JP3098834U - 電気接点 - Google Patents
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Abstract
【課題】頭部と脚部が同軸で上下に接合した電気接点を、最近の益々小型になる電気機器内の部材、例えば小型リレー、小型スイッチ等に適合できるように、その容積、特に頭部の厚みを薄くし、しかも工業的に妥当な価格で提供することを課題とする。
【解決手段】所望の薄い厚みにした頭部の全体を単一の金属とし、脚部は頭部とは互いに異なる単一の金属とし、この頭部と脚部とを同軸で上下に合わせ連なげてなる小型電気接点を提供する。
【選択図】 図3
【解決手段】所望の薄い厚みにした頭部の全体を単一の金属とし、脚部は頭部とは互いに異なる単一の金属とし、この頭部と脚部とを同軸で上下に合わせ連なげてなる小型電気接点を提供する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、小型リレー、小型スイッチ等の小型な電気機器で使用される電気接点に関するものである。
【0002】
図1の(a)および(b)の従来例(A)で示される接点頭部が、貴金属1と卑金属1’とからなり、その脚部2が前記の卑金属と一体の同一の卑金属からなる、所謂複合電気接点は、約40〜50年前に開発され、経済的で機能上でも優れた画期的な小型接点として広く用いられてきた。上記した貴金属としては銀または銀合金が、上記した卑金属としては銅または銅合金が一般に用いられてきた。
【0003】
この種の接点は、それが使用される電気機器内の部材の容量、寸法、作動具合等の関連で、その接点頭部1,1’は0.5mm程迄の厚さを有してきた。そこで、上述した通りに、その頭部全体を貴金属とせずに、開閉作動に当たる上半分のみを貴金属とし、下半分を卑金属で補って、その価格を低くしてきた。その脚部は卑金属で作られ、図1の(b)で示される通りに、電気機器の台金にカシメ付けされる。
【0004】
ところが、近年、この種の電気接点が用いられる電気機器内の部材、例えばリレー、スイッチ等は更に益々小型化され、それに従って、それらに使われる電気接点にも更なる小型化が要求されるところとなった。具体的には、この種の電気接点の頭部の厚みを全体で、0.1〜0.3mmにまで薄くすることが要求される。
【0005】
図1を参照して上述した従来例(A)の、頭部が二種の異なる金属になる接点を、その頭部の全体の厚みが0.3mm以下になるように設計して、製造することは困難である。そこで、図2の(a)(b)の従来例(B)にて示される通りに、頭部1と脚部2とを共に同一の単一金属、特に貴金属とする接点が、新たに市場にもたらされた。 この接点は、図2の(b)の如くに台金にカシメ付けされる。この従来例(B)の電気接点は確かに、その容量の面では市場で要求されるように小型化されたが、その全部が貴金属で作られるので、価格の面から市場では受け入れ難いものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、頭部と脚部が同軸で上下に連ながり合わさった小型な電気接点を、その容量、特に頭部をより薄くてかつ工業的に妥当な価格で提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した種類の小型電気接点の頭部の厚さを所望の薄さにし、これを単一の金属または合金で作り、その脚部を頭部とは別の単一の金属または合金で作り、この両者を合わせて、この考案が課題とするところの新規な小型電気接点を提供するものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
図3の(a)にて図示される如く、Ag−Sn8%−In4%−Ni1%合金になる0.25mmの厚さの円盤状の頭部1の底面に、Cuの短線になる脚部2を、両者が同軸で上下に連続するように加熱・圧着して、この考案による電気接点を製造した。
【0009】
この電気接点を図3の(b)で示される通りに、台金3にカシメ付けして使用した。その結果、在来の電気接点、例えば図1,図2で例示される接点と同様に、電気的に何らの不都合なしに使用できた。
【0010】
上述したところでは、接点の頭部1と脚部2とを加熱・圧着して上下に一体の接点として合わせたが、両者をろう付け、溶接等により、またはその他の手段、方法によってこの考案の接点を作成してもよいことは勿論のことである。
【0011】
【考案の効果】
以上記述した通り、この考案は最新の小型リレーや小型スイッチ等の小型電気機器の部材内で使用するのに適した、厚みの薄い頭部を有する電気接点を、経済的に市場に提供することできる優れた効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる電気接点の従来例の一つを示す断面図(a)と、それを電気機器の台金にカシメ付けしたときの断面説明図(b)である。
【図2】図1と同様な、従来例の他の電気接点の断面図(a)と、その台金への取り付け説明図(b)である。
【図3】この考案になる電気接点の断面図(a)と、それを台金へカシメ付けしたときの断面説明図(b)である。
【符号の説明】
1−接点の頭部
1’−頭部の一部
2−接点の脚部
3−接点がカシメ付けられる台金
【考案の属する技術分野】
この考案は、小型リレー、小型スイッチ等の小型な電気機器で使用される電気接点に関するものである。
【0002】
図1の(a)および(b)の従来例(A)で示される接点頭部が、貴金属1と卑金属1’とからなり、その脚部2が前記の卑金属と一体の同一の卑金属からなる、所謂複合電気接点は、約40〜50年前に開発され、経済的で機能上でも優れた画期的な小型接点として広く用いられてきた。上記した貴金属としては銀または銀合金が、上記した卑金属としては銅または銅合金が一般に用いられてきた。
【0003】
この種の接点は、それが使用される電気機器内の部材の容量、寸法、作動具合等の関連で、その接点頭部1,1’は0.5mm程迄の厚さを有してきた。そこで、上述した通りに、その頭部全体を貴金属とせずに、開閉作動に当たる上半分のみを貴金属とし、下半分を卑金属で補って、その価格を低くしてきた。その脚部は卑金属で作られ、図1の(b)で示される通りに、電気機器の台金にカシメ付けされる。
【0004】
ところが、近年、この種の電気接点が用いられる電気機器内の部材、例えばリレー、スイッチ等は更に益々小型化され、それに従って、それらに使われる電気接点にも更なる小型化が要求されるところとなった。具体的には、この種の電気接点の頭部の厚みを全体で、0.1〜0.3mmにまで薄くすることが要求される。
【0005】
図1を参照して上述した従来例(A)の、頭部が二種の異なる金属になる接点を、その頭部の全体の厚みが0.3mm以下になるように設計して、製造することは困難である。そこで、図2の(a)(b)の従来例(B)にて示される通りに、頭部1と脚部2とを共に同一の単一金属、特に貴金属とする接点が、新たに市場にもたらされた。 この接点は、図2の(b)の如くに台金にカシメ付けされる。この従来例(B)の電気接点は確かに、その容量の面では市場で要求されるように小型化されたが、その全部が貴金属で作られるので、価格の面から市場では受け入れ難いものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、頭部と脚部が同軸で上下に連ながり合わさった小型な電気接点を、その容量、特に頭部をより薄くてかつ工業的に妥当な価格で提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した種類の小型電気接点の頭部の厚さを所望の薄さにし、これを単一の金属または合金で作り、その脚部を頭部とは別の単一の金属または合金で作り、この両者を合わせて、この考案が課題とするところの新規な小型電気接点を提供するものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
図3の(a)にて図示される如く、Ag−Sn8%−In4%−Ni1%合金になる0.25mmの厚さの円盤状の頭部1の底面に、Cuの短線になる脚部2を、両者が同軸で上下に連続するように加熱・圧着して、この考案による電気接点を製造した。
【0009】
この電気接点を図3の(b)で示される通りに、台金3にカシメ付けして使用した。その結果、在来の電気接点、例えば図1,図2で例示される接点と同様に、電気的に何らの不都合なしに使用できた。
【0010】
上述したところでは、接点の頭部1と脚部2とを加熱・圧着して上下に一体の接点として合わせたが、両者をろう付け、溶接等により、またはその他の手段、方法によってこの考案の接点を作成してもよいことは勿論のことである。
【0011】
【考案の効果】
以上記述した通り、この考案は最新の小型リレーや小型スイッチ等の小型電気機器の部材内で使用するのに適した、厚みの薄い頭部を有する電気接点を、経済的に市場に提供することできる優れた効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる電気接点の従来例の一つを示す断面図(a)と、それを電気機器の台金にカシメ付けしたときの断面説明図(b)である。
【図2】図1と同様な、従来例の他の電気接点の断面図(a)と、その台金への取り付け説明図(b)である。
【図3】この考案になる電気接点の断面図(a)と、それを台金へカシメ付けしたときの断面説明図(b)である。
【符号の説明】
1−接点の頭部
1’−頭部の一部
2−接点の脚部
3−接点がカシメ付けられる台金
Claims (4)
- 頭部と脚部が同軸で上下に合わせられ、この頭部と脚部が互いに異なる単一の金属または合金で作られていることを特徴とする電気接点。
- 互いに異なる単一の金属または合金の一方が銀または銀合金であり、他の一方が銅または銅合金である請求項1記載の電気接点。
- 頭部と脚部とが合わさってリベット形状をなす請求項1又は2記載の電気接点。
- 頭部の厚みが0.1〜0.3mmの小型の電気機器用の微小な請求項1,2又は3記載の電気接点。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003808U JP3098834U (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 電気接点 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003808U JP3098834U (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 電気接点 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098834U true JP3098834U (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=43252578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003808U Expired - Lifetime JP3098834U (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 電気接点 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098834U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08252190A (ja) * | 1996-04-16 | 1996-10-01 | Takagi Ind Co Ltd | あふれ浴槽装置 |
US9666382B2 (en) | 2013-05-02 | 2017-05-30 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Silver and copper alloyed rivet contact |
US11145478B2 (en) | 2012-12-14 | 2021-10-12 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Rivet-type contact and method for manufacturing the same |
-
2003
- 2003-06-26 JP JP2003003808U patent/JP3098834U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08252190A (ja) * | 1996-04-16 | 1996-10-01 | Takagi Ind Co Ltd | あふれ浴槽装置 |
US11145478B2 (en) | 2012-12-14 | 2021-10-12 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Rivet-type contact and method for manufacturing the same |
DE112013005976B4 (de) | 2012-12-14 | 2023-03-16 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Nietenkontakt und Verfahren zu dessen Herstellung |
US9666382B2 (en) | 2013-05-02 | 2017-05-30 | Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. | Silver and copper alloyed rivet contact |
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