JPH1198313A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1198313A
JPH1198313A JP9273526A JP27352697A JPH1198313A JP H1198313 A JPH1198313 A JP H1198313A JP 9273526 A JP9273526 A JP 9273526A JP 27352697 A JP27352697 A JP 27352697A JP H1198313 A JPH1198313 A JP H1198313A
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JP9273526A
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Inventor
Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Noriyuki Aoki
典之 青木
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
Atsushi Saito
篤 齋藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの光の侵入を防止して読み取り画像
の品質向上を図った画像読取装置を提供する。 【解決手段】 遮光部材である遮光板18が、原稿搬送
経路を塞ぐように、原稿搬送上ガイド14bに設けられ
ており、センサガラス15bの原稿搬送方向下流側の端
面15b1へ外光が入り込まない構成としている。な
お、この遮光板18は、読取幅全域に対して同一以上の
幅を持っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されるシート
上の画像を読み取る機能を備えた画像読取装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報処理システムの発達に伴
い、種々の情報処理機器が開発されている。
【0003】これら機器のうち、画像読取機能を有する
画像読取装置(原稿読取装置)としてのファクシミリ装
置等の情報処理機器は、オフィスのみならず、一般家庭
においても広く使用されている。
【0004】これら情報処理機器に用いられる読取部
は、原稿像を縮小してCCD等の光電変換素子に導く縮
小光学系と、CCDを原稿に近接させて原稿像をCCD
に等倍のまま導く等倍光学系との大きく2つに分けられ
る。
【0005】従来技術に係る等倍光学系を用いた画像読
取装置の一例について図8を参照して説明する。
【0006】図8は従来技術に係る画像読取装置の概略
構成図である。
【0007】画像読取装置は、概略、電気基板(制御基
板201、主電源202)、読取機構部203、オペレ
ーション部204等によって構成されている。
【0008】読取機構部203は、原稿211をセット
し積載するための原稿トレー205、原稿搬送路をガイ
ドする上原稿ガイド206、下原稿ガイド207、複数
枚の原稿を順次送り出す原稿分離部208、光電変換素
子を用いたコンタクトセンサ209、およびコンタクト
センサ209の対向上面に原稿の背景色(バックグラン
ドカラー)となる読取基準板210などから構成されて
いる。
【0009】次に、原稿211の搬送経路について説明
する。
【0010】まず、原稿分離ローラ212と予備搬送板
バネ213とに挟まれた原稿は摩擦片214により、1
枚ずつ搬送される。
【0011】そして、原稿211は、給送ローラ215
と対向コロ216によりコンタクトセンサ209と読取
基準板210との間を通過して、排紙ローラ217と対
向コロ218により、図8中矢印方向に排出される。
【0012】なお、コンタクトセンサ209は本体フレ
ーム219に保持され、読取基準板210の自重もしく
は、図示しないバネ等によりコンタクトセンサ209側
に付勢されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0014】画像読取装置は、通常、室内の照明、もし
くはオフィスの窓際から入り込む日差し等、明るい環境
にて使用される。
【0015】普通の室内であれば、約1000lux前
後の明るさで、直射日光では、約3〜7万lux程度の
明るさとなる。
【0016】このような環境下にて、画像読取装置を使
用すると、原稿排出方向から室内照明や太陽光により直
射されたり、また排出された原稿に反射して読取機構部
203内のシート搬送経路にまで光が入り込む場合があ
る。
【0017】このような光は、通常、外光あるいは迷光
と呼ばれる。
【0018】ここで、原稿を読み始める前に、読取基準
板の白基準の出力波形を取り込み、その白色出力を絶対
的な白として原稿の画像を取り込む動作に対して、読取
機構部203内のシート搬送経路にまで、上述のような
外光あるいは迷光が入り込んだ場合には、読取った白の
出力よりも非常に大きな出力となってしまう。
【0019】これは、通常、読取機構部203では、光
電変換素子を用いて原稿に照射してその反射光を取り込
むため、外光あるいは迷光に対して反応してしまうため
である。
【0020】外光,迷光の影響のない読取基準板の白基
準を読取った場合と、外光,迷光の影響を受けて読取っ
た場合の、コンタクトセンサ209の出力波形をそれぞ
れ図9(a),(b)に示す。
【0021】図9は読取基準板の白基準を読取った場合
のコンタクトセンサ209の出力波形図である。
【0022】図9(b)のうち、cの部分が外光により
高くなってしまった出力成分である。
【0023】図9(b)のように、絶対的な白の出力が
高くなってしまった場合には、原稿の白色が見かけ上低
くなってしまうため、暗い画像となってしまい、この場
合の読取画像は原稿に対して、原稿とは違った色味の異
なった画像となってしまうという問題があった。
【0024】また、特にカラー読取を行う場合には、画
像の色味の違いがはっきりしてしまう。
【0025】このように、ユーザーが装置の使用環境を
外光の影響の受けない場所に移動しない限り、正常の画
像を読取ることが出来ないという問題があった。
【0026】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、外部
からの光の侵入を防止して読み取り画像の品質向上を図
った画像読取装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート搬送経路に沿ってシートを
搬送させる搬送手段と、搬送されるシート上の画像を読
み取る読取手段と、を備えた画像読取装置において、前
記読取手段の対向面側に、装置外部よりシート搬送経路
内に侵入する光を遮断する遮光部材を読取面に対して離
間可能に設けたことを特徴とする画像読取装置。
【0028】したがって、遮光部材を設けたことで、読
取手段による読み取り部に光が侵入することはなく、遮
光部材は読取面に対して離間可能なので清掃などを容易
にできる。
【0029】前記遮光部材は、前記読取手段による読み
取り幅よりも広い幅を有するとよい。
【0030】前記遮光部材は、前記読取手段による読み
取り部よりも搬送方向下流側に配置されるとよい。
【0031】したがって、シートの排出側からの光の侵
入が防止される。
【0032】前記遮光部材は、シート搬送に伴って搬送
経路を開放するとよい。
【0033】前記遮光部材は、搬送するシートに押され
て搬送経路を開放するとよい。
【0034】前記遮光部材は、弾性部材より構成され、
シートの通過中は搬送経路を開放するように変形し、通
過後は元に戻るとよい。
【0035】前記弾性部材は、シート状部材であるとよ
い。
【0036】前記シート状部材は、フィルムシートであ
るとよい。
【0037】前記搬送手段は、前記読取手段による読み
取り部の上流側および下流側にそれぞれ搬送部材を有す
るとよい。
【0038】前記遮光部材は、読み取り部よりも下流側
に配置された搬送部材よりも上流側であって、かつ前記
読取手段による読み取り部よりも下流側に配置されると
よい。
【0039】前記搬送手段は、ローラ対を有するとよ
い。
【0040】前記読取手段は、シートを照明する光源
と、光源により照明されて得られた光像を読み取る読取
素子とを有するとよい。
【0041】前記読取手段は、カラー画像の読み取りが
可能であるとよい。
【0042】読み取った画像情報を外部に送る機能と、
外部より画像情報を入力する機能と、画像情報をシート
に記録する機能と、を設けるとよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0044】(第1の実施の形態)図1、図2および図
3を参照して本発明の第1の実施の形態に係る画像読取
装置(原稿読取装置)について説明する。
【0045】まず、図1を参照して、画像読取装置全体
の構成等について説明する。
【0046】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置(原稿読取装置)の全体構造を示す概略構成
断面図である。
【0047】図に示したように、画像読取装置は、概
略、本体シャーシ1と、装置の制御を行う制御基板2
と、装置へ電力供給を行う電源ユニット3と、装置の操
作を行う操作パネル4と、操作パネル4の制御基板5
と、シートである原稿6を積載するための原稿台7など
から構成されている。
【0048】以下、シート搬送経路の上流側から下流側
へと順に説明する。
【0049】原稿6は、原稿台7と原稿補助台8とに積
載され、原稿の幅方向を規制する幅規制板9により幅方
向のガイドが行われる。
【0050】そして、分離ローラ10が不図示の駆動モ
ータにより図中矢印方向に回転し、予備搬送板11が分
離ローラ10側に付勢されることで、複数枚ある原稿6
は、摩擦片12と分離ローラ10とのくさび形状の場所
まで搬送される。
【0051】そして、摩擦片12により、複数枚ある原
稿6は1枚ずつ捌かれ、給送ローラ13aが駆動モータ
により図中矢印方向に回転し、対向する補助コロ13b
の付勢力を得て搬送される。
【0052】なお、ローラ対である、給送ローラ13a
および補助コロ13bは、読取手段(コンタクトセンサ
15)による読み取り部よりも搬送方向上流側に配置さ
れた搬送部材(搬送手段)である。
【0053】原稿搬送下ガイド14aは、分離ローラ1
0から読取手段であるコンタクトセンサ15まで原稿6
のガイドをする。
【0054】コンタクトセンサ取付板15aに取り付け
られたコンタクトセンサ15の上部には、原稿のバック
グランドカラーとなり、かつ読取に於ける白基準となる
読取基準板16が設けられており、この読取基準板16
はコンタクトセンサ15の読取幅全域に渡って覆うよう
な幅で構成されている。
【0055】また、コンタクトセンサ15の内部には、
原稿6を照射する図示しない光源(本実施の形態ではL
EDを使用)や、得られた光像を読み取る読取素子など
を配置している。
【0056】なお、コンタクトセンサ15はカラー画像
を読み取ることができるものを適用することができる。
【0057】そして、本発明の実施の形態の特徴となる
ところの遮光部材である遮光板18が、原稿搬送経路を
塞ぐように、原稿搬送上ガイド14bに設けられてい
る。
【0058】そのため、センサガラス15bの原稿搬送
方向下流側の端面15b1へ外光が入り込まない構成に
なっている。
【0059】この遮光板18は、読取幅全域に対して同
一以上の幅を持っている。
【0060】ここで、遮光板18はシート状部材とする
のが望ましく、例えば、光の透過しない黒PETフィル
ム(フィルムシート)で厚みが50μmのものを使用す
るのが好適である。
【0061】そして、コンタクトセンサ15に読取られ
た原稿6を、排紙ローラ17aが不図示の駆動モータに
より図中矢印方向に回転し、対向する補助コロ17bの
付勢力を得てこの画像読取装置外(図示する矢印a方
向)に排出する。
【0062】なお、ローラ対である、排紙ローラ17a
および補助コロ17bは、読取手段(コンタクトセンサ
15)による読み取り部よりも搬送方向下流側に配置さ
れた搬送部材(搬送手段)である。
【0063】次に、遮光板18の構成について特に図2
を参照して詳細に説明する。
【0064】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置に備えられる遮光板18周辺の部品の拡大斜
視図である。
【0065】遮光板18は、排紙ローラ17a、およ
び、これに対向する補助コロ17bに挟み込まれないよ
うに切り欠き部18aが設けられている。
【0066】この部分の外光に対する影響は、排紙ロー
ラニップにより外光をシャットアウトしているので、セ
ンサガラス端面15b1への外光の入り込みはない。
【0067】次に、原稿6が遮光板18に突入して、遮
光板18が原稿搬送経路を開放する構成について、図3
を参照して説明する。
【0068】図3は本発明の第1の実施の形態に係る画
像読取装置の全体構造を示す概略構成断面図である。
【0069】原稿搬送経路は原稿6を機外に排出するた
め、その搬送経路から外光が入り易くなっており、上述
の遮光板18により光の侵入を防いでいるが、一方、シ
ートが適正に搬送される必要がある。
【0070】そこで、本実施の形態では、原稿6が図中
矢印a方向に搬送されると、原稿6の剛性(シートのコ
シ)により、遮光板18が変形して原稿搬送経路を開放
する構成としている。
【0071】この時、原稿6の媒体としては、薄紙や厚
紙等剛性が弱い、強いが存在するため、搬送され得るシ
ートのうち最も剛性が弱い薄紙に対して遮光板18が必
ず変形する必要がある。
【0072】例えば、上述したように光の透過しない黒
PETフィルムで厚みが50μmのものを使用すれば、
この条件も満足することができる。
【0073】そして、原稿6が遮光板18を通過する
と、遮光板18は、変形状態から初期状態の形に戻り、
原稿搬送経路を塞ぎ、センサガラス端面15b1への外
光の入り込みを防止することができる。
【0074】なお、遮光板18の通紙面側にマット処理
(表面を粗す)を施すことによって、低湿環境下での原
稿6と遮光板18との直擦れで発生する静電気による、
原稿6と遮光板18との貼り付きを防止することができ
る。
【0075】また、貼り付きに対する対応策の他の手段
としては、遮光板18に帯電防止処理を施すことも有効
である。
【0076】なお、遮光板18は読取面側から離間する
ように搬送経路を開放する構成としたので、読取部付近
の清掃等を容易に行うことが可能である。
【0077】また、遮光板18は、排紙ローラ17aお
よび補助コロ17bよりも上流側であって、かつコンタ
クトセンサ15よりも下流側に配置したので、遮光機能
を果たすと共に、外観からは遮光板18は見えないので
外観を損なうこともない。
【0078】このように、遮光部材をコンタクトセンサ
より原稿搬送方向下流側に設けることによって、室内照
明に照らされるオフィスや家の中、あるいは太陽光が差
し込む通常の使用環境であっても、外光の入り込みを防
止するように構成したので、外部の光による読取出力へ
の影響を受けることなく、常に色味の安定した画像をユ
ーザーへと提供できる。
【0079】また、単に遮光部材を設けただけなので、
装置を大型化することなく、品質の向上を図ることがで
きる。
【0080】(第2の実施の形態)図4〜図7には、本
発明の第2の実施の形態が示されている。上記第1の実
施の形態では、画像読取機能を備えた画像読取装置の場
合について説明したが本実施の形態においては、画像読
取機能の他に画像記録機能や通信機能などの機能も兼ね
備えた多機能な画像読取装置の場合について説明する。
【0081】まず、本発明の第2実施の形態に係る画像
読取装置全体について図4、図5および図6を参照して
説明する。
【0082】図4は本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置(原稿読取装置)の全体構造を示す概略構成
断面図であり、図5は第2の実施の形態に係る画像読取
装置の外観斜視図であり、図6は本発明の第2の実施の
形態に係る画像読取装置の概略構成図である。
【0083】本実施の形態に係る画像読取装置において
は、ファクシミリ機能と外部装置(パーソナルコンピュ
ータ(PC)など)に取り込めるスキャナー機能を有し
た複合装置である。
【0084】すなわち、画像読取機能の他に画像記録機
能(画像情報をシートに記録する機能)や通信機能(画
像情報を外部に送る機能や外部より画像情報を入力する
機能)などの機能を備えている。
【0085】なお、以下の説明では、画像を記録する記
録方式として、一般にインクジェット記録方式を適用し
た複合装置の場合について説明する。
【0086】図4に示すように、この複合装置は、概
略、記録シートを供給する給紙系Aと、シート上に画像
を記録する記録装置としての記録系Bと、原稿上の画像
を読み取るための読取系Cと、各操作を行うための操作
部Dによって構成されており、その他、本体上カバー1
01と、本体下カバー102と装置の制御を行う制御基
板102aと、装置に電力供給する電源ユニット102
bなどを備えている。
【0087】まず、本発明の実施の形態の特徴となる読
取系Cについて説明する。
【0088】読取系Cは原稿103に光を照射して、そ
の反射光を電気信号に変換し、この信号を操作モードに
応じて、他機に伝送する、あるいは、自己の記録系Bに
伝送するものである。
【0089】詳細に説明をすると、原稿103は原稿台
104と原稿補助トレー105に積載され、原稿幅規制
板106a,bにより搬送時の幅方向への斜行等が防が
れる。
【0090】複数枚ある原稿103は、分離ローラ10
7が不図示の駆動モータにより図中矢印方向に回転し、
予備搬送板108が分離ローラ107側に付勢されるこ
とで、摩擦片109、分離ローラ107とのくさび形状
の場所まで搬送される。
【0091】そして、摩擦片109により複数枚ある原
稿103は1枚ずつ捌かれ、給送ローラ110aが不図
示の駆動モータにより図中矢印方向に回転し、対向する
補助コロ110bの付勢力を得て搬送される。
【0092】原稿搬送下ガイド111aは、分離ローラ
107から後述するコンタクトセンサ112まで原稿1
03のガイドをする。
【0093】コンタクトセンサ取付板112aに取り付
けられたコンタクトセンサ112の上部には、原稿のバ
ックグランドカラーとなり、かつ読取に於ける絶対白と
なる読取基準板113が設けられており、この読取基準
板113はコンタクトセンサ112の読取幅全域に渡っ
て覆うような幅で構成されている。
【0094】また、コンタクトセンサ112の内部に
は、原稿103を照射する図示しない光源(本実施の形
態ではLEDを使用)を配置している。
【0095】そして、本発明の実施の形態の特徴となる
ところの遮光板119が、原稿搬送経路を塞ぐように、
原稿搬送上ガイド111bに設けられている。
【0096】そのためセンサガラス112bの原稿搬送
方向下流側の端面112b1へ外光が入り込まない構成
になっている。
【0097】この遮光板119は、読取幅全域に対して
同一以上の幅を持っている。
【0098】ここで、遮光板119は、例えば、光の透
過しない黒PETフィルムで厚みが50μmのものを使
用するのが好適である。
【0099】そして、コンタクトセンサ112に読取ら
れた原稿103を、排紙ローラ114aが不図示の駆動
モータにより図中矢印方向に回転し、対向する補助コロ
114bの付勢力を得てこの画像読取装置外(図示する
矢印d方向)に排出する。
【0100】そして、読み取られた原稿は、原稿排紙ト
レー115上に積載される。
【0101】また、原稿排紙トレー115は、図5に示
した矢印方向に移動(スライド)可能に構成されてお
り、読取動作以外の時は、機内に収納することが出来る
ようになっている。
【0102】次に、操作部Dについて説明する。
【0103】操作部Dは、コピー操作、送信操作、スキ
ャナー操作等の操作を行うためのものである。
【0104】操作カバー116にダイアルキー116a
等各種操作に応じたキーや表示部116bが設けられて
いる。
【0105】この操作部Dは、読取系Cに於ける原稿搬
送機構の上部に設けられており、本複合装置に対して図
6に示す矢印f方向に回動可能に構成されており、同時
に原稿搬送上ガイド111bと遮光板119も開放され
る。
【0106】この動作により原稿通紙による、センサガ
ラス112bの表面や読取基準板113の通紙面側の汚
れを清掃することが、出来る。
【0107】尚、操作部Dの一方端側には送信・受信を
行う電話回線様モジュラ102c1が装備されており、
通信機能を発揮する。
【0108】次に、給紙系Aについて説明する。
【0109】記録シート120としては、普通紙やプラ
スチックシート等及びその他の材質であって、インクを
転写し得るものを用いることが可能である。
【0110】本実施の形態では、例えば、B4サイズ又
はA4サイズにカットされた普通紙を記録シート120
として用いることができる。
【0111】そして、記録シート120は、本体上カバ
ー101の背面に設けてある記録シート高さ規制板10
1aにより、記録紙トレー121と矢印方向に引出し可
能な記録紙補助トレー122とに限られた枚数が収納積
載される。
【0112】また、記録紙サイズガイド123が記録シ
ート120の幅方向の規制をしている。
【0113】また、図4に於いて、記録シート120の
底部に構成している圧板124は、図示しない回動軸を
中心に回動可能に支持され、図示しない駆動系により1
回転制御され、圧板ばね124aにより記録シート12
0を給紙ローラ125に当接させて搬送させるように、
ばね性を持って構成されている。
【0114】給紙ローラ125が図中矢印方向に回転駆
動されることにより、搬送された記録紙125は、爪分
離により捌かれ、1枚ずつ記録系Bへと搬送される。
【0115】次に記録系Bについて説明をする。
【0116】本複合装置おける記録方式としては、一般
にインクジェット記録方式と称されるものを採用してい
る。
【0117】図4に於いて、記録系Bは他機から伝送さ
れた画信号、あるいは読取系Cから伝送された画信号に
応じて、給紙系Aより供給された記録シート120に画
像を記録するものである。
【0118】詳細に説明をすると、記録紙押え126
は、LFローラ127側に押圧されており、給紙系Aよ
り搬送された記録シート120の上ガイドを兼ねなが
ら、ピンチローラ126aをLFローラ127に対向さ
せている。
【0119】そして、記録カートリッジ128とプラテ
ン板129との間を記録シート120が搬送され、記録
カートリッジ128により記録動作が行われる。
【0120】本実施の形態に於いては、図示しないモー
タ及び駆動系により、記録カートリッジ128は記録シ
ート120の幅方向に対して移動しながらシリアル印字
するように構成している。
【0121】そして、印字記録後の記録シート120
は、排紙ローラ130aと、これに対向する拍車ローラ
130bにより印字面を汚さないように記録シート12
0を矢印e方向に機外へと搬送し、排紙カバー131と
図5記載の矢印方向に移動可能な排紙補助トレー132
へと積載する。
【0122】また、図6に於いて、原稿積載台104が
本体上カバー101の図示しない回転中心により矢印g
方向に回転可能に支持してある。
【0123】これにより、記録カートリッジ128を矢
印h方向に着脱可能にしている。
【0124】次に、本発明の第2実施の形態に係る画像
読取装置の動作制御について、特に図7を参照して説明
する。
【0125】図7は本発明の第2実施の形態に係る画像
読取装置の制御系を示すブロック図である。
【0126】図に示したように、制御系は、概略、この
複合装置の制御する制御部である制御基板102aと、
この複合装置全体に電力を供給する電源ユニット102
bと、モデム基板ユニット102a1と、電話機を接続
する通信基板ユニット(NCU)102cと、操作部D
から入力した内容等を表示する表示部116b等を有し
ている。
【0127】制御基板102aは、本装置全体の制御を
行うCPU102a2、各種プログラムや各種データ等
を格納したROM102a3、CPU102a2のワー
クエリアとして使用されると共に、記録枚数等の各種デ
ータの一時保存を行うことや、各種データの保管登録す
るRAM102a4、および入出力切換インターフェー
ス102a8等を有している。
【0128】また、102a5は画像データの各ライン
のイメージを格納するラインメモリであって、原稿の送
信若しくはコピーの場合は原稿読取系Cからの1ライン
分のイメージデータが格納され、画像データの受信の場
合には複号された1ライン分のデータが格納される。
【0129】そして、ラインメモリ102a5に格納さ
れた画像データは、CPU102a2を通り、記録系制
御コードを追加して入出力切換インターフェース102
a8から記録系B内のCPUB1に出力され、CPUB
1が記録系制御コードを解読することによって、画像記
録が行われる。
【0130】また、102a6は送信する画像情報をM
H符号化等のより符号化したり、受信した符号化画像デ
ータを複号化してイメージデータに変換する符号化/複
号化部である。
【0131】102a7は送受信された符号化画像デー
タを格納するバッファメモリである。
【0132】そして、周辺コンピュータEより、プリン
タインターフェース102a9を介して画像データやテ
キストデータを記録系Bへと出力出来、また読取系Cよ
り読取った画像データを周辺コンピュータEへと取り込
むことが出来る。
【0133】以上のように、多機能な画像読取装置(複
合装置)においても、外部の光の影響を防止して品質性
に優れた画像読み取りを可能とすることができる。
【0134】(その他の実施の形態)前述した実施の形
態では、インクジェット記録方式により記録方式を採用
した装置について説明したが、トナーを使用する電子写
真記録方式(レーザービームプリンター)、若しくはイ
ンクシートとサーマルヘッドを使用する熱転写記録方式
等の記録方式を採用した装置にも適用できる。
【0135】また、前述した実施の形態では、コンタク
トセンサを読取手段としたが、光源とCCDを用いた縮
小光学系で構成してもよいことは当然である。
【0136】さらに、前述した実施の形態では、遮光板
を黒PETフィルムシートにて構成したが、外光を透過
させなければ、色は何色で構成しても良く、また、原稿
の通紙により変形するものであれば、塩ビシートや紙等
のシートで構成してもよいことは当然である。
【0137】またさらに、前述した実施の形態では、給
紙系の機構を爪分離方式を使用したが、摩擦分離やリタ
ード分離等の他の分離方式で構成してもよいことは当然
である。
【0138】
【発明の効果】本発明は、遮光部材を設けたことで、読
取手段による読み取り部に外部からの光が侵入すること
を防止したので、読み取り画像の品質が向上し、また、
遮光部材は読取面に対して離間可能なので読取部の清掃
などを容易にできる。
【0139】遮光部材は、読み取り幅よりも広い幅を有
することで、読取領域全域に対して光の侵入を防止でき
る。
【0140】遮光部材は、読み取り部よりも搬送方向下
流側に配置することで、シートの排出側からの光の侵入
を防止できる。
【0141】遮光部材は、シート搬送に伴って搬送経路
を開放するようにすれば、安定したシート搬送を維持で
きる。
【0142】遮光部材は、搬送するシートに押されて搬
送経路を開放するようにすることができ、また、遮光部
材は、弾性部材より構成し、シートの通過中は搬送経路
を開放するように変形し、通過後は元に戻るようにする
ことで、簡易な構成で、遮光および安定したシート搬送
を両立させることができる。
【0143】弾性部材は、扱い安く汎用されるシート状
部材とすることができ、シート状部材としてフィルムシ
ートとすれば、シート搬送による汚れの付着を抑えるこ
とができる。
【0144】搬送手段は、読み取り部の上流側および下
流側にそれぞれ搬送部材を有することで、安定したシー
ト搬送が可能となる。
【0145】遮光部材は、下流側に配置された搬送部材
よりも上流側であって、かつ読み取り部よりも下流側に
配置すれば、遮光機能を果たすと共に、外観からは遮光
部材は見えないので外観を損なうこともない。
【0146】搬送手段は、ローラ対とすることができ
る。
【0147】読取手段は、シートを照明する光源と、光
源により照明されて得られた光像を読み取る読取素子に
より構成できる。
【0148】なお、読取手段は、カラー画像の読み取り
を可能とすることができ、外部の光の影響を防止して、
安定した白基準を読み取らせることができ、色味の劣化
を防ぐことができる。
【0149】読み取った画像情報を外部に送る機能と、
外部より画像情報を入力する機能と、画像情報をシート
に記録する機能と、を設ければ、多機能化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像読
取装置の全体構造を示す概略構成断面図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画像読
取装置に備えられる遮光板周辺の部品の拡大斜視図であ
る。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係る画像読
取装置の全体構造を示す概略構成断面図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態に係る画像読
取装置の全体構造を示す概略構成断面図である。
【図5】図5は第2の実施の形態に係る画像読取装置の
外観斜視図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態に係る画像読
取装置の概略構成図である。
【図7】図7は本発明の第2実施の形態に係る画像読取
装置の制御系を示すブロック図である。
【図8】図8は従来技術に係る画像読取装置の概略構成
図である。
【図9】図9は読取の出力波形図である。
【符号の説明】
1 本体シャーシ 2 制御基板 3 電源ユニット 4 操作パネル 6 原稿 13a,110a 給送ローラ 13b,110b 補助コロ 15 コンタクトセンサ 16 読取基準板 17a,114a 排紙ローラ 17b,114b 補助コロ 18 遮光板 A 給紙系 B 記録系 C 読取系 D 操作部
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート搬送経路に沿ってシートを搬送させ
    る搬送手段と、搬送されるシート上の画像を読み取る読
    取手段と、を備えた画像読取装置において、 前記読取手段の対向面側に、装置外部よりシート搬送経
    路内に侵入する光を遮断する遮光部材を読取面に対して
    離間可能に設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記遮光部材は、前記読取手段による読み
    取り幅よりも広い幅を有することを特徴とする請求項1
    に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記遮光部材は、前記読取手段による読み
    取り部よりも搬送方向下流側に配置されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記遮光部材は、シート搬送に伴って搬送
    経路を開放することを特徴とする請求項1,2または3
    に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記遮光部材は、搬送するシートに押され
    て搬送経路を開放することを特徴とする請求項4に記載
    の画像読取装置。
  6. 【請求項6】前記遮光部材は、弾性部材より構成され、
    シートの通過中は搬送経路を開放するように変形し、通
    過後は元に戻ることを特徴とする請求項4または5に記
    載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記弾性部材は、シート状部材であること
    を特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】前記シート状部材は、フィルムシートであ
    ることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】前記搬送手段は、前記読取手段による読み
    取り部の上流側および下流側にそれぞれ搬送部材を有す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載
    の画像読取装置。
  10. 【請求項10】前記遮光部材は、読み取り部よりも下流
    側に配置された搬送部材よりも上流側であって、かつ前
    記読取手段による読み取り部よりも下流側に配置される
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】前記搬送手段は、ローラ対を有すること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画
    像読取装置。
  12. 【請求項12】前記読取手段は、シートを照明する光源
    と、光源により照明されて得られた光像を読み取る読取
    素子とを有することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れか一つに記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】前記読取手段は、カラー画像の読み取り
    が可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれ
    か一つに記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】読み取った画像情報を外部に送る機能
    と、外部より画像情報を入力する機能と、画像情報をシ
    ートに記録する機能と、を設けたことを特徴とする請求
    項1〜13のいずれか一つに記載の画像読取装置。
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