JP3097178B2 - 固定抵抗器 - Google Patents

固定抵抗器

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JP3097178B2
JP3097178B2 JP03126262A JP12626291A JP3097178B2 JP 3097178 B2 JP3097178 B2 JP 3097178B2 JP 03126262 A JP03126262 A JP 03126262A JP 12626291 A JP12626291 A JP 12626291A JP 3097178 B2 JP3097178 B2 JP 3097178B2
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岳 渡辺
聖治 星徳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定抵抗器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年における電子技術の進歩に伴い、電
子機器の小形軽量化や多機能化の要望が年を追って強く
なってきている。特に電子機器の構成の主体となる回路
部品の高密度実装が重要な技術となっている。このた
め、電力形固定抵抗器に対しても、基板への実装の容易
化と小形軽量化の要求が高まっている。
【0003】従来の箱形の電力形固定抵抗器は、抵抗体
としては金属皮膜抵抗器や巻線抵抗器を用い、箱形の絶
縁ケース内部に絶縁材料を充填して抵抗体部分を収納
し、抵抗体両端に接続したリード端子を絶縁ケース外部
に引き出した構造である。図4は従来の箱形の電力形固
定抵抗器を示す斜視図である。図4において、41はリ
ード端子、42は絶縁ケースである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の箱形の電力形固定抵抗器では、1個の箱形の絶縁ケ
ース中に1個の抵抗体を有するものが一般的であるの
で、ある回路構成に複数の電力形固定抵抗器が必要な場
合には、その数の実装工数が必要であり、実装密度も大
きくなるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、実装工数を低減し、実装密度を小さくする小形軽量
の電力形固定抵抗器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の固定抵抗器は、短冊状の絶縁基板と、この絶
縁基板の長手方向の一方の端部に端子部を設けると共に
他方の端部に向って幅方向の両端部に形成した一対の第
1電極と、前記絶縁基板の長手方向の他方の端部に端子
部を設けると共に前記第1電極側の端部に向って幅方向
の両端部に形成した一対の第2電極と、前記絶縁基板の
中間部分に端子部を設けると共に前記第1電極及び第2
電極に接触しないように絶縁基板の長手方向の両端部に
向って幅方向の両端部に形成した一対の第3電極と、前
記第1電極,第2電極及び第3電極とそれぞれ接続され
るように形成した第1,第2及び第3の抵抗膜と、前記
第1電極,第2電極及び第3電極それぞれの端子部に接
続したリード端子と、このリード端子を外部に引き出し
た状態で前記絶縁基板部分を収納しかつ内部に絶縁材料
が充填される金属ケースとを備えると共に、前記絶縁基
板の長手方向の両端部に導電部を持たない突出部を設け
ると共に金属ケースの長手方向の両端部かつ高さ方向の
中間部に突出部を設けて、前記絶縁基板の突出部が前記
金属ケースの突出部に組み込まれた構造を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、短冊状の絶縁基板上に形成す
る抵抗膜の占有面積を広くできるので、抵抗膜の単位面
積当たりに印加する電力を小さくできる。それに加え
て、金属ケースを用いることにより放熱性が向上するの
で、固定抵抗器の高電力化が可能となる。従って3個の
抵抗体を1個の固定抵抗器に備えることによって、実装
工数を低減し高密度実装が実現できる。その上、金属ケ
ースで絶縁基板の導電部を持たない部分を固定して金属
ケースと導電部との完全な絶縁を図っているので、その
信頼性が著しく向上する。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例の固定抵抗器につい
て、図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明
の一実施例における固定抵抗器の上面側から見た断面図
を示し、図1(b)と図1(c)はそれぞれ図1(a)
に示す固定抵抗器の正面側(BB’間)と側面側(C
C’間)から見た断面図を示す。図2は図1に示す固定
抵抗器の絶縁基板上に形成される抵抗回路のパターンを
示す。図3は図1に示す固定抵抗器の斜視図を示す。図
1(a),(b),(c),図2において、アルミナ磁
器等を用いて短冊状に形成した絶縁基板11と、この絶
縁基板11の長手方向の一方の端部に端子部を設けると
共に他方の端部に向って幅方向の両端部に形成した一対
の第1電極12と、前記絶縁基板11の長手方向の他方
の端部に端子部を設けると共に前記第1電極12側の端
部に向って幅方向の両端部に形成した一対の第2電極1
3と、前記絶縁基板11の中間部分に端子部分を設ける
と共に前記第1電極12及び第2電極13に接触しない
ように絶縁基板11の長手方向の両端部に向って幅方向
の両端部に形成した一対の第3電極14と、前記第1電
極12,第2電極13及び第3電極14とそれぞれ接続
されるように形成した第1抵抗膜15,第2抵抗膜16
及び第3抵抗膜17と、前記第1電極12,第2電極1
3及び第3電極14それぞれの端子部に接続したリード
端子18と、このリード端子18を外部に引き出した状
態で前記絶縁基板11部分を収納しかつ内部に絶縁材料
19が充填されるアルミニウム等の金属ケース20とを
備えた固定抵抗器を示している。そして前記絶縁基板1
1の長手方向の両端部に導電部を持たない突出部11
a,11bを設けると共に前記金属ケース20の長手方
向の両端部かつ高さ方向の中間部に突出部20a,20
bを設けて、前記絶縁基板11の突出部11a,11b
がそれぞれ前記金属ケース20の突出部20a,20b
に組み込まれた構造となっている。
【0009】本実施例では、前記絶縁基板11として厚
みが1mmの96%アルミナ基板、前記第1電極12,第
2電極13及び第3電極14の材料としてAg−Pd系
厚膜ペースト、前記第1抵抗膜15,第2抵抗膜16及
び第3抵抗膜17の材料としてRuO2系厚膜ペースト
を用い、前記絶縁基板11にスクリーン印刷により前記
第1電極12,第2電極13及び第3電極14と前記第
1抵抗膜15,第2抵抗膜16及び第3抵抗膜17を形
成した後、850℃の高温で焼成して抵抗回路を形成し
ている。なお、リード端子18との接続部分を除いて、
印刷焼成後に絶縁基板11全面にわたって、オーバーコ
ートガラスを形成してもよい。また前記リード端子18
は、メッキ処理した厚み0.4mmの冷間圧延鋼を用いて
おり、前記第1電極12,第2電極13及び第3電極1
4それぞれの端子部を前記絶縁基板11とリード端子1
8との間に挟むように接続しているが、接着部分をはん
だ付けすることにより接着強度を強くすることができ
る。さらに前記金属ケース20には厚み0.5mmのアル
ミニウムを用いている。この金属ケース20の内部に充
填する絶縁材料19としては、SiO2系の無機セメン
トを用いているので、実施例の固定抵抗器が高発熱した
場合でも発火や発煙する恐れがない。
【0010】以上のように本実施例によれば、前記短冊
状の絶縁基板11に形成した前記第1抵抗膜15,第2
抵抗膜16及び第3抵抗膜17をそれぞれの占有面積が
広くできるので、抵抗膜の単位面積当りの印加電力が小
さくできる。さらに、前記金属ケース20を用いること
により放熱性も向上するので、本発明の固定抵抗器の高
電力化が可能となり、図4に示す従来の箱形の電力形固
定抵抗器3個の機能を1個で果たすので、実装工数の低
減と高密度実装が実現できる。
【0011】また、実施例の構造により、前記金属ケー
ス20と前記短冊状の絶縁基板11に形成した抵抗回路
との確実な絶縁を図ることができる。
【0012】なお、前記金属ケース20にC面20cを
設ける等の形状変化を持たせる。あるいは、前記第3電
極14の端子部を前記短冊状の絶縁基板11の中間部分
から少しずらすことでリード端子間隔18a,18bを
等間隔にしないことにより、固定抵抗器は方向性を明確
にできるので、実装時の挿入間違いを防ぐことができ
る。さらに、前記絶縁基板11の長手方向の両端部に設
けた導電部を持たない突出部11a,11bの形状寸法
と前記金属ケース20の長手方向の両端部かつ高さ方向
の中間部に設けた突出部20a,20bの形状寸法を、
絶縁基板の突出部11a,11bがそれぞれ金属ケース
の突出部20a,20bにしか組み込めない形状寸法と
すると、製造時において前記金属ケース20に前記短冊
状の絶縁基板11を組み込み前記絶縁材料19で封入す
る作業時に生じる可能性がある方向間違いも防ぐことが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗膜の占有面積が広くできるので抵抗膜の単位面積当
りの印加電力が小さくなることと、金属ケースを用いる
ことにより放熱性が良くなることから固定抵抗器の高電
力化が可能となる。従って、3個の抵抗体を1個の固定
抵抗器に有することにより実装工数を低減し、高密度実
装が実現できるといった効果がある。その上金属ケース
で絶縁基板の導電部を持たない部分を固定する構造によ
り金属ケースと導電部との完全な絶縁が図られるので、
その信頼性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における固定抵抗器
の上面側から見た断面図 (b)は一実施例における固定抵抗器の正面側から見た
断面図 (c)は一実施例における固定抵抗器の側面側から見た
断面図
【図2】同実施例における固定抵抗器の絶縁基板上に形
成される抵抗回路のパターン図
【図3】同実施例における固定抵抗器の斜視図
【図4】従来の箱形の電力形固定抵抗器の斜視図
【符号の説明】
11 絶縁基板 11a 絶縁基板突出部 11b 絶縁基板突出部 12 第1電極 13 第2電極 14 第3電極 15 第1抵抗膜 16 第2抵抗膜 17 第3抵抗膜 18 リード端子 18a リード端子間隔 18b リード端子間隔 19 絶縁材料 20 金属ケース 20a 金属ケース突出部 20b 金属ケース突出部 20c 金属ケースC面 41 リード端子 42 絶縁ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−95203(JP,U) 実開 昭58−114001(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 1/032 H01C 1/084 H01C 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の絶縁基板と、この絶縁基板の長
    手方向の一方の端部に端子部を設けると共に他方の端部
    に向って幅方向の両端部に形成した一対の第1電極と、
    前記絶縁基板の長手方向の他方の端部に端子部を設ける
    と共に前記第1電極側の端部に向って幅方向の両端部に
    形成した一対の第2電極と、前記絶縁基板の中間部分に
    端子部を設けると共に前記第1電極及び第2電極に接触
    しないように絶縁基板の長手方向の両端部に向って幅方
    向の両端部に形成した一対の第3電極と、前記第1電
    極、第2電極及び第3電極とそれぞれ接続されるように
    形成した第1、第2及び第3の抵抗膜と、前記第1電
    極、第2電極及び第3電極それぞれの端子部に接続した
    リード端子と、このリード端子を外部に引き出した状態
    で前記絶縁基板部分を収納しかつ内部に絶縁材料が充填
    される金属ケースとを備え、前記絶縁基板の長手方向の
    両端部に導電部を持たない突出部を設けると共に前記金
    属ケースの長手方向の両端部かつ高さ方向の中間部に突
    出部を設けて、前記絶縁基板の突出部が前記金属ケース
    の突出部に固定された構造を持つ固定抵抗器。
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