JP2012047007A - 支持架台の取付構造、及び外装構造 - Google Patents

支持架台の取付構造、及び外装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】新設又は既設の瓦棒葺き屋根屋根に太陽電池システム等を取り付けることができる支持架台の取付構造、及び外装構造を提供する。
【解決手段】本発明は、縦葺き屋根に、取付部材3Aを介して支持架台1を取り付けてなる取付構造であって、取付部材3Aは、縦桟7Aに固定具4Aを打ち込んで固定する固定部と、配設状態において固定部3xの外側に位置する被取付部3yとを備え、支持架台1は、上面に外設部材を支持する支持部11と、該支持部11から左右の外側下方へ延在する脚面部12と、を備え、縦葺き屋根の縦桟7Aの上に取付部材3Aを配し、その固定部3xから固定具4Aを打ち込んで固定すると共に、固定した取付部材3Aに跨るように支持架台1を配して固定部3xの上方を覆いつつ、その左右の脚面部12から連結具5Aを取付部材3Aの被取付部3yに打ち込んで固定してなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種構成の新設又は既設の縦葺き屋根に太陽電池システム等を取り付けることができる支持架台の取付構造、及び外装構造に関する。
従来、各種構成の縦葺き屋根上に太陽電池システム等の外設部材を取り付ける場合は、屋根板もしくはカバーに直接釘(ビス)等を打ち込んで固定したり、屋根板もしくはカバーの外側を金具で挟んで締着して取り付ける方法が知られている。
一方、本発明者らは、特許文献1を提案し、嵌合式のキャップ材と同様に、予め支持架台の脚片の拡開角度を施工状態よりも狭く形成することにより、上方から下方へ押圧するだけで、脚片が弾性に抗して拡開して嵌合するものである。
特開2010−24678号公報
しかし、前述の屋根板もしくはカバーに直接釘(ビス)等を打ち込む方法では、屋根板もしくはカバーに保釘性が必要になり、しかも太陽電池システムのように高重量の外設部材を取り付ける場合には、経年のうちに釘孔が拡大するなどの取付強度の低下を生じたり、屋根面に露出しているため、釘孔から雨水が浸入する(釘が屋根板、カバーを貫通しているため)という問題も有していた。
また、前述の屋根板もしくはカバーの外側を金具で挟み込む方法では、締着強度が十分でないと、ズレ動いたり落下することがあり、締め付けすぎると、素材が変形又は破断することがあった。さらに、締着力によって外装材に傷が付き、腐食の要因になることがあった。
なお、前記特許文献1の構造は、支持架台を弾性嵌合により取り付けるものであり、言い換えれば取付対象とする屋根面が弾性嵌合可能な被嵌合部を備えていなければならないものであって、前記構成の瓦棒葺き屋根に適用できるものではなかった。
そこで、本発明は、各種構成の新設又は既設の瓦棒葺き屋根に太陽電池システム等を取り付けることができる支持架台の取付構造、及び外装構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、面板部の左右側縁を立ち上げた外装材を敷設し、前記立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に、取付部材を介して支持架台を取り付けてなる支持架台の取付構造であって、前記取付部材は、縦桟に固定具を打ち込んで固定する固定部と、配設状態において前記固定部の外側に位置する被取付部とを備え、前記支持架台は、上面に外設部材を支持する支持部と、該支持部から左右の外側下方へ延在する脚面部と、を備え、縦葺き屋根の縦桟の上に取付部材を配し、その固定部から固定具を打ち込んで固定すると共に、固定した取付部材に跨るように支持架台を配して前記固定部の上方を覆いつつ、その左右の脚面部から連結具を取付部材の被取付部に打ち込んで固定してなることを特徴とする支持架台の取付構造に関するものである。
また、本発明は、前記支持架台の取付構造において、取付部材は、縦桟の頂部に固定する固定部を備えると共に、配設状態において縦桟の外側下方に位置する被取付部を左右に備えることを特徴とする支持架台の取付構造をも提案する。
さらに、本発明は、面板部の左右側縁を立ち上げた外装材を敷設し、前記立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に前記構成の取付構造を施工してなる外装構造であって、縦葺き屋根の縦桟に取付部材を介して支持架台を取り付け、該支持架台の支持部に外設部材を取り付けることを特徴とする外装構造をも提案するものである。
本発明の支持架台の取付構造は、縦葺き屋根の縦桟に、固定部を上方から固定具を打ち込んで取付部材を固定し、その固定部を覆いつつ、左右の脚面部から固定部の外側に位置する被取付部に連結具を打ち込んで支持架台を取り付けるものであり、固定部は支持架台で覆っているので、固定具で形成(穿設)された孔から雨水が浸入することがなく、被取付部は固定部の外側に位置し、しかも脚面部は外側下方へ延在するので、連結具で形成(穿設)された孔から雨水が浸入しても、固定部の外側に導いて流下させることができ、取付強度と雨仕舞い性に優れた取付構造となる。
特に取付部材が縦桟の頂部に固定する固定部を備え、縦桟の外側下方に位置する被取付部を備える場合、取付部材を縦桟に安定に配置させた状態で容易に固定具にて固定することができ、しかも連結具で形成(穿設)された孔から浸入した雨水は、速やかに且つ確実に縦桟の外側の排水部に導かれるものとなる。
さらに、本発明の外装構造は、縦葺き屋根に前記取付構造を施工してなるものであって、取り付けられた支持架台の支持部に各種の外設部材を取り付けることができ、新設は勿論、既設の屋根にも適用でき、近年の太陽電池システムの一般家屋への利用にも貢献するものである。
(a)本発明の支持架台の取付構造の一実施例(第1実施例)を示す正面図、(b)それに用いた取付部材の正面図、(c)その背面図、(d)その側面図である。 (a)第1実施例に用いた支持架台への取付具の施工手順を示し、取付具を取り付ける以前の支持架台を示す正面図、(b)支持架台の支持部に形成した溝部に取付具を固定した状態を示す正面図、(c)取り付けた取付具に対し、支持部材を取り付けた状態を示す正面図である。 (a)本発明の支持架台の取付構造の他の一実施例(第2実施例)を示す正面図、(b)それに用いた取付部材の正面図、(c)その背面図、(d)その側面図である。 (a)本発明の支持架台の取付構造の他の一実施例(第3実施例)を示す正面図、(b)それに用いた取付部材の正面図、(c)その背面図、(d)その側面図である。
本発明の支持架台の取付構造は、面板部の左右側縁を立ち上げた外装材を敷設し、前記立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に、取付部材を介して支持架台を取り付けてなる構成である。
以下に、この取付構造に用いられる(A)外装材、(B)取付部材、(C)支持架台の各部材について順に説明する。
また、本発明の外装構造は、各種の縦葺き屋根に、前記支持架台の取付構造を施工してなる構成である。
(A)外装材
本発明に用いられる外装材は、面板部の左右側縁に立ち上げ部分が形成され、該立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる構成であれば、それ以外の構成は特に限定するものではない。前記立ち上げ部も、適宜に形成すればよく、例えば単なる起立片状でも傾斜片状でもよい。
形成される縦桟の構成及び形状についても特に限定するものではなく、公知のどのような構造及び構成のものも適用でき、例えば左右に隣接する外装材の立ち上げ部同士を連結して縦桟を形成してもよいし、左右に隣接する外装材の立ち上げ部間にカバー材(キャップ)を配設して各立ち上げ部とカバー材とを連結して瓦棒を形成してもよく、左右に隣接する外装材の立ち上げ部間に吊子(保持部材)を配設して該吊子を介して立ち上がり部を連結して縦桟を形成してもよい。
また、左右に隣接する外装材の立ち上げ部間は、何も配しない空間部としてもよいし、例えば角材等の垂木を配してもよいし、流れ方向に連続する樋状部材(排水部材)を配してもよい。
この外装材は、代表的には概ね0.4〜1.6mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板等の防錆処理鋼板、特殊鋼、非鉄金属、ステンレス鋼板、耐候性鋼板、銅板、アルミニウム合金板、鉛板、亜鉛板、チタニウム板などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらは殆ど長尺なコイル状形態で供給される。そして、上記各種の長尺なコイル状の金属材料を定尺切断したり、左右の側縁にはロール成形等により成形が施される。
前記外装材を敷設する下地は、木造、鉄骨造、コンクリート造等、釘、ビス、アンカー等の固定具が取付可能な全ての建築躯体を用いることができ、前記躯体上に断熱その他の必要に応じて敷設する木毛セメント板等のボード類を含む。この下地として型鋼を用いる場合には、主に母屋、梁等に用いられているL型鋼,H型鋼、リップ溝形鋼、チャンネル鋼等の実際に用いられているものであればよい。また、下地は新設されたものでも、既存の外装材を撤去した状態の型鋼であってもよい。
前記下地に前記外装材を取り付けるために、吊子(保持部材)を用いる場合には、型鋼等からなる下地(躯体)への固定部と前記外装材を保持するための被保持部とを併せ持つ保持部材であればよく、特にその具体的な構成を特定するものではなく、この保持部材としては、単一部材でも複数部材からなるものでもよく、下地への取付方法も何等限定するものではない。
(B)取付部材
本発明に用いられる取付部材は、前記外装材にて構築された縦葺き屋根の縦桟に固定具を打ち込んで固定する固定部と、配設状態において前記固定部の外側に位置する被取付部とを備える構成であって、長尺材でもよいが、所定間隔で複数のピース材を配設する構成でもよい。また、左右別部材でもよいが、略対称状の一部材に成形した方が縦桟上に被せるように安定に配置でき、施工性に優れている。
前記固定部は、縦桟に固定具を打ち込んで固定する部分を指し、縦桟の頂部に固定する場合には略中央に設ければよく、縦桟の上部に固定する場合には左右に設けるようにしてもよい。
この固定部は、後述する支持架台によって覆われるため、固定具で形成(穿設)された孔からの雨水の浸入を防止できるが、特に縦桟の内部に排水部材等を設けない構成においては後述する図示実施例のようにゴムシート材等の止水材を裏面に添接した状態で縦桟に沿わせ、この状態で固定具を打ち込むことが望ましい。
また、前記被取付部は、後述する支持架台の脚面部から連結具を打ち込む部分を指し、配設状態において前記固定部の外側に位置するので、連結具で形成(穿設)された孔から雨水が浸入しても固定部の外側に導いて流下させることができる。
縦桟に取付部材を固定した状態で、雨水が裏面側に浸入可能な箇所としては、前記固定部に打ち込んだ固定具で形成(穿設)された孔や、縦桟を形成するために部材を組み付けた部分に形成される隙間が想定される。これらの位置関係については、特に限定するものではなく何れが内側でも外側でもよいが、前記被取付部は、配設状態において、これらの「雨水が裏面側に浸入可能な箇所」の外側に位置するように設ける。即ち本発明では、支持架台の外側下方へ延在する脚面部から、前記固定部の外側に位置する被取付部に連結具を打ち込むので、連結具にて形成(穿設)された孔から雨水が浸入しても、その大部分の雨水は脚面部に導かれて(=脚面部をつたって)外側下方へ流下され、仮に一部の雨水が垂直状に落下しても固定部の外側に導いて流下させることができる。なお、前記脚面部をつたう雨水は、当然のことながら脚面部の下端に導かれるので、下端より上方に設けられる固定部の外側に導かれることは自明である。
特に取付部材が縦桟の頂部に固定する固定部を備え、縦桟の外側下方に位置する被取付部を備える場合には、取付部材を縦桟に安定に配置させた状態で容易に固定具にて固定することができ、しかも連結具で形成(穿設)された孔から浸入した雨水は、速やかに且つ確実に縦桟の外側の排水部に導かれるものとなる。
この態様の取付部材は、後述する図示実施例(図1:第1実施例、図3:第2実施例)に示すように中央部分が平坦状の略M字状に成形すればよい。
また、前述のように左右の固定部を縦桟の上部に固定し、その外側に被取付部を設ける場合には、後述する図示実施例(図4:第3実施例)に示すように左右の固定部間を、上方及び外側へ膨出する略傘形状に成形し、左右の固定部から鉛直状の想定線を上方へ延ばした外側に位置する部分に被取付部を設ければよい。
さらに、左右の固定部の下方に脚状部分を延在し、敷設状態において下端が面板部上に臨むように成形することにより、縦桟上により安定に配置させることができる。
(C)支持架台
本発明に用いられる支持架台は、上面に外設部材を支持する支持部と、該支持部から左右の外側下方へ延在する脚面部と、を備える構成であり、特にその素材を限定するものではないが、後述する外設部材を支持するために、長尺材が望ましく、アルミや硬質樹脂による押出成形品、メッキ鋼板、ステンレス鋼板等のプレス加工品及びセラミック等より形成すればよい。
この支持架台としては、後述する図示実施例のように左右対称の略門状に成形すればよいが、特にそれらに限定するものではない。
前記支持部としては、略平坦状の支持部分を備える構成でもよいし、流れ方向に沿う1つ以上の溝部を備える構成としてもよい。この溝部は、上方が開放する構成であって、後述する図示実施例のように溝部内を取付具としての取付ボルトが長さ方向に移動する構成とすることが望ましい。
また、前記脚面部としては、前記取付部材の被取付部に沿わせ、連結具を打ち込んで固定することができるものであればよい。そして、この脚面部から連結具を打ち込むので、前記取付部材の被取付部と同様に、この支持架台の脚面部は、その下端が前記「雨水が裏面側に浸入可能な箇所」の外側に至っていることが望ましい。
本発明にて取り付けられる支持架台に支持される外設部材としては、太陽電池システムを後述する図示実施例にて説明するが、それに限定するものではなく、屋根面に設置する外設部材であれば、例えば緑化構造でも、雪止め金具でもよいし、避雷針、アンテナなどでもよい。
本発明の支持架台1の取付構造は、面板部21の左右側縁を立ち上げた外装材2Aを敷設し、前記立ち上げ部分22,22にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に、取付部材3Aを介して支持架台1を取り付けてなる構成である。
前記取付部材3Aは、前記外装材2Aにて構築された縦葺き屋根の縦桟に固定具4Aを打ち込んで固定する固定部3xと、配設状態において前記固定部3xの外側に位置する被取付部3yとを備え、前記支持架台1は、上面に外設部材を支持する支持部11と、該支持部11から左右の外側下方へ延在する脚面部12,12と、を備える構成である。
図1(a)に示す第1実施例では、縦葺き屋根は、略水平状の面板部21の左右側縁に略鉛直状に立ち上がる立ち上げ部分22,22を形成した外装材2Aと、カバー材(キャップ)20とからなる瓦棒葺き屋根であって、各立ち上げ部22の上端とカバー材2Bの側端とを係止して断面略矩形状の瓦棒7Aを形成するものである。この外装材2Aは、一般に“溝板”とも称され、縦桟である瓦棒7Aとそれ以外の排水部とからなる外装面を構築する例である。
なお、図面では下地について省略したが、前記構成の瓦棒葺き屋根を一本線にて模式的に表示し、前記「縦桟を形成するために部材を組み付けた部分に形成される隙間」とは、瓦棒7Aの左右上端に略円(円弧)状に示す部分に存在する。
この第1実施例における取付部材3Aは、図1(b)〜(d)に示すように中央部分が平坦状(31)で、その左右の端縁が外側上方へ傾斜状(32)に形成され、更にその外側に下方へ傾斜状(脚片状33)に形成され、全体として略M字状に成形されたピース材であり、中央平坦状部分31が縦桟の頂部に固定する固定部3xであり、その略中央には予め固定具4Aの取付孔311が穿設され、縦桟7Aの外側下方に位置する脚片状部分33に被取付部3yが形成される。
前記固定部3xの裏面側には、ゴムシート材からなる止水材6が添接されている。
また、この第1実施例における支持架台1は、図2(a)〜(c)に示すように上方部分の左右に、外側下方へ向かって延在する脚面部12,12が形成され、左右対称の略門状に成形され、前記上方部分の上面が略平坦状の支持部11であって、その中央には、上方が開放する溝部111が設けられ、その開放上縁は内部より幅狭に形成されている。なお、前記脚片12,12の下端近傍の内側には、斜め上方へ向かう係止片が形成されている。
この支持架台1の溝部111に、取付具1xとして取付ボルトを配設するには、予め溝部111の内部幅を取付具(取付ボルト)1xの頭部13よりも僅かに大きく形成すると共に溝部111の開放上縁の幅を取付ボルト1xの雄ネジ部分よりも僅かに大きく形成すればよく、溝部111内を取付ボルト1xが長さ方向に移動することができる。
図2(a)〜(c)は、支持架台1の溝部111への取付具1x及び支持部材8を取り付ける手順を示す。
まず、図2(a)に示すように上方が開放する溝部111に、頭部13を下にして取付ボルト1xを臨ませ、その端部から頭部13を溝部111に嵌合するように配設し、図2(b)に示すようにその上方からナット1yを締め付けて固定した。この状態において、溝111の長さ方向の任意の位置に取付ボルト1xを移動することができる。
さらに、所定の位置に配置した取付ボルト1xの上方の雄ネジ部分に、図2(c)に示すように支持部材8を取り付け、ぞの上方から固定ナット1zを締め付けて支持部材8を所望の位置に固定することができる。
そして、この第1実施例では、図1(a)に模式的に示す縦桟7Aを備える瓦棒葺き屋根に、前記構成の取付部材3Aを介して支持架台1を取り付けた構成であり、取付強度と雨仕舞い性に優れた取付構造となる。
この第1実施例における取付部材3Aは、縦桟7Aの頂部に固定する固定部3xを中央平坦状部分31に備え、縦桟7Aの外側下方に位置する脚片33を備えるので、取付部材3Aを縦桟7Aに上方から被せた状態、即ち安定に配置させた状態で容易に固定具4Aにて固定することができる。
また、被取付部3yを縦桟7Aの外側下方に位置させた脚片33に設けたので、支持架台1をさらにその上に被せるように安定に配置させることができ、支持架台1を取り付けるために打ち込んだ連結具5Aにて形成(穿設)された孔から浸入した雨水は、速やかに且つ確実に縦桟7Aの外側の排水部に導かれるものとなる。
図3(a)に示す第2実施例では、縦葺き屋根及び支持架台1については、前記第1実施例と全く同様であり、同一符号を付して説明を省略するが、取付部材3Bは、図3(b)〜(d)に示すように左右の脚片33b,33bが前記第1実施例における脚片33のように平坦状の傾斜片ではなく、下方部分が内側へく字状に折曲された傾斜片であり、このく字状の折曲部分がこの第2実施例における被取付部3yである。
この第2実施例では、前記第1実施例と同様の効果を奏することができ、さらに前述のように被取付部3yが脚片33bのく字状の折曲部分に形成されているため、その外側に支持架台1の平坦状の脚面部12を沿わせた際に、接面状とならずに空間が形成されるため、連結具5Bにて形成(穿設)された孔から浸入した雨水が毛細管現象にて接面状の隙間を上ることを防止することができる。
また、この第2実施例の脚片33bの方が、前記第1実施例における脚片33に比べて支持架台1の脚面部12を裏面側から、より広い面積(より長い縦幅)にて支持しているので、支持架台1の取り付け施工をより安定に行うことができる。
図4(a)に示す第3実施例では、縦葺き屋根は、図示しない面板部の左右側縁に略傾斜状に立ち上がる立ち上げ部分23,23を形成した外装材2C,2Cの端縁を図中に略円(円弧)状に示す部分にて係合して断面略角山状の縦桟7Cを形成する例であり、前記立ち上げ部分23は、傾斜面部231の上端に略水平状面部232を介して起立面状部233が形成され、左右に隣接する外装材2C,2Cの起立面状部233,233を突き合わせると共にその上端を係合させて外装面を構築する例である。
なお、図面では前記構成の瓦棒葺き屋根を一本線にて模式的に表示し、前記「縦桟を形成するために部材を組み付けた部分に形成される隙間」とは、縦桟7Cの略中央上部に上方へ突起状に示す円形部分に存在する。
この第3実施例における取付部材3Cは、図4(b)〜(d)に示すように縦桟7Cの側方上部に固定する左右の脚状部分34,34に固定部3x,3xを形成し、この固定部3x,3x間を、上方及び外側へ膨出状(35〜36〜35)に成形し、左右の固定部3x,3xから鉛直状の想定線s,sを上方へ延ばした外側に位置する部分に被取付部3y,3yを設けた例である。
前記固定部3x,3xが形成される脚状部分34,34には、前記第1,第2実施例と同様に予め固定具4Cの取付孔341が穿設され、また固定部3xの裏面側に、ゴムシート材からなる止水材6が添接されている点でも前記第1,第2実施例と同様である。
また、前記膨出状部分は、外側上方へ傾斜する膨出面部35と、該左右の膨出面部35,35を連結する2段階に外側へ向かって傾斜する略傘状部分36とからなり、前記被取付部3y,3yは略傘状部分36に形成されている。
そして、この第3実施例でも前記第1,第2実施例と同様の効果を奏することができ、縦葺き屋根の縦桟7Cに、固定部3xを上方から固定具4Cを打ち込んで取付部材3Cを固定し、その固定部3xを覆いつつ、左右の脚面部12から固定部3xの外側に位置する被取付部3yに連結具5Cを打ち込んで支持架台1を取り付けるものであり、固定部3xは支持架台1で覆っているので、固定具4Cで形成(穿設)された孔から雨水が浸入することがなく、被取付部3yは固定部3xの外側に位置し、しかも脚面部12は外側下方へ延在するので、連結具5Cで形成(穿設)された孔から雨水が浸入しても、縦桟7Cの外側に導いて流下させることができ、取付強度と雨仕舞い性に優れた取付構造となる。
また、図では奥行きを表示していないが、連結具5C(被取付部3y)の固定位置は、固定具4C(固定部3x)より、水下側に位置している。したがって、被取付部3yが固定部3xの外側に位置することと相まって連結具5Cで形成(穿設)された孔から雨水が浸入しても、固定部3xの外側に確実に導いて流下させることができる。
1 支持架台
1x 取付ボルト
1y ナット
1z 固定ナット
11 支持部
111 溝部
12 脚面部
13 頭部
2A〜2C 外装材
21 面板部
22 立ち上げ部
20 カバー材(キャップ)
3A〜3E 取付部材
3x 固定部
3y 被取付部
4A〜4C 固定具
5A〜5C 連結具
6 止水材
7A〜7C 縦桟(瓦棒)
8 支持部材

Claims (3)

  1. 面板部の左右側縁を立ち上げた外装材を敷設し、前記立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に、取付部材を介して支持架台を取り付けてなる支持架台の取付構造であって、
    前記取付部材は、縦桟に固定具を打ち込んで固定する固定部と、配設状態において前記固定部の外側に位置する被取付部とを備え、
    前記支持架台は、上面に外設部材を支持する支持部と、該支持部から左右の外側下方へ延在する脚面部と、を備え、
    縦葺き屋根の縦桟の上に取付部材を配し、その固定部から固定具を打ち込んで固定すると共に、固定した取付部材に跨るように支持架台を配して前記固定部の上方を覆いつつ、その左右の脚面部から連結具を取付部材の被取付部に打ち込んで固定してなることを特徴とする支持架台の取付構造。
  2. 取付部材は、縦桟の頂部に固定する固定部を備えると共に、配設状態において縦桟の外側下方に位置する被取付部を左右に備えることを特徴とする請求項1に記載の支持架台の取付構造。
  3. 面板部の左右側縁を立ち上げた外装材を敷設し、前記立ち上げ部分にて縦桟を形成してなる縦葺き屋根に請求項1又は2に記載の取付構造を施工してなる外装構造であって、
    縦葺き屋根の縦桟に取付部材を介して支持架台を取り付け、該支持架台の支持部に外設部材を取り付けることを特徴とする外装構造。
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