JP3097165U - ビルの屋上に設置する雪庇防止装置 - Google Patents

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齋藤 邦彦
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株式会社北弘電社
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Abstract

【課題】設置コスト及び撤去コストを低減でき、非積雪期の保管にも便利なビルの屋上に設置する雪庇防止装置を提供する。
【解決手段】雪庇防止装置1は、雪庇発生箇所であるビルの屋上縁2から所定距離おいた位置に設置するでもので、ネット6を枠体5に張設してなる多数のフェンス部材3を連接し、隣接する各側部を、補助具7,8を介して分離可能に連結するとともに、下端に重錘11を備えた一対の脚部4の上端を、フェンス部材3を起立状態に前後位置で支持するように、前記各補助具7,8に分離可能に取り付けたものである。この雪庇防止装置1は、屋上で積雪量や風向きに応じた位置に組み立てて設置することが可能なので、施工が容易でコストを一層低減でき、また、分解可能なので、撤去コストを低減できるほか、保管場所もとらない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
ビルの屋上縁に雪庇が発生し、これが不意に落下すると、その下の通行人や車両に危害が及ぶため、積雪量が多い地方では雪庇の発生を防止することがビル管理者の責務である。そして、本考案は、この雪庇発生箇所であるビルの屋上縁から所定距離をおいた位置に設置する雪庇防止装置に係り、特に、設置位置を随意選択できるとともに、分解組み立て可能なビルの屋上に設置する雪庇防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルの屋上縁に雪庇が発生するのを防止するには、前記屋上縁近傍を、人力で除雪したり、前記屋上縁近傍にルーフヒーティング(電熱線)を布設するのが一般的であったが、人力での除雪は重労働となるという問題があり、またルーフヒーティングを布設した場合は多大の電力を必要とし経費的に問題があった。そして、これらの問題を解決するものとして、網板の下端に設けた鈎枠を屋上縁に固定することによって前記網板を立設した雪庇防止装置が提案されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実公平01−026822号公報(第1図参照。)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記特許文献1の雪庇防止装置は、網枠を屋上縁に固定するように構成してあるので、設置に手間がかかり、施工コスト及び撤去コストも高価になるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ところで、雪庇は、風下に位置する積雪したビルの屋上縁に発生する(図10参照)ので、風の流れで積雪が移動して前記屋上縁から突出しないようにすればその発生を防止することができるものである。そして、請求項1に記載の本考案は、前記雪庇発生のメカニズムと上記従来技術の問題とを考慮してなされたもので、雪庇発生箇所であるビルの屋上縁から所定距離おいた屋上に設置する雪庇防止装置であって、多量の積雪が風の流れで屋上縁側に移動しないように、風は通過可能だが雪の通過は困難なフェンス部材を、下端に重錘を備える脚部によって起立支持し、かつ分離可能に多数連設したものである。
【0006】
また、請求項2に記載の本考案は、雪庇発生箇所であるビルの屋上縁から所定距離おいた屋上に設置する雪庇防止装置であって、ネットを枠体に張設してなる多数のフェンス部材を連接し、隣接する各側部を、補助具を介して分離可能に連結するとともに、下端に重錘を備えた一対の脚部の上端を、フェンス部材を起立状態に前後位置で支持するように、前記各補助具に分離可能に取り付け、かつ、前記フェンス部材の上部に補助フェンス部材を増設可能となしたことを特徴とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の好適な実施形態を添付図面の図1〜図9に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1はビルの屋上に設置した状態を示す側面図、図2は正面図、図3は拡大側面図、図4は部分拡大正面図、図5は部分拡大平面図、図6は図3のA−A拡大断面図、図7は上部補助具の正面図、図8は下部補助具の正面図、図9は補助フェンス部材をフェンス部材の上に取り付けた状態を示す縦断側面図である。
【0008】
図1及び図2に示すように、雪庇防止装置1は、雪庇発生箇所であるビルの屋上縁2から所定距離おいた前記屋上に立設状態で配置するもので、多量の積雪が風の流れで屋上縁側に移動しないように阻止するフェンス部材3を、脚部4の支持によって起立させ、かつ分離可能に多数連設したものである。
【0009】
図2、図5及び図6に示すように、各フェンス部材3は、アングル材により四角形に形成した枠体5に金属製のネット6を張設してなる。
【0010】
図3〜図6に示すように、フェンス部材3は、その側縁どうしをそれぞれ上部補助具7及び下部補助具8を介在させてボルトナット9により分解可能に連結するものである。
【0011】
図3〜図5に示すように、各脚部4は、セメントにより円盤状に形成し、上面に連結板10を固定した一対の重錘11をフェンス部材3前後に配置し、これら重錘11の前記連結板10と前記上部補助具7とに、アングル材でなる傾斜脚杆12をボルトナット9により分解可能に連結するとともに、前記連結板10と前記下補助具8とに、アングル材で形成した水平脚杆13をボルトナット9により分解可能に連結して構成する。なお、この両重錘11の下面と前記各フェンス部材3の下端とはほぼ同一面上になるようにして、設置場所であるビルの屋上面に前記両重錘11の下面と前記各フェンス部材3の下端が安定して載るように構成する。前記重錘11は、その重さによって、風を受けたフェンス部材3が移動したり転倒しないように支持するものである。
【0012】
また、図6及び図9に示すように、雪庇防止装置1は、降雪量が多く積雪がフェンス部材3の高さを越えるような時に、フェンス部材3の上に補助フェンス部材14を増設し得るように構成するもので、フェンス部材3の上縁に連結孔3a(図6参照)を設ける一方、前記補助フェンス部材14の下縁に連結孔を設ける。前記補助フェンス部材14は、横方向の長さが前記フェンス部材3と同じで、かつ、高さがフェンス部材3より低い四角形にアングル材で形成した枠体17に金属製のネット(図示せず)を張設してなるものである。この補助フェンス部材14の前記増設にあたっては、前記フェンス部材3の上縁に前記補助フェンス部材14の下縁を載せ、前記フェンス部材3の連結孔3aとに前記補助フェンス部材14の連結孔(図示せず)にボルトナット9を挿入し、緊締することによって連結する。
【0013】
続いて、上記雪庇防止装置1の組み立て手順を説明する。先ず、ビルの屋上縁2から所定距離離れた位置において、前記屋上端と平行に、かつ起立状態となした二枚のフェンス部材3の側端どうしを、上部補助具7と下部補助具8を介在させ、ボルトナット9によって連結する。次に、水平脚杆13の両端を、重錘11の連結板10と下部補助具8とにボルトナット9で連結するとともに、傾斜脚杆12の両端を前記連結板10と上部補助具7とに連結して脚部4を構成し、前記各フェンス部材3を起立状態に支持する。さらに続いて、新たなフェンス部材3の側端に前記一方のフェンス部材3の側端を、上部補助具7と下部補助具8を介在させ、ボルトナット9によって連結し、かつ一対の脚部4を前記と同様に、フェンス部材3前後に設ける。このようにして、新たなフェンス部材3を順次連結するとともに、それらの前後に一対の脚部4を設け、雪庇防止装置1となす。また、雪庇防止装置の両端に位置する各フェンス3の各外側縁にも、上部補助具7と下部補助具8をボルトナット9で固定し、脚部4をフェンス部材3前後に設ける。さらに、積雪が多く前記フェンス部材3を越えることが予想される場合には、補助フェンス部材14の各下縁を各フェンス部材3の上縁に載せ、補助フェンス部材14を、その連結孔とフェンス部材3の連結孔3aを対応位置させるようにして該フェンス部材3の上に載せ、ボルトナット9を挿入、緊締して連結し、積雪の深さよりフェンスが高く成るように増設する。なお、この補助フェンス部材14の増設作業は、積雪が深くなってから行ってもよい。
【0014】
図1に示すように、冬期に風下となることが多いビル屋上縁2から所定距離おいて雪庇防止装置1を上記のように設置すると、この雪庇防止装置1より内側の積雪は、屋上縁側に移動することを阻止されるので、前記屋上縁2に雪庇が発生しない。なお、降雪量が多く前記雪庇防止装置1外側に雪庇が張り出しても、この雪庇は雪庇防止装置1外側の屋上に落ち、屋上縁から下に落下することはない。また、積雪期が終わったら、前記各ボルトナット9を外して、フェンス部材3、補助フェンス部材14、上部補助具7、下部補助具8、脚部4の重錘11、傾斜脚杆12、水平脚杆13にそれぞれ分解し、所定の保管場所に保管する。
【0015】
なお、本考案は上記実施形態になんら限定されるものではなく、例えば、脚部4の構成は重錘11を用い、フェンス部材3を起立状態に安定して保つことができるものであれば、他の構造を有するものであってもよい。また、補助フェンス部材14を増設可能としなくてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の本考案によれば、雪庇が発生しやすいビルの屋上縁側への積雪の移動を阻止することが可能なので、雪庇の発生を防止することができるとともに、ビルの屋上縁に固定することなく、屋上で積雪量や風向きに応じた位置に組み立てて設置することが可能なので、施工が容易でコストを低減でき、また、分解可能なので、撤去コストを低減できるほか、保管場所もとらないという効果を奏する。
【0017】
また、請求項2の本考案によれば、雪庇が発生しやすいビルの屋上縁側への積雪の移動を阻止することが可能なので、雪庇の発生を防止することができるとともに、多数のフェンス部材どうしの各側部を、補助具を介して分離可能に連結し、下端に重錘を備えた一対の脚部を、フェンス部材を起立状態に前後位置で支持するように、前記各補助具に分離可能に取り付けたので、ビルの屋上縁に固定することなく、屋上で積雪量や風向きに応じた位置に組み立てて設置することが可能なので、施工がより容易でコストを一層低減でき、また、分解可能なので、撤去コストを低減できるほか、保管場所もとらないうえ、降雪量に応じて、フェンスの高さを変えることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビルの屋上に設置した状態を示す側面図。
【図2】正面図。
【図3】拡大側面図。
【図4】部分拡大正面図。
【図5】部分拡大平面図。
【図6】図3のA−A拡大断面図。
【図7】上部補助具の正面図。
【図8】下部補助具の正面図。
【図9】補助フェンス部材をフェンス部材の上に取り付けた状態を示す部分拡大縦断側面図
【図10】雪庇防止装置を設置しない積雪状態におけるビルの屋上の側面図。
【符号の説明】
1  雪庇防止装置
2  ビルの屋上縁
3  フェンス部材
3a  連結孔
4  脚部
5  枠体
6  ネット
7  上部補助具
8  下部補助具
9  ボルトナット
10  連結板
11  重錘
12  傾斜脚杆
13  水平脚杆
14  補助フェンス部材

Claims (2)

  1. 雪庇発生箇所であるビルの屋上縁から所定距離おいた屋上に設置する雪庇防止装置であって、風は通過可能だが雪の通過は困難なフェンス部材を、下端に重錘を備える脚部によって起立支持し、かつ分離可能に多数連設したことを特徴とするビルの屋上に設置する雪庇防止装置。
  2. 雪庇発生箇所であるビルの屋上縁から所定距離おいた屋上に設置する雪庇防止装置であって、ネットを枠体に張設してなる多数のフェンス部材を連接し、隣接する各側部を、補助具を介して分離可能に連結するとともに、下端に重錘を備えた一対の脚部の上端を、フェンス部材を起立状態に前後位置で支持するように、前記各補助具に分離可能に取り付け、かつ、前記フェンス部材の上部に補助フェンス部材を増設可能となしたことを特徴とするビルの屋上に設置する雪庇防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291780A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Nippon Aaku Kaihatsu Kk 雪庇防止ネット

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