JP3094806B2 - ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法 - Google Patents

ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法

Info

Publication number
JP3094806B2
JP3094806B2 JP06233364A JP23336494A JP3094806B2 JP 3094806 B2 JP3094806 B2 JP 3094806B2 JP 06233364 A JP06233364 A JP 06233364A JP 23336494 A JP23336494 A JP 23336494A JP 3094806 B2 JP3094806 B2 JP 3094806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
starter
turned
contact
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06233364A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0893517A (ja
Inventor
由浩 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP06233364A priority Critical patent/JP3094806B2/ja
Publication of JPH0893517A publication Critical patent/JPH0893517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094806B2 publication Critical patent/JP3094806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより駆動さ
れる発電機と走行用バッテリを搭載し、この発電機の発
生した電力およびバッテリに蓄えられた電力によってモ
ータを駆動し、走行するハイブリッド型電気自動車に関
し、特に、モータなどの制御を司る電子制御装置を保護
するための制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境に配慮した産業設備およ
び機器の開発が盛んに行われている。自動車において
も、排気ガスの無い電気自動車の開発が行われている
が、バッテリの容量が未だに十分ではなく、この容量に
連続走行距離が制限されてしまうという問題がある。ま
た、バッテリの充電を行う際にも長時間を要し、一旦放
電してしまうとすぐに使用できないという問題がある。
このような問題のために、電気自動車はごく限られた用
途のみに使用されるに止まっている。
【0003】このような問題を補うために、車両にエン
ジンによって駆動される発電機を搭載し、この発電機に
よって発生した電力によって車両を走行させるいわゆる
ハイブリッド型電気自動車が開発されている。このハイ
ブリッド型電気自動車は、エンジンの運転状態を一定範
囲に保つことができ、エンジンの最大効率点付近で常時
運転することが可能である。また、一定範囲の運転状態
で、排気ガスの有害な成分を除去する対策を採ること
は、様々な運転状態を想定した対策をするより確実であ
り、その効果も大きい。
【0004】このハイブリッド型電気自動車において
は、発電機によって発電した電力を蓄えるための走行用
バッテリが備えられている。このために、走行用モータ
の消費電力が少ない場合は、前記の走行用バッテリに発
電された余剰電力を蓄え、一方消費電力が多い場合は、
走行用バッテリに蓄えられた電力を発電電力に付加する
ことができる。このように、余剰の電力を一旦蓄えてお
くことによって、前述のようにエンジンの運転状態を一
定の範囲に納めることが可能となっている。
【0005】このようにハイブリッド型電気自動車は、
エンジンに駆動される発電機の電力によって走行できる
ほか、走行用バッテリに蓄えられた電力によっても走行
することができる。したがって、エンジンの軸出力によ
り直接走行する従来の自動車とは異なり、エンジンが止
まっている状態でも走行用バッテリからの電力によって
走行することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ハイブ
リッド型電気自動車は、エンジンが止まった状態で走行
可能であるが、走行中にエンジンを始動するためにスタ
ータを作動すると補機バッテリの電圧が一時的に下が
り、この補機バッテリから電力供給される各電子制御装
置(ECU)が誤動作したり、作動不能となったりする
場合があるという問題があった。特に、走行用モータの
出力を制御する電気自動車走行用のECU(EV−EC
U)が誤動作したり作動不能になったりすると、走行用
バッテリが十分に蓄電された状態であっても、以後の走
行ができなくなってしまう可能性があるという問題があ
った。
【0007】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、エンジンの再始動を所定条件の下で
禁止することにより、ECUが誤動作したり、作動不能
となることを防止して、走行用バッテリからの電力によ
り走行を継続することが可能なハイブリッド型電気自動
車のエンジン制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明においては、エンジンに駆動される発電機
と走行用バッテリを搭載し、この発電機によって発電さ
れる電力、またはこの発電電力とバッテリに蓄えられた
電力が供給されるモータと、補機バッテリにより駆動さ
れ前記モータを制御する走行用電子制御装置と、スター
スイッチの操作に基づき前記補機バッテリからの電力
により前記エンジンを始動させるスタータと、を備える
ハイブリッド型電気自動車において、前記エンジンの制
御方法は、前記エンジンが始動したことを判断する工程
と、エンジン始動が判断された後、前記モータが走行制
御されている間は、エンジンが停止状態に至ったときに
前記スタータスイッチの再操作に基づく前記スタータの
作動を禁止する工程とを含んでいる。
【0009】
【0010】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、一旦
エンジンが始動するとイグニッションスイッチがオフに
なるまでスタータの作動が禁止される。したがって、運
転者が不用意にエンジンを再始動することを防止できE
CUが誤作動したり作動不能状態となることを防止する
ことができる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に
従って説明する。
【0013】図1には、本実施例の電気自動車の構成、
特に駆動系の構成が示されている。発電機10は増速機
12を介してエンジン14により駆動される。発電機1
0で発電された交流電力は整流されインバータ16に送
られ、三相交流電流に変換されモータ18を駆動する。
また、発電機で発生された電力がモータで消費される電
力より大きい場合、走行用バッテリ20にこの余剰電力
が充電される。逆に、発電機で発生された電力が不足す
る場合は、走行用バッテリ20に蓄えられた電荷を放電
してモータに電力を供給する。
【0014】発電機10、エンジン14、インバータ1
6などの機器を走行状態などに応じて制御する電子制御
装置(ECU)が各々の機器ごとに設けられている。す
なわち、界磁電流などを制御して発電機10の発電量を
制御する発電機ECU22、エンジン14の点火時期や
燃料噴射量などを制御してエンジン10の運転を制御す
るエンジンECU24、運転者のアクセルペダルやブレ
ーキペダルの操作に応じて、インバータ16を制御し、
モータ18を所望の回転数およびトルクで運転する電気
自動車走行用ECU(EV−ECU)26が備えられて
いる。また、これらのECU22,24,26の間で
は、情報が互いに交換され、全体として当該電気自動車
の走行を制御している。そして、これらのECU22,
24,26は、補機バッテリ28からの電力によって駆
動されている。
【0015】この補機バッテリ28は、エンジン14始
動用のスタータ30へも電力を供給している。運転者に
よりイグニッションスイッチ(図示しない)が操作され
て、そのIG接点32がオン、さらにイグニッションス
イッチを回してST接点34がオンにされると、発電機
ECU22はスタータリレー36をオンとして、スター
タ30を作動させる。このスタータによりエンジン14
がクランキングされ始動される。
【0016】このように、補機バッテリ28は各ECU
22,24,26に電力を供給すると共に、エンジン1
4の始動用スタータ30にも電力供給を行っている。始
動用スタータ30の消費電力はかなり大きく、このため
スタータ30の作動時においては補機バッテリ28の端
子電圧は一時的に減少する。このとき、補機バッテリ端
子電圧が各ECU22,24,26の作動電圧を下回っ
た場合、各ECU22,24,26が誤動作したり、作
動不能となったりする可能性がある。
【0017】エンジンの軸出力により直接車両を駆動し
走行する従来の自動車においては、エンジンが始動しな
ければ走行できないのは当然であるが、ハイブリッド型
電気自動車においては、走行用バッテリ20に蓄えられ
ている電力により走行することが可能である。したがっ
て、補機バッテリ28の電圧低下によりたとえエンジン
14が始動しなかったとしても、これをして車両を走行
不可とする必要はない。何らかの処置をするために、整
備工場なり、充電設備のあるところまで走行できること
が望ましい。また、走行中またはイグニッションスイッ
チのIG接点32がオンとなっている走行許可状態の間
に、エンジンを再始動したときにECUが作動不能とな
っては、以後の走行ができなくなってしまう。以上を考
慮して、本実施例の装置においては、所定の条件の下
に、エンジン14の再始動すなわち始動用スタータの作
動を禁止し、各ECU22,24,26が誤作動した
り、作動不能状態となったりすることを防止している。
【0018】以下、このエンジン再始動を禁止する制御
を説明する。
【0019】図2には、発電機ECU22にて行われる
エンジン再始動を禁止する制御フローの第1実施例が示
されている。まずイグニッションスイッチのIG接点3
2がオンになっているかが判断し(S100)、オンに
なると初期設定すなわちエンジン始動フラグFEGを0、
スタータリレー36をオフ状態とする(S101)。ス
タータスイッチのST接点34がオンになったかを判断
し(S102)、IG接点32がオンである間、この状
態で待機する(S103)。ST接点34がオンとなる
と、エンジン始動フラグFEGが“0”であるか、“1”
であるかが判断される(S104)。すなわち、イグニ
ッションスイッチのIG接点32がオンされてからオフ
されるまでの一つの走行サイクルの間にエンジンが始動
した履歴があるかを判断している。ステップS104に
てエンジン始動フラグFEGが0、すなわちエンジンが始
動した履歴がない場合、スタータリレー36がオンにな
りスタータ30が作動する(S105)。
【0020】そして、エンジン回転数Ne が第1の所定
回転数NeST 以上になったかが判断され(S106)、
第1所定回転数NeST 以下の場合、イグニッションスイ
ッチのIG接点32がオン(S107)およびST接点
34がオンしている間スタータ30が作動する。エンジ
ン回転数Ne が第1所定回転数NeST に達すると、スタ
ータリレー36がオフとなり、エンジンの始動履歴を表
すフラグFEGが1とされる(S108)。前記のエンジ
ンの始動を検出するための第1所定回転数NeS T は、ス
タータ30のクランキクングによる回転数以上であっ
て、エンジンのアイドリング回転数以下の回転数に設定
され、本実施例の場合はたとえば500rpmに設定さ
れている。エンジンが始動すると、発電制御を行う指令
がなされ(S109)、図示しない発電制御にかかるプ
ログラムが実行される。
【0021】そして、エンジン回転数Ne が第2の所定
回転数NeFAIL と比較される(S110)。第2所定回
転数NeFAIL は、エンジンの停止を判断するための回転
数であり、本実施例の場合前出の第1所定回転数NeST
と同じ500rpmに設定されている。通常に走行して
いる場合は、エンジン回転数Ne が第2所定回転数N
eFAIL 以下になることはないので、イグニッションスイ
ッチのIG接点32がオンの間(S111)発電制御指
令が継続される。ステップS111にてIG接点32が
オフとなったことが判断されると、発電制御指令が解除
され(S112)、車両の走行が不許可の状態となる。
【0022】また、ステップS110でエンジン回転数
が第2所定回転数NeFAIL以下となったと判断
されると、何らかの異常があったと判断されて、フェイ
ル処理が行われる(S113)。このフェイル処理は、
発電機10およびエンジン14の作動を中止する処理で
あり、エンジン10のスロットルを全閉とし、発電機1
0の界磁電流を0として、始動待ちの状態とする処理で
ある。このフェイル処理終了後、ステップS102に戻
る。しかし、ステップS113から移行した後S
34がオンとなっても、次のステップS104では、エ
ンジン始動フラグFEGが1となっているので、ステッ
プS105を迂回する。したがって、スタータリレー3
6がオンとはならず、エンジンの始動が行われない。し
かし、この状態ではイグニッションスイッチのIG接点
32はオンであり、当該車両は走行許可状態であり、走
行用バッテリ20からの電力により走行することは可能
である。
【0023】エンジンを再び始動するためには、すなわ
ちスタータ30を作動させるためには、本実施例におい
てはイグニッションスイッチのIG接点32を一旦オフ
としなければならない。すなわち、ステップS103,
S107,S111でイグニッションスイッチのIG接
点32のオフが判断され、ステップS112に移行し
て、さらにステップS100に戻り、再びイグニッショ
ンスイッチのIG接点32がオンとなるとステップS1
01でエンジン始動フラグFEGが0になるので、再始動
が可能となる。すなわち、IG接点32が一旦オンにな
りエンジンが始動すると、エンジン始動フラグFEGはI
G接点32がオフにならない限り“1”を維持しこれに
よって、スタータの再作動が禁止される。
【0024】以上のように、本実施例においては、ステ
ップS106にてエンジンが始動したことを判断し、エ
ンジン始動フラグFEGを1とする。このために、次にス
タータリレー36をオンしようとしても、ステップS1
05を迂回するので、スタータの再作動が禁止される。
【0025】したがって、本実施例においては車両が走
行中または走行許可状態の時に、何らかの原因でエンジ
ンが停止したときにスタータ30を作動させて補機バッ
テリ28の電圧低下を招くことがない。よって、この補
機バッテリ28の電力によって駆動される各ECUが誤
作動を起こしたり、作動不能状態になったりすることを
防止できる。
【0026】図3には、発電機ECU22にて行われる
エンジン再始動を禁止する制御フローの例が示されてい
。この装置そのものは図1に示される構成と変わると
ころはなく、図3に示されるエンジンの再始動にかかる
制御が異なるのみである。
【0027】まずイグニッションスイッチのIG接点3
2がオンになっているかが判断し、(S200)、オン
になると初期設定、すなわちスタータリレー36をオフ
状態とする(S201)。イグニッションスイッチのS
T接点34がオンになったかを判断し(S202)、I
G接点32がオンである間、この状態で待機する(S2
03)。ST接点34がオンとなると、スタータリレー
36がオンになりスタータ30が作動する(S20
4)。このとき、補機バッテリ28の電圧VABが読み込
まれ、ECUが誤作動を生じない下限の電圧VABFAIL
比較される(S205)。
【0028】補機バッテリ28の電圧VABが下限電圧V
ABFAIL以上であれば、エンジン回転数Ne が第1所定回
転数NeST 以上になったかが判断され(S206)、第
1所定回転数NeST 以下の場合、イグニッションスイッ
チのIG接点32がオン(S207)およびST接点3
4がオンしている間スタータが作動する。エンジン回転
数Ne が第1所定回転数NeST に達すると、スタータリ
レー36がオフとなる(S208)。前記のエンジンの
始動を検出するための第1所定回転数NeST は、前述の
実施例と同様たとえば500rpmに設定されている。
エンジンが始動すると、発電制御を行う指令がなされ
(S209)、図示しない発電制御にかかるプログラム
が実行される。
【0029】そして、エンジン回転数Ne が第2の所定
回転数NeFAIL と比較される(S210)。この第2の
所定回転数NeFAIL も第1の実施例の第2所定回転数と
同様にエンジン停止を判断する回転数であり、本実施例
においても500rpmに設定されている。通常に走行
している場合は、エンジン回転数Ne が第2所定回転数
eFAIL 以下になることはないので、イグニッションス
イッチのIG接点32がオンの間(S211)発電制御
指令が継続される。ステップS211にてIG接点32
がオフとなったことが判断されると、発電制御指令が解
除され(S212)、車両の走行が不許可の状態とな
る。また、前述のステップS203,S207におい
て、IG接点32がオフされたことが判断された場合も
ステップS212に移行して発電制御指令が解除され
る。
【0030】また、ステップS210でエンジン回転数
e が第2所定回転数NeFAIL 以下となったと判断され
ると、何らかの異常があったと判断されて、前述のステ
ップS113と同様のフェイル処理が行われる。このフ
ェイル処理終了後、ステップS202に戻る。
【0031】さらに、ステップS205にて、スタータ
リレー36がオンとなった直後の補機バッテリ28の電
圧VABが下限電圧VABFAIL未満と判断されると、直ちに
スタータリレーがオフされ(S214)、スタータの作
動が中止される。そして、イグニッションスイッチのI
G接点32がオフとなるまでこの状態が維持される。I
G接点32がオフされて始めて、ステップS212に移
行する。すなわち、一旦補機バッテリの端子電圧VAB
下がったことが判断されると、IG接点32がオフされ
ない限り、スタータが再始動されることがない。
【0032】また、補機バッテリ28の端子電圧VAB
直接検出してスタータ30の作動の禁止を制御している
ので、補機バッテリ28が正常でその端子電圧VABが十
分確保された状態、すなわち十分充電されている状態に
おいては、何らかの理由でエンジン停止した場合は、イ
グニッションスイッチを戻してIG接点32を一旦オフ
しないでもイグニッションスイッチを戻さず操作してS
T接点34をオンにするだけでスタータの再作動を行う
ことができる。
【0033】以上のように、この例においては、ステッ
プS205にて補機バッテリの端子電圧が所定値以下で
あるとスタータリレー36をオフするので、スタータの
作動が禁止される。また、ステップS205にて補機バ
ッテリの端子電圧が所定値以上であるときには、スター
タリレー36がオンであるのでスタータが作動する。
【0034】また、この例の場合、スタータリレー36
がオンとなった直後の補機バッテリ端子電圧VABを下限
電圧VABFAILと比較し、補機バッテリが正常であるかの
判定を行った。しかし、スタータリレー36が実際にオ
ンとなる以前でスタータスイッチ34がオンとなった直
後に補機バッテリの正常判定を行っても良い。ただしこ
の場合は、スタータ30が作動したとき補機バッテリ2
8の端子電圧が降下することを考慮して、前記の下限電
圧VABFAILより高めの比較値を設定する必要がある。
【0035】この例の場合、一旦補機バッテリ28の端
子電圧VABが下がった場合、イグニッションスイッチの
IG接点32がオフされない限り、スタータ30が再始
動できないようにしているが、ステップS215を省略
して、一旦補機バッテリ28の端子電圧VABが下がって
も、補機バッテリ28が回復すれば、イグニッションス
イッチのIG接点32がオフされなくても、すなわち、
イグニッションスイッチを戻さなくても、そのまま操作
してST接点34をオンすることによりスタータの再始
動を行えるようにしても良い。
【0036】以上、実施例において、スタータの作動が
禁止されているときには、運転者に対し、エンジンの再
始動が禁止されていることを報知することが望ましい。
このために、運転席近傍たとえばインストルメンツパネ
ル内に、この旨を表示することが好適である。図2にか
かる実施例においては、エンジン始動フラグFEGが1の
ときにこの表示を行い、図3にかかる例の場合は、バッ
テリ電圧が所定値以下となったときにこの表示を行うこ
とによって、運転者にスタータの作動が禁止されている
ことを報知することができる。
【0037】図3にかかる例によれば、補機バッテリの
端子電圧が低く、スタータを作動したときにECUに供
給される電圧が許容値より低い場合は、スタータの作動
を禁止することによって、ECUの誤動作や作動不能状
態となることを防止することができる。また、この場合
は補機バッテリの端子電圧が十分高いときには、スター
タは作動可能であるので、イグニッションスイッチのI
G接点がオンのままでもエンジンの再始動を行うことが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一旦エ
ンジンが始動すると何らかの原因でエンジンが停止した
場合、イグニッションスイッチのIG接点がオフになる
までスタータの作動を禁止することができる。したがっ
て、運転者が不用意にエンジンを再始動することを防止
できECUの誤作動や作動不能状態となることを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるハイブリッド型電気自動車の構
成を示す図であり、特に駆動系の構成が示されている。
【図2】本実施例のハイブリッド型電気自動車のエンジ
ン始動にかかる制御のフローチャートである。
【図3】本発明にかかるハイブリッド型電気自動車の他
の実施例のエンジン始動にかかる制御のフローチャート
である。
【符号の説明】
10 発電機 14 エンジン 18 モータ 22 発電機ECU 28 補機バッテリ 30 スタータ 32 イグニッションスイッチのIG接点 34 イグニッションスイッチのST接点 36 スタータリレー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02N 11/08 B60K 9/00 E

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに駆動される発電機と走行用バ
    ッテリを搭載し、この発電機によって発電される電力、
    またはこの発電電力とバッテリに蓄えられた電力が供給
    されるモータと、補機バッテリにより駆動され前記モー
    タを制御する走行用電子制御装置と、スタータスイッチ
    の操作に基づき前記補機バッテリからの電力により前記
    エンジンを始動させるスタータと、を備えるハイブリッ
    ド型電気自動車において、 前記エンジンが始動したことを判断する工程と、 エンジン始動が判断された後、前記モータが走行制御さ
    れている間は、前記エンジンが停止状態に至ったときに
    前記スタータスイッチの再操作に基づく前記スタータの
    作動を禁止する工程と、 を含むハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法。
JP06233364A 1994-09-28 1994-09-28 ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法 Expired - Fee Related JP3094806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06233364A JP3094806B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06233364A JP3094806B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0893517A JPH0893517A (ja) 1996-04-09
JP3094806B2 true JP3094806B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=16953990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06233364A Expired - Fee Related JP3094806B2 (ja) 1994-09-28 1994-09-28 ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094806B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3374675B2 (ja) * 1996-10-25 2003-02-10 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両およびエンジン始動制御方法
JP3515404B2 (ja) * 1999-01-29 2004-04-05 日産ディーゼル工業株式会社 電源装置
JP2001099039A (ja) 1999-09-30 2001-04-10 Suzuki Motor Corp エンジン結合型モータの制御装置
US6602554B1 (en) * 2000-01-14 2003-08-05 Illinois Tool Works Inc. Liquid atomization method and system
JP3820842B2 (ja) 2000-04-05 2006-09-13 スズキ株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
US6516253B2 (en) * 2000-12-05 2003-02-04 Ford Global Technologies, Inc. Engine ready detection using crankshaft speed feedback
JP3812504B2 (ja) * 2002-07-05 2006-08-23 日産自動車株式会社 車両のエンジンの始動方法
JP2006050779A (ja) 2004-08-04 2006-02-16 Toyota Motor Corp モータ駆動装置
JP4786253B2 (ja) * 2005-08-25 2011-10-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 バッテリ状態検知装置
CN102490625B (zh) * 2011-12-22 2014-02-19 中联重科股份有限公司 电动汽车安全控制方法
US10377239B2 (en) 2015-06-05 2019-08-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Auxiliary battery status determination device and auxiliary battery status determination method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0893517A (ja) 1996-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750608B2 (ja) 車両における蓄電装置の制御装置
US7503413B2 (en) System and method for controlling stopping and starting of a vehicle engine
JP3560876B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2001186687A (ja) 電圧制御のための方法及び装置
WO2008035503A1 (fr) Dispositif et procédé de commande d'une source de courant électrique pour véhicule hybride
JP3094806B2 (ja) ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法
JP2001099039A (ja) エンジン結合型モータの制御装置
JP2003254208A (ja) 車両の電源制御装置
CN100348851C (zh) 控制怠速停止起动系统的方法
JP2006329122A (ja) エンジン自動停止始動装置および方法、ならびにエンジン制御システム
JP3673895B2 (ja) 車載バッテリの劣化判定装置
JP3045015B2 (ja) ハイブリッド型電気自動車の制御方法
JPH10169535A (ja) エンジンの始動制御装置およびその装置を用いたハイブリッド電気車両
JP2006083734A (ja) ハイブリッド車用エンジンの学習制御装置
JP2001268707A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2006336483A (ja) エンジンの自動停止始動制御装置及び制御方法
JP2003314417A (ja) 駆動装置およびこれを搭載する自動車
JP4595253B2 (ja) 電力供給装置
JP2007209106A (ja) 負荷制御装置、負荷装置及び負荷制御方法
JP2015123823A (ja) 車両用電源装置
JPH09151781A (ja) 車両の電源制御装置
JP4703439B2 (ja) エコラン制御装置及びエコラン制御方法
JP4239949B2 (ja) ハイブリッド制御システム
JP4122918B2 (ja) アイドルストップ車両用電源制御装置
JP2973797B2 (ja) ハイブリッド電気自動車

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070804

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees