JPH0893517A - ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法 - Google Patents

ハイブリッド型電気自動車のエンジン制御方法

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JPH0893517A
JPH0893517A JP23336494A JP23336494A JPH0893517A JP H0893517 A JPH0893517 A JP H0893517A JP 23336494 A JP23336494 A JP 23336494A JP 23336494 A JP23336494 A JP 23336494A JP H0893517 A JPH0893517 A JP H0893517A
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイブリッド型電気自動車において、エンジ
ンを再始動するときにスタータ作動による補機バッテリ
の電圧低下による電子制御装置ECUの誤動作すること
を防止する。 【構成】 エンジンが始動すると(S106)、エンジ
ン始動フラグFEGを1とする(S107)。何らかの原
因でエンジンが停止した場合、エンジン始動フラグFEG
が1であるために、スタータリレーがオンとなるステッ
プS106を回避するので(S104)、スタータが作
動しない。この状態から、イグニッションスイッチのI
G接点がオフとなると(S103)、初期状態に戻る。
ここで再び、IG接点をオンとするとエンジン始動フラ
グFEGが0となり、再始動可能な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより駆動さ
れる発電機と走行用バッテリを搭載し、この発電機の発
生した電力およびバッテリに蓄えられた電力によってモ
ータを駆動し、走行するハイブリッド型電気自動車に関
し、特に、モータなどの制御を司る電子制御装置を保護
するための制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境に配慮した産業設備およ
び機器の開発が盛んに行われている。自動車において
も、排気ガスの無い電気自動車の開発が行われている
が、バッテリの容量が未だに十分ではなく、この容量に
連続走行距離が制限されてしまうという問題がある。ま
た、バッテリの充電を行う際にも長時間を要し、一旦放
電してしまうとすぐに使用できないという問題がある。
このような問題のために、電気自動車はごく限られた用
途のみに使用されるに止まっている。
【0003】このような問題を補うために、車両にエン
ジンによって駆動される発電機を搭載し、この発電機に
よって発生した電力によって車両を走行させるいわゆる
ハイブリッド型電気自動車が開発されている。このハイ
ブリッド型電気自動車は、エンジンの運転状態を一定範
囲に保つことができ、エンジンの最大効率点付近で常時
運転することが可能である。また、一定範囲の運転状態
で、排気ガスの有害な成分を除去する対策を採ること
は、様々な運転状態を想定した対策をするより確実であ
り、その効果も大きい。
【0004】このハイブリッド型電気自動車において
は、発電機によって発電した電力を蓄えるための走行用
バッテリが備えられている。このために、走行用モータ
の消費電力が少ない場合は、前記の走行用バッテリに発
電された余剰電力を蓄え、一方消費電力が多い場合は、
走行用バッテリに蓄えられた電力を発電電力に付加する
ことができる。このように、余剰の電力を一旦蓄えてお
くことによって、前述のようにエンジンの運転状態を一
定の範囲に納めることが可能となっている。
【0005】このようにハイブリッド型電気自動車は、
エンジンに駆動される発電機の電力によって走行できる
ほか、走行用バッテリに蓄えられた電力によっても走行
することができる。したがって、エンジンの軸出力によ
り直接走行する従来の自動車とは異なり、エンジンが止
まっている状態でも走行用バッテリからの電力によって
走行することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ハイブ
リッド型電気自動車は、エンジンが止まった状態で走行
可能であるが、走行中にエンジンを始動するためにスタ
ータを作動すると補機バッテリの電圧が一時的に下が
り、この補機バッテリから電力供給される各電子制御装
置(ECU)が誤動作したり、作動不能となったりする
場合があるという問題があった。特に、走行用モータの
出力を制御する電気自動車走行用のECU(EV−EC
U)が誤動作したり作動不能になったりすると、走行用
バッテリが十分に蓄電された状態であっても、以後の走
行ができなくなってしまう可能性があるという問題があ
った。
【0007】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、エンジンの再始動を所定条件の下で
禁止することにより、ECUが誤動作したり、作動不能
となることを防止して、走行用バッテリからの電力によ
り走行を継続することが可能なハイブリッド型電気自動
車のエンジン制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明においては、エンジンに駆動される発電機
と走行用バッテリを搭載し、この発電機によって常時発
電される電力、またはこの発電電力とバッテリに蓄えら
れた電力が供給されるモータと、補機バッテリにより駆
動され前記モータを制御する走行用電子制御装置とを備
えるハイブリッド型電気自動車において、前記エンジン
の制御方法は、前記エンジンが始動したことを判断する
工程と、エンジン始動が判断された後、前記モータが走
行制御されている間は、前記補機用バッテリからの電力
により駆動されるスタータの作動を禁止する工程と含ん
でいる。
【0009】または、前記の構成を有するハイブリッド
型電気自動車において、他のエンジンの制御方法は、前
記補機用バッテリの端子電圧が所定の電圧以下であるか
を判断する工程と、前記補機用バッテリ端子電圧が所定
値以下であると判断された場合、前記補機用バッテリか
らの電力により駆動されるスタータの作動を禁止する工
程とを含んでいる。
【0010】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、一旦
エンジンが始動するとイグニッションスイッチがオフに
なるまでスタータの作動が禁止される。したがって、運
転者が不用意にエンジンを再始動することを防止できE
CUが誤作動したり作動不能状態となることを防止する
ことができる。
【0011】また、補機バッテリの端子電圧が低く、ス
タータを作動したときにECUに供給される電圧が許容
値より低い場合は、スタータの作動を禁止し、ECUが
誤作動したり作動不能状態となることを防止することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に
従って説明する。
【0013】図1には、本実施例の電気自動車の構成、
特に駆動系の構成が示されている。発電機10は増速機
12を介してエンジン14により駆動される。発電機1
0で発電された交流電力は整流されインバータ16に送
られ、三相交流電流に変換されモータ18を駆動する。
また、発電機で発生された電力がモータで消費される電
力より大きい場合、走行用バッテリ20にこの余剰電力
が充電される。逆に、発電機で発生された電力が不足す
る場合は、走行用バッテリ20に蓄えられた電荷を放電
してモータに電力を供給する。
【0014】発電機10、エンジン14、インバータ1
6などの機器を走行状態などに応じて制御する電子制御
装置(ECU)が各々の機器ごとに設けられている。す
なわち、界磁電流などを制御して発電機10の発電量を
制御する発電機ECU22、エンジン14の点火時期や
燃料噴射量などを制御してエンジン10の運転を制御す
るエンジンECU24、運転者のアクセルペダルやブレ
ーキペダルの操作に応じて、インバータ16を制御し、
モータ18を所望の回転数およびトルクで運転する電気
自動車走行用ECU(EV−ECU)26が備えられて
いる。また、これらのECU22,24,26の間で
は、情報が互いに交換され、全体として当該電気自動車
の走行を制御している。そして、これらのECU22,
24,26は、補機バッテリ28からの電力によって駆
動されている。
【0015】この補機バッテリ28は、エンジン14始
動用のスタータ30へも電力を供給している。運転者に
よりイグニッションスイッチ(図示しない)が操作され
て、そのIG接点32がオン、さらにイグニッションス
イッチを回してST接点34がオンにされると、発電機
ECU22はスタータリレー36をオンとして、スター
タ30を作動させる。このスタータによりエンジン14
がクランキングされ始動される。
【0016】このように、補機バッテリ28は各ECU
22,24,26に電力を供給すると共に、エンジン1
4の始動用スタータ30にも電力供給を行っている。始
動用スタータ30の消費電力はかなり大きく、このため
スタータ30の作動時においては補機バッテリ28の端
子電圧は一時的に減少する。このとき、補機バッテリ端
子電圧が各ECU22,24,26の作動電圧を下回っ
た場合、各ECU22,24,26が誤動作したり、作
動不能となったりする可能性がある。
【0017】エンジンの軸出力により直接車両を駆動し
走行する従来の自動車においては、エンジンが始動しな
ければ走行できないのは当然であるが、ハイブリッド型
電気自動車においては、走行用バッテリ20に蓄えられ
ている電力により走行することが可能である。したがっ
て、補機バッテリ28の電圧低下によりたとえエンジン
14が始動しなかったとしても、これをして車両を走行
不可とする必要はない。何らかの処置をするために、整
備工場なり、充電設備のあるところまで走行できること
が望ましい。また、走行中またはイグニッションスイッ
チのIG接点32がオンとなっている走行許可状態の間
に、エンジンを再始動したときにECUが作動不能とな
っては、以後の走行ができなくなってしまう。以上を考
慮して、本実施例の装置においては、所定の条件の下
に、エンジン14の再始動すなわち始動用スタータの作
動を禁止し、各ECU22,24,26が誤作動した
り、作動不能状態となったりすることを防止している。
【0018】以下、このエンジン再始動を禁止する制御
を説明する。
【0019】図2には、発電機ECU22にて行われる
エンジン再始動を禁止する制御フローの第1実施例が示
されている。まずイグニッションスイッチのIG接点3
2がオンになっているかが判断し(S100)、オンに
なると初期設定すなわちエンジン始動フラグFEGを0、
スタータリレー36をオフ状態とする(S101)。ス
タータスイッチのST接点34がオンになったかを判断
し(S102)、IG接点32がオンである間、この状
態で待機する(S103)。ST接点34がオンとなる
と、エンジン始動フラグFEGが“0”であるか、“1”
であるかが判断される(S104)。すなわち、イグニ
ッションスイッチのIG接点32がオンされてからオフ
されるまでの一つの走行サイクルの間にエンジンが始動
した履歴があるかを判断している。ステップS104に
てエンジン始動フラグFEGが0、すなわちエンジンが始
動した履歴がない場合、スタータリレー36がオンにな
りスタータ30が作動する(S105)。
【0020】そして、エンジン回転数Ne が第1の所定
回転数NeST 以上になったかが判断され(S106)、
第1所定回転数NeST 以下の場合、イグニッションスイ
ッチのIG接点32がオン(S107)およびST接点
34がオンしている間スタータ30が作動する。エンジ
ン回転数Ne が第1所定回転数NeST に達すると、スタ
ータリレー36がオフとなり、エンジンの始動履歴を表
すフラグFEGが1とされる(S108)。前記のエンジ
ンの始動を検出するための第1所定回転数NeS T は、ス
タータ30のクランキクングによる回転数以上であっ
て、エンジンのアイドリング回転数以下の回転数に設定
され、本実施例の場合はたとえば500rpmに設定さ
れている。エンジンが始動すると、発電制御を行う指令
がなされ(S109)、図示しない発電制御にかかるプ
ログラムが実行される。
【0021】そして、エンジン回転数Ne が第2の所定
回転数NeFAIL と比較される(S110)。第2所定回
転数NeFAIL は、エンジンの停止を判断するための回転
数であり、本実施例の場合前出の第1所定回転数NeST
と同じ500rpmに設定されている。通常に走行して
いる場合は、エンジン回転数Ne が第2所定回転数N
eFAIL 以下になることはないので、イグニッションスイ
ッチのIG接点32がオンの間(S111)発電制御指
令が継続される。ステップS111にてIG接点32が
オフとなったことが判断されると、発電制御指令が解除
され(S112)、車両の走行が不許可の状態となる。
【0022】また、ステップS110でエンジン回転数
e が第2所定回転数NeFAIL 以下となったと判断され
ると、何らかの異常があったと判断されて、フェイル処
理が行われる(S113)。このフェイル処理は、発電
機10およびエンジン14の作動を中止する処理であ
り、エンジン10のスロットルを全閉とし、発電機10
の界磁電流を0として、始動待ちの状態とする処理であ
る。このフェイル処理終了後、ステップS102に戻
る。しかし、ステップS113から移行した後イグニッ
ションスイッチSTの接点34がオンとなっても、次の
ステップS104では、エンジン始動フラグFEGが1と
なっているので、ステップS105を迂回する。したが
って、スタータリレー36がオンとはならず、エンジン
の始動が行われない。しかし、この状態ではイグニッシ
ョンスイッチのIG接点32はオンであり、当該車両は
走行許可状態であり、走行用バッテリ20からの電力に
より走行することは可能である。
【0023】エンジンを再び始動するためには、すなわ
ちスタータ30を作動させるためには、本実施例におい
てはイグニッションスイッチのIG接点32を一旦オフ
としなければならない。すなわち、ステップS103,
S107,S111でイグニッションスイッチのIG接
点32のオフが判断され、ステップS112に移行し
て、さらにステップS100に戻り、再びイグニッショ
ンスイッチのIG接点32がオンとなるとステップS1
01でエンジン始動フラグFEGが0になるので、再始動
が可能となる。すなわち、IG接点32が一旦オンにな
りエンジンが始動すると、エンジン始動フラグFEGはI
G接点32がオフにならない限り“1”を維持しこれに
よって、スタータの再作動が禁止される。
【0024】以上のように、本実施例においては、ステ
ップS106にてエンジンが始動したことを判断し、エ
ンジン始動フラグFEGを1とする。このために、次にス
タータリレー36をオンしようとしても、ステップS1
05を迂回するので、スタータの再作動が禁止される。
【0025】したがって、本実施例においては車両が走
行中または走行許可状態の時に、何らかの原因でエンジ
ンが停止したときにスタータ30を作動させて補機バッ
テリ28の電圧低下を招くことがない。よって、この補
機バッテリ28の電力によって駆動される各ECUが誤
作動を起こしたり、作動不能状態になったりすることを
防止できる。
【0026】図3には、発電機ECU22にて行われる
エンジン再始動を禁止する制御フローの第2実施例が示
されている。実施例の装置そのものは図1に示される構
成と変わるところはなく、図3に示されるエンジンの再
始動にかかる制御が異なるのみである。
【0027】まずイグニッションスイッチのIG接点3
2がオンになっているかが判断し、(S200)、オン
になると初期設定、すなわちスタータリレー36をオフ
状態とする(S201)。イグニッションスイッチのS
T接点34がオンになったかを判断し(S202)、I
G接点32がオンである間、この状態で待機する(S2
03)。ST接点34がオンとなると、スタータリレー
36がオンになりスタータ30が作動する(S20
4)。このとき、補機バッテリ28の電圧VABが読み込
まれ、ECUが誤作動を生じない下限の電圧VABFAIL
比較される(S205)。
【0028】補機バッテリ28の電圧VABが下限電圧V
ABFAIL以上であれば、エンジン回転数Ne が第1所定回
転数NeST 以上になったかが判断され(S206)、第
1所定回転数NeST 以下の場合、イグニッションスイッ
チのIG接点32がオン(S207)およびST接点3
4がオンしている間スタータが作動する。エンジン回転
数Ne が第1所定回転数NeST に達すると、スタータリ
レー36がオフとなる(S208)。前記のエンジンの
始動を検出するための第1所定回転数NeST は、前述の
実施例と同様たとえば500rpmに設定されている。
エンジンが始動すると、発電制御を行う指令がなされ
(S209)、図示しない発電制御にかかるプログラム
が実行される。
【0029】そして、エンジン回転数Ne が第2の所定
回転数NeFAIL と比較される(S210)。この第2の
所定回転数NeFAIL も第1の実施例の第2所定回転数と
同様にエンジン停止を判断する回転数であり、本実施例
においても500rpmに設定されている。通常に走行
している場合は、エンジン回転数Ne が第2所定回転数
eFAIL 以下になることはないので、イグニッションス
イッチのIG接点32がオンの間(S211)発電制御
指令が継続される。ステップS211にてIG接点32
がオフとなったことが判断されると、発電制御指令が解
除され(S212)、車両の走行が不許可の状態とな
る。また、前述のステップS203,S207におい
て、IG接点32がオフされたことが判断された場合も
ステップS212に移行して発電制御指令が解除され
る。
【0030】また、ステップS210でエンジン回転数
e が第2所定回転数NeFAIL 以下となったと判断され
ると、何らかの異常があったと判断されて、前述のステ
ップS113と同様のフェイル処理が行われる。このフ
ェイル処理終了後、ステップS202に戻る。
【0031】さらに、ステップS205にて、スタータ
リレー36がオンとなった直後の補機バッテリ28の電
圧VABが下限電圧VABFAIL未満と判断されると、直ちに
スタータリレーがオフされ(S214)、スタータの作
動が中止される。そして、イグニッションスイッチのI
G接点32がオフとなるまでこの状態が維持される。I
G接点32がオフされて始めて、ステップS212に移
行する。すなわち、一旦補機バッテリの端子電圧VAB
下がったことが判断されると、IG接点32がオフされ
ない限り、スタータが再始動されることがない。
【0032】また、補機バッテリ28の端子電圧VAB
直接検出してスタータ30の作動の禁止を制御している
ので、補機バッテリ28が正常でその端子電圧VABが十
分確保された状態、すなわち十分充電されている状態に
おいては、何らかの理由でエンジン停止した場合は、イ
グニッションスイッチを戻してIG接点32を一旦オフ
しないでもイグニッションスイッチを戻さず操作してS
T接点34をオンにするだけでスタータの再作動を行う
ことができる。
【0033】以上のように、本実施例においては、ステ
ップS205にて補機バッテリの端子電圧が所定値以下
であるとスタータリレー36をオフするので、スタータ
の作動が禁止される。また、ステップS205にて補機
バッテリの端子電圧が所定値以上であるときには、スタ
ータリレー36がオンであるのでスタータが作動する。
【0034】また、本実施例の場合、スタータリレー3
6がオンとなった直後の補機バッテリ端子電圧VABを下
限電圧VABFAILと比較し、補機バッテリが正常であるか
の判定を行った。しかし、スタータリレー36が実際に
オンとなる以前でスタータスイッチ34がオンとなった
直後に補機バッテリの正常判定を行っても良い。ただし
この場合は、スタータ30が作動したとき補機バッテリ
28の端子電圧が降下することを考慮して、前記の下限
電圧VABFAILより高めの比較値を設定する必要がある。
【0035】本第2実施例の場合、一旦補機バッテリ2
8の端子電圧VABが下がった場合、イグニッションスイ
ッチのIG接点32がオフされない限り、スタータ30
が再始動できないようにしているが、ステップS215
を省略して、一旦補機バッテリ28の端子電圧VABが下
がっても、補機バッテリ28が回復すれば、イグニッシ
ョンスイッチのIG接点32がオフされなくても、すな
わち、イグニッションスイッチを戻さなくても、そのま
ま操作してST接点34をオンすることによりスタータ
の再始動を行えるようにしても良い。
【0036】以上、ふたつの実施例において、スタータ
の作動が禁止されているときには、運転者に対し、エン
ジンの再始動が禁止されていることを報知することが望
ましい。このために、運転席近傍たとえばインストルメ
ンツパネル内に、この旨を表示することが好適である。
第1実施例においては、エンジン始動フラグFEGが1の
ときにこの表示を行い、第2実施例の場合は、バッテリ
電圧が所定値以下となったときにこの表示を行うことに
よって、運転者にスタータの作動が禁止されていること
を報知することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一旦エ
ンジンが始動すると何らかの原因でエンジンが停止した
場合、イグニッションスイッチのIG接点がオフになる
までスタータの作動を禁止することができる。したがっ
て、運転者が不用意にエンジンを再始動することを防止
できECUの誤作動や作動不能状態となることを防止す
ることができる。
【0038】また、補機バッテリの端子電圧が低く、ス
タータを作動したときにECUに供給される電圧が許容
値より低い場合は、スタータの作動を禁止することによ
って、ECUの誤動作や作動不能状態となることを防止
することができる。また、この場合は補機バッテリの端
子電圧が十分高いときには、スタータは作動可能である
ので、イグニッションスイッチのIG接点がオンのまま
でもエンジンの再始動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるハイブリッド型電気自動車の構
成を示す図であり、特に駆動系の構成が示されている。
【図2】本実施例のハイブリッド型電気自動車のエンジ
ン始動にかかる制御のフローチャートである。
【図3】本発明にかかるハイブリッド型電気自動車の他
の実施例のエンジン始動にかかる制御のフローチャート
である。
【符号の説明】
10 発電機 14 エンジン 18 モータ 22 発電機ECU 28 補機バッテリ 30 スタータ 32 イグニッションスイッチのIG接点 34 イグニッションスイッチのST接点 36 スタータリレー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 11/08 L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに駆動される発電機と走行用バ
    ッテリを搭載し、この発電機によって常時発電される電
    力、またはこの発電電力とバッテリに蓄えられた電力が
    供給されるモータと、補機バッテリにより駆動され前記
    モータを制御する走行用電子制御装置とを備えるハイブ
    リッド型電気自動車において、 前記エンジンが始動したことを判断する工程と、 エンジン始動が判断された後、前記モータが走行制御さ
    れている間は、前記補機用バッテリからの電力により駆
    動されるスタータの作動を禁止する工程と、を含むハイ
    ブリッド型電気自動車のエンジン制御方法。
  2. 【請求項2】 エンジンに駆動される発電機と走行用バ
    ッテリを搭載し、この発電機によって常時発電される電
    力、またはこの発電電力とバッテリに蓄えられた電力が
    供給されるモータと、補機バッテリにより駆動され前記
    モータを制御する走行用電子制御装置とを備えるハイブ
    リッド型電気自動車において、 前記補機用バッテリの端子電圧が所定の電圧以下である
    かを判断する工程と、 前記補機用バッテリ端子電圧が所定値以下であると判断
    された場合、前記補機用バッテリからの電力により駆動
    されるスタータの作動を禁止する工程と、を含むハイブ
    リッド型電気自動車のエンジン制御方法。
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