JP2011109821A - プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法 - Google Patents

プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】主要なタスクの実行を妨げることなく、交流電力線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供する。
【解決手段】記憶部と、ケーブル300が車両に接続されていないと判定された場合に、前記ケーブルと接続される車両側の交流電力線8にスイッチSW1,SW2を介してバッテリ20の電圧を印加し、または接地する短絡処理と、前記短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線Saの信号値をモニタした結果に基づいて、前記交流電力線が異常であるか否かを判定する異常判定処理と、前記異常判定処理による結果を前記記憶部に記憶する記憶処理と、前記ケーブルを介して前記交流電源から供給される交流電力を、充電器40により直流電力に変換して前記バッテリへ充電制御する充電処理と、前記異常判定処理で正常と判定された場合に、前記充電処理の実行を許容する充電判定処理と、を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラグイン充電車両の制御装置及び制御方法に関する。
車両の電子化が進み、車両に搭載されたエンジン等の複数の機器を制御するために数多くの制御装置が組み込まれている。これらの制御装置には、CPUを備えたマイクロコンピュータが組み込まれ、機器を制御するための電磁バルブやモータ等の様々なアクチュエータを駆動するための信号線や、機器の状態を検知するための様々なセンサからの信号線がマイクロコンピュータの入出力ポートに接続されている。
車両には、バッテリから制御装置、アクチュエータ、或いはセンサに電力を供給する電力線や、制御装置とアクチュエータまたはセンサを接続する複数の信号線が束ねられた複数のワイヤーハーネスが実装されている。
ワイヤーハーネスとして束ねられた電力線や信号線、或いはワイヤーハーネスから分岐した電力線や信号線は、それぞれ絶縁被覆されているが、車両に各種のアクセサリをビスで固定する際に、ビスによりワイヤーハーネスが傷つけられて絶縁被覆が損傷すると、電力線や信号線が接触する短絡等の異常が生じる虞がある。
さらに、接触事故等により絶縁被覆が剥離され、絶縁被覆が経年劣化して絶縁被覆が剥離されるような場合にも、同様に、電力線や信号線が接触する短絡等の異常が生じる虞がある。
このような場合、制御装置により車両を適正に制御することが困難になる虞がある。また、バッテリの出力電圧が異常に上昇し或いは低下すると、制御装置が破損し或いは正常に動作せず、同様に車両を適正に制御することが困難になる虞がある。
そこで、従来、一部の制御装置では、電力線等の電圧が所定の電圧範囲にあるか否かを監視し、当該電圧範囲を逸脱すると異常と判定して、発生した異常個所を表示パネルに報知する等の異常検出処理が実行されている。
近年注目されている外部の商用電源から車両に搭載したバッテリを充電する電気自動車やエンジンと電動モータを備えたプラグインハイブリッド自動車も同様である。これらの車両には、駆動用の電動モータに大電流を供給する高圧のバッテリが搭載され、制御装置では、従来の低圧のバッテリに加えて高圧のバッテリからの電力線及び交流電力が供給される交流電力線の異常検出処理も実行されている。
特許文献1には、電気自動車に搭載されている各部の機能診断を実施する機能診断手段と、前記機能診断手段による実施結果を表示する表示手段と、を有し、前記表示手段は、前記機能診断手段により実施されたダイアグ結果のうちバッテリの充電機能のダイアグ結果を、前記充電機能以外のダイアグ実施結果と区別して表示する専用の表示系を有することを特徴とする電気自動車、つまり、各種の異常を検知する診断機能を備えたハイブリッド自動車が提案されている。
また、特許文献2には、このような高圧のバッテリを外部の商用電源から直接充電するプラグイン充電車両が提案されている。
特開2008−289307号公報 特開2009−071900号公報
通常、異常検出処理を実行する制御装置は、車両の走行に関連する主要なタスクを、例えば1msec.程度の所定周期で発生するタイマ割込み処理、或いはクランクパルス等の外部信号割込み処理で実行するように構成されている。
上述した異常検出処理をタイマ割込み処理で常に実行すると、CPU負荷が増大して、主要なタスクの実行が遅延する虞があるため、制御装置では、異常検出処理の実行インタバルが十分に長く設定され、異常検出処理によるCPU負荷の増大を回避するように構成されている。
また、異常検出処理では、ノイズによる誤判定を回避するために、所定回数連続して所定の電圧範囲を逸脱する場合に異常と判定するような冗長判定が実行されている。異常検出処理で10回連続して所定の電圧範囲を逸脱する場合に異常と判定する場合に、1msec.のタイマ割込み周期の30回に一回の割合で異常検出処理を実行すると300msec.の時間を要する。
ところで、プラグイン充電車両では、充電ケーブルを介して外部電源から交流電力を引き込むための交流の電力線が設けられているため、事故等によって交流の電力線に直流の電力線や信号線或いは車体が接触する虞がある。
そのような場合に備えて、電力線等の異常発生箇所のみならず、異常からの復旧のために異常の原因をも特定する必要性に迫られている。例えば、短絡事故であっても、直流の電力線の短絡なのか、交流の電力線の短絡事故なのかを識別する必要性がある。
しかし、異常検出処理の実行周期が長いため、周期的に変動する交流電圧の異常を適切に判定することができないという問題があった。
例えば、高圧のバッテリからの電力線に備えた信号線に交流の電力線が短絡した場合に、異常検出処理が実行されるときに常に所定の電圧範囲を逸脱するとは限らないためである。特に、交流電圧の特定の位相で異常検出処理が実行されるようなパターンでは、その位相に対応する電圧値が所定の電圧範囲に収まっていると、正常判定されるのである。
交流電圧の周期的変動を検知するために、異常検出処理の実行周期を短くすると、逆に主要なタスクの実行が遅延する虞があるという問題が発生する。その結果、高価で高速のCPUを用いなければ適正な異常検出処理が実行できない。
本発明の目的は、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流電力線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるプラグイン充電車両の制御装置の特徴構成は、車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御装置であって、制御に関する情報を記憶する記憶部と、前記ケーブルと接続される車両側の交流電力線に交流電圧が印加されていない状態で、前記交流電力線にスイッチを介してバッテリの電圧を印加し、または接地する短絡処理と、前記短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線の信号値をモニタした結果に基づいて、前記交流電力線が異常であるか否かを判定する異常判定処理と、前記異常判定処理で異常と判定する場合に、異常結果を前記記憶部に記憶する記憶処理と、を実行する制御部と、を備えている点にある。
上述の構成によれば、交流電力線に車両外部の交流電源の交流電圧が印加されていない場合に短絡処理を実行して直流電源であるバッテリの電圧を印加し、または接地して異常判定処理が実行されるため、信号線のモニタ周期を短くしてソフトウェアの処理負荷を増加させることなく適切に交流電力線の異常を検知することができるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流電力線の異常を適切に検知できるプラグイン充電車両の制御装置を提供することができるようになった。
本発明によるプラグイン充電車両の全体構成図 動力分割機構を介して接続されるモータジェネレータとエンジンの回転数の関係を示す説明図 交流電力線にスイッチを備えた給電系統図 制御装置の内部ブロック図 制御部が実行する充電制御を示すタイミングチャート (a)直流電圧の入力波形図 (b)交流電圧の入力波形図 直流短絡判定処理を示すフローチャート 制御部により実行される短絡処理及び異常判定処理を示すフローチャート
以下、本発明に車両外部の電源と車両を繋ぐケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御装置について説明する。
図1に示すように、プラグイン充電車両の一例であるハイブリッド電気自動車1は、動力源として、燃料タンクに充填されたガソリン等で駆動されるエンジン100と、主に発電機として機能する第1モータジェネレータ(以下、モータジェネレータを「MG」と記す。)110と、主に電動機として機能する第2MG120を備えている。
さらに、第1MG110及び第2MG120と駆動回路を介して接続されるニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池等の高圧バッテリ150を備えている。
第1MG110及び第2MG120は交流回転電機で構成され、例えば、U相コイル、V相コイル及びW相コイルを備える三相交流同期回転機が用いられる。
第1MG110による発電電力により第2MG120が駆動され、或いは高圧バッテリ150が充電される。高圧バッテリ150に充電された電力は必要に応じて第2MG120に供給されて車両の走行に消費される。
エンジン100または第2MG120の少なくとも一方からの駆動力によって車両が走行可能なように、エンジン100と第1MG110及び第2MG120が動力分割機構130に連結されている。
動力分割機構130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含み、ピニオンギヤがサンギヤ及びリングギヤと係合する遊星歯車機構で構成されている。ピニオンギヤを自転可能に支持するキャリアがエンジン100のクランクシャフトに連結され、サンギヤが第1MG110の回転軸に連結され、リングギヤが第2MG120の回転軸及び減速機構140に連結され、減速機構140を介して車軸160に駆動力が伝達される。尚、図1中、符号170で示される部位は、車軸160に固定された車輪170を示している。
図2に示すように、遊星歯車機構は、サンギヤ、リングギヤ、及びプラネタリキャリヤのうちの何れか二つについて回転数が決定されると、残り一つの回転数は一定に定まり、エンジン100、第1MG110、及び第2MG120の回転数が共線図上に直線で結ばれるように関係付けられている。
図2(a)の停車時から車両が発進するときには、図2(b)に示すように、エンジン100が停止された状態で、第二MG120が駆動される。軽負荷での走行時も、同様にエンジン100が停止された状態で、第二MG120が駆動される。エンジン効率のよい運転領域で定常走行する場合には、主にエンジン100の出力で走行し、動力分割機構を介して駆動される第1MG110による発電電力で第2MG120が駆動され、エンジン出力がアシストされる。
図2(c)に示すように、エンジン100の始動時には、スタータとして機能する第1MG110が駆動され、エンジン100の始動後は第1MG110による発電電力で高圧バッテリ150が充電される。図2(d)に示すように、定常走行から加速する場合には、エンジン100の回転数を上昇させると同時に、第1MG110による発電電力により第二MG120を駆動し、発電電力が不十分な場合には、高圧バッテリ150から第二MG120に電力が供給される。
図3に示すように、高圧バッテリ150に接続された電力線7に、降圧用のDC/DCコンバータ21を介して低圧バッテリ20が充電可能に接続されている。
低圧バッテリ20には、三系統の電力線6(6a,6b,6c)が接続され、電力線6aには、給電リレーRY1を介してナビゲーションシステムを制御するナビECU13、運転席前部のパネルに各種の情報を表示するメータECU14等が接続され、電力線6bには、給電リレーRY2を介してエンジン100を制御するENG−ECU11、第1MG110及び第2MG120を制御するMG−ECU12等が接続され、電力線6cには、プラグイン充電車両の制御システムを統括するPIHV−ECU10、盗難防止機能を実現する防盗ECU、スマートキーで車両のロックまたはロック解除を制御するスマートECU等が接続されている。尚、ECUとは、電子制御装置(Electric Control Unit)の略記である。
各ECUには、CPU、CPUで実行される制御プログラムが格納されたROM、ワーキングエリアとして使用されるRAMを備えた単一または複数のマイクロコンピュータと、入出力インタフェース回路等の周辺回路、シャットダウン処理時などで退避の必要な重要な制御データをバックアップするためのEEPROM等の不揮発性メモリや、常時給電されるRAMで構成されるバックアップ用メモリが必要に応じて設けられている。尚、前記ROMに、フラッシュROM(登録商標)などの不揮発性メモリが採用される場合もある。
シャットダウン処理とは、システムスイッチとして機能する電源スイッチのオフに伴って、駆動中の各種のアクチュエータの停止処理や、制御データのバックアップ用メモリへの退避処理等をいう。
各ECUには、低圧バッテリ20から供給されるDC12Vの直流電圧から所定レベルの制御電圧(例えば、DC5V)を生成するDCレギュレータが設けられ、DCレギュレータの出力電圧がマイクロコンピュータ等の制御回路に供給され、CPUにより制御プログラムが実行されることにより、ECU毎に所期の機能が実現される。
各ECUは、バス型ネットワークであるCAN(Controller Area Network)やBEAN(Body Electronics Area Network)等の通信ラインを介して接続され、ECU間で各種の制御情報が授受される。尚、CAN通信ラインにはパワートレーン系のECUが接続され、BEAN通信ラインには電装系のECUが接続され、双方の交信のためにゲートウェイECUが設けられている。
車両前部には、車両外部の交流電源と車両とを繋ぐケーブルである充電ケーブル300のコネクタ330を接続するインレット270が設けられ、インレット270から充電器40に交流電力線8が接続されている。
高圧バッテリ150からの電力線7には、システムメインリレーSMRを介して高圧負荷である昇降圧コンバータ200が設けられ、昇降圧コンバータ200に並列に接続された第1インバータ210、第2インバータ220を介して第1MG110及び第2MG120のU相,V相,W相の各コイルが接続されている。昇降圧コンバータ200及びインバータ210,220により駆動回路が構成されている。
ENG−ECU11は、CAN通信ラインを介してPIHV−ECU10からエンジン制御指令を受信すると、エンジン制御指令に基づいて、目標回転数と目標トルクを満たすようにエンジン100を駆動制御する。
MG−ECU12は、CAN通信ラインを介してPIHV−ECU10からのモータ制御指令を受信すると、モータ制御指令に基づいて、動力分割機構130を介してエンジン100により駆動される第1MG110からの発電電力を、第1インバータ210を介して取り出して、第2インバータ220を介して第2MGに供給し、或いは、第1インバータ210を介して取り出した電力を昇降圧コンバータ200を介して所定の充電電圧に降圧して高圧バッテリ150を充電する。
また、モータ単独走行時には、MG−ECU12は、PIHV−ECU10からのモータ制御指令に基づいて、高圧バッテリ150の出力電圧を昇降圧コンバータ200により昇圧するとともに第2インバータ220を制御して、第2MG120を所定のトルクで駆動する。
図4に示すように、PIHV−ECU10に組み込まれたマイクロコンピュータ10aは、電力線6cを介して低圧バッテリ20から常時給電され、電源スイッチのオフ時には待機状態に移行している。待機状態とは、CPUの動作が停止した省電力状態をいい、CPUがストップ命令やホールト命令を実行することにより待機状態に移行する。
待機状態で電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、待機状態から通常の動作状態に移行して、給電リレーRY1をオンし、ナビECU13等のアクセサリ機器が動作可能なACC状態に移行する。
ACC状態に移行後にブレーキペダルが操作された状態で、再度電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、給電リレーRY2をオンし、車両の走行が可能なReady−ON状態に移行する。ACC状態またはReady−ON状態で電源スイッチがオンされると、マイクロコンピュータ10aは、システムメインリレーSMRをオフするとともに、給電リレーRY1,RY2をオフして待機状態に移行する。
Ready−ON状態に移行すると、マイクロコンピュータ10aは、システムメインリレーSMRをオンして高圧負荷である昇降圧コンバータ200に給電し、その後待機状態に到るまで、所定インタバルで高圧バッテリ150の充電または放電電流、電圧、温度を監視し、それらの値を変数とする所定の演算式に基づいて、高圧バッテリ150のSOC(State of Charge)を算出して、その値をRAM113に記憶するSOC検知処理を実行する。
尚、電源スイッチの操作状態は、フラグデータとして管理され、制御に関する情報の一部として記憶部であるRAM113に記憶されている。また、電源スイッチの操作状態に基づいた制御は何れも一例であり、これに限定されるものではない。
SOCとは、バッテリの定格容量Ahに対して、充電されている電気量Ahを比率で表した数値であり、バッテリの定格容量とは、規定の温度、放電電流及び放電終止電圧で完全充電状態から取り出せる電気量Ahの基準値である。
そして、マイクロコンピュータ10aは、運転者により操作されるアクセルペダルの踏込み量等に基づいて算出した運転者の要求出力と、高圧バッテリ150のSOCに基づいて得られる充電要求値と、そのときの車両速度、変速レバーの操作位置等から、車両に必要とされる全出力を算出し、エンジン動力が必要な場合にENG−ECU11にエンジン制御指令を出力し、モータ動力が必要な場合にMG−ECU12にモータ制御指令を出力する走行制御処理を実行する。
つまり、マイクロコンピュータ10aは、運転者の要求出力に対応して、高圧バッテリ150のSOCが所定の上限値及び下限値の範囲に維持されるように、ENG−ECU11及びMG−ECU12に制御指令を出力する。
さらに、マイクロコンピュータ10aは、待機状態で、充電ケーブル300のコネクタ330が装着されると、待機状態から動作状態に移行して、充電ケーブル300を介して交流電源から供給される交流電力を、充電器40により直流電力に変換して高圧バッテリ150へ充電制御する充電処理を実行する。
マイクロコンピュータ10aは、充電ケーブル300に備えたCCID(Charging Circuit Interrupting Device)360から出力されるパイロット信号の電圧レベルを可変制御して、充電ケーブル300から交流電力を出力させるとともに、システムメインリレーSMRをオンする。
そして、RAM113から読み出したSOCが目標SOCになるように、必要な充電量を算出して、充電器40に充電指令を出力する。マイクロコンピュータ10aは、充電中もSOC検知処理を実行し、算出したSOCが目標SOCになると、充電を終了する。充電器40には、交流電圧を直流の充電電圧に変換するAC/DC変換回路と、マイクロコンピュータ10aから受信した充電指令に基づいてAC/DC変換回路を制御する制御回路を備えている。
以下、図5に示すタイムチャートに基づいて、プラグインの充電制御について詳述する。
図4に示すように、車両外部に設置された商用電源から高圧バッテリ150を充電するために、充電ケーブル300が用いられる。
充電ケーブル300には、信号生成部30と給電用のリレー31とパイロット信号の信号レベルを検出する電圧検知部等が組み込まれたCCID360を備えている。
信号生成部30は、マイクロコンピュータ及び入出力回路を備えて構成され、外部電源から車両に給電可能な定格電流を示すパルス信号であるコントロールパイロット信号CPLT(以下、「パイロット信号」と記す。)を生成して、PIHV−ECU10に出力する。パイロット信号は、初期にV1(DC12V)の直流電圧を示す。
車両に備えたインレット270に充電ケーブル300のコネクタ330が装着されると、PIHV−ECU10にパイロット信号CPLT及びケーブル接続信号PISWが入力される。ケーブル接続信号PISWは、コネクタ330に組み込まれたスイッチ回路からの信号で、PIHV−ECU10が、インレット270にコネクタ330が装着されたことを検知するための信号である。スイッチ回路、つまりコネクタ330に組み込まれた抵抗R2とスイッチSW51の直列回路がケーブル接続検知部となる。
PIHV−ECU10は、ケーブル接続検知部から入力される信号であるPISW信号に基づいて、充電ケーブル300の車両への接続状態を判定する充電ケーブル接続判定処理を実行する。尚、PISW信号は、充電ケーブル300が車両に接続された状態で車両が誤って発進しないように制御するための信号でもある。
時刻t0で、待機状態にあるマイクロコンピュータ10aの割込みポートINT1にパイロット信号CPLTの立ち上がり信号が入力されると、待機状態から動作状態に復帰して、プラグイン充電が可能な状態になる。
マイクロコンピュータ10aは、時刻t1で、ポートIP3に入力される電圧V1のパイロット信号を検知すると、パイロット信号の信号線とアースとの間に抵抗R7,R8とトランジスタスイッチSW11,SW21がそれぞれ直列接続された二つの降圧回路の一方を制御して、パイロット信号の電圧レベルをV1からV2(+9V)に降圧する。
CCID360は、パイロット信号がV1からV2に低下したことを検出すると、所定周波数(例えば1KHz)のパルス状のパイロット信号を出力する。当該パイロット信号の信号レベルは±V1であるが、上限レベルは降圧回路によりV2に降圧されている。
パイロット信号のデューティ比は、充電ケーブル300の電流容量を示し、充電ケーブル300毎に予め設定されている。例えば、電流容量が12Aの場合には20%、電流容量が30Aの場合には50%に設定されている。
マイクロコンピュータ10aは、パイロット信号のデューティ比を検知して、充電ケーブル300の充電容量を認識すると、時刻t3で、さらに他方の降圧回路を制御してパイロット信号の電圧レベルをV2からV3(+6V)に降圧して、システムメインリレーSMRをオンする。
CCID360は、パイロット信号の信号レベルがV2からV3に低下したことを検知すると、給電用のリレー31を閉じて車両側に交流電力を供給する。
マイクロコンピュータ10aは、充電ケーブル300の電流容量に基づいて高圧バッテリ150のSOCを目標SOCまで充電するための電流値を設定し、充電器40に充電指令を出力する。
充電指令を受けた充電器40は、リレー41をオンして、AC/DC変換器から所定の充電電力が出力されるように制御し、高圧バッテリ150に充電電力を供給する。
充電器40には、マイクロコンピュータと、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器を備え、AC/DC変換器には、車両の外部電源から充電ケーブル300を介して供給される交流電力を直流電力に変換するインバータと、直流電圧を所定の充電電圧に昇圧するDC/DCコンバータとを備え、充電ケーブル300を介して給電される交流電力がインバータに供給され、DC/DCコンバータで直流電力に変換された後に高圧バッテリ150に充電されるように構成されているのである。
マイクロコンピュータ10aは、高圧バッテリ150の充電電流と電圧と温度をモニタして、それらのモニタ値に基づいて高圧バッテリ150のSOCを算出し、時刻t4で、目標SOCまで充電すると高圧バッテリ150への充電を終了する。
マイクロコンピュータ10aは、充電器40に充電終了指令を出力するとともに、システムメインリレーSMRをオフし、降圧回路を介してパイロット信号の電圧レベルをV3からV2に復帰させる。充電器40は、充電終了指令を受信するとリレー41をオフし、AC/DC変換器の出力を停止する。
信号生成部30は、パイロット信号がV3からV2に上昇したことを検出すると、リレー31を開放して車両側への交流電力の供給を停止する。
マイクロコンピュータ10aは、時刻t5で、降圧回路を介してパイロット信号の電圧レベルを当初のV1に復帰させる。信号生成部30は、パイロット信号の電圧レベルがV1に復帰すると、発振を停止してパイロット信号の電圧レベルを直流電圧V1に維持して待機する。
マイクロコンピュータ10aは、パイロット信号の発振が停止したことを検知するとシャットダウン処理に入り、各ECUのシャットダウン処理が完了して、自身の退避の必要なデータを不揮発性メモリに退避させるなど必要な処理が完了すると、その後待機状態に戻る。
マイクロコンピュータ10aは、上述した給電系統の処理、SOC検知処理、走行制御処理、充電処理等に加えて、システムの給電系統が正常であるか否か等の各種の異常を検知する異常検出処理を実行するように構成されている。以下、複数の給電系統に対する異常検出処理について説明する。
マイクロコンピュータ10aは、ケーブル接続信号PISWに基づいて、充電ケーブル300が車両へ接続されていないと判定すると、電源スイッチの操作時、または、電源スイッチの操作後の所定時間間隔で、車両の負荷に直流電力を供給する電力線に備えた電圧検知部から入力される電圧値を第一モニタ周期でモニタし、その結果に基づいて電力線或いは信号線の異常の有無を判定する直流短絡判定処理を実行する。
尚、ケーブル接続信号PISWがオンし、充電ケーブル300が車両へ接続されていると判定する場合であっても、充電ケーブル300から交流電力が供給されていない場合には、直流短絡判定処理が行なわれる場合もある。
車両の負荷に直流電力を供給する電力線には複数の電圧検知部が設けられている。例えば、低圧バッテリ20に接続された電力線6には、低圧バッテリ20の出力電圧を検知する電圧検知部Vaが設けられ、高圧バッテリ150に接続された電力線7には、高圧バッテリ150の出力電圧を検知する電圧検知部Vbが設けられ、昇降圧コンバータ200とインバータ210,220の間にも昇降圧コンバータ200の出力電圧を検知する電圧検知部Vcが設けられている。
各電圧検知部Va,Vb,Vcは、電力線と接地間に接続された高抵抗値の抵抗分圧回路で構成することができ、分圧抵抗による分圧(例えば、実際の電圧レベルの1/3の電圧レベル)が信号線を介してモニタ電圧(電圧信号)として、マイクロコンピュータ10aのAD変換ポートADP1,ADP2,ADP3(図4参照)に入力されている。
ROM112には、上述したSOC検知処理、走行制御処理、充電処理等の様々な制御を実行するための複数のタスクで構成される制御プログラムが記憶され、マイクロコンピュータ10aは、内部タイマによるタイマ割込み処理や外部信号入力による割込み処理で必要な制御プログラムを実行するように構成されている。
マイクロコンピュータ10aは、例えば1msec.のタイマ割込み処理で、高圧バッテリ150の充電または放電電流、電圧、温度を入力し、その値に基づいてSOCを演算導出してRAM113に記憶するSOC検知処理を実行する。
例えば、マイクロコンピュータ10aは、走行制御処理で必要となる車両速度を得るために、速度パルス信号のエッジで発生する外部割込み処理で、速度パルス信号の周期を求めて速度を算出する。
タイマ割込みの度に全ての処理を実行すると、必要な処理が遅延する虞があるため、高速応答が必要な処理と、高速応答が要求されない処理を区分し、高速応答が必要な処理は例えばタイマ割込みの度に実行し、高速応答が要求されない処理は例えば複数回に一回のインタバルで実行することで、プログラムの負荷を分散させて制御のリアルタイム性を確保している。
上述した直流短絡判定処理は、高速応答が要求されない処理に属し、例えば、32msec.のインタバルで実行されるように、第一モニタ周期を32msec.に設定している。さらに、負荷分散のために、電圧検知部Va,Vb,Vc毎に異なるタイマ割込みの周期で実行されるように構成されている。
マイクロコンピュータ10aは、第一モニタ周期で電圧検知部Va,Vb,Vcから出力される電圧信号をアナログ/デジタル変換して、その値、つまりモニタ電圧が予め設定された許容範囲に収まっているか、逸脱しているかに基づいて、異常を判定する。
許容範囲は、電圧検知部Va,Vb,Vc毎に設定された上限電圧閾値VThi、下限電圧閾値VTloとして、予めROM112に記憶されている。
例えば、低圧バッテリ20の出力電圧は、電力線6に接続された負荷や各ECUが正常に動作する範囲として、上限電圧閾値VThiがDC14V、下限電圧閾値VTloがDC8Vに対応する値に設定されている。モニタ電圧が上限電圧閾値VThiより高い値であれば、低圧バッテリ20の異常、または電力線が高圧バッテリ150の電力線と短絡していると判定でき、モニタ電圧が下限電圧閾値VTloより低い値であれば、低圧バッテリ20の異常、または電力線が接地電位にある車体と短絡していると判定できる。
例えば、高圧バッテリ150の出力電圧は、上限電圧閾値VThiがDC300V、下限電圧閾値VTloがDC200Vに対応する値に設定されている。
例えば、昇降圧コンバータ200の出力電圧は、上限電圧閾値VThiがDC650V、下限電圧閾値VTloがDC200Vに対応する値に設定されている。モニタ電圧が上限電圧閾値VThi及び下限電圧閾値VTloの範囲から逸脱していると、昇降圧コンバータ200が故障している等と判定できる。
尚、上述した上限電圧閾値VThi及び下限電圧閾値VTloの具体的な数値は例示に過ぎず、この値に制限されるものではない。
図7に示すように、マイクロコンピュータ10aは、電圧検知部からモニタ電圧を入力し(SA1)、モニタ電圧が上限電圧閾値VThi及び下限電圧閾値VTloに対応する電圧範囲から逸脱していると(SA2)、仮異常と判定して異常カウンタを1加算し(SA3)、モニタ電圧が上限電圧閾値VThi及び下限電圧閾値VTloに対応する電圧範囲に入っていると(SA2)、仮正常と判定して異常カウンタをリセットし(SA4)、さらに回数判定カウンタを1加算する(SA5)。
マイクロコンピュータ10aは、回数判定カウンタの値が所定値に達していないと判断すると、処理を終了して次のモニタ周期を待つ(SA6)。回数判定カウンタの値が所定値に達していると判断すると(SA6)、回数判定カウンタをリセットして(SA7)、異常カウンタの値をチェックし、異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値以上であれば(AS8)、電力線またはバッテリに異常が発生していると確定判定して、予め設定された異常コード(異常結果)をRAM113に記憶し(SA9)、さらに異常カウンタをリセットして処理を終了する(SA11)。
異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値未満であれば(AS8)、電力線またはバッテリが正常であると確定判定して、正常コード(正常結果)をRAM113に記憶し(SA10)、さらに異常カウンタをリセットして処理を終了する(SA11)。
尚、異常カウンタは、モニタ電圧が上限電圧閾値VThiを逸脱している場合と、下限電圧閾値VTloを逸脱している場合のそれぞれに対応して設けられ、異常コードもそれぞれに対応して設定されている。
所定値が10に設定されていると、少なくとも32msec.インタバルで10回モニタ電圧がチェックされる。また、異常判定閾値が8に設定されていると、少なくとも8回連続して仮異常と判定された場合に、異常であると確定判定される。このような冗長判定アルゴリズムを採用するのは、モニタ電圧に瞬時的なノイズが重畳した場合の誤判定を避けるためである。尚、所定値及び異常判定閾値の値は例示に過ぎず、システムに応じて適宜設定される値である。
マイクロコンピュータ10aは、上述した直流短絡判定処理を、ケーブル接続検知部から入力される信号に基づいて、充電ケーブル300が車両へ接続されていないと判定する場合や、充電ケーブル300が車両に接続されていても、交流電圧が車両に印加されていない場合に実行する。具体的には、電源スイッチが操作されて、給電リレーRY1またはRY2をオンする前後や、電源スイッチの操作後の所定時間間隔、例えば1時間間隔で実行する。
給電リレーRY1をオンする前に直流短絡判定処理を実行することにより、電力線6cの異常を判定でき、電力線6cが正常である場合に、給電リレーRY1をオンして給電リレーRY2をオンする前に直流短絡判定処理を実行することにより、電力線6aの異常を判定でき、電力線6aが正常である場合に、給電リレーRY1,RY2をオンした後に直流短絡判定処理を実行することにより、電力線6bの異常を判定できる。
上述の直流短絡判定処理により、モニタ電圧が上限電圧閾値VThiに対応する電圧を超えた時間が、連続して32msec.×8回=256msec.に達すると異常であると確定判定される。
直流短絡判定処理によりRAM113に異常コードが記憶されると、マイクロコンピュータ10aからメータECU14に異常コードが送信され、インスツルメントパネルに異常表示され、車両の走行が禁止される。RAM113に記憶された異常コードは、適切な時期、例えば、マイクロコンピュータ10aが待機状態に移行する直前等に、別途設けられた不揮発性メモリ、またはROM112がフラッシュROMであれば、ROM112に記憶される。
車両が修理工場に搬入されると、専用のツールで不揮発性メモリまたはROM112に格納された異常コードが読み出され、異常コードに基づいて異常の原因箇所が特定され、適切なメンテナンスが行なわれる。
プラグイン充電車両では、充電ケーブル300が車両に接続され、インレット270に交流電圧が印加されると、交流電力線8から充電器40に交流電流が流れるが、仮に交流電力線8と直流の電力線6,7或いは他の信号線との間に短絡等の異常が発生する場合には、そのような異常をも特定する必要が生じる。
図6(a)に示すように、直流短絡判定処理では、第一モニタ周期T1(=32msec.)で電圧検知部Va,Vb,Vcのモニタ電圧が検知され、例えば、電圧検知部Vbのモニタ電圧が上限電圧閾値VThiを超えた状態が8回連続すると異常と判定される。
しかし、例えば、高圧の電力線7と交流の電力線8が短絡すると、電圧検知部Vbのモニタ電圧が交流の周期で変動し、上限電圧閾値VThiまたは下限電圧閾値VTloを周期的に逸脱するため、第一モニタ周期T1で検知すると、図6(b)に黒丸で示すように、常に適正であると誤検知する虞がある。
つまり、第一モニタ周期T1が交流電圧の波形の特定の位相と同期するような場合には、常に適正であると誤判定され、常に上限電圧閾値VThiを超えていると誤判定され、または常に下限電圧閾値VTloを下回っていると誤判定されるため、直流の電力線に交流電圧が印加されていることが検知できないのである。
同様に、第一モニタ周期T1で検知したモニタ電圧が、不定期に上限電圧閾値VThi及び下限電圧閾値VTloの範囲内に収まり、不定期に上限電圧閾値VThiまたは下限電圧閾値VTloから逸脱する場合も発生する。
交流電圧の波形を正確に検知するためには、ナイキストのサンプリング定理に基づいてサンプリング周期T2を、T2≦1/2fに設定する必要がある。尚、fは交流電圧の周波数である。
商用電源の場合、交流電圧の周波数が60Hzであれば、T2≦1/2f=8.3msec.、交流電圧の周波数が50Hzであれば、T2≦1/2f=10msec.となるので、第二モニタ周期T2を8msec.程度に設定することが好ましい。図6(b)に示す白丸は、第二モニタ周期T2を8msec.に設定したときにマイクロコンピュータ8aに取り込まれるモニタ電圧を示す。
しかし、サンプリング周期T2に基づいて、交流電力線8と短絡して交流電圧が印加された給電線或いは信号線の電圧をモニタすると、CPUによるプログラム処理の負荷が増加して、主要なタスクの処理の遅延や、優先度の低いタスクの処理時間が圧迫され、本来なされるべき処理の実行が妨げられる虞がある。
そこで、図3に示すように、交流電力線8の給電ラインと車体フレームとを接地するスイッチSW1と、交流電力線8の給電ラインとバッテリ20とを接続するスイッチSW2を備え、PIHV−ECU10は、ケーブル300と接続される車両側の交流電力線8に交流電圧が印加されていない状態で、交流電力線8にスイッチSW2を介してバッテリ20の電圧を印加し、またはスイッチSW1を介して接地する短絡処理を実行し、短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線の信号値をモニタした結果に基づいて、交流電力線8が異常であるか否かを判定する交流短絡判定処理、つまり本発明の異常判定処理と、交流短絡判定処理で異常と判定する場合に、異常コードをRAM113に記憶する記憶処理を実行するように構成されている。
尚、スイッチとしてトランジスタなどの半導体スイッチ、または、機械接点式のリレーなどを用いればよい。また、記憶処理では異常判定処理で異常と判定された時のみならず、正常と判定した場合にも判定結果をRAM113に記憶する。
仮に、交流電力線8の給電ラインが信号線と短絡している場合には、スイッチSW1をオンして交流電力線8の給電ラインを接地すると、信号線の電圧がGNDレベルとなる。また、仮に、交流電力線8の給電ラインが信号線と短絡している場合には、スイッチSW2をオンして交流電力線8の給電ラインにバッテリ20の電圧を印加すると、信号線の電圧がバッテリ電圧レベルとなる。従って、このような場合に、交流電力線8が異常であると判定することができる。
スイッチSW1,SW2をオンする前に予め検出していた信号線の信号値と、スイッチSW1,SW2をオンした後の当該信号線の信号値に変化がなければ、スイッチSW1,SW2が接続された交流電力線8の給電ラインは正常と判定することができる。
尚、信号線とは、上述した電圧検知部Va,Vb,Vcから出力される信号線や、また、それ以外の他の電圧検知部から出力される信号線、さらには、電圧検知部以外の任意のセンサから出力される信号線をいう。
電圧検知部以外の任意のセンサとは、回路に供給される電流値を検知する電流センサ、外気温度を検知する温度センサ、大気圧を検知する大気圧センサ、車両に加えられる外部からの衝撃を検出する衝撃センサなどを意味する。
図8に基づいて、交流電力線8の給電ラインと信号線Saの短絡を検知する交流短絡判定処理について説明する。
ケーブル接続判定処理により充電ケーブル300が車両に接続されていないと判定された場合に(SB1)、PIHV−ECU10は短絡処理を実行し、交流電力線8の給電ラインに備えたスイッチSW1をオンにして交流電力線8の給電ラインを接地させ(SB2)、電圧検知部Vaから信号線Saを介して入力される信号値を、第一モニタ周期(例えば、32ms)で所定回数(例えば、10回)モニタして交流電力線8の状態を判定する(SB3)。
電圧検知部Vaの出力電圧が0Vと略等しければ(SB4)、PIHV−ECU10は、交流電力線8の給電ラインが信号線Saと短絡している、即ち、仮異常と判定して交流異常カウンタを1加算し(SB5)、電圧検知部Vaから信号線Saを介して出力される信号値がスイッチSW1をオンする前後で変化しなければ、仮正常と判定して交流異常カウンタをリセットし(SB6)、さらに回数判定カウンタを1加算する(SB7)。
尚、交流異常カウンタとは、仮異常と判定された回数をRAM113に記憶するためのカウンタ変数であり、回数判定カウンタとは、信号値をモニタした回数をRAM113に記憶するためのカウンタ変数である。
PIHV−ECU10は、回数判定カウンタの値が所定値に達していないと判断すると、処理を終了して次のモニタ周期を待つ(SB8)。回数判定カウンタの値が所定値に達していると判断すると(SB8)、回数判定カウンタをリセットして(SB9)、交流異常カウンタの値をチェックし、交流異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値以上であれば(SB10)、交流電力線8に異常が発生していると確定判定して、予め設定された異常コードをRAM113に記憶し(SB11)、充電禁止フラグをセットして、車両外部からの電力による高圧バッテリ150への充電を禁止する(SB12)。
充電禁止フラグとは、RAM113に区画された制御フラグ領域に定義されたフラグで、当該充電禁止フラグがセットされると車両外部からの電力による高圧バッテリ150への充電制御を禁止し、セットされていない場合には、充電処理を許可する。
交流異常カウンタの値が予め設定されている異常判定閾値未満であれば(SB10)、PIHV−ECU10は、交流電力線8が正常であると確定判定して、正常コードをRAM113に記憶し(SB13)、さらに充電禁止フラグをリセットして、高圧バッテリ150への充電処理を許可する(SB14)。
交流短絡判定処理が終了して各コード情報をRAM113に記憶すると、交流異常カウンタをリセットして、交流電力線8のスイッチSW1をオフにする(SB15)。
直流短絡判定処理での異常確定方法と同様にして、上述のように交流電力線8の異常が確定判定されるのであってもよいし、モニタした電圧の全てが仮異常と判定されると、交流電力線8に異常が発生していると確定判定されるのであってもよい。
尚、交流短絡判定処理での回数判定カウンタの所定値及び異常判定閾値は、直流短絡判定処理での設定値と同値であってもよいし、交流短絡判定処理で独自に設定された値であってもよい。
次に、スイッチSW2を介して交流電力線8の給電ラインに低圧バッテリ20の電圧を印加する短絡処理の実行後に、交流電力線8の給電ラインの異常が判定される交流短絡判定処理についても、図8でのフローと同様に実行される。
図8のステップSB2で、PIHV−ECU10は、スイッチSW2をオンして、低圧バッテリ20から所定レベル(例えば、12V)の電圧を交流電力線8の給電ラインに印加して、電圧検知部Vaから信号線Saを介して入力される信号値を第一モニタ周期でモニタする。
図8のステップSB4で、PIHV−ECU10は、電圧検知部Vaの出力電圧と、交流電力線8の給電ラインに印加した所定の電圧レベル(この場合、12Vに相当する電圧レベル)とを比較して、交流電力線8の異常を判定するのである。
PIHV−ECU10は、図8のステップSB5からステップSB14までを実行して判定が終了すると、交流異常カウンタをリセットして、スイッチSW2をオフにし、交流短絡判定処理を終了する。
尚、スイッチSW1,SW2の双方を備え、交流短絡判定処理の判定結果が共に正常であった場合に、交流電力線8が正常であると判定することが好ましいが、何れか一方のスイッチのみを設けて交流電力線8の異常を判定するのであってもよい。
その後、PIHV−ECU10は、ケーブル接続判定処理で充電ケーブル300が接続されたことを検知すると、充電禁止フラグを参照し、充電禁止フラグがセットされていなければ、上述した充電処理を実行する。
このように構成することにより、直流電圧をモニタして交流電力線8の異常を検知することができ、高速応答が要求されない直流短絡判定処理と同一の第一モニタ周期で交流短絡判定処理を実行することが可能となり、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流電力線8の異常を適切に検知できるようになるのである。
また、車両に備えたセンサからの信号が伝送される何れの信号線が交流電力線8と短絡しているのかを特定することができるので、工場などで故障箇所を特定するのに要する時間を短縮することができるようになるのである。
上述した実施形態では、PIHV−ECU10が車両に充電ケーブル300の接続されていない場合に短絡処理及び交流短絡判定処理を実行する例を説明したが、充電ケーブル300が車両に接続されている場合であっても、交流電圧が交流電力線8に印加されていない場合に、短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行するように構成してもよい。
例えば、図5に示す時刻t3で、PIHV−ECU10がパイロット信号をV3に低下させる前、つまり、CCID360のリレーがオンされて、交流電力線8に交流電力が供給される前に短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行してもよい。
また、図5に示す時刻t4で、PIHV−ECU10がパイロット信号をV2に昇圧させた後、つまり、CCID360のリレーがオフされて、交流電力線8への交流電力の供給が停止した後に短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行してもよい。
また、PIHV−ECU10は、充電処理の終了後に待機状態に移行すると、所定インタバル(例えば、1時間)でウェイクアップするタイマを作動させ、当該ウェイクアップ時に短絡処理、交流短絡判定処理、及び記憶処理を実行し、その後再び待機状態に戻るように構成してもよい。
さらに、充電ケーブル300が正常に接続されていない場合、例えば、コネクタ330がインレット270に接続されてPISW信号が入力されているが、プラグ320が外部電源から外れてパイロット信号が入力されていない、或いは、停電により交流電力が供給されていない場合などに、短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理が実行されるのであってもよい。
また、ケーブル接続判定処理により充電ケーブル300が車両に接続されていると判定され、充電処理の実行中で交流電力線8に交流電圧が印加されている場合でも、交流電圧の印加を停止させて短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理が実行されるように構成してもよい。
例えば、PIHV−ECU10は、周期的に、時刻t4(図5参照)以降の処理を実行して充電処理を中断し、CCID360の給電用リレー31が開放されて車両側への交流電力の供給が停止された状態で交流短絡判定処理を実行するように構成すればよい。交流短絡判定処理で交流電力線8が正常と判定されると、時刻t1(図5参照)以降の処理を実行して中断した充電処理を再開すればよい。
例えば、充電処理の実行中に、1msec.のタイマ割込みを所定回数カウントして、所定の回数(例えば、1時間に相当)になると交流短絡判定処理を実行する。交流短絡判定処理が高速応答の要求されない処理に区分されるため、充電処理の実行中であっても、交流短絡判定処理の実行が可能となるのである。
また、異常検知処理の一例として、充電処理中に所定間隔で任意のセンサの出力値をモニタしてセンサの異常を検知する場合に、PIHV−ECU10は、何れかのセンサの出力値が異常であると判定すると、充電処理を中断して交流電力線8の異常を判定するように構成してもよい。つまり、検出されたセンサの異常を交流電力線8の異常の兆候と捉えて、短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行するように構成するのである。
例えば、PIHV−ECU10は、電圧検知部Vaの出力電圧にハンチングなどの異常が発生していることを検知すると、図5に示す時刻t4以降の処理を実行して、CCID360のリレーがオフされて交流電力線8への交流電力の供給が停止されると、短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行するのである。
交流短絡判定処理で正常と判定されると、PIHV−ECU10は、図5に示す時刻t1以降の処理を実行して、高圧バッテリ150の充電処理を再開し、異常と判定されると充電禁止フラグをセットして高圧バッテリ150の充電処理を禁止し、シャットダウン処理を実行するように構成すればよい。
さらに、PIHV−ECU10は、衝撃センサから入力される信号に基づいて、車両に衝撃が加えられたと判断した場合に、短絡処理、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行するように構成してもよい。
衝撃センサとは、例えば、Gセンサなど、衝撃や衝撃の大きさを検知することができるセンサであり、衝撃センサにより車体に大きな外力が加えられたことが検知されると、PIHV−ECU10に信号として入力されるように構成されている。PIHV−ECU10は、当該信号が入力されると、高圧の電源系統をオフする等、二次災害を回避するための安全機構を作動させるように構成されている。
例えば、充電ケーブル300が接続された状態で他の車両が衝突すると、衝撃により車両に備えたワイヤーハーネスが損傷して接触するなどの虞があり危険である。また、充電ケーブル300が接続された状態で、電源スイッチが操作されて車両の走行を開始した場合にも、同様である。
例えば、衝撃センサからの異常状態を示す信号の出力をマイクロコンピュータ10aのウェイクアップ用の割込みポートに入力するように構成され、異常状態を示す信号が出力されると、マイクロコンピュータ10aが待機状態から動作状態に復帰するように構成すればよい。
また、入力用ポートに衝撃センサからの異常状態を示す信号が入力されるように構成し、PIHV−ECU10は、充電処理の実行中に衝撃センサの入力信号を検知した場合に、時刻t4(図5参照)以降の処理を実行して、交流電力線8の交流電力の供給を停止して短絡判定、交流短絡判定処理及び記憶処理を実行し、交流電力線8が正常であれば高圧バッテリ150の充電処理を再開する。
また、例えば、制御用リレーRY1をオンすることで低圧バッテリ20からの制御用電力が供給される電力線6aに電圧検知部を備え、PIHV−ECU10は、制御用リレーRY1がオンされると短絡処理を実行して当該電圧検知部の電圧信号をモニタすることで交流短絡判定処理を実行するように構成するのであっても良い。
このように構成することで、車両に備える全ての電力線の安全をより保障できるようになるのである。
以上に説明したように、PIHV−ECU10により実行される短絡処理及び交流短絡判定処理は、充電ケーブル300の接続状態に関わらず、交流電力線8に交流電圧が印加されていない状態であれば、実行可能に構成されているのである。
尚、上述した交流短絡判定処理の判定結果は、次回の車両システムの起動時に、運転席前部のパネルやナビゲーションシステムの画面に表示するように構成してもよい。
例えば、PIHV−ECU10は、交流短絡判定処理を実行して異常コードをRAM113に記憶するとともに、メータECU14或いはナビECU13に異常コードを送信する。
PIHV−ECU10から出力された異常コードは、メータECU14に備えたRAM或いはナビECU13に備えたRAMに記憶され、シャットダウン処理時に夫々のECUが備える不揮発性メモリにバックアップされ、電源スイッチが操作されてシステムが起動する場合に、インスツルメントパネル或いはナビゲーションシステムの画面に表示するように構成すればよい。
インスツルメントパネル或いはナビゲーションシステムの画面に表示されることで、ユーザに車両の故障を確実に報知することができる。
また、上述した説明では、PIHV−ECU10に単一のマイクロコンピュータ10aが実装されているとしたが、二つのマイクロコンピュータによって制御が実行されるように構成されていてもよい。
例えば、電源スイッチの操作信号に基づいて制御用リレーを制御する電源制御部として機能する第一のマイクロコンピュータと、充電処理や走行制御処理、異常検出処理等を実行するシステム制御部として機能する第二のマイクロコンピュータで構成し、各マイクロコンピュータがローカルの通信線で通信可能に構成された構成であってもよい。
また、上述では、低圧バッテリ20の電圧を車両側の交流電力線8にスイッチSW1,SW2を介して印加するように説明したが、高圧バッテリ150の電圧を交流電力線8の給電ラインに印加するのであってもよい。
例えば、高圧バッテリ150の電圧(例えば、288V)を抵抗で分圧して、交流電力線8に所定の電圧レベル(例えば、12V)に降圧した電圧を印加し、上述の説明と同様にして交流短絡判定処理を実行すればよい。
尚、上述したマイクロコンピュータに入力可能な電圧値の範囲は、マイクロコンピュータの仕様により異なるため、仕様に基づいて入力電圧の分圧抵抗など適宜設定すべきである。
上述したように、PIHV−ECU10は、車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブル300を介して車両に搭載されたバッテリ150を充電し、ケーブル300と接続される車両側の交流電力線8に交流電圧が印加されていない状態で、交流電力線8にスイッチSW1,SW2を介してバッテリ20の電圧を印加し、または接地する短絡処理と、短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線の信号値をモニタした結果に基づいて、交流電力線8が異常であるか否かを判定する異常判定処理と、異常判定処理で異常と判定する場合に、制御に関する情報を記憶する記憶部113に異常結果を記憶する記憶処理と、を実行するように構成されているのである。
また、本発明は、車輪の駆動をモータで行ない、エンジンはモータへの電力供給のための発電機を駆動するために用いられるシリーズハイブリッドシステムを採用したプラグインハイブリッド自動車や、エンジンとモータの双方で車輪を直接駆動するパラレルハイブリッドシステムを採用したプラグインハイブリッド自動車にも適用可能である。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
1:プラグイン充電車両
8:交流電力線
10:制御装置(PIHV−ECU)
20:バッテリ(低圧バッテリ)
40:充電器
113:記憶部(RAM)
150:バッテリ(高圧バッテリ)
300:ケーブル(充電ケーブル)
Sa,Sb:信号線
SW1,SW2:スイッチ
Va,Vb:電圧検知部

Claims (4)

  1. 車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電するプラグイン充電車両の制御装置であって、
    制御に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記ケーブルと接続される車両側の交流電力線に交流電圧が印加されていない状態で、前記交流電力線にスイッチを介してバッテリの電圧を印加し、または接地する短絡処理と、
    前記短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線の信号値をモニタした結果に基づいて、前記交流電力線が異常であるか否かを判定する異常判定処理と、
    前記異常判定処理で異常と判定する場合に、異常結果を前記記憶部に記憶する記憶処理と、
    を実行する制御部と、
    を備えているプラグイン充電車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、さらに、ケーブル接続検知部から入力される信号に基づいて、前記ケーブルの車両への接続状態を判定するケーブル接続判定処理と、前記ケーブルを介して前記交流電源から供給される交流電力を、充電器により直流電力に変換して前記バッテリへ充電制御する充電処理と、前記ケーブル接続判定処理により前記ケーブルが車両に接続されていると判定された場合であって、前記異常判定処理で正常と判定された場合に、前記充電処理の実行を許容する充電判定処理と、を実行する請求項1記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  3. 前記制御部は、車両に加えられる外部からの衝撃を検出する衝撃センサから入力される信号に基づいて、車両に衝撃が加えられたと判断した場合に、前記短絡処理及び前記異常判定処理を実行する請求項1または2記載のプラグイン充電車両の制御装置。
  4. 車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルを介して車両に搭載されたバッテリを充電する制御部によるプラグイン充電車両の制御方法であって、
    前記ケーブルと接続される車両側の交流電力線に交流電圧が印加されていない状態で、前記交流電力線にスイッチを介してバッテリの電圧を印加し、または接地する短絡処理と、
    前記短絡処理の実行後に、車両に実装された信号線の信号値をモニタした結果に基づいて、前記交流電力線が異常であるか否かを判定する異常判定処理と、
    前記異常判定処理で異常と判定する場合に、制御に関する情報を記憶する記憶部に異常結果を記憶する記憶処理と、
    を実行するプラグイン充電車両の制御方法。
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