JP3073546U - 電流トランスジューサ - Google Patents

電流トランスジューサ

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JP3073546U
JP3073546U JP2000003516U JP2000003516U JP3073546U JP 3073546 U JP3073546 U JP 3073546U JP 2000003516 U JP2000003516 U JP 2000003516U JP 2000003516 U JP2000003516 U JP 2000003516U JP 3073546 U JP3073546 U JP 3073546U
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electromagnetic induction
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JP2000003516U
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Inventor
▲らい▼勇志
蘇嘉賓
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乾坤科技股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化を図り得る電流トランスジュー
サを提供する。 【解決手段】 電流トランスジューサは、電磁誘導素子
11と、コイル12と、磁気検測器40と、電子回路板
30と、接地素子31と、コイル端子121を固定する
ボール紙20と、複数の信号出力端子42と、を有す
る。そして、これらの部品を、1つのケース10内に、
占有空間を節約する立体的な構造をなすように収納し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電流トランスジューサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従末の電流トランスジューサを示す図である。図示するように、従末 の電流トランスジューサは、扁平な外観形状を呈する。電流トランスジューサは 、1つの基板1と、1つの磁気回路2と、1つのコイル3と、1つの磁気検測器 4と、1つの電気回路5と、複数の接続ピン6と、コイル3のリード線と、を含 んでいる。
【0003】 磁気回路2は、基板1上に配置されている。コイル3は、磁気回路2の周囲に 巻線を巻回して形成されている。リード線の2個のコイル端子7は、基板1の外 側に伸出し、図示しない外部の電子回路板(例えば、プリント回路板(プリント サーキット板(PCB)))に接続されている。また、磁気検測器4と電気回路 5とは、基板1の同一平面上に設置されている。図示しない外部の電気回路に接 続される複数の接続ピン6も、コイル端子7と同様に、電気回路5から基板1の 外側に伸出している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
電子回路板や他の電磁部品は、単一の方向に沿って互いに平行に配列されてい ることから、従末の電流トランスジューサのサイズは比較的大きく、その結果、 当該電流トランスジューサが組み込んで使用される電子デバイスのサイズも、比 較的大きくならざるを得ない。これでは、電子デバイスを薄く、短く、小さくし てコンパクト化を図るという設計上の要請に応えることができない。
【0005】 本考案者は、上記の事情に鑑み、従来技術に伴う欠点を改善せんがために鋭意 研究した結果、コンパクト化を図り得る電流トランスジューサを開発するに至っ た。
【0006】 そこで、本考案の目的は、コンパクト化を図り得る電流トランスジューサを提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は各請求項に記載の考案により達成される。
【0008】 (1)電磁誘導素子と、コイルと、磁気検測器と、電子回路板と、接地素子と 、コイル端子を固定するボール紙と、複数の信号出力端子とを含み、前記コイル を流れる電流により前記電磁誘導素子に誘起された磁気を、前記磁気検測器によ り検出して電圧に変換し、さらに前記電子回路板上の電子回路により制御可能な 出力電圧に増幅する電流トランスジューサにおいて、 前記すべての部品を、ケース内に、占有空間を節約する立体的な構造をなすよ うに収納したことを特徴とする電流トランスジューサである。
【0009】 (2)前記コイルは、前記電磁誘導素子の一枠に形成され、 前記電磁誘導素子は、その外部表面に凸部が形成され、 前記電磁誘導素子は、前記コイルと組み合わされ、前記ケースの内側表面に形 成した凹溝内に嵌り合い、前記凸部により位置決めされることを特徴とする上記 (1)に記載の電流トランスジューサである。
【0010】 (3)前記接地素子は、一端に接地ラグが設けられると共に他端に接地ターミ ナルが設けられた銅マットから構成され、 前記電磁誘導素子を、前記接地素子の下側に配置して、前記接地ラグにより接 地し、 前記電子回路板を、前記接地素子の上側に配置して、前記接地ターミナルによ り接地し、 前記磁気検測器を、前記電子回路板に垂直に配置し、前記電磁誘導素子と前記 接地ラグとが接続される位置に挿入配置して、各部品の接地を実施したことを特 徴とする上記(1)に記載の電流トランスジューサである。
【0011】 (4)前記ケースの開放口端から伸出した1対のコイル端子は、前記ボール紙 に設けられた2個の定置孔に挿入され固定されていることを特徴とする上記(1 )に記載の電流トランスジューサである。
【0012】 (5)複数の信号出力端子を備える前記電子回路板と、前記磁気検測器とは、 水平に前記ケースの内側表面に形成された凹溝内に嵌合して支持され、 前記接地素子は、前記ケースの底面に形成された凹槽内に配置されていること を特徴とする上記(1)に記載の電流トランスジューサである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は、本考案に係る電流トランスジューサの部品をケース内に組み立てる状 態を示す斜視図、図2は、同電流トランスジューサのコイル端子の固定構造を示 す斜視図、図3は、同電流トランスジューサの接地構造を示す斜視図、図4は、 同電流トランスジューサの電子回路板の配置構造を示す斜視図である。
【0015】 図1〜図4に示すように、本実施形態の電流トランスジューサは、1つの電磁 誘導素子11と、1つのコイル12と、1つの磁気検測器40と、1つの接地素 子としての銅マット31と、一対のコイル端子121を固定するためのボール紙 20と、複数の信号出力端子42と、を有する。そして、これらの部品のすべて は、1つのケース10内に収納されている。
【0016】 図1を参照して、電磁誘導素子11は、ケース10の内部表面に形成した凹溝 101により保持される。コイル12は、電磁誘導素子11の1つの枠に巻線を 巻回して形成されている。電磁誘導素子11の枠のうちコイル12が設けられた 枠に対向する枠には、外側に向けて突出する1つの凸部111が設けられている 。電磁誘導素子11とコイル12とは、水平に組み合わされ、凹溝101内に嵌 め合わされる。凸部111とケース10内面に形成した係合溝とが係合すること により、電磁誘導素子11は所定の位置に固定される。一対のコイル端子121 は、ケース10の一側面に設けられた開放口端102から引き出され、外部に伸 出している。
【0017】 図2には、電磁誘導素子11とコイル12とが、ケース10内に組み付けられ た状態が明示される。図2を参照して、電磁誘導素子11は、凹溝101内に完 全に嵌り込んでいる。開放口端102から伸出した1対のコイル端子121は、 ボール紙20に開設された2個の定置孔201に挿入されて固定されている。さ らに、コイル端子121が伸出した近傍において、ヒューズ・プラグ21がケー ス10上に設置されている。
【0018】 図3には、電流トランスジューサが溶接によらないで接地処理を施した状態が 示される。接地素子31は、図において中間層に配置された銅マットよりなる。 接地素子31の一端には、1つの接地ターミナル310が設けられている。接地 ターミナル310により、プリント回路板(PCB)などの電子回路板30が接 地されている。電磁誘導素子11の開放口l12に位置する銅マット31の他端 には、接地ラグ311が形成されている。銅マット3lの下に配置された電磁誘 導素子11は、接地ラグ311に接続して接地される。電子回路板30は、図に おいて最上層に配置されている。電子回路板30に垂直方向に配置された磁気検 測器40は、電磁誘導素子11と接地ラグ311とを連結した位置に、挿入され るように配置される。これらにより、各部品の接地が完成する。
【0019】 図4を参照して、電子回路板30は、複数の信号出力端子42を一周縁部に備 え、図中下面からは磁気検測器40が垂下している。電子回路板30は、ケース 41の側面に水平に形成された凹溝411に挿入され、凹溝411に嵌り合って 支持される。接地素子(銅マット31)は、ケース41の底面に形成された凹槽 内に配置される。電子回路板30の周縁部のうち信号出力端子42が設けられた 周縁部に対向する周縁部には、外側に向けて突出する1つの凸部301が設けら れている。この凸部301とケース41内面に形成した係合溝とが係合すること により、電子回路板30は所定の位置に確実に固定される。
【0020】 なお、上述した実施形態は本考案の理解のために例示したものであり、本考案 を限定するためのものではなく、実用新案登録請求の範囲の精神および範囲を逸 脱することなく、適宜改変することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る電流トランスジューサによれば、コンパク トで占有する空間を節約でき、サイズの小さい電流トランスジューサを提供でき るという実用上多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電流トランスジューサの部品を
ケース内に組み立てる状態を示す斜視図である。
【図2】 同電流トランスジューサのコイル端子の固定
構造を示す斜視図である。
【図3】 同電流トランスジューサの接地構造を示す斜
視図である。
【図4】 同電流トランスジューサの電子回路板の配置
構造を示す斜視図である。
【図5】 従来の電流トランスジューサを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10:ケース 11:電磁誘導素子 12:コイル 20:ボール紙 30:電子回路板(PCB) 31:接地素子(銅マット) 40:磁気検測器 42:信号出力端子 101:凹溝 102:開放口端 111:凸部 112:開放口 121:コイル端子 201:定置孔 301:凸部 311:接地ラグ 411:凹溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導素子(11)と、コイル(1
    2)と、磁気検測器(40)と、電子回路板(30)
    と、接地素子(31)と、コイル端子(121)を固定
    するボール紙(20)と、複数の信号出力端子(42)
    とを含み、前記コイル(12)を流れる電流により前記
    電磁誘導素子(11)に誘起された磁気を、前記磁気検
    測器(40)により検出して電圧(mv)に変換し、さ
    らに前記電子回路板(30)上の電子回路により制御可
    能な出力電圧に増幅する電流トランスジューサにおい
    て、 前記すべての部品を、ケース(10)内に、占有空間を
    節約する立体的な構造をなすように収納したことを特徴
    とする電流トランスジューサ。
  2. 【請求項2】 前記コイル(12)は、前記電磁誘導素
    子(11)の一枠に形成され、 前記電磁誘導素子(11)は、その外部表面に凸部(1
    11)が形成され、 前記電磁誘導素子(11)は、前記コイル(12)と組
    み合わされ、前記ケース(10)の内側表面に形成した
    凹溝(101)内に嵌り合い、前記凸部(111)によ
    り位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の電
    流トランスジューサ。
  3. 【請求項3】 前記接地素子(31)は、一端に接地ラ
    グ(311)が設けられると共に他端に接地ターミナル
    (310)が設けられた銅マットから構成され、 前記電磁誘導素子(11)を、前記接地素子(31)の
    下側に配置して、前記接地ラグ(311)により接地
    し、 前記電子回路板(30)を、前記接地素子(31)の上
    側に配置して、前記接地ターミナル(310)により接
    地し、 前記磁気検測器(40)を、前記電子回路板(30)に
    垂直に配置し、前記電磁誘導素子(11)と前記接地ラ
    グ(311)とが接続される位置に挿入配置して、各部
    品の接地を実施したことを特徴とする請求項1に記載の
    電流トランスジューサ。
  4. 【請求項4】 前記ケース(10)の開放口端(10
    2)から伸出した1対のコイル端子(121)は、前記
    ボール紙(20)に設けられた2個の定置孔(201)
    に挿入され固定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の電流トランスジューサ。
  5. 【請求項5】 複数の信号出力端子(42)を備える前
    記電子回路板(30)と、前記磁気検測器(40)と
    は、水平に前記ケース(10)の内側表面に形成された
    凹溝(411)内に嵌合して支持され、 前記接地素子(31)は、前記ケース(10)の底面に
    形成された凹槽内に配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の電流トランスジューサ。
JP2000003516U 2000-05-25 2000-05-25 電流トランスジューサ Expired - Lifetime JP3073546U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04327439A (ja) * 1991-04-25 1992-11-17 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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