原稿103を照射する後述の光源(本実施の形態ではLEDを使用)が配置されている。そして、コンタクトセンサ112で読み取られた原稿103は、排紙ローラ114aが不図示の駆動モータによって矢印方向に回転駆動されると、排紙ローラ114aに対向する補助コロ114bの付勢力を得て当該画像読取装置外へと図示矢印f方向に排出され、原稿排紙トレー115に積載される。尚、原稿排紙トレー115は図5の矢印方向に移動可能に構成されており、読取動作時以外は機内に収納されている。
【0067】
本実施の形態におけるコンタクトセンサ取付板112aの構成は実施の形態1のそれと同様であるため、これについての説明は省略する。
【0068】
次に、前記操作部Dについて説明する。
【0069】
操作部Dは、コピー操作、送信操作、スキャナー操作等の操作を行うためのものである。操作カバー116にはダイヤルキー116a等の各種操作に応じたキーや表示部116bが設けられている。この操作部Dは、読取系Cにおける原稿搬送機構の上部に設けられており、本複合装置に対して図6の矢印g方向に回動可能に構成されている。尚、操作部Dの一方端側には送信・受信を行う電話回線用モジュラ102c1が装備されている。
【0070】
次に、給紙系Aについて説明する。
【0071】
記録シート120としては、普通紙やプラスチックシート等及びその他の材質であってインクを転写し得るものを用いることが可能である。本実施の形態では、B4サイズ又はA4サイズにカットされた普通紙を記録シート120として用いている。そして、記録シート120(以後、記録紙と称す)は、本体上カバー101の背面に設けられた記録紙高さ規制板101aによって記録紙トレー121と矢印方向に引き出し可能な記録紙補助トレー122とに限られた枚数が収納積載される。又、記録紙サイドガイド123が記録紙120の幅方向を規制している。
【0072】
又、図5において、記録紙120の底部に位置する圧板124は、不図示の回転軸を中心に回動可能に支持され、不図示の駆動系によって1回転制御され、圧板バネ124aによって記録紙120を給紙ローラ125へ圧接して搬送するようバネ性を有している。そして、給紙ローラ125が図示矢印方向に回転駆動されると、搬送された記録紙120は爪分離により捌かれて1枚ずつ記録部Bへと搬送される。
【0073】
次に、記録系Bについて説明する。
【0074】
本複合装置の記録系Bには一般にインクジェット記録装置と称されるものが使用されている。
【0075】
記録系Bは他機から伝送された画信号或は読取系Cから伝送された画信号に応じて給紙系Aより給送された記録紙120に画像を記録するものである。
【0076】
詳細に説明すると、記録紙押え126はLFローラ127側に押圧されており、給紙系Aより搬送された記録紙120の上ガイドを兼ねながらピンチローラ126aをLFローラ127に対向させている。そして、記録カートリッジ128とプラテン板129との間を記録紙120が搬送され、記録カートリッジ128によって記録動作を行う。
【0077】
本実施の形態においては、不図示のモータ及び駆動系によって記録カートリッジ128が記録紙120の幅方向に移動しながらシリアル印字するよう構成されている。そして、印字記録後の記録紙120は、排紙ローラ130aと対向する拍車ローラ130bによって印字面を汚さないように矢印e方向に機外へと搬送され、排紙カバー131と図5の矢印方向に移動可能な排紙補助トレー132へと積載される。
【0078】
ところで、図6に示すように、原稿積載台104は本体上カバー101の不図示の回転軸を中心として矢印h方向に回転可能に支持されている。又、記録カートリッジ128は矢印i方向に着脱可能に構成されている。
【0079】
次に、本複合装置の制御系の構成を図7に基づいて説明する。
【0080】
本複合装置の制御系は、該複合装置を制御する制御部102aと、装置全体に電力を供給する電源ユニット102bと、モデム基板ユニット102a1と、電話機を接続する通信基板ユニット102cと、操作部Dから入力した内容等を表示する表示部116b等を含んで構成されている。
【0081】
上記制御部102aは、装置全体の制御を行うCPU102a2と、各種プログラムや各種データ等を格納したROM102a3と、前記CPU102a2のワークエリアとして使用されるとともに、記録枚数等の各種データの一時保存や各種データの保管登録を行うRAM102a4、入出力切換インターフェース102a8等を有している。
【0082】
又、102a5は、画像データの各ラインのイメージを格納するラインメモリであって、原稿103の送信若しくはコピーの場合は原稿読取系Cからの1ライン分のイメージデータが格納され、画像データの受信の場合には復号された1ライン分のデータが格納される。そして、上記ラインメモリ102a5に格納された画像データは、CPU102a2を通って記録系制御コードを追加して入出力切換インターフェース102a8から記録系BのCPUB1に出力され、CPUB1が前記記録系制御コードを解読することによって画像記録が行われる。
【0083】
更に、102a6は送信する画像情報をMH符号化等により符号化したり、受信した符号化画像データを復号化してイメージデータに変換する符号化/復号化部である。102a7は送受信された符号化画像データを格納するバッファメモリである。
【0084】
而して、周辺コンピュータEよりプリンタインターフェース102a9を介して画像データやテキストデータを記録系Bへと出力することができ、又、読取系Cによって読み取った画像データを周辺コンピュータEへと取り込むことができる。
【0085】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0086】
ここでは、前記実施の形態2において説明した複合装置における各部の他の実施の形態について説明する。
【0087】
前記実施の形態2ではインクジェット記録方式を記録手段として用いたが、トナーを使用する電子写真記録方式(レーザビームプリンター)、若しくはインクシートとサーマルヘッドを使用する熱転写記録方式等を用いても良いことは勿論である。
【0088】
又、前記実施の形態2では、コンタクトイメージセンサを読取手段としたが、光源とCCDを用いた縮小光学系で読取手段を構成しても良い。
【0089】
更に、前記実施の形態2では、板バネをCSバネとして本体へのフレームグランドへの導通を行ったが、導電性を有して弾性変形する材料であれば、板バネ以外のものを使用することができる。例えば、導電性樹脂のモールドバネ性を利用しても良い。このようにすることによってコンタクトセンサ取付板と一体化することも可能となり、同一の品質が得られるとともに、コストダウンを図ることができる。
【0090】
又、前記実施の形態2では給紙系の機構として爪分離方式を使用したが、摩擦分離やリタード分離等の他の分離方式で構成しても良いことは勿論である。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項又は記載の発明によれば、導電性を有する弾性部材によって原稿読取手段を位置決めするとともに、前記弾性部材がフレームグランドと導通するよう構成したため、環境に優しい製品作りとして組み立て易く分解し易い構成を実現することができるとともに、原稿通紙によって発生する静電気による読取部の誤動作及び破壊を防ぐことができるという効果が得られる。
【0096】
請求項記載の発明によれば、弾性部材を板バネで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
【0097】
請求項記載の発明によれば、原稿読取装置に原稿搬送手段を設けたため、ユーザーが使い易い構成とすることができるという効果が得られる。
【0098】
請求項記載の発明によれば、原稿搬送手段をローラで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
【0099】
請求項記載の発明によれば、ローラを金属軸を有するローラで構成したため、装置の小型化及びコストダウンを図ることができるという効果が得られる。
【0100】
請求項記載の発明によれば、弾性部材をローラの金属軸と導通するよう構成したため、原稿通紙により発生する静電気を導通させることができるという効果が得られる。
【0101】
請求項記載の発明によれば、コンタクトイメージセンサを、少なくとも原稿を照明する光源と、原稿から得られる光像を読み取る読取素子及び筐体を有し、少なくとも前記読取素子が配設された基板を導電性を有して弾性変形可能な取付部材にてよって前記筐体に取り付けて構成したため、接着剤等を使用することなく、環境に優しい製品作りとして組み立て易く分解し易い構成を実現することができるという効果が得られる。
【0102】
請求項記載の発明によれば、弾性部材を取付部材と導通するよう構成したため、原稿通紙によって発生する静電気による読取部の誤動作及び破壊を防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る原稿読取装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る原稿読取装置のコンタクトイメージセンサ及びコンタクトセンサ取付板の拡大斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る原稿読取装置のコンタクトイメージセンサ及びコンタクトセンサ取付板周辺の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る原稿読取装置を備える複合装置の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る原稿読取装置を備える複合装置の外観斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る原稿読取装置を備える複合装置の分解断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る原稿読取装置を備える複合装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の画像読取装置の断面図である。
【符号の説明】
6 原稿
13a 給送ローラ(原稿搬送手段)
13a1 ローラ軸(金属軸)
13b 補助コロ(原稿搬送手段)
14 原稿搬送ガイド
15 コンタクトイメージセンサ(原稿読取手段)
15a 筐体
15a1 原稿ガラス
15a2 光電変換素子(読取素子)
15a3 LED(光源)
15a4 センサ基板(基板)
15a5 基板バネ(取付部材)
15c CS取付バネ(弾性部材)
17a 排紙ローラ(原稿搬送手段)
17b 補助コロ(原稿搬送手段)
103 原稿
110a 給送ローラ(原稿搬送手段)
110b 補助コロ(原稿搬送手段)
112 コンタクトイメージセンサ(原稿読取手段)

Claims (9)

  1. 原稿読取手段としてコンタクトイメージセンサを有する原稿読取装置において、
    前記コンタクトイメージセンサを収納する読取手段収納部材に、前記読取手段収納部材に形成された保持部材にて前記原稿読取手段を保持し、導電性を有する弾性部材によって前記原稿読取手段を位置決めするとともに、前記弾性部材がフレームグランドと導通するよう構成したことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記弾性部材によって前記原稿読取手段を原稿搬送面と略平行で且つ原稿搬送方向上流から下流に向かって付勢したことを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  3. 前記弾性部材を板バネで構成したことを特徴とする請求項1又は2載の原稿読取装置。
  4. 原稿を搬送する原稿搬送手段を有することを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  5. 前記原稿搬送手段をローラで構成したことを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  6. 前記ローラは金属軸を有するローラで構成されることを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  7. 前記弾性部材を前記ローラの金属軸と導通するよう構成したことを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  8. 前記コンタクトイメージセンサは、少なくとも原稿を照明する光源と、原稿から得られる光像を読み取る読取素子及び筐体を有し、少なくとも前記読取素子が配設された基板を導電性を有して弾性変形可能な取付部材にてよって前記筐体に取り付けて構成されることを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
  9. 前記弾性部材を前記取付部材と導通するよう構成したことを特徴とする請求項記載の原稿読取装置。
JP20234998A 1998-07-16 1998-07-16 原稿読取装置 Expired - Fee Related JP3630994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20234998A JP3630994B2 (ja) 1998-07-16 1998-07-16 原稿読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20234998A JP3630994B2 (ja) 1998-07-16 1998-07-16 原稿読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000036886A JP2000036886A (ja) 2000-02-02
JP3630994B2 true JP3630994B2 (ja) 2005-03-23

Family

ID=16456068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20234998A Expired - Fee Related JP3630994B2 (ja) 1998-07-16 1998-07-16 原稿読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3630994B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000036886A (ja) 2000-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7107004B2 (en) Compactly arranged image forming apparatus
JP3630994B2 (ja) 原稿読取装置
JP4816746B2 (ja) 印刷装置
JP4495604B2 (ja) 画像読取装置
JPH0646758B2 (ja) 小型ファクシミリ装置
JP2002247284A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2000184127A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2000294943A (ja) 電子機器の筐体及び画像読取装置及び画像形成装置
JPH1198313A (ja) 画像読取装置
JP2001285653A (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JPH11164086A (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5571506B2 (ja) 画像処理装置および原稿の画像処理方法
JP3825895B2 (ja) シート分離搬送装置及びこれを備える画像形成装置
JP2004186909A (ja) 画像記録読み取り装置及びプリスキャン方法
JP2004138682A (ja) 画像形成装置
JP3780173B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH11100157A (ja) シート材搬送装置及び画像処理装置
JP2006240804A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2001002277A (ja) シート材搬送装置、画像読取装置、及び記録装置
JP2000332960A (ja) 画像読取装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH11196227A (ja) 原稿読取装置および情報処理装置
JP3119423B2 (ja) 原稿読取装置
JPH1198318A (ja) 画像読取装置
JP2000115486A (ja) 原稿読取装置および方法
JP3587021B2 (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040506

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees