JP2007291780A - 雪庇防止ネット - Google Patents

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道博 石岡
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Abstract

【課題】 電気的手段を用いずメンテナンス容易に、雪庇を防止する。
【解決手段】 離隔して配した少なくとも二本の縦材11と、この縦材に掛け渡したネット12と、各縦材の下端部に連設した水平材16と、縦材と水平材を連絡する補強材18を備える。水平材16は、その長手寸法がパラペットから突出できる大きさであり、先端近傍にアンカー固定孔17を備える。この雪庇防止ネットによれば、縦材11の間に配したネット12の網目が降り積もる雪を分断するので、雪の集合体である雪庇は形成されない。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、建築物の屋上のパラペットに降雪が積もって形成される雪庇を防止するための器具に関する。
図6に示すように、低層階ビルディングや無落雪住宅のように、屋根や屋上まわりにパラペット1を設けると、冬季の降雪でパラペット1に雪庇2ができる。雪庇2は、降雪とともに成長し、大きな雪の塊となるが、その重量が限界を超えると落下する。この被害は少なくない。歩行中の人間に対する被害も起きるし、隣接する家屋の屋根5や窓ガラスをにダメージを与えるし破損させる場合もあるからである。
雪庇を防ぐための技術は、従来から、いくつか提案されている。例えば、特許文献1、特許文献2のように、パラペットに電熱線(発熱体)を配するもの、特許文献3のように、パラペットに設けたワイヤをタイマによって上下駆動するものがある。
特開平11−159088号 特開2005−016144号 特開2002−206354号
問題は、電気的手段を用いた場合の信頼性とメンテナンスコストである。
特許文献1、特許文献2のようにパラペットに電気的な発熱体を設けることは雪庇を防止する有効な手段であるが、電気抵抗線の切断や接触不良による不具合が生じやすい。降雪地では厳しいマイナス気温が繰り返され、雪による重みがパラペットの天端にかかるためである。水の侵入による漏電の問題もある。また、発熱体(電気抵抗線)はパラペットの天端の金属板の下に設けられるため、メンテナンスコストもかさむことから、不具合が生じても修理を見合わせることも少なくないという事情がある。
かかる事情は、特許文献3も同じである。ワイヤロープを上下駆動すれば雪庇を切り落とすことは出来る。しかし、厳しいマイナス気温の降雪地域でワイヤロープを電気的に上下駆動する構成をとっても、正常な作動を長期的に保証することは難しい。雪、気温、水のいずれかによって電気系統に故障が生ずる可能性が高いからである。
そこで、本発明の目的は、電気的手段を用いることなく、メンテナンス容易に、雪庇を防止できるようにする点にある。
前記目的を達成するため、本発明は、パラペットの天端に配する雪庇防止ネットであって、離隔して配した少なくとも二本の縦材と、この縦材の間に配したネットと、各縦材の下端部に連設した水平材と、縦材と水平材を連絡する補強材を備え、前記水平材は、その長手寸法がパラペットから突出できる大きさであり、先端近傍にアンカー固定孔を備える。
この雪庇防止ネットを、パラペットの天端に配すると、縦材に掛け渡したネットの網目が降り積もる雪を分断するので、雪の集合体である雪庇は絶対に形成されない。ネットの網目に雪が付着することはあるが、網目を通過する風、あるいは風によるネットの振動により、雪庇が成長する前に雪は分断されて吹き飛ばされるからである。
請求項2のように、縦材に、隣接する縦材同士を締結するためのネジ孔を設ければ、パラペットの長手寸法に応じて、雪庇防止ネットを接続させて配置することが出来る。
本発明に係る雪庇防止ネットによれば、電気的手段を用いることなく、パラペットの雪庇を確実に防止することが出来る。この雪庇防止ネットは、パラペットの天端に配するので、ネットが破損する等の不具合発生時にも、簡単にメンテナンスが出来る。
図1は、本発明に係る雪庇防止ネットの実施形態を示すものである。この雪庇防止ネットは、離隔して配した少なくとも二本の縦材11と、この縦材11の間に配したネット12と、各縦材11の下端部に連設した水平材16とを備える。
水平材16は、長手寸法がパラペットから突出する寸法に設計してあり、先端近傍にアンカー固定孔17を備える。
また、縦材11は、隣接する縦材同士を締結するためのネジ孔14を適宜箇所に備える。この実施形態では、ネジ孔14を縦材11の左右側面に設けてあるが、金属バンドを使用して隣接する縦材11を拘定する場合は、ネジ孔14を正面(水平材16を配する面)に設けてもよい。
縦材11と水平材16は、金属材を用いて略L字状を呈するように成形する。縦材11と水平材16は、例えばネジによって結合することができる。使用する金属材料としては、例えば、重量のある鉄を用いつつ表面に防錆コーティングを施すか、あるいはアルミニウム等の軽量難錆金属を用いる。
縦材11に掛け渡すネット12は、網目が、例えば3〜6cmの金属ネットを使用する。金属ネットは、金属線に防錆処理を施しておけば耐久性に優れるからである。ネット12は、縦材11の上端近傍から下端に達するよう配する。
ネット12は、配設固定がしやすいように、例えば、ネット12の上下にアルミニウム等の難錆の金属材料を用いたフレーム材Fを設けておくことが望ましい。ネット12の左右両側にもフレームFを設けてよいことは勿論である。フレーム材Fがあれば、フレーム材Fの端部と縦材11の側面をネジによって固定することが可能となる。
ネット12は、例えば、上下寸法を45cm、左右寸法を180cm程度のものを用いる。雪庇を防止するには、少なくとも上下寸法を20cm以上とすることが望ましい。
縦材11と水平材16には、補強材18を例えば斜めに掛け渡す。補強材18は、金属または樹脂製の板材、棒材、管材、紐材(例えば線材やロープ)などを用いる。強風時にはネット12に強い外力が働くため、縦材11の基端部にかかる力を減らして縦材11の基端部の変形や破損を防止するためである。
この雪庇防止ネットは、図2に示すように、縦材11のネジ孔14にネジSを挿通して螺合させることによって、隣接する雪庇防止ネット同士を連結して横方向に足し増しすることが出来る。なお、必要に応じ、上方に増設して高さを稼いでも良い。また金属製のバンド(図示せず)を用いて縦材11を強固に締結させることも出来る。
次に、この雪庇防止ネットをパラペットの天端に配設する場合を、図3を用いて説明する。40はパラペットであり、その天端41の上に、複数個を横方向に連結させた雪庇防止ネットの水平材16を当接させて置く。
この状態で、水平材16のアンカー固定孔17に差し込んだアンカー部材44の先端部を、屋上の適当箇所に設けたアンカー穴46に差し込み、高さ調整を図った後、例えばアンカー穴46にモルタル等の補修材を充填して固定する。屋上に設けるアンカー穴46には、アンカー部材44の先端を螺合させるシリンダー状の雌ねじを設けてもよい。アンカー穴46は、水平材16の離隔寸法が予めわかっているので、当該寸法に合わせて誤差なく設けることが出来る。
このような雪庇防止ネットをパラペット40の天端41に配すると、縦材11に掛け渡したネット12が雪を細かく切断するため、パラペット40の上に雪庇が形成されることがなくなる。電力も不要であり、点検や補修も簡単である。
風が強い地域では、例えば図4に示すように、水平材16の上にH鋼などの重量物Wを置いて、アンカー部材44による固定状態を補強しても良い。重量物Wを置くことにより、強風時にもアンカー部材44にかかる引張力が抑えられるので、アンカー部材44の固定状態も長期にわたって良好に保つことが出来る。
なお、縦材11と水平材16に用いる金属材は、板材、棒材、管材など適宜のものを選択して使用できる。使用する場所との関係で、求められる強度が異なるため、製造コストや耐久性を勘案して選択することが望ましい。
縦材11と水平材16を別部材とする場合は、図5に示すように、略L字状の接続部材(アングル)31を用いて、この接続部材31にネジ32を打ち込むことにより、縦材11と水平材16とを連結させることが出来る。
前記実施形態では、補強材18は、縦材11と水平材16に掛け渡す旨説明したが、補強材は、縦材11の変形を防止するものである。従って、縦材11と水平材16に密着させた適宜形状の板材を使用しても良い。この場合、風の影響や雪の停留を考慮すれば、板材には多数の孔を設ける等して、風や雪の影響を低減することが望ましい。
また前記実施形態では、ネット12の網目の大きさを、3〜6cmと説明したが、最小限1cm程度の網目でも雪を切断する効果はある。ただし、これ以上に網目が小さいと、暴風雪のときなどに網目に雪が詰まり易くなるので好ましくない。網目が5〜6cm以上でも効果はあるが、網目が10cmを越えると、網目の上下左右の雪同士が付着して大きな塊となり、降雪を完全に切断分離させることが困難になる場合も想定される。これは雪質、外気湿度、外気温度との相関であるが、国内で使用する場合は、網目を3〜6cm程度の寸法に設定することが望ましい。
ネット12は、金属ネットに限定されない。剛性の高い樹脂繊維によって成形した樹脂製のネットを用いても金属ネットと同様の効果を得るからである。
縦材11と水平材16は、金属材を用いて略L字状を呈するよう一体成形する旨説明したが、樹脂材も使用できる。しかしながら、厳しい外気温変化に伴う劣化が懸念されるため、コストに遜色がない場合は金属材料を使用することが望ましい。
ネット12の端部を縦材11に固定する手段は限定されない。例えば、ネット12の端面に当て板を被せ、この当て板を縦材11にネジ固定してもよいし、縦材11にスリットを設けてネット12の端縁を挟み、ネジによってスリットを押圧しつつ締め固定してもよい。ネジを用いた定点固定でも良いが、部分的に強い力が働くと破損しやすい等の難点がある。その場合は、金属製ネットを用いることが望ましい。金属製ネットは、線材端部を縦材11に絡めて確実に固定できるため当て板を使用する必要もないからである。
本発明に係る雪庇防止ネットの実施形態を示す斜視図である。 図1の雪庇防止ネットを横方向に接続させる場合を示す図である。 図1の雪庇防止ネットをパラペットに固定する場合を例示する図である。 図3の雪庇防止ネットに重量物を置いた場合を例示する図である。 本発明に係る雪庇防止ネットの他の実施形態を示す断面図である。 雪庇を例示する図である。
符号の説明
11 縦材
12 ネット
14 ネジ孔
16 水平材
17 アンカー固定孔
18 補強材
31 接続部材
32 ネジ
40 パラペット
41 天端
44 アンカー部材
46 アンカー穴
F フレーム材
W 重量物
S ネジ

Claims (2)

  1. パラペットの天端に配設する雪庇防止ネットであって、
    離隔して配した少なくとも二本の縦材と、
    この縦材の間に配したネットと、
    各縦材の下端部に連設した水平材と、
    縦材と水平材とを連絡する補強材とを備え、
    前記水平材は、
    その長手寸法がパラペットから突出できる寸法であり、
    先端近傍にアンカー固定孔を備えることを特徴とする雪庇防止ネット。
  2. 縦材は、隣接する縦材同士を締結するためのネジ孔を備えることを特徴とする請求項1記載の雪庇防止ネット。
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