JP3095613U - 感磁部品の構造 - Google Patents
感磁部品の構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピン固接の面倒な工程は必要せず、部品コス
トと加工プロセスを低減する感磁部品の構造を提供す
る。 【解決手段】 主にベース、メッキ層、少なくとも一本
の巻付線により構成する。該ベースは固形導体で、頂片
と底台間に円柱形の中軸を設置し、該底台両端にはそれ
ぞれ台ピンを突出設置し、しかも片方の台ピン或いは両
方の台ピン内側にはサポートピンを突出設置し、こうし
て、両方のピン間に線槽を形成し、該メッキ層は導体
で、該台ピン、サポートピン、線槽の各角において形成
し、該巻付線は外層が絶縁性を具えた導電金属線で、中
軸を包覆し、両線端は該メッキ層に連結し、接点を形成
する感磁部品の構造である。
トと加工プロセスを低減する感磁部品の構造を提供す
る。 【解決手段】 主にベース、メッキ層、少なくとも一本
の巻付線により構成する。該ベースは固形導体で、頂片
と底台間に円柱形の中軸を設置し、該底台両端にはそれ
ぞれ台ピンを突出設置し、しかも片方の台ピン或いは両
方の台ピン内側にはサポートピンを突出設置し、こうし
て、両方のピン間に線槽を形成し、該メッキ層は導体
で、該台ピン、サポートピン、線槽の各角において形成
し、該巻付線は外層が絶縁性を具えた導電金属線で、中
軸を包覆し、両線端は該メッキ層に連結し、接点を形成
する感磁部品の構造である。
Description
【０００１】
本考案は一種の感磁部品の構造に関する。特に一種の自動巻付機能を具えた感
磁部品の構造の技術分野に属する。
【０００２】
従来より、いわゆるチョークコイルを含む感磁部品は、電子受動部品の代表的
なものである。該感磁部品は環状鉄芯に銅線を巻き付けコイルを形成し、電流の
通過時に磁場を発生させる。これにより、回路基板中の直流電流のろ過等に用い
られる。
該感磁部品において、環状鉄芯の表面に線を巻き付ける作業は、多くは人の手
により行われるため、生産性が低く品質も不安定である。環状鉄芯の自動巻き付
き機も開発されているが、非常に高価である。
一方、該感磁部品を回路基板上に嵌挿するために、通常は回路基板中において
嵌挿に用いる孔を設置し、嵌挿と導電のため該感磁部品はピンを延伸する。しか
し、該ピンは導電片を曲げ、ベースを包覆し、コイルと回路を連結する方式によ
り設置するが、その過程は非常に煩雑である。感磁部品が細小である時には、こ
の過程は一層困難となる。
この他、公知の感磁部品はすべて単一設置であるため、各独立したベース上に
単一の巻線となる。よって、必要とされる機能レベルが高い場合には、複数の感
磁部品を別々に嵌挿する必要があり、回路基板設計の難度を一層高めている。
しかし、表面処理技術の進歩により、電子パーツ表面のプラズマ処理技術もま
すます向上している。混合銀質材料が形成する表面も導電機能を具えており、感
磁部品も公知の嵌挿方式が唯一の方式ではなくなって来ている。
【０００３】
上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は感磁部品の構造の提供を課題と
しする。
それは、底面のメッキ層と銀質プラズマ処理を経て形成された電子パーツ表面
により、ドライヤーのような低温で加熱溶接し固接を形成するため、公知のピン
固接の面倒な工程は必要としない。
さらにそれは、中軸は円柱形であるため、巻付線は該中軸表面に直接行われる
ため、この工程は機械により自動化し行うことができる。
加えて本考案構造は、体積が小さく薄化処理が施されているため、表面粘着技術
（ＳＭＴ）により直接回路基板に接着することができ、ピンを設置する必要がな
い。
また、本考案は単一、或いは複数の設置を選択可能で、様々な機能レベルのニ
ーズに対応することができる。
さらに、本考案巻付線頂点部と底面部は頂片と底台により遮蔽されているため、
損傷しにくく、使用する巻付線の長さを短くすることにより直流電気抵抗を小さ
くすることができ、部品コストと加工プロセスを低減することができる。
【０００４】
上記課題を解決するため、請求項１の考案は、主にベース、メッキ層、少なく
とも一本の巻付線により構成し、該ベースは固形導体で、頂片と底台間に円柱形
の中軸を設置し、該底台両端にはそれぞれ台ピンを突出設置し、しかも片方の台
ピン或いは両方の台ピン内側にはサポートピンを突出設置し、こうして、両方の
ピン間に線槽を形成し、該メッキ層は導体で、該台ピン、サポートピン、線槽の
各角において形成し、該巻付線は外層が絶縁性を具えた導電金属線で、中軸を包
覆し、両線端は該メッキ層に連結し、接点を形成することを特徴とする感磁部品
の構造である。
請求項２の考案は、前記線槽端縁から該底台頂点面までには縦方向に溝を開設
し、前記巻付線を通過させることを特徴とする請求項１記載の感磁部品の構造で
ある。
請求項３の考案は、前記ベースは鉄粉焼結により形成し、前記メッキ層は銀質
で、前記巻付線はエナメル線であることを特徴とする請求項１記載の感磁部品の
構造である。
すなわち、上記各考案は、主にベース、メッキ層、少なくとも一本の巻付線に
より構成し、該ベースは固形導体で、頂片と底台間に円柱形の中軸を設置する。
該底台両端にはそれぞれ台ピンを突出設置し、しかも片方の台ピン或いは両方の
台ピン内側にはサポートピンを突出設置し、こうして、両方のピン間に線槽を形
成し、該メッキ層は導体で、該台ピン、サポートピン、線槽の各角において形成
する。該巻付線は外層が絶縁性を具えた導電金属線で、中軸を包覆し、両線端は
該メッキ層に連結し、接点を形成する感磁部品の構造である。
【０００５】
本考案の実施例を図面に沿って説明する。図１、２、３、４が示すように、本
考案は主にベース１、メッキ層２、少なくとも一本の巻付線３により構成する。
該ベース１は固形物で、鉄粉焼結（粉末冶金）等により製造する。該ベース１
は本実施例が示すように、矩形を単位とする。該ベース１は頂片１１、底台１２
間に円柱形の中軸１３を設置し、該巻付線３を巻き付ける。該底台１２底部両側
にはそれぞれ台ピン１２１を突出設置し、片方の台ピン１２１或いは両方の台ピ
ン１２１内側にはサポートピン１２２を突出設置する。こうして、両方のピン間
に線槽１２３を形成し、これにより、該巻付線３の線端３１は設置、定位される
。
該線槽１２３の前後縁から該底台１２頂点面までにはそれぞれ溝１２４を開設し
、該巻付線３を通過させる。
【０００６】
該二本の台ピン１２１間には一本のサポートピン１２２のみを設置する。これ
により、該線槽１２３の前後側は二線端３１だけを定位することができるように
なり、単一の感磁部品を形成する。
もし図が示すように、該二本の台ピン121内側にそれぞれサポートピン１２２を
突出設置するなら、二組の該巻付線３の線端を設置可能となり、二個の感磁部品
の併設を形成する。
【０００７】
該メッキ層２はすず或いは銀等の低溶解点の金属材質により、該底台１２の台
ピン１２１、サポートピン１２２、線槽１２３の各角においてメッキし、薄層を
形成する。これにより該メッキ層２は導電作用を有する。該底台１２の各角のメ
ッキ層２は相互に隔たり、正、負極を形成する。
該巻付線３は外層が絶縁性を具えたエナメル線等の導電金属線である。該巻付
線３は該中軸１３を包覆し、二本の該巻付線３はそれぞれ該中軸１３に巻き付き
後、該巻付線３の両線端３１はそれぞれ該底台１２一端の前後側の溝１２４に嵌
入する。続いて、該線槽１２３内に折入し、相互に対応するメッキ層２に溶接さ
せ、導電を形成する。
【０００８】
本考案の実施時には、底面のメッキ層と銀質プラズマ処理を経て形成された電
子パーツ表面により、ドライヤーのような低温で加熱溶接する。こうして、固接
を形成するため、公知のピン固接の面倒な工程は必要としない。このため、あた
かも自動巻付に近い機能を達成することができる。
さらに、中軸は円柱形であるため、巻付線は該中軸表面に直接行われるため、
この工程は機械により自動化し行うことができる。
加えて、本考案構造は体積が小さく薄化処理が施されているため、表面粘着技
術（ＳＭＴ）により直接回路基板に接着することができ、ピンを設置する必要が
ない。
また、本考案は単一、或いは複数の設置を選択可能で、様々な機能レベルのニ
ーズに対応することができる。
さらに、本考案巻付線頂点部と底面部は頂片と底台により遮蔽されているため
、損傷しにくく、使用する巻付線の長さを短くすることにより直流電気抵抗を小
さくすることができ、部品コストと加工プロセスを低減することができるといっ
た多くの効果を有する。
【図１】本考案台体の正面図である。
【図２】本考案台体の底面図である。
【図３】巻付線後の本考案感磁部品の立体図である。
【図４】巻付線後の本考案感磁部品のベースの底面図で
ある。
ある。
１ ベース
１１ 頂片
１２ 底台
１２１ 台ピン
１２２ サポートピン
１２３ 線槽
１２４ 溝
２ メッキ層
３ 巻付線
３１ 線端
Claims (3)
- 【請求項１】主にベース、メッキ層、少なくとも一本の
巻付線により構成し、該ベースは固形導体で、頂片と底
台間に円柱形の中軸を設置し、該底台両端にはそれぞれ
台ピンを突出設置し、しかも片方の台ピン或いは両方の
台ピン内側にはサポートピンを突出設置し、こうして、
両方のピン間に線槽を形成し、該メッキ層は導体で、該
台ピン、サポートピン、線槽の各角において形成し、該
巻付線は外層が絶縁性を具えた導電金属線で、中軸を包
覆し、両線端は該メッキ層に連結し、接点を形成するこ
とを特徴とする感磁部品の構造。 - 【請求項２】前記線槽端縁から該底台頂点面までには縦
方向に溝を開設し、前記巻付線を通過させることを特徴
とする請求項１記載の感磁部品の構造。 - 【請求項３】前記ベースは鉄粉焼結により形成し、前記
メッキ層は銀質で、前記巻付線はエナメル線であること
を特徴とする請求項１記載の感磁部品の構造。
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