JP2005158825A - 面実装部品の端子部構造 - Google Patents

面実装部品の端子部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005158825A
JP2005158825A JP2003391468A JP2003391468A JP2005158825A JP 2005158825 A JP2005158825 A JP 2005158825A JP 2003391468 A JP2003391468 A JP 2003391468A JP 2003391468 A JP2003391468 A JP 2003391468A JP 2005158825 A JP2005158825 A JP 2005158825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
terminal
terminal member
surface mount
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003391468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4423938B2 (ja
Inventor
Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Toyoki Yamaguchi
豊基 山口
Shinichi Wakui
伸一 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2003391468A priority Critical patent/JP4423938B2/ja
Publication of JP2005158825A publication Critical patent/JP2005158825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4423938B2 publication Critical patent/JP4423938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】完全はんだレス化の実現とともに導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させる。
【解決手段】面実装部品1に固定された固定部5と、固定部5の一端側から延び出た延出部7を折返して対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部6とを有する端子部材4を備え、面実装部品1から引出された導線8の末端部が絡げられたワイヤ絡げ部6をレ−ザ溶接で溶融し、導線8を端子部材4に接続することにより、完全はんだレス化の実現とともに導線8と端子部材4との接続部を面実装部品1の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、インダクタ等の面実装部品の端子部構造に関するものであり、特に、完全はんだレス化とともに導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとすることが可能な面実装部品の端子部構造に関するものである。
面実装部品の端子部構造において、その引出し導線と端子部材との接続に、一般的に鉛フリ−はんだの使用が行われているが、鉛フリ−はんだ使用の場合は、面実装部品を基板へ搭載する工程で、その鉛フリ−はんだが再溶融されることがある。このため、製品としての面実装部品保証の観点から、面実装部品の端子部は、鉛含有の高温はんだ不使用も含めた完全はんだレス化が求められる傾向にある。
このようなはんだレス化端子部の従来技術として、例えば次のようなインダクタを含むコイル装置の端子部構造が知られている。この従来の端子部構造は、厚さ0.10〜0.2mmの1枚のリン青銅板をプレス打抜き加工して端子部材となる部分を含むリ−ドフレ−ムを形成した後、この端子部材となる部分をリ−ドフレ−ムの面より垂直となるように直角に折曲して端子部材を形成している。そして、コイル末端の部分を端子部材の先端部に接触させ、レ−ザ溶接によりコイル末端と端子部材とを電気的に接続して、インダクタ等のコイル装置の端子部構造を構成している。(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−315176号公報(第2〜3頁、図1〜4)。
面実装部品は、基板への実装工程が一般に自動化されているので、この自動実装の際に、面実装部品は苛酷な条件に晒されることが多い。このため、面実装部品の端子部構造は、機械的強度の強い堅牢なものが求められる。
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術においては、1枚のリン青銅板を折曲して形成した端子部材の先端部にコイル末端の部分を接触させ、レ−ザ溶接により、そのコイル末端と端子部材とを接続した構造となっていたため、機械的強度が十分とは言えず、自動実装の際に損傷を受けるおそれがある。
そこで、完全はんだレス化とともに導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の一端側から延び出た延出部を折返して対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続してなる面実装部品の端子部構造を提供する。
この構成によれば、ワイヤ絡げ部を二重板部の部分で形成することで、レ−ザ溶接により、導線を絡げた当該ワイヤ絡げ部を溶融する際、溶融量が増し、導線を端子部材に接続するのに十分な量となって確実な接続が行われる。これに加えて延出部を二重板とすることで、延出部の曲り強度が大となる。したがって、接続部が、面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとなる。また、端子部材への導線の接続にレ−ザ溶接を適用することで、自動機による面実装部品の生産が可能となる。
請求項2記載の発明は、金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の両端からそれぞれ延び出た両延出部を対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続してなる面実装部品の端子部構造を提供する。
この構成によれば、延出部の部分が全て二重板となって、延出部の曲り強度が一層大となり、接続部が一層堅牢なものとなる。
請求項3記載の発明は、上記ワイヤ絡げ部は、上記二重板部の少なくとも一側部を凹状に切欠いた切欠き部の部分により形成した請求項1又は2記載の面実装部品の端子部構造を提供する。
この構成によれば、ワイヤ絡げ部に絡げた導線が密接して、レ−ザ溶接による導線と端子部材との接続を効率的に行うことが可能となる。
請求項4記載の発明は、上記面実装部品はインダクタであり、該インダクタのコイルから引出された絶縁被覆導線の末端部を上記ワイヤ絡げ部に絡げ、該絶縁被覆導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融する際、前記絶縁被覆導線の絶縁被膜も溶融し、該絶縁被覆導線における内側の導線を前記端子部材に接続してなる請求項1,2又は3記載の面実装部品の端子部構造を提供する。
この構成によれば、絶縁被覆導線における絶縁被膜の剥離工程を省略することが可能となる。
請求項5記載の発明は、上記二重板部には、2個の上記ワイヤ絡げ部を近接して形成し、上記面実装部品から引出された2本の導線の各末端部を前記2個のワイヤ絡げ部にそれぞれ絡げ、各導線がそれぞれ絡げられた前記2個のワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記2本の導線を前記端子部材に接続してなる請求項1,2,3又は4記載の面実装部品の端子部構造を提供する。
この構成によれば、2本巻線仕様からなる低直流抵抗タイプのインダクタ等に対応可能な端子部構造となる。
請求項1記載の発明は、金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の一端側から延び出た延出部を折返して対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続したので、延出部を二重板とすることで、レ−ザ溶接の際に溶融量が増して確実な接続を行うことができ、これに加えて延出部の曲り強度を大とすることができる。したがって、導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させることができる。また、レ−ザ溶接を適用することで、自動機による面実装部品の安定生産が可能となって、品質が向上するとともにコストダウンを図ることができ、さらには完全はんだレス化を実現することができるという利点がある。
請求項2記載の発明は、金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の両端からそれぞれ延び出た両延出部を対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続したので、上記請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、延出部の部分が全て二重板となって、延出部の曲り強度が一層大となり、導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した一層堅牢なものとして、さらに信頼性を向上させることができるという利点がある。
請求項3記載の発明は、上記ワイヤ絡げ部は、上記二重板部の少なくとも一側部を凹状に切欠いた切欠き部の部分により形成したので、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加えてさらに、ワイヤ絡げ部に絡げた導線が密接して、レ−ザ溶接による導線と端子部材との接続を効率的、且つ一層確実に行うことができるという利点がある。
請求項4記載の発明は、上記面実装部品はインダクタであり、該インダクタのコイルから引出された絶縁被覆導線の末端部を上記ワイヤ絡げ部に絡げ、該絶縁被覆導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融する際、前記絶縁被覆導線の絶縁被膜も溶融し、該絶縁被覆導線における内側の導線を前記端子部材に接続したので、上記請求項1,2又は3記載の発明の効果に加えてさらに、絶縁被覆導線における絶縁被膜の剥離工程を省略することができて、製造工程数を低減化することができ、一層のコストダウンを図ることができるという利点がある。
請求項5記載の発明は、上記二重板部には、2個の上記ワイヤ絡げ部を近接して形成し、上記面実装部品から引出された2本の導線の各末端部を前記2個のワイヤ絡げ部にそれぞれ絡げ、各導線がそれぞれ絡げられた前記2個のワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記2本の導線を前記端子部材に接続したので、上記請求項1,2,3又は4記載の発明の効果に加えてさらに、2本巻線仕様からなる低直流抵抗タイプのインダクタ等に対応可能な端子部構造とすることができるという利点がある。
完全はんだレス化の実現とともに導線と端子部材との接続部を面実装部品の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させるという目的を、金属板で作製され、インダクタ等の面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の一端側から延び出た延出部を折返して対接させた二重板部の部分、又は前記固定部の両端からそれぞれ延び出た両延出部を対接させた二重板部の部分に、該二重板部の少なくとも一側部を凹状に切欠くことにより形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された絶縁被覆導線の末端部を上記ワイヤ絡げ部に絡げ、該絶縁被覆導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融するとともに前記絶縁被覆導線の絶縁被膜を溶融し、該絶縁被覆導線における内側の導線を前記端子部材に接続することにより実現した。
以下、本発明の実施例1を図面に従って詳述する。図1は、本実施例に係る面実装部品の端子部構造におけるレ−ザ溶接前及びレ−ザ溶接後の一部断面側面図、図2は、本実施例における端子部材の正面図、図3は、図2の側面図、図4は、図3の平面図、図5は、図2の背面図である。本実施例並びに後述する実施例2及び実施例3では、面実装部品としてインダクタが適用されている。
まず、本実施例に係る面実装部品の端子部構造の構成から説明する。図1(a)に示すように、インダクタ1は、図示省略のコイルが巻装されたフェライト製のドラムコア2が、フェライト製のシ−ルドリング3に嵌め込まれて構成されている。そして、該シ−ルドリング3の部分を抱持するようにしてインダクタ1に固定される固定部5と、インダクタ1の所定位置に位置するように配置されるワイヤ絡げ部6とを備えた端子部材4が、インダクタ1に組み付けられている。
図2〜図5に示すように、端子部材4は、所要幅の金属板で作製され、固定部5となるU字状部の一方の上縁側に、横長のスリット5aが穿設された折曲線かからほぼ直角に折曲げられる折曲部5bが形成されている。固定部5は、該折曲部5bとU字状の本体部分とで構成されている。また、U字状部の他方の上縁側には、上方に延び出た延出部7が形成されている。該延出部7は、適宜の部位で折返して対接させることにより、図3中に示すように、二重板部となっている。そして、該二重板部からなる延出部7の両側部が凹状に切欠かれて該切欠き部の部分によりワイヤ絡げ部6が形成されている。なお、二重板部からなる延出部7の一側部のみを凹状に切欠いても、その切欠き部の部分によりワイヤ絡げ部6を形成することができる。
端子部材4は、このように構成されており、図1(a)に示すように、U字状部を下方からシ−ルドリング3の部分に嵌め込んだ後、折曲部5bをほぼ直角に折曲げて該シ−ルドリング3の上面に対接させることにより、固定部5で、シ−ルドリング3の部分が抱持されて端子部材4がインダクタ1に固定される。この端子部材4の固定状態で、ワイヤ絡げ部6がインダクタ1の所定位置に位置するように配置される。
上記の端子部材4は、インダクタ1のコイルの両末端に対応させて2個設けることが必要である。この2個の端子部材4のうちの少なくとも1個の端子部材4における固定部5については、シ−ルドリング3との間に、適宜の絶縁シ−ト等を介在させる。
次に、上述のように構成された面実装部品の端子部構造における接続処理及び作用を説明する。インダクタ1のコイルから引出された絶縁被覆導線8の末端部をワイヤ絡げ部6に絡げる。このとき、ワイヤ絡げ部6は、延出部7の両側部を凹状に切欠いた切欠き部で構成されているので、絡げられた絶縁被覆導線8は密接した状態となる。次いで、延出部7から絶縁被覆導線8が絡げられた前記ワイヤ絡げ部6にかけてレ−ザ溶接による溶融を行うと、図1(b)に示すように、前記絶縁被覆導線8の絶縁被膜も溶融し、該絶縁被覆導線8における内側の導線が前記端子部材4に接続される。このとき、延出部7及びワイヤ絡げ部6は二重板で形成されているので、溶融量が増し、導線を端子部材4に接続するのに十分な量になるとともに、ワイヤ絡げ部6に絡げられた絶縁被覆導線8は密接しているので、確実な接続が効率的に行われる。
上述したように、本実施例に係る面実装部品の端子部構造においては、延出部7及びワイヤ絡げ部6を二重板とすることで、レ−ザ溶接の際に溶融量が増して確実な接続を行うことができ、これに加えて延出部7の曲り強度を大とすることができる。したがって、導線と端子部材4との接続部を面実装部品であるインダクタ1の自動実装に対応した堅牢なものとして信頼性を向上させることができる。また、レ−ザ溶接を適用することで、自動機によるインダクタ1の安定生産が可能となって、品質が向上するとともにコストダウンを図ることができ、さらには完全はんだレス化を実現することができる。さらにはまた、コイルから引出した絶縁被覆導線8における絶縁被膜の剥離工程を省略することができて、製造工程数を低減化することができ、一層のコストダウンを図ることができる。
本発明の実施例2を、図6〜図10を用いて説明する。図6は、本実施例に係る面実装部品の端子部構造の一部断面側面図。図7は、本実施例における組付け前の端子部材の正面図。図8は、図7の側面図。図9は、図8の平面図。図10は、図7の背面図である。
図7〜図10に示すように、本実施例では、端子部材9となる所要幅の金属板が次のように形成されている。即ち、固定部10となるU字状部の一方の上縁側に、横長のスリット10aが穿設された折曲線からほぼ直角に折曲げられる折曲部10bが形成され、さらに該折曲部10bの上縁部に、該上縁部から予め直角に折曲げられた一方の延出部11aが形成されている。一方の延出部11aの両側部は予め凹状に切欠かれている。前記折曲部10bとU字状の本体部分とで固定部10が構成されている。また、U字状部の他方の上縁側には、上方に延び出た他方の延出部11bが形成されている。該他方の延出部11bについても、その両側部は予め凹状に切欠かれている。
端子部材9となる所要幅の金属板は、上記のように形成されており、図6に示すように、U字状部を下方からシ−ルドリング3の部分に嵌め込んだ後、折曲部10bをほぼ直角に折曲げて該シ−ルドリング3の上面に対接させることにより、固定部10で、シ−ルドリング3の部分が抱持されて端子部材9がインダクタ1に固定される。また、上記の折曲部10bをほぼ直角に折曲げたとき、前記一方及び他方の延出部11a,11bが対接して、延出部11が全て二重板となり、この二重板の部分に、両側部が凹状に切欠かれたワイヤ絡げ部12が形成される。該ワイヤ絡げ部12は、固定部10がシ−ルドリング3の部分に固定されることで、インダクタ1の所定位置に位置するように配置される。
本実施例の面実装部品の端子部構造は、端子部材9が上記のように構成されているので、延出部11の部分が全て二重板となって、延出部11の曲り強度が一層大となり、導線8と端子部材9との接続部を面実装部品であるインダクタ1の自動実装に対応した一層堅牢なものとして、さらに信頼性を向上させることができる。その他の作用及び効果は、上記実施例1のものとほぼ同様である。
本発明の実施例3を、図11を用いて説明する。同図は、本実施例に係る面実装部品の端子部構造の正面図である。同図に示すように、本実施例では、前記実施例1又は実施例2における二重板部からなる延出部の部分に2個のワイヤ絡げ部13a,13bが近接して形成されている。そして、2本巻線仕様からなるインダクタから引出された2本の導線8a,8bの各末端部が、前記2個のワイヤ絡げ部13a,13bにそれぞれ絡げられ、延出部から各導線8a,8bがそれぞれ絡げられた2個のワイヤ絡げ部13a,13bにかけて、レ−ザ溶接で溶融することにより2本の導線8a,8bが端子部材14に接続されている。
本実施例の面実装部品の端子部構造は、上記のように構成されているので、2本巻線仕様からなる低直流抵抗タイプのインダクタ等に対応可能な端子部構造となる。その他の作用及び効果は、上記実施例1又は実施例2のものとほぼ同様である。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
図は本発明の実施の形態を示すものである。
(a)は実施例1に係る面実装部品の端子部構造におけるレ−ザ溶接前の一 部断面側面図、(b)は同レ−ザ溶接後の一部断面側面図。 実施例1における組付け前の端子部材の正面図。 図2の側面図。 図3の平面図。 図2の背面図。 実施例2に係る面実装部品の端子部構造の一部断面側面図。 実施例2における組付け前の端子部材の正面図。 図7の側面図。 図8の平面図。 図7の背面図。 実施例3に係る面実装部品の端子部構造の正面図。
符号の説明
1 インダクタ(面実装部品)
3 シ−ルドリング(面実装部品の一部)
4,9,14 端子部材
5,10 固定部
6,12 ワイヤ絡げ部
7,11 延出部
8 絶縁被覆導線
13a,13b 近接した2個のワイヤ絡げ部

Claims (5)

  1. 金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の一端側から延び出た延出部を折返して対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続してなることを特徴とする面実装部品の端子部構造。
  2. 金属板で作製され、面実装部品の少なくとも一部を抱持することにより当該面実装部品に固定された固定部と、該固定部の両端からそれぞれ延び出た両延出部を対接させた二重板部の部分に形成されたワイヤ絡げ部とを有する端子部材を備え、前記面実装部品から引出された導線の末端部を前記ワイヤ絡げ部に絡げ、該導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記導線を前記端子部材に接続してなることを特徴とする面実装部品の端子部構造。
  3. 上記ワイヤ絡げ部は、上記二重板部の少なくとも一側部を凹状に切欠いた切欠き部の部分により形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の面実装部品の端子部構造。
  4. 上記面実装部品はインダクタであり、該インダクタのコイルから引出された絶縁被覆導線の末端部を上記ワイヤ絡げ部に絡げ、該絶縁被覆導線が絡げられた前記ワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融する際、前記絶縁被覆導線の絶縁被膜も溶融し、該絶縁被覆導線における内側の導線を前記端子部材に接続してなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の面実装部品の端子部構造。
  5. 上記二重板部には、2個の上記ワイヤ絡げ部を近接して形成し、上記面実装部品から引出された2本の導線の各末端部を前記2個のワイヤ絡げ部にそれぞれ絡げ、各導線がそれぞれ絡げられた前記2個のワイヤ絡げ部をレ−ザ溶接で溶融することにより前記2本の導線を前記端子部材に接続してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の面実装部品の端子部構造。
JP2003391468A 2003-11-20 2003-11-20 面実装部品の端子部構造 Expired - Fee Related JP4423938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391468A JP4423938B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 面実装部品の端子部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391468A JP4423938B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 面実装部品の端子部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005158825A true JP2005158825A (ja) 2005-06-16
JP4423938B2 JP4423938B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=34718482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003391468A Expired - Fee Related JP4423938B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 面実装部品の端子部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4423938B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411478B2 (en) 2006-06-30 2008-08-12 Tdk Corporation Coil component
EP3363578A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-22 Sund Birsta AB Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects
EP3363577A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-22 Sund Birsta AB Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411478B2 (en) 2006-06-30 2008-08-12 Tdk Corporation Coil component
DE102007030024B4 (de) * 2006-06-30 2014-06-12 Tdk Corp. Spulenkomponente
EP3363578A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-22 Sund Birsta AB Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects
EP3363577A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-22 Sund Birsta AB Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects
WO2018149842A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-23 Sund Birsta Ab Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects
WO2018149841A1 (en) * 2017-02-17 2018-08-23 Sund Birsta Ab Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects
CN110352112A (zh) * 2017-02-17 2019-10-18 森德斯有限公司 用于将包扎元件的一部分以环形围绕固定于一个或多个物体的包扎机和方法
US11065822B2 (en) 2017-02-17 2021-07-20 Sund Birsta Ab Binding machine and method for securing a part of a binding element in a loop around one or more objects

Also Published As

Publication number Publication date
JP4423938B2 (ja) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103310957B (zh) 线圈部件
US10262787B2 (en) Coil component
US20080100407A1 (en) Planar coil component, method for winding end connection thereof and resonance transformer
JP5373594B2 (ja) 巻線型コイル部品およびその製造方法
CN107437452A (zh) 线圈部件
US10553340B2 (en) Coil component
CN107342150B (zh) 线圈部件
JP2009231547A (ja) 電子部品の継線構造
JP3908588B2 (ja) 小型モータの回転子及びその製造方法
JP4423938B2 (ja) 面実装部品の端子部構造
JP2013191693A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP2004014671A (ja) コイル部品の継線構造及び方法
JP5987399B2 (ja) モータ
JP3881904B2 (ja) コモンモードフィルタ
JPS642411Y2 (ja)
JP2009218425A (ja) コイル部品及び巻線端末の接続固定方法
JP2009076224A (ja) 電線とプリント基板との接続構造
WO2010016515A1 (ja) アルミ電線接続端子及び電線接続端子ユニット
JP4825590B2 (ja) コイル巻装部品
KR100929822B1 (ko) 표면실장형 소형 퓨즈
JP2007252091A (ja) 整流子片
JP2001319816A (ja) コイル部品
JP2010049992A (ja) 端子金具、端子金具への導線の接続方法、及び端子金具への導線の接続構造。
JP3100081B2 (ja) 電気素子のリ―ド線接続装置
JP2000091146A (ja) 電気,電子部品のワイヤ接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4423938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees