JP4239949B2 - ハイブリッド制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド制御システムにおいて、CPUに対するリセットやECUの異常を判定する技術に関する。
従来、エンジン制御用のCPUが正常な時に、制御状態がCPUバックアップに切換わるという誤動作を防止し得るエンジン制御方法及びエンジン制御装置が知られている。(例えば、特許文献1)。このエンジン制御方法及びエンジン制御装置では、CPUリセット回路がCPUの動作を監視しており、CPUの異常を検出した場合、CPUに対しリセット信号を出力する。また、CPUバックアップ装置が、そのリセット信号を監視することによってCPUの異常を検出した場合に、CPUに代わってバックアップ動作する。このような構成において、低電圧領域での電源変動が起こった場合CPUリセット回路がリセット信号を出力してしまうことによって、CPUバックアップ装置がCPU異常であると誤検出してしまうおそれがあった。そのため、この従来のエンジン制御方法及びエンジン制御装置では、低電圧を検出した場合には、CPUバックアップ装置の動作を停止させることによってバックアップ動作に切換わらないようにし、CPU異常であると誤検出しないようにしている。
特許2583266号
しかしながら、上述の従来技術は、エンジン制御における異常誤検出防止技術であって、ハイブリッド制御における異常誤検出防止技術については開示及び示唆されていない。特に、高電圧・大電流を扱うハイブリッド制御の特殊性ゆえに設けられたCPUへのリセット信号の異常判定機能については開示及び示唆されていない。このリセット信号の異常判定機能については、ECUの各回路の作動電圧や異常検出電圧等の違いを考慮しなければならず、上述の従来技術では実現することができない。また、一のECUが他のECUの異常を判定する場合についても、各ECUの動作電圧の違いを考慮しなければならず、上述の従来技術では実現することができない。
そこで、本発明は、リセット異常判定やECU異常判定の誤検出を防止するハイブリッド制御システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一局面によれば、
高電圧電源と、
低電圧電源と、
前記高電圧電源の電圧を前記低電圧電源の電圧に降圧する降圧手段と、
前記低電圧電源を電源とするECUとを備え、
前記高電圧電源が前記降圧手段を介して前記低電圧電源に接続された第1の動作モードと、前記高電圧電源が前記降圧手段を介して前記低電圧電源に接続されていない第2の動作モードとを有する、ハイブリッド制御システムにおいて、
前記ECUのCPUに前記低電圧電源の電圧を降圧した電圧を供給する電源レギュレーターと、
前記ECUのCPUへの供給電圧が所定値を下回った場合に前記CPUをリセットするリセット手段と
前記CPUリセットの発生を監視する監視手段とを備え、
前記第1の動作モード中に前記監視手段が前記CPUリセットの発生を検知した場合、前記CPUへのリセットは異常であると判定することを特徴とするハイブリッド制御システムが提供される。
本局面によれば、第1の動作モード中にリセットが発生していた場合は、そのリセットが異常であると判定することができる。つまり、高電圧電源からの電流供給が低電圧電源からの電流供給よりも大きいため、第1の動作モード中は、低電圧電源を電源とするアクチュエータ等が動作しても、CPUへの供給電圧が変動することはない。したがって、CPUへの供給電圧が変動することがない状況でリセットが発生した場合には、そのリセットが異常であると判定することができる。
また、本発明のその他の一局面によれば、
前記ECUはマスタECUであって、
前記マスタECUと該マスタECUによってのみ起動されるスレーブECUとを備え、
前記マスタECUは、前記第2の動作モード中に前記スレーブECUが起動していない場合、前記スレーブECUを再起動することを特徴とするハイブリッド制御システムが提供される。
本局面によれば、電源電圧の低下に伴いECU毎の動作電圧の違いによりスレーブECUのみ停止した場合、その後電圧が復帰したときにスレーブECUが異常であるとマスタECUが誤検出してしまうのを防止することができる。
本発明によれば、リセット異常判定やECU異常判定の誤検出を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
[ハイブリッド車両の全体構成]図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車両のシステム構成図である。このハイブリッド車両は、エンジン150、ジェネレーター1及びモーター2の3つの原動機を備えている。また、ハイブリッド車両は、ハイブリッドECU270,モーターECU260,ブレーキECU220,バッテリーECU230,エンジンECU240を備え、これらのECUが協調制御することによってハイブリッド制御が実現される。各ECUは、マイクロコンピュータや、入力インタフェース、出力インタフェースなどの複数の回路要素が一つの回路基板上に配置された一ユニットとして構成されたものである。
エンジン150は、通常のガソリンエンジンであり、クランクシャフト156を回転させる。エンジン150の運転はエンジンECU240により制御されている。エンジンECU240は、ハイブリッドECU270からのエンジン出力要求値に従い、電子制御スロットルに開度指令を出し、エンジン150の燃料噴射量その他の制御を実行する。
ジェネレーター1は、主にエンジン150の出力により高電圧の発電を行う。この発電によって、ジェネレーター1は、インバーター191を介してHVバッテリー194を充電したり、モーター2の駆動用の電力供給を行ったりする。
モーター2は、インバーター191内の三相ブリッジ回路により駆動され、エンジン150の補助動力源として必要に応じエンジン150の出力をアシストする。また、回生ブレーキ作動時には、モーター2は、車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、インバーター191内の三相ブリッジ回路を介してHVバッテリー194を充電する。
インバーター191は、HVバッテリー194の高電圧直流電流とジェネレーター1及びモーター2の三相交流電流との変換を行う。インバーター191は、ジェネレーター1用三相ブリッジ回路とモーター2用三相ブリッジ回路を有している。インバーター191内の三相ブリッジ回路はモーターECU260により制御される。モーターECU260は、インバーター191から三相ブリッジ回路の三相交流電流がフィードバックされて、三相ブリッジ回路の電流制御を行う。ジェネレーター1及びモーター2は、ステーターコイル(図示しない)を有しており、ステーターコイルの三相巻線に三相交流電流が流れると回転磁界が発生する。この回転磁界が発生することによってトルクが生まれる。
図2は、図1中の動力分割機構10の詳細図である。エンジン150、ジェネレーター1及びモーター2の回転軸は、プラネタリーギヤ120を介して機械的に結合されている。プラネタリーギヤ120は、サンギヤ121、リングギヤ122及びプラネタリーキャリア124から構成されている。本実施例のハイブリッド車両では、エンジン150のクランクシャフト156はダンパー130を介してプラネタリーキャリア124に結合されている。ダンパー130はクランクシャフト156に生じる捻り振動を吸収するために設けられている。ジェネレーター1は、サンギヤ121に結合されている。モーター2は、リングギヤ122に結合されている。このように結合されていることによって、エンジン150、ジェネレーター1及びモーター2の回転が、プラネタリーギヤ120、チェーン129、カウンタードライブギヤ134及びディファレンシャル機構部114等を介して車軸112及び車輪116に伝達される。つまり、この動力分割機構10を最適に制御する各ECUの存在によって、ハイブリッド制御が実現される。
ハイブリッドECU270は、エンジン150、ジェネレーター1及びモーター2の回転数やトルクの配分等の制御量を決定し、他ECUに各種の要求値を出力して、各原動機の駆動を制御する機能を有している。この制御のために、ハイブリッドECU270には、アクセル開度を示すアクセルポジション信号AP1,AP2や、シフト位置を示すシフトポジション信号SP1,SP2等が出力されている。フェールセーフのため信号ラインを二重化している。
また、ハイブリッドECU270は、SMR(システムメインリレー)を制御することによってHVバッテリー194の接続・遮断を行う。確実な作動を行うために、+−両極に合計3個のリレーSMR1,2,3を配置している。ハイブリッド制御ECU270は、HVバッテリー194と接続する時にはSMR1とSMR3をONし、続いてSMR2をON、SMR1をOFFする。このように、最初に接続する時にレジスター197によって電流を制限することによって、HVバッテリー194からの大電流(突入電流)からインバーターやコンバーター等の回路素子を保護することができる。また、ハイブリッドECU270は、HVバッテリー194との接続を遮断する時にはSMR2とSMR3をOFFし、SMRとインバーター191間の電圧をモニターすることによって、確実に遮断されたか否かを判断する。
エンジンECU240は、ハイブリッドECU270から与えられたエンジン出力要求値PEreqに応じてエンジン150を制御する。エンジンECU240からは、エンジン150の回転数REVenがハイブリッドECU270にフィードバックされる。
モーターECU260は、ジェネレーター1及びモーター2に関するトルク要求値T1req,T2reqをハイブリッドECU270から受ける。そして、トルク要求値T1req,T2reqに応じて、インバーター191に対し、ジェネレーター1及びモーター2の電流要求値I1req,I2reqを出力する。インバーター191は、電流要求値I1req,I2reqに従って三相ブリッジ回路を制御して、ジェネレーター1及びモーター2を駆動する。一方、ジェネレーター1及びモーター2の回転数を検出する回転数センサから、ジェネレーター1及びモーター2の回転数REV1,REV2がモーターECU260を介しハイブリッドECU270にフィードバックされる。さらに、三相ブリッジ回路を流れる電流値IBがフィードバックされる。
バッテリーECU230は、HVバッテリー194の充電状態SOC(State of Charge)を監視するとともに、必要に応じてHVバッテリー194の充電要求値CHreqをハイブリッドECU270に出力する。ハイブリッドECU270は、この要求値CHreqを考慮して、エンジンECU270、ジェネレーター1及びモーター2の出力を決定する。すなわち、充電が必要な場合には、走行に必要な出力よりも大きい動力をエンジン150に出力させて、その一部をジェネレーター1による充電動作に配分する。
ブレーキECU220は、図示しない油圧ブレーキと、モーター2による回生ブレーキとのバランスを取る制御を行なう。この理由は、このハイブリッド車両では、ブレーキ時にモーター2による回生動作が行なわれてHVバッテリー194が充電されるからである。具体的には、ブレーキECU220は、ブレーキセンサからのブレーキ圧力に基づいて、ハイブリッドECU270に回生要求値REGreqを出力する。ハイブリッドECU270は、この要求値REGreqに基づいてジェネレーター1及びモーター2の動作を決定して、ブレーキECU220に回生実行値REGpracをフィードバックする。ブレーキECU220は、この回生実行値REGpracと回生要求値REGreqとの差分とブレーキ圧力とに基づいて、油圧ブレーキによるブレーキ量を適切な値に制御する。
なお、これらのECUをはじめランプ・オーディオ・エアコン等の補機類の定格電源電圧はDC12Vであるため、高電圧電源(例えば、DC288V)であるHVバッテリー194を電源としてそのまま使用することはできない。そこで、HVバッテリー194の高電圧DC288VをDC12Vに降圧することが必要である。
その降圧手段として、コンバーター199がある。また、降圧された電圧を充電可能な補機バッテリー198がある。この補機バッテリー198が、DC12V用のECU等の補機類に対する低電圧電源である。コンバーター199は、HVバッテリー194の高電圧をDC12Vに変換し、補機バッテリー198を充電する。DC288Vは、コンバーター199内のブリッジ回路で交流に変換され、トランスにて低電圧に降圧したあと、整流・平滑(直流化)してDC12Vに変換している。降圧した電圧は、コンバーター199内のコンバーター制御回路によって監視され、補機バッテリー198の電圧が一定となるように制御される。
このように、ハイブリッドECU270が中心となり、それ以外のECUと協調制御することによって、ハイブリッド制御が実現される。そのため、ECUに故障等の異常が検出された場合には、システムとして適切なフェール処置が行われなければならない。特に、ハイブリッド制御は通常のエンジン制御に比べ高電圧を扱っているため、異常検出機能はより重要になってくる。そこで、本実施例のハイブリッド制御システムでは、以下に説明するような異常検出が行われている。
[第1の実施例:ハイブリッド制御ECU270内のリセット異常判定]図3は、第1の実施例のハイブリッドECU270の内部回路の構成を示した図である。ハイブリッドECU270は、ハイブリッド制御CPU272、電源IC274及び監視回路273を有している。
CPU272は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート等から構成されたワンチップマイクロコンピュータである。CPU,ROM,RAM等を別々の部品にして、バスラインを介して構成するようにしてもよい。CPU272は、各センサや各ECUからの入力信号に基づいて、エンジン150、ジェネレーター1及びモーター2の駆動を制御するプログラムや、HVバッテリー194の接続・遮断を行うSMR(システムメインリレー)を制御するプログラム等を処理する。
電源IC274は、補機バッテリー198の直流電圧(DC12V)をハイブリッドECU270内の各回路用の内部電源電圧(例えば、DC5V)に変換する電源レギュレーターICである。また、電源IC274は、内部電源電圧監視機能を有する。内部電源電圧監視機能とは、内部電源電圧をモニターし、例えば、その内部電源電圧が所定電圧値を下回った場合にはCPU272に対しLoレベルのリセット信号RESET(つまり、リセットをかける)を出力し、所定電圧値以上である場合にはCPU272に対しHiレベルのリセット信号RESET(つまり、リセット解除)を出力する機能である。つまり、CPUや回路等の作動電圧が保証電圧を満たさないような低電圧時には、動作させないようにリセットをかけるものである。なお、電源IC274は、IC部品ではなく、ディスクリート部品によって同様の機能を持つように構成された電源制御回路であってもよい。
また、電源IC274は、CPU272の異常を監視する機能を有する。この異常監視のために、CPU272は、一定周期を有するクロック信号であるウォッチドッグパルスを電源IC274に出力している。CPU272が正常であれば、CPU272からウォッチドッグパルスが一定周期で出力されるので、電源IC274はCPU272が正常に動作しているとみなして何もしない。しかし、CPU272に異常が発生すれば、ウォッチドッグパルスが所定の時間以上発生しなかったり周期が異なったりするので、電源IC274からCPU272に対しリセットをかける。この結果、リセットをかけられたCPU272が重大な故障をしていない限り、再び正常な動作を開始する。
監視回路273は、電源IC274から出力されたCPU272に対するリセット信号RESETをモニターしている。そして、リセット信号RESETがHiからLoに変わるダウンエッジを検出した場合(リセットがかけられたことを検出した場合)に、CPU272に対し、Hiレベルのリセット履歴信号RSTHSTを出力する(この状態を、リセット履歴フラグがONしているという)。つまり、かけられたリセットが解除されてイニシャライズされたCPU272が、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートのレベルを確認することによって、リセット信号RESETの異常を検出することができる。
図4及び図5を参照しながら、このリセット信号RESETの異常検出について説明する。図4は、DC12VのECU電源が安定供給されている状態でリセットがかかったときの波形である。なお、波形中の「+B」は、供給されるECU電源電圧を示す。図4(a)〜(c)において、監視回路273がリセット信号RESETのダウンエッジを検出すると、リセット履歴信号RSTHSTをHiにする。そして、かけられたリセットが解除されてイニシャライズされたCPU272は、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートにHiレベルが入力されていることを検出する。
一方、図5は、DC12VのECU電源が0Vに落ちて復帰したときの波形である。例えば、運転者が車両を止めるためにIGをOFFして、再度走行を開始するためにIGをONする状況である。+Bが落ちることによって内部電源電圧が所定電圧値を下回りリセットがかかると、監視回路273はリセット信号RESETのダウンエッジを検出して一瞬RSTHSTをHiにする。しかし、IGがOFFされているので+Bは完全にECUに供給されなくなるので、電源IC274や監視回路273は動作不能となり、RSTHSTはすぐにLoになる。その後、IGがONし+Bが復帰するとリセットは解除される。このとき、RSTHSTは初期状態のLoになっている。したがって、かけられたリセットが解除されてイニシャライズされたCPU272は、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートにLoレベルが入力されていることを検出する。
つまり、図4のように、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートがHiレベルであれば、「ECU電源が安定供給されている状況にもかかわらず、リセットがかかった」として、CPU272はリセット信号RESETが異常であると判断することができる。例えば、電源IC274の故障や、リセット信号ラインにノイズがのってレベルが変化したということが異常の原因として考えられる。
そして、CPU272は、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートがHiレベルとなっている場合(リセットがかかっていた場合)には、後述する「システム起動状態」をOFFして、ハイブリッド制御を停止するように制御する。ハイブリッド制御は高電圧・大電流を制御しているので、何らかの異常によりリセット信号RESETが発生した場合には、システムが安全側に倒れるように設計されている。
ここで、「システム起動状態」について説明する。システム起動状態とは、ハイブリッドECU270のCPU272内のプログラム上のハイブリッド制御の動作可否状態を示すものである。ハイブリッド制御が作動可能状態であると判断されればシステム起動状態はONし、ハイブリッド制御が作動不可能状態であると判断されればシステム起動状態はOFFする。
システム起動状態がONとなるためには、まず、シフトレバーがPレンジの状態でイグニッション(IG)スイッチをSTART位置(以下、IGをONにするという)にする。IGがONされると、補機バッテリー198を電源としてハイブリッドECU270が起動する。ハイブリッドECU270内のCPU272は、これらのPレンジかつSTART状態を認識すると、システムメインリレーSMR1とSMR3をONし、続いてSMR2をON、SMR1をOFFして、HVバッテリー194とインバーター191の経路を接続させる。そして、ハイブリッドECU270内のCPU272は、HVバッテリー194とインバーター191間のHV電圧Vhvをモニターし、そのHV電圧Vhvが所定電圧以上となった場合には、システム起動状態をOFFからONにする。システム起動状態がONとなれば、ハイブリッドECU270によって各ECUとともにハイブリッド制御が実行可能となる。ここで、「所定電圧以上のHV電圧」とは、高電圧を必要とするインバーター191や、インバーター191によって駆動されるジェネレーター1やモーター2等が正常動作可能な電圧値である。
一方、HV電圧Vhvがその所定電圧に満たない場合やシステム上で何らかの異常が検出された場合(CPU272にリセットがかかった場合等)には、ハイブリッドECU270内のCPU272はシステム起動状態をOFFするとともに、高電圧経路をカットすることによって、ハイブリッド制御を停止するように制御する。高電圧経路をカットするためには、システム起動状態がOFFした場合ハイブリッドECU270内のCPU272はシステムメインリレーSMR1,2,3をOFFさせる。そして、ハイブリッド制御を停止させたことを運転者に警告ランプ等で知らせる。
上記説明した図4及び図5の場合について、システム起動状態を示す波形が図4(d)及び図5(d)である。なお、波形中、「READY」は、システム起動状態(Hiレベル:ON,Loレベル:OFF)を示すものとする。図4は、DC12VのECU電源が安定供給されている状態でリセットがかかったときの波形であるから、HV電圧Vhvも所定電圧以上となっており、システム起動状態はONしている。そして、かけられたリセットが解除されてイニシャライズされたCPU272が、リセット履歴信号RSTHSTの入力ポートにHiレベルが入力されていることを検出すると、システム起動状態をOFFする。図5は、DC12VのECU電源が0Vに落ちて復帰したときの波形であるから、+B電圧が落ちたときにはシステム起動状態をOFFし、HV電圧Vhvが所定電圧以上となったとき(このとき+Bも復帰している)には、システム起動状態をONする。
ところが、これら図4及び図5の場合に対し、図6のような場合が考えられる。図6は、ECU電源が0Vまで落ちずに復帰したときの波形である。このようなECU電源の変動現象は、補機バッテリー198に接続される他のECUやアクチュエータ等が動作するときにしばしば発生する。つまり、他のECUやアクチュエータへの電流供給によって、補機バッテリー198の電源電圧が変動するためである。このような電源変動が起こる場合、ECU内の回路の作動電圧の違いによって、誤動作が起こることがある。図6(a)〜(c)において、例えば、電源IC274がRESETをかける+B電圧を6V、監視回路273の最低作動電圧を4Vとする。このような電圧関係において、+B電圧が中間電圧の5Vまで落ちてまた復帰した場合、電源IC274はRESETをかけるが、監視回路273は作動し続ける。その結果、監視回路273は、図5の場合と異なり、RESETのダウンエッジを検出してRSTHSTをHiにした後そのHiレベルを維持する。言い換えれば、監視回路273が動作不能とならないため、RSTHSTはLoにはならない。したがって、RESETが解除された後、CPU272は、RSTHSTのHiを検出するため(リセット履歴フラグがONしているため)、システム起動状態をOFFして、ハイブリッド制御を停止するように制御してしまう。つまり、ハイブリッドECU270は、ECU電源電圧が変動しただけであって何ら異常がないにもかかわらず、異常と誤検出してしまう。
そこで、上記誤検出を防止するため本発明では、上述した「システム起動状態」を利用する。ハイブリッド制御システムは、システム起動状態がONしているときにはHVバッテリー194を電源としてコンバーター199を介して動作している。この場合、補機バッテリー198に接続される他のECUやアクチュエータ等が動作したとしても、HVバッテリー194からの電流供給が補機バッテリー198からの電流供給よりも大きいため、ECU電源が変動することはない。これに対し、システム起動状態がOFFしているときには補機バッテリー198を電源として動作しているので、補機バッテリー198の電源電圧変動によってECU電源が変動してしまう。このような特徴を利用して上記誤検出を防止する。
図7は、第1の実施例のシステム起動状態を利用したハイブリッドECU270内のリセット異常検出を示したフロー図である。まず、処理ループR100について説明する。R100では、IGをONにしている間、所定の時間間隔でシステム起動状態をスタンバイRAMやEEPROM等に記憶するようにしている。IGがONすると、システム起動状態の判定を行い(ステップ150)、ONまたはOFFの判定結果を記憶する(ステップ160,170,180)。IGがOFFした場合、システム起動状態はOFFし(ステップ190)、そのシステム起動状態をOFFとして記憶する(ステップ200)。なお、システム起動状態は、上書きして記憶されてよい。
それでは、図4,5,6を参照しながら、図7のフローのステップ100から説明する。ECU電源が供給されていない状態でIGがONしてリセットが解除されたとき、または、ECU電源が供給されている状態でリセットが解除されたとき、CPU272が起動する(ステップ100)。そして、CPU272は、リセット履歴フラグがONか否かを判断する(ステップ110)。リセット履歴フラグがOFFであれば、正常なリセットであると判定される(ステップ140)。つまり、図5のように、RESET解除後にRSTHSTは初期状態のLoレベルになっているため、CPU272は異常検出しない。その後、CPU272は、HV電圧Vhvが所定電圧以上となった場合にシステム起動状態をOFFからONにする。
ステップ110においてリセット履歴フラグがONであれば、ステップ120に移行する。ステップ120では、前回終了時のシステム起動状態がONか否かを判断する。つまり、最後に記憶されているシステム起動状態がONか否かを判断する。システム起動状態がOFFであれば、正常なリセットであると判定される(ステップ140)。つまり、図6のように、ECU電源が変動するような状況では、CPU272はシステム起動状態を必ずOFFにしている。したがって、RESET解除後にRSTHSTがHiになっていたとしても、CPU272は図6(a)のような電源変動が起こったためRSTHSTがHiになっていたとみなして、異常判定しない。その後、CPU272は、HV電圧Vhvが所定電圧以上となった場合にシステム起動状態をOFFからONにする。
一方、ステップ120においてシステム起動状態がONであれば、異常なリセットであると判定される(ステップ130)。つまり、図4のように、システム起動状態がONしている状態では、+Bは安定供給されており、図6(a)のような電源変動は起こらない。したがって、システム起動状態がONになっているにもかかわらずRESET解除後にRSTHSTがHiになっていれば、CPU272は異常と判定する。その結果、CPU272は、システム起動状態をOFFして、ハイブリッド制御を停止するように制御する。以上のように、ハイブリッドECU270内のリセット異常判定の誤検出を防止することができる。
[第2の実施例:ハイブリッドECU270内のリセット異常判定]図8は、第2の実施例のハイブリッドECU270の内部回路の構成を示した図である。ハイブリッドECU270は、ハイブリッド制御CPU272、電源IC274及び不揮発性メモリ275(以下、EEPROM275という)を有している。第2の実施例においては、監視回路273を有してはいない。
図9は、第2の実施例のシステム起動状態を利用したハイブリッドECU270内のリセット異常検出を示したフロー図である。まず、処理ループR300について説明する。R300では、IGをONにしている間、所定の時間間隔でシステム起動状態をEEPROM275に記憶するようにしている。IGがONすると、システム起動状態の判定を行い(ステップ340)、ONまたはOFFの判定結果をRAMに一時的に退避する(ステップ350,360)。そして、システム起動状態に変化が起こった場合に、そのときのシステム起動状態をEEPROM275に記憶する(ステップ370、380)。記憶するタイミングをシステム起動状態に変化が起こった場合にしたのは、EEPROM275の書き換え回数制限を考慮したからである。なお、システム起動状態は、上書き記憶されてよい。
それでは、図9のフローのステップ300から説明する。ECU電源が供給されていない状態でIGがONしてリセットが解除されたとき、または、ECU電源が供給されている状態でリセットが解除されたとき、CPU272が起動する(ステップ300)。そして、前回終了時のシステム起動状態がONか否かを判断する(ステップ310)。つまり、EEPROM275に最後に記憶されているシステム起動状態がONか否かを判断する。システム起動状態がONであれば、異常なリセットであると判定される(ステップ320)。つまり、図4で示されるように、システム起動状態がONしている状態では、+Bは安定供給され、ECUの電源変動は発生しない。したがって、システム起動状態がONのまま(図4(d))で、リセットがかかった(図4(b)のHiからLoへのレベル変化)場合には、異常なリセットとみなすことができる。
一方、システム起動状態がOFFであれば、正常なリセットであると判定される(ステップ330)。つまり、図5及び図6で示されるように、リセットがかかったときに(図5(b)または図6(b)のHiからLoへのレベル変化)システム起動状態がOFFであれば(図5(d)または図6(d))、正常なリセットとみなすことができる。以上のように、監視回路273がない場合であっても、ハイブリッドECU270内のリセット異常判定の誤検出を防止することができる。
[第3の実施例:ハイブリッドECU270のモーターECU260異常判定]図10は、第3の実施例のハイブリッドECU270及びモーターECU260の内部回路の構成を示した図である。ハイブリッドECU270は、ハイブリッド制御CPU272及び電源IC274を有している。モーターECU260は、モーター制御CPU262及び電源IC264を有している。
ハイブリッドECU270内のCPU272とモーターECU260内のCPU262は車内LANを介して相互に通信可能である。ハイブリッドECU270はいわゆるマスタ(MASTER)ECU、モーターECU260はいわゆるスレーブ(SLAVE)ECUであり、CPU262はCPU272からの起動確認がなければ起動ONしない。また、CPU262は自身の作動状態を示すフラグ値(以下、MFLGという)をCPU272に返している。CPU272は、MFLGによってCPU262が作動しているか否かを確認している。MFLGが「1(Hi)」であればCPU262が作動していることを示し、「0(Lo)」であればCPU262が作動していないことを示す。
ハイブリッドECU270内の電源IC274は、例えば+B電圧が4Vでリセットをかける電源ICであり、モーターECU260内の電源IC264は、例えば+B電圧が6Vでリセットをかける電源ICであるとする(ECUメーカーがそれぞれ異なれば、設計思想も異なる)。なお、電源IC274のCPU272に対するリセット信号をRESET1、電源IC264のCPU262に対するリセット信号をRESET2とする。
図12は、ECU電源が0Vに落ちて復帰したときの波形である。+Bが落ちて電源IC274,264がそれぞれRESET1,2をかけると、CPU272と262は作動しなくなり、通信も成立しない。その後、+Bが復帰すると、まず4V近辺で電源IC274によるRESET1が解除される。このとき、まだIC264によるRESET2は解除されていない。したがって、MFLG=0(デフォルト値)のままである。さらに+B電圧が上昇すると、6V近辺で電源IC264によるRESET2が解除され、CPU262は起動待機状態になる。そして、リセット解除されたCPU272は、CPU262との通信を開始しようとしてCPU262に対し起動確認を行う。その起動確認によってCPU262は起動ONになり、CPU262はMFLG=1をCPU272に返す。
一方、図13は、ECU電源が0Vまで落ちずに復帰したときの波形である。+B電圧が5V以下に落ちずに復帰した場合、電源IC274によるRESET1はかからず、電源IC264によるRESET2はかかることなる。このとき、MFLG=0となる。その後、+B電圧が復帰したとしても、CPU272はリセットがかけられていないため起動確認しない。そのため、CPU262は起動ONせずに、MFLG=0のままである。その結果、CPU272は、CPU262からMFLG=0が返ってくるので、異常とみなして、システム起動状態をOFFして、ハイブリッド制御を停止するように制御してしまう。つまり、ハイブリッドECU270は、ECU電源電圧が変動しただけであって何ら異常がないにもかかわらず、異常と誤検出してしまう。
そこで、上記誤検出を防止するために、本実施例においても、上述した「システム起動状態」を利用する。図11は、第3の実施例のハイブリッドECU270がモーターECU260の異常を監視するフローを示す図である。ECU電源が供給されていない状態でIGがONしてリセットが解除されたとき、または、ECU電源が供給されている状態でリセットが解除されたとき、CPU272が起動する(ステップ500)。起動したCPU272は、処理ループR500に移行するとともに、CPU262に対し起動確認を行う(ステップ510)。すでにCPU262の方もリセットが解除されており(ステップ610)、CPU262はCPU272からの起動確認を受けて起動ONする(ステップ620)。起動ONしたCPU262は、IGがOFFされたり、電源IC264によりリセットがかかったり、CPU262自身が故障するまで動作する。動作している間は、CPU262はCPU272に対しMFLG=1を返し続ける。動作しなくなった場合(RESET2がかけられた、CPU262自身が故障した等)には、CPU262はCPU272に対しMFLG=0を返す(ステップ630)。CPU262は、CPU272からの起動確認がなければ、RESET2が復帰して再起動したとしても(ステップ640)、起動ONとはならない。
ところで、ステップ500にて起動したCPU272は、R500内の各ステップをIGがONしている間繰り返し処理する。IGがONすると、システム起動状態の判定を行い(ステップ520)、ONまたはOFFの判定結果をRAMに一時的に退避する(ステップ530,570)。
起動したCPU272がシステム起動状態をOFFと判定した場合(図15(b)(e))、CPU272はECU電源をモニターし、CPU262の保証電圧以下でCPU262が起動OFFであれば(ステップ580,590)、再度CPU262の起動確認を行う(ステップ600)。
CPU262にRESET2がかけられている間は(図15(c))、起動確認してもCPU262は反応することができないので、MFLG=0のままである(図15(d))。+B電圧が復帰してRESET2が解除されたときに起動確認が行われると(図15(c)),CPU262は起動ONし(ステップ650)、MFLG=1をCPU272に返す(図15(d))(ステップ660)。
一方、ステップ520において,起動したCPU272がシステム起動状態をOFFと判定した場合(図12(b)(e)及び図14(b)(e))、CPU262が起動ONしているか否かをMFLGの値によって判定する(ステップ540)。MFLG=1であれば、CPU262は正常なリセットであると判定される(ステップ560)。つまり、図15(d)のように、RESET2解除後にMFLG=1となっているため、図13と異なり、CPU272は異常検出しない。その後、CPU272は、HV電圧Vhvが所定電圧以上となった場合にシステム起動状態をOFFからONにする。
ステップ540において、MFLG=0であれば、CPU272は異常なリセットであると判定される(ステップ550)。つまり、図14のように、システム起動状態がONしている状態では、+Bは安定供給されており、ECU電源の変動は起こらない。したがって、システム起動状態がONになっているにもかかわらずMFLG=0となっていれば、CPU272はECU260が異常である判定する。その結果、CPU272は、システム起動状態をOFFして、ハイブリッド制御を停止するように制御する。以上のように、ハイブリッドECU270のモーターECU260異常判定の誤検出を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。CPUの異常を監視する機能を電源ICに持たせずに、そのCPU以外のサブCPUに持たせてもよい。この場合、ウォッチドッグパルスはサブCPUに対して出力される。そして、サブCPUがCPUの異常を検出した場合リセット信号を出力する。サブCPUからのリセット信号と電源ICからのリセット信号との「OR」をとって、CPUに対してリセット信号が出力される。
本発明の一実施例としてのハイブリッド車両のシステム構成図である。 動力分割機構10の詳細図である。 第1例のハイブリッドECU270の内部回路の構成を示した図である。 ECU電源が安定供給されている(システム起動状態がONしている)状態でリセットがかかったときの波形である。 ECU電源が0Vに落ちて復帰したときの波形である。 ECU電源が0Vまで落ちずに復帰したときの波形である。 第1の実施例のシステム起動状態を利用したハイブリッドECU270内のリセット異常検出を示したフロー図である。 第2の実施例のハイブリッドECU270の内部回路の構成を示した図である。 第2の実施例のシステム起動状態を利用したハイブリッドECU270内のリセット異常検出を示したフロー図である。 第3の実施例のハイブリッドECU270及びモーターECU260の内部回路の構成を示した図である。 第3の実施例のハイブリッドECU270がモーターECU260の異常を監視するフローを示す図である。 第3の実施例において、ECU電源が0Vに落ちて復帰したときの波形である。 ECU電源が0Vまで落ちずに復帰したときの波形である。 第3の実施例において、システム起動状態がONしている状態でリセットがかかったときの波形である。 第3の実施例において、ECU電源が0Vまで落ちずに復帰したときの波形である。
符号の説明
191 インバーター
194 HVバッテリー
198 補機バッテリー
199 コンバーター
220 ブレーキECU
230 バッテリーECU
240 エンジンECU
260 モーターECU
262 モーター制御CPU
264 モーターECU内電源IC
270 ハイブリッドECU
272 ハイブリッド制御CPU
273 ハイブリッドECU内監視回路
274 ハイブリッドECU内電源IC

Claims (10)

  1. 高電圧電源と、
    低電圧電源と、
    前記高電圧電源の電圧を前記低電圧電源の電圧に降圧する降圧手段と、
    前記低電圧電源を電源とするECUとを備え、
    前記高電圧電源が前記降圧手段を介して前記低電圧電源に接続された第1の動作モードと、前記高電圧電源が前記降圧手段を介して前記低電圧電源に接続されていない第2の動作モードとを有する、ハイブリッド制御システムにおいて、
    前記ECUのCPUに前記低電圧電源の電圧を降圧した電圧を供給する電源レギュレーターと、
    前記ECUのCPUへの供給電圧が所定値を下回った場合に前記CPUをリセットするリセット手段と
    前記CPUリセットの発生を監視する監視手段とを備え、
    前記第1の動作モード中に前記監視手段が前記CPUリセットの発生を検知した場合、前記CPUへのリセットは異常であると判定することを特徴とするハイブリッド制御システム。
  2. 前記第1の動作モード中である旨の情報及び前記第2の動作モード中である旨の情報は、不揮発性メモリに記憶される請求項1記載のハイブリッド制御システム。
  3. 前記情報のいずれかは、前記動作モードの一方が他方に変化したときに記憶される請求項2記載のハイブリッド制御システム。
  4. 前記第2の動作モード中に前記監視手段が前記CPUリセットの発生を検知した場合、前記CPUへのリセットは正常であると判定する請求項1記載のハイブリッド制御システム。
  5. 前記監視手段は、前記CPUリセットの発生の有無及びタイミングを記憶する請求項記載のハイブリッド制御システム。
  6. 前記リセット手段は、更に、前記CPUから送信される所定パルスに異常がある場合に前記CPUをリセットする請求項1記載のハイブリッド制御システム。
  7. 前記ECUはマスタECUであって、
    前記マスタECUと該マスタECUによってのみ起動されるスレーブECUとを備え、
    前記マスタECUは、前記第2の動作モード中に前記スレーブECUが起動していない場合、前記スレーブECUを再起動することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド制御システム。
  8. 前記マスタECUは、前記スレーブECUへの供給電圧が所定値を下回っている場合、前記スレーブECUを再起動する請求項記載のハイブリッド制御システム。
  9. 前記マスタECUは、前記第1のモード中に前記スレーブECUが起動していない場合、前記スレーブECUは異常であると判定する請求項記載のハイブリッド制御システム。
  10. 前記マスタECUは、前記第1のモード中に前記スレーブECUが起動している場合、前記スレーブECUは正常であると判定する請求項記載のハイブリッド制御システム。
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